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マクロ経済動向分析 5 月

構造改革進まぬ中国経済、経済政策巡り指導部間に溝

2016 年 4 月の経済指標は低調を維持している。オンライン消費やサービス部門の成長 が経済を下支えしている一方で、過剰生産が問題になるなか鉄鋼業界で再び増産の動きが あるなど、「供給側構造改革」の方向とのズレも生じている。 5 月 16 日に文化大革命から 50 年を迎えた。中国内の政治面では習近平国家主席と李克 強首相の経済政策を巡る対立が表面化している。さらに、台湾では民進党の新たな政権が 誕生し中台関係に影響を及ぼしかねない状況になっている。

内容

1. 製造業 PMI 伸び鈍化、一方中国鉄鋼業界に増産の動き ... 2

2. 消費者物価は 2.3%増を維持、小型車減税の効果は依然持続... 4

3. 新築住宅価格上昇を受け価格抑制策打ち出す、不動産投資は好調 ... 6

4. 地方政府の債券発行 5000 億元越え、中央政府は規制強化の方針 ... 8

5. 中国の輸出本格回復遠く、輸入は 18 ヵ月連続減少 ... 10

6. 習近平主席と李克強首相、経済政策を巡り温度差... 16

7. 文化大革命から 50 年、習主席への権力集中に委縮した空気広がる ... 17

8. 台湾の政権交代、中台関係今後の行方は ... 18

9. パナマ文書の流出、突出する中国人名義 ... 19

10. 5 月前半に急落の後、安値圏で軟調な展開に ... 20

参考

Web ... 22

参考新聞・資料 ... 22

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1. 製造業 PMI 伸び鈍化、一方中国鉄鋼業界に増産の動き

2016 年 4 月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は 50.1 と前月比 0.1 ポイント下落、非 製造業PMI は 53.5 と前月比 0.3 ポイント下落した(国家統計局 2016/05/01)。4 月の「財 新」による製造業PMI は 49.4 と、3 月から 3 ポイント下回った(中国通信 2016/05/03)。 コメルツ銀行(シンガポール)の新興国市場担当シニアエコノミスト、周浩氏は 4 月の PMI について「最近の中国をめぐる熱狂がやや行き過ぎで、3 月の指標改善が長続きしなかっ たことを示唆している」と指摘した(ロイター2016/05/02)。サービス部門の成長は鈍化し ており、全体的に過剰な生産設備を抱えた国有企業が足を引っ張っているという見方があ る一方、建築業のビジネス活動期待指数は59.4 と、2 ヵ月連続の上昇となった(中国通信 2016/05/06)。 4 月の工業付加価値生産伸び率は前年同月比 6.0%増加し、前月と比べ 0.8 ポイント下落 した(国家統計局 2016/05/14)。課題である鉄鋼業の過剰生産能力削減に逆行するように、 鉄鋼業界で増産の動きが出ており、国有大手宝山鋼鉄(上海市)は広東省に最新鋭の湛江製 鉄所を稼働し、事業悪化で操業を止めていた河北省の中小メーカーも相次いで産業を再開 した。きっかけは3 月に開かれた全国人民代表大会で打ち出された交通インフラの整備に 年2 兆元超を投じる計画である。宝山などの有力メーカーが鉄鋼の市況回復を狙い 2 月か ら値上げを敢行した。主要な鋼材価格が毎月5-10%上がる一方で、5 月に入り鉄鋼の原料 である鉄鉱石の価格が落下した結果、中国の鉄鋼企業の利幅が改善した(日本経済新聞 2016/05/07)。しかし、鉄鋼の過剰供給のさらなる深刻化を懸念し、国務院は 5 月 18 日、 中央政府傘下の企業が2016-17 年に鉄鋼および石炭の生産能力を 10%削減すると表明した が、具体的な説明はない(ロイター2016/05/18)。 中国のなかで特に第1 四半期 GDP 成長率の減速が深刻なのが東北三省である。省別でみ ると、吉林省が前年同期比6%増、黒竜江省が 5.1%増とともに全国平均である 6.7%を下回 る水準。遼寧省に至っては、1.3%減とマイナス成長となった(ロイター2016/04/27)。石炭な どエネルギー関連や、鉄鋼、造船といった重工業が主力産業で、その多くは国営企業である ため、中国景気の減速でこうした産業の生産が真っ先に低迷したのに加え、販売の不振によ る不動産市況の冷え込みが影響していると見られる(日本経済新聞 2016/04/26)。 景気減速などによる業績悪化に直面する中国企業の負担軽減を進めるべく中国政府は5 月1 日、30 年ぶりとなる抜本的な税制改革の一環として、これまでの営業税に代わって増 値税(付加価値税、VAT)を適用する対象に建設、不動産、金融、サービス(飲食、医療、観 光など)の 4 業界を加えた。政府は今年の企業の税負担が 5000 億元以上減ると見込む(ロイ ター2016/05/01)。

