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糖尿病剖検例の心臓重量について

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Academic year: 2021

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95 5例において,2例はネフローゼ症候群を呈し,1例 は増殖性ループス腎炎様病変,他の1例は膜性腎症様 であった.蛋白尿の出現してない3例では,1例は, 従来報告されているような糸球体基底膜の肥厚がみら れ,他の2例においては,腎糸球体に何らかの免疫複: 合体の沈着が示唆される所見を認めた.将来,このよ うな恩誼がSLEとのoverlap症候群として診断され る可能性を示しているのか,PSS独自の免疫異常によ るかは,不明であり,今後検討される必要がある. 4.慢性関節リウマチ患者における関節滑膜組織お よびりウマチ結節の免疫病理学的検討 (リウマチ痛風センター) 佐藤 和人・宮坂 信之・ 井上 和彦・西岡久寿樹 (幽遠機(株))橋本 亙 (東京都老人研基礎病理)広川 勝呈 目的:慢性関節リウマチ患者の関節滑膜組織とリウ マチ結節を免疫病理学的に検討する事により,病変局 所における免疫担当細胞の形態学的及び機能的特徴を 明かにする. 対象と方法:関節滑膜組織およびリウマチ結節生検 材料を各種の単クローン抗体(Coulter Immunology) を用いた酵素抗体法により組織染色し検討を加えた。 糸物論:1。 関節滑膜組織 a.リンパ球論宗領域ではT4抗原陽性細胞が優位 であり,活性化B細胞を取り囲む傾向が認められた, b.T8抗原陽性細胞は滑膜組織内に散在性に認めら れた.

増殖した滑膜細胞には著明なHLA−DR抗原の

expressionを認めた. 2.リウマチ結節組織 a.血管周囲にT4抗原陽性リンパ球を主体とした 細胞浸潤を認めた. b.リウマチ結節内の間葉系細胞には著明なHLA− DR抗原のexpressionを認めた. 以上より,慢性関節リウマチ患者における関節滑膜 およびリウマチ結節の病変形成にT4抗原陽性細胞と HLA−DR抗原陽性細胞との問の免疫反応が重要な役 割を果していることが推測される. 5.糖尿病剖検例の心臓重量について (糖尿病センター)水野 美淳 糖尿病センターに通院したことのある患者で,女子 医大において剖検された糖尿病例159例,非糖尿病例14 例の剖検記録から,糖尿病老の心肥大に関与する因子 について検討した.糖尿病者の平均死亡年齢は約63歳 である. 死因別にみると,心臓死,腎不全例で特に心肥大例 が多いが,高血圧,冠動脈閉塞著明な腎症のない例 でも,糖尿病者の心重量は大きい傾向があり,それは 肥満度,血糖値,糖尿病罹病期間と無関係であった. 冠動脈閉塞,著明な腎症のある例で心肥大例が多く, 両者共にある例では67%に450gに上の心肥大を認め た. 心筋の巣状線維化,心筋硬塞は垂心脈閉塞のない腎 不全例では少く(8例中1例),腎不全は糖尿病者の心 肥大の大きな要因と考えられる. 6.発症七年および九年後に心生検を行ない心筋炎 治癒像を確認した2症例 干 祖煕・関口 守衛・滝本・浩俊・ 金子まこと・河合 裕子・広江 道昭・ 広沢弘七郎(心研内科) ウイルス性と考えられる特発性心筋炎は現在集中治 療の進歩によって劇的な回復がみられ,急性期を乗り 切れば生命の危険はない.しかし,従来本症の長期予 後については臨床的な報告が多い.我々は発症七年及 び九年後に心生検を行い,心筋炎の治癒像を確認しえ た2症例を経験したので報告する. 症例1は54歳の男性で,1976年4月に金時心心内膜 心筋生検を行い急性期と寛解期心筋炎を確虚し得た. 右脚ブロックと左軸偏位が残存し,心不全を疑わせる エピソードがあったので1985年4月に三回目の心生検 を行い,心筋の炎症所見はみられず,心筋細胞の肥大, 配列の乱れと比較的高度な間質線維化をみた.左室駆 出率は56%,症例2は63歳男性で,1978年2月急性心 ,筋炎と診断し,III。 AV blockの為にペースメーカーを 植え込み,1985年7月に三回目心生検を行い,心筋細 胞の肥大,配列の乱れ,樹枝状分岐を見た.電顕では 筋原線維の呼応化,断裂等が依然みられた.本症例は 拡張型心筋症の様相を塁し駆出率25%であった. 7.“Rasping法”による3大動脈弁形成術の病理 組織学的検討 (国立大阪病院心臓血管外科) 大滝 正己・北村 信夫 (胸部外科)和田 出鉱 リウマチ性病変を呈した大動脈弁に対し,従来より Debridement法が提唱されてきているが,演者らは Debridement法の1つとして電動ヤスリを用いて肥 厚部分を削り取る方法をRasping法と定義した.

一95一

参照

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