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心不全を生じた肝臓動静脈瘻の新生児の1例

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Academic year: 2021

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109 じめた,第3群は,10ml,50m1,100mlを急速注入し た.注入と同時に,100m1,50ml,10m1のlr頁に急速に インピーダンスが低下し,低下率も,100ml,50ml,10 m1の順で変化した,左側も,同様の順序でインピーダ ンスは低下しているが,右側に比較してはるかに緩やか である.以上の結果より,インピーダンス法が,胸内貯 溜液の早期発見の方法として,非常に有効で,臨床的に も十分に応用できるものである. 追加 (第二生理)伊藤 寛志 インピーダンス法により,心拍出量を測定したり, あるいは呼吸機能を測定する研究が多く行なわれている が,この方法で胸腔内の液体貯溜を検知することは最も 容易で,かつ実用性がある.本法は安全かつ非観血的で あるので,臨床面でこれをとりあげ,研究を益々進めて いただきたい. 6.結節性硬化症の眼腫瘍に対する光凝固の試み (眼科)○小暮美津子・井上 福子 結節性硬化症は,顔面脂肪腫,下痢様発作,知能発育 障害と三主徴候とする遺伝性疾患である,眼科領域にお いては,192工年Van der Hoeveが網膜腫瘍の合併を指 摘して以来,数多くの報告があるが,その治療法につい ては余りふれられていない. 近年,眼科領域において,各種眼疾患の治療に光凝固 が応用され,その効果が云々されている.Meyer−Schwi− cherath(1959)は,いち早く,本症の網膜腫瘍に対して 光凝固を行なったが,その効果については疑問視され, その後しばらく,かえりみられなかった.しかし,最近 になり,ようやく本症に対する光凝固の有効症例が山本 (1970),木村(1974)らにより報告されるに及んでいる. 今回,私共も本症の完全型6例の眼腫瘍に対して光凝 固を試み,全例の眼所見に何らかの形で改善を認めたの でここに報告した. 質問 (外科)織畑 秀夫 このレーザー光線療法は大ぶ以前からよくなされてい ますか?. 応答 はい,多いです. 質問 幾年前からですか?. 応答 5∼6年前からです, (眼科)小暮美津子 (外科)織畑 秀夫 (眼科)小暮美津子 7.心疾患が疑われた縦隔ヘルニアの2症例について (放射線科)○牧 正子・下田 洋子 中塚 次郎・重田 帝子 (心覚小児科) 三森 重和 縦隔ヘルニアとは,一側胸廓の胸膜腔内の内容の一部 が縦隔胸膜と共に縦隔の抵抗の弱い部分から対側胸廓へ 突出することを言う.したがって両胸膜腔間に明らかな 内圧差があり,比較的長くこの状態が持続した場合に生 じ易い. これらの原因としては,肺の形成不全,緊張性気胸, 無気肺,肺の線維性萎縮などによる牽引が挙げられる. われわれは最近,学校健診胸部写真で縦隔,特に心・大 血管の異常を指摘され,当院心門を受診し,心・大血管 系に器質的異常を認めず,当科で精査した結果明らかに 縦隔ヘルニアと診断した2症例を経験したので供覧し た. 8.心不全を生じた肝臓動静脈痩の新生児の1例 (旭町小児科) ○石川 自然・門間 和夫・高尾 篶良 (産婦人科)石川 千鶴・三輪 治子・ 石川 敬子・大内 広子 (小児科) 石場俊太郎 新生児期早期より重篤な症状を呈する疾患の一つに, 稀ではあるが肝動静脈痩がある.注意深い臨床的な診察 で本症を疑い,心カテ,一アン山門で診断を確定した1 例を経験した.特に本症は早期診断,早期治療の必要が あり,ここに経験例を報告する, われわれは,生直後3日目より心不全の症状を呈し諸 検査の結果,先天性肝動静脈痩と診断し,内科的治療で 軽快,経過観察中の1症例を報告する.患児は母親が36 才の高令初産婦であり,門門43週で帝王切開により当院 産科で出生した.生下時体重は3,070grであった.生後 1∼2分よりチアノーゼ,肝腫大を認め,保温器の中に 収容後チアノーゼは軽減したが,3日目より1二下肢にも 浮腫が出現,著明な肝腫大,胸骨下縁3∼4肋間に収縮 期雑音を聴取した.頭部,腹部の血管雑音も注意して聴 診したが,連続性雑音は聴取されなかった. 末梢動脈は触知し難かった.ただちに強心剤の投与を 開始し,生後6日目に当科に転科した.強心剤の投与に より末梢脈拍もよく触知され,心不全の改善をみたとこ ろで,右心カテを行なった.酸素飽和度は下大静脈の右 房流入付近で上昇し,右肝静脈で酸素飽和度は93%であ った.卵円孔開存があり,左心房より造影剤を注入した. 下行大動脈の造影とともに,右肝動脈,右肝静脈さら に右心房と造影され,肝動静脈痩と診断した.検査後よ 一303一

