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学界の 動き - 化学と生物

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JST「日中女性科学者  シンポジウム2016   in Japan」見聞録

丸山如江 * 1 向井理恵 * 2 吉永直子 * 3 裏出令子 * 3

*1摂南大学理工学部,*2徳島大学生物資源産業学研究部,*3京都大学大 学院農学研究科

はじめに

満開の桜が美しい春爛漫の4月6日,国立研究開発法 人科学技術振興機構(JST)東京本部別館でJST/日本 女性科学者交流会の主催による「日中女性科学者シンポ ジウム2016 in Japan」が開催されました.本シンポジ ウムは,「男女共同参画社会」の実現を目的に,1992年 以来4回開催されており,今年は6年ぶり5回目の開催 でした.今回は「日中女性研究者の更なる飛躍に向け て」がテーマとして掲げられ生命科学分野が取り上げら れたため,日本からは「日本分子生物学会」「日本農芸 化学会」「日本薬学会」「日本生化学会」「日本癌学会」

から優れた研究業績を有する40歳以下の女性研究者17 名が招聘されました.日本農芸化学会からは,卓越した 研究業績をあげておられる3名の新進気鋭の女性研究者

(吉永直子博士,丸山如江博士,向井理恵博士)を推薦 し参加していただきました.今回,農芸化学会から初め てこのシンポジウムに参加者を派遣することができたこ とは画期的であり,たいへん喜ばしいことでした.これ までの過去のシンポジウムを通して,日中両国の女性科 学者の相互理解が深められるとともに,研究環境の向上 に向けた提言が行われてきたとのことです.参加してい ただいた3名の方々には,生命科学分野でさまざまな研 究を行っている日中の旬の女性研究者と 科学 という 共通言語を通して出会うことにより,将来にわたり継続 する研究交流や人的交流の芽を育んでいただいたことと 確信しています.

(男女共同参画委員会委員長 裏出令子)

日本農芸化学会

● 化学 と 生物 

学界の 動き

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見聞録 1. 基調講演

交流会初日の4月6日,「日中女性科学者シンポジウム 2016 in Japan」が東京都千代田区のJST東京本部別館 で開かれました.日中両国から若手女性研究者がそれぞ れ20名近く招聘された会場には,オープンシンポジウ ムだったこともあって多数の一般参加者も見受けられ,

皆一様に同時通訳の音声ガイドに耳を傾けました.午前 の部は2題の基調講演で,日中における女性研究者を巡 る現状が紹介され,午後のトピックス4題は,両国を代 表する女性研究者によるご自身の研究紹介が行われまし た.

基調講演一人目は中国科学院大学公共政策・管理学院 院長を務める方新(Fang Xin)教授.飾らない人柄と 柔和な表情が印象的な方教授の略歴を拝見すると,前中 国科学院副書記,中国科学院共産党学校校長,第三世界 婦人科学組織主席,と錚々たる肩書きが並びます.行 政・教育の立場から,近年の中国女性科学者育成に深く 携わった人物ならではの視点で紹介される中国女性科学 者の現状に関するデータには,興味深い点がいくつかあ りました.講演内容の詳細は,JSTのホームページ(1)を 参照いただくとして,ここでは筆者らが特に関心をもっ た点について詳述させていただきます.まず,女性科学 者の割合が少ないこと,キャリアや年齢が上がるほどそ の傾向が強まる点など,日中両国で共通する問題がある のは予想どおりでした.その一方で,中国では研究開発 にかかわる科学技術者300万人のうち40%を女性の科学 技術者が占めるという事実はいくらか衝撃的で,この直 後に日本側の紹介で黒田玲子教授の示された(日本の女 性研究者の割合)14.4%という数字と比べても違いは明 瞭でした(単純に比較していい数字かどうかはわかりま せんが)

.アジアで開催される国際学会にいくと,必ず

といっていいほど,中国人の女性研究者が多数参加して いる点に気づいてはいましたが,数字で示されると改め て感心します.なるほどと思ったのは,毛沢東時代の 1950年代に中国は一度は男女平等を実現していたとい う点でした.その話を聞いて,文革時代を生き抜いた女 性三代のノンフィクション「ワイルド・スワン」を思い 出しましたが,そのなかでも,女性に纏足が課せられて いた祖母の時代から一足飛びに母の時代では男女平等の スローガンが国を席巻していました(ちなみに,方教授 は著者ユン・チアンと同世代のようです)

