1 2017
年8
月28
日発行 第684
号CONTENTS
「中国経済研究会」のお知らせ ... 2 中国ニュース
8.21-8.27 ... 3
【中国経済最新統計】 ... 8
2
「中国経済研究会」のお知らせ
2017年度第5回(通算第67回)の中国経済研究会は下記の通り開催しますので、ご案内いたします。
大勢の方のご参加をお待ちしております。
記
時 間: 2017 年 10 月 17 日(火) 16:30-18:00
場 所:京都大学吉田校舎法経東館地下一階みずほホール テーマ:「東アジア低炭素共同体」構想とその具体化 報告者:周瑋生(立命館大学政策科学学部教授)
注:本研究会は原則として授業期間中の毎月第3火曜日に行いますが、講師の都合等により変更 する場合があります。2016度における開催(予定)日は以下の通りです。
前期:4月18日(火)、 5月23日(火)、 6月20日(火)、7月1日(土) 後期:10月17日(火)、11月21日(火)、12月19(火)、1月16日(火)
(この研究会に関するお問い合わせは劉徳強([email protected])までお願いします。なお、研究会終了後、有志 による懇親会が予定されています。)
3
中国ニュース 8.21-8.27
HEADLINES
中国政府3
部門、介護サービスプロジェクトへの社会資本参与を奨励
中国、5年連続で世界一の工業用ロボット市場へ
中国科技部とUNDP、協力意向書に署名
中国アリババ、インドネシア最大規模のネット通販サイトに投資
民間企業500
社が発表、トップはファーウェイ
天津保税区 上半期GDP
が13.2%増加
米の301
調査発動に対抗措置を検討
中国の汚染防止プロジェクト、千億ドルを投じる
中国全土初の人工知能補助診療センターが安徽省に設立
中国製医療設備、日本市場に初進出中国政府
3
部門、介護サービスプロジェクトへの社会資本参与を奨励【中国政府網 8 月 21 日】中国財政部、
民政部、人社部は 先 ご ろ 、 政 府 と 社 会 資 本 の 協 力
(PPP)モデルによ る介護サービス業 供 給 側 改 革 の 推 進を奨励する通知 を発表した。政府が既存の公営介護機関の運営管理を社会資本へ移行させること を奨励する一方、政府と社会資本による都市社区(地域コミュニティ)内での在宅介 護サービス拠点の建設・運営や社区総合サービス施設の建設・運営を奨励し、高齢 者向けケータリング、社区デイサービス、高齢者向け精神文化生活などの多様な介 護サービスを創設・運営する。同時に、医療・介護・健康の融合を進め、介護機関、
医療衛生機関、健康サービス機関の協力を奨励する。また、「健康管理をベース、
介護サービスを中心、医療サービスを支え」とする全ライフサイクル介護サービスチ ェーンの構築を支え、介護をテーマとする健康・養生や体育・フィットネスなど現代サ ービス業の「介護+」総合新業態をつくることを目指す。
4
中国、5
年連続で世界一の工業用ロボット市場へ【中国経済網 8 月 27 日】26 日に発表され た『中国ロボット産業発展報告(2017)』によ ると、中国のロボット市場は高度成長期に あり、工業用ロボットを運用する市場として 5 年連続で世界のトップになった。中国 IT 学会研究コンサルティングセンターの李頲 主任は、「中国は世界一の工業用ロボット 運用市場として、全世界の市場シェアの約 3 分の 1 を占めている。生産製造のスマート 化とグレードアップにより、工業用ロボット市場の持続的な成長が見込まれている。
2017 年をめどに、中国の工業用ロボットの販売台数が 11 万台を突破し、その市場規 模は 42 億 2000 万ドルに達する見込みだ。2020 までには、国内の市場規模がさらに 58 億 9000 万ドルへ拡大すると予想されている」と語った。
中国科技部と
UNDP
