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アセスメント
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□コンテンツ管理(蔵撮余、新規登葦長編集)
■学習進捗管理(ユーザー竈璽)
■良BS醜(編桑、葛服余)
ユーザーは、嘱性アンケート」のあと、「アセスメント・シート(事前)」を行ってから 各ツールを使いはじめるように指示される。また、管理者(著者)からの求めに応じ、ア セスメント・シート(事後)と実用性アンケートを実施することになる。
(1)学習ツール
学習ツールは、調査により明らかとなった「専門里親潜在性」における養育支援二一ズ
「社会的養育者としての貢献に対する二一ズ」「学童期・思春期の問題に対応する二一ズ」
「自身と里子を含む家族内外のストレスに対応する二一ズ」「里子の実親とのかかわりに対 応する二一ズ」に応じた学習テーマを、各養育支援二一ズの因子に帰属する因子項目にも 着目して選定し、7つのモジュールで構成した(表5−1)。
表5・1学習ツールのモジュール A専門里親になるための姿勢・態度
専門里親として里子を養育する自身の動機・気持ち・考え方を点検しながら、専門里親の意義 や役割について学び、その理解に役立てます。
B里子にみられる徴候の理解と対応
専門里親に委託される子どもがどのような子どもなのかについて、虐待や非行による影響につ いて知り、子どもの理解や対応に役立てます。
C里子の適応プロセス
里子の年齢層や里親家庭での様子から、里子が里親家庭になじむプロセス、「心の傷」の癒しの プロセスや、受託時の子どもの年齢層別の傾向について知り、理解を深めます。
D里子を迎えて起こる家族内外のものごと
里子を里親家庭に迎えることで、里親さん方が直面するであろう家族の内外で起こりうるもの ごとについて知り、どのように対応、かかわっていけばよいのかを考えます。
E子どもへのかかわり方
あなた(里親)の里子への態度や行動を点検し、自身の傾向の背景にある里子に対する思いや 考え、自身の養育観などをみつめる機会とします。
Fストレスとのつき合い方
里子の養育上生じるさまざまなストレスにどのように対処しているかを点検し、ストレスにう まく対処する、ストレスと上手につき合っていく方法を考えます。
G里親一里子・実親のかかわり
里子一実親の親子関係にまつわるものごとについて理解を深め、専門里親として、どのように かかわるのかについて学びます。
専門里親支援ウエブサイト「このサイトの使い方」より
このようにモジュール化することで、学習ツールのユーザーは、自分にとって必要なモ ジュールを選択して学習することができる。「社会的養育者としての貢献に対する二一ズ」
に対応するモジュールとしては、A「専門里親の姿勢・態度」を、「学童期・思春期の問題 に対応する二一ズ」には、B「里子にみられる徴候の理解と対応」、C「里子の適応プロセ ス」とE「子どもへのかかわり方」を、「自身と里子を含む家族内外のストレスに対応する 二一ズ」には、D「里子を迎えて起こる家族内外のものごと」、F「ストレスとのつきあい 方」とE「子どもへのかかわり方」を、そして「里子の実親とのかかわりに対応する二一 ズ」にはG r里親一里子・実親とのかかわり」を設けた。
各モジュールは、【ワーク】→【評価】→【解説】とすすむ(資料5p.5・7)。【ワーク】
では、各モジュールのテーマに関する事項について、チェックシート注4)により自分や里 子、家族の状況等を自己チェックする。【評価】では、ワークで行った自己チェックの結果 を点数表や分類表と照らし合わせながら、自身の関心事や現状、課題等を整理する。そし て、【解説】において、評価で整理した自身の関心事や現状、課題に合わせ、必要箇所を重 点的、効率的に学ぶのである。チェックシートによる【ワーク】とそれに対する【評価】
に、前項で説明したDervin(1986)の「中立的質問法」がとり入れられている。【ワーク】
