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2019 年度入試状況分析 国公立大 国公立大分析 文部科学省発表の確定志願者数による 本文内の ( ) 内の数値は志願者数の前年度確定数との対比指数を表します Point of Data 1 志願状況全体概況 国公立大全体では8 年ぶりに増加 国立大は8 年連続減少 公立大は4 年連続増加と対照的

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(1)

国公立大分析

〈文部科学省発表の確定志願者数による〉

※本文内の( )内の数値は志願者数の前年度確定数との対比指数を表します。

①志願状況全体概況

○国公立大全体では8年ぶりに増加

○国立大は8年連続減少、公立大は4年連続増加と対照的

②系統別志願状況

○多くの系統が前年度並だが、文系の系統の合計ではやや増加

③地区別志願状況

○前期は九州・沖縄がやや増加、北海道はやや減少、後期は北関東が増加

④データネット目標ライン別志願者数集計

○前期、後期は目標ライン 85%以上のグループが前年度の減少から増加へ

⑤2段階選抜実施状況

○第1段階選抜不合格者数は前期、中期・後期ともに大幅増加

○不合格者数最多は前期が首都大学東京、中期・後期は山梨大

⑥志願者数が多い大学

○大学全体の志願者数が 7,000 人以上だった大学は 15 大学で、前年度より1大学増加

○志願者数最多は、4年連続で千葉大

⑦増減が目立った大学

○増加数最多は滋賀大、減少数最多は山陽小野田市立山口東京理科大

⑧難関国立10大学志願状況

○前期…全体では4年ぶりに減少、北海道大、神戸大のみ増加

○後期…全体では8年ぶりに増加、東北大、九州大は増減が継続、他の6大学は前年度と逆の増減

⑨医学部医学科志願状況

○前期はやや減少で5年連続減少、後期は微増だが7年ぶりに増加

⑩大学別志願状況

①志願状況全体概況

□一般選抜志願者数は 469,836 人(+4,128 人)で、8年ぶりに増加

文部科学省が2月 20 日に発表した 2019 年度国公立大一般選抜の確定志願状況によると、確定志願者数は

469,836 人でした。前年度と比べて 4,128 人(101)の増加で、2011 年度以来8年ぶりに増加しました。志願倍

率は、募集人員が国公立大全体で 121 人減少したこともあり、4.63 倍→4.68 倍へ 0.05 ポイントとごくわず

かですがアップしました。

センター試験の志願者数は、5,841 人(99)減少の 576,830 人で4年ぶりに減少しましたが、国公立大志願

Point of Data

(2)

者数は増加しました。ただし、国立大は 52 人(100)と微減して8年連続減少だったのに対し、公立大は 4,180

人(103)増加して4年連続増加だったことが影響しました。これは、センター試験の 900 点満点の予想平均点

アップで国立大への出願をあきらめた受験生が例年より少なかったことに加え、私立大の難化傾向の中、公

立大の文系3教科型募集区分への志願者が増加したことが要因といえます。

〔設置・日程別志願状況〕

〔確定志願者数推移〕

□国立大は8年連続減少、公立大は4年連続増加と対照的

【設置別】

国立大……志願者数は、前期は 730 人(100)減少しましたが、後期は 678 人(101)増加しました。この結果、

国立大は8年連続減少となりました。なお、前期は難関国立 10 大学を除くと、541 人(100)増加

しました。センター試験の予想平均点アップ幅が、準難関大から地元大レベルを狙う受験生によ

り大きかったことが影響しているといえます。

公立大……志願者数は、前期が 1,403 人(102)、後期は 694 人(102)、中期は 2,083 人(107)といずれも増加し、

公立大全体では 4,180 人(103)の増加で、4年連続増加となりました。これは、前年度は独自日程

で入試を実施した公立小松大、公立諏訪東京理科大が分離分割方式での実施となり、集計対象に

加わったことが増加の最大要因ですが、この2大学を除いても、1,231 人(101)の増加でした。公

立大にはセンター試験の予想平均点のアップ幅が大きい文系3教科型での出願が可能な大学も含

まれていることから、これが追い風となったことも影響しました。

10.2 10.1 10.1 10.1 10.1 10.1 10.1 10.0 10.0 10.0 10.1 10.1 10.1 10.1 10.2 10.1 10.0 10.1 10.0 55.4 56.2 56.6 53.4 50.8 50.5 48.9 48.8 47.5 48.9 50.4 49.5 49.0 48.4 47.5 47.2 47.1 46.6 47.0 5.4 5.5 5.6 5.3 5.0 5.0 4.8 4.9 4.8 4.9 5.0 4.9 4.8 4.8 4.7 4.7 4.7 4.6 4.7 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 倍 万人 年度 募集人員 志願者数 志願倍率 2019年度 2018年度 募集人員 志願者数 志願倍率 増減数 指数 募集人員 志願者数 志願倍率 前期 64,031 194,525 3.04 -730 100 64,344 195,255 3.03 後期 14,335 135,628 9.46 +678 101 14,654 134,950 9.21 合計 78,366 330,153 4.21 -52 100 78,998 330,205 4.18 前期 16,102 64,010 3.98 +1,403 102 15,650 62,607 4.00 後期 3,648 43,986 12.06 +694 102 3,706 43,292 11.68 中期 2,310 31,687 13.72 +2,083 107 2,193 29,604 13.50 合計 22,060 139,683 6.33 +4,180 103 21,549 135,503 6.29 前期 80,133 258,535 3.23 +673 100 79,994 257,862 3.22 後期 17,983 179,614 9.99 +1,372 101 18,360 178,242 9.71 中期 2,310 31,687 13.72 +2,083 107 2,193 29,604 13.50 合計 100,426 469,836 4.68 +4,128 101 100,547 465,708 4.63 ※独自日程で入試を実施している国際教養大、新潟県立大は集計には含まない。 合計 設置 日程 国立 公立

(3)

なお、志願倍率は、前期は募集人員増加率の方が大きいため、4.00 倍→3.98 倍へ 0.02 ポイント

とごくわずかですがダウンしました。

【日程別】

前期………募集人員、志願者数はほぼ同じ増加率のため、志願倍率は 3.22 倍→3.23 倍と 0.01 ポイントアッ

プで前年度並でした。

後期………募集人員は 377 人(98)減少しましたが、志願者数は 1,372 人(101)増加したため、志願倍率は

9.71 倍→9.99 倍と 0.28 ポイントアップしました。

②系統別志願状況

□多くの系統が前年度並だが、文系の系統の合計ではやや増加

文系(人文科学、外国語、法、経済・経営・商、社会、国際関係)の系統の合計(103)ではやや増加しました。

一方で、理系およびメディカル系(保健衛生、医、歯、薬、理、工、農・水産)の系統の合計(100)では前年度

並でした。

系統別では、国際関係(122)の大幅増加が目立ちました。これは、横浜市立大の学部改組、2019 年度から

公立小松大が分離分割方式での実施となり、集計対象に加わったことが要因で、この2大学を除くと(103)

のやや増加に留まりました。外国語(113)は4年ぶりに増加しました。これは、文系3教科型での出願が可能

な北九州市立大(187)、神戸市外国語大(125)などの大幅増加が影響しました。また、経済・経営・商(99)は

過去7年間で最多の志願者数だった前年度に次ぐ志願者数となり、依然として高い人気を維持しました。

理系では、理(101)、工(99)はいずれもわずかな増減で前年度並でした。農・水産(104)はやや増加しまし

たが、福島大・農の新設が要因で、これを除くと(102)の微増に留まりました。

メディカル系では、保健衛生(102)は、富山県立大・看護の新設、公立小松大が集計対象になったことが影

響して微増でしたが、この2大学を除くと(97)のやや減少でした。薬(94)の減少は、開設2年目の山陽小野

田市立山口東京理科大(75)が前年度の志願倍率が 15.8 倍と高倍率だった反動で大幅減少したことが要因で

した。医(98)は5年連続減少でしたが、後期(101)では微増となりました。

文理いずれからも志願者がいる系統では、教員養成・教育(103)はやや増加で、2012 年度以来続いた志願

者数減少が止まったように見えます。しかし、細かく見ると、旧帝大の教育学部を中心とした教員免許取得

を義務付けない教育(129)は大幅増加したのに対して、教員養成(103)はやや増加に留まり、しかも前期では

前年度並と教育現場を取り巻く厳しい環境や募集人員減少による逆風が続いています。なお、後期ではセン

ター試験平均点アップによる影響から併願先として狙われ増加しました。

94 87 97 104 124 95 93 107 103 97 99 93 96 105 100 99 95 87 140 99 106 113 99 99 104 122 103 98 94 98 102 98 102 94 101 99 104 110 96 101 80 90 100 110 120 130 人文科学 外国 語 法 経済 ・ 経 営 ・商 社会 国際 関係 教員 養成 ・ 教 育 生活科学 芸術 総合 科 学 保健 衛生 医 歯 薬 理 工 農・ 水産 ス ポ ー ツ ・ 健 康 その 他 全体 2018年度/2017年度 2019年度/2018年度 2019年度国公立大 全体指数=101 ※前年度を100とする指数 ※「その他」…北海道大・総合入試、金沢大・後期一括入試