、協力意向書に署名【科学日報 8 月 24 日】中国科学技術部(省)と国連開発計画(UNDP)は 23 日、協 力意向書に署名し、中国が 2030 アジェンダを実現するための革新模範エリアの建 設をめぐり協力することを決定した。協力意向書には、中国科学技術部は科学技術 管理という専門能力を発揮し、UNDP は専門家・ネットワーク・国際影響力資源を動 員し、重点的に次の 7 分野で協力を強化すると明記している。具体的には、現地が 持続可能な開発のボトルネックを発見できるよう助言すること、革新模範エリアの行 動に関する研修を行うこと、革新模範エリアの審査基準、評価指標をめぐり共同研究 を展開すること、企業・若者・民間による、国の持続可能な開発アジェンダ革新模範 エリアの建設への参与を促すこと、17 の持続可能な開発目標と UNDP の活動範囲で、
地方レベルの実施を支援すること、革新模範エリア建設の最良の実践事例と成功経 験を総括すること、持続可能な開発・革新フォーラムなどを共催することが挙げられ る。
5
中国アリババ、インドネシア最大規模のネット通販サイトに投資【中間村在線 8 月 21 日】アリバ バグループはこのほど、11 億ドル を投じてインドネシア最大のネット 通販サイト Tokopedia の株を購入 することを明らかにした。アリババ は現在東南アジアでの事業展開 を加速させている。Tokopedia は インドネシアで最大の規模を誇るネット通販サイトであり、2009 年に創業し、アクセス 数も最も多いという。Tokopedia の創始者で CEO の William Tanuwijaya 氏は、アリバ バの投資が同社の成長を加速させることになると語った。
民間企業
500
社が発表、トップはファーウェイ【重慶晨報 8 月 25 日】中華全国工商業連合会が作成した「2017 年中国民間企業 500 社ランキング」がこのほど発表された。華為(ファーウェイ)、蘇寧、魏橋がトップ 3 となっている。同連合会の黄栄副会長によると、「2016 年には、民間企業 500 社が引 き続き順調な発展傾向と経営業績を示した。今回のランキングでは、ランク入りのハ ードルが大幅に上昇したこと(2016 年の民間企業 500 社入りのハードルは総収入 120 億 5200 万元以上で、15 年に比べて 18 億 7700 万元上昇)、超大型企業が急速 に成長したこと、品質と効率が安定的に向上したこと、社会への寄与が引き続き拡大 したこと、産業構造が最適化を続けたことの 5 つの特徴が見られた。
天津保税区 上半期
GDP
が13.2
%増加【北京日報 8 月 24 日】今年上半期、天津港保税区では域内総生産が 901 億 3 千 万元に達し、前年同期比 13.2%増加した。経済運営が安定しつつ好転し、規模と速 度、質と量が同じ歩調で上昇した。工業、貿易産業、サービス産業が経済成長を牽 引する主要原動力になった。このうち貿易産業の GDP 増加への寄与度は 4.4 ポイン トに上った。上半期には保税区の一定限度額以上の貿易企業(年間売上高 2 千万 元以上の卸売企業および年間売上高 500 万元以上の小売企業)の売上高が 3002 億 3 千万元に達し、同 27.6%増加した。
6
米の301
調査発動に対抗措置を検討【観察者 8 月 24 日】米 通商代表部の代表は 現地時間 18 日、中国 を対象に「1974 年貿易 法」の 301 条に基づく 調査を正式に開始する と 発 表し た 。 米 国は 、 中国政府の技術移転、
知的財産権、イノベー ションなどの分野での 政策と実践活動などは合理的か否か、差別の有無、また米国の産業に負担や支障 をもたらさないかについて調査を行った。商務省の高峰報道官は 24 日、米国による 今回の 301 調査発動の表明について、「中国政府はあらゆる措置を講じて、中国政 府と中国企業の合法的権益を断固として守っていく」と強調した。
中国の汚染防止プロジェクト、千億ドルを投じる
【環球時報 8 月 25 日】
ロイター通信によると、
中国環境保護部は 24 日、中国が今年上半 期に 8000 件弱の水 質汚染防止プロジェ クトを開始し、投資総 額が約 6674 億元に 達したと発表したという。中国環境保護部は通告の中で、同プロジェクトは 2015 年の 水質汚染防止行動計画の一部であり、全国 325 カ所の汚染地表水を網羅すると表 明した。確認されている汚染エリアは 343 カ所で、これは 95%の水質を規定水準ま で改善する計画を立てたことを意味する。中国の高度成長において、産業拡張に対 する監督管理の不足、農薬と化学肥料の無秩序な使用という問題により、中国の多
