135 しに,60病日頃より,漸・く心臓部墜迫感,心悸充進,呼吸困難,激烈なる胸痛加はり,震病後75日 にして入院を希望して來院す。診るに,顔貌蒼白,意識鮮明.皮膚に出血,膿疸,紅斑等なし。艦 温39,50C。塩蔵整調,頻撒,微弱。扁桃腺腫脹,粘膜畠血及び潰瘍等なく,限凝化なし。心臓は左 方に接大,著明なる雑音,第2肺動脈音充進を認む。肺臓は一部濁音を呈し,聲音振叢略正常, 摩擦音1多激の水泡性画趣を餌取す。脾腫,肝臓肥大を認め,四肢著攣なし。尿は蛋白質,「ウロビ .IJン」・「ウ・ビリノーゲン」陽性・沈渣に中等度の血球及び圓癬を認む。糞便に寄生三冠陰性,町 回中より心臓辮膜障凝細胞を誰明。血液は貧血,中性嗜好細胞増多に依る奇中球増多症を示し,流 一血中より葡萄1伏球菌を誰明す。入院後,強心剤投與と共に,葡萄糖注射,「テラポール1の1H3g, 量全309の消口的長患も効なく・次で「レギオン」の1日49,全量329の経口的投與に依り, 入院後23日にして,症歌好蒋し1,血液培養陰性となり,.血液に顯粒細胞減少に依る白血球滅少, 殊に常例に於て,著明なる「エオジン」嗜好細胞増多(2.2%)を見たるも,漸次正常値に復し,入 院後55に註して辮膜障擬も代償されて退院せり。 21.附議性蜘蛛膜下出血の一治験例 東京女子讐學三門學校今村内科教室 林 梅 民 患者は41歳の男子,何等誘因と思はれる事なく,某日午前4時頃突然意識不明に陥り,約1時 間位にして寵愛,其後激烈なる頭痛,並びに項部痛を訴へ,同日午前8時頃蠕虫,…見尿毒症を思 はしめたが,腰椎穿刺に依り,液塵630m卑水柱,血性の臓脊髄液を得,蜘蛛膜下出血の診断を下 せり。 爾來腰椎穿刺を反復施行して,諸症歌大に輕快致し,第21病日右眼複覗,膝蓋腱反射清失を残: して,輕快退院す。 熱は入院當Hはむしろ正常より低く,第2病日より中等度に獲熱,第6,第7病日頃には微熱の 程度となり,第10病日頃よりは全く準熱となる。 糞便は異常なし。 尿は第6病日劇,中等度の蛋白を誰明せるも沈渣には特別の所見なしa一 血液所見としては,僅かの白虚求増多を示す他特別の事無し。 臓脊髄液所見としては,第1病日,第一同穿刺によPl,血岨面濁,液塵630 rn m水柱,ノンネ及ノぐ ンヂ・一・lWt陽性,細胞数850,蛋白ニッスル氏法で2・5覆劃,沈渣物は多趣の赤血球,少数の白血. 球・第2病日南2同穿刺施行・前主同様の臓脊髄液を得・第3病日義3同穿刺施行・前同より色調 多少稀薄なる前廊髄液を得,其後諸症次第に輕減・ほぼ治癒せると思はれる頃,第17病日第四隊 穿刺施行,白色透明,液墜!80mm水柱,えンネ陰性・パンデL一一ES陽性・細胞数45・蛋白三上茎ル、 氏法で一遜劃となれり。 lllestt:,は初診臨・ly ■コス.忙て,右ユ40一一60 mm水銀柱,其後も大艦同様なり。・ 一 135 一
136 血液並びに臓脊髄液の,ワ氏反慮及び村田氏反慮,共に陰性なりき。 邉 加 加 藤 誠 子 第 1 {列 堀 ○ね 59 歳 獲病昭和!4年10月10日。前騙症無しに二代性痙攣を起し,約30分聞全く意識不明に陥っ た患者に於て高しい頭痛,項部張直(研),ケルニヒ氏現象.(十),の爲蜘蛛膜下出血として三七穿 刺5同,高張葡萄塘に「ビタミン」C,「ビタミン」:Bを加へて静脈注入して約2ケ月にして右上眼 瞼下垂の他全く治癒せし例。 第2伊匪 淺井轟暁:藏 45歳