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3 図表1 製造業購買担当者景気指数(PMI) (出所)国家統計局より作成 図表2 工業付加価値生産額伸び率(単位:%) (出所)国家統計局より作成

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48.8 49 49.2 49.4 49.6 49.8 50 50.2 50.4

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6.8

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6.1

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5.9

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6.8

6.0

4.5 5 5.5 6 6.5 7

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4

2. 消費者物価は 2.3%増を維持、小型車減税の効果は依然持続

2016 年 4 月の社会消費品小売総額は前年同月比 10.1%増で、伸び率は 3 月より 0.4 ポ イント下落した。飲食関係の消費は前年同月比11.6%増、商品消費は前年同月比 9.9%増だ った。1-4 月のオンライン消費は前年同期比 27.5%増で、伸び率は昨年度より落ち着いた が依然高い水準にある(国家統計局 2016/05/14)。 4 月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比 2.3%上昇し、3 ヵ月連続で横ばいとなった(国 家統計局2016/05/10)。豚肉や生鮮野菜をはじめとする食品の大幅な値上がりが全体を押 し上げたが、果物などが値下げした(産経新聞 2016/05/10)。4 月の食品・酒・たばこ価格 は前年同月に比べ5.9%上がり、CPI を約 1.74 ポイント押し上げた。そのうち生鮮野菜価 格が22.6%、肉類は 20.1%上がり、CPI をそれぞれ約 0.56 ポイント、約 0.84 ポイント押 し上げた。肉類のうち豚肉は33.5%上がり、CPI を約 0.75 ポイント押し上げた(中国通信 2016/05/12)。一方、生産者物価指数(PPI)は前年同月比 3.4%下落したが、下落幅は前月比 0.9 ポイントと鈍化した。部門別にみると、石油天然ガス採掘が 26.7%下落、石油化加工 16.1%下落、石炭採掘及び洗炭が 14.5%下落など、それぞれ前月と比べ改善している(国家 統計局2016/05/10)。 4 月の自動車販売は前年同月比 6.3%増の 212 万 2400 台、そのうち乗用車が 6.5%増の 178 万台で、生産は 4.3%増の 217 万台だった(中国自動車工業協会 2016/05/11)。1-4 月の 累計では、販売台数が前年同期比6.1%増の 865 万台であり、伸び率は前年同期を 1.6 ポ イント上回った(ロイター2016/05/12)。13 次 5 ヵ年計画で力を入れている新エネルギー車 は1-4 月の生産が 126.8%増の 9 万 4000 台、販売が 131.1%増の 9 万台に達した。中国の 自動車販売の伸び率は2009 年の前年比 45%増をピークに、その後は都市部でスモッグや 交通渋滞のため購入が規制され年々低下していたが、小型車対象の減税効果が続いている ため今年に入って前年比で売り上げが伸びている(中国通信2016/05/13)。メーカー各社は 減税対象となる排気量1600cc 以下の小型車の品揃え拡大に動いており、シェア上位の日 欧米大手も総じて販売堅調だ(日本経済新聞 2016/05/12)。 中国のネット通販最大手、アリババ・グループが5 月 5 日に 2016 年 3 月期の決算統計を 発表した。傘下のサイトで売り買いされた流通総額は前年比27%増の 4850 億ドルだった。 米小売り最大手ウォルマート・ストアーズの16 年 1 月期の売上高 4821 億ドルを上回り、 初めて「世界最大の流通企業」になった(朝日新聞 2016/05/07)。1-3 月の累計では、総取引 高(GMV)の拡大が寄与し市場予想を上回る 39%の増収となった(ロイター2016/05/05)。ア リババのネット通販を利用しているユーザー数は中国内で4 億 2300 万人に達しているが、 売り上げの約 9 割を中国市場が占めている。国外市場での知名度を高めることや通販以外 のネットサービスの比率を増やすことが求められる(朝日新聞 2016/05/07)。

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5 図表3 社会消費品小売総額伸び率(単位:%) (出所)国家統計局より作成 図表4 消費者物価指数(CPI)(単位:%) (出所)国家統計局より作成

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9.7 9.9 10.1 10.3 10.5 10.7 10.9 11.1 11.3 11.5

