第6学年〇組 学級活動学習指導案
指導者 〇〇 〇〇 1 議題 「○○小レジェンドプロジェクトを実行しよう」 活動内容(1) ア 学級や学校における生活上の諸問題の解決 2 指導観 (1) 児童観 本学級の子どもたちは、これまでに「みんなが仲良くなれるスポーツ集会をしよう」といった学級生活にか かわる議題から、「○○小学校を元気ですがすがしいあいさつでいっぱいにしよう」といった学校生活の議題ま で幅広く話合い活動を行っている。学級で話し合ったことを代表委員会に提案して、あいさつ運動に取り組ん でいることをはじめ、集団で話し合って決めたことを、実践することに喜びを感じ、学校のためになることを したいという気持ちが高まってきている。下級生のお世話や体育大会でリーダーシップを発揮させて活動する 一方で、自主的に活動を起こそうとするまでには十分に至っているとは言えない。卒業を控えた自分たちに何 ができるかを考えて実行しようとすることは、自分たちで問題を解決すべき取組を企画し、取組やその工夫を 決めるために調整し、協力して集団で活動することであり、まさに生活づくりに参画することそのものである。 (2) 議題観 本議題は卒業までの残りの期間を意識し始めたこの時期に、最上級生として学校や下級生たちのために行動 を起こすことで自ら活動に取り組み高め、伸ばすことができるとともに、アイデアを出し合って創意工夫する ことができる議題である。また、自ら進んで活動することは学級目標の「自分から進んでやろう」に、協力し て全員で役割分担をして活動することは「発見しよう~自分のよさ・友達のよさ~」の達成にもつながる。 本議題を設定することで、生活の充実に関しては、下級生が、これからの学校生活を送る上で、楽しんだり、 役に立ったりするものやイベントを創造するという新たな文化をつくり出すことができる。また、本時の活動 の後の実践を通して、子どもたちは、学校のために文化を残し、活動し続ける「○○小学校のレジェンド」に 近づいていくことに誇りをもつことができるといった生活を量的に広げることが可能である。また、生活の向 上に関しては、自分から進んで多様なアイデアを互いに出し合って取組や工夫を考えようとする集団に高める ことができる。また、○○小学校のレジェンドになるために最上級生である 6 年生全員で役割を分担してプロ ジェクトを実行し続けようといった生活を質的に高めることが可能である。 (3) 指導観 本議題の指導にあたっては、「○○小学校のレジェンドとなって、学校のためのプロジェクトを成功させたい」 という思いを強くもち、全校の子どもたちが楽しみ、今後の生活のために役立つような取組と、その取組を行 うための工夫と役割を決めて、決まったことに従い実践することで生活づくりに参画できるようにする。 生活づくりを以下の三つの過程を設定してそれぞれの過程に応じた参画する力の育成を目指して指導する。 生活づくりの過程 話合い過程 子どもの活動 参画する力 つくる 事前の活動 ・○○小のレジェンドにな るためのプロジェクトの 具体的な内容を決める。 【企画する能力】 生活の諸問題を見付けて課題意識をもち、 課題解決のためのプロジェクトでの取組の内 容を考える能力 本 時 の 活 動 「何を」 工夫する 「どのように」 ・プロジェクトの工夫や実 際にプロジェクトを実行 するための役割を決める。 【調整する能力】 より学校のためになる工夫やプロジェクト を実行するための役割を折り合いを付けなが ら話し合う能力 「誰が」 活性化 事後の活動 ・○○小学校のレジェンド になるためのプロジェク トを実行する。 【協力する態度】 ○○小学校のレジェンドとなり、学校に貢 献するために、友達と助け合いながらプロジ ェクトを実行する態度 事前の活動では、まず「○○小学校のレジェンド」のイメージをもたせるようにするために「レジェンドと 呼ばれる6年生はどのような6年生か」ということを交流し、イメージの共有を図るようにする。そのように することで本議題の目的をさらにはっきりとさせ、プロジェクトの内容を考えることができるようにする。次に、議題提案者でレジェンドとなるプロジェクトの原案を考えて、フロアに提案するようにする。フロア は提案されたプロジェクから選んだり、自分で新たな案を考えたりする。