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̶ け ̶

ドキュメント内 南琉球宮古語多良間方言辞典 (ページ 192-195)

け[ke][接尾]〜程。〜程に。(動詞の肯定形に付い て)〜のうち。〜の間。〜まで。〜していたとき。

(動詞の否定形に付いて)〜しないうちに。〜す る前に。【例】ぱたらきーリ゜け(働いている間)。 ぱたらかんけ(働かない間)。かんけが くんけ すまいる(彼らが来る前終わらせなさい)。

けいちつ[keitɕitsɿ][名]〔けいち⸣つまい...〕啓 蟄。二十四節気の一つ。3月6日頃。

けう[keu][名]〔けうまい...〕お経。【同】「きょ ー」。

けうぎん[keugin][名]〔けうぎ⸣んまい...〕狂言。

悪ふざけをして人を笑わす芸能。八月おどり演 目の一つ。【同】「きょーぎん」。

けうぎんじゃー[keugindʑaː][名]〔けうぎ⸣んじ ゃーまい...〕狂言座。狂言を担当する部所。【同】

「きょーぎんじゃー」。

けうだい[keudai][名]〔けうだいまい...〕きょ うだい。兄弟。【同】「きょーだい」。

けうちゃぐ[keutɕagu][名]〔けうちゃ⸣ぐまい...〕 椅子。八月おどりの大主の座る椅子。【同】「き ょーちゃぐ」。

げうりつ[geuritsɿ][名]〔げうり⸣つまい...〕行列。

【同】「ぎょーりつ」。

けうりん[keurin][名]〔けうり⸣んまい...〕教練。

訓練。国⺠学校で実施された。【同】「きょーり ん」。

けー[keː][名][植]〔けーま⸣...〕茅。地茅の こと。【例】けーう ぬーしリ゜(家ふきのとき茅 を上に上げる)。けーう ぬーすべー(茅を上げ る係)。

けー[keː][感][指]ほら。遠くにある物につい

て言う。【例】けー みーだ(ほら見よ)。

げー[geː][名]反抗。逆らうこと。⻭向かうこ

と。「我」のこと。強情。

げーう[geːu][名]約束すること。子どもが遊び

の中に「決り」を作ること。【例】ばらーん げ ーう(笑わないようにしよう)。

けーぎ[keːgi][名][植]〔けーぎまい...〕いぬま き。

けーぎが なリ゜[keːgiga naɭ][名][植]〔けーぎ がな⸣リ゜まい...〕いぬまきの実。【類】「けーぎぬ なリ゜」。

けーぎぎー[keːgigiː][名][植]〔けーぎぎーま い...〕いぬまきの木。

けーぎぬ なリ゜[keːginu naɭ][名][植]〔けーぎ ぬな⸣リ゜まい...〕いぬまきの実。【類】「けーぎが なリ゜」。

けーぎやま[keːgijama][名][植]〔けーぎや⸣ まい...〕イヌマキの林。

けーしゃリ゜[keːɕaɭ][名][地]〔けーしゃリ゜まい...〕 多良間島の〈とぅぶり〉の名前。村史参照。

けーしゅリ゜[keːɕuɭ][名]〔けーしゅ⸣リ゜まい...〕茅 を刈ること。茅ぶき家の茅を刈ること。馬の飼 料の茅を刈ること。

けーす[keːsɿ][動I類a型]〔けーしー、けーし ゃん〕消す。火を消す。黒板の字を消す。けし ごむで消す。【例】けーすな(消すな)。うまつ う けーし(火を消しなさい)。