.一度は性差

のない社会になった後で,なぜ,再び女性科学者として の進路が狭まってしまったのか.この疑問はずっと心に

残っていて,後のフリータイムに方教授に個人的に聞い てみました.女性の科学への進出,ビジネスへの進出が 減ったのは経済格差が出てきてからで,女性自身が働く よりも,稼ぎのいい男性に働いてもらって分業するほう が出産・子育てなどに有利だったから,家庭に入ること を女性自身が選んだから,とのことでした.女性のほう が能力的に劣っているという偏見からではなく,あくま で出産・子育てというオプションを客観的に判断しての こと,と明言されていました.ただ,男女の脳の処理能 力に差がないという認識・科学的根拠を認めているにし ても,社会的要因に関係なく女性の割合が自ずと少ない 分野があり,それが工学・数学だそうです.この点につ いて方教授の考え方は斬新で,この分野に女性が向いて いないからではなく,女性向けの教育のしかたをもっと 工夫すれば(たとえば女性が女性を教育するなど)改善 できる可能性があり,とにかく教育が何より大事だとの ご意見でした.また,女性が男性より能力的に劣ってい るという考え方が中国で皆無というわけでもないよう で,講演のなかでも,そうした偏見を否定する科学的根 拠に言及する場面がありました.上の世代にはこうした 女性軽視の発想がなく,「『男にできることは女にもでき る』という考え方が広まっていた」という発言からも,

偏見が再び中国国内で生まれつつある様子がうかがえま す.ただ,講演中に再三強調されていたのは,あくまで 女性側の出産・子育てにまつわるハンデを補償する国の 制度拡充の必要性であり,女性自身の科学に対する興味 とイノベーションへの気概,それを育てる教育に力を入 れていくというハード面での対策の重要性でした.その ために,女性用の研究基金の準備,女性の権利を守るた めの女性研究者組織の設立,学会のリーダーに女性を登 用する働きかけ,と法的に具体的に平等を担保する政策 提案を掲げるだけでなく,その対象は少数民族など中国 国内に限らず,発展途上国の女性研究者育成を目指して いるそうです.挑戦的な提案ですが,すでに女性研究者 の割合がある程度高く,女性研究者の現状(地位,役 割,貢献,阻害要因)について詳細な研究を国単位で進 めており,最新の数字でいくつか大きな改善点を挙げて いるのを拝見すると,建前や宣伝目的の発言ではなく,

着実かつ冷静な展望である印象を受けました.

つづいて,国際科学会議(ICSU)副理事や国連事務 総長科学諮問委員会委員を歴任された東京大学名誉教授 で東京理科大学研究推進機構総合研究院の黒田玲子教授 による基調講演がありました(こちらも上記ウェブサイ トに詳録があるのでご参照ください)

.NHKの朝ドラ

「あさが来た」のモデル広岡浅子に始まり,明治期の偉

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大な女性たちの紹介,つづいて,安倍内閣の「すべての 女性が輝く社会づくり推進室」設立と2020年には指導 的地位に女性が占める割合を少なくとも30%程度にな るよう期待するという202030という目標が紹介されま した.客観的な数値としては,女性研究者の数が2003 年時に9万人だったのが10年間で13万人近く増えたグ ラフや,「女性新入社員の53%が課長以上の管理職を,

2%が社長を目指す」という明治生命のアンケートなど,

もう少し明るい数字が欲しいところですが,個人の雑感 としてはこんなものかというところです.講演後半では ご自身の学生時代を振り返り,指導教官が見合い話を もってこられて,「こんなところにいたのでは研究はで きない」とイギリスに渡った経緯に触れられ,「もし自 分が男性だったら,研究室にとどまって,言われた仕事 をこなすだけで英語を話せるようにもならなかった.そ ういう意味で海外に出る決心をさせてくれた教官に感謝 している」と会場の笑いを誘われました.ロンドン大学 キングス・カレッジ在任時代の経験や,どうしても固体 状態のキラリティーを観測したくて装置開発にまでかか わったお話,そしてご自身が提唱されたカイロモルフォ ロジー(chiromorphology)研究の中心となった巻貝研 究(2)の概要を,巻貝の飼育法確立に苦戦したところか ら,さまざまなエピソードを交えて紹介されました.遺 伝子で決められている巻貝の右巻きと左巻きが,培養胚 をガラス棒の先でそっと変形させるだけで逆巻きになる という,遊びのようなシンプルな実験がブレークスルー につながったお話が印象的でした.「わくわくすること,

教科書を書きかえるような発見をすること,その楽しさ を味わってみませんか」と呼びかけて,講演を締められ ました.このメッセージは,方教授の「生活安定のため ではなく,イノベーティブな役割を(女性科学者が)

もっと果たすべき」

「大事なのは科学に対する興味があ るかどうか,またどれだけ努力できるかで,そういう視 点での教育が必要」という発言に呼応するように聞こ え,後輩の女性科学者に向けた温かい激励を感じまし た.

