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安全性から見た抗菌薬

YAKUGAKU ZASSHI 131(10) (2011) 2011 The Pharmaceutical Society of Japan 1423 Review 安全性から見た抗菌薬 堀 誠治 Safety Proˆle of Antimicrobial Agents Se

YAKUGAKU ZASSHI 131(10) (2011) 2011 The Pharmaceutical Society of Japan 1423 Review 安全性から見た抗菌薬 堀 誠治 Safety Proˆle of Antimicrobial Agents Se

... From package insert of new quinolones. れ易い)これらの安全に関する情報であるが,副 作用・薬物相互作用の強さは個々の薬物で異なって いることが報告されている.実際にこれらの抗菌 を使用する場合には,副作用・薬物相互作用に関す る情報を,個別化して把握することが重要となろ う.特に,PK-PD の考えに基づく投与設計がなさ ...

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第 1 章 グラム染色道場入門 抗菌薬投与後の形状変化 代表的な染色像を掲載しておきます こういった像を見たら 発育しないかもしれない 抗菌薬がすでに投与されているかもしれない という情報を共有することが大切です 一般に抗菌薬が作用すると 菌は脆弱化もしくは死滅してグラム染色や培養で起炎菌の確定が難

第 1 章 グラム染色道場入門 抗菌薬投与後の形状変化 代表的な染色像を掲載しておきます こういった像を見たら 発育しないかもしれない 抗菌薬がすでに投与されているかもしれない という情報を共有することが大切です 一般に抗菌薬が作用すると 菌は脆弱化もしくは死滅してグラム染色や培養で起炎菌の確定が難

... 私たちは、菌の形状や染色をアトラスなどの既存の情報により知り、 それに基づいて鑑別していく癖がついています。しかし、抗菌が作用し ている像はアトラスには載っていません。日々、観察している中で覚えて いくしかありません。グラム陰性桿菌で見かけることが多いと思います。 よく見かけるのが菌の延伸化。β-ラクタムが PBP に作用し、バルジ ...

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糖尿病性壊疽による四肢切断症例での患部検出菌と抗菌薬の感受性

糖尿病性壊疽による四肢切断症例での患部検出菌と抗菌薬の感受性

... 名の特徴を解析すると,培養陰 は 1 名のみ,単一菌検出例も 1 名(MSSA)のみ であり,残り 5 名は複数菌が検出されてい.検出 菌は Peptostreptococcus ...気 菌 が 多 く,α–Strepto- coccus など口内常在菌も認められ.患者の合併 症を見ると 7 名中 5 名は透析患者であり,うち 2 名 は ASO ...

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抗菌薬の考え方,使い方 ver.4 魔弾よ、ふたたび…

抗菌薬の考え方,使い方 ver.4 魔弾よ、ふたたび…

... ⿟ 体温は相対的には重要度がやや下がる. 患者さんの見た目も大事です. 重症患者はとにかく循環状態が悪くなっていますから,皮膚が冷たく,白 っぽくなっていることが多いです.あるいは紫色のまだら状の皮膚をしてい ることもあります.これを livedo reticularis といいます.リベド・レティキ ュラーリスと読みます.日本語では「リ」にアクセントがありますが,英語 ...

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7. 副作用の出現に注意する 抗菌薬の副作用は, アナフィラキシーショック! や薬疹だけではない.! 腎機能障害 肝機能障害 CD 関連性腸炎 ( 偽膜性腸炎 )! 薬剤熱 骨髄抑制 ( 好中球減少, 血小板減少 )! 治療開始 3-5 日で! 必ず副作用の有無! をチェックする 但し, 抗菌薬療法

7. 副作用の出現に注意する 抗菌薬の副作用は, アナフィラキシーショック! や薬疹だけではない.! 腎機能障害 肝機能障害 CD 関連性腸炎 ( 偽膜性腸炎 )! 薬剤熱 骨髄抑制 ( 好中球減少, 血小板減少 )! 治療開始 3-5 日で! 必ず副作用の有無! をチェックする 但し, 抗菌薬療法

... 週間後に帰国し,外減圧を施行し状態で聖マリアンナ医大 東横病院へ転院. 転院時の意識状態はGCS10 (E4, V1, M5),寝 きりの状態で意志の疎通はとれず,合目的動作もられな い状態であっ. 上海では 術後感染症のため皮下洗滌などが 行われ,VCM,SBT/CPZが投与されていらしいが詳細は不明.! 既往歴:! ...

