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学校の風景 人間性豊かな児童の育成を目指して

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Academic year: 2021

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20 学校の風景

1 はじめに

 本校は、昭和47年浦和市立沼影小学校として 創立された開校44年目の学校である。昭和61 年には、文部省から体育の研究指定を受ける等、

多くの研究に取り組んできた。また、今年度から 特別支援学級が開設され、学級数は33となった。

 本校では、学校教育目標「人間性豊かな児童の 育成」の具現化を目指して「沼影小学校 学校教 育プラン」を策定し、児童が活気に満ち、生き生 きとした表情で学校生活を送れるよう特色ある教 育活動を展開している。以下に、その一端を紹介 する。

2 「ぬまかげタイム」による特色ある教 育活動の実践

 (1)ぬくもりタイム(火・金:朝)

 「講話朝会」「音楽朝会」、友達のよいところを 見付けて記入するスマイルカードや心のカード、

それを活用した学級活動、NESJAT(保護者ボラン ティア)と

教師の連携 による低学 年英語活動 等に取り組 み、 人 間 関 係と豊かな

心をはぐくんでいる。

 (2)まろやかタイム(月・水・木:朝)

学力向上を目標に算数部、図書館教育部が中心 となって、計算練習と一斉読書、ブックママ(保 護者ボランティア)による絵本読み聞かせに取り 組んでいる。全校での「子ども読書会」や「よい 本を読む会」による業間休みを利用した読み聞

かせ等も行 わ れ、 児 童 一人当たり の読書量は 年々増加し ている。

 (3)かがやきタイム(総合的な学習の時 間及び潤いの時間)

 福祉体験やまち探検等体験的な学習を豊富に盛 り込み、児童が主体的に活動し、課題解決能力を 向上させている。

 また、「英会話」は担任が、ALT・スクールアシ スタントと念入りに打合せを行い、コミュニケー ション力向上に努めている。

 (4)縦割りげんきタイム(給食・昼休み)

通学班のメンバーが一堂に会して室内遊びを楽 しむ「縦割り遊び」(年4回)と、兄弟クラスの 児童が一緒に給食を食べ、その後共に遊ぶ「にこ にこ給食」(年3回)を実施し、異年齢間の相互 理解を深め、自己有用感を高め、社会性、協調性 を育てている。

3 おわりに

 開校以来、PTA、青少年育成会、自治会、外部 講師等、多くの団体・ボランティアの支援により、

充実した教育活動が続けられていることへの感謝 を教職員一同持ち続けていきたい。そして、「脚 下照顧」。教育活動を常に振り返り、改善を加え、

チームワークにより児童の一層の成長を図ってい きたい。

学校の風景 人間性豊かな児童の育成を目指して

南区 沼影小学校 教頭   深 山 清 隆

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1 はじめに

 本校は、平成3年、オープンスペースの学校 として、また、校舎内側には吹き抜けがあり、

開校当初より施設・環境等を生かした各教科等 の研究や生活指導に力を注いでいる。現在学級 数13(内特別支援学級1)、本年度開校26年 目の学校である。

 開校以来、学校保健にも経営の重点をおき、

長年にわたりむし歯0(処置率を含む)を継続 している。

2 「がんばりぬく子」をはぐくむために

 本年度学校経営の重点として、学校教育目標 の一つである「『がんばりぬく子』をはぐくむ」

ことを掲げ、日々の教育実践に取り組んできた。

これは、全国学力・学習状況調査の結果や学校 評価から「がんばりぬく」ことが本校の課題で あるためである。そのため、以下3点を中心に、

重点化し、学校教育目標の達成に向け、実践に 取り組んだ。

(1)確かな学力の向上を図る

 子ども一人ひとりに確かな学力を保障するた め、校長が学校経営ビジョンを明示し、教育課 程のPDCAサイクルを常に行い、特に、小・

中一貫教育の研究指定や国語力向上の研究推進 の委嘱を受け、国語科を中心として研究を進め た。その中で、子どもたちがじっくり考えたり、

作業したりする授業の重点化を図り、試行錯誤 や繰り返し、振り返りを大切にした授業を展開 した。

(2)豊かな人間性や体力・健康を培う  擬似赤ちゃん抱っこ体験、盆栽の植栽、挨拶 運動、逆上がり教室など実生活とつながる活動 を展開した。授業と体験活動を計画的に関連付 けるため、指導内容を整理・統合・深化させ、

横断的、関連的、総合的な見地から実践を進めた。

(3)社会性や個性を伸ばす

 地域をフィールドとし、中学生との交流、ハー トフルサッカー教室、未来くる先生などを実際 に体験・体感することで、本物に触れ、本物に 近付く経験を通し、感動や感激とともに、社会 性や個性が伸長できるような場を設定した。

3 おわりに

 様々な教育活動を通して「がんばりぬく子」

をはぐくんできた。さらに、小・中一貫教育、

保育園・幼稚園との連携を継続発展させ、「ゆめ をもち、未来を切り拓く、さいたま市の子ども」

を育成する基盤として「がんばりぬく子」をは ぐくんでいきたい。

学校教育目標の具現化を目指して 「がんばりぬく子」をはぐくむ

浦和区 常盤北小学校 校長   永 嶋 和 実

(擬似赤ちゃん抱っこ体験)

参照

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