そして、それぞれが考えたプロジェ クトに対して質問し合うようにすることで、事前の段階からそれぞれの考えの不明な点を明らかにしておくよ うにする。また、「何を」するかに加えて、「どのように」するかといった工夫、「誰が」するかといった役割に ついても事前に考えておくことで、本時の話合いの時間を十分に確保して話合いの充実を図るようにする。 計画委員会は、話合いがどのように進んでいくかを予想して、話合いの活動計画(「話合いの作戦」)を立て ておくことで、話合い中の、フロアから出される様々な考えや意見に対応できるようにしておく。 本時の活動では、三つの柱全ての集団決定ができるように話合いの型を設定することで合意形成を図る。 話合いの柱 話合いの型 合意形成の方法 何を 収束型 「出し合う」「くらべ合う」「まとめる」の段階を経て、いくつかの「何を」を「合 わせる」「条件付き」「譲歩する」のいずれかで収束させることで合意形成を図る。 どのように 拡充型 決まった「何を」にアイデアを付け加えて「何を」の内容を広げ充実させる。 予想される対立には次のような対立があり、対立の種類に応じて合意形成を図る。 対立場面①…一つのアイデアに対する疑問から生じる対立 ⇒疑問を解決する知恵を出し合うことで対立を解消する。 対立場面②…相対する二つのアイデアに生じる対立 ※合意形成の手順を示した「合意形成シート」を活用して対立を解消する。 ○段階1…そのままプラン:そのまま単純に合わせることができないかを考える。 ○段階2…次の方法の中から選んで条件を付けて譲歩することで合意形成を図る。 ・縮小プラン………片方を縮小して両方を行う方法 ・入れ込みプラン…片方の案の中に入れ込んで両方を行う方法 ・選択プラン………個人や場合によってどちらかを選択して行う方法 ・また今度プラン…片方を次の機会に行う方法 誰が 付随型 事後の活動での実践を可能にするために、決まった「どのように」に従って、必 要な具体的な役割を考えて、順次、決定を図っていく。 「どのように」の話合いを充実させるために、「何を」の提案者ごとに事前に「もと」にする考えを準備して おきフロアに提案する。「もと」にする考えとは「どのように」の話合いの基準となる考えである。また、「『ど のように』作成シート」を使わせることで考えを広げることができるようにする。シートは3名または4名の グループで使用する。シートに書かれた提案理由のキーワード、決定した「何を」するかと「もと」にする考 えをヒントにして付箋紙にアイデアを書き、考えを広げるようにする。 事後の活動では、話合いで決定した役割に従って、全員に役割分担をすることで、実践に参画する意欲を高 めるようにする。そして、集団決定した「何を」「どのように」「誰が」に従って、互いに助け合い、集団に貢 献しながら○○小学校のレジェンドとなるためのプロジェクトを実行するようにする。 3 目標 〇 学校のために十分なことができていないという問題やその解決のためのプロジェクトに関心をもち、進んで プロジェクトの内容を考え、話し合おうとするとともに、○○小学校のレジェンドとなるための取組に積極的 にかかわろうとする態度を育てる。 【関心・意欲・態度】 〇 ○○小学校のレジェンドとなるためのプロジェクトと取組を充実させるアイデアやルール、具体的な役割分 担を考え、多様な考えの合意形成を図る方法を考えることができるとともに、決まった内容に従い、友達と助 け合って集団に貢献しながら、プロジェクトを実行することができるようにする。 【思考・判断・実践】 〇 現時点では卒業を控えた6年生として学校のために十分なことができていないという問題やそのためにはな んらかの取組が必要だということに気付き、○○小学校のレジェンドとなるプロジェクトの取組や工夫、役割 の具体的な内容を理解することができるようにする。 【知識・理解】 4 計画 日時 子どもの活動 (計・計画委員会 提・提案者 全・全員) 指導上の留意点 評価規準 【観点】(方法) 事 前 の 活 動 10 月 27 日 給食時間 計 議題ポストに入った議題カー ドを整理する。 ○話合いの観点(目的性、相互性、現 実性)から、議題を選定させるよう にする。 ○学校のために活 動に何か活動を したいという課
