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(1)

一般労働者とパートタイム労働者の別にみると、一般労働者の総実労働時間は平成 21

(2009)年以降 10 年ぶりに 2,000 時間を下回った令和元年から更に減少して 1,925 時間とな り、パートタイム労働者の総実労働時間も減少傾向が顕著となり 953 時間となった。なお、

パートタイム労働者の割合は、近年、増加傾向にあることから、近年の労働者1人当たりの 年間総実労働時間の減少は、パートタイム労働者の割合の増加の寄与が大きいと考えられる

(第 1-2 図)。

第 1-2 図 就業形態別年間総実労働時間及びパートタイム労働者比率の推移

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」をもとに作成

(注)1.事業所規模5人以上、調査産業計

2.就業形態別総実労働時間の年換算値については、各月間平均値を12倍し、小数点以下第1位を四捨五入したもの。

3.一般労働者:「常用労働者」のうち、「パートタイム労働者」以外の者。なお、「常用労働者」とは、事業所に使用され給与 を支払われる労働者(船員法の船員を除く)のうち、

①期間を定めずに雇われている者

②1か月以上の期間を定めて雇われている者

のいずれかに該当する者のことをいう。(平成30(2018)年1月分調査から定義が変更になっていることに留意が必要)

4.パートタイム労働者:「常用労働者」のうち、

①1日の所定労働時間が一般の労働者より短い者

②1日の所定労働時間が一般の労働者と同じで1週の所定労働日数が一般の労働者よりも少ない者の

いずれかに該当する者のことをいう。

5.平成16(2004) 年から平成23(2011)年の数値は「時系列比較のための推計値」を用いている。

第 1 章 労

労働 働時 時間 間や やメ メン ンタ タル ルヘ ヘル ルス ス対 対策 策等 等の の状 状況 況

(1)労働時間等の状況

我が国の労働者1人当たりの年間総実労働時間は緩やかに減少している。令和2(2020)

年は前年比 48 時間の減少となっており、8年連続で減少している。

総実労働時間を所定内労働時間、所定外労働時間の別にみると、所定内労働時間は長期的 に減少傾向が続いている一方、所定外労働時間は、平成 22(2010)年以降、120~132 時間の 範囲で増減を繰り返していたが、令和2年は 110 時間と前年比 17 時間の減少となった(第 1-1 図)。

第 1-1 図 年間総実労働時間の推移(パートタイム労働者を含む。)

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」をもとに作成

(注)1.事業所規模5人以上、調査産業計

2.総実労働時間及び所定内労働時間の年換算値については、各月間平均値を12倍し、小数点以下第1位を四捨五入したもの。

所定外労働時間については、総実労働時間の年換算値から所定内労働時間の年換算値を引いて算出。

3.平成16(2004)年から平成23(2011)年の数値は「時系列比較のための推計値」 を用いている。

労働時間等の状況

1

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(2)

一般労働者とパートタイム労働者の別にみると、一般労働者の総実労働時間は平成 21

(2009)年以降 10 年ぶりに 2,000 時間を下回った令和元年から更に減少して 1,925 時間とな り、パートタイム労働者の総実労働時間も減少傾向が顕著となり 953 時間となった。なお、

パートタイム労働者の割合は、近年、増加傾向にあることから、近年の労働者1人当たりの 年間総実労働時間の減少は、パートタイム労働者の割合の増加の寄与が大きいと考えられる

(第 1-2 図)。

第 1-2 図 就業形態別年間総実労働時間及びパートタイム労働者比率の推移

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」をもとに作成

(注)1.事業所規模5人以上、調査産業計

2.就業形態別総実労働時間の年換算値については、各月間平均値を12倍し、小数点以下第1位を四捨五入したもの。

3.一般労働者:「常用労働者」のうち、「パートタイム労働者」以外の者。なお、「常用労働者」とは、事業所に使用され給与 を支払われる労働者(船員法の船員を除く)のうち、

①期間を定めずに雇われている者

②1か月以上の期間を定めて雇われている者

のいずれかに該当する者のことをいう。(平成30(2018)年1月分調査から定義が変更になっていることに留意が必要)

4.パートタイム労働者:「常用労働者」のうち、

①1日の所定労働時間が一般の労働者より短い者

②1日の所定労働時間が一般の労働者と同じで1週の所定労働日数が一般の労働者よりも少ない者の

いずれかに該当する者のことをいう。

5.平成16(2004) 年から平成23(2011)年の数値は「時系列比較のための推計値」を用いている。

第 1 章 労

労働 働時 時間 間や やメ メン ンタ タル ルヘ ヘル ルス ス対 対策 策等 等の の状 状況 況

(1)労働時間等の状況

我が国の労働者1人当たりの年間総実労働時間は緩やかに減少している。令和2(2020)

年は前年比 48 時間の減少となっており、8年連続で減少している。

総実労働時間を所定内労働時間、所定外労働時間の別にみると、所定内労働時間は長期的 に減少傾向が続いている一方、所定外労働時間は、平成 22(2010)年以降、120~132 時間の 範囲で増減を繰り返していたが、令和2年は 110 時間と前年比 17 時間の減少となった(第 1-1 図)。

第 1-1 図 年間総実労働時間の推移(パートタイム労働者を含む。)

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」をもとに作成

(注)1.事業所規模5人以上、調査産業計

2.総実労働時間及び所定内労働時間の年換算値については、各月間平均値を12倍し、小数点以下第1位を四捨五入したもの。

所定外労働時間については、総実労働時間の年換算値から所定内労働時間の年換算値を引いて算出。

3.平成16(2004)年から平成23(2011)年の数値は「時系列比較のための推計値」 を用いている。

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労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(3)

これまでは、労働者の平均労働時間をみてきたが、ここからは長時間労働者に着目する。

総務省「労働力調査」注 1)で雇用者(非農林業)の月末1週間の就業時間別の雇用者の割合 の推移をみると、1週間の就業時間が 60 時間以上である者の割合は、最近では平成 15(2003)、

16 年の 12.2%をピークとして減少傾向にある。令和2年は 5.1%と前年比で 1.3 ポイント減 少しており、月末1週間の就業時間が 60 時間以上である雇用者数は 292 万人と前年比で約 82 万人減少している。(第 1-4 図)。

