SPECTを用いない1231-IMP像:
機能像および回転型スラントホール断層による評価
岡村真人ザ関本繁;能崎純一灘※
泰治ザ…山田正人…※
ら20mmの値をとりコリメータからの距離9cm ではFWHMは12mmであった。またFWTMも 深さにより異なり、7mmから32mmをとったが、
コリメータからの距離9cmではFWTMは20mm であった。Fig3に本法により作成きれたスラ ントホールコリメータ断層像を示す。深部ほどス ライスは厚くなるが頭頂より小脳部まで明瞭に描 出されている。また断層像から作成した左右差の 機能像をFig4に示した。カラーレベルを ̄定 にすることにより異常の左右差を色調から判定す ることができる。
〔考察〕
Planar像でも多方向から撮影することにより 多くの有用な情報が得られることが判った。また、
SPECTのない施設でも、ガンマカメラと心臓用 スラントホールコリメータがあれば断層像が得ら れる。総合的にはSPECTに比べて分解能は劣る がコリメータからの距離が浅い場所での分解能は 良好なので、表在病変の情報は信頼`性が高く、十 分な脳血流情報が得られるであろう。さらに機能 像の工夫により検出率,定量性の改善が得られた。
この機能像は処理も比較的簡便であり、SPECT 像にも十分利用できる方法と考えられた。
一方、Planar像では小範囲の血流低下は判定 が難しい場合があり組織の前後の重なりは避けら れない。特に側面像は、対側からの影響を無視で きず、頭頂像では上下方向の集積の重なりに影響 される。また、回転型スラントホールコリメータ 断層の欠点としては、コリメータから遠い情報に ついては、分解能が劣化することが問題となる。
ざらにスラントホールコリメータ断層用の再構成 プログラムが必要となるために機種が制限される のは不利な点である。
以上、123LIMpを用いてSPECT装置を使用し ない脳血流像の検討を行った。Planar像では多 方向像と機能像を併用することで、検出率,定量 性の向上が得られた。また回転型スラントホール コリメータ断層により、臨床的にも有用な断層画 像を得ることができた。l23LIMpによる脳血流 シンチグラフィはSPECT装置がない施設でも十 分施行する価値のある検査法であると考えられる。
中嶋憲一ザ癖飯田
〔はじめに〕
’23Lisopropyliodoamphetamine(IMP)を用い て脳血流の画像化が容易にできるようになったが、
SPECT装置を用いての三次元的な脳血流評価が 一般的になっている。しかし、SPECT装置は開 発されてまだ新しく高価なため、まだ一般病院に 広く普及するに至っていない。このような観点か ら、普及度の高いガンマカメラでl23LIMpを用 いてどれだけの情報が得られるか、その有用`性に ついて検討してみた。
〔方法〕
planar像は、’231-IMPを3mCi静注し20分後 よりガンマカメラ(東芝GCA401GMS55A)で 前面,タウン面,頭頂面,右側面,左側面および 後面の6方向より各30万カウントを収集した。体 位は正確に正中や体軸方向が傾かないように設定 し、頭頂面では肺からの散乱線除去のため十分な 遮蔽を行った。コリメータは中エネルギー用を用 い、フオトピークは159keV、ウインドウ幅は
±10%とした。通常、一面4~5分で撮像可能で あった。また、病巣の血流低下の指標として各半 球左右差の機能像を作成した。すなわち、(病巣 部半球×100)/対側半球となるように画像処理 を行って左右比分布像を得ることにより定量的に 解析できるようにした。さらに、回転型スラント ホールコリメータを使用して断層像を作成した。
スラントホールコリメータは傾斜角30度の回転 型であり、60度毎6方向の投影像を得た。このデ ータをマイクロコンピュータを介して、VIP460 (Technicare)に転送し、本装置既存の再構成アル
ゴリズムを用いて断層像の再構成を行った。
〔結果〕
Planar像では、大脳半球・小脳半球とも十分 描出ざれ正常者では左右対称パターンを示した。
Figlに左半球の虚血を示す'2311MPのPlanar 像を示す。スラントホールコリメータ断層像の平 面分解能を調べるために各断面で半値幅(FWHM)
および'/10値全幅(FWTM)を測定した。Fig2 に示すように深部ほど分解能は悪くなるが、深さ 6cmから16cmの間では、FWHMで10mmか
放射線部 脳神経外科 核医学科
アイソトープ部
※公立加賀中央病院
※※同
※※※金沢大学
※※※※同
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● ● ● ▼Fig.2 lul転」11スラントホール断層におけるh1転中心お
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よび111心より52mm横のFWHMとFWTM(、、)。
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● 鰯 FWHM FVVTM
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△ Figl
I231-IMPの多方lnjPlanar像。フiLr2列は21宵に
拡大したもの、 20-
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⑬ ▼Fig.4 ’'11転''1スラントホール'wr1櫛像の’スライス(右)
より作製した左イ「差の機能像(左)。左視床出血 部のⅢ'流低下が明瞭である(図中青色)。
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▲Fig.3
11J|転型スラントホール断瞬の例。
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