経済学研究(パネルデータ分析)

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最尤法 計量経済学  鹿野研究室

最尤法 計量経済学 鹿野研究室

 Remark :プロビットは、個人属性が離散選択に与える影響を分析する際に、最も適切な 計量モデル。 ⊲ 二値反応変数の回帰分析で、簡便な線形回帰よりプロビットのほうが(経済学者に) 好まれる理由。経済理論による基礎づけ。

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日本の高齢者の就業行動・引退行動:パネルデータを用いた属性要因・政策効果の実証分析

日本の高齢者の就業行動・引退行動:パネルデータを用いた属性要因・政策効果の実証分析

しかしながら、高齢者の引退行動は多様であり、また変化しており、分析上、いまだ十分 解明されていない点も多い。その1つが、引退のプロセスである。横断面データを用いた多 くの先行研究は、特定の年齢の就業率について分析を加えている。しかし、この方法は引退 に至るタイミングや、そのタイミングの変動要因を分析するのにはあまり向いておらず、ど の程度タイミングを早めるのか、あるいは逆に遅くするのかといったことは十分にわかっ ていない。もう1つは、高齢者の雇用を促進するための政策や、様々な企業施策が実行され ている中で、仕事の内容や雇用条件、個人の資産状況の影響を評価する研究は必ずしも十分 とはいえないことである。例えば、高齢者雇用安定法の 2013 年改正については、継続雇用 者の雇用条件等について明確な規定がないため、就業率を上げる効果があるのか、制度上は 自明ではない 11 という指摘がある(近藤 2017) 。ところが、研究蓄積はあまり見当たらない。 加えて、政策要因や様々な属性要因の相対的な効果の大きさについては分からないことも 多い。さらにはこれを検討するうえで重要となる仕事の内容や雇用条件、そして年々変更さ れる年金制度との関連についても、必ずしも十分な検討が行われているとはいえない。 そこで本稿では、厚生労働省「中高年者縦断調査」の個票データを用いたサバイバル分析 を行い、雇用就業から無業への移行イベント、さらには正規雇用からの離脱というイベント に関して、政策要因や個々人の属性要因のハザードレートを推計することによって、個々人 の労働市場からの引退行動への影響について検討する。 「中高年者縦断調査」は、2005 年に 50~59 歳であった日本全国の男女 33,815 人を毎年追跡調査したものである。 本稿では 2005 年から 2016 年までのデータを使用することにより、高齢者の就業・引退イベントを捉える ための十分なサンプルサイズを確保する。加えて、高年齢者雇用安定法の改正前後で観測可 能であるため、改正効果をコーホート効果として分析の俎上に載せることができ、他の変数 の係数の大きさとも比較可能となる。
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取引ネットワークの経済分析 はじめに 北海道大学経済学研究科菊地真 本稿は グラフ理論に基礎を有するネットワーク分析によって 経済現象を考察することの有効性を提起するものである そこでは 今日の経済学の主流派である新古典派経済学の枠組みでは十分に分析できない各種経済主体が形成する複雑な相互関係がネッ

取引ネットワークの経済分析 はじめに 北海道大学経済学研究科菊地真 本稿は グラフ理論に基礎を有するネットワーク分析によって 経済現象を考察することの有効性を提起するものである そこでは 今日の経済学の主流派である新古典派経済学の枠組みでは十分に分析できない各種経済主体が形成する複雑な相互関係がネッ

最後に、取引ネットワークでは、ミクロ経済とマクロ経済の両者がネットワーク分析に よって同一次元で考察される。それは、動的一般均衡理論とは異なる観点からマクロ経 済分析のミクロ的基礎付けの枠組みを示すものである。取引ネットワークでは、ミクロ経 済主体の最適化行動とマクロ経済の最適化は必ずしも一致しない。強連結な取引ネットワ ークでは、ネットワーク全体での取引総額の増大が可能であり、より多くの家計や企業が 相互依存的に存在できる構造を有しているように、マクロ経済の最適化を分析するうえで は取引ネットワークの構造を分析することが不可欠となる。ここに、市場原理に基礎を置 く新古典派経済とは異なるネットワーク分析に基礎を置く経済の意義が現われる。
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RIETI - 残業の実態とその決定要因―4つのパネルデータを用いた比較分析―

