行動神経科学:神経系と行動
(Bahavioral Neuroscience: Nervous System and Behavior)
授業時間 秋AB 金曜日3・4時限 山田 一夫, 一谷 幸男 担当教員
履修年次 2 単位数 2.0
すべての心理現象の源である脳および神経系について、その構造や機能の基本的な事項 を学ぶ。また学習・記憶、睡眠、生体リズム、薬物依存などの生理学的・生化学的基礎につ いて、その研究方法や研究成果を学び、心の働きについての理解を深める。
授業概要
受講対象者
行動神経科学の概要と基本的な研究方法について学んだ後、脳の構造と機能について、神 経解剖学、神経生理学、精神薬理学における基礎知識を習得する。さらに具体的な行動現 象として、生体リズム、睡眠、精神疾患および学習・記憶について基礎知識と最新の研究知 見について講義する。
授業内容
学期末に行う筆記試験により評価する。
評価方法
教科書
「実験心理学の新しいかたち」廣中直行(編)誠信書房 2004
「ピネル バイオサイコロジー」佐藤敬ら(訳)西村書店 2005 参考書
備考
授業計画
第1回 行動神経科学の概要と研究法
1-1 行動神経科学、生理心理学と心理生理学の関係
1-2 破壊法、刺激法、電気的活動記録法、生化学的測定法、画像診断法 第2回 神経解剖学の基礎
2-1 中枢神経系と末梢神経系 2-2 ニューロンとシナプス 第3回 神経生理学の基礎 3-1 静止電位、活動電位 3-2 EPSP、IPSP
3-3 イオンチャネル
3-4 時間的加重、空間的加重 第4回 精神薬理学の基礎 4-1 アゴニスト・アンタゴニスト 4-2 様々な向精神薬の作用機序 4-3 薬物依存の動物モデル 第5回 生体リズム
5-1 ウルトラディアンリズム、サーカディアンリズム、日内リズム 5-2 体内時計、フリーラン、同調因子
5-3 時差ぼけ、内的脱同調 第6回 睡眠
6-1 睡眠段階、レム睡眠、ノンレム睡眠 6-2 睡眠?覚醒に関わる脳内メカニズム 6-3 夢の理論
第7回 精神疾患の生物学的基礎1 7-1 うつ病
7-2 統合失調症
第8回 精神疾患の生物学的基礎2 8-1 不安障害
8-2 心的外傷後ストレス障害 第9回 学習・記憶1
9-1 記憶の生物学的基礎 9-2 長期増強
9-3 グルタミン酸とアセチルコリン 第10回 学習・記憶2
10-1 動物を用いた様々な記憶実験