2. トピックス講演

シンポジウム午後の部最初の演者は中国科学技術大学 の謝毅(Xie Yi)教授で,超薄型半導体について講演さ れました.電子構造や格子構造を変化させ,光触媒活性 をもたせることにより,二酸化炭素の還元や汚染物質の 除去など,幅広い応用が可能とのことでした.次に,東 京大学大学院農学生命科学研究科の中西友子教授が,中 性子線やリアルタイムRIイメージングシステムによる

植物中の水やミネラルの循環に関する研究を紹介されま した.つづいての中国科学院生物物理研究所の閻鍚蘊

(Yan Xiyun)教授のご講演では,ペルオキシダーゼ様 の活性をもつ磁性ナノ粒子(ナノザイム)の発見とその 応用研究について,お話がありました.最後に,お茶の 水大学の室伏きみ子学長が,ヒト血液中に含まれる生理 活性脂質の一種である環状ホスファチジン酸(cPA)の 生理機能と,多発性硬化症や変形性ヒザ関節症治療など の医療への応用の可能性を紹介されました.

最先端の科学研究を拝聴し,第一線で活躍される女性 研究者のお話に感銘を受けるとともに,専門外の中国の 先生方の講演を,しかも同時通訳という恵まれた条件で 聞く機会をいただいたことを,たいへんありがたく感じ ました.特に,3番目の演者である閻教授のお話は,生 物学的にも化学的にも不活性であると思われている磁性 ナノ粒子(マグネタイト:Fe3O4)に,内在的な酵素様 活性が見られるということで,印象的でした.ナノ粒子 という言葉に,最初は生命科学とは関係の薄い話題かと 思いましたが,身近な分野で使われていることに気づか されます.金ナノ粒子は電子顕微鏡を用いた免疫反応の 可視化に使われますし,マグネタイトと言えば,走磁性 細菌の細胞内にナノ粒子として存在し,磁気の感知に機 能することが知られています.また,マグネタイトナノ 粒子は,抗体や結合タンパク質を固定化することにより タンパク質のアフィニティ精製に利用されたり,薬剤を 担持して外部磁場で誘導することにより薬剤を患部に運 ぶドラッグデリバリーに利用されたりと,さまざまな用 途で用いられています.マグネタイトナノ粒子の内在性 酵素様活性は,元々はネガティブコントロールとして実 験に用いた抗体分子未固定のナノ粒子から偶然発見され たとのこと.2007年にその発見が発表されて以来(3)

,従

来の使用方法による活性(固定化された分子による性 質)にマグネタイトのもつ内在性のペルオキシダーゼ様 活性が加わったことにより,ナノザイムを用いた高精度 かつ迅速なウイルス検出や腫瘍診断,感染症の局所部位 の特定など,幅広い応用研究が展開されており(4, 5)

,講

演ではその内容についても紹介していただきました.

3. 交流会

シンポジウム終了後は大型バスで東京を後にし,晴れ 渡った富士山と河口湖が眼前に広がる山梨県の有隣園に て,手作りの郷土料理と獲れたての川魚に日中双方が舌 鼓を打つ交流会となりました(写真1, 2

.また,翌朝

には参加者全員が英語で2分間スピーチを行い,簡単な 略歴,研究内容,趣味や関心事など自己紹介を行いまし

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た.中国語の歌を独唱した日本側の参加者や,民族舞踊 を披露した中国側の参加者もいて,和やかな雰囲気で交 流が進んだように思います.昼食時には近くのオルゴー ルの森に場所を変え,比較的近い分野の研究者で班分け されたグループでコースランチをいただきながらのラン チミーティングとなりました(写真3

.化学,生化学,

環境学などの研究分野から参加していたこともあり,

個々の研究課題というよりは,まずそれぞれの国におけ る女性研究者の活動状況や就業状況に関する意見交換が 行われました.一日目午前の講演で聞かれたような,社 会的な役割と家庭での役割の両立は両国にとっての課題 であることを認識しました.引き続いて,研究分野の近 い参加者と研究の議論も行いました.中国科学院大学生 命科学院の陳暢(Chen Chang)教授は,細胞生物学の 手法を用いてNO産生などのレドックス制御を研究され ています.特にタンパク質の酸化修飾を専門とし,それ に対する天然物(主に食品や生薬成分)の酸化抑制効果