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2.3

2.3

2.3

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4

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6

3. 新築住宅価格上昇を受け価格抑制策打ち出す、不動産投資は好調

2016 年 1-4 月の固定資産投資は前月を 0.2 ポイント下回り、前年同期比 10.5%増であっ た。しかし、4 月単月では前月比で 0.2 ポイント増加しており、なかでもインフラ投資が 19%増と固定資産投資の増加に貢献した(国家統計局 2016/05/14)。1-4 月期の民間固定資 産投資は前年同期比5.2%増の 8 兆 2393 億元で、第 1 四半期を 0.5 ポイント下回った。民 間固定資産投資が投資全体に占める比率は62.1%で、昨年同期を 3.2 ポイント下回った(中 国通信2016/05/14)。1-4 月で不振だったのは石炭採掘、鉄鉱石採掘であり、炭鉱と製鉄所 が集中する中国東北地方の投資額は23.1%減に沈んだ。国家統計局の盛来運報道官は「製 造業の市場環境が良くなく、生産能力の過剰も深刻で、投資先がみつからない」とした(日 本経済新聞2016/05/23)。今年に入ってから全国の不動産開発投資は増加傾向が続き、1-4 月の不動産投資は前年同期比7.2%増となった。前年通年の 1%増をはるかに上回り大幅な 伸びを見せている(国家統計局 2016/05/14)。1-4 月の不動産販売額が前年同期比で 55.9% 増と大幅に増えたため不動産投資が増加傾向にある。しかし、これは北京や上海とその周 辺の局所バブルがけん引したもので、地方都市の不動産在庫は昨年末より多く、在庫解消 の圧力は依然大きいと見られる(日本経済新聞 2106/05/15) 一方、2016 年 4 月の中国主要 70 都市の平均新築住宅価格は前年比で 6.2%上昇し、伸び 率は前月の4.9%から伸びた。これは 2014 年 4 月以来最大の上昇率である。都市別では深 圳が前年比62.4%(上昇率トップ)、そして上海が 28.0%と後に続いた(ロイター2016/05/18)。 中国当局が景気てこいれのために実施した住宅ローン金利の引き下げや購入規制の緩和の 効果が出ていると見られる(産経新聞 2016/05/18)。中国政府は 3 月下旬過度な価格上昇を 受け、上海市や深圳市は住宅取得に必要な条件を厳しくし、南京市は価格上昇率に上限を設 定する価格抑制策を打ち出した。都市部で大きな上昇率を見せている深圳、上海では前月比 でそれぞれ2.3%上昇、3.1%上昇と鈍化してきている(ロイター2016/05/18)。 中国の交通運輸省は5 月 11 日、今後 3 年間に約 4 兆 7000 億元(7240 億ドル)を投じて国 内の交通インフラを整備すると発表した。鉄道や高速道路、空港など 303 項目のインフラ 事業を行う計画である。これにより、中国の経済・社会発展に必要な高速交通網が発展し、 都市間の結びつきが改善すると期待されている(ロイター2016/05/12)。

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7 図表5 固定資産投資伸び率(単位:%) (出所)国家統計局より作成

12.0

11.4

11.4

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10.9

10.3

10.2

10.2

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10.2

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9.0 9.5 10.0 10.5 11.0 11.5 12.0 12.5 13.0

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4. 地方政府の債券発行 5000 億元越え、中央政府は規制強化の方針