7
くの水が使用不可能になった。問題を意識した政府は 2015 年に、主要水道の大幅 な水質改善と、採掘・紡績・石油精製などの高度汚染業界の未処理汚水排出規制 を約束した。中国環境保護部は今月、今年上半期に水質が全体的に改善されたと 発表した。中国全土初の人工知能補助診療センターが安徽省に設立
【新華社 8 月 21 日】安徽科大訊飛信息科技有限公司(科大訊飛)と安徽省立病院 は合肥市で 20 日午前、共同設立した安徽省立智慧病院(人工知能補助診療センタ ー)の除幕式を開いた。これは、全国初の人工知能補助診療センターが、正式に稼 働を開始したことを意味する。同センターは医学画像認識技術とスマート認識技術を 用い、画像補助診断、画像診断質保証、スマート補助診療、音声電子カルテ、診断 と医師の正確な選択、スマート医療訪問観察などのサービスを提供する。人工知能 を使い、同センターとつながる各階層の医療機関に対して、オンライン・リアルタイム のサービスを提供する。
中国製医療設備、日本市場に初進出
【新華網 8 月 25 日】中国製の医療設備である「聯影 96 環 PET-CT」を日本の名古 屋にある藤田保健衛生大学病院が購入し、24 日にその除幕式が行われた。中国製 の医療設備が日本市場に進出したのは今回が初めてである。PET-CT 検査は、CT 装置を併用することで、時間差による画像のずれを防ぎ、高精度に位置を合わせる ことができる。そのため、さらに鮮明な画像で、腫瘍の位置や大きさを撮影することが でき、詳しい分析が可能である。上海聯影医療科学技術有限公司が自主開発したこ の設備は、スキャンのスピードと解像度といった二つの面で優位性を持っている。
8
【中国経済最新統計】
① 実 質 GDP 増加率 (%)
② 工 業 付 加 価 値 増 加 率 (%)
③ 消費財 小売総 額 増 加 率(%)
④ 消費者 物価指 数 上 昇 率(%)
⑤ 都 市 固 定 資 産 投 資 増 加 率 (%)
⑥ 貿 易 収 支 (億㌦)
⑦ 輸 出 増 加 率 (%)
⑧ 輸 入 増 加 率 (%)
⑨ 外国直 接投資 件 数 の 増加率 (%)
⑩ 外 国 直 接 投 資 金 額 増 加率 (%)
⑪ 貨 幣 供 給 量 増 加 率 M2(%)
⑫ 人 民 元 貸 出 残 高 増 加 率(%)
2005年 10.4 12.9 1.8 27.2 1020 28.4 17.6 0.8 ▲0.5 17.6 9.3
2006年 11.6 13.7 1.5 24.3 1775 27.2 19.9 ▲5.7 4.5 15.7 15.7
2007年 13.0 18.5 16.8 4.8 25.8 2618 25.7 20.8 ▲8.7 18.7 16.7 16.1
2008年 9.0 12.9 21.6 5.9 26.1 2955 17.2 18.5 ▲27.4 23.6 17.8 15.9
2009年 9.1 11.0 15.5 ▲0.7 31.0 1961 ▲15.9 ▲11.3 ▲14.9 ▲16.9 27.6 31.7
2010年 10.3 15.7 18.4 3.3 24.5 1831 31.3 38.7 16.9 17.4 19.7 19.8
2011年 9.2 13.9 17.1 5.4 24.0 1549 20.3 24.9 1.1 9.7 13.6 14.3
2012年 7.7 10.0 14.3 2.7 20.7 2303 7.9 4.3 ▲10.1 ▲3.7 13.8 15.0
2013年 7.7 9.7 11.4 2.6 19.4 2590 7.8 7.2 ▲8.6 5.3 13.6 14.1
2014年 7.4 8.3 12.0 2.0 15.2 3824 6.1 0.4 4.41 14.2 12.2 13.6
2015年 6.9 5.9 10.7 1.4 9.7 6024 -9.8 -14.4 11.0 0.8 11.9 15.0