(4)

③地区別志願状況

□前期は九州・沖縄がやや増加、北海道はやや減少、後期は北関東が増加

〔地区別志願者指数〕

※文中の《 》内の倍率は志願倍率を表します。

<前期日程>

○北海道(97)………12 大学のうち9大学が減少。室蘭工業大(81)は、2019 年4月からの千歳科学技術大の公

立大化の影響を大きく受けて大幅減少し、3年連続減少。さらに、名寄市立大(87)、旭

川医科大(88)、北見工業大(91)、釧路公立大(92)も減少。一方で、小樽商科大(113)、札

幌市立大(109)は増加。

○東北(100)……… 山形県立米沢栄養大(69)は前年度大幅増加の反動で大幅減少。秋田大(76)は大幅減少し、

減少数が前期で全国最多。福島大(132)は農の新設で大幅増加だが、既存の2学群合計

(118)でも大幅増加。福島県立医科大(129)は医(146)が大幅増加。岩手県立大(124)は、

系統への高い人気がある(ソフトウェア)の大幅増加により3年連続増加。

○北関東(100)…… 10 大学のうち7大学が増加。茨城県立医療大(149)は大幅増加で5年ぶりの増加。高崎

経済大(78)は大幅減少で5年ぶりに減少。群馬大(96)は4年連続減少。

○首都圏(98)…… 19 大学のうち 14 大学が減少。神奈川県立保健福祉大(138)は大幅増加。一方で、千葉県

立保健医療大(77)、埼玉県立大(88)は大幅減少、一橋大(92)、千葉大(93)、東京海洋大

(94)も減少。

○中部(101)……… 豊橋技術科学大(160)、都留文科大(141)、浜松医科大(137)などは大幅増加。浜松医科大

は(医)(146)が大幅増加。一方で、敦賀市立看護大(31)、石川県立看護大(52)、上越教育

大(64)、石川県立大(64)、岐阜県立看護大(72)などは大幅減少。なお、分離分割方式で

初めて募集の公立小松大は志願者数 450 人《3.8 倍》、公立諏訪東京理科大は志願者数

446 人《2.8 倍》だった。

○近畿(101)……… 25 大学のうち 18 大学が増加し、前年度と逆の増減の大学が目立った。和歌山県立医科

大(163)は(医)(看護)ともに大幅増加。大阪教育大(109)は5年ぶりに増加。一方で、福

知山公立大(80)は大幅減少、京都大(96)は6年連続減少。大阪大(96)はやや減少で5年

ぶりに減少。

○中国(98)……… 山陽小野田市立山口東京理科大(53)は全ての募集区分が前年度大幅増加の反動から減少

し、減少数が前期で全国2番目の大幅減少。一方で、鳥取大(125)は増加数が前期で全国

2番目の大幅増加。

○四国(100)……… 9大学のうち6大学が減少。高知大(112)は増加。愛媛県立医療技術大(63)、香川県立保

101 104 99 99 101 98 103 86 100 100 97 100 100 98 101 101 98 100 105 100 85 90 95 100 105 110 115 北海道 東北 北関東 首都圏 中部 近畿 中国 四国 九州・ 沖縄 前 期合計 2018年度/2017年度 2019年度/2018年度 2019年度国公立大 前期指数=100 ※前年度を100とする指数

(5)

健医療大(83)は大幅減少。

○九州・沖縄(105)…大分県立看護科学大(154)は前年度大幅減少の反動で大幅増加。大分大(130)は前年度大

幅減少の反動で、増加数が前期で全国最多の大幅増加。

<後期日程>

○北海道(106)………旭川医科大(140)は2学科とも大幅増加。一方で、帯広畜産大(66)、室蘭工業大(75)、

公立はこだて未来大(85)は2年連続大幅減少。

○東北(99)…………

福島県立医科大(140)は医(158)が大幅増加。岩手県立大(132)なども大幅増加。一方で、

秋田大(78)は大幅減少で、減少数が後期で全国2番目の多さとなった。

○北関東(112)………8大学のうち6大学が増加し、前年度と逆の増減の大学が目立った。茨城大(121)は増

加数が後期で全国2番目の多さとなった。

○首都圏(100)………東京医科歯科大(135)は2学部がいずれも大幅増加。一方で、横浜市立大(37)は開設2

年目のデータサイエンスのみ募集だが、半減以下の激減。

○中部(100)…………大幅な増減の大学が目立った。長野県看護大(261)は前年度大幅減少の反動で倍増以上

だが、敦賀市立看護大(50)は前年度激増の反動で半減。

○近畿(105)…………前年度と逆の増減の大学が目立った。特色入試で法のみ実施の京都大(138)は前年度大

幅減少の反動により大幅増加。滋賀大(132)は大幅増加で増加数は後期で全国最多。一

方で、兵庫県立大(80)は大幅減少。

○中国(93) …………14 大学のうち 11 大学が減少。島根大(60)は4年ぶりに減少し、減少数は後期で全国最

多。一方で、山口大(119)は大幅増加。

○四国(95)………… 9大学のうち6大学が減少し、前年度と逆の増減の大学が目立った。愛媛県立医療技術

大(75)は前年度激増の反動で大幅減少。一方で、高知大(132)は大幅増加。

○九州・沖縄(102)…宮崎県立看護大(150)、大分大(135)など大幅増加した大学が目立った。

<中期日程>

○長野県立大(210) ……公立大化2年目だが、こども(333)の3倍増やグローバルマネジメント(231)がセン

ター試験の科目負担を軽減したことにより激増。

○兵庫県立大(141) ……新設の社会情報科学が志願者数 674 人《33.7 倍》だったことで、増加数は全日程で

全国最多。

○公立小松大………分離分割方式で初めての募集で、志願者数は 1,130 人《17.9 倍》だった。

○公立諏訪東京理科大…分離分割方式で初めての募集で、志願者数は 923 人《19.2 倍》だった。

96 110 94 93 97 91 103 88 100 97 106 99 112 100 100 105 93 95 102 101 85 90 95 100 105 110 115 北海道 東北 北関東 首都圏 中部 近畿 中国 四国 九州・ 沖 縄 後期合計 2018年度/2017年度 2019年度/2018年度 ※前年度を100とする指数 2019年度国公立大 後期指数=101

(6)

次に、地区別に増減数が 150 人以上かつ増減率が 15%以上の大学をまとめました。

○北海道

前期 減少 室蘭工業大 -186 人 2019 年4月からの千歳科学技術大の公立大化の影響に加え、学部改組によ る募集人員減少の影響で大幅減少し、3年連続減少。 後期 増加 旭川医科大 +222 人 2学科とも大幅増加。 減少 室蘭工業大 -164 人 2019 年4月からの千歳科学技術大の公立大化の影響で、2年連続大幅減少。

○東北

前期 増加 福島大 +450 人 農の新設に加え、既存の理工(127)、人文社会(117)も大幅増加。新設の農 の志願者数は 190 人だった。 岩手県立大 +183 人 総合政策(94)を除く3学部がいずれも増加。特にソフトウェア(155)、社会 福祉(129)が大幅増加。 秋田県立大 +165 人 2学部とも増加。システム科学(141)は大幅増加。 減少 秋田大 -603 人 国際資源(108)を除く3学部がいずれも大幅減少。特に医(52)はほぼ半減。 後期 増加 岩手県立大 +297 人 社会福祉(93)を除く3学部がいずれも増加。ソフトウェア(176)は大幅増加 し、5年ぶりに増加。 福島県立医科大 +197 人 特に医(158)が3年連続大幅減少の反動で大幅増加。 減少 秋田大 -556 人 医(102)を除く3学部がいずれも減少。理工(56)は大幅減少。

○北関東

前期 減少 高崎経済大 -519 人 5年ぶりに減少。経済(65)、地域政策(85)と2学部とも大幅減少。 後期 増加 茨城大 +691 人 2年連続増加。さらにセンター重視へ配点を変更した工(157)は5学科のう ち4学科が大幅増加。 群馬大 +358 人 4学部全てで増加。特に教育(150)、医(130)、理工(120)は大幅増加。 前橋工科大 +282 人 (生命情報)(100)を除くその他の学科はいずれも増加。志願倍率は 9.8 倍→ 14.1 倍にアップ。 減少 宇都宮大 -270 人 教育の廃止により大幅減少。工(54)は学科改組による募集人員減少もあり ほぼ半減。農(70)は2年連続減少。 高崎経済大 -250 人 3年連続減少。志願倍率は 13.1 倍→10.6 倍にダウン。