にあるチェックシートで、各モジュールのテーマに関し、里親、里子あるいは彼らをとり まく環境がどのような状態、状況にあるのか(「状況」)が問われ、【評価】でどのような情 報が欠如しているのか、学習すべきポイントは何なのか(「ギャップ」)を整理する。そし て、さまざまなギャップに対しリンクがはられている【解説】において、自身のギャップ に応じた情報を得ることができるようになっている注5)。
また、【解説】のなかには、実際がよりわかりやすくなるように、「実践上のアドバイス」
「里親体験談」「里子・養子からのメッセージ」「実子の声」注6)などのパートを設け、自 分が閲覧したいものをクリックすることで、ぺ一ジ内に折りたたまれた形になっている内 容がべ一ジ上に開くようにした。「実践上のアドバイス」は、主に、【解説】内のテーマの 各トピックに関し役立つと思われるスキル的なものや対応の仕方など、ノウハウをより伝 えるものとして設けた。「里親体験談」は、里親経験者の実体験を生の声でとどけることを ねらいとした。先行研究のなかには、研修プログラムヘの要望として、里親希望者や経験 の浅い里親らが養育経験のある里親の話を求めるものが少なくない。また、里親の支援方 法として、里親経験者を里親らのサポーターとして個別につけたり、研修のファジリデー ターとして起用し成果をあげている研究報告もいくつかある。それゆえ、【解説】内の各ト ピックに関し、里子の養育過程で実際に起こった里親経験者のエピソードを紹介すること は、里子の特徴や状態、あるいは養育過程で生じる可能性のあるものごとをリアルに知る
ことができ、また、その時里親が実際にとった対応の仕方や解決の仕方など、ノウハウ的 なことなどを、率直に学ぶ教材となる。里親の気持ちを含め伝えることで、里親間で共感 を得やすく、情緒的サポートにもつながると考える。一方で、里子・養子や実子の声とい ったものを里親らに提示することについては、その効果といった点で、これを支持する先 行研究等、客観的根拠は得られてはいない。しかしながら、【解説】のコンテンツのために 活用した引用・参考資料のなかには、このようなコラムが掲載されているものがある柱6)。
里子・養子や実子のコラムやメッセージは、ユーザーが子どもらのウェルビーイングにつ ながる養育観をはぐくむ上で有益であろうと推察される。
(2)社会資源ツール
社会資源ツールは、先の調査により得られた社会資源に関する養育支援二一ズ「里親制 度を通して得る相談・情報・理解の二一ズ」「児童福祉施設・機関から得る相談・情報・理 解の二一ズ」「関連領域・インフォーマルな社会資源から得る相談・情報・理解の二一ズ」
にもとづき、専門里親が活用しうる社会資源をいくつかの側面から検索できる仕組みとし ている。これは、学習ツール同様、中立的質問法の原理により、ユーザーの直面している 状況に必要とされる社会資源の情報を絞り込み、ユーザーが選択しやすくするためのもの である。資料6のように、困っている事がら、サービスの種類、機関・施設の種類、対象 層のカテゴリーを用意し、そのいずれかあるいはすべてから自分に該当する項目を選択す れば、それに応じた社会資源がリストアップされるようにした。
このツールに設定された社会資源は、先の調査のクロス集計・カイ二乗検定の分析で有 意差が出た社会資源に関する項目と、因子得点を用いた重回帰分析・判別分析から見いだ
された社会資源に関する因子を構成する因子項目が中心となっている。厚生労働省雇用均 等・児童家庭局家庭福祉課(2003)の『子どもを健やかに養育するために 一里親として 子どもと生活をするあなたへ一』や児童虐待防止対策支援・治療研究会(2004)の『子ど
も・家族への支援・治療をするために 一虐待を受けた子どもとその家族と向き合うあな たへ一』で紹介されている資源をはじめ、インターネット等での情報収集も行い整理した。
これら社会資源のなかには、ある特定のサービスの既存の検索サイト等注7)も含まれてお り、全体で990件程となった。
そして、どのような社会資源であるのかについての情報提供としては、社会資源の種類 による説明と、事業体ごとのそのサービスの詳細がある。前者では、「サービスの種類」で 列挙されているサービスそれぞれについて、あるいは「施設・機関の種類」の児童相談所