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2018年度 第3回 10 月 東大本番レベル模試

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2018年度 第3回 10 月 東大本番レベル模試

日本史・採点基準

◆添削記号◆

東大本番レベル模試・日本史の採点では,次のような添削記号を用いています。

1.

□□□□

加点要素 2.□□□□ 表現に難あり 3.□□□□ 文要素の欠落/脱字 4.□□×

□□ 誤字(略字を含む)

5.□□□□× 内容に誤りあり

6.「□□□□」 設問要求に答えていない

◆共通の基準◆

1.採点基準においては加点要素を,3点のものは太字・アミカケ☐☐で,2点のものは二重線□□で,1点のものは下線□

□で,それぞれ示している。採点に際しては常に前後の文脈に留意する(◎で示した事項,内に示した事項に内容が 反していないかを確認する。許容する事例や例外的対応などについてはで示してある)。

2.加点要素の要件を一部しか満たしていない箇所については,それぞれの配点未満の得点を与える。(太字・アミカケ☐☐

→2点以内,二重線□□→1点,下線□□→0点)

3.歴史用語(赤字で表示)についての誤字,当て字,漢字で記すべき語句のひらがな・カタカナ表記は,それが加点要素に 直接関係する場合,1点減点。同一語句・文字がくりかえし誤っている場合は,それぞれを減点の対象とするのではなく,

まとめて1点減点とする。加点要素とは直接関係しない箇所に誤字・当て字があった場合,減点しない。

4.欄外に設問記号を記した答案や,句読点のはみだしなど字数がわずかに超過している答案は,本番では無効答案になる可 能性もある。しかし,受験生の学力を正確に測定するという観点から,あまりにも明白に指定条件を無視している場合を 除き,採点の対象とする。

5.設問によっては加点要素の合計が配点を超えている場合がある。ただし,各問とも配点を満点としてこれを超える得点は 与えない。

(2)

2

第1問 百済王氏と古代国家

◆加点要素の合計点28点→15点満点◆

A 百済王氏の役割

◆加点要素の合計点15点→8点満点◆

◎百済の王族への百済王賜姓の事情

a 百済の滅亡 ………3点以内

b 飛鳥浄御原令が施行されていた ………2点以内

c 庚寅年籍が完成していた ………2点以内

d 公民となるべき存在だった/公地公民の徹底 ………2点以内

※「国家制度上の例外を認められなくなった」は1点

◎百済王氏の存在が果たした役割

e (形式上服属国からの)外国人としてふるまう ………3点以内

※「(形式上)朝貢の使者としてふるまう」は2点

※「(形式上)百済の使者としてふるまう」は1点

f 日本が中華であることを示す/(日本独自の)中華思想を示す ………3点以内

※「日本が東アジア〔極東〕の中心であることを示す」は2点

※「日本が世界の中心であることを示す」は1点

※「帝国」(文中表現)「冊封体制」(世界観に該当しない)に類する表現は非加点

B 桓武天皇の政策

◆加点要素の合計点14点→7点満点◆

◎桓武天皇が持っていた意識の対象

a 皇位の正統性 ………2点以内

※「天皇の地位を守ること」「天皇の地位を確立すること」は1点

b 天武系から天智系への(皇統の)転換 ………3点以内

※「天智系であること」「皇統の転換」は2点

c 王朝交替がおきたこと/新王朝の成立 ………2点以内

d 儒教の論理 ………3点以内

※「中国の思想」「易姓革命」は2点

◎桓武天皇の政策

e 長岡京に遷都した ………3点以内

※「平城京から遷都した」は2点

f 郊祀に携わった百済王氏を優遇した ………1点以内

(3)

第2問 琉球貿易の活発化と衰退の理由

◆加点要素の合計点28点→15点満点◆

・ 琉球貿易

◆加点要素の合計点28点→15点満点◆

◎明

a 前期倭寇の禁圧をはかった ………2点以内

※「倭寇の禁圧をはかった」は1点

b モンゴル〔北元〕と緊張〔対立〕関係にあった ………2点以内

c 琉球との貿易を優遇した ………2点以内

d 琉球から馬を入手した ………2点以内

◎琉球

e 農業が振るわなかった/農業に不向きだった ………2点以内 f 交通の要衝に位置した/地理上の優位にあった ………2点以内 g 貿易を国家事業とした/貿易によって明との関係を築いていた ………2点以内