2016 年 4 月のマネーサプライ(M2)は、前年同月比 12.8%増の 144 兆 5200 億元となり前 月から0.6 ポイント減少した。新規人民元建て融資は 5556 億元と、3 月の 1 兆 3700 億元 を下回った。社会融資総量は、7510 億元で、3 月の 2 兆 3400 億元から大幅に減少した(中 国人民銀行2016/05/13)。また、4 月の財政収入は前年同月比 14.4%増の 1 兆 5523 億元、 1-4 月の累計では前年同期比 8.6%増の 5 兆 4419 億元で、伸び率は 2015 年通年を 2.8 ポイ ント上回った。財政支出は4.5%増の 1 兆 3109 億元、1-4 月の累計では前年同期比 12.4% 増の5 兆 1068 億元だった(中国財政部 2016/05/13)。 4 月の外貨準備高は 3 兆 2196 億 6800 万ドルと、前月と比べ 70 億 8900 万ドル増加し た(中国人民銀行 2016/05/13)。国際通貨基金の SDR 建ての外貨準備高は資本がアメリカ の不動産に流出しているため減少傾向にあるが、減少幅は大幅に縮小してきている(中国通 信2016/05/07)。今年 1-4 月期、中国の金融を除く対外直接投資は 3914 億 5000 万元に達 し、前年同期比71.8%増加した(中国商務部 016/05/16)。中国人民銀行は 3 日、中期貸出フ ァシリティー(MLF)などの貸出制度を活用して 4 月に 7157 億 6000 万元(1105 億ドル)を 金融機関に供給した。この結果、4 月末時点の貸出残高は MLF が 1 兆 4950 億元、SLF は4 億 1000 万元となった(ロイター2016/05/03)。 中国ではシャドーバンキングの温床となってきた地方融資平台の債券発行が再び増えて いる。地方政府は景気下支えのための財源確保を急いだ結果、主に融資平台が発行する 「城投積」の発行額を集計したところ、1-3 月は少なくとも 5880 億元にのぼり 2014 年 4-6 月以来の水準に膨らんだ。融資平台は財務内容が不透明で、中央政府すら実態を把握す るのが困難とされており、目先の成長を維持するため債権を乱発したことが債務拡大につ ながった(日本経済新聞 2016/05/15)。それに伴い中国財政部は、地方政府の債務借り換え 支援策に関して、債券発行に関する運用規定を厳しくする方針を示した(ロイター 2016/05/26)。 一方、中国銀行業監督管理委員会は5 月 12 日、2016 年 3 月末の銀行の不良債権残高が 1 兆 3921 億元と、1 年前に比べ 41.7%増加したと発表した(日本経済新聞 2016/05/13)。不 良債権比率は1.75%で昨年末時点の 1.67%から上昇し、不良債権とは別に不良債権化リス クのある融資は3 兆 2000 億元と総融資の 4%を上回った。これらを合わせると、問題融資 は4 兆 6000 億元と、昨年 12 月から 4280 億元増えた。第 1・四半期の貸倒引当金比率 は、6 年ぶり低水準の 175%となった(ロイター2016/05/12)。中国の景気が停滞する一方 で、不良債権の増加が金融システムの課題の深刻さを増しているなか、人民銀行は不良債 権になった企業抜け融資12 億元を証券化した。銀行の不良債権の増加を食い止めようと 証券化を通じ最終処分を急いているとみられる(日本経済新聞 2016/05/21)。

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9 図表6 通貨供給量(M2)の伸び率(単位:%) (出所)国家統計局より作成

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13.3

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13.4

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9.5 10.5 11.5 12.5 13.5 14.5

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5. 中国の輸出本格回復遠く、輸入は 18 ヵ月連続減少

中国の2016 年 4 月の輸出額は 1727 億 6000 万ドルとなり前年同月比 1.8%減少(海関総 署2016/05/08)、1-4 月の累計でも前年同期比 7.6%減で、製造業を中心とした輸出業種にと って厳しい状況が続いている(朝日新聞 2016/05/10)。国・地域別にみると、EU が前年同月 比3.2%増と前年を上回ったものの、米国が 9.3%減、香港が 0.4%減、日本が 11.8%減とい ずれも前年割れだった。商品別では、主力である携帯電話とパソコンがそれぞれ前年同月比 14.1%減、8.5%g 減で、この 2 品目は輸出の約 15%を占めるため輸出減少に大きく影響し た。続いて、自動車部品の前年同月比6.0%減、家具の 1.2%減が影響しており、まだ輸出本 格回復は見通せない状態が続きそうである(日本経済新聞 2016/05/09)。 また、2016 年 4 月の輸入額は 1272 億ドルで前年同月比 10.9%減と、3 月に比べ落ち込 み幅が拡大した(海関総署 2016/05/08)。これまで下落していた鉄鉱石などの商品価格が値上 がりに転じているのにもかかわらず輸入金額が減っており、中国の内需が力強さに欠けて きているとみられる(朝日新聞 2016/05/10 )。経済実態を無視した政府主導の人件費上昇が 続き低賃金に依拠した加工貿易モデルが成り立たなくなっており、中国政府は製造業の技 術水準を底上げし品質面で中国製品の競争力を高めようとしているが、どこまで成果が上 がるかは不透明だ(日本経済新聞 2016/05/09)。 2016 年 5 月 5 日、中国景気の見通しを示す中国最大の貿易見本会である「広州交易会」 が閉幕した。中国メーカーと海外のバイヤーとの間で結ばれた商品購入の契約金額は、前年 同期比で0.1%増の 280 億 8400 万ドルにとどまった。300 億ドルを割り込むは 4 期連続で ある(日本経済新聞 2016/05/09)。政府が故意的に行った人件費の上昇で中国の製造コストは 年々上がり、商品の割高感が強まっていることもバイヤーが中国製品から足を遠ざける一 因となっている(日本経済新聞 2016/05/07)。 一方外交面での問題として、中国を「市場経済国」と認めるかどうかをめぐり、中国と欧 米の摩擦が強まっている。中国は世界第 2 位の経済大国の地位を確立しており、日米欧と 同等の扱いを受ける資格は十分にあるというのが中国の立場だが、欧州では中国の使用経 済国認定に対する反対論が根強い(毎日新聞 2016/05/23)。欧州議会は 5 月 12 日中国につい て国有企業改革などの経済改革を行わない限り、反ダンピング(不当廉売)措置が依然必要だ とし、同国を世界貿易機関(WTO)協定における「市場経済国」に認定することに反対する決 議を採択した。欧州は中国に対してこれまで柔軟な姿勢を見せていたが、中国の鉄鋼製品な どの過剰供給が、EU 域内産業に打撃を与え多くの雇用が奪われる危険性が高まってきたこ とが、今回の採択に至った要因である(日本経済新聞 2016/05/13)。

