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に青、八と十に黄のラッピングタイを結ぶ。

    三   四   五   六   七

   {}      ④     ②  ①  ③

 きるようになった。

・ 箏の経験があるN・K君は箏1を意欲的に練習し、合奏でも遅れることなくほ  ぼ正確に弾くことができていた。H・N君には、箏1でも箏2でもどちらでも  好きな方を演奏するように言うと、難しい箏1の方を選び、テンポは遅いがな  んとか楽譜を見ながら弾くことができた。前回は薬指の支えがなかなかできな  かったH・N君であるが、今回は少しずつ意識して気を付けることができるよ  うになってきた。

・ 箏2パートは、A、 Bのどちらの奏法も予想していた以上にすぐに弾けるよう  になった。弾いたら次の弦で爪を止めることも、ほぼできている。横に座って  いる母親が、次に弾く弦や奏法を指示しているが、指示の仕方やそのタイミン  グを統一する必要がある。

・ K・Aさんは和太鼓の練習時も見ているだけのことが多いが、箏の練習時も自  分の代わりに母親が弾いているのを横で見ているだけで、なかなか弾こうとし  ない。箏1も箏2もK:・Aさんには難しいので負担が無いように、また箏を楽  しむことができるように別の調弦を考える必要がある。

・ 《テルーの唄》を知っていたのは意外にもA・M君だけであったが、親しみや  すいメロディーであるため、曲を知らない子供たちも取り組みやすかったよう  である。

・ 調弦などの準備に時間がかかってしまったので、柱を立てる場所に印を付けて  おくなどの工夫が必要である。

・ ピアノとのアンサンブルでは、ピアノの音に合わせて箏を演奏し、初めてにし  てはスムーズに合奏を楽しむことができた。子供たちにも満足感があったよう  で、初めてうまく合奏できた時には拍手喝采であった。

4.第4回(平成19年11,月3目)

【ねらい】箏のさまざまな奏法を知り、その音色を楽しむ。

【教材】《テルーの唄》(映画「ゲド戦記」主題曲)

【調弦・色譜・楽譜】第3回(10,月20日)の調弦・色譜・楽譜に同じ  〔譜例74〕箏3調弦

 箏1、箏2以外に、:K・Aさんが弾きやすいように調弦した箏を1面作り、箏3

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とする。箏3は、箏1の調弦にミ(六のミより1オクターブ下)を付け足してミ、

シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ、シ、ド、レ、ミ(二〜為)と調弦し、3本のミの音 に桃色のラッピングタイで目印を付ける。

   モヨ u       桃       桃

   桃

 曲中では桃色の音ミは、どんなタイミングでもよい、好きな時に鳴らしてよい 音とする。曲の最後に為から二に向かってグリッサンドをする。

【活動展開】

活動内容 爪の準備と前回までの復習

《テルーの唄》を練習する。

・箏1と箏2に分かれて座り、楽譜を見なが  ら《テルーの唄》のパート練習をする。

・各自で個人練習した後、パートごとにピア  ノ伴奏に合わせる。箏のさまざまな奏法を  知り、演奏に取り入れてみる。

  箏1・一曲の最後のグリッサンド   箏2…Aの部分のトレモロ、曲の最後の      グリッサンド

  箏3… ピッチカート、グリッサンド(自      由に)

・合奏をする。

指導のポイント 約束1、2、3を確認する。

・パートごとに楽譜の見方と奏法を復習し、前  回の学習を思い出させる。

・ピアノと合わせることによって、曲全体の雰  囲気をつかませる。

・箏のさまざまな奏法を紹介し、曲の各部分で  取り入れてみる。

  箏2の子供たちには、トリルを演奏する   ために、もう1本中指に箏爪を付けさせ    る。箏の一般的な奏法とは異なる音色を   味わわせる。

【子供の様子と反省点】

・ トレモロは箏爪が弦にひっかかってしまったり、力の加減が難しかったりして、

 なかなかうまく弾くことができなかった。E・A君は箏がとても気に入っている  1人であるが、トレモロは好きではないようで、もう少し練習してみるように

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 促すと、首を横に振っていやがった。グリッサンドでは箏爪が次々と弦をはじ   く感触を楽しみ、何度も練習している子供が多かった。

・ :K・Aさんは、この日は箏の前に座る母親のそばまで来て、箏爪をはめるよう  に言われて爪をはめることができた。今までは遠くから見ているだけか、箏の  そばまで来ても座って見ているだけであったが、少しずつ箏に慣れてきたよう  である。母親から、K・Aさんが床に座りにくいということを聞き、次回は立  箏台を用意することにする。

・ 箏1を希望したH:・N君は指導者がいると少しずつ弾けるようになってきてい  るが、ピアノ伴奏に合わせようとすると途中でわからなくなったり、遅れたり  する。箏2のパートが比較的スムーズにピアノ伴奏に合わせられるようになつ  てきているので、全体で合奏しようとすると箏1に合わせて遅いテンポを設定   しなければならない。箏1、箏2が合うためにはもっと時間が必要である。