RIETI - 残業の実態とその決定要因―4つのパネルデータを用いた比較分析―

注 3:JPSC、KHPS、JHPS では失業率以外に学歴、年齢、勤続年数、勤労収入、業種、職種、企業規模を 説明変数に使用している。SCE では失業率以外に学歴、年齢、勤続年数、勤労収入、職種を説明変数に使 用している。 以上の分析結果から、景気が悪化して失業率が上昇した際、サービス残業時間が増加する 半面、賃金が支払われる残業時間が減少すると言える。樋口(1996)で指摘されたように、景 気変動に対して、我が国では労働者数を調整するコストが相対的に大きいため、労働時間を 変化させることで対応してきた。この際、念頭に置かれていたのは賃金が支払われる残業時 間であったが、本稿の分析結果は賃金の支払われないサービス残業時間も伸縮することを 示している。これはこれまで前提としてきた企業の行動モデルに修正が必要となる可能性 を示唆する。この点については今後、さらなる検討が必要となるだろう。
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簡単な動学モデルによる経済分析の試み・補遺

簡単な動学モデルによる経済分析の試み・補遺

図4-6-2-2 5.結びに代えて  以上,先の研究ノート[1]∼[4]で提示したうちのいくつかの「簡単な動モデル」は, 生産要素の価格調整式を[T]から[NT]に取り替えることによって,もともとのモデルの 定常点に影響を及ぼすことなく,それらの解曲線のフィージビリティを保証するように改訂 できることを示してきた。ここに示した考え方は,先の研究ノートで取り上げられた,より 発展的な他のすべての動モデルにも,まったく同様な形で適用可能である。
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東日本大震災前後の被災3県の企業パフォーマンスと金融環境:Orbisデータを用いたパネル分析

東日本大震災前後の被災3県の企業パフォーマンスと金融環境:Orbisデータを用いたパネル分析

Ronn, E. I. and A. K. Verma(1986),“Pricing Risk-Adjusted Deposit Insurance: An Option-Based Model”, The Journal of Finance, 41(4), pp. 871–895. 池尾和人(1990),『銀行リスクと規制の経済』,東洋経済新報社. 小田信之(1998), 「オプション価格に基く適正保険料率の推定」, 『金融研究』,pp. 127–164. 鈴木雅貴・白須洋子(2009), 「経済価値に基づいた生命保険契約の評価」,Financial Services

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行動経済学的観点からの余剰分析

行動経済学的観点からの余剰分析

要旨:近年行動経済の知見に関する解説書の出版は盛んになったが,その 成果を実際の経済問題へ応用して政策提言する研究は極めて少ないと言わざる を得ない。その原因は,おおよそ2点に絞られるであろう.1つめは,行動経 済的意思決定理論のモデル化が難しいという点である.2つめは,スタン ダードな効用理論あるいは期待効用理論から導出される需要関数とは本質的に 異なるものが導出可能かという問題である.つまり,右下がりの需要曲線が導 出される結果に違いはないのではないか,ということである。しかも,従来の 合理的行動を否定してしまうと,消費者余剰という概念を用いることができる か,という相当に重大な問題が発生してしまう.その問題点に関し,この論考 では,行動経済的意思決定を前提にしても,余剰分析のうち少なくとも死荷 重が小さい方が望ましいと評価されるという性質は利用可能であるとの主張が 展開される.その意味で,行動経済の応用可能性も余剰分析の利用可能性も 維持されるのである.
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日本の教育経済学:実証分析の展望と課題.pdf