h 中継貿易をおこなった ………3点以内

※「第3国の輸入品を他国に輸出した」は2点

i 居住する中国人と他国に居住する中国人の関係を活用した ………3点以内

※「居住する中国人を活用した」は2点

◎琉球貿易の衰退の要因

j 後期倭寇による貿易/中国人の倭寇による貿易 ………3点以内

※「後期倭寇」「中国人の倭寇」「倭寇による貿易」は2点

※「倭寇の活動再開」は1点

k ポルトガル商人の参入 ………2点以内

※「スペイン商人の参入」「南蛮人の参入」南蛮貿易」「ヨーロッパ人の参入」は1点

l 明が海禁政策を緩和・ ・させた ………3点以内

※琉球貿易の衰退の要因と結びつけていないが「明が海禁政策をとっていた」は2点

※「琉球貿易は,明の海禁政策(の実施)によって衰退した」

「明の政策としてではなく,海禁が自然発生的に緩んだ」といった旨の表現は事実誤認のため非加点。

(4)

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第3問 江戸時代後期の貸本屋と絵画

◆加点要素の合計点30点→15点満点◆

A 貸本屋

◆加点要素の合計点18点→9点満点◆

◎貸本屋が繁盛し続けた理由

a 民衆の読書への欲求 ………2点以内

b 寺子屋が普及していた ………3点以内

c 識字層が増大していた ………2点以内

d 本を安価で貸し出した ………2点以内

◎1790年以降の貸本屋

e 寛政の改革以降も機能した ………3点以内

f 出版統制令〔出版統制〕以降も機能した ………3点以内

※「作家〔小説家/戯作者〕の処罰以降も機能した」は2点

g 写本によって政治〔社会/幕府〕の情報を紹介した ………3点以内

※「政治〔社会/幕府〕の情報を紹介した」は2点

※「写本を取り扱っていた」は1点

※「(貸本屋が)幕政を批判した」旨は非加点

B 江戸時代後期の絵画

◆加点要素の合計点12点→6点満点◆

◎江戸時代後期の絵画

a 本草学〔博物学〕と関係する写生画 ………3点以内

※「本草学〔博物学〕と関係した画」「写生画」は1点

b 蘭学〔洋学〕と関係する西洋画〔洋画/洋風画/銅版画〕 ………3点以内

※「西洋画/洋画/洋風画」は1点

※「銅版画」は非加点(文章(4)に示されているため)

c 蘭学〔洋学〕と関係する文人画〔南画〕 ………3点以内

※「蘭学〔洋学〕と関係する画」は1点

d 俳諧と関係する文人画〔南画〕 ………3点以内

※「俳諧と関係した画」「文人画〔南画〕」は1点

(5)

第4問 大正デモクラシーをめぐる問題

◆加点要素の合計点28点→15点満点◆

A 大正デモクラシーの始期と終期

◆加点要素の合計点8点→5点満点◆

◎「始期」

a 日比谷焼打ち事件が起こった ………2点以内

※「ポーツマス条約〔日露戦争の講和〕に反対する事件がおこった」は1

b (かつてない大きな)国民世論を背景とした事件が起こった ………2点以内

◎「終期」

c 五・一五事件が起こった ………2点以内

※「犬養毅首相の殺害事件が起こった」は1

d 憲政の常道の終焉 ………2点以内

B 大正デモクラシー

◆加点要素の合計点20点→10点満点◆

◎大正デモクラシー

a 自由民権運動を継いだもの ………3点以内

b 民衆〔国民/市民〕の政治参加を求める活動 ………2点以内

※「民衆〔国民/市民〕の選挙権を求める活動」は1

◎大正デモクラシーの成果

c 普通選挙法〔普通選挙制〕の成立 ………3点以内

※「選挙人の納税資格が撤廃された」は2点

d 選挙権は男性のみにとどまった/女性に選挙権は与えられなかった ………2点以内

e 共産主義(思想)を弾圧する法の制定をともなった ………2点以内

※「思想を弾圧する法〔自由権を侵害する法〕の制定をともなった」は1

◎大正デモクラシーの理論的根拠

f 民本主義 ………3点以内

g 天皇機関説 ………3点以内

h 国民主権を主張しなかった ………2点以内

※「天皇主権を前提としていた」は1

参照

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