放課後 提 議題提案の準備をする。 ○めざす6年生像と今の学級の様子 を整理して提案の準備をさせるよ うにする。 題意識をもち、 「○○小学校の レジェンド」にな 10 月 28 日 帰りの会 全 議題を決定する。 ○提案者には事前にまとめたことを 示して説明させることで説得力を もって提案させるようにする。 りたいという意 欲をもつ。 【関心・意欲・態度】 (観察・質問紙) ○「○○小学校のレ ジェンド」になる ための取組を考 えることができ る。 【思考・判断・実践】 (学級会ノート) ○現時点では卒業 する6年生とし て十分なことは できていないと いう問題を理解 している。 【知識・理解】 (質問紙) 10 月 29 日 給食時間 帰りの会 課外 提 計 全 ・提案理由を作成する。 ・学級会ノートを作成する。 ・「話合いの作戦」(活動計画) を作成する。※1回目 ・「○○小学校のレジェンド」 について話し合う。 ○提案理由には現状、思いや願い、決 めたいこと、未来像を書かせるよう にする。 ○話合いのめあては、これまでの話合 いを振り返るとともに、話し合って 決める内容から考えさせるように する。 ○「○○小学校のレジェンド」とはど のような6年生なのかを話し合う ことで目指す6年生像を共有させ るようにする。 10 月 30 日 帰りの会 提 ・提案者が「何を」の案を提 案する。 ○提案者から「何を」の候補をいくつ か提案して、フロアが「何を」を完 がる参考となるようにする。 11 月4日 朝の活動 全 ・「何を」作成シートを使って 「何を」の考えをつくる。 ○提案理由・話合いの観点を根拠とし て「何を」の考えをつくるようにす るとともに、振り返りの項目を設定 することで、考えの修正ができるよ うにする。 11 月5日 給食時間 昼休み 計 ・原案と「話合いの作戦」(活 動計画)を作成する。 ※2回目 ○話合いが停滞するといった具体的 な場面を想定して、小グループで話 し合うといった具体的な対処方法 を考えるようにする。 11 月6日 朝の会 全 計 ・学級会ノートに記入する。 ・学級会ノートを回収する。 ○「何を」作成シートをもとにして考 えを書かせるようにする。 ○フロアの考えは考え把握カードに 記入することで全体の考えを把握 すうようにする。 11 月 10 日 給食時間 計 ・学級会の打ち合わせをする。 ○回収した学級会ノートを基にして、 柱①「何を」の話合いがどのような 展開をするのかを話し合うことで 具体的な合意形成の図り方の案や 多数決になったときも想定して話 合いに備えるようにする。 11 月 11 日 帰りの会 放課後 全 計 ・「何を」を出し合い、質問し 合う。 ・学級会のリハーサルをする。 ○「何を」について質問し合うことで それぞれの考えに対する不明な点 を明らかにするようにする。 ○合意形成を図る話合いの進め方と 構造的な板書の仕方を中心にリハ ーサルをさせるようにする。 ・議題 ・提案理由 ・役割分担 ・話合いのめあて ・話合いの柱 ・話合い中に困ることの想定 ※話合いの停滞したとき ※話合いの柱から逸れたとき ・提案理由・話合いの観点をもと に考えをつくる。 ・振り返りをして考えを修正する。 考え把握カード ・座席表に考え、理由を記入する。 ・「何を」の集団決定の想定 ※具体的な合意形成のプラン ※多数決になったとき
本 時 の 活 動 11 月 12 日 第5校時 【議題】○○小レジェンドプロジェクトを実行しよう ※本時の活動参照 11 月 12 日 帰りの会 全 ・話合いの振り返りをする。 ○振り返りシートを使って観点ごと に振り返りをさせるようにする。 事 後 の 活 動 11 月 13 日 給食時間 計 提 ・「誰が」で決まった役割の具 体的な分担の原案を作る。 ○学級の係活動などを考慮して、具体 的な役割を全員に分担させるよう にする。 ○決まった役割の 下に意欲的に取 り組もうとして いる。 【関心・意欲・態度】 (観察) ○「○○小学校のレ ジェンド」という 目的の下にプロ ジェクトを実行 している。 【思考・判断・実践】 (観察) ○互いに協力し合 える自分の役割 を理解している。 【知識・理解】 (振り返りシート) 11 月 14 日 帰りの会 計 ・役割分担の原案の承認を得 る。 ○原案を提案し、出された意見は柔軟 に受け入れるようにする。 