第 1-4 図 月末 1 週間の就業時間別の雇用者の割合及び雇用者数

(資料出所)総務省「労働力調査」(平成23年は岩手県、宮城県及び福島県を除く)をもとに作成

(注)1.非農林業雇用者について作成したもの

2.就業時間不詳の者がいるため、計100%とならない 3.括弧内の数字は雇用者数を表しており、単位は万人

主要産業別にみると、「建設業」、「運輸業,郵便業」、「情報通信業」、「製造業」が全産業平 均よりも労働時間が長くなっている(第 1-3 図)。

第 1-3 図 主要産業別年間総実労働時間の推移(パートタイム労働者を含む。)

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」をもとに作成

(注)1.事業所規模5人以上

2.総実労働時間の年換算値については、各月間平均値を12倍し、小数点以下第1位を四捨五入したもの。

3.日本標準産業分類の改訂に伴い、表章産業を変更しているため、接続しない産業がある。(平成11(1999)年までの「卸売・

小売業,飲食店」及び「運輸・通信業」と平成12年からの「卸売業,小売業」、「運輸業,郵便業」及び「情報通信業」)

4.平成16(2004)年から平成23(2011)年の数値は「時系列比較のための推計値」を用いている。

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労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(4)

これまでは、労働者の平均労働時間をみてきたが、ここからは長時間労働者に着目する。

総務省「労働力調査」注 1)で雇用者(非農林業)の月末1週間の就業時間別の雇用者の割合 の推移をみると、1週間の就業時間が 60 時間以上である者の割合は、最近では平成 15(2003)、

16 年の 12.2%をピークとして減少傾向にある。令和2年は 5.1%と前年比で 1.3 ポイント減 少しており、月末1週間の就業時間が 60 時間以上である雇用者数は 292 万人と前年比で約 82 万人減少している。(第 1-4 図)。

第 1-4 図 月末 1 週間の就業時間別の雇用者の割合及び雇用者数

(資料出所)総務省「労働力調査」(平成23年は岩手県、宮城県及び福島県を除く)をもとに作成

(注)1.非農林業雇用者について作成したもの

2.就業時間不詳の者がいるため、計100%とならない 3.括弧内の数字は雇用者数を表しており、単位は万人

主要産業別にみると、「建設業」、「運輸業,郵便業」、「情報通信業」、「製造業」が全産業平 均よりも労働時間が長くなっている(第 1-3 図)。

第 1-3 図 主要産業別年間総実労働時間の推移(パートタイム労働者を含む。)

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」をもとに作成

(注)1.事業所規模5人以上

2.総実労働時間の年換算値については、各月間平均値を12倍し、小数点以下第1位を四捨五入したもの。

3.日本標準産業分類の改訂に伴い、表章産業を変更しているため、接続しない産業がある。(平成11(1999)年までの「卸売・

小売業,飲食店」及び「運輸・通信業」と平成12年からの「卸売業,小売業」、「運輸業,郵便業」及び「情報通信業」)

4.平成16(2004)年から平成23(2011)年の数値は「時系列比較のための推計値」を用いている。

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労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(5)

第 1-6 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合(性・年齢層別)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

(注)非農林業雇用者について作成したもの

月末1週間の就業時間が 60 時間以上の就業者の割合の推移を性別、年齢層別にみると、全 年代の男性のうち、40 歳代、30 歳代で週 60 時間以上就業している者の割合が高く、令和2 年は 40 歳代男性で 10.4%、30 歳代男性で 10.2%となっている。一方、女性については、20 歳代で週 60 時間以上就業している者の割合が 2.5%と、次に高い年代である 30 歳代及び 50 歳代(2.2%)と比較しても 0.3 ポイント高い(第 1-5 図)。月末1週間の就業時間が 60 時間 以上の雇用者の割合については、性別、年齢層別にみても、30 歳代、40 歳代の男性で週 60 時間以上就業している者の割合が高く、令和2年は、40 歳代男性で 9.9%、30 歳代男性で 9.8%

となっている(第 1-6 図)注 2)

第 1-5 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の就業者の割合(性・年齢層別)

(資料出所)総務省「労働力調査」(平成23年は岩手県、宮城県及び福島県を除く)をもとに作成

(注)非農林業就業者数について作成したもの

注2) 就業者とは、「従業者」と「休業者」を合わせたもの。

従業者:調査週間中に賃金、給料、諸手当、内職収入などの収入を伴う仕事(以下「仕事」という。)を 1時間以上した者。

なお、家族従業者は、無給であっても仕事をしたとする。

休業者:仕事を持ちながら、調査週間中に少しも仕事をしなかった者のうち,

1.雇用者で、給料・賃金(休業手当を含む)の支払を受けている者又は受けることになってい る者。

なお、職場の就業規則などで定められている育児(介護)休業期間中の者も、職場から給料・

賃金をもらうことになっている場合は休業者となる。雇用保険法(昭和 49 年法律第 116 号)に 基づく育児休業基本給付金や介護休業給付金をもらうことになっている場合も休業者に含む。

2.自営業主で、自分の経営する事業を持ったままで、その仕事を休み始めてから 30 日にならない者。

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労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(6)

第 1-6 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合(性・年齢層別)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

(注)非農林業雇用者について作成したもの

月末1週間の就業時間が 60 時間以上の就業者の割合の推移を性別、年齢層別にみると、全 年代の男性のうち、40 歳代、30 歳代で週 60 時間以上就業している者の割合が高く、令和2 年は 40 歳代男性で 10.4%、30 歳代男性で 10.2%となっている。一方、女性については、20 歳代で週 60 時間以上就業している者の割合が 2.5%と、次に高い年代である 30 歳代及び 50 歳代(2.2%)と比較しても 0.3 ポイント高い(第 1-5 図)。月末1週間の就業時間が 60 時間 以上の雇用者の割合については、性別、年齢層別にみても、30 歳代、40 歳代の男性で週 60 時間以上就業している者の割合が高く、令和2年は、40 歳代男性で 9.9%、30 歳代男性で 9.8%

となっている(第 1-6 図)注 2)

第 1-5 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の就業者の割合(性・年齢層別)