日本の教育経済学:実証分析の展望と課題.pdf

析でも、教育需要が親の所得や職業といった家族属性に大きく依存するという傾向が確認 されている。この分野では、経済と教育社会が問題意識をかなり共通にしており、両 者による共同研究が大きな成果を挙げるものと期待される。 一方、実証分析がほとんど進んでおらず、理論的な研究とほとんど歩調を合わせる形で データに基づく分析を進めるべきテーマもある。たとえば、教育というサービスは、 Rothchild and White (1995)が指摘するように、それを購入する消費者自らがその生産 に投入要素として参加するという興味深い特徴を持っている。したがって、教育の場合は、 普通の財やサービスのように、需要者と供給者が市場で見合うという通常の取引関係を想 定することは適切でない。教育成果の分析に際しては、教育サービスを受ける子ども(ま たは親)がどのようにかかわるかを明示的に意識した分析が必要である。
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RIETI - 援助氾濫と経済成長 :クロスカントリーデータによる分析

RIETI - 援助氾濫と経済成長 :クロスカントリーデータによる分析

の一環として行われたものである。経済産業研究所には全面的なサポートをいただき、ディスカ ッションペーパー検討会では若杉隆平京都大教授をはじめとする参加者から有益な議論をい ただいた。プロジェクトのメンバーの方々からも有益なコメントをいただいた。また、安齋裕子 氏には素晴らしい研究補助をしていただいた。記して感謝したい。なお、論文中に示された意見 は筆者達個人のものであり、経済産業研究所および経済産業省の意見を反映したものではない。 †〒100-8901 東京都千代田区霞が関 1-3-1 経済産業研究所 研究員 Tel.: +81-3-3501-8312. Fax: +81-3-3501-8314. Email: kimura-hidemi@rieti.go.jp.
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マクロ経済動向分析4月     マクロ経済動向分析4月 慶應義塾大学駒形哲哉研究会マクロ経済動向分析4月 慶應義塾大学駒形哲哉研究会

マクロ経済動向分析4月     マクロ経済動向分析4月 慶應義塾大学駒形哲哉研究会マクロ経済動向分析4月 慶應義塾大学駒形哲哉研究会

中国ではシャドーバンキングの温床となってきた地方融資平台の債券発行が再び増えて いる。地方政府は景気下支えのための財源確保を急いだ結果、主に融資平台が発行する 「城投積」の発行額を集計したところ、1-3 月は少なくとも 5880 億元にのぼり 2014 年 4- 6 月以来の水準に膨らんだ。融資平台は財務内容が不透明で、中央政府すら実態を把握す るのが困難とされており、目先の成長を維持するため債権を乱発したことが債務拡大につ ながった(日本経済新聞 2016/05/15)。それに伴い中国財政部は、地方政府の債務借り換え 支援策に関して、債券発行に関する運用規定を厳しくする方針を示した(ロイター
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経済学部・経済学研究科

経済学部・経済学研究科

他方で、会計は実務で行われている実践ですから、企業における実務の状況も検討しな ければなりません。そのために、企業へ質問票を郵送して回収したデータ分析したり、 企業に訪問して担当者等にインタビュー調査を実施したりすることを通じて、実務の状況 を確認します。このようなフィールドスタディによって実務を確認するわけですが、実際 の実務は想像以上に多様性を有しており、企業の状況に応じて柔軟にカスタマイズされて いることが多いのです。実際に、経済性評価に際しても、各企業でさまざまな方法を利用 していましたし、なかには独自の方法を利用しているケースもありました。実務での方法 が理論的な方法と比較してどのように異なっているのかを検討するうえで、実務における 多様性や柔軟性が生じた原因、条件、背景事情を考察することは不可欠です。また、これ らの考察を通じて、実務・理論の両面における課題を明らかにすることもできます。
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土屋一樹編「中東諸国におけるミクロデータの蓄積と経済実証分析の現状」調査研究報告書 アジア経済研究所 2008年

土屋一樹編「中東諸国におけるミクロデータの蓄積と経済実証分析の現状」調査研究報告書 アジア経済研究所 2008年

データの項目】株式データ 【資料入手状況】電子ファイル、コピー 第 3 節 おわりに 先進国・他の新興市場国地域と比較して、中東・北アフリカ地域の銀行業 に関する実証分析は遅れを取っている。市販のデータベースや国際機関が収 集した二次ミクロデータを利用した分析が、近年ようやく行われるようにな りつつある。GCC 諸国のみならず中東・北アフリカ地域での金融機関のサン プル数の少なさも相まって、それらの実証分析の多くは集計したデータによ る比較分析に留まる。データの集計の際に失われてしまう情報の中にこそ、 当該地域の銀行業の特殊性があるのではないだろうか。
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税制改正にともなう家計の所得弾性値 : 高齢者パネルデータによる実証分析