5.第5回(平成19年11.月17日)

【ねらい】《テルーの唄》を全曲通して演奏し箏の音色を味わいながら合奏を楽しむ。

【教材】沢井忠夫《讃歌》(鑑賞)、《テルーの唄》

【調弦・墨譜・楽譜】第4回(11月17日)に同じ

【活動展開】

活動内容 箏爪の準備と前回までの復習

 箏爪をはめてパートごとに分かれて座る。

指導者の演奏で、沢井忠夫作曲『讃歌』を聴く。

《テルーの唄》を練習する。

・パート練習をする。

 パートごとに年譜の読み方と奏法を確認  し、ピアノ伴奏に合わせながらパート練習  をする。

指導のポイント

前回様々な箏の奏法を紹介したことに触れ、ど のようなものがあったか再度紹介しながら思 い出させる。

(トレモロ、ピッチカート、グリッサンド等)

生演奏を聴くことによって、箏の様々な奏法を 味わいながら箏曲に親しみを感じさせる。

・約束1、2、3の確認をする。

パート練習の中で、1人1人に合ったアドバ イスをしていく。

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・全員で合奏をする。 ・全員が演奏しやすいテンポを設定し、ピアノ の主旋律を聴きながら合わせるように指導

する。

【子供の様子と反省点】

・ 今回箏の最後の取り組みで、筆者による箏の生演奏を聴かせた。夕方の遅い時  間帯であること、寒い季節の体育館であること、和太鼓の練習の後で、時下的  に疲れも出てくる頃であることなどを考えると、初めて耳にする馴染みのない  音楽を10分もじっと聴けるかどうか不安であったが、興味を持ってよく聴いて  いたようである。

・F・M君は、色譜を見ながら自分だけで演奏できるようになり、音もしっかり  した強い音を出すことができた。

・ 立奏台を用意して、まだ一度も箏を弾いていないK・Aさんを座らせたが、箏  爪をはめて弦のところまで指をもっていったものの、音を出すには到らなかっ  た。しかし、回を重ねるごとに少しずつ箏に近づいていき、筆者が箏を演奏し  た際も大変よく聴いていたので、母親によると「もう少し箏の練習があったら  きっと音を出しているでしょう。箏の音は好きだと思います。」とのことであっ  た。

・ 3年前筆者が担任をしていた学年(高等部3年生)に所属していたK・Y君は、

 甘えん坊で時々自分の思い通りにならないと廊下に寝そべってすねていること  がよくあったが、今回の箏の活動では一度も足を崩さず正座で箏に取り組んだ。

 当時箏を使った合奏に取り組んだ際も、K・Y君は箏ではなくピアニカを演奏  していたが、今度は自分が箏をするのだという自負が彼の中にあったように思  う。

・ 合奏としてはまだまだ音も小さく、ピアノ伴奏になんとか合わせて弾けるよう  になってきたといったところである。お互いの音を聴きあいながら合奏を楽し  むところまでいくことはできなかったが、箏の音に興味を持って音を楽しむこ  とはできたのではないかと思う。

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第4節 まとめ

1.実践における子供たちの様子

5回にわたる実践における、子供たちの様子を次にまとめた。

〔表6〕

名前 N・K(男)

K・A(女)

E・A(男)

N・T(男)

H・N(男)

K・Y(男)

様子

箏を学校の授業で経験したことがあるので箏にすぐ慣れ、《テルーの 唄》では箏1の旋律を弾いた。自分で色譜を見ながら、ピアノ伴奏に 合わせてしっかりと音を出しながら弾くことができた。参加回数が少

なかったのが残念だった。

最初はマットレスに転がって遠くから見ているだけであったが、次第 に慣れ、箏の前に座って箏爪をはめ、箏に触るところまでできた。指 導者による箏の演奏では、そばに座ってじっと聴いていた。

箏を大変気に入り、指導者が調弦している練習前からいつも箏の前に 座って待っていた。爪が外れやすかったが、和紙テープを巻くと落ち 着いて取り組めるようになった。母親に時々手を添えてもらいながら

《テルーの唄》の箏2に取り組み、ほぼ弾けるようになった。

母親がアドバイスをすることでかえって反発していることがあった が、箏を弾いてみたいという気持ちはあり、母親が少し離れていると 機嫌よく取り組めた。

《テルーの唄》の箏2は音が小さかったが、自分なりに音を楽しめた

ようだ。

自分から《テルーの唄》の箏1に取り組んだ。ピアノ伴奏に遅れずに 弾くのは難しく、時間が足りなかったが、コツコツ練習に取り組み、

少しずつゆっくりであれば弾けるようになった。

始終正座で真剣な表情で取り組んだ。「やりたい」という思いと「思う ように指が動かない」という思いで、余裕を持って弾くには時間が足 りなかったが、何とか伴奏に合わせて《テルーの唄》の箏2を弾くこ

とができた。

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