ワンタッチ・ピアノの設定を変える
One Touch Program[Piano]ボタンを押したときに設定さ れるピアノ演奏に関して、いろいろな設定をすることができ ます。
この設定は電源を切るまで有効です。
ピアノ画面(P.50)の<カスタマイズ>にタッチすると、
次の画面が表示されます。
fig.08-01.j(画面)
この画面を「ピアノ・カスタマイズ画面」といいます。
それぞれのアイコンにタッチすると、その項目を設定できま す。
表示 解説
アンビエンス いろいろな場所で演奏している雰囲気を味 わうことができます。
調律 ピアノの調律方法を変えます。
レゾナンス シンパセティック・レゾナンスを調節しま す。
キー・タッチ 鍵盤のタッチ感を調節します。
サウンド ピアノの音色をより細かく調整できます。
○シンパセティック・レゾナンスとは ?
アコースティック・ピアノでは、ダンパー・ペダルを踏んだ ときに、弾いた鍵盤の音が他の弦に共鳴して、豊かな響きと 広がりが加わります。この共鳴音を「シンパセティック・レ ゾナンス」といいます。
■ いろいろな演奏場所の雰囲気を味わ う(アンビエンス)
コンサートホールやスタジオなどで演奏している雰囲気を味 わうことができます。
1. ピアノ・カスタマイズ画面で<アンビエンス>に タッチします。
次のような画面が表示されます。
fig.08-03.j
2. <タイプ>の にタッチして、演奏空間の 種類を選びます。
表示 解説
グランド 大地
ルーム 小さい部屋 ラウンジ 大きめの部屋
スタジオ レコーディングスタジオ
体育館 体育館
ホール コンサートホール ドーム ドーム球場
洞窟 洞窟
3. <モード>のアイコンにタッチして、演奏空間の 広さを選びます。
表示 解説
Std 通常の状態です。
Wide 演奏空間が広くなるようなが効果が得られます
<戻る>にタッチすると、ピアノ・カスタマイズ画面に戻り ます。
※ <アンビエンス>の設定を変更すると、[Reverb]つま み(P.59)で設定したリバーブのかかり具合が変わるこ とがあります。
第 8 章 いろいろな設定を変える
第8章
■ 調律方法を変える(調律)
調律法を選ぶ
バロックなどの古典音楽を当時の調律法で演奏することがで きます。
現在では、一般に平均律(現在最も一般的な調律法)を前提 に作曲され、演奏されるのがあたりまえとなっていますが、
古典音楽の時代にはいろいろな調律法が存在していました。
当時の調律法で演奏してみると、その曲が本来もっている和 音の響きを味わうことができます。
1. ピアノ・カスタマイズ画面(P.142)で<調律>に タッチします。
次のような画面が表示されます。
fig.08-05.j(画面)
2. いずれかのアイコンをタッチして、調律法を選択 します。
調律法は次の 8 つの中から選べます。
調律法 特徴
平均律 オクターブを均等に 12 分割してできた調 律です。どの音程も同じくらいわずかな濁 りが生じます。電源を入れた時は、この設 定です。
純正調[長] 5 度と 3 度の濁りをなくした調律です。メ ロディーの演奏には不向きで転調はできま せんが、美しい和音の響きをもちます。
純正調[短] 純正調は長調と短調で調律が異なります。
長調のときと同じ効果を短調で得ることが できます。
アラビア音階 アラビア音楽に適した調律です。
キルンベルガー 中全音律と純正調を改良し、転調の自由度 を高めた調律法です。全ての調での演奏が できます(第三法)。
中全音律 純正調を一部妥協させて、転調を可能にし た音律です。
ピタゴラス音律 哲学者ピタゴラスによって考えられた 4 度 と 5 度の濁りをなくした調律です。3 度の 和音に濁りが生じますが、メロディーはき れいに聴こえます。
ベルクマイスター中全音律とピタゴラス音律を組み合わせた 調律です。全ての調での演奏ができます
(第一技法 第三番)。
3. <主音 : >の で、主音を選びます。
平均律以外の調律法で演奏するときは、演奏する曲の調 に合わせて主音(長調ならド、短調ならラに当たる音)
を指定する必要があります。
平均律を選んでいる場合は、主音を選ぶ必要はありませ ん。
調律曲線を変える
ピアノの調律は一般に平均律のピッチに比べて、低音域は低 く、高音域はより高いピッチに調整されます。このようなピ アノ独特の調律方法を「ストレッチ・チューニング」といい ます。
平均律の音高の変化に比べたときの、実際の調律の音高の変 化を示したものを調律曲線といい、調律曲線を変えると和音 の響きが微妙に変わります。
1. <ストレッチ・チューニング>のアイコンにタッ チして、調律曲線を選びます。
表示 特徴
オン やや低音域と高音域を拡大した調律曲線で す(ストレッチ・チューニング)。ピアノ の独奏などに適しています。電源を入れた 時はこの設定です。