についても評価されています.天然物の由来植物は中国 の固有植物を利用することで独自性を高めているという ことでした.陳教授は研究費を獲得することで5名の研 究スタッフを雇って研究を進めているそうです.また,

在籍している9名の大学院生へ支払うティーチングアシ スタント費用についても,主宰研究者が責任をもって獲 得する必要があるということでした.話を伺っていると 多額の研究費が必要だろうと感じましたが,中国におい ては研究費が得られやすい環境になってきて,その費用 を使って国外との共同研究を積極的に進めていけるとい うことでした.陳教授を含め今回お会いした研究者の多 くは中国国外での研究経験があり,ご自身の研究環境を 整えるために必要な行動力を備えた方々であると感じま した.中国においては,人口増加と教育レベルの上昇に より,国外での学位取得や留学のみでは大学や研究所な どのポストを得るのが難しい状況になっているそうで す.つまり,海外経験に加えて自分の強みを見つけるこ とが重要になってくるということでした.日本において は,海外留学などの機会はあるものの,その後のポスト のことを考えるとなかなか積極的に活用できない状況も あるのではないかと感じています.教育の素地が異なっ ている日本と中国とを単純に比較することはできません が,日本人研究者も外国へ積極的に出ることができる制 度と帰国後のポスト獲得の機会が拡充することで,積極 性のある研究者を育てる地盤になるのではないかと感じ ました.

今回の交流を通じて,両国の共通点や相違点を知るこ とができました.このような機会を得ることで,今後の 研究の励みや参考になることも多くありました.研究者 によって感じ方はさまざまかと思いますが,自身の研究 環境や研究生活を俯瞰する良い機会になったことは間違 写真1河口湖畔から望む富士山と筆者ら(左から向井,丸山,

吉永)

写真2セミナーハウス有隣園での記念写真

写真3ランチミーティング(左から向井,陳暢教授,方新教 授)

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いありません.また,研究とは直接関係ないですが,中 国側の参加者はあらかじめ手土産を用意されている方が 多く,大学紹介のパンフレットや大学グッズ,なかには 郷土の銘品など,きれいに包装したものを手渡されまし た.招待された側と歓待した側というスタンスの違いに よるものかもしれませんが,こうしたものを用意してい た日本側の参加者はほとんどおらず,かくいう筆者もオ ルゴール美術館の売店で慌てて御礼の品を購入する羽目 になり,いい教訓になりました.

最後になりましたが,両国研究者の交流と今後の関係 発展のために心を砕いたプログラムを企画し,招待くだ さったJSTならびに日本女性科学者交流会と世話人の 方々,そして貴重な機会を与えてくださった日本農芸化 学会にこの場を借りて御礼申し上げます (丸山如江,向 井理恵,吉永直子)

さくらサイエンスプラン

今回の交流会は,JSTの支援する日本・アジア青少年 サイエンス交流計画(さくらサイエンスプラン)の枠組 みの下,中国の若手女性研究者を日本に招聘するという 形で開催されました.筆者らとの交流は2日間だけでし たが,中国からの一行は一週間にわたり日本に滞在し,

日本の研究施設の見学などが予定されているとのことで した.さくらサイエンスプランとは,「産学官の緊密な 連携により,優秀なアジア地域の青少年が日本を短期に 訪問し,未来を担うアジア地域と日本の青少年が科学技

術の分野で交流を深めること」

,そして「アジア地域の

青少年の日本の最先端の科学技術への関心を高め,日本 の大学・研究機関や企業が必要とする海外からの優秀な 人材の育成を進め,もってアジア地域と日本の科学技術 の発展に貢献することを目的」(ホームページ(6)より抜 粋)としたJSTの取り組みで,原則として日本に初め て滞在することになる40歳以下の高校生,大学生,大 学院生,ポスドクなどの若者を日本に招聘し,かかる費 用をJSTが支援するというものです(図

1

.プラン開

始から3年目となる平成28年度は,バングラデシュ人民 共和国,ブータン王国などの35の国・地域から約5千人 の招聘支援が予定されているとのことでした.プランの 交流形態には「科学技術体験コース」

「共同研究活動 コース」

「科学技術研修コース」の3種が用意されてお り,たとえば「共同研究活動コース」は,来日するアジ アの大学生,大学院生やポスドクが,日本の学校や企業 などの受入れ機関において日本の研究者と短期の共同研 究活動などを行うもので,滞在期間としては3週間が限 度とされています.特定の研究テーマについて,受入れ 機関が先方の機関と共同でセミナーやシンポジウムを開 催したいというような場合もこのコースに該当します.

