• 検索結果がありません。

学校の風景 人間性豊かな児童の育成を目指して

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "学校の風景 人間性豊かな児童の育成を目指して"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

24 学校の風景

1 はじめに

 本校は、昭和47年浦和市立沼影小学校として 創立された開校44年目の学校である。昭和61 年には、文部省から体育の研究指定を受ける等、

多くの研究に取り組んできた。また、今年度から 特別支援学級が開設され、学級数は33となった。

 本校では、学校教育目標「人間性豊かな児童の 育成」の具現化を目指して「沼影小学校 学校教 育プラン」を策定し、児童が活気に満ち、生き生 きとした表情で学校生活を送れるよう特色ある教 育活動を展開している。以下に、その一端を紹介 する。

2 「ぬまかげタイム」による特色ある教 育活動の実践

 (1)ぬくもりタイム(火・金:朝)

 「講話朝会」「音楽朝会」、友達のよいところを 見付けて記入するスマイルカードや心のカード、

それを活用した学級活動、NESJAT(保護者ボラン ティア)と

教師の連携 による低学 年英語活動 等に取り組 み、 人 間 関 係と豊かな

心をはぐくんでいる。

 (2)まろやかタイム(月・水・木:朝)

学力向上を目標に算数部、図書館教育部が中心 となって、計算練習と一斉読書、ブックママ(保 護者ボランティア)による絵本読み聞かせに取り 組んでいる。全校での「子ども読書会」や「よい 本を読む会」による業間休みを利用した読み聞

かせ等も行 わ れ、 児 童 一人当たり の読書量は 年々増加し ている。

 (3)かがやきタイム(総合的な学習の時 間及び潤いの時間)

 福祉体験やまち探検等体験的な学習を豊富に盛 り込み、児童が主体的に活動し、課題解決能力を 向上させている。

 また、「英会話」は担任が、ALT・スクールアシ スタントと念入りに打合せを行い、コミュニケー ション力向上に努めている。

 (4)縦割りげんきタイム(給食・昼休み)

通学班のメンバーが一堂に会して室内遊びを楽 しむ「縦割り遊び」(年4回)と、兄弟クラスの 児童が一緒に給食を食べ、その後共に遊ぶ「にこ にこ給食」(年3回)を実施し、異年齢間の相互 理解を深め、自己有用感を高め、社会性、協調性 を育てている。

3 おわりに

 開校以来、PTA、青少年育成会、自治会、外部 講師等、多くの団体・ボランティアの支援により、

充実した教育活動が続けられていることへの感謝 を教職員一同持ち続けていきたい。そして、「脚 下照顧」。教育活動を常に振り返り、改善を加え、

チームワークにより児童の一層の成長を図ってい きたい。

学校の風景 人間性豊かな児童の育成を目指して

南区 沼影小学校 教頭  

深 山 清 隆

28 ܖఄƷ᫘୎

1 はじめに

 本園は、昭和52年に幼児教育センターの実 践園として開園した、さいたま市唯一の市立幼 稚園である。

 本園では、平成26年度から3年間にわたり、

「幼児の健やかな成長のための保育」を園課題研 修のテーマとし、研究に取り組んできた。大宮 小学校と隣接した環境や小学校の担任を経験し た教諭による保育など、本園の特色を活かした 実践を行っている。

 以下、その内容の一部を紹介する。

2 保育研究の実践

(1)身近な環境とのふれあい

 大宮小学校の1・2年生との交流を年間を通 して計画的に実施している。子どもたちは小学 生との交流を通して、小学校へのあこがれの気 持ちを膨らませている。また、今年度からは、

近 隣 の 保 育 園 の 1・2歳児との交 流が始まり、お兄 さん、お姉さんと して優しくかかわ る姿が見られる。

 さらに、地域の高齢者の方々との交流、AL Tとの英語遊び、中学生の未来くるワークなど、

様々な人とのかかわりを通して、コミュニケー ションの楽しさを味わっている。

 また、野菜の栽培や飼育動物のお世話など、

身近な生き物とのふれあいを通して、子どもた ちの豊かな心を育てている。

(2)自分の思いを表現する場の工夫

 お菓子の空き箱や牛乳パックなどの廃材コー ナーを常設し、自由に製作遊びができるように したり、空き教室を活用したダイナミックな製 作活動を行ったりして、子どもが自分の思いを のびのびと表現する楽しさを味わうことができ るようにしている。子どもたちが遊びに使う物 を作ったり、遊ぶ場を子どもたちが工夫して準 備 し た り す る な

ど、子どもの創造 力 が 豊 か に な り、

自分の思いを表現 しながら遊びを楽 しむ姿が見られる ようになった。

(3)カンファレンスの実施

 月に1回、大学の先生を招いて保育研究会を 実施している。研究保育後、研究協議を行い、

専門的な立場から助言をいただきながら保育の 質の向上に取り組んでいる。

3 おわりに

 幼児期は生きる力の素地を形成していく大切 な時期である。今後も、子ども一人ひとりに寄 り添い、幼児の健やかな成長を支援していきた い。

 最後に、本園は平成30年3月末をもって閉 園となる。長年にわたり、本園の活動に対し、

御支援、御協力をいただきましたことに厚く感 謝申し上げます。

幼児の健やかな成長のための         保育をめざして

大宮区 幼児教育センター付属幼稚園 教頭   緒 方 健 二

<小学校との交流>

<廃材を利用した製作遊び>

参照

関連したドキュメント

心して教育を受けられるよう,児童生徒と学校の教職員との信頼関係及び児童生徒相互

小学校国語科における自己教育力を活かした思考力・判断力・表現力の育成

意欲的に表現する児童の育成を目指す小学校英語科指導

児童の問いかける力の育成を目指した道徳の時間に おける教師発問の開発 : 児童が自問自答できる問 いかけの開発 著者 假屋園 昭彦

第八十 一 条 幼稚園、 小学校、 中学校、 義務教育学校、 高等学校及び中等教育学校においては、 次

 学校教育について定める学校教育法に、教員は「・・・教育指導を行うに当たり、児童の体験的な学習

一人の不登校児童生徒への対応の中に,学校全体の対応方針がみえてくる。担任一人が対応し

帰国・外国人児童生徒等教育の推進支援事業 Ⅰ 公立学校における帰国・外国人児童生徒に対するきめ細かな支援