○首都圏

後期 減少 東京農工大 -355 人 大幅減少。工(81)は学科改組で募集人員増加だが大幅減少。志願倍率は 9.1 倍→6.5 倍にダウン。農(88)は(共同獣医)(133)を除く4学科がいずれも減 少。

○中部

前期 増加 山梨大 +285 人 2年連続増加。医(看護)(151)、生命環境(133)の大幅増加が目立った。 都留文科大 +211 人 2年ぶりに増加。文(214)は倍増し、志願倍率は 3.5 倍→7.5 倍にアップ。 静岡県立大 +279 人 3年ぶりに増加。特に国際関係(150)、募集人員増加の経営情報(137)の大 幅増加が目立った。 減少 敦賀市立看護大 -158 人 前年度の反動による増減が継続し大幅減少。志願倍率は 9.2 倍→2.8 倍に 大幅ダウン。 名古屋市立大 -295 人 2段階選抜を新規実施した医(31)の大幅減少が影響で大幅減少。その他の 学部はいずれも増加。 後期 増加 静岡大 +503 人 教育(94)を除く6学部が増加の影響で大幅増加。特に人文社会科学(152)の 大幅増加が目立った。 愛知県立大 +277 人 3年ぶりに増加。看護(347)、外国語(151)、学科別募集からコース別募集 に変更した教育福祉(132)の大幅増加が影響。 富山県立大 +235 人 新設の看護の志願者数が 259 人だったことで、大幅増加。既存の工(92)の みでは、減少。 愛知教育大 +157 人 3年ぶりに増加。(教育)(86)を除くその他の学科はいずれも大幅増加。 減少 金沢大 -440 人 2年ぶりに減少。理系一括(112)を除く学部・方式で大幅減少。 中期 増加 長野県立大 +460 人 2学部とも大幅増加。(こども)(333)の3倍増やグローバルマネジメント (231)がセンター試験の科目負担を軽減したことが影響。

(7)

○近畿

前期 増加 滋賀大 +357 人 教育(91)を除く3学部がいずれも大幅増加。 和歌山県立医科大 +190 人 2学部とも大幅増加。医(医)(171)は前年度の反動による増減が継続。 後期 増加 滋賀大 +788 人 3学部全てが大幅増加し、志願者数は 3,000 人を上回った。 和歌山大 +488 人 教育(97)を除く3学部がいずれも大幅増加。 神戸市外国語大 +398 人 全ての学科で大幅増加。特に(国際関係)(202)、(中国)(191)、(ロシア)(166) は激増。 減少 兵庫県立大 -425 人 改組により募集人員が減少した国際商経(46)の半減が影響。一方で、その 他の3学部はいずれも増加。 中期 増加 兵庫県立大 +872 人 新設の社会情報科学の志願者数が 674 人だったことで大幅増加。既存の理 (109)のみでも増加。 奈良県立大 +169 人 地域創造(121)のみの募集だが、大幅増加し3年ぶりに増加。

○中国

前期 増加 鳥取大 +504 人 4学部全てが増加。特に農(159)、工(136)の大幅増加が目立った。 減少 山陽小野田市立山口東京理科大 -551 人 3学科全てが大幅減少。志願倍率は 12.3 倍→6.6 倍にダウン。 島根県立大 -335 人 看護栄養(59)、総合政策(71)の大幅減少が影響し、3年ぶりに減少。 後期 増加 山口大 +557 人 8学部のうち5学部が大幅増加。 減少 島根大 -1,116 人 医(看護)(108)を除く5学部が減少。特に教育(39)、総合理工(46)、人間科 学(50)の大幅減少が目立った。 福山市立大 -273 人 都市経営(64)の大幅減少が影響し、4年ぶりに減少。 中期 減少 山陽小野田市立山口東京理科大 -661 人 2学部とも減少し、全ての学科で大幅減少。公立化後初の減少。 下関市立大 -512 人 経済(85)のみの募集だが、大幅減少で2年連続減少。国際商(67)の大幅減 少が影響。

○四国

後期 増加 高知大 +266 人 教育(91)を除く4学部が大幅増加。志願倍率は 9.9 倍→13.8 倍にアップ。

○九州・沖縄

前期 増加 大分大 +509 人 医(看護)(327)、理工(173)の激増が影響し、3年ぶりに増加。 福岡県立大 +155 人 3年ぶりに増加。人間社会(171)は大幅増加だが、看護(78)は大幅減少。 後期 増加 宮崎大 +610 人 募集人員が増加した工(140)、地域資源創成(140)、農(121)の大幅増加が影 響。 大分大 +568 人 経済(93)を除く4学部が増加し大幅増加。前期同様に医(看護)(456)の激増 が目立った。 長崎県立大 +310 人 大幅増加し、2年連続増加。 福岡県立大 +161 人 4年ぶりに増加。志願倍率は 12.0 倍→16.1 倍にアップ。

④データネット目標ライン別志願者数集計

□前期、後期は目標ライン 85%以上のグループが前年度の減少から増加へ

左記のグラフは、2019 年度の

データネット(駿台予備学校/

ベネッセコーポレーション主催、

センター試験自己採点集計)に

おいて、募集区分ごとに設定さ

れた合格目標ライン(B判定ラ

イン、合格可能性 60%)を基に

して、学部単位 (医学科は別集

計)で得点率により6つのグル

ープ分けを行い、日程別に各グ

ループの志願者数の増減を前年

度指数で示したものです。

105 94 100 104 96 105 102 102 99 97 104 106 97 88 161 119 111 70 80 90 100 110 120 130 140 85%以上 80~85% 75~80% 70~75% 65~70% 65%未満 A B C D E F 前期 後期 中期

(8)

前年度は目標ラインが高いA・Bグループは、前期、後期のいずれも減少しましたが、2019 年度はBグル

ープの前期(94)のみ減少と対照的な志願状況となりました。これは、センター試験の平均点アップに伴い、

高得点層が積極的に出願したことが要因です。

A・Bグループを除いた前期では、Cグループ(100)が前年度並、Dグループ(104)はやや増加しました。

前年度はCグループがやや増加、Dグループはやや減少だったため、準難関大から地元大を狙う受験生が積

極的に出願した結果といえます。

A・Bグループを除いた後期では、Cグループ(99)が微減、Dグループ(97)がやや減少したのに対し、E

グループ(104)、Fグループ(106)はやや増加しました。これは、センター試験の予想平均点アップの影響で、

後期でも国公立大への出願をあきらめなかった受験生が多かったことが要因です。

公立大のみの中期は、もともと対象大学が少なく募集人員も少ないため、特定大学に志願者が集中しやす

く指数が大きく変化する傾向がありますので、単純に動向を示すことが難しいといえます。目標ラインの高

いA・Bグループは減少しましたが、Cグループ以下は増加しました。特にCグループは新設の兵庫県立大・

社会情報科学が集計に加わったことが大きく影響しましたが、既存の大学・学部のみでも(115)の大幅増加で

した。私立大の難化傾向の中、公立大には多くの私立大と同じ3教科型募集区分の大学が含まれていること

が影響しました。

⑤2段階選抜実施状況

□第1段階選抜不合格者数は前期、中期・後期ともに大幅増加

不合格者数最多は前期が首都大学東京、中期・後期は山梨大

〔第1段階選抜実施状況(不合格者数)〕

〔第1段階選抜不合格者数の多い上位 10 大学〕

2段階選抜の第1段階選抜不合格者数は、前期では 3,660 人で 590 人(119)の大幅増加となりました。国立

大は 240 人(90)の減少でしたが、志願者数が増加した公立大は 830 人(247)と激増しました。大学別では、首

都大学東京が不合格者数最多となりました。学部別では、法が 175 人→633 人となり、システムデザイン(電

子情報システム)が2人→93 人と志願者増加数分がほぼ不合格者増加数分となりました。2番目に多かった

のは東京大で、全科類で2段階選抜が実施されました。3番目に多かったのは前年度同様に一橋大でしたが、

1 首都大学東京 981 東京大 962 山梨大 388 一橋大 456 2 東京大 813 首都大学東京 428 一橋大 366 岐阜大 371 3 一橋大 172 一橋大 410 首都大学東京 320 山梨大 353 4 新潟大 168 長崎大 159 旭川医科大 300 首都大学東京 238 5 熊本大 144 大分大 146 福島県立医科大 277 福井大 195 6 和歌山県立医科大 124 大阪大 142 岐阜大 261 奈良県立医科大 187 7 信州大 123 秋田大 117 山口大 230 宮崎大 145 8 宮崎大 121 高知大 93 鹿児島大 177 大阪市立大 141 9 弘前大 118 千葉県立保健医療大 91 大分大 171 秋田大 122 10 大分大 107 琉球大 86 京都大 169 東京工業大 117 全体 3,660 3,070 3,743 3,253 順位 前期 中期・後期 2019年度 2018年度 2019年度 2018年度 2019年度 2018年度 増減数 指数 2019年度 2018年度 増減数 指数 2019年度 2018年度 増減数 指数 国立大 2,265 2,505 -240 90 2,978 2,606 +372 114 5,243 5,111 +132 103 公立大 1,395 565 +830 247 765 647 +118 118 2,160 1,212 +948 178 合計 3,660 3,070 +590 119 3,743 3,253 +490 115 7,403 6,323 +1,080 117 前期 中期・後期 合計