オフ 標準的な調律曲線です。レイヤー演奏時 や、他の楽器とアンサンブルをする時に適 しています。
<戻る>にタッチすると、ピアノ・カスタマイズ画面に 戻ります。
第 8 章 いろいろな設定を変える
■ 共鳴音を調節する(レゾナンス)
ダンパー・ペダル(P.16)を踏んだときの共鳴音(シンパ セティック・レゾナンス)を調節します。
1. ピアノ・カスタマイズ画面(P.142)で<レゾナン ス>にタッチします。
次のような画面が表示されます。
fig.08-06.j
2. いずれかのアイコンにタッチして、共鳴音のタイ プを選びます。
表示 解説
スタンダード ピアノの内部での共鳴を再現します。
アドバンスト 打鍵されたときの、他の解放弦の振動を物 理的に再現していますので、アコース ティック・ピアノのような響きを味わうこ とができます。
デモ アドバンストに加え、ペダルを踏み込んだ ときのノイズも再現します。
3. <レベル>の で、効果のかかり具合を調 節します。
にタッチすると、効果のかかり具合が深くなりま す。 にタッチすると効果のかかり具合が浅くなりま す。
<戻る>にタッチすると、ピアノ・カスタマイズ画面に 戻ります。
※ ボイス・トランスフォーマー機能(P.44)やハーモニス ト機能(P.46)を使うと、共鳴音の設定が変わることが あります。
→「デモ」を選んでいたときに、<戻る>にタッチすると、
共鳴音の設定は「アドバンスト」になります。
■ 鍵盤のタッチ感を変える(キー・
タッチ)
鍵盤を弾くタッチ感を調節します。
1. ピアノ・カスタマイズ画面(P.142)で<キー・
タッチ>にタッチします。
次のような画面が表示されます。
fig.08-04.j
2. いずれかのアイコンにタッチして、鍵盤のタッチ 感を設定します。
表示 解説
固定 鍵盤を弾く強さに関係なく、一定の音量の 音を鳴らします。
軽い 鍵盤のタッチ感を軽めの設定にします。標 準より弱いタッチでフォルティシモ(ff)
が出せるので、鍵盤が軽くなったように感 じられます。力の弱いお子様でも、演奏し やすい設定です。
標準 鍵盤のタッチ感を標準設定にします。もっ とも自然なタッチで弾けます。アコース ティック・ピアノに一番近いタッチです。
重い 鍵盤のタッチ感を重めの設定にします。標 準より強いタッチで弾かないとフォルティ シモ(ff)が出せなくなるので、鍵盤タッ チが重くなったように感じられます。ダイ ナミックに弾くとき、さらに感情が込めら れます。
3. 微調整をするときは、画面のスライダーにタッチ します。
画面のスライダーが鍵盤のタッチ感を表しています。
スライダーを右にするほどタッチ感が重くなり、左にす るほど軽くなります。
<戻る>にタッチすると、ピアノ・カスタマイズ画面に 戻ります。
第 8 章 いろいろな設定を変える
第8章
■ 好みのピアノ音色にする(サウンド)
ピアノ音色を細かく設定することができます。
1. ピアノ・カスタマイズ画面(P.142)で<サウンド
>にタッチします。
次のような画面が表示されます。
fig.08-02.j(画面)
2. それぞれのアイコンにタッチして、設定を選びま す。
表示 解説
ダイナミック・レンジ 鍵盤を弾く強さによる音色変化の幅を調節し ます。
広い 音色変化の幅が広くなります。
せまい 音色変化の幅が狭くなります。
ブライトネス ピアノ音色の明るさを変えることができま す。
明るい 音が明るくなります。
暗い 音が暗くなります。
リリース 鍵盤から指を離したあとの余韻の長さを調節 します。
長い 音の余韻が長くなります。
短い 音の余韻が短くなります。
<戻る>にタッチすると、ピアノ・カスタマイズ画面に 戻ります。
自動伴奏の設定を変える
自動伴奏に関するさまざまな設定を変えることができます。
基本画面(P.19)の右下の<機能設定>をタッチすると設 定の画面になります。
基本画面は、One Touch Program[Arranger]ボタンを押 すと表示されます。
次のような画面を「演奏設定画面」といいます。
fig.08-07.j(基本画面< Options >の位置がわかる図)
■ 鍵盤が分かれる位置を変える
鍵盤が分かれる位置(スプリット・ポイント)を変えること ができます。
電源を入れた時には、「F#3」に設定されます。
fig.08-08.j
1. One Touch Program[Arranger]ボタンを押して、
基本画面を表示させます。
2. <機能設定>にタッチします。
演奏設定画面が表示されます。
3. <スプリット・ポイント> にタッチします。
fig.08-09.j
4. < C3 >、< F#3 >、< C4 >、< F#4 >のいずれか にタッチします。
選んだ鍵がスプリット・ポイントになります。
→ スプリット・ポイントに選んだ鍵は鍵盤左側に含まれま F 3(スプリット・ポイント)
スプリット・ポイント設定範囲
B1 B6