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110 く注意して聴診すると,肝臓の丁丁の部位で連続性雑音 が聴取された.以上の臨床症状,検査の結果,肝動静脈 痩と診断し,強心剤,利尿剤の投与を続けている,生後 3週後には肝腫大も縮小,心陰影も小さくなり,体重増 加,発育も良好になってきた.左右短絡量は15%,右 室圧39/2mm}㎏,肝動脈圧は29/8mm㎏で,短絡量は少な く,手術手技の困難なことも合わせ経過観察を行なって いる. 9.〔症候検討会〕 ワクチニア眼症 (司会)内田 幸男 追って全文を本誌に掲載する. 10.〔綜説〕 産婦人科領域における指尖容積脈波について (産婦人科)井口登美子 妊娠中母体にかかる血行力学的負荷はかなりはげしい ものがある.すなわち,1)胎児の急速な発達,2)胎 盤血管系が一種の動静痩として働く,3)内分泌機能の 変化,4) 末梢血管抵抗が減少,5)血液成分は血漿分 の増加が著明で妊娠貧1臨水血症の状態になる,などの 妊娠時特有の血行力学的変動は妊娠回数とともに増加す る.そのピークは妊娠7∼8ヵ月であり,以後は漸時減 少して分娩にいたる.分娩時にはくり返す子宮収縮.,重 責などによる循環系変動があり,産褥期には種々なる合 併症(特に感染症),育児の問題が加わってくる. 上記のごとく正常の妊娠,分娩においても変動があ り,特に心疾患合併妊婦では更に悪影響を及ぼす.私は 心不全の予防,心不全の早期発見のための心機能検査と して,非観血的にかつ負担なく循環動態を知りうる一方 法として指尖容積脈波を測定し,これについて検討して みた, 脈波には心収縮による⊥血L管系の圧変動を直接記録する 圧脈波と,血管系の圧変動によっておこる四肢の容積変 動を記録する容積脈波とがある、容積脈波には光電式, ストレンゲージ式,インピーダンス式などがあるが,現 在は光電容積脈波が多く用いられている, 脈波分析法として,波形,波高,昇脚時間,心拍効果, 心力係数などにつき,正常妊娠,心疾患合併妊娠の妊娠 月数別,および分娩前後について検討,併せて妊娠中毒 症についても検討を加えてみた.

〈健保適用〉

体液漏出の治療、予防

代謝性アシドーシスに…

細胞外液修復継

り,匹曙りトハル}Ψ=」

∫iの臨7惚1児㎜盟

●効能ま

たは効果

〔使用上の注意〕

1)各種疾患時の術前、術後および救急時における水分補

給、栄養補給、体液電解質平衡異常又は酸塩基平衡異

常の改.善。

2>代謝性又は呼吸性アシドーシスの改善。

3)特に尿毒症性アシドーシス、糖尿病性アシドーシスの

改善。

4)酸性尿結石形成、腎小管閉鎖の予防・改善。

本剤はカルシウムィォンを含むため、体外で輸血液と混合した場合、輸血液が 凝固するおそれがありますので注意して下さい。

日研化学株式会社

本社 東京都中央区藁地5−4−14 TEL(03)541−2111(大代表)

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参照

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