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冬学期 全学ゼミナール「じっくり学ぶ数学」

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Academic year: 2021

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(1)

冬学期 全学ゼミナール「じっくり学ぶ数学」

レポート問題

(

その7

)

の略解

1.

(1) 1 4

³ tanx

2

´2

+ tanx 2 +1

2log

¯¯

¯tan x 2

¯¯

¯

(2) 1

a2+b2log

¯¯

¯¯

¯

btanx2 a+

a2+b2 btan x2 a

a2+b2

¯¯

¯¯

¯ (3) x+ 2

tanx2 + 1 (4) xtan x

2 (5) (i). 1

atanx

2, ( a=b のとき ) (ii). 1

atanx2, (a =−b のとき) (iii). 2

a+b

ra+b abtan−1

Ãrab a+b tanx

2

!

, (a2 > b2 のとき)

(iv). 1 (ba)

rba a+b log

¯¯

¯¯

¯¯

tanx2 + qa+b

b−a

tanx2 qa+b

b−a

¯¯

¯¯

¯¯, ( a2 < b2 のとき )

これらの原始関数は,例えば, 次のようにして求めることができます.

(1) t = tanx2 とすると,

t2+ 1 = sin2x2 cos2x2 + 1

= 1

cos2x2 となることが分かりますから,

cos2 x

2 = 1

1 +t2 (1)

と表わせることが分かります. よって, (1) 式から, cosx= cos2 x

2 sin2 x 2

= 2 cos2 x 2 1

(2)

= 2 1 +t2 1

= 1t2

1 +t2 (2)

sinx= 2 sinx 2cosx

2

= 2· sinx2

cosx2 ·cos2 x 2

= 2t

1 +t2 (3)

となることが分かります. また, dt

dx = 1 cos2x2 · 1

2

= 1 +t2 2 となることが分かりますから,

dx= 2dt

1 +t2 (4)

となることも分かります. したがって, (2) 式, (3) 式, (4) 式から, Z 1 + sinx

sinx(1 + cosx)dx=

Z t2 + 2t+ 1 2t dt

= 1 2

Z µ

t+ 2 + 1 t

dt

= 1

4t2+t+ 1 2log|t|

となることが分かります.

(2) t = tanx2 と変数変換してから, 分母を平方完成してみると,

Z dx

asinx+bcosx =

Z 2dt

2at+b(1t2)

= −2 b

Z dt

t2 2atb 1

= −2 b

Z dt

¡t ab¢2

a2b+b2 2

(5) となることが分かります. そこで,さらに,

T =t a

b, R =

a2+b2 b

(3)

としてみると, (5) 式から,

Z dx

asinx+bcosx = −2 b

Z dT T2R2

= 1 bR

Z µ 1

T +R 1 T R

dT

= 1 bRlog

¯¯

¯¯T +R T R

¯¯

¯¯

となることが分かります.

(3) まず,

Z sinxdx 1 + sinx =

Z µ

1 1

1 + sinx

dx

=x

Z dx 1 + sinx と変形してから, t= tanx2 と変数変換してみると,

Z sinxdx

1 + sinx =x

Z dx 1 + sinx

=x

Z 2dt (t+ 1)2

=x+ 2 t+ 1 となることが分かります.

(4) t = tanx2 と変数変換することを考えてしみると, Z x+ sinx

1 + cosxdx= 2 Z µ

tan−1t+ t 1 +t2

dt

= 2 Z ©

tan−1t+t(tan−1t)0ª dt

= 2 Z

(ttan−1t)0dt

= 2ttan−1t となることが分かります.

(5) t = tanx2 と変数変換してみると,

Z dx

a+bcosx =

Z 2dt

(ab)t2+a+b (6) となることが分かります. そこで, 場合分けをして考えてみると, (6) 式の右 辺は, 次のように表わせることが分かります.

(4)

(i) a=b のとき,

Z 2dt

(ab)t2+a+b = 1 a

Z dt

= t a と表わせることが分かります.

(ii) a=−b のとき,

Z 2dt

(ab)t2+a+b = 1 a

Z dt t2

=1 at と表わせることが分かります.

(iii) a2b2 = (a+b)(ab)>0 のとき,

Z 2dt

(ab)t2+a+b = 2 a+b

Z dt

³qa−b a+b t

´2 + 1

= 2

a+b

ra+b abtan−1

Ãrab a+bt

!

と表わせることが分かります.

(iv) a2b2 = (a+b)(ab)<0 のとき, R =

ra+b ba として,

Z 2dt

(ab)t2+a+b = 1 (ab)

Z 2dt t2R2

= 1

(ab)R

Z µ 1

tR 1 t+R

dt

= 1

(ab)Rlog

¯¯

¯¯tR t+R

¯¯

¯¯

= 1

(ba)Rlog

¯¯

¯¯t+R tR

¯¯

¯¯ と表わせることが分かります.

(5)

2. 直線l は, 点 A= (0,1)を通り, 傾きが t の直線ですから,

y=tx+ 1 (7)

という方程式で与えられることが分かります. また,単位円 C は,

x2+y2 = 1 (8)

という方程式で与えられることが分かります. そこで, (7) 式を (8) 式に代入して みると,

x2 + (tx+ 1)2 = 1 となることが分かりますから,

©(t2+ 1)x+ 2tª

x= 0 (9)

となることが分かります. よって,点 P の座標を,

P = (α, β) とすると, (9) 式から,

α= 2t

1 +t2 (10)

となることが分かります. さらに, (7) 式, (10) 式から, β=+ 1

= 2t2 1 +t2 + 1

= 1t2 1 +t2

となることが分かります. 以上から, 点 P の座標は, P =

µ

2t

1 +t2,1t2 1 +t2

と表わせることが分かります.

「三角関数の有理式の積分」については,「数学IB演習(第9回)の略解: p.1, 2; p.6, 3節」を参照.

参照