税制改正にともなう家計の所得弾性値 : 高齢者パネルデータによる実証分析

析による推計方法を利用した。所得としては、給与収入と課税所得の 2 つを分 析対象とした。 分析の結果、給与収入の所得弾性値は −5.126 ∼ −0.985 の範囲で、負で有意 であった。課税所得の弾性値は −11.908 ∼ −2.544 の範囲で、負で有意であっ た。いずれも負の値であり、特に課税所得の弾性値は、既存研究と比較して負 の値が大きいものであった。これらの結果は、限界実効税率が低下すると労働 供給を減らすことを示唆するものであり、高齢者の所得弾性値の特徴だと考え ることができる。
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パネルデータ2+

パネルデータ2+

Ferrer-i-Carbonell(2005)、Vendrik and Woltjer(2009)は、「 ln 世帯所得- ln 参照グルー プの平均所得」を相対所得として分析を行い、相対所得が高くなるほど、仕事の満足度が 高くなることを明示している。 日本では、欧米のような仕事満足度に関する実証分析はまだ尐ないが、本稿の分析 アプローチに近いものとして、3つの論文を挙げておこう。大竹(2004)は、2002 年に独自に行った「くらしの好みと満足度についてのアンケート」調査の個票データ、 および内閣府が実施した 1978 年から 1999 年にかけての 3 年ごとの時系列の個票デー タ『国民生活選好度調査』を用いて多重回帰分析を行い、失業経験や失業不安が幸福 度を低くすることを示している。佐野・大竹(2007)は、 「大阪大学 COE 月次データ」 と 2002 年に独自に行った「くらしの好みと満足度についてのアンケート」を用い、 20 歳以上の労働者を分析対象にした結果、絶対所得は有意に幸福度を引き上げると指 摘している。 筒井 (2010)は、2008 年 2 月に実施した大阪大学 COE アンケート調査 の個票データを用い、絶対所得、相対所得、所得の変化率がいずれも幸福度に影響を与え ており、相対所得仮説と順応仮説が検証されたことを示している。
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RIETI - 企業業績の不安定性と非正規労働-企業パネルデータによる分析-

RIETI - 企業業績の不安定性と非正規労働-企業パネルデータによる分析-

t - lnX i 0 ) このようにして計算した各企業のヴォラティリティ指標(σ)を用いて、これと非 正規雇用比率(対常用雇用者数)の関係を分析する。被説明変数である非正規労働者 比率は、①パートタイム労働者比率、②臨時・日雇労働者比率、③派遣労働者比率、 ④非正規合計比率(①~③の合計)を使用する。説明変数としては、ヴォラティリテ ィ指標(σ)のほか、企業規模、企業年齢、非現場労働者比率、年次ダミー、産業(3 ケタ)ダミーを用いる。これらのうち非現場労働者比率は、「企業活動基本調査」で 利用可能な情報であり、ここでは、本社・本店従業者のうち「本社機能」部門の従業 者数、本社・本店以外の事業所のうち「研究所」、「情報サービス事業所」従業者数の
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回帰分析 経済統計  鹿野研究室

回帰分析 経済統計 鹿野研究室

⊲ 各観測 i に、二つの変数 (X i , Y i ) 。 ∴ データ。 ⊲ 注意:二標本問題(講義ノート #18 、 21 )では観測をグループ分けして X i 、 Y j と表 記したが、ここでは変数のペア (X i , Y i ) が n 個観測されている、という意味。  Remark :二次元データの記述統計は、講義ノート #03 で紹介済み。