ホームページ(6)には,これまでの2年間に行われた活動 報告が寄せられており,非常に多くの大学・高校などが 受入れ機関としてさくらサイエンスプランを利用し,ア ジア各国との交流を行ってきたことがうかがえます.交 流会二日目の開始に先立つ沖村憲樹先生(JST特別顧 問)の挨拶では,さくらサイエンスプランの目的や成り 立ちの説明とともに,日中の女性研究者の交流を深め,

長期にわたる共同研究の関係を築いて欲しいとのお話が ありました.今回の交流会参加者が40歳以下に限定さ れた理由を理解したと同時に,さくらサイエンスプラン に興味をもった参加者も多く,近い将来,新たな日中交 流が始まることが予感されました(丸山如江)

  1)  科学技術振興機構:日中女性科学者シンポジウム2016  in  Japan̶ 開 催 報 告,http://www.spc.jst.go.jp/event/sym- posium̲reports/conf160406.html, 2016.

  2)  R. Kuroda, B. Endo, M. Abe & M. Shimizu:  , 462,  790 (2009).

  3)  L. Gao, J. Zhuang, L. Nie, J. Zhang, Y. Zhang, N. Gu, T. 

Wang, J. Feng, D. Yang, S. Perrett  :  , 2, 577 (2007).

  4)  K. Fan, C. Cao, Y. Pan, D. Lu, D. Yang, J. Feng, L. Song,  M. Liang & X. Yan:  , 7, 459 (2012).

  5)  D. Duan, K. Fan, D. Zhang, S. Tan, M. Liang, Y. Liu, J. 

Zhang, P. Zhang, W. Liu, X. Qiu  :  , 74, 134 (2015).

  6)  科学技術振興機構:日本・アジア青少年サイエンス交流 事 業  さ く ら サ イ エ ン ス プ ラ ン,http://www.ssp.jst.

go.jp/, 2016.

図1さくらサイエンスプランの流れ(ホームページ(6)より許 可を得て転載)

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プロフィール

丸山 如江(Yukie MARUYAMA)

<略歴>1998年大阪大学基礎工学部生物 工学科卒業/2000年同大学大学院基礎工 学研究科修士課程修了/2004年京都大学 大学院農学研究科博士課程修了/同年同博 士研究員/2014年摂南大学理工学部助教,

現在に至る<研究テーマと抱負>微生物に おける高分子物質輸送と代謝<趣味>DIY を趣味にしたいけれど時間が足りない 向井 理恵(Rie MUKAI)

<略歴>2000年東京都立短期大学健康栄養 学科卒業/2004年神戸大学農学部生物機能 化学科卒業/2006年同大学大学院自然科学 研究科博士前期課程修了/2009年同博士後 期課程修了/同年徳島大学ヘルスバイオサ イエンス研究部学術研究員/2011年同助 教/2013年University of Read ing(英国)

客員研究員/2016年徳島大学生物資源産 業学研究部講師<研究テーマと抱負>植物 フラボノイドの生理機能性について研究し ている<趣味>山の中を散歩すること

吉永 直子(Naoko YOSHINAGA)

<略歴>2002年京都大学農学部生物機能 科学科卒業/2004年同大学大学院農学研 究科修士課程修了/2007年同博士課程修 了/2007年Penn State Universityポ ス ド ク研究員/2010年京都大学大学院農学研 究科助教,現在に至る<研究テーマと抱 負>昆虫と植物間の化学物質レベルでの攻 防<趣味>CG,カメラ

裏出 令子(Reiko URADE)

<略歴>1977年大阪府立大学農学研究科 農芸化学専攻修士課程修了/1978年京都 大 学 食 糧 科 学 研 究 所 文 部 技 官/1988年 Roche Institute of Molecular Biologyポス ドク研究員/1989年同助手/1994年同講 師/1995年同助教授/2001年京都大学大 学院農学研究科助教授(後准教授)/2010 年京都大学大学院農学研究科教授,現在に 至る<研究テーマと抱負>食料種子貯蔵タ ンパク質の立体構造形成の仕組み・ナノ構 造と食品物性との関係<趣味>読書,音楽 鑑賞(特にバロック音楽と1960〜1970年 代のロックミュージック)<所属研究室 ホ ー ム ペ ー ジ>http://www.hinshitsuse  kkei.kais.kyoto-u.ac.jp/

Copyright © 2016 公益社団法人日本農芸化学会 DOI: 10.1271/kagakutoseibutsu.54.773

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