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11 図表7 輸出の伸び推移(単位:%) (出所)海関総署より作成 図表8 輸入の伸び推移(単位:%) (出所)海関総署より作成

-6.4 -2.5

2.8

-8.3

-5.5 -3.7

-6.9

-6.8

-1.4

-11.2

-25.4

11.5

-1.8

-30.0 -25.0 -20.0 -15.0 -10.0 -5.0 0.0 5.0 10.0 15.0

-16.2

-17.6

-6.1

-8.1

-13.8

-20.4

-18.8

-8.7 -7.6

-18.8

-13.8

-7.6

-10.9

-25.0 -20.0 -15.0 -10.0 -5.0 0.0

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12 図表9 輸出品目別統計 商品名称 単位 1~4 月累計 前年同期比(%) 数量 金額(億ドル) 数量 金額(億ドル) 機械・電気設備製品 - - 3672.3 - -7.9 ハイテク製品 - - 1788.8 - -7.1 服飾付属品 - - 443.8 - -4.0 自動データ処理設備及び備品 万台 47,572 405.3 -7.8 -14.5 携帯電話及び部品 - - 397.9 - -13.6 紡績・織物及び製品 - - 331.2 - -0.8 農産品 - - 218.9 - 2.9 IC 100 万個 54,215 202.3 2.2 18.9 鋼材 万トン 3,690 166.2 7.6 -24.7 家具及び部品 - - 158.5 - -9.3 靴類 万トン 129 147.9 -5.8 -8.5 自動車部品 - - 141.9 - -4.4 プラスチック製品 万トン 317 115.3 6.7 1.4 電灯・照明装置及び類似品 - - 90.2 - -6.5 鞄類 万トン 84 79.1 -2.2 -4.3 液晶掲示板 100 万個 588 77.8 -17.1 -17.2 船舶 艘 2,630 71.9 18.8 -24.8 陶磁器 万トン 700 64.8 -5.6 -14.4 (出所)海関総署より作成

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13 図表10 輸入品目別統計 商品名称 単位 1-4 月累計 前年同期比(%) 数量 金額(億ドル) 数量 金額(億ドル) 機械・電気設備製品 - - 2268.7 - -6.5 ハイテク製品 - - 1525.2 - -6.8 IC 100 万個 99,42 652.5 6.6 -1.8 農産品 - - 336.5 - -6.9 原油 万トン 12,367 313.9 11.8 -31.9 鉄鉱砂及び精鉱 万トン 32,544 152.0 6.1 -24.8 プラスチック原料 万トン 823 128.1 -7.8 -16.7 自動車(セット部品含む) 万台 29 125.0 -17.0 -15.4 液晶パネル 万個 72,144 96.3 -17.1 -23.9 銅鉱及び銅材 万トン 128 95.8 23.1 -2.9 大豆 万トン 2,333 88.5 11.4 -8.4 自動車部品 - - 86.6 - -2.8 自動データ処理設備及び部品 万台 16,969 76.0 -22.7 -12.5 医薬品 トン 38,041 62.3 10.1 3.1 銅鉱砂及び精鉱 万トン 527 62.0 30.8 -0.9 天然ガス 万ン 1,910 61.6 23.5 -17.9 ダイオード及び半導体部品 100 万個 137,932 58.3 -4.8 -7.8 廃材・リサイクル原料など 万トン 1,374 53.8 -0.7 -24.1 (出所)海関総署より作成