(資料出所)総務省「労働力調査」(平成23年は岩手県、宮城県及び福島県を除く)をもとに作成

(注)非農林業就業者数について作成したもの

注2) 就業者とは、「従業者」と「休業者」を合わせたもの。

従業者:調査週間中に賃金、給料、諸手当、内職収入などの収入を伴う仕事(以下「仕事」という。)を 1時間以上した者。

なお、家族従業者は、無給であっても仕事をしたとする。

休業者:仕事を持ちながら、調査週間中に少しも仕事をしなかった者のうち,

1.雇用者で、給料・賃金(休業手当を含む)の支払を受けている者又は受けることになってい る者。

なお、職場の就業規則などで定められている育児(介護)休業期間中の者も、職場から給料・

賃金をもらうことになっている場合は休業者となる。雇用保険法(昭和 49 年法律第 116 号)に 基づく育児休業基本給付金や介護休業給付金をもらうことになっている場合も休業者に含む。

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労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(7)

就業者について、月末1週間の就業時間が 40 時間以上である就業者のうち、その就業時間 が 60 時間以上である者の割合の推移を性別、年齢層別にみると、就業者全体に占める割合(月 末1週間の就業時間が 40 時間以上である就業者以外も含む。)と同様、全年代の男性のうち、

30 歳代、40 歳代において、その割合が高くなっている。また、女性については、60 歳以上 で割合が高くなっている(第 1-8 図)。雇用者に占める割合をみても、男性については、30 歳代、40 歳代で、女性については、60 歳以上でその割合が高い(第 1-9 図)。

第 1-8 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の就業者の割合(週間就業時間 40 時 間以上の就業者に占める割合)(性・年齢層別)

(資料出所)総務省「労働力調査」(平成23年は岩手県、宮城県及び福島県を除く)をもとに作成

(注)非農林業就業者数について作成したもの

第 1-9 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合(週間就業時間 40 時 間以上の雇用者に占める割合)(性・年齢層別)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

(注)非農林業雇用者について作成したもの

次に、「過労死等の防止のための対策に関する大綱」(令和3(2021)年 7 月 30 日閣議決定。

以下「大綱」という。)において、数値目標の対象とされている月末1週間の就業時間が 40 時間以上である雇用者のうち、その就業時間が 60 時間以上である者の割合をみると、平成 15 年をピークとして平成 18(2006)年に大きく減少した後、平成 22(2010)年の微増を除 き、緩やかな減少傾向を示しており、令和2年は 9.0%と初めて 10%を下回った。なお、大 綱において令和7(2025)年までに週労働時間 40 時間以上の雇用者のうち、週労働時間 60 時間以上の雇用者の割合を5%以下とすることを目標としている(第 1-7 図)。

第 1-7 図 月末1週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合(週間就業時間 40 時 間以上の雇用者に占める割合)と雇用者数

(※)大綱に基づく数値目標⇒週労働時間40時間以上の雇用者のうち、週労働時間60時間以上の雇用者の割合を5%以下(令和7年まで)

(資料出所)総務省「労働力調査」(平成23年は岩手県、宮城県及び福島県を除く)をもとに作成

(注)1.非農林業雇用者について作成したもの

2.就業時間不詳の者がいるため、計100%とならない 3.括弧内の数字は雇用者数を表しており、単位は万人

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労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(8)

就業者について、月末1週間の就業時間が 40 時間以上である就業者のうち、その就業時間 が 60 時間以上である者の割合の推移を性別、年齢層別にみると、就業者全体に占める割合(月 末1週間の就業時間が 40 時間以上である就業者以外も含む。)と同様、全年代の男性のうち、

30 歳代、40 歳代において、その割合が高くなっている。また、女性については、60 歳以上 で割合が高くなっている(第 1-8 図)。雇用者に占める割合をみても、男性については、30 歳代、40 歳代で、女性については、60 歳以上でその割合が高い(第 1-9 図)。

第 1-8 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の就業者の割合(週間就業時間 40 時 間以上の就業者に占める割合)(性・年齢層別)

(資料出所)総務省「労働力調査」(平成23年は岩手県、宮城県及び福島県を除く)をもとに作成

(注)非農林業就業者数について作成したもの

第 1-9 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合(週間就業時間 40 時 間以上の雇用者に占める割合)(性・年齢層別)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

次に、「過労死等の防止のための対策に関する大綱」(令和3(2021)年 7 月 30 日閣議決定。

以下「大綱」という。)において、数値目標の対象とされている月末1週間の就業時間が 40 時間以上である雇用者のうち、その就業時間が 60 時間以上である者の割合をみると、平成 15 年をピークとして平成 18(2006)年に大きく減少した後、平成 22(2010)年の微増を除 き、緩やかな減少傾向を示しており、令和2年は 9.0%と初めて 10%を下回った。なお、大 綱において令和7(2025)年までに週労働時間 40 時間以上の雇用者のうち、週労働時間 60 時間以上の雇用者の割合を5%以下とすることを目標としている(第 1-7 図)。

第 1-7 図 月末1週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合(週間就業時間 40 時 間以上の雇用者に占める割合)と雇用者数

(※)大綱に基づく数値目標⇒週労働時間40時間以上の雇用者のうち、週労働時間60時間以上の雇用者の割合を5%以下(令和7年まで)

(資料出所)総務省「労働力調査」(平成23年は岩手県、宮城県及び福島県を除く)をもとに作成

(注)1.非農林業雇用者について作成したもの

2.就業時間不詳の者がいるため、計100%とならない 3.括弧内の数字は雇用者数を表しており、単位は万人

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労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(9)

月末1週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合を業種別にみると、令和2年は、「運 輸業,郵便業」、「教育,学習支援業」、「建設業」の順にその割合が高く、「複合サービス事業」、

「医療,福祉」の順にその割合が低い(ただし「鉱業,採石業,砂利採取業」を除く。)。ま た、令和2年の割合について、令和元(2019)年と比較すると、多くの業種で減少している が、「電気・ガス・熱供給・水道業」や「医療,福祉」では減少幅が 0.5 ポイントと小さく、

「金融業,保険業」では微増している(第 1-12 図)。

第 1-12 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合(業種別)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

(注)雇用者のうち、休業者を除いた者の総数に占める割合

月末1週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合を企業の従業者規模別にみると、規模に より大きな差異はないが、令和2年は、おおむね規模が小さいほど、その割合が高い(第 1-10 図)。また、週の就業時間が 40 時間以上である雇用者のうち、月末1週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合を企業の従業者規模別にみると、平成 25(2013)年以降は、おおむ ね規模が小さいほど、その割合が高い(第 1-11 図)。