けーすヴヴぅリ゜[keːsɿvvuɭ][名]〔けーすヴヴぅ⸣ リ゜まい...〕咳払い。

けーすキ゜[keːsɿkɿ][名]〔けーす⸣キ゜まい...〕茅葺 きの材料にするために茅を育てる所。ちがやの 栽培をする所。屋根葺き用。

けーすぐむ[keːsɿgumu][名]〔けーすぐ⸣むまい...〕 消しゴム。

けーずっふリ゜[keːdzɿffuɭ][名]〔けーずっふ⸣リ゜ い...〕咳払い。

けーすみリ゜[keːsɿmiɭ][動II類a型]〔けーすみ ー、けーすみん〕消させる。【例】けーすみる

(消させよ)。うまつう けーすみんな(火を消 させるな)。

けーな[keːna][接尾]〜ながら。〜する間に。〜つ つ。〜途中。【例】ふーけーな(食べながら)。

けーぬー[keːnuː][名]〔けーぬ⸣ーまい...〕茅の 生えている原野。荒地のこともいう。

げーばつ

げーばつ[geːbatsɿ][名][昆虫]〔げーばつまい...〕 蜂の総称。すずめばち。ちびあしながばち。〈ん がばつ〉、〈やーまげーばつ〉、〈すまげーばつ〉

などの種類がある。

げームとぅ[geːmtu][名][鳥]〔げーム⸣とぅま い...〕せっか。ひばりと間違えられる。

けーやー[keːjaː][名]〔けーや⸣ーまい...〕茅ぶき 家。

けーやま[keːjama][名][植]〔けーや⸣ままい...〕 茅の林。茅の生い茂っている所。

げーら[geːra][助]〜でしょうか。〜だろうか。

【例】かれー たうげーら(彼は誰だろうか)。

げーらい[geːrai][助]〜でしょうか。〜だろうか。

【例】あめー っふィ゜ムげーらい(雨は降るだろ うか)。【同】「げーらゆ」。

げーらまい っさいん[geːramai ssain][連語]〜

かもしれない。【例】あたまい キ゜ーげーらまい っさいん(明日も来るかもしれない)。

げーらゆ[geːraju][助]〜かな。〜だろうか。塩川 の言葉。【同】「げーらい」。

けーリ゜[keːɭ][助数]〜回。回数を数える助数詞。

【例】とぅけーリ゜(十回)。【同】「けーり」。「け ーん」。

けーり[keːri][助数]〜回。回数を数える助数詞。

【例】ピとぅけーり(一回)。ふたけーり(二回)。 ミ゜けーり(三回)。ゆけーり(四回)。いつけー り(五回)。ムけーり(六回)。ななけーり(七 回)。やけーり(八回)。くくぬけーり(九回)。

とぅけーり(十回)。【同】「けーリ゜」。「けーん」。 げーリ゜[geːɭ][名]〔げー⸣リ゜まい...〕胃からすっ

ぱい胃酸を吐き出す。ゲップの強いもの。

けーりリ゜[keːriɭ][動II類a型]〔けーりー、け ーりん〕消える。【例】うまつェー けーりった

(火は消えた)。

けーん[keːn][接尾]〜ながら。【例】ふーけーん

(食べながら)。あリ゜キ゜けーん(歩きながら)。

けーん[keːn][助数]〜回。回数を数える助数詞。

【例】ふたけーん(二回)。とぅけーん(十回)。

【同】「けーり」。「けーリ゜」。

けーん[keːn][名][植]〔けー⸣んまい...〕しいの きかずら。縄の代用にもなる。スツウプナカに

は頭に巻く儀式がある。

けーんな[keːnna][名]〔けーん⸣なまい...〕茅の 縄。

けがった[kegatta][名][指]〔けがっ⸣たまい...〕 あの奴。あいつ。

げく[geku][名]〔げ⸣くまい...〕逆。反対の方向。

さかさま。逆説。反逆。【例】げくー あリ゜キ゜(反 対方向へ歩く)。

げつよー[getsɿjoː][名]〔げつよ⸣ーまい...〕月曜 日。

けぬ[kenu][連体][指]あの。【例】けぬ ピとー

(あの人は)。けぬ しゅーや(あの翁は)。けぬ やらべー(あの子は)。

けぬちゃ[kenutɕa][名][指]〔けぬちゃ⸣うま

い...〕あの奴等。あいつ等。

けま[kema][名][指]〔けま⸣んまい...〕あそこ。

【例】けまんけー(あそこへ。あちらへ。別の所 へ。向こうへ)。けまんけー とぅび(あそこへ 行きなさい。ここからいなくなること)。

けまた[kemata][名][指]〔けまた⸣んまい...〕あ そこら。あそこら辺。

けまたムーな[kematammna][名][指]〔けま⸣ た⸢ムーなまい...〕あそこら辺。

けまムーな[kemammna][名][指]〔け⸣ムー なまい...〕あそこ辺り。あそこら辺。あの辺り。

けまんか[kemanka][連語][指]あの中に。あ

そこの中。

けリ゜[keɭ][名][指]〔け⸣リ゜まい...〕あれ。あの 人。【例】けリ゜が むぬ(あの人の持ち物だ)。

けりあがり[keriagari][名]〔けりあが⸣りまい...〕 蹴り上がり。鉄棒の技。

げんき[genki][名]〔げん⸣きまい...〕元気。健 康。

げんきしゃーリ゜[genkiɕaːɭ][形]〔げんき⸣しゃま い...〕元気である。

けんキ゜た[kenkɿta][名][指]〔けんキ゜⸣たまい...〕 あれら。あれたち。あの人たち。

けんキ゜たが ムめ[kenkɿtaga mme][名][指]〔け んキ゜た⸣がムめ⸢まい...〕あれら。あれたち。あ の人たち。

げんきむぬ[genkimunu][名]〔げんきむ⸣ぬま

げんまら い...〕元気者。活発な人。

けんけ[kenke][名][指]〔けん⸣けまい...〕あれ ら。あれたち。あの人たち。

けんけが ムめ[kenkega mme][名][指]〔けん けがム⸣めまい...〕あれら。あれたち。あの人た ち。

けんしー[kenɕiː][副][指]こんなに。このよう

に。【例】けんしー かき(このように書け)。 けんすい[kensɿi][名]〔けんすいまい...〕懸垂。

鉄棒の技。

げんば[genba][名][地]〔げんばまい...〕多良 間島の地名。農業用水池。【例】じゅ、げんば んけー みずあみが(さあ、ゲンバに水を浴び に行こう)。【類】「どて」。

げんまら[genmara][感]どっこいしょ。飛び降

りるときに言う。

こー

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