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冬学期 全学ゼミナール「じっくり学ぶ数学」

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Academic year: 2021

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(1)

冬学期 全学ゼミナール「じっくり学ぶ数学」

レポート問題 ( その3 ) の略解

1.

(1)

いま,

1

(z β)

2

= 1

{(z α) + (α β)}

2

= 1

β)

2

· 1

{1 +

α−β1

· (z α)}

2

(1)

と書き直せることに注意します. そこで,

T = 1

α β · (z α)

として,

|T | < 1

のとき,

1

(1 + T )

2

= 1 2T + 3T

2

+ · · · (2)

となることを用いると, (1) 式, (2) 式から,

|z α| < β|

のとき,

1

(z β)

2

= 1

β)

2

· 1

{1 +

α−β1

· (z α)}

2

= 1

β)

2

· 1 {1 + T }

2

= 1

β)

2

· ©

1 2T + 3T

2

+ · · · ª

= 1

β)

2

·

½

1 2

α β · (z α) + 3

β)

2

· (z α)

2

+ · · ·

¾

= 1

β)

2

2

β)

3

· (z α) + 3

β)

4

· (z α)

2

+ · · ·

と表わせることが分かります. よって, (z−β)1 2

z = α

のまわりでの

Taylor

展開は,

1

(z β)

2

= 1

β)

2

2

β)

3

· (z α) + 3

β)

4

· (z α)

2

+ · · · (3)

となることが分かります.

(2)

まず,

f (z) =

1 (z+

−1 )2

(z

−1 )

2

(2)

と考えて, (z+1−1 )2

(z

−1 )

2 で割り算することを考えてみます. そ こで,

α =

−1, β =

−1

として, (3) 式を適用すると.

1 (z +

−1 )

2

= 1 (2

−1 )

2

2 (2

−1 )

3

· (z

−1 )

+ 3

(2

−1 )

4

· (z

−1 )

2

+ · · ·

= 1 4

−1

4 · (z

−1 ) + 3

16 · (z

−1 )

2

+ · · · (4)

となることが分かります. よって, (4) 式から,

f (z) =

1 (z+

−1 )2

(z

−1 )

2

= 1

4 · 1

(z

−1 )

2

−1

4 · 1

z

−1 + 3

16 + · · · (5)

と表わせることが分かります. 特に, 有理関数

f(z)

z =

−1

における特 異部分

s

−1

(z)

は,

s

−1

(z) = 1

4 · 1

(z

−1 )

2

−1

4 · 1

z

−1 (6)

となることが分かります.

次に,

f (z) =

1 (z−

−1 )2

(z +

−1 )

2 と考えて, (z−1−1 )2

(z +

−1 )

2 で割り算することを考えてみます. そこ で,前と同様に,

α =

−1, β =

−1

として, (3) 式を適用すると.

1 (z

−1 )

2

= 1 (−2

−1 )

2

2 (−2

−1 )

3

· (z +

−1 )

+ 3

(−2

−1 )

4

· (z +

−1 )

2

+ · · ·

= 1 4 +

−1

4 · (z +

−1 ) + 3

16 · (z +

−1 )

2

+ · · · (7)

(3)

となることが分かります.1 よって, (7) 式から,

f(z) =

1 (z−

−1 )2

(z +

−1 )

2

= 1

4 · 1

(z +

−1 )

2

+

−1

4 · 1

z +

−1 + 3

16 + · · · (8)

と表わせることが分かります.2 特に,有理関数

f (z)

z =

−1

における 特異部分

s

−1

(z)

は,

s

−1

(z) = 1

4 · 1

(z +

−1 )

2

+

−1

4 · 1

z +

−1 (9)

となることが分かります. したがって, (6) 式, (9) 式から, 有理関数

f(z)

の 部分分数展開は,

f(z) = s

−1

(z) + s

−1

(z)

= 1

4 · 1

(z

−1 )

2

−1

4 · 1

z

−1

1

4 · 1

(z +

−1 )

2

+

−1

4 · 1

z +

−1

= 1 4 ·

½ 1

(z

−1 )

2

+ 1 (z +

−1 )

2

¾

−1 4 ·

½ 1 z

−1 1 z +

−1

¾

となることが分かります.