第 1-10 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合(企業の従業者規模別)

(資料出所)総務省「労働力調査」(平成23年は岩手県、宮城県及び福島県を除く)をもとに作成

(注)非農林業雇用者について作成したもの

第 1-11 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合(週間就業時間 40 時 間以上の雇用者に占める割合)(企業の従業者規模別)

(資料出所)総務省「労働力調査」(平成23年は岩手県、宮城県及び福島県を除く)をもとに作成

(注)非農林業雇用者について作成したもの

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(10)

月末1週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合を業種別にみると、令和2年は、「運 輸業,郵便業」、「教育,学習支援業」、「建設業」の順にその割合が高く、「複合サービス事業」、

「医療,福祉」の順にその割合が低い(ただし「鉱業,採石業,砂利採取業」を除く。)。ま た、令和2年の割合について、令和元(2019)年と比較すると、多くの業種で減少している が、「電気・ガス・熱供給・水道業」や「医療,福祉」では減少幅が 0.5 ポイントと小さく、

「金融業,保険業」では微増している(第 1-12 図)。

第 1-12 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合(業種別)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

(注)雇用者のうち、休業者を除いた者の総数に占める割合

月末1週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合を企業の従業者規模別にみると、規模に より大きな差異はないが、令和2年は、おおむね規模が小さいほど、その割合が高い(第 1-10 図)。また、週の就業時間が 40 時間以上である雇用者のうち、月末1週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合を企業の従業者規模別にみると、平成 25(2013)年以降は、おおむ ね規模が小さいほど、その割合が高い(第 1-11 図)。

第 1-10 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合(企業の従業者規模別)

(資料出所)総務省「労働力調査」(平成23年は岩手県、宮城県及び福島県を除く)をもとに作成

(注)非農林業雇用者について作成したもの

第 1-11 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者の割合(週間就業時間 40 時 間以上の雇用者に占める割合)(企業の従業者規模別)

(資料出所)総務省「労働力調査」(平成23年は岩手県、宮城県及び福島県を除く)をもとに作成

(注)非農林業雇用者について作成したもの

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(11)

労働者1人当たりの平均年次有給休暇取得率を企業規模別にみると、平成 22 年以降は規模 が大きいほど、年次有給休暇の取得率は高い傾向にある(第 1-14 図)。

第 1-14 図 労働者 1 人当たりの平均年次有給休暇取得率の推移(企業規模別)

(資料出所)厚生労働省「就労条件総合調査」(平成11年以前は「賃金労働時間制度等総合調査」による)をもとに作成

(注)1.「対象労働者」は「全常用労働者のうち、期間を定めずに雇われている労働者」から「パートタイム労働者」を除いた労働者 である。

2.各調査対象年(又は前会計年度)1年間の状況を示している。令和元年は、平成31年1月1日~令和元年1231日(又 は平成30会計年度)の1年間の状況を調査対象としている。

3.平成18年以前の調査対象:「本社の常用労働者が30人以上の会社組織の民営企業」→平成19年以降の調査対象:「常用 労働者が30人以上の会社組織の民営企業」

4.平成25年以前の調査対象:「常用労働者が30人以上の会社組織の民営企業」→平成26年以降の調査対象:「常用労働者 30人以上の民営企業(複合サービス事業を含む)」(※医療法人等の会社組織以外の法人を調査対象に加えた)

次に、厚生労働省「就労条件総合調査」により、年次有給休暇の状況をみると、取得日数 は、平成 9(1997)年から平成 19(2007)年まで微減傾向が続き、平成 20(2008)年以降増 減しながらも微増傾向にあり、平成 31 年は 10.1 日と前年比 0.7 日の増加となり、初めて 10 日を上回った。また、取得率は、平成 12(2000)年以降5割を下回る水準で推移していたが、

平成 29(2017)年には5割を上回り、令和元年は 56.3%と、前年比 3.9 ポイントの増加とな っている。なお、大綱において、令和7年までに年次有給休暇取得率を 70%以上とすること を目標としている(第 1-13 図)。

第 1-13 図 年次有給休暇の取得率、付与日数、取得日数の推移

(※)大綱に基づく数値目標⇒年次有給休暇取得率を70%以上(令和7年まで)

(資料出所)厚生労働省「就労条件総合調査」(平成11年以前は「賃金労働時間制度等総合調査」による)をもとに作成

(注)1.「対象労働者」は「全常用労働者のうち、期間を定めずに雇われている労働者」から「パートタイム労働者」を除いた労働者 である。

2.「付与日数」には、繰越日数を含まない。「取得率」は、取得日数/付与日数×100(%)である。

3.各調査対象年(又は前会計年度)1年間の状況を示している。例えば、令和元年は、平成31(2019)年1月1日~令和元年

1231日(又は平成30会計年度)の1年間の状況を調査対象としている。

4.平成18年以前の調査対象:「本社の常用労働者が30人以上の会社組織の民営企業」→平成19(2007)年以降の調査対象:

「常用労働者が30人以上の会社組織の民営企業」

5.平成25年以前の調査対象:「常用労働者が30人以上の会社組織の民営企業」→平成26年以降の調査対象:「常用労働者 30人以上の民営企業(複合サービス事業を含む)」(※医療法人等の会社組織以外の法人を調査対象に加えた)

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(12)

労働者1人当たりの平均年次有給休暇取得率を企業規模別にみると、平成 22 年以降は規模 が大きいほど、年次有給休暇の取得率は高い傾向にある(第 1-14 図)。

第 1-14 図 労働者 1 人当たりの平均年次有給休暇取得率の推移(企業規模別)

(資料出所)厚生労働省「就労条件総合調査」(平成11年以前は「賃金労働時間制度等総合調査」による)をもとに作成

(注)1.「対象労働者」は「全常用労働者のうち、期間を定めずに雇われている労働者」から「パートタイム労働者」を除いた労働者 である。

2.各調査対象年(又は前会計年度)1年間の状況を示している。令和元年は、平成31年1月1日~令和元年1231日(又 は平成30会計年度)の1年間の状況を調査対象としている。