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パネルデータ2+

パネルデータ2+

本稿では、 2009 年1月に実施された慶應義塾大学パネル調査共同研究拠点「日本家計パ ネル調査(JHPS)」第1回調査で得られた 2008 年の世帯収入のデータを用いて、所得税制 に関するマイクロ・シミュレーションを行った。JHPS のデータは、マイクロ・シミュレ ーションの分析でしばしば用いられている厚生労働省「国民生活基礎調査」のデータより も、相対的に高所得で世帯人員が多い世帯が含まれている。そうした性質を持つ JHPS の データを用いた分析でも、我が国での税制のマイクロ・シミュレーションの先行研究と同 様の結果が認められるかを検証するとともに、「平成 23 年度税制改正大綱」に盛り込ま れた給与所得控除の適用上限変更にまつわる政策効果を、新たに分析した。また、所得税 最高税率の引上げの効果も分析した。
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パネルデータ4+

パネルデータ4+

(1) モデル (1) を変量効果モデルと固定効果モデルによって推定する。ここで、 は、男性 の年労働時間と賃金、年収である。 は、有配偶ダミー、 は個人属性、 は、 個人 の固定効果を表している。個人が結婚するかどうかは、能力や思考など観察可能 な属性に依存しており、それらの属性が労働供給と相関する場合、単純な OLS 推定に はバイアスが伴う。そこで、本稿では、個人の観察されない時間一定の効果をコントロ ールすることが可能な固定効果モデルで分析を行うことで、内生性の問題に対処する。 しかしながら、結婚するかどうかの決定についての内生性に対処できたとしても、い つ結婚するかという結婚のタイミングも内生的に決定されると考えられる。雇用形態の 変化など労働供給量の変化が結婚のタイミングに影響する場合、あるいは結婚を予期し て事前に労働供給を徐々に調整するような行動を労働者がとる場合には、モデル (1) の 推定値は結婚の効果を正しく推定していない可能性がある。しかし、結婚のタイミング に影響するような外生的な変数を見つけることは困難であり、先行研究にならい本稿で も結婚のタイミングは外生と仮定して分析をすすめる。
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パネルデータ4+

パネルデータ4+

調査票では、調査の前年に親に対してどの程度の経済援助をしたか、もしくは経済援助 を受けたか、金額と理由を尋ねている。 表 1-5 は、婚姻状態別に、「両親からの経済援助の有無」と「両親への経済援助の有無」 により作られる 4 通りのパターンの、サンプル内での発生比率を示している。まず、既婚 よりも独身の方が、両親への経済援助を行っている比率が高いことが分かる。さらに詳細 に吟味すると、独身の場合には、両親から経済援助を受けていると両親への経済援助は行 わない傾向( p = .06)があるが、逆に既婚の場合には、経済援助を受けていると、同時に 経済援助を行う傾向( p < .01)がある。そのことは、親子間での経済支援が、独身の場合 には援助は所得を補填する動機により、既婚の場合には互恵的な動機付けにより行われて いる可能性を示唆する 6 。
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韓国における経済教育研究の動向分析 : 『経済教育研究』を中心に

韓国における経済教育研究の動向分析 : 『経済教育研究』を中心に

究等)が 140 編(51.3%),量的研究が 101 編(37.0%), 質的研究が 32 編(11.7%)順であった。量的研究比重 は,前期に比べ後期に 24.8% p 増加したが,その他 (文献研究等)の研究と質的研究の比重がそれぞれ 15.7%p,9.2%p 減少した。このような変化は,経済教 育の研究傾向が哲学的で思弁的な側面から計量的な分 析的に変わっていることを見せていると言える。  量的研究方法の論文 101 編に対する主な分析結果は 次のようである。アンケート調査あるいは実態調査な どを通じて得たデータを収集したのが 68 編(101 編の 67.3%)であり,パネルデータなど既存の統計資料を 活用し,データを収集したのが13編(101編の12.9%) であった。基礎統計量(Mean,SD,N,% など)を 使ったのが 89 編(101 編の 88.1%)であり,回帰分析 (線形 / 非線形含む)を使ったものが 45 編(101 編の 44.6%),集団間差異分析(t,F)を使ったのが 38 編
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