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14 図表11 主要国別輸出入 (出所)海関総署より作成 輸出最終目的国 単位:億ドル,% 当月 1-4 月累計 輸入原産国 単位:億ドル,% 当月 1-4 月累計 金額 金額 前年同期比 金額 金額 前年同期比 合計 1608.1 4639.3 -9.6 合計 1309.6 3382.1 -13.5 アメリカ 294.6 1111.0 -8.8 韓国 124.5 484.3 -12.7 香港 245.5 850.4 -4.7 日本 122.3 426.7 -7.9 日本 98.9 408.2 -7.0 アメリカ 113.9 424.6 -13.5 韓国 83.0 294.7 -8.7 台湾 112.1 395.6 -10.2 ベトナム 51.3 182.4 -12.6 ドイツ 75.7 265.7 -8.9 インド 44.2 178.6 0.5 オーストラリア 52.7 186.5 -26.1 イギリス 44.2 165.1 -3.6 マレーシア 38.6 142.0 -14.0 シンガポール 39.0 150.2 -8.9 ブラジル 26.2 113.9 -14.2 オランダ 43.5 127.9 -7.5 タイ 27.6 105.5 -6.0 台湾 35.6 127.0 -4.7 ベトナム 40.2 103.3 14.3 オーストラリア 27.7 114.7 -4.3 ロシア 28.9 99.4 0.7

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15 図表12 ドル円対人民元相場推移 (2016/01/08-2016/06/07) (出所)中国外貨管理局より作成 図表13 香港ドルユーロ対人民元相場推移 (2016/01/08-2016/06/07) (出所)中国外貨管理局より作成 625 630 635 640 645 650 655 660 665 670 675 530 540 550 560 570 580 590 600 610 620 630 2016/1/8 2016/2/5 2016/3/11 2016/4/11 2016/5/10 2016/6/7 元/10000円(左軸) 元/100ドル(右軸) 82.0 82.8 83.5 84.3 85.0 85.8 6.9 7.0 7.1 7.2 7.3 7.4 7.5 7.6 2016/1/8 2016/2/5 2016/3/11 2016/4/11 2016/5/10 2016/6/7 元/ユーロ(左軸) 元/香港ドル(右軸)

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6. 習近平主席と李克強首相、経済政策を巡り温度差

中国の指導部内でマクロ経済政策を巡る温度差が目立っている。5 月 9 日付けの人民日報 のインタビュー記事によると、李首相ら政府高官が中国経済の現状を前向きに評価し景気・ 雇用の安定を重視しているのに対して、「権威人士」なる習主席に近い人物は構造改革が優 先であるとして意見が割れている(日本経済新聞 2016/05/23)。人民日報では、「1-3 月の中 国経済は幸先の良いスタートを切った」との指摘に「経済運営の矛盾点は解消されていない。 幸先が良いと簡単に言えるものではない」と切り捨て、「中国経済はL 字形(減速後、低成長 が続く)になる。1、2 年で終わるものではない」と危機感をあらわにした。「幸先の良いスタ ート」とは政府の報道官が使った表現であり、これに真っ向から反論するかのような権威人 士の「発言」は、一致結束を内外にアピールする傾向の強い共産党政権としては極めて異例 だ(読売新聞 2016/05/31)。 両者の違いは「供給側構造改革」への姿勢から来るものであり、「権威人士」は改革を最 優先せよとの姿勢だが、政府側は景気腰折れや雇用悪化にも目配りするべきだとの立場と なっている(日本経済新聞 2016/05/23)。 図表14 中国の指導部内での経済政策を巡る溝 習氏周辺の人物とされる 「権威人士」の指摘 中国政府の公式見解 経 済 認 識 「幸先良いスタート」では説明できない 「幸先良いスタートを切った」(4 月 13 日、国家発展改革委員会の趙辰昕報道官) 中国経済はU 字やまして V 字ではなく L 字だ 「短期的にはU 字や W 字もありうる」 (4 月 15 日、国家統計局の盛来運報道官) 金 融 政 策 高いレバレッジはコントロールできな ければ金融危機を起こし、マイナス成長 になる 「金利と預金準備率を対旅引き下げた」 (3 月 5 日、李克強首相) 為替、株式、債券、不動産と銀行融資の リスクが上がっている 「債務はコントロールできる水準だ」(5 月16 日、李首相) 財 政 政 策 バラマキで経済にカンフル剤を打つの は避けるべきだ 「ここ数年、強い景気刺激策はしなかっ た」(5 月 9 日、李首相) 構 造 改 革 中国が「中所得国のわな」を乗り越える 生命線で、負けられない戦争だ 「構造改革を強力に進め、市場参加者の 積極性を十分引き出した」(5 月 9 日、李 首相) (出所)(日本経済新聞 2016/05/23)をもとに作成

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7. 文化大革命から 50 年、習主席への権力集中に委縮した空気広がる