3.平成18年以前の調査対象:「本社の常用労働者が30人以上の会社組織の民営企業」→平成19年以降の調査対象:「常用 労働者が30人以上の会社組織の民営企業」

4.平成25年以前の調査対象:「常用労働者が30人以上の会社組織の民営企業」→平成26年以降の調査対象:「常用労働者 30人以上の民営企業(複合サービス事業を含む)」(※医療法人等の会社組織以外の法人を調査対象に加えた)

次に、厚生労働省「就労条件総合調査」により、年次有給休暇の状況をみると、取得日数 は、平成 9(1997)年から平成 19(2007)年まで微減傾向が続き、平成 20(2008)年以降増 減しながらも微増傾向にあり、平成 31 年は 10.1 日と前年比 0.7 日の増加となり、初めて 10 日を上回った。また、取得率は、平成 12(2000)年以降5割を下回る水準で推移していたが、

平成 29(2017)年には5割を上回り、令和元年は 56.3%と、前年比 3.9 ポイントの増加とな っている。なお、大綱において、令和7年までに年次有給休暇取得率を 70%以上とすること を目標としている(第 1-13 図)。

第 1-13 図 年次有給休暇の取得率、付与日数、取得日数の推移

(※)大綱に基づく数値目標⇒年次有給休暇取得率を70%以上(令和7年まで)

(資料出所)厚生労働省「就労条件総合調査」(平成11年以前は「賃金労働時間制度等総合調査」による)をもとに作成

(注)1.「対象労働者」は「全常用労働者のうち、期間を定めずに雇われている労働者」から「パートタイム労働者」を除いた労働者 である。

2.「付与日数」には、繰越日数を含まない。「取得率」は、取得日数/付与日数×100(%)である。

3.各調査対象年(又は前会計年度)1年間の状況を示している。例えば、令和元年は、平成31(2019)年1月1日~令和元年

1231日(又は平成30会計年度)の1年間の状況を調査対象としている。

4.平成18年以前の調査対象:「本社の常用労働者が30人以上の会社組織の民営企業」→平成19(2007)年以降の調査対象:

「常用労働者が30人以上の会社組織の民営企業」

5.平成25年以前の調査対象:「常用労働者が30人以上の会社組織の民営企業」→平成26年以降の調査対象:「常用労働者 30人以上の民営企業(複合サービス事業を含む)」(※医療法人等の会社組織以外の法人を調査対象に加えた)

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(13)

年次有給休暇の計画的付与制度がある企業の割合をみると、令和2年は調査産業全体で 43.2%と前年比 21.0 ポイントの増加となっている。また、企業規模別にみると、規模が大き いほど年次有給休暇の計画的付与制度がある企業の割合が高い傾向で推移しているが、令和 2年は前年と比べ全ての企業規模で大きく増加し、その差異が 4.7 ポイントに縮まっている

(第 1-16 図)。

第 1-16 図 年次有給休暇の計画的付与制度がある企業の割合の推移(企業規模別)

年次有給休暇の計画的付与制度について

・使用者は、年次有給休暇を与える時季に関して労使協定で定めたときは、年次有給休暇のうち5日を超える部分については、その定め によって労働者に与えることができる。(労働基準法第39条第6項)

(資料出所)厚生労働省「就労条件総合調査」をもとに作成

(注)1.各年1月1日時点の状況を示している。

2.平成19年以前の調査対象:「本社の常用労働者が30人以上の会社組織の民営企業」→平成20年以降の調査対象:「常用 労働者が30人以上の会社組織の民営企業」

3.平成26年以前の調査対象:「常用労働者が30人以上の会社組織の民営企業」→平成27年以降の調査対象:「常用労働者 30人以上の民営企業(複合サービス事業を含む)」(※医療法人等の会社組織以外の法人を調査対象に加えた)

勤務間インターバル制度(終業時刻から次の始業時刻までの間に一定時間以上の休息時間 を設けることについて就業規則又は労使協定等で定めているもの)について、制度を導入し ている企業の割合は、令和2年で 4.2%と前年の 3.7%から 0.5 ポイントの増加となっている

(第 1-17 図)。また、制度の導入の予定はなく、検討もしていない企業のうち、導入してい ない理由として「制度を知らなかったため」と回答した企業の割合は、令和2年で 13.7%と なっており、回答企業全体で 10.7%となっている。産業別に制度の導入の予定はなく、検討 もしていない企業のうち、導入していない理由として「制度を知らなかったため」と回答し た企業の割合をみると、「宿泊業,飲食サービス業」、「運輸業,郵便業」の順にその割合が高 く、「電気・ガス・熱供給・水道業」、「金融業,保険業」、「情報通信業」の順にその割合が低 い(第 1-18 図)。なお、大綱において、令和7年までに勤務間インターバル制度を知らなか った企業割合を5%未満とすること、同制度を導入している企業割合を 15%以上とすること を目標としている。

また、平成 31(2019)年の労働者1人当たりの平均年次有給休暇取得率を産業別にみると、

「電気・ガス・熱供給・水道業」、「複合サービス事業」、「製造業」、「情報通信業」の順に高 くなっており、「宿泊業,飲食サービス業」、「卸売業,小売業」、「建設業」の順に低くなって いる(第 1-15 図)。

第 1-15 図 産業別の労働者 1 人当たりの平均年次有給休暇取得率(平成 31 年)

(資料出所)厚生労働省「令和2年就労条件総合調査」をもとに作成

(注)1.「取得率」は、取得日数/付与日数×100(%)である。

2.「付与日数」には、繰越日数を含まない。

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(14)

年次有給休暇の計画的付与制度がある企業の割合をみると、令和2年は調査産業全体で 43.2%と前年比 21.0 ポイントの増加となっている。また、企業規模別にみると、規模が大き いほど年次有給休暇の計画的付与制度がある企業の割合が高い傾向で推移しているが、令和 2年は前年と比べ全ての企業規模で大きく増加し、その差異が 4.7 ポイントに縮まっている

(第 1-16 図)。

第 1-16 図 年次有給休暇の計画的付与制度がある企業の割合の推移(企業規模別)

年次有給休暇の計画的付与制度について

・使用者は、年次有給休暇を与える時季に関して労使協定で定めたときは、年次有給休暇のうち5日を超える部分については、その定め によって労働者に与えることができる。(労働基準法第39条第6項)