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抗菌薬の臨床評価方法に関するガイドライン

抗菌薬の臨床評価方法に関するガイドライン

... 3.1.3.1 適応疾患領域を限定して臨床開発を行う場合 適応取得を予定する各疾患領域について患者数の多い代表的疾患を選択し、適切な対照に対する非 劣性又は優越を検証することを主目的としランダム化二重盲検並行群間比較試験を実施すること を基本とする。ただし、代表的疾患であっても対象患者数が著しく限られる等の理由でランダム化二重 ...

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抗菌薬の臨床評価方法に関するガイドライン

抗菌薬の臨床評価方法に関するガイドライン

...  従来,抗菌の薬効評価の主眼は投与終了時における有効安全評価(endoftreatment: EOT)としてきが,海外における臨床試験データとの整合を考慮し,投与終了 7~10 日後の 治癒判定(Test of cure:TOC)を主要評価項目(primary endpoint)とする。例えば,比較試 ...

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2006 年 3 月 3 日放送 抗菌薬の適正使用 市立堺病院薬剤科科長 阿南節子 薬剤師は 抗菌薬投与計画の作成のためにパラメータを熟知すべき 最初の抗菌薬であるペニシリンが 実質的に広く使用されるようになったのは第二次世界大戦後のことです それまで致死的な状況であった黄色ブドウ球菌による感染症に

2006 年 3 月 3 日放送 抗菌薬の適正使用 市立堺病院薬剤科科長 阿南節子 薬剤師は 抗菌薬投与計画の作成のためにパラメータを熟知すべき 最初の抗菌薬であるペニシリンが 実質的に広く使用されるようになったのは第二次世界大戦後のことです それまで致死的な状況であった黄色ブドウ球菌による感染症に

... リコシド系のような濃度依存抗菌では、trough 濃度が安全の 指標となります。 ◇AUC(area under the curve):血中濃度曲線下面積 薬物血中濃度の時間経過を表しグラフで描かれる曲線(薬物血中濃度 ―時間曲線)と、横軸(時間軸)によって囲まれ部分の面積を表しま ...

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抗菌薬適正使用マニュアル

抗菌薬適正使用マニュアル

... 発行にあたって 京都私立病院協会の感染対策委員会では、各会員病院のICT設置・活動支援事業、院内感染対 策マニュアルの作成、院内感染に関する講演会などの活動をしております。そのような中、平成24 年に抗菌適正使用マニュアルを発行いたしまし。しかし発行から4年が経過し新薬の発売や、 ...

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細菌または真菌の抗菌薬感受性の検査方法およびそれに用いるシステム

細菌または真菌の抗菌薬感受性の検査方法およびそれに用いるシステム

... • 一般的な グラム陰性菌およびグラム陽性菌 用の検査チップを用意し、 市場規模を拡大する • 欧米や中国、インドなど海外市場も大きい • 抗菌は、畜産業、農業、水産業など多方面で用いられており、 環境中の耐性菌が問題となっていることから、医療以外のニーズも 見込める ...

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中医協総会の資料にも上記の 抗菌薬適正使用支援プログラム実践のためのガイダンス から一部が抜粋されていることからも ガイダンスの発表は時機を得たものであり 関連した8 学会が共同でまとめたという点も行政から高評価されたものと考えられます 抗菌薬の適正使用は 院内 と 外来 のいずれの抗菌薬処方におい

中医協総会の資料にも上記の 抗菌薬適正使用支援プログラム実践のためのガイダンス から一部が抜粋されていることからも ガイダンスの発表は時機を得たものであり 関連した8 学会が共同でまとめたという点も行政から高評価されたものと考えられます 抗菌薬の適正使用は 院内 と 外来 のいずれの抗菌薬処方におい

... ▽ AST活動の中心は感染症に精通し医師と薬剤師になろうかと思われますが、8学会のガイ ダンスでは、 「感染症専門の医師や薬剤師、臨床検査技師、看護師が主治医の支援を行う」 と示されています。 「感染症専門医」ではなく「感染症専門の医師」と記されている点が注 目されます。わが国の感染症専門医は現在約1,300人程です。日本感染症学会は平成22年に ...