(9)

不合格者数は 410 人→172 人と大幅減少しました。4番目は、2段階選抜を医(医)で新規実施した新潟大と

なりました。

中期・後期では 3,743 人で 490 人(115)の大幅増加で、国立大、公立大のどちらも増加しました。増加数で

見ると、国立大では旭川医科大の0人→300 人、山口大の 36 人→230 人、公立大では福島県立医科大の 81

人→277 人の大幅増加が目立ちました。大学別では、山梨大が不合格者数最多となりました。2番目に多か

った一橋大は、志願者数は 78 人減少しましたが、不合格者数は 90 人(80)の大幅減少でした。3番目に多か

った首都大学東京は 82 人(134)の大幅増加でした。

なお、次年度以降の出願にあたっては、2段階選抜実施の有無、予告倍率の変更などに注意を払うととも

に、第1段階選抜合格者数の実数をチェックして、予告倍率通りに実施されたか、それとも緩和されたかを

把握したうえで出願校を決定することが大切です。

⑥志願者数が多い大学

□志願者数最多は、4年連続で千葉大

下表は大学全体の志願者数が、文部科学省発表の最終確定値で 7,000 人以上だった大学をまとめたもので

す。志願者数が 7,000 人以上だった大学は 15 大学で、前年度より1大学多くなりました。15 大学のうち、

第4位の東京大、第 11 位の大阪大はいずれも前期のみの募集です。第8位の京都大の後期は、特色入試とし

て実施される法学部のみの募集です。また、第7位の大阪府立大は前期、後期、中期の3つの日程で募集を

行っています。

〔志願者数が 7,000 人以上だった大学〕

志願者数が最も多かったのは、4年連続で千葉大でした。2010 年度から 10 年連続で志願者数が1万人を

上回りました。

第2位の北海道大は、2年連続増加し、5年ぶりに志願者数が1万人を上回りました。前期・後期とも増

加しましたが、特に難関国立 10 大学では最も募集人員の多い後期の増加が影響しました。

第3位の神戸大は、前期は2年ぶりに増加しましたが、後期は2年連続微減となりました。それでも大学

全体では2年連続で1万人近くの志願者数となりました。

大都市圏以外の大学では、第6位の富山大の志願者数が最も多く、3年連続で 8,000 人を上回ったのが目

立ちました。

募集人員 志願者数 志願倍率 募集人員 志願者数 志願倍率 2019年度 / 2018年度 2018年度 / 2017年度 千葉大 2,086 10,611 5.1 2,109 10,756 5.1 -145 99 92 北海道大 2,438 10,341 4.2 2,411 9,849 4.1 +492 105 102 神戸大 2,313 9,959 4.3 2,342 9,980 4.3 -21 100 100 東京大 2,960 9,483 3.2 2,960 9,675 3.3 -192 98 101 首都大学東京 1,206 8,593 7.1 1,206 8,254 6.8 +339 104 96 富山大 1,428 8,437 5.9 1,428 8,478 5.9 -41 100 103 大阪府立大 1,165 8,408 7.2 1,165 8,470 7.3 -62 99 104 京都大 2,636 8,025 3.0 2,668 8,233 3.1 -208 97 98 横浜国立大 1,366 8,016 5.9 1,374 8,193 6.0 -177 98 97 九州大 2,341 7,548 3.2 2,341 7,725 3.3 -177 98 97 大阪大 2,878 7,536 2.6 2,929 7,867 2.7 -331 96 106 信州大 1,681 7,418 4.4 1,692 7,057 4.2 +361 105 97 広島大 2,020 7,284 3.6 2,020 7,175 3.6 +109 102 96 山口大 1,511 7,152 4.7 1,511 6,529 4.3 +623 110 90 静岡大 1,525 7,003 4.6 1,525 6,334 4.2 +669 111 82 ※志願者指数は前年度の志願者数を100とする指数 志願者 増減数 志願者指数 大学 2018年度 2019年度

(10)

⑦増減が目立った大学

□増加数最多は滋賀大、減少数最多は山陽小野田市立山口東京理科大

大学全体の志願者数の増減数が 500 人以上だった大学をまとめました。500 人以上増加した大学は 11 大学

で前年度より4大学増え、減少した大学は6大学で前年度より 10 大学少なくなりました。増加数、減少数の

多い上位の大学はいずれも前期、後期ともに大幅な増減が見られました。

増加数が最も多かった大学は滋賀大で、1,145 人(129)増加しました。次いで、大分大までが 1,000 人以上

の増加でした。前年度は国立6大学、公立1大学でしたが、今年度は国立8大学、公立3大学と増えました。

一方で、減少数が最も多かった大学は山陽小野田市立山口東京理科大で、1,212 人(66)減少しました。2

年連続増加していた工(61)、前年度新設の薬(75)が大幅減少したことが影響しました。以下、島根大、高崎

経済大、秋田大の上位4大学が 1,000 人以上の減少でした。

〔増加数が多かった大学〕

2019年度 / 2018年度 2018年度 / 2017年度 2019 年度 2018 年度 滋賀大 +1,145 129 96 5,037 3,892 前期、後期とも大幅増加となり、志願者数は5,000人を上回った。教育 <前>(91)は減少したが、他の学部は増加し、特に経済、データサイエ ンスが前期、後期とも大幅増加したことが大きく影響。 大分大 +1,077 133 80 4,367 3,290 前期、後期とも大幅増加。教育、医(看護)、理工がいずれも前期、後 期とも大幅増加したことが大きく影響。特に理工は前年度大幅減少の 反動で、前期が383人(173)、後期は262人(156)の増加数だった。 茨城大 +771 114 110 6,439 5,668 前期、後期とも増加したが、特に後期(121)が大幅増加。学部・日程別では、更にセンター重視へ配点変更した工<後>(157)が影響。 宮崎大 +698 116 91 5,111 4,413 前期、後期とも増加。学部・日程別では、センター試験の科目負担が 軽減された農<前>(144)、<後>(121)、前年度の反動による増減が継続 した工<後>(140)の大幅増加が影響。 静岡大 +669 111 82 7,003 6,334 前期、後期とも増加したが、特に人文社会科学<後>(152)、情報<前> (139)、情報<後>(125)がいずれも反動で大幅増加したことが大きく影 響。 兵庫県立大 +668 111 100 6,860 6,192 社会情報科学の新設に加え、理<中>(109)が増加したことが影響。 山口大 +623 110 90 7,152 6,529 前期、後期とも増加したが、特に後期(119)で大幅増加した学部が目立ったことが影響。 長野県立大 +569 169 1,393 824 前期、中期とも大幅増加。中期(210)は、センター試験の科目負担が軽減されたグローバルマネジメント(231)が影響し、大幅増加。 山梨大 +538 116 89 3,924 3,386 前期、後期とも増加。学部・日程別では、生命環境(環境科学)<後> (623)は、2年連続減少の反動で6倍増。センター試験の理科の選択 において同一科目名を含む選択を認めた生命環境(地域社会システ ム)<前>(222)、<後>(162)が影響。 筑波大 +520 109 87 6,584 6,064 前期、後期とも増加。前年度は減少した学群が多かったが、その多く が増加に転じ、特に社会・国際<前>(126)、理工<前>(121)の大幅増加 が大きく影響。 北九州市立大 +515 111 92 5,412 4,897 前期、後期ともセンター試験平均点がアップした文系3教科型での出 願が可能な学部が多く増加。前期(111)は外国語(148)、法(137)が影 響。後期(110)は外国語(216)、法(146)が影響。 志願者数 コメント 大学 増減数 志願者指数

(11)