2.

(1)

いま,

t R

として,

−→ OP = t −→

OQ + (1 t) −→

OA

= t · (ξ, η, 0) + (1 t) · (0, 0, 1)

= (tξ, tη, 1 t) (10)

と表わすと,

P S

2 となることから,

1 = || −→

OP ||

2

1あるいは, (4)式の両辺の複素共役を考えて, (7)式を得ることもできます.

2あるいは, (5)式の両辺の複素共役を考えて, (8)式を得ることもできます.

(4)

= (tξ)

2

+ (tη)

2

+ (1 t)

2

= (ξ

2

+ η

2

+ 1)t

2

2t + 1 (11)

となることが分かります. よって, (11)式から,

{(ξ

2

+ η

2

+ 1)t 2}t = 0

となることが分かりますが,

P 6= A

としましたから,

t = 2

ξ

2

+ η

2

+ 1 (12)

となることが分かります. よって, (10)式, (12)式から, 点

P

は,

P =

µ 2ξ

ξ

2

+ η

2

+ 1 ,

ξ

2

+ η

2

+ 1 , ξ

2

+ η

2

1 ξ

2

+ η

2

+ 1

(13)

と表わせることが分かります.

(2) (1)

と同様に,

t R

として,

−→ OP = t −→

OR + (1 t) −−→

OB

= t ·

0

, η

0

, 0) + (1 t) · (0, 0, −1)

= (tξ

0

, tη

0

, t 1) (14)

と表わすと,

P S

2 となることから,

1 = || −→

OP ||

2

= (tξ

0

)

2

+ (tη

0

)

2

+ (t 1)

2

= {(ξ

0

)

2

+ (η

0

)

2

+ 1}t

2

2t + 1 (15)

となることが分かります. よって, (15)式から,

£ {(ξ

0

)

2

+ (η

0

)

2

+ 1}t 2 ¤ t = 0

となることが分かりますが,

P 6= B

としましたから,

t = 2

0

)

2

+ (η

0

)

2

+ 1 (16)

となることが分かります. よって, (14)式, (16)式から, 点

P

は,

P =

µ 2ξ

0

0

)

2

+ (η

0

)

2

+ 1 ,

0

0

)

2

+ (η

0

)

2

+ 1 , 1

0

)

2

0

)

2

0

)

2

+ (η

0

)

2

+ 1

(17)

と表わせることが分かります.

(5)

(3) (13)

式, (17)式から,

ξ, η

ξ

0

, η

0 の間の関係は,

 

 

 

ξ22+1

=

0)2+(η00)2+1 2η

ξ22+1

=

0)2+(η00)2+1 ξ22−1

ξ22+1

=

1−(ξ0)2+(η0)2−(η0)2+10)2

(18)

という式で与えられることが分かります. そこで, これらの関係式を,

z = ξ +

−1 η, w = ξ

0

+

−1 η

0

C

という複素数を用いて表わすと,

z

|z|

2

+ 1 = w

|w|

2

+ 1 (19)

1 2

|z|

2

+ 1 = 2

|w|

2

+ 1 1 (20)

となることが分かります. すると, (20)式から,

1

|w|

2

+ 1 = 1 1

|z|

2

+ 1

= |z|

2

|z|

2

+ 1 (21)

となることが分かりますから, (21)式を

(19)

式に代入することで,

z = |z|

2

· w (22)

となることが分かります. よって, (22)式から,

z

w

の間の関係は,

w = z

|z|

2

= z z z ¯

= 1

¯ z

というように与えられることが分かります.

「Laurent展開に注目した部分分数展開の証明」や「Riemann球面」などについ ては,「数学

IB

演習

(第 8

回)の略解

: p.7, 5

; p.8, 6

節」を参照.

参照

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<第二部:海と街のくらしを学ぶお話>.

年次 時期

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