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染色体の研究(動物実験其の1)

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43

〔学

会〕

東京女子医科大学町会第19回総会演説抄銀

日時 昭和28年10月24,25日

場所 東京女子医大臨床講堂

1. 染色休の研究 (動物実験其の1)

(解剖)柿沼つゆ香

ラツテの異性間結合体(パラビオFゼ)に於ける時間 別飼育(7,15,20,30目)を行い,エーテル麻酔下に睾丸 捌出,直ちにツエンケルrホルモー・7レ,シヤムピイ蝉声 及レヴイ氏液固定後,ヘマトキシリン一思オジン染色, ハイデンハィン撃鉄ヘマトキシリン染色法を施し,同操 作を行える対照例との比較を試みた。実験動物は生後5ケ 月を経過した体重1009前後の同胞ラツテを夫々使用し ている。 筑在迄に得られた結果を要約すると次の如くである。 1)精原細胞2型に於ける核分裂像は,対照例に比し 各期共減少し 2)パラビ里馬ゼ例に於いて魔々巨大精 原細胞としての像が認められるQ 3)既に7日例に於 炉て精上皮中に対照例では認められぬ巨大なる異常細胞 の出現があり,本細胞は期間経過と共に増加の傾向を見 る。細胞原形質内は小空胞で充満している為明調であ り,円形の核ぽ偏在し染色質に乏しく核小体は認められ ない・itの細胞が屡々ジンチチウムを形成し,所謂巨大 多核細胞の如き像が認められる。 次いで精原細胞及精母細胞に就いては電子顕微鏡的観 察を行ったが,その構造上の所見は現在迄の経過に於い て著変を認めない。倫巨大精原細胞及異常細胞は電子顕 微鏡像に於いても認められた。 以上異性間の結合体に於いて早期に出現する雄性性腺 の細胞学的変化は,.現在迄の研究の結果でも明かに機能 の異常を示している事が判る。これが細胞の退行変性に 由来するか,或は特殊磯能の生じた結果であるかば未だ 判定てきない。 2. 人子宮腺上皮の細胞学的研究(第二報頸部) (解剖)野 村 淑 子 人子慰腺上皮の細胞学的研究については,さきに川中 子げん子氏力正常入子宮による詳細なる研究を発表して いる。私の例ぽ青酸死その他の中毒死を材料としてい る。今回は頸部を主なる対象として扱った。主細胞,有 毛細胞,基底細胞の三種類に分つ。絃粒体,ゴルヂe氏 装置ともに正常のもの」如ぎ分泌過程の像は認められな かった。即ち綜粒体は細小にして,ゴルヂF氏装置は網 状を呈さざる状態にある。此の細胞柔,正常の場合溶断 分裂の各時期が非常に多く認められるのであるがさぎの 体部の腺上皮には軽んど認められなかったが,頸部に於 て少数例が認められた。有毛細胞の綜粒体は正常のもの に比して小義粒状。核の上部には:稀に「アレ・・口状」のも のも存在するのであるが分泌願粒らしきものは見られな い。腺の断面をみるに,腺細胞と,子慰の実質とは甚だ しく離開している。之ぽ腺腔の内容と其の離開している 部分の内容とは同一・if染まり,形態的にも同様のもので ある。 之を要するに,1)笹野体も,ゴルヂー氏装置も正常 のものとは異るが斯かる正常ならざる例に於ても筒アポ クリン様分泌の像を見得ると云うのは,有毛細胞ボアポ クリン様分泌をいとなむと云う大きな証明のように患は れる。 2)有懸分裂の像ぽ,正常なれば各時期が存在 すべきであるが,後期のみが残って存在すると云う事 は,何か特別の意義を持っていると察しられる。 3) 腺の底部と子宮の実質との離開は薬品の与へたる変化で あるか,死後下聞の経過の故か,或は其の他分泌の様式 に関しているか未だ結論には達していない。 3..人胎盤絨毛上皮の細胞学的研究(第二報)

(解剖)内田和子

人胎盤絨毛は第一報に於て述べた如く,表層にあるジ ンチチウム層と下層にあるラングハンス氏細胞とのこ層 の上皮によって覆われるが,ラングハンス氏細胞ぱ妊娠 4ケ月以後月齢の進むと共に次nglCIIdi少し妊娠末期に覧 ては散在性に存在するのみとなる。 小松崎は月齢の進むに従ってラングハソス氏細胞の減 少するのは本細胞の増殖が絨毛の成育に及ばない事,及 び本細胞がジンチチウム層に移行する事によるとした。 ラングハンス氏紬胞がジンチチウム層に移行する事は既 にMaximow, Florian, Ulesko−Stroganowa等が入及 び家兎胎盤に於て認め,ラングハンス氏細胞がジンチチ ゥム層の増殖に際してその源となると云っている。然し 氏等は両細胞の移行像にぽ言及していない。私は入胎盤 に於て次の如き両細胞の移行像と思われる所見を得た。 妊娠4ケ月以後殊に妊娠後半期に於てラングハンス罠 細胞の原形質がや」濃染し細胞境界が一部分不明瞭であ

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