中国全土を 10 年にわたり混乱に陥れた文化大革命から 5 月 16 日で 50 年を迎えた。毛 沢東が「大躍進」の責任を取り失脚した後、学生らからなる「紅衛兵」をはじめとする、毛 沢東を支持する国民が暴動をおこした。毛沢東を批判する党幹部や知識人、国民は迫害の対 象となり、毛沢東の思想にそぐわない旧文化の文化財が多く破壊された。そして、長きにわ たる暴動で多くの死傷者が出た。一方、習主席が統治する「今の社会の雰囲気は文革時代に 似た不気味さがある」と北京の知識人は警戒する。習主席は汚職官僚を撲滅する名目で反腐 敗運動を展開し、権威を高める「核心意識」という言葉を指導部内で使い始めた。インター ネット上では習氏をたたえる歌があふれ、周近平に権力が一極集中しているようにみえる (日本経済新聞 2016/05/14)。 また、この経済や文化に壊滅的な被害をもたらした文化大革命から50 周年を迎えた今年、 中国政府は「負の歴史」に注目が集まらないよう、文化大革命を後世に伝えるために設立さ れた「文革博物館」を封鎖し(読売新聞 2016/05/09)、記念のイベントや文革に関連する報道 も厳しく制限した(朝日新聞 2016/05/18)。中国経済の景気鈍化が鮮明になる中、党の正当性 をこれ以上揺るがせるわけにはいかないとの判断があるようだ(日本経済新聞 2106/05/17)。 その一方で、共産党機関誌・人民日報は5 月 17 日付で、「我々は文革のような過ちを二度 と繰り返すべきではない」と強調する論評を掲載した(ロイター2016/05/17)。

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8. 台湾の政権交代、中台関係今後の行方は

台湾では2016 年 5 月 20 日、8 年ぶりに国民党から民進党へと政権が変わり蔡英文が台 湾史上初となる女性総統に就任した(日本経済新聞 2016/05/20)。前総統馬英九は 8 年間「92 年合意」を基礎に中国との交流を進め、経済を軸に関係改善を図ってきた。そして、2015 年11 月に中国の習近平国家主席と 49 年前の分断以来初の中台トップ会談を実現した。し かし「中国からの独立」を掲げる民進党に所属する蔡総統は就任演説で、中国との対話と交 流を継続する意向を示す一方、中台は不可分の領土とする「1 つの中国」原則に関する「92 年合意」の受け入れを表明せず、1992 年に中台双方の窓口機関が会談した「歴史的事実」 は「尊重する」と述べるにとどめた(産経新聞 2016/05/21)。民進党の蔡総統は、中国との関 係を重視してはいるが「台湾は中国とは別の主権国家」とする立場だ。対して、中国側はそ の原則論の撤回を求めて様々な圧力をかけてきている。ケニアで台湾の振り込め詐欺容疑 者ら45 人が捕まった際は、台湾でなく中国に「強制送還」された。容疑者引き渡しをめぐ りケニア政府への介入があった(朝日新聞 2016/05/18)。中国は 5 月 20 日に就任した台湾の 蔡英文総統が「一つの中国」を受け入れない限り、当局間の交流停止も辞さない構えを示し た(読売新聞 2016/05/22)。 蔡総統は「創新(イノベーション)、就業、分配」を経済発展の核と位置づけ、再生エネル ギーやバイオ医療、国防産業などの 5 分野を重点産業とし、集積や連携で成長を促すとし た。そして中国との関係においては、中国依存を修正し東南アジアやインドとの協力を深め る「新南向政策」も強調した(朝日新聞 2016/05/21)。しかし、政権交代後は中国との経済交 流が滞るとの警戒感から台湾市場への外資の目は厳しさを増している。4 月の貿易統計では 輸出額が222.5 億ドルと前年同月比 6.5%減少した。前年割れは 15 ヵ月連続となり過去最 長を更新し、台湾財政部の担当者は「中国向けの輸出が引き続き厳しい」としている。(日 本経済新聞2016/05/18)。

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9. パナマ文書の流出、突出する中国人名義

パナマ文書の流出により中国に注目が集まっている。国際NGO の試算では、世界の富裕 層がタックスヘイブン(租税回避地)に持つ未申告の金融資産は、約 2570-3750 兆円で、世界 のGDP のほぼ 3 割にあたる(朝日新聞 2016/05/14)。そのなかでも国際調査報道ジャーナリ スト連合(ICIJ)によるとタックスヘイブンの法人に関与している中国の法人などが約 2 万 8000 件と突出して多かった(産経新聞 2016/05/11)。中国本土は外国への投資規制があるが 香港は自由であるため、香港経由でタックスヘイブンへの投資がなされていると考えられ る(読売新聞 2016/05/11)。租税回避地は規制や監視がゆるく、情報を隠しやすい。世界の企 業や富裕層の関与の実態が明るみに出るにつれ、一般納税者の怒りは募るばかりだ(朝日新 聞 2016/05/14)。今回、明るみに出た富裕層の中には中国の政治家や最富裕層が名を連ね、 現在、習主席の義兄、共産党序列5 位の劉雲山政治局常務委員や同 7 位の張高麗筆頭副首 相の親族などがタックスヘイブンで法人を所有していたことが発覚している(産経新聞 2016/05/10)。