5月 6.1 10.1 1.2 9.9 595 -2.4 -17.7 -14.0 8.1 10.6 14.3
6月 7.0 6.8 10.6 1.4 11.6 465 2.8 -6.3 4.6 1.1 10.2 14.4
7月 6.0 10.5 1.6 9.9 430 -8.4 -8.2 9.6 5.2 13.3 15.7
8月 6.1 10.8 2.0 9.1 602 -5.6 -13.9 23.9 20.9 13.3 15.7
9月 6.9 5.7 10.9 1.6 6.8 603 -3.8 -20.5 5.2 6.1 13.1 15.8
10月 5.6 11.0 1.3 9.3 616 -7.0 -19.0 2.5 2.9 13.5 15.6
11月 6.2 11.2 1.5 10.8 541 -7.2 -9.2 27.7 0.0 13.7 15.3
12月 6.8 5.9 11.1 1.6 6.8 594 -1.7 -7.6 17.2 -45.1 13.3 15.0
2016年
1月 10.3 1.8 18.0 633 -11.5 -18.8 14.1 -2.1 14.0 15.2
2月 10.2 2.3 326 -25.4 -13.8 -11.3 -1.3 13.3 14.7
3月 6.7 6.8 10.5 2.3 11.2 299 11.2 -7.4 26.1 4.0 13.4 14.7
4月 6.0 10.1 2.3 10.1 456 -2.0 -10.5 21.4 2.9 12.8 14.4
5月 6.0 10.0 2.0 7.4 500 -4.7 -0.1 43.6 -4.8 11.8 14.4
6月 6.7 6.2 10.6 1.9 7.3 479 -6.1 -9.0 8.5 4.4 11.8 14.3
7月 6.0 10.2 1.8 3.9 502 -6.4 -12.9 -3.8 -6.2 10.2 12.9
8月 6.3 10.6 1.3 8.2 520 -3.2 1.4 13.2 0.5 11.4 13.0
9月 6.7 6.1 10.7 1.9 9.0 420 -10.2 -1.9 27.9 -3.6 11.5 13.0
10月 6.1 10.0 2.1 8.8 488 -7.4 -1.3 -36.9 0.4 11.6 13.1
11月 6.2 10.8 2.3 8.8 442 -1.5 4.6 -32.4 -4.6 11.4 13.1
12月 6.8 6.0 10.9 2.1 6.5 407 -6.4 2.6 21.1 -627.7 11.3 13.5
1月 2.5 16.1 513 3.1 15.4 5.4 -6.2 11.3 12.6
2月 0.8 -91 -4.8 38.1 33.3 -242.1 11.1 13.0
3月 6.9 7.6 10.9 0.9 9.5 239 12.3 19.6 -1.4 1.6 10.6 12.4
4月 6.5 10.7 1.2 8.1 380 4.2 11.6 42.7 -9.8 10.5 12.9
5月 6.5 10.7 1.5 7.8 408 5.5 14.6 -5.4 -8.7 9.6 12.9
6月 6.9 7.6 11.0 1.5 8.8 428 9.1 16.3 14.3 -2.8 9.4 12.9
7月 6.4 10.4 1.4 6.5 467 6.0 10.9 10.4 -15.7 9.2 13.2
注:1.①「実質 GDP 増加率」は前年同期(四半期)比、その他の増加率はいずれも前年同月比である。
2.中国では、旧正月休みは年によって月が変わるため、1 月と 2 月の前年同月比は比較できない場合があるので注意 されたい。また、( )内の数字は 1 月から当該月までの合計の前年同期に対する増加率を示している。
3. ③「消費財小売総額」は中国における「社会消費財小売総額」、④「消費者物価指数」は「住民消費価格指数」に 対応している。⑤「都市固定資産投資」は全国総投資額の 86%(2007 年)を占めている。⑥―⑧はいずれもモノの 貿易である。⑨と⑩は実施ベースである。
出所:①―⑤は国家統計局統計、⑥⑦⑧は海関統計、⑨⑩は商務部統計、⑪⑫は中国人民銀行統計による。