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CRE/CPE マウス大腿部感染モデルにおけるカルバペネム系抗菌薬およびアミノグリコシド系抗菌薬の併用療法の有効性評価

CRE/CPE マウス大腿部感染モデルにおけるカルバペネム系抗菌薬およびアミノグリコシド系抗菌薬の併用療法の有効性評価

... 用療法は CRE の MEPM 高度耐性菌株(MIC>32 μ g/mL)においてもその抗菌活性を示したこ とからその有用は高いと考察される。 1.背景 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(carbapenem-resistant Enterobacteriaceae :CRE)はカル ...

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抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性

抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性

... 時間持続点滴では、 安全や原因菌の MIC を考慮して行 う必要があります。例えば 24 時間点 滴を行っ場合、血中濃度が上がりに くく、MIC 値以上の血中濃度に到達さ せるためには1日の用量を多くする必 要があります。MIC 値が高い場合には 保険適応で認められている1日投与量 以上の量が必要となるケースもでてく ...

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抗菌薬の適正使用に向けた8 学会提言「抗菌薬適正使用支援(Antimicrobial Stewardship:AS)プログラム推進のために」―提言発表の背景と目的―

抗菌薬の適正使用に向けた8 学会提言「抗菌薬適正使用支援(Antimicrobial Stewardship:AS)プログラム推進のために」―提言発表の背景と目的―

... らに,これらの取り組みは医療経済学的な視点に基づく費用対効果も意識して行われるべきですし, 取り組みの成果として日本の耐性菌検出の現状や抗菌の使用状況を適切なサーベイランス体制に基 づいて国全体や世界にフィードバックすることも必要でしょう。 こうした取り組みには医療チームを構成する各職種の専門を高めるための教育が欠かせません。 ...

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今日の臨床サポート - 抗菌薬(薬理) - トップ

今日の臨床サポート - 抗菌薬(薬理) - トップ

... 上記のように、ペニシリン系抗菌 の開発の歴史は、ペニシリナーゼやβラクタマーゼに対する安定を確保する歴史で あっ。しかし、近年はペニシリン耐性肺炎球菌のようにペニシリン結合タンパク変異を 起こすことによる耐性が進みつつある。現在、中等度耐性も含めると臨床分離される肺炎 球菌の6割以上がペニシリン耐性肺炎球菌が占めるようになってきており、肺炎球菌肺 ...

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4) アウトブレイクに介入している 5) 検査室データが疫学的に集積され, 介入の目安が定められている 4. 抗菌薬適正使用 1) 抗菌薬の適正使用に関する監視 指導を行っている 2) 抗 MRSA 薬の使用に関する監視 指導を行っている 3) 抗菌薬の適正使用に関して病棟のラウンドを定期的に行って

4) アウトブレイクに介入している 5) 検査室データが疫学的に集積され, 介入の目安が定められている 4. 抗菌薬適正使用 1) 抗菌薬の適正使用に関する監視 指導を行っている 2) 抗 MRSA 薬の使用に関する監視 指導を行っている 3) 抗菌薬の適正使用に関して病棟のラウンドを定期的に行って

... 5)処置時必要な場合はマスクを着用している 6)必要な場合には保菌者のスクリーニングを行っている 7)シーツやリネン類の処理が適切である *マニュアルの評価項目:連絡体制。感受性者サーベイランスの期間、範 囲が明瞭である。ワクチンやγ‐グロブリンの接種対象者が明確である。 消毒の選択と実施方法、接触感受職員の就業制限が規定してある、 などを確認する ...

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抗菌薬マニュアル

抗菌薬マニュアル

... ④ 抗菌の投与期間は通常一週間 院内感染症に対する抗菌の投与は、緑膿菌など耐性菌ではない場合には一週間程度の投 与期間が望ましい。また抗菌の投与量は、患者状態にあわせて、できるだけ高用量で用いるこ とが望ましい。 抗菌低感受性あるいは耐性菌の場合、短期間(一週間程度)での抗菌の中 ...

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中央銀行から見たブロックチェーン技術の可能性とリスク

中央銀行から見たブロックチェーン技術の可能性とリスク

... • ビザンチン障害を含む不特定多数のノードを用い、時間の経過と ともにその時点の合意が覆る確率が0へ収束するプロトコル、また はその実装を「ブロックチェーン」と呼ぶ。 • 電子署名とハッシュポインタを使用し改竄検出が容易なデータ構 造を持ち、且つ、当該データをネットワーク上に分散する多数の ノードに保持させることで、高可用性及びデータ同一等を実現す る技術を「広義のブロックチェーン」と呼ぶ。 ...

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