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10. 5 月前半に急落の後、安値圏で軟調な展開に

上海総合指数は5 月第 2 週目の 9 日に急落し、今年 3 月 16 日以来の 2900 ポイント割れ で引けた。翌10 日も売り圧力に押されたが、生産者物価指数(PPI)を好材料に小幅に反発し た。12 日はザラ場で下値の 2800 ポイントも割り込む場面もみられた。結局、先週末比 2.95% 安で取引を終えた(内藤証券 2016/05/13)。3 週目、週明け 16 日の上海総合指数は値ごろ感 から小幅に反発したものの、翌17 日は反落した。19 日は人民元安を受けて続落したが、自 律反発狙いの買いも入って一進一退で推移した。週末20 日は押し目買いが活発になり、小 幅高で大引けした。先週末の終値は2800 ポイントを死守した(内藤証券 2016/05/20)。4 週 目、週明け23 日の上海総合指数は値ごろ感に加え、中国人民銀行の資金供給を手がかりに 上昇したが 25 日は人民元安への警戒感から小幅に下落し、2800 ポイント割れ目前まで下 げた。26 日は原油高を支えに小幅に反発したが、27 日に再び低迷した(内藤証券 2016/05/27)。 5 月 5 週目、31 日は MSCI1 の A 株採用や「深港通」をめぐる期待感の高まりを受けて 3% 以上も急反発し、約3 週間ぶりに 2900 ポイントを回復して 5 月の取引を終えた。先週末比 4%高で今週の取引を終えた(内藤証券 2016/06/03)。 一方、香港市場では5 月第 2 週目の 9 日のハンセン指数が上昇した。翌 10 日は PPI の 上振れを支えに小幅続伸したが、中国経済・政策への不透明感は強く、11 日は戻り売りに 押されて反落した。12 日には約 2 ヵ月ぶりに 2 万ポイントの大台を割り込んだ(内藤証券 2016/05/13)。3 週目、16 日は割安感と強い米小売統計を手がかりに、ハンセン指数が上昇 した。原油相場の上昇や中国政府要人の香港訪問が好材料視されると、17 日は 2 万ポイン トの大台を回復した。だが、米国の利上げ観測の高まりを受けて同日のダウ平均が急反落す ると、18、19 日は続落した。先週末の終値は僅差で上回った(内藤証券 2016/05/20)。4 週 目、週前半のハンセン指数は、G7 財務相・中央銀行総裁会議の結果内容や英国の EU 離脱 リスク、米国の利上げ観測などが嫌気され、神経質な動きが続いた。25 日は 500 ポイント 以上も急伸し、2 万ポイントの大台を回復した。翌 26 日は人民元・香港ドル安への警戒感 が上値を抑えたが、27 日に上昇し、概ね今月初めの水準に戻した(内藤証券 2016/05/27)。5 月5 週目、好調な米国経済が好感され、週前半のハンセン指数は推移した。米利上げ観測が 重しになったが、31 日は A 株急騰を追い風に 2 万 1000 ポイントを視野に入れた。2 万 1000 ポイントに迫る形で取引を終えた(内藤証券 2016/06/03)。 1モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルの略で、世界的な株価指数を算出している会 社のこと(MSCI HP より)。

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21 図表15 上海総合指数(終値) (2016/04/29-2016/05/31) (出所)株探より作成 図表16 ハンセン総合指数(終値) (2016/04/29-2016/05/31) (出所) Searchina Finance より作成 2,750.00 2,800.00 2,850.00 2,900.00 2,950.00 3,000.00 3,050.00 19500 19700 19900 20100 20300 20500 20700 20900 21100 21300

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参考

Web

・Searchina Finance http://searchina.ne.jp/ ・MSCI ホームページ https://www.msci.com/ ・株探 http://kabutan.jp/ ・新華社 http://jp.xinhuanet.com/ ・中国海関総署 http://www.customs.gov.cn/publish/portal0/ ・中国外貨管理局 http://www.safe.gov.cn/ ・中国国家統計局 http://www.stats.gov.cn/ ・中国財政部 http://www.mof.gov.cn/index.htm ・中国商務部 http://www.mofcom.gov.cn ・中国自動車工業協会 http://www.caam.org.cn/ ・中国人民銀行 http://www.pbc.gov.cn/ ・ロイター通信 http://jp.reuters.com/

参考新聞・資料

・朝日新聞 ・産経新聞 ・中国通信 ・日本経済新聞 ・毎日新聞 ・読売新聞

参照

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