③ 女性人材育成プロセスの推進
アンケート調査結果において、役員、副会長、会長の順に、役職が上がるほ ど女性比率が低くなっていることから、女性人材など多様な人材が会長の役割 を担っていくためには、幅広い多様な人材が自治会役員、副会長など各種役職 の経験を積んでいくことが重要と考えられる。また、地域の実態に詳しくなる 婦人会等の団体や民生委員等の経験も会長・役員を担う際に活かせるのではな いかと考えられる。ヒアリング調査結果でも、自治会長はある程度事務処理や 各種調整を行うため、女性が役員等を経験することなく、自治会長に就くこと は難しいのではないかといった意見があった。現状では、民生・児童委員や子 供会役員といった、子供との関連性の高い団体の役員経験は、比較的女性が多 く経験しているものと考えられる。地域の人口動態の違いなどはあるが、こう した経験を積んだり、地域における女性や役員のネットワーク、知己を得たり する中で、本人の地域活動への意識が高まると共に、住民からの信頼を得てい くことが期待される。
さらに見せる
141
さらに読み込む