〔減少数が多かった大学〕

2019年度 / 2018年度 2018年度 / 2017年度 2019 年度 2018 年度 山陽小野田市立 山口東京理科大 -1,212 66 218 2,392 3,604 前期、中期とも大幅減少。学部・日程別でも全て大幅減少。 島根大 -1,171 75 107 3,544 4,715 前期(97)はやや減少だが、後期(60)が大幅減少したことが影響。学 部・日程別では、教育<後>(39)が前年度倍増の反動で激減。総合理 工<後>(46)は半減以下で4年ぶりに減少。人間科学<後>(50)は2年連 続大幅減少。 高崎経済大 -1,167 84 104 5,981 7,148 全ての日程が減少し、志願者数は7年ぶりに6,000人を下回った。前 期(78)は大幅減少で5年ぶりの減少。中期(89)は2年ぶりに減少。後 期(81)は大幅減少で3年連続減少。 秋田大 -1,159 77 167 3,812 4,971 前期、後期とも大幅減少したが、特にコース別募集から学科別募集へ 変更し、募集人員減少の理工<前>(85)、<後>(56)がいずれも前年度 大幅増加の反動で大幅減少し、医(医)<前>(50)が3年連続増加の反 動で半減したことが大きく影響。 金沢大 -694 88 117 5,122 5,816 前期、後期とも減少したが、理系の募集区分(83)の大幅減少が影響。実施2年目の文系後期一括入試(81)も大幅減少。 岐阜大 -558 92 118 6,329 6,887 前期、後期とも減少。学部・日程別では、応用生物科学<前>(109)、工 <後>(105)を除き、いずれも減少したが、特に医(医)が前期、後期とも 110人以上減少したことが影響。 志願者数 コメント 大学 増減数 志願者指数

(12)

⑧難関国立 10 大学志願状況

〔確定志願者数 前年度対比増減数〕

大学 年度 人数 増減数 指数 人数 増減数 指数 人数 増減数 指数 北海道大 2019年度 5,843 +10 100 4,498 +482 112 10,341 +492 105 2018年度 5,833 +293 105 4,016 -80 98 9,849 +213 102 2017年度 5,540 -198 97 4,096 -85 98 9,636 -283 97 2016年度 5,738 +33 101 4,181 +52 101 9,919 +85 101 2015年度 5,705 -110 98 4,129 -195 95 9,834 -305 97 東北大 2019年度 4,813 -429 92 1,439 +41 103 6,252 -388 94 2018年度 5,242 +315 106 1,398 +242 121 6,640 +557 109 2017年度 4,927 +27 101 1,156 -113 91 6,083 -86 99 2016年度 4,900 -8 100 1,269 -211 86 6,169 -219 97 2015年度 4,908 -145 97 1,480 +141 111 6,388 -4 100 東京大 2019年度 9,483 -192 98 9,483 -192 98 2018年度 9,675 +141 101 9,675 +141 101 2017年度 9,534 +256 103 9,534 +256 103 2016年度 9,278 -166 98 9,278 -3,106 75 2015年度 9,444 +29 100 2,940 -107 96 12,384 -78 99 東京工業大 2019年度 4,222 -7 100 497 +28 106 4,719 +21 100 2018年度 4,229 +62 101 469 -54 90 4,698 +8 100 2017年度 4,167 +275 107 523 +14 103 4,690 +289 107 2016年度 3,892 +89 102 509 +26 105 4,401 +115 103 2015年度 3,803 -54 99 483 -66 88 4,286 -120 97 一橋大 2019年度 2,687 -248 92 1,123 -78 94 3,810 -326 92 2018年度 2,935 +28 101 1,201 -376 76 4,136 -348 92 2017年度 2,907 +167 106 1,577 +145 110 4,484 +312 107 2016年度 2,740 -8 100 1,432 +59 104 4,172 +51 101 2015年度 2,748 +51 102 1,373 +107 108 4,121 +158 104 名古屋大 2019年度 4,736 -16 100 67 +14 126 4,803 -2 100 2018年度 4,752 +29 101 53 -7 88 4,805 +22 100 2017年度 4,723 +4 100 60 -18 77 4,783 -14 100 2016年度 4,719 -195 96 78 +13 120 4,797 -182 96 2015年度 4,914 +186 104 65 +24 159 4,979 +210 104 京都大 2019年度 7,511 -350 96 514 +142 138 8,025 -208 97 2018年度 7,861 -14 100 372 -115 76 8,233 -129 98 2017年度 7,875 -154 98 487 +163 150 8,362 +9 100 2016年度 8,029 -12 100 324 +324 - 8,353 +312 104 2015年度 8,041 -314 96 8,041 -314 96 大阪大 2019年度 7,536 -331 96 7,536 -331 96 2018年度 7,867 +470 106 7,867 +470 106 2017年度 7,397 +60 101 7,397 -3,037 71 2016年度 7,337 +74 101 3,097 +33 101 10,434 +107 101 2015年度 7,263 +218 103 3,064 -161 95 10,327 +57 101 神戸大 2019年度 5,933 +299 105 4,026 -320 93 9,959 -21 100 2018年度 5,634 -337 94 4,346 +293 107 9,980 -44 100 2017年度 5,971 +195 103 4,053 -60 99 10,024 +135 101 2016年度 5,776 +189 103 4,113 -286 93 9,889 -97 99 2015年度 5,587 -300 95 4,399 +199 105 9,986 -101 99 九州大 2019年度 5,239 -7 100 2,309 -170 93 7,548 -177 98 2018年度 5,246 +56 101 2,479 -276 90 7,725 -220 97 2017年度 5,190 +95 102 2,755 +111 104 7,945 +206 103 2016年度 5,095 +157 103 2,644 -70 97 7,739 +87 101 2015年度 4,938 -297 94 2,714 -36 99 7,652 -333 96 難関国立 2019年度 58,003 -1,271 98 14,473 +139 101 72,476 -1,132 98 10大学合計 2018年度 59,274 +1,043 102 14,334 -373 97 73,608 +670 101 2017年度 58,231 +727 101 14,707 -2,940 83 72,938 -2,213 97 2016年度 57,504 +153 100 17,647 -3,000 85 75,151 -2,847 96 2015年度 57,351 -736 99 20,647 -94 100 77,998 -830 99 志願者数(最終確定値) 前期 後期 全体

(13)

□前期は4年ぶりに減少、後期は8年ぶりに増加

2019 年度入試の難関国立 10 大学(北海道大、東北大、東京大、東京工業大、一橋大、名古屋大、京都大、

大阪大、神戸大、九州大)の確定志願者数は、全体では 1,132 人(98)減少しました。前年度は7年ぶりに増加

しましたが、再度減少に転じました。これは、難関大志望者にはセンター試験の 900 点満点の予想平均点ア

ップの影響が小さく、前年度増加の反動が表れたといえます。

大学全体で増加したのは、北海道大(105)、東京工業大(100)の2大学のみでした。北海道大は2年連続増

加ですが、後期の増加数が大きくなりました。これは難関国立 10 大学で後期募集人員が最も多い大学である

ことが要因です。東京工業大は類別募集から学院別募集になり、前期は7つの類から第2志望まで選択可か

ら、6つの学院から第3志望まで選択可となりました。前期は7人のみの減少にとどまったことで、全体で

は 21 人増加しました。

減少した8大学では、一橋大(92)、九州大(98)の2大学は前期・後期とも減少しました。特に一橋大は減

少率が最大でした。増加したのは商<前>(102)のみで、社会<前>(78)が前年度大幅増加の反動で大幅減少し

たことが影響しました。東北大(94)は減少数が最多でした。後期(103)は2年連続増加しましたが、前期(92)

が前年度増加した反動で減少したことが大学全体の減少につながりました。大阪大(96)も前年度増加の反動

が表れました。

〔確定志願者指数 文理別前年度対比指数〕

文理別に志願者数を見ると、前期は、文系は5大学で増加、4大学で減少と増減した大学数が拮抗しまし

た。理系は京都大(95)の減少が継続しましたが、全体的には前年度増加の反動で減少した大学が目立ちまし

た。神戸大(108)、九州大(102)の増加はいずれも前年度の反動によるものです。

一方で、後期は文理ともに前年度の反動で増減した大学が目立ちましたが、九州大は文理とも減少が継続

しました。

文系 理系 合計 文系 理系 合計 北海道大 106 98 100 118 110 112 105 東北大 89 93 92 85 115 103 94 東京大 101 96 98 98 東京工業大 100 100 106 106 100 一橋大 92 92 94 94 92 名古屋大 108 97 100 126 126 100 京都大 97 95 96 138 138 97 大阪大 101 92 96 96 神戸大 102 108 105 101 88 93 100 九州大 94 102 100 95 92 93 98 難関大合計 99 97 98 102 100 101 98 大学 前期 後期 前期・後期合計