11 月 17 日 昼休み 計 提 ・話し合った内容を6年□組 と相談する。 ○6年□組と話し合った内容を協議 して重なりがある部分などは修正 を加えるようにする。 ※ 日時、活動 時 間 は 決 定 内 容 に 準じる。 全 ・プロジェクトの実行準備を する。 ○決定した役割分担の下に、助け合っ て準備を進めるとともに、実行しな がら必要な仕事が見つかった場合 は随時、付け足して実行させるよう にする。 全 ・プロジェクトを実行する。 ○決まったことに基づいて実行させ るようにするとともに、子どもたち の意欲が継続するように励ましの 声かけをするようにする。 プロジェク ト終了後 全 ・プロジェクトの振り返りを する。 ○「○○小学校のレジェンド」に近づ いたかを評価させるようにする。 5 事前の活動 ※「○○小学校のレジェンド」像を共有する活動 (1) 日時・場所 平成 26 年 10 月 29 日(水)帰りの会 於 6年〇組教室 (2) ねらい 〇 学級全体でめざす6年生像を出し合うとともにレジェンド(=伝説)の意味と結び付けて話し合うことを通 して「○○小学校のレジェンド」の像を共有するようにする。 (3) 準備 理想の6年生像と今の様子をまとめたシート、ワークシート (4) 展開 子どもの活動 指導上の留意点 1 理想の6年生像を確認する。 2 「レジェンド」という言葉から連想する言葉を出 し合う。 3 めざす6年生像と「レジェンド」という言葉から 「○○小学校のレジェンド」像をつくる。 ○ 議題提案のときに提案者が示した「目指す6年生 像」と「今の様子」をまとめたシートを示すことで、 理想の6年生像を確認させるようにする。 ○ レジェンド(=「伝説」)の辞書の意味を教えるこ とから、言葉を連想させるようにする。 ○ 理想の6年生像とレジェンドを対応させたワーク シートを用いることで、「○○小学校のレジェンド」 の像を考えることができるようにする。 ○ レジェンド像を共有して、今後、レジェンドとな るための取組のヒントを卒業生や卒業担任に聞いて 調べたり、自分自身で考えたりすることを伝える。 【伝説】昔から言い伝えられている話。言い伝え。 『例解小学国語辞典(三省堂)』 【理想の6年生像】 ・かっこいい ・今までで一番 ・お世話が上手 ・頼りになる ・何でもできる 【「レジェンド」から連想する言葉】 ・歴史 ・言い伝え ・昔からある ・語り継がれる 「○○小学校のレジェンド」像 ・卒業してからもすごかったと語り継がれるような、学校や下級生のための取組を成し遂げた6年生
6 本時の活動 (1) 日時・場所 平成 26 年 11 月 12 日(水)第5校時 於 6年〇組教室 (2) ねらい 〇 3月に卒業を控えた6年生として学校のための活動が十分にできていないことをとらえて、「○○小学校の レジェンド」となるための具体的な取組、取組を充実させるアイデア、実行するための役割を話合いの柱ご との特性を生かして合意形成を図ることで集団決定することができる。 〇 多様なアイデアに対して、意見を出し合って比較する中で、目的性、相互性、現実性を基準にして「もと」 にする考えに付け加えをしていくことで、プロジェクトの取組をどのようにして工夫するかを話し合う能力 である調整する能力を身に付けることができる。 (3) 評価基準〔評価方法〕 (4) 準備 〇 計画委員会…司会進行カード、記録ノート、話合いの作戦カード、学級会時間予定表、考え把握カード 板書用短冊(柱2「もと」にする考え用、柱2「どのように」の付け加え用、柱③役割用) ストップウォッチ、ベル 〇 フロア………学級会ノート、「どのように」作成シート、合意形成シート (5) 提案理由 毎朝、6年生が交代で、あいさつ運動に取り組んでいます。委員会活動以外でも学校の役に立つ仕事ができ たし、あいさつが少し増えてきました。しかし、学校のためにしなければならないことは、他にもあると思い ます。わたしたちができる下級生のためのことを考えて「あの6年生はすごかったね」と言われるようにがん ばりたいと思っています。だから、○○小学校のレジェンドと言われるようなプロジェクトを考えてみんなで 実行していきたいと思って提案しました。そうすれば、下級生たちもこれから先、わたしたちのことを思い出 してがんばってくれると思います。 (6)話合いの観点 〔目的性〕…○○小学校のレジェンドとなるような取組であり、それに近づくための工夫となっているか。 〔相互性〕…一部に関係があるだけではなく、みんなで役割を分担して取り組むことができるか。 〔現実性〕…卒業までに実際に取り組むことができるプロジェクトの内容となっているか。 関心・意欲・態度 〔発言内容・観察〕 思考・判断・実践 〔発言内容・学級会ノート〕 知識・理解 〔発言内容〕 A ○○小学校のレジェンドとなる プロジェクトに関心をもち、進ん でよりよくするための多様な考え を可能な限り生かそうとして自ら 積極的に話し合おうとしている。 話合いの柱ごとの合意形成の図 り方に応じて互いの考えを比べる ことで、話合いの観点を用いて可 能な限り多様な考えを生かし合っ て合意形成を図ることができる。 ○○小学校のレジェンドとなる ための取組を工夫を考えるために は、「もと」にする考えに、多様な アイデアを付け加えればよいこと を理解している。 B ○○小学校のレジェンドになる ための考えを付け加えて、自ら積 極的に話し合おうとしている。 話合いの柱にとらわれずに多様 な考えを、可能な限り生かし合っ て合意形成を図ることができる。 取組を工夫するためには「もと」 にする考えに付け加えをすればよ いことを理解している。 C 自分の考えを付け加えて話し合 おうとしている。 多様な考えに折り合いを付けて まとめることができる。 取組を工夫するために付け加えをす ればよいことを理解している。 提案理由にかかわる児童の実態と構想 【児童がめざす6年生像】 ・かっこいい ・今までで一番 ・お世話が上手 ・頼りになる ・何でもできる 【児童自身がとらえている実態】 ・学級目標も守れていない ・お世話ができていない ・あまりできていない 今のままではいけない、学校や下級生のためになる取組を何かしなければならない。 議題 ○○小レジェンドプロジェクト実行しよう
(7) 予想される活動計画 子どもの活動(※ 指導上の留意点) 1 はじめの言葉 (決まっていること、話合いの柱) 決まっていること ① ○○小学校のレジェンドとなるプロジェクトを一つ決める。 ② 6年□組と一緒に取り組む。 話合いの柱 ①「何を」 「○○小学校のレジェンド」になるためのプロジェクト ②「どのように」 プロジェクトをよりよくするための工夫 ③「誰が」 プロジェクトを実行するための役割 ※ 本時の話合いの前に、提案理由や話合いの観点を確認しておくことで、話合いの時間を十分に確保して、 1単位時間で三つの柱、全ての内容の集団決定を図ることができるようにする。 2 話合いのめあての確認 ○ ○○小学校のレジェンドになるための取組、工夫、役割を1時間の学級会でみんなで決めよう。 ○ みんなで考えた工夫を、どんどん付け足していきながら「どのように」するかを話し合おう。 3 話合い 柱1「何を」の話合い【収束型】…「○○小学校のレジェンド」になるためのプロジェクト ○ 「何を」について賛成、反対意見を発表する。 予想される案 予想される意見〔話合いの観点〕 A案 大きな壁画を作る。 賛成:これまでに取り組んだことがないことで、これか ら先も学校に残る。 〔目的性〕 B案 大ピタゴラスイッチをつくる。 賛成:これまでの6年生がやったことがないことで、や れば低学年の子たちも喜んでくれる。 〔目的性〕 C案 新しい学校の歌をつくる。 反対:歌を考えれば、これからも残ると思うけれど、校 歌もあるからずっと残るか分からない。〔目的性〕 ※ 目的性、相互性、現実性を観点に意見を出し合うことで、それぞれの案の価値を明らかにする。 ※ 意見が活発に出されないときは考え把握シートを使って意図的に指名させるようにする。 ○ 出された案を収束させて合意形成を図る。 収束の仕方 予想される意見 段階1 合わせることでまとめられない か考える。 ○決まったことにプロジェクトは一つとなっているので、単 純にそのまま合わせることはできない。 段階2 条件付あるいは譲歩させること でまとめる。 ○壁画は卒業制作としてもできそうだ。 ○学校の歌もいいけど、もっと低学年に喜んでもらえるもの がよいのではないか。 ※ 二つの段階を設定することで、全員が納得して合意形成を図ることができるようにする。 柱2「どのように」の話合い【拡充型】…プロジェクトをよりよくするための工夫 ○ B案の提案者が「もと」にする考えを提案する。 ※ 多様なアイデアを付け加えることができるように、提案者は事前に次の二つの条件にあった「もと」にす る考えをつくっておくようにする。 条件①…話合いの観点に合っている 条件②…自分たちで決定できる内容である ○ 提案された「もと」にする考えに対して質問する。 ※ 「もと」にする考えに対して分からないことを尋ねることで不明な点を明らかにしたり、具体例を尋ねるこ とでアイデアに対するイメージを広げたりすることができるようにする。 予想される「何を」の決定内容:ピタゴラスイッチを作ることに決定する。 「もと」にする考え③ どうすれば喜んでもらえるか 「もと」にする考え② どのようにして招待するか 「もと」にする考え① どのようにして残すか
○ 「どのように」作成シートを小グループで使って、考えを広げる。 ① 1枚の付箋に一つのアイデアを書く。 ② 付箋を1枚書くたびにシートに張り付ける。 ※ グループとしての考えは、まとめずに、出されたアイデアは個人の考えとして発表するようにする。 ○「もと」にする考えにアイデアを付け加えて「どのように」を決定する。 「もと」にする考え 予想される付け加えのアイデア ① 残し方 ・マニュアルを作る ・部品を残す ・ビデオを撮影する ② 招待の仕方 ・チケットを作る ・放送で呼びかける ・ポスターを描く ③ 喜ばせ方 ・キャラクターのドミノ ・音が鳴るしかけ ・曲を流す ※ 「どのように」作成シートで考えたアイデアや話し合う中で思い付いたアイデアを発表するようにする。 ○話合いの中で生じた対立の合意形成を図る。 予想される対立 合意形成の図り方 対 立 場 面 ① 一つのアイデアに対する疑問から生じる対立 ・アイデアⅠ…マニュアルを作る ・疑問点①…マニュアルだけで伝わるのか ・疑問点②…もっとよい方法があるのではないか ○ビデオにとってDVD付のマニュアルにする ※疑問点を解消したり、よりよい方法を見付けたり して、全員で知恵を出し合って解決を図る。 対 立 場 面 ② 相対する二つのアイデアに生じる対立 ・アイデアⅡ…イラストドミノを作る ・アイデアⅢ…音が鳴るしかけを作る ○音がなるイラストドミノを作る【そのままプラン】 ※合意形成シートに従って、合意形成のプラン(そ のまま、縮小、入れ込み、選択、また今度プラン) から選ぶ。 ※ 合意形成の図り方が分からないときは近くで話し合う時間を設定する。 ※ アイデアは短冊に書き込むようにして黒板上で操作しやすいようにする。 ※ 計画委員会が構造的に板書を整理することで話合いの流れや現時点でどのような意見が多いのかが分か るようにする。また、出された質問や意見は積極的に板書することでどのような発言が全体でなされている のかが分かるようにする。 ○ 付け加えが出尽くしたところで、最終決定をする。 ※ 黒板に書かれているアイデアで合意形成を図った方がよいものがないかを考えさせるようにした後に付 け加えの内容の最終決定をする。 柱3「誰が」の話合い【付随型】…プロジェクトを実行するための役割 ○決まった内容に従って役割を考えて決定する。 ※ 決まった「どのように」から具体的にプロジェクトを実行する想像することで、役割を考えさせるように する。 4 決まったことの確認 ※ 板書を見ながら決まったことを全員に伝えるようにさせる。 5 先生の話 ※ 話合い中の調整する能力(話合いの柱に応じて、折り合いを付け合意形成を図る)が見られた場面を具体 的に子どもの発言内容を示して称賛するとともに、事後の活動への意欲付けとなる話をする。 6 おわりの言葉 「どのように」作成シートを活用させるためのルール ・1人4枚以上の付箋を書くことを目標としてグループでシートいっぱいにアイデアを埋める。 ・同じアイデアは重ねて、似ているアイデアは近くに貼り付けて考えをグルーピングする。 予想される「誰が」の決定内容 ・マニュアルを作る係 ・ポスター、チケットを作る係 ・放送原稿を考え、放送する係 ・選曲する係 予想される「どのように」の決定内容 ・DVD付きのマニュアルを残して、部品に一部もお手本として残す。 ・ポスター、放送を使って下級生への呼びかけをして、チケットを配布する。 ・音が鳴るキャラクタードミノをつくり、会場では曲を流して下級生を喜ばせる。