(資料出所)厚生労働省「就労条件総合調査」をもとに作成

(注)1.各年1月1日時点の状況を示している。

2.平成19年以前の調査対象:「本社の常用労働者が30人以上の会社組織の民営企業」→平成20年以降の調査対象:「常用 労働者が30人以上の会社組織の民営企業」

3.平成26年以前の調査対象:「常用労働者が30人以上の会社組織の民営企業」→平成27年以降の調査対象:「常用労働者 30人以上の民営企業(複合サービス事業を含む)」(※医療法人等の会社組織以外の法人を調査対象に加えた)

勤務間インターバル制度(終業時刻から次の始業時刻までの間に一定時間以上の休息時間 を設けることについて就業規則又は労使協定等で定めているもの)について、制度を導入し ている企業の割合は、令和2年で 4.2%と前年の 3.7%から 0.5 ポイントの増加となっている

(第 1-17 図)。また、制度の導入の予定はなく、検討もしていない企業のうち、導入してい ない理由として「制度を知らなかったため」と回答した企業の割合は、令和2年で 13.7%と なっており、回答企業全体で 10.7%となっている。産業別に制度の導入の予定はなく、検討 もしていない企業のうち、導入していない理由として「制度を知らなかったため」と回答し た企業の割合をみると、「宿泊業,飲食サービス業」、「運輸業,郵便業」の順にその割合が高 く、「電気・ガス・熱供給・水道業」、「金融業,保険業」、「情報通信業」の順にその割合が低 い(第 1-18 図)。なお、大綱において、令和7年までに勤務間インターバル制度を知らなか った企業割合を5%未満とすること、同制度を導入している企業割合を 15%以上とすること を目標としている。

また、平成 31(2019)年の労働者1人当たりの平均年次有給休暇取得率を産業別にみると、

「電気・ガス・熱供給・水道業」、「複合サービス事業」、「製造業」、「情報通信業」の順に高 くなっており、「宿泊業,飲食サービス業」、「卸売業,小売業」、「建設業」の順に低くなって いる(第 1-15 図)。

第 1-15 図 産業別の労働者 1 人当たりの平均年次有給休暇取得率(平成 31 年)

(資料出所)厚生労働省「令和2年就労条件総合調査」をもとに作成

(注)1.「取得率」は、取得日数/付与日数×100(%)である。

2.「付与日数」には、繰越日数を含まない。

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(15)

第 1-18 図 勤務間インターバル制度を導入していない企業の導入していない理由

(企業規模別、産業別)

(※)大綱に基づく数値目標

⇒労働者数30人以上の企業について、勤務間インターバル制度を知らなかった企業割合を5%未満とする(令和7年まで)。

(資料出所)厚生労働省「令和2年就労条件総合調査」をもとに作成

(注)1.令和2年1月1日時点の状況を示している。

2.調査対象:「常用労働者が30人以上の民営企業(複合サービス事業を含む)」

第 1-17 図 勤務間インターバル制度を導入している企業の割合(企業規模別、産業別)

(※)大綱に基づく数値目標

⇒労働者数30人以上の企業について、勤務間インターバル制度(終業時刻から次の始業時刻までの間に一定時間以上の休息時間 を設けることについて就業規則又は労使協定等で定めているものに限る。)を導入している企業割合を15%以上とする(令和 7年まで)。

(資料出所)厚生労働省「令和2年就労条件総合調査」をもとに作成

(注)1.令和2年1月1日時点の状況を示している。

2.調査対象:「常用労働者が30人以上の民営企業(複合サービス事業を含む)」

3.「*」は、該当する数値が不明の場合又は数値を表章することが不適切な場合を示す。

4.数値は「不明」を含まないため、合計が100%にならない場合がある。

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(16)

第 1-18 図 勤務間インターバル制度を導入していない企業の導入していない理由

(企業規模別、産業別)

(※)大綱に基づく数値目標

⇒労働者数30人以上の企業について、勤務間インターバル制度を知らなかった企業割合を5%未満とする(令和7年まで)。

(資料出所)厚生労働省「令和2年就労条件総合調査」をもとに作成

(注)1.令和2年1月1日時点の状況を示している。

2.調査対象:「常用労働者が30人以上の民営企業(複合サービス事業を含む)」

第 1-17 図 勤務間インターバル制度を導入している企業の割合(企業規模別、産業別)

(※)大綱に基づく数値目標

⇒労働者数30人以上の企業について、勤務間インターバル制度(終業時刻から次の始業時刻までの間に一定時間以上の休息時間 を設けることについて就業規則又は労使協定等で定めているものに限る。)を導入している企業割合を15%以上とする(令和 7年まで)。

(資料出所)厚生労働省「令和2年就労条件総合調査」をもとに作成

(注)1.令和2年1月1日時点の状況を示している。

2.調査対象:「常用労働者が30人以上の民営企業(複合サービス事業を含む)」

3.「*」は、該当する数値が不明の場合又は数値を表章することが不適切な場合を示す。

4.数値は「不明」を含まないため、合計が100%にならない場合がある。

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(17)

ここからは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が労働者の働き方に及ぼした影響につ いてみる。

「全業種」並びに「建設業」、「製造業」、「情報通信業」、「運輸業,郵便業」、「卸売業,小 売業」、「宿泊業,飲食サービス業」、「教育,学習支援業」及び「医療,福祉」の特定業種に ついて、令和元(平成 31)年、令和2年の所定外労働時間を月別にみた。「全業種」では、

いずれの月も前年を下回った一方で、「情報通信業」は1~3月、11~12 月、「運輸業,郵便 業」は2~3月、「卸売業,小売業」は1~3月、「宿泊業,飲食サービス業」は1月、「教育,

学習支援業」は2月、7~10 月、12 月の各月で前年を上回った(第 1-21 図)。

令和元(平成 31)年、令和2年の月別の所定外労働時間を性別にみると、男性では、「情 報通信業」は1~3月、11~12 月、「運輸業,郵便業」は1~3月、「卸売業,小売業」は1

~3月、「宿泊業,飲食サービス業」は1~2月、「教育,学習支援業」は2月、7~12 月の 各月で前年を上回った(第 1-22 図)。女性では、「情報通信業」は1~3月、11~12 月、「教 育,学習支援業」は2月、7~9月の各月で前年を上回った(第 1-23 図)。