(14)

〔大学別志願状況〕

北海道大:前期は前年度並、文、法、教育で大幅増加

前期:+10 人 後期:+482 人

入試変更点 募集人員:理 (物理)<後>…5人→10 人、<AO>…5人→廃止 ◎<AO>および<国際総合>の合格者数が募集人員に満たなかった欠員分追加の募集人員 工(環境社会工)49 人→53 人、(応用理工系)<後>…34 人→37 人 医(医)<前>…97 人→102 人、(保健/看護)<前>…60 人→61 人 水産<前>…105 人→108 人 総合入試文系<前>…95 人→97 人、総合入試理系<前>…1,017 人→1,021 人 COMMENT ※( )内の数値は志願者数の前年度対比指数 大学全体では、前期は 10 人(100)の微増で前年度並。文理別では、文系は 96 人(106)のやや増加、理系は 86 人(98)の微減 で前年度並。前期では2段階選抜は実施されなかった。後期は 482 人(112)の増加。文理別では、文系は 165 人(118)の大幅増 加、理系は 317 人(110)の増加で2年連続増加。 <前期日程> ○文(144)は、前年度大幅減少の反動で大幅増加。志願倍率も 2.7 倍→3.9 倍にアップ。 ○法(119)は、大幅増加で2年連続増加。 ○経済(97)は、やや減少で3年ぶりに減少。 ○教育(137)は、前年度大幅減少の反動で大幅増加。 ○総合入試文系(70)は、大幅減少で4年ぶりに減少。 ○総合入試理系(99)は、前年度並。選抜群別では、(総合科学)(109)は増加、(物理重点)(106)はやや増加だが、(化学重点)(89) は減少、(数学重点)(93)はやや減少。 ○医(医)(90)は、減少。 ○医(保健)(89)は、前年度増加の反動で減少。専攻別では、(保健/作業療法)(131)、(保健/理学療法)(127)と大幅増加する 一方で、(保健/放射線技術科学)(75)、(保健/検査技術科学)(78)、(保健/看護学)(84)といずれも大幅減少。 ○歯(91)は、前年度大幅増加の反動で減少。 ○水産(107)は、やや増加で2年連続増加。 ○獣医(109)は、前年度増加の反動はなく2年連続増加。 <後期日程> ○文(104)は、前年度大幅減少の反動は小さく、やや増加に留まった。 ○法(122)は、前年度大幅減少の反動で大幅増加。 ○経済(140)は、前年度大幅減少の反動で大幅増加し、志願倍率も 7.9 倍→11.0 倍にアップ。 ○教育(116)は、大幅増加し、志願倍率も 10.5 倍→12.2 倍にアップ。 ○理(94)は、前年度大幅増加の反動で減少。学科・分野別では、(物理)(121)の大幅増加、(化学)(74)、(地球惑星科学)(83) の大幅減少が目立った。 83 110 114 72 105 106 101 114 115 107 114 105 144 119 97 137 70 99 90 89 91 107 109 100 60 80 100 120 140 160 文 法 経済 教育 文系 総合入試 理系 総合入試 医 ( 医 ) 医 ( 保健 ) 歯 水産 獣医 前期合計 前期 2018年度/2017年度 2019年度/2018年度 ※前年度の志願者数を100とする指数 82 82 75 102 135 99 93 105 113 88 100 85 98 104 122 140 116 94 113 113 160 101 111 118 126 112 60 80 100 120 140 160 文 法 経済 教育 理 工 医 ( 保健 ) 歯 薬 農 水産 獣医 後期合計 後期

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○工(113)は増加で、学科・分野別では、機械知能工(98)の微減を除いて、いずれも増加。 ○医(保健)(113)は、前年度減少の反動から増加。専攻別では、(保健/検査技術科学)(157)が大幅増加した一方で、(放射線 技術科学)(75)は大幅減少。 ○歯(160)は、大幅増加で2年連続増加。志願倍率も 13.6 倍→21.8 倍にアップ。 ○薬(101)は、前年度増加の反動はなく前年度並。 ○農(111)は、前年度減少の反動で増加。 ○水産(118)は、大幅増加。 ○獣医(126)は、前年度大幅減少の反動で大幅増加。

東北大:前期は前年度増加の反動から減少 前期:-429 人 後期:+41 人

入試変更点 第1段階選抜基準:教育<前>…約5倍→約4倍 工<前>…約4倍→約 3.5 倍 歯<前>…約 4.5 倍→約4倍 募集人員:文<前>…190 人→170 人、<AOIII>…新規実施 20 人 法<前>…138 人→118 人、<AOII>…新規実施 20 人 理(化学系)<前>…50 人→43 人、<AOII>…7人→5人、<AOIII>…新規実施9人 (数学系)<前>…28 人→27 人、<AOII>…9人→10 人 (生物系)<前>…28 人→25 人、<AOIII>…新規実施3人 (地球科学系)<前>…30 人→29 人、<AOII>…10 人→5人、<AOIII>…新規実施6人 (物理系)<前>…86 人→75 人、<AOII>…13 人→12 人、<AOIII>…新規実施 12 人 工(機械知能・航空工)<前>…159 人→164 人、<AOII>…30 人→25 人 医(医)<前>…110 人→105 人、<AOIII>…10 人→12 人、<国際バカロレア>…若干名→3人 COMMENT ※( )内の数値は志願者数の前年度対比指数 大学全体では、前期は、429 人(92)の減少。文理別では、文系 172 人(89)、理系 257 人(93)と文理ともに減少。前年度、指 定国立大に選ばれて注目が集まり増加した反動が表れた。後期は、41 人(103)のやや増加で2年連続増加。 <前期日程> ○文(85)は、2年連続増加の反動で大幅減少。 ○法(86)は、2年連続増加の反動で減少したが、募集人員減少の影響で志願倍率は 2.72 倍→2.75 倍とごくわずかだがアップ。 ○経済(84)は、前年度大幅増加の反動で大幅減少。 ○教育(117)は、前年度大幅増加の反動はなくさらに大幅増加。志願倍率も 3.7 倍→4.3 倍とアップし、文系学部で唯一2段階 選抜が実施された。 ○理(104)は、3年連続減少の反動でやや増加。系別では、(物理系)(91)は3年連続減少だが、募集人員減少で志願倍率は 2.6 倍→2.7 倍とわずかにアップ。(地球科学系)(100)は前年度と同数。他の3つの系は増加し、特に(化学系)(133)は大幅増加 に加え、募集人員減少で志願倍率は 1.7 倍→2.6 倍とアップ。 ○工(91)は、前年度増加の反動で減少。5学科全てが減少し、(電気情報物理工)(90)は5年ぶりの減少。(化学・バイオ工)(91)、 (機械知能・航空工)(94)はいずれも3年連続減少。 ○医(医)(88)は、減少したが、志願倍率は 3.4 倍となり2段階選抜が実施された。 ○医(保健)(92)は、2年連続減少。専攻別では、(保健/看護)(80)の大幅減少が目立った。 ○歯(102)は、微増だが4年連続増加。志願倍率も 5.0 倍となり2段階選抜が実施された。 ○薬(85)は、前年度増加の反動で大幅減少。 ○農(96)は、やや減少。 <後期日程> ○経済(85)は、前年度大幅増加の反動から大幅減少。志願倍率は 15.4 倍と第1段階選抜実施基準の 15 倍を超えたが実施され なかった。 ○理(115)は、前年度増加の反動はなく、さらに大幅増加。系別では、(地球科学系)(91)のみ減少。(数学系)(138)は2年連続 大幅増加。(生物系)(138)も大幅増加で3年ぶりに増加。 107 102 120 148 97 106 99 94 114 112 106 106 153 107 121 85 86 84 117 104 91 88 92 102 85 96 92 85 115 103 60 80 100 120 140 160 文 法 経済 教育 理 工 医 ( 医 ) 医 ( 保健 ) 歯 薬 農 前期合計 経済 理 後期合 計 前期 後期 2018年度/2017年度 2019年度/2018年度 ※前年度の志願者数を100とする指数

(16)

東京大:文一のみ増加し、大学全体では微減で3年ぶりに減少

前期:-192 人

入試変更点 第1段階選抜基準:理科三類<前>…4倍→3.5 倍 COMMENT ※( )内の数値は志願者数の前年度対比指数 大学全体では、192 人(98)の微減で3年ぶりに減少。文理別では、文科類が 23 人(101)の微増、理科類が 215 人(96)のやや 減少で、文科類は5年連続増加、理科類は3年ぶりに減少。科類別では、文科一類(106)のみ増加。 <前期日程> ○文科一類(106)は、やや増加で3年連続増加。 ○文科二類(99)は、系統の人気上昇が一段落し、微減だが3年ぶりに減少。 ○文科三類(97)は、やや減少で3年連続減少。センター試験自己採点集計「データネット」における第1段階選抜通過予想ラ インが文科類の中で最も高かったことが影響。 ○理科一類(97)は、やや減少で2年ぶりに減少。 ○理科二類(96)は、やや減少で3年ぶりに減少。 ○理科三類(90)は、3年連続減少。志願倍率は 4.2 倍で、理科三類が前期のみの募集になった 2008 年度以降で最も低くなっ た。第1段階選抜基準を厳しくしたことで、センター試験自己採点集計「データネット」における第1段階選抜通過予想ラ インが高かったことが影響。 ○第1段階選抜合格率 ※≪ ≫内は合格者最低点 文科一類…85.6%≪628 点≫、文科二類…89.9%≪728 点≫、文科三類…94.4%≪750 点≫、文科類全体…90.1% 理科一類…95.1%≪698 点≫、理科二類…90.1%≪720 点≫、理科三類…84.0%≪630 点≫、理科類全体…92.3% 文理別の合格率は、文科類全体は前年度よりも 0.5 ポイントダウンしたが、理科類全体は 2.8 ポイントアップし、3年ぶり に理科類の方が高い合格率となった。 ○合格者最低点が 3/10 に発表されたが、文科二類の最低点が文科一類を上回った。これは、2001 年度に合格者最低点が公表 されるようになって以来、初めてだった。 <推薦入試> ※〔 〕内は前年度数値 ○募集人員 100 人程度に対して、志願者数は 185 人〔179 人〕、合格者数は 66 人〔69 人〕。 ○学部別合格者数:法…10 人〔11 人〕、経済…1人〔4人〕、文…3人〔5人〕、教育…8人〔6人〕、教養…4人〔5人〕 工…22 人〔16 人〕、理…9人〔10 人〕、農…4人〔7人〕、薬…1人〔3人〕、医(医)…4人〔2人〕 医(健康総合科学)…0人〔0人〕 ○科類別合格者数:文科一類…11 人〔11 人〕、文科二類…1人〔4人〕、文科三類…14 人〔13 人〕 理科一類…29 人〔27 人〕、理科二類…7人〔12 人〕、理科三類…4人〔2人〕 101 107 98 103 103 85 101 106 99 97 97 96 90 98 70 80 90 100 110 120 130 文一 文二 文三 理一 理二 理三 前期合計 前期 2018年度/2017年度 2019年度/2018年度 ※前年度の志願者数を100とする指数

(17)

東京工業大:前期合計は微減も志願者数 4,200 人台を維持

前期:-7人 後期:+28 人

入試変更点 選抜方法:<前>類別募集(7つの類から第2志望まで選択して出願し、所属類は成績上位者から志望した順序に 従い決定する) →学院別募集(6つの学院から第3志望まで選択して出願し、所属学院は成績上位者から志望した 順序に従い決定する) <後>類別募集(第7類)→学院別募集(生命理工学院) COMMENT ※( )内の数値は志願者数の前年度対比指数 大学全体では、前期は7人(100)の微減だが、4年ぶりの減少。しかし、志願者数 4,200 人台を維持した。後期は、生命理 工のみの募集だが、前年度第7類の減少の反動から 28 人(106)のやや増加だった。 <前期日程> ○学院別の志願倍率は、理 4.7 倍、工 4.8 倍、物質理工 3.0 倍、情報理工 9.8 倍、生命理工 2.5 倍、環境・社会理工 4.8 倍だ った。模試動向どおりに、系統への人気が高まっている情報理工が非常に厳しい競争となり、一方で、系統への人気が低い 生命理工が最も緩い競争となった。物質理工も前期全体の志願倍率 4.7 倍を下回った。 <後期日程> ○第1段階選抜が実施されたが、合格率は 70.4%で、志願者数増加に伴い合格率はダウンした。

一橋大:前期は商のみ増加し、前期合計では3年ぶりに減少

前期:-248 人 後期:-78 人

COMMENT ※( )内の数値は志願者数の前年度対比指数 大学全体では、前期は 248 人(92)減少で3年ぶりに減少し、減少率は難関国立 10 大学の前期では最大。学部別では商(102) のみ微増。経済のみ募集の後期は、78 人(94)のやや減少で、前年度大幅増加の反動は小さかった。 <前期日程> ○法(98)は、微減で前年度大幅減少の反動は全く見られなかった。志願倍率は 3.1 倍で、2年連続で4学部の中で最も低くな った。 ○経済(92)は、2年連続増加と前年度の志願倍率が 3.8 倍と高倍率だった反動で3年ぶりに減少。 ○商(102)は、微増で前年度減少の反動はわずかだった。 ○社会(78)は、前年度大幅増加の反動で大幅減少し、前年度の反動による増減が継続。 ○第1段階選抜の合格率は、法が 97.7%、経済が 86.9%、商が 93.9%、社会が 96.9%で、経済が厳しい競争となった。 101 90 100 106 70 80 90 100 110 120 130 合計 生命理工 ※ 前期 後期 2018年度/2017年度 2019年度/2018年度 ※前年度の志願者数を100とする指数 ※後期は第7類との比較 81 108 86 132 101 125 98 92 102 78 92 94 70 80 90 100 110 120 130 140 法 経済 商 社会 前期合計 経済 前期 後期 2018年度/2017年度 2019年度/2018年度 ※前年度の志願者数を100とする指数

(18)

名古屋大:前期は文系が増加、理系はやや減少

前期:-16 人 後期:+14 人

入試変更点 出願方法:インターネット出願に変更 センター試験:教育<前>…国+歴公2+数2+理基2+外⇒国+数2+外+(歴公 or 理 or 理基2)→3 第1段階選抜基準:医(医)(愛知県内枠)<後> …センター試験の成績が 900 点満点中 720 点以上かつ、募集人員の約8倍までの者 →センター試験の成績が 900 点満点中 720 点以上の者 COMMENT ※( )内の数値は志願者数の前年度対比指数 大学全体では、前期は 16 人(100)の微減で前年度並。文理別では、文系は 95 人(108)の増加、理系は 111 人(97)のやや減少。 後期は医(医)(愛知県内枠)のみの募集だが、第1段階選抜基準から志願倍率による基準が廃止された影響で、14 人(126)の大 幅増加で、志願倍率も 10.6 倍→13.4 倍にアップ。 <前期日程> ○文(92)は、3年ぶりに減少。 ○法(109)は、前年度大幅減少の反動で増加。 ○経済(88)は、5年ぶりに減少。 ○教育(190)は、2年連続減少の反動と、センター試験の科目変更で理系受験生の出願がしやすくなったことで大幅増加。志 願倍率も 2.4 倍→4.5 倍にアップ。 ○情報(95)は、2年連続増加の反動でやや減少。学科別では、(人間・社会情報)(134)は大幅増加だが、(コンピュータ科学)(79)、 (自然情報)(81)は大幅減少。 ○理(96)は、前年度増加の反動でやや減少。 ○工(103)は、2年連続減少の反動でやや増加。学科別では、(マテリアル工)(134)の大幅増加、(エネルギー理工)(80)の大幅 減少が目立った。 ○医(医)(88)は、前年度大幅増加の反動で減少。志願倍率も 3.2 倍→2.8 倍にダウン。 ○医(保健)(100)は、前年度並。専攻別では、(保健/放射線技術科学)(149)、(保健/理学療法)(119)は大幅増加だが、(保健 /作業療法)(65)、(保健/看護)(80)は大幅減少。 ○農(89)は、2年連続増加の反動で減少。学科別では、(応用生命科学)(81)の大幅減少が目立った。 101 82 121 94 84 123 109 93 120 98 102 101 88 92 109 88 190 134 80 96 103 88 100 89 100 126 60 80 100 120 140 160 文 法 経済 教育 情報 (人間) コ ン ピ ュ ー タ ) 情報 (自 然 、 理 工 医 ( 医 ) 医 ( 保健 ) 農 前期合計 医 ( 医 ) 前期 後期 2018年度/2017年度 2019年度/2018年度 ※前年度の志願者数を100とする指数

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京都大:前期合計では6年連続減少、法のみの後期は大幅増加