年平均労働時間を国際比較すると、我が国は、欧州諸国より長く、また、週 49 時間以上働 いている労働者の割合が高い。男性については、特にその割合が高い(第 1-19 図、1-20 図)。

第 1-19 図 諸外国における年平均労働時間の推移

(資料出所)OECD Database (https://stats.oecd.org/Index.aspx?QueryId=10162)(20217月現在)をもとに作成

(注)年平均労働時間は、各国雇用者一人当たりにおける年間労働時間の平均を示す。

第 1-20 図 諸外国における「週労働時間が 49 時間以上の者」の割合(令和2年)

(資料出所)以下の資料をもとに作成 本:総務省「労働力調査」

アメリカ:米労働省(2021.2)Labor Force Statistics from the CPS

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(18)

ここからは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が労働者の働き方に及ぼした影響につ いてみる。

「全業種」並びに「建設業」、「製造業」、「情報通信業」、「運輸業,郵便業」、「卸売業,小 売業」、「宿泊業,飲食サービス業」、「教育,学習支援業」及び「医療,福祉」の特定業種に ついて、令和元(平成 31)年、令和2年の所定外労働時間を月別にみた。「全業種」では、

いずれの月も前年を下回った一方で、「情報通信業」は1~3月、11~12 月、「運輸業,郵便 業」は2~3月、「卸売業,小売業」は1~3月、「宿泊業,飲食サービス業」は1月、「教育,

学習支援業」は2月、7~10 月、12 月の各月で前年を上回った(第 1-21 図)。

令和元(平成 31)年、令和2年の月別の所定外労働時間を性別にみると、男性では、「情 報通信業」は1~3月、11~12 月、「運輸業,郵便業」は1~3月、「卸売業,小売業」は1

~3月、「宿泊業,飲食サービス業」は1~2月、「教育,学習支援業」は2月、7~12 月の 各月で前年を上回った(第 1-22 図)。女性では、「情報通信業」は1~3月、11~12 月、「教 育,学習支援業」は2月、7~9月の各月で前年を上回った(第 1-23 図)。

年平均労働時間を国際比較すると、我が国は、欧州諸国より長く、また、週 49 時間以上働 いている労働者の割合が高い。男性については、特にその割合が高い(第 1-19 図、1-20 図)。

第 1-19 図 諸外国における年平均労働時間の推移

(資料出所)OECD Database (https://stats.oecd.org/Index.aspx?QueryId=10162)(20217月現在)をもとに作成

(注)年平均労働時間は、各国雇用者一人当たりにおける年間労働時間の平均を示す。

第 1-20 図 諸外国における「週労働時間が 49 時間以上の者」の割合(令和2年)

(資料出所)以下の資料をもとに作成 本:総務省「労働力調査」

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(19)

第 1-22 図 所定外労働時間(月別)(男性)

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」をもとに作成

(注)事業所規模5人以上

第 1-21 図 所定外労働時間(月別)

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」をもとに作成

(注)事業所規模5人以上

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(20)

第 1-22 図 所定外労働時間(月別)(男性)

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」をもとに作成

(注)事業所規模5人以上

第 1-21 図 所定外労働時間(月別)

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」をもとに作成

(注)事業所規模5人以上

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(21)

続いて、「全業種」並びに「建設業」、「製造業」、「情報通信業」、「運輸業,郵便業」、「卸売 業,小売業」、「宿泊業,飲食サービス業」、「教育,学習支援業」、「医療,福祉」及び「公務

(他に分類されるものを除く)」について、令和元(平成 31)年、令和2年の月末1週間の 就業時間が 60 時間以上の雇用者数を月別にみると、「全業種」では、いずれの月も前年を下 回った一方で、「教育,学習支援業」では7~9月、「医療,福祉」では1月、「公務(他に分 類されるものを除く)」では4月、7月の各月で前年を上回った(第 1-24 図)。

また、「医療,福祉」に関連して、「医療業」、「保健衛生」、「社会保険・社会福祉・介護事 業」、「保健医療従事者」、「介護サービス職業従事者」について、令和元(平成 31)年、令和 2年の月末1週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者数を月別にみると、「医療業」では1月、

「保健衛生」では 11 月、「社会保険・社会福祉・介護事業」では 11 月、「保健医療従事者」

では1月、3月、9月、「介護サービス職業従事者」は2月、6~12 月の各月で前年を上回 った(第 1-25 図)。

第 1-23 図 所定外労働時間(月別)(女性)

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」をもとに作成

(注)事業所規模5人以上

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(22)

続いて、「全業種」並びに「建設業」、「製造業」、「情報通信業」、「運輸業,郵便業」、「卸売 業,小売業」、「宿泊業,飲食サービス業」、「教育,学習支援業」、「医療,福祉」及び「公務

(他に分類されるものを除く)」について、令和元(平成 31)年、令和2年の月末1週間の 就業時間が 60 時間以上の雇用者数を月別にみると、「全業種」では、いずれの月も前年を下 回った一方で、「教育,学習支援業」では7~9月、「医療,福祉」では1月、「公務(他に分 類されるものを除く)」では4月、7月の各月で前年を上回った(第 1-24 図)。

また、「医療,福祉」に関連して、「医療業」、「保健衛生」、「社会保険・社会福祉・介護事 業」、「保健医療従事者」、「介護サービス職業従事者」について、令和元(平成 31)年、令和 2年の月末1週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者数を月別にみると、「医療業」では1月、

「保健衛生」では 11 月、「社会保険・社会福祉・介護事業」では 11 月、「保健医療従事者」

では1月、3月、9月、「介護サービス職業従事者」は2月、6~12 月の各月で前年を上回 った(第 1-25 図)。

第 1-23 図 所定外労働時間(月別)(女性)

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」をもとに作成

(注)事業所規模5人以上

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(23)

第 1-25 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者数(医療、福祉関連)

(月別)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

男性について、令和元(平成 31)年、令和2年の月末1週間の就業時間が 60 時間以上の 雇用者数を月別にみると、「教育,学習支援業」では7~9月、12 月、「医療,福祉」では1 月、3月、12 月、「公務(他に分類されるものを除く)」では4月、7月、12 月の各月で前年 を上回った(第 1-26 図)。