期:-350 人 後期:+142 人

入試変更点 募集人員:工(電気電子工)<特色>…5人→7人 ◎特色入試の入学手続者数確定に伴う最終的な前期募集人員 *募集要項発表数から変更分のみ記載 経済(文系)…190 人→193 人 工(建築)…78 人→79 人、(工業化学)…228 人→231 人、(情報)…87 人→89 人 (電気電子工)…125 人→123 人→126 人 ※当初2人減少だったが欠員分追加で最終的に1人増加、 (物理工)…230 人→231 人、(地球工)→172 人→176 人 医(医)…102 人→103 人、(人間健康科学)<前>…70 人→71 人 薬…74 人→79 人 農(地域環境工)…34 人→35 人、(食品生物科学)<前>…30 人→31 人 ※工<前>、農<前>は受入学生数(目安) COMMENT ※( )内の数値は志願者数の前年度対比指数 大学全体では、前期は 350 人(96)のやや減少で6年連続減少。文理別では、文系は 65 人(97)のやや減少で4年ぶりに減少、 理系も 285 人(95)のやや減少で5年連続減少。特色入試として実施の法のみ募集の後期は、142 人(138)の大幅増加で、前年度 の反動による大幅な増減が継続。 <前期日程> ○文(104)は、やや増加で3年連続増加。 ○法(94)は、やや減少で前年度の反動による増減が継続。 ○経済は、(文系)(94)がやや減少で4年ぶりに減少、(理系)(109)は前年度大幅減少の反動で増加。 ○教育は、(文系)(107)は前年度大幅減少の反動で増加だが、(理系)(90)は2年連続減少。 ○総合人間は、(文系)(92)が2年ぶりに、(理系)(89)は3年連続でいずれも減少。 ○理(109)は、4年ぶりに増加し、志願者数は3年ぶりに 800 人を上回った。 ○工(90)は、前年度4年ぶりに増加したが、再度減少に転じた。6学科全てが減少し、(工業化学)(88)は5年連続減少。(情 報)(91)は3年連続増加の反動で減少。 ○医(医)(89)は、5年ぶりに減少し、志願者数は 1989 年度の分離分割方式導入後、初めて 300 人を下回った。 ○医(人間健康科学)(100)は、学科改組後の難易度アップが周知されたこともあり、前年度大幅減少の反動はなく、2年連続 で同じ志願者数。 ○薬(82)は、大幅減少で4年ぶりに減少し、志願者数は 13 年ぶりに 200 人を下回った。 ○農(101)は、微増だが2年連続増加。 ○第1段階選抜の合格率では、経済(理系)が 84.6%と唯一 90%未満の厳しい結果だった。なお、教育(文系)は2年ぶりに第 1段階選抜を実施し、総合人間(理系)は4年ぶりに第1段階選抜を実施しなかった。 <特色入試> ※〔 〕内は前年度数値 ○後期で実施の法を除くと、募集人員 137 人〔135 人〕に対して、志願者数は 535 人〔547 人〕、合格者数は 116 人〔106 人〕。 志願倍率は 3.9 倍〔4.1 倍〕でわずかにダウンした。 ○学部・学科・コース別の合格者数は以下のとおり。 文…10 人〔10 人〕、経済…22 人〔19 人〕、教育…6人〔5人〕、総合人間…5人〔5人〕、理…6人〔5人〕 工(建築)…1人〔1人〕、(工業化学)…4人〔3人〕、(情報)…1人〔0人〕、(電気電子工)…4人〔4人〕 (物理工)…4人〔5人〕、(地球工)…2人〔3人〕 医(医)…4人〔3人〕、(人間健康科学/先端看護科学)…20 人〔20 人〕、(人間健康科学/先端リハビリテーション科学- 理学療法)…5人〔4人〕、(人間健康科学/先端リハビリテーション科学-作業療法)…4人〔3人〕 薬(薬科学)…1人〔4人〕、(薬)…0人〔2人〕 農(食料・環境経済)…3人〔2人〕、(資源生物科学)…3人〔0人〕、(応用生命科学)…3人〔1人〕 (地域環境工)…2人〔0人〕、(森林科学)…4人〔4人〕、(食品生物科学)…2人〔3人〕 103 105 108 82 103 83 85 93 95 101 101 74 101 109 100 76 104 94 94 107 92 109 90 89 109 90 89 100 82 101 96 138 70 80 90 100 110 120 130 140 文 法 経済 ( 文 ) 教育 ( 文 ) ( 文 ) 総合人間 経済 ( 理 ) 教育 ( 理 ) ( 理 ) 総合人間 理 工 医 ( 医 ) 医 ( 人間 ) 薬 農 前期合計 法 ( 特色 ) 前期 後期 2018年度/2017年度 2019年度/2018年度 ※前年度の志願者数を100とする指数

(20)

大阪大:前期合計では5年ぶりに減少、法、理は大幅増加

前期:-331 人

入試変更点 出願方法:インターネット出願に変更 名称変更:世界適塾入試→AO・推薦入試 選抜方法:工<前>…センター、個別とも配点区分B廃止 募集停止:薬(薬科学) ※(薬)のみ募集 第1段階選抜基準:外国語<前>…約2倍→約 2.3 倍 募集人員:外国語(外国語/インドネシア語)…<前>9人→10 人、<AO>1人→2人 (外国語/ドイツ語)…<前>31 人→30 人、(外国語/ポルトガル語)…<前>27 人→26 人 経済…<前>206 人→198 人、<AO>14 人→22 人 工(応用自然科学)…<前>203 人→195 人、<推薦>14 人→22 人 (応用理工)…<前>232 人→223 人、<推薦>16 人→25 人 (地球総合工)…<前>110 人→106 人、<推薦>8人→12 人 (電子情報工)…<前>152 人→145 人、<推薦>10 人→17 人 (環境・エネルギー工)…<前>69 人→67 人、<推薦>6人→8人 医(医)…<前>100 人→95 人、<推薦>若干名→5人 (保健/看護)…<前>75 人→72 人、<推薦>5人→8人 (保健/検査技術科学)…<前>38 人→36 人、<推薦>2人→4人 (保健/放射線技術科学)…<前>38 人→36 人、<推薦>2人→4人 薬(薬)…<前>20 人→65 人、<推薦>5人→15 人 COMMENT ※( )内の数値は志願者数の前年度対比指数 大学全体では、前期は 331 人(96)のやや減少で5年ぶりに減少。全体的にはっきりと増減した学部が多く、法(128)、理(115) は大幅増加。一方、歯(67)、工(79)は大幅減少。 <前期日程> ○文(88)は、3年連続増加の反動で減少。 ○外国語(94)は、やや減少で3年連続増加の反動は小さかった。増加率の大きさでは、(外国語/ペルシア語)(148)、(外国語 /ロシア語)(146)、(外国語/スウェーデン語)(135)などが目立ち、減少率の大きさでは、(外国語/ハンガリー語)(57)、(外 国語/朝鮮語)(62)、(外国語/英語)(69)などが目立った。 ○法(128)は、前年度大幅減少の反動で大幅増加。(国際公共政策)(132)、(法)(126)の2学科とも大幅増加。 ○経済(108)は、6年連続増加。 ○人間科学(98)は、微減で3年ぶりに減少。 ○理(115)は、大幅増加で2年連続増加。全学科・コースが増加し、特に(生物/生命理)(149)、(生物/生物科学)(148)は大 幅増加。 ○工(79)は、大幅減少で3年連続減少。募集人員も3年連続減少だが、この3年での募集人員減少率は1割強にとどまってお り、競争緩和が進行。学科別では、(地球総合工)(96)はやや減少だが、他の4学科はいずれも2割以上の大幅減少。 ○基礎工(105)は、やや増加で前年度大幅増加の反動はなく、2年連続増加。学科別では、(電子物理科学)(95)はやや減少だ が、他の3学科は増加。 ○医(医)(96)は、やや減少。前年度の4年ぶりの増加から再度減少に転じたが、募集人員減少で志願倍率は 2.39 倍→2.42 倍 とごくわずかだがアップ。 ○医(保健)(91)は、2年連続減少。専攻別では、(保健/看護)(100)は同数で前年度大幅減少の反動はなく、他の2専攻は減 少。(保健/検査技術科学)(77)は大幅減少し、前年度の反動による増減が継続。 ○歯(67)は、2年連続増加の反動で大幅減少。 ○薬(111)は、(薬科学)の募集停止で(薬)のみの募集になったが、2年連続増加。(薬)のみの比較では、(235)と 2.3 倍以上の 激増だが、募集人員が 20 人→65 人と3倍以上になったため、志願倍率は 4.8 倍→3.4 倍とダウンし競争緩和。 111 119 76 116 103 106 95 130 120 91 141 108 106 88 94 128 108 98 115 79 105 96 91 67 111 96 60 70 80 90 100 110 120 130 140 文 外国 語 法 経済 人間科学 理 工 基礎 工 医 ( 医 ) 医 ( 保健 ) 歯 薬 前 期合計 前期 2018年度/2017年度 2019年度/2018年度 ※前年度の志願者数を100とする指数

参照

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