また、男性の「医療,福祉」関連の令和元(平成 31)年、令和2年の月末1週間の就業時 間が 60 時間以上の雇用者数を月別にみると、「医療業」では1月、4月、「保健衛生」では 10~11 月、「社会保険・社会福祉・介護事業」では1月、「保健医療従事者」では4月、12 月、「介護サービス職業従事者」では2月、3月、7月の各月で前年を上回った(第 1-27 図)。 第 1-24 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者数(月別)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

(注)非農林業雇用者について作成したもの

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(24)

第 1-25 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者数(医療、福祉関連)

(月別)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

男性について、令和元(平成 31)年、令和2年の月末1週間の就業時間が 60 時間以上の 雇用者数を月別にみると、「教育,学習支援業」では7~9月、12 月、「医療,福祉」では1 月、3月、12 月、「公務(他に分類されるものを除く)」では4月、7月、12 月の各月で前年 を上回った(第 1-26 図)。

また、男性の「医療,福祉」関連の令和元(平成 31)年、令和2年の月末1週間の就業時 間が 60 時間以上の雇用者数を月別にみると、「医療業」では1月、4月、「保健衛生」では 10~11 月、「社会保険・社会福祉・介護事業」では1月、「保健医療従事者」では4月、12 月、「介護サービス職業従事者」では2月、3月、7月の各月で前年を上回った(第 1-27 図)。 第 1-24 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者数(月別)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

(注)非農林業雇用者について作成したもの

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(25)

第 1-27 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者数(医療、福祉関連)

(月別)(男性)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

女性について、令和元(平成 31)年、令和2年の月末1週間の就業時間が 60 時間以上の 雇用者数を月別にみると、「全業種」では 10 月、「建設業」では 10 月、「情報通信業」では9 月、11 月、「運輸業,郵便業」では3月、9月、「教育,学習支援業」では7~10 月、「医療,

福祉」では8月、10 月、11 月、「公務(他に分類されるものを除く)」では7月、10~11 月 の各月で前年を上回った(第 1-28 図)。

また、女性の「医療,福祉」関連の令和元(平成 31)年、令和2年の月末1週間の就業時 間が 60 時間以上の雇用者数を月別にみると、「医療業」では7~11 月、「社会保険・社会福 祉・介護事業」では6月、11 月、「保健医療従事者」では1月、3月、11 月、「介護サービス 職業従事者」は2月、9~10 月、12 月の各月で前年を上回った(第 1-29 図)。

第 1-26 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者数(月別)(男性)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

(注)非農林業雇用者について作成したもの

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(26)

第 1-27 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者数(医療、福祉関連)

(月別)(男性)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

女性について、令和元(平成 31)年、令和2年の月末1週間の就業時間が 60 時間以上の 雇用者数を月別にみると、「全業種」では 10 月、「建設業」では 10 月、「情報通信業」では9 月、11 月、「運輸業,郵便業」では3月、9月、「教育,学習支援業」では7~10 月、「医療,

福祉」では8月、10 月、11 月、「公務(他に分類されるものを除く)」では7月、10~11 月 の各月で前年を上回った(第 1-28 図)。

また、女性の「医療,福祉」関連の令和元(平成 31)年、令和2年の月末1週間の就業時 間が 60 時間以上の雇用者数を月別にみると、「医療業」では7~11 月、「社会保険・社会福 祉・介護事業」では6月、11 月、「保健医療従事者」では1月、3月、11 月、「介護サービス 職業従事者」は2月、9~10 月、12 月の各月で前年を上回った(第 1-29 図)。

第 1-26 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者数(月別)(男性)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(27)

第 1-29 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者数(医療、福祉関連)

(月別)(女性)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

同様に、月末 1 週間の就業時間が 80 時間以上の雇用者数を月別にみると、「全業種」では 3月、8月、「建設業」では3月、10 月、「製造業」では7月、「情報通信業」では1~2月、

8月、10~11 月、「運輸業,郵便業」では3月、「教育,学習支援業」では7~9月、11 月、

「医療,福祉」では3~6月、9~11 月、「公務(他に分類されるものを除く)」では1月、

7月、9月の各月で前年を上回った(第 1-30 図)。

また、「医療,福祉」に関連して、「医療業」、「保健衛生」、「社会保険・社会福祉・介護事 業」、「保健医療従事者」、「介護サービス職業従事者」について、令和元(平成 31)年、令和 2年の月末1週間の就業時間が 80 時間以上の雇用者数を月別にみると、「医療業」では3~

4月、8~9月、11 月、「社会保険・社会福祉・介護事業」では1月、5~6月、10~11 月、

「保健医療従事者」では3~4月、8~9月、「介護サービス職業従事者」では2~4月、6 月、9~11 月の各月で前年を上回った(第 1-31 図)。

第 1-28 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者数(月別)(女性)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

(注)非農林業雇用者について作成したもの

11

労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

(28)

第 1-29 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者数(医療、福祉関連)

(月別)(女性)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

同様に、月末 1 週間の就業時間が 80 時間以上の雇用者数を月別にみると、「全業種」では 3月、8月、「建設業」では3月、10 月、「製造業」では7月、「情報通信業」では1~2月、

8月、10~11 月、「運輸業,郵便業」では3月、「教育,学習支援業」では7~9月、11 月、

「医療,福祉」では3~6月、9~11 月、「公務(他に分類されるものを除く)」では1月、

7月、9月の各月で前年を上回った(第 1-30 図)。

また、「医療,福祉」に関連して、「医療業」、「保健衛生」、「社会保険・社会福祉・介護事 業」、「保健医療従事者」、「介護サービス職業従事者」について、令和元(平成 31)年、令和 2年の月末1週間の就業時間が 80 時間以上の雇用者数を月別にみると、「医療業」では3~

4月、8~9月、11 月、「社会保険・社会福祉・介護事業」では1月、5~6月、10~11 月、

「保健医療従事者」では3~4月、8~9月、「介護サービス職業従事者」では2~4月、6 月、9~11 月の各月で前年を上回った(第 1-31 図)。

第 1-28 図 月末 1 週間の就業時間が 60 時間以上の雇用者数(月別)(女性)

(資料出所)総務省「労働力調査」をもとに作成

(注)非農林業雇用者について作成したもの

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労働時間やメンタルヘルス対策等の状況

参照

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