第5学年学級活動指導案
1.活動題 「新一年生との交流会」をしよう 2.活動題選定の理由 ○ 本学級の子どもたちは、男子と女子の仲がよく、自分の考えを本気で語ることが出来る子どもが 多くいる。運動会やレクレーションなど体を動かす活動が大好きである。何かをやると決めたとき の力、集中力には目を見張るものがある。そこで、本学級の目標を「団結・前進・パワフル5年生」 とし活動してきた。7月のキャンプにおいては、自分たちで話し合い、実行するということを体験 してきた。グループでの出し物を話し合う時にも、男女が協力して取り組む姿が見られた。係活動 においてもお互いのよさを認め合いながら活動することができるようになってきた。そうした活動 の中で、全体の言動を統率するリーダーも育ちつつある。また、「パワフル5年生」の実現に向け て、給食残さいゼロに挑戦したり、朝のあいさつ運動に挑戦したりしてきた。特に、あいさつ運動 においては、連続50日以上を達成し、他者への語りかけの心地よさを味わう子どももでてきた。 一方、周囲の人のことを気遣ったり、世話をしたりする経験の乏しい子どもは、集団遊びの中でも、 自分の身勝手さがでて、些細なことでけんかをする姿が見られる。また、他学年の子どもたちとの 関わりは、朝の集団登校の時ぐらいで、学校生活に限って言えばほとんど関わりなく過ごしている。 集団登校にしても、最上級生の子どもが中心になって世話をするため、5年生が主体的に関われて いることは、少ない。しかし、6年生の動きを常に意識しながら行動してきているため、高学年と しての意識が高まりつつあると見ることができる。 ○ 本活動題は、学級の「パワフル度」を向上させるために子どもたちが考えた計画の中の一つであ る。本題材を取り上げ、新一年生という他者を意識しながら活動計画を考え、実践しその成果をふ り返ることは次のような価値があると考える。 ・2学期も終盤にさしかかり、今後の活動において、6年生からバトンを引き継ぎ、4月からは、 最上級生となり○○小学校を引っ張っていくという意識を高めていくことができる。 ・自分たちのためだけでなく、他者のために活動し、その喜びを知ることは高学年としての意識 を高めることができるとともに、発達段階に応じた心の成長や規範意識を高めることができる。 ・3学期に計画される、6年生を送る会、卒業式でリーダーシップを発揮していくことへの意欲 を高めることができる。 以上のことから、自他の喜びになることを学べる本活動題は意義が深いと考える。 ○ 指導にあたっては、学級の「パワフル度」を向上させるために何をしていけばよいかということ を考え、実践し、その中で楽しさや喜びを感じさせるような手だてと支援の仕方を工夫したい。 まず、事前の「気づく」活動では、6年生や1年生へのインタビューを実施したり、実際に1年 生との交流会を経験したりすることで下級生とのよりよいふれあい方に気づかせたい。また、今ま での集会を思い出させるとともに、運動会での6年生の活躍を想起し、企画案を立てさせる。これ らを通して高学年とくに最上級生として必要とされる力に気づかせていきたい。 次に、本時の「味わう」活動では、種目ごとのよさと留意すべき点をふまえて、新一年生が喜ぶ という視点に立った話し合いをし、よりよい計画を立てることができそうだということを感じさせ たい。さらに、決めたことを実践することで「やれそうだ」「やっている」という効力感を味わう ことができるようにする。 事後の「発揮」する活動では、決定したプランを実行するための計画を立てていく。朝の会や帰 りの会で報告したりお願いしたりして交流会を成功させられるよう、気持ちを高めていく。さらに は、今回の経験を3学期の6年生を送る会や卒業式に向けて、積極的に関われるようにしていきた い。3.目標 関 心 ・ 意 欲 ・ 態 ○ 事前に提示された原案をもとに、自分なりの意見を持って話し合いに 度 参加することができる。 思考・判断 ○ 出された意見を比較しながら考え、判断することができる。 技能・表現 ○ 自分の考えを理由や根拠をはっきりさせながら、発表することができる。 知識・理解 ○ 話し合いに必要な役割や話し合いのルールを理解することができる。 集団の変容 ○ 学級及び下学年のことを考えて話し合い、活動をしていくことのよさを 求める集団になるようにする。 4.指導計画 (1)事前「気づく」活動 児童の活動 教師の指導と助言 日時 ①交流会までの活動計画を立てる。 ・交流会までのスケジュールを 朝の会 示し、見通しを持たせる。 ②計画委員会の打ち合わせ ・めあては、クラスで出された 中休み 意見をまとめるよう助言する。 ③新1年生との交流会に適した種目を考え ・現1年生、6年生にインタビ ・学級活動時間 る。 ューをさせる。 ・朝活動 ④議題名、提案理由、話合いの柱を確認す ・計画委員会が話合いのめあて 帰りの会 る。 を提案することを確認する。 ⑤現1年生との交流集会をする。 ・自分たちで計画したプログラ ムで実施し、「よさ」「改善点」 をまとめさせておく。 ⑥話合いのめあての確認をする。 ・めあてを大切にした企画案を 帰りの会 ・計画委員会が提案し、学級全体で確認。 作るように助言する。 ⑦計画委員会からのお知らせをする。 ・自分の意見を持って学級会に 朝の会 ・シートを配布し、学級会の流れを説明。 参加するよう助言する。 ⑧話合いの進め方や役割分担の打ち合わせ ・時間配分、柱、話合う内容に 中休み をする。(計画委員会) ついて助言する。 (2)本時「味わう」活動 ① 本時のねらい ○ 話し合いのめあてを大切にし、新1年生との交流会の計画をたてることができる。 ○ 相手の意見と自分の意見を比べながら話合いをすることができる。 ○ 新1年生が「喜ぶ」、「小学校生活が楽しみになる」、「安心感を味わえる」を話合いの観 点として意見を交流することができる。 ② 本時の活動計画 第 回学級会の計画 11月21日(金)5校時 議題 「新1年生との交流会」の計画を立てよう 提案者 計画委員会 提案理由 さらにパワフル度を高めるための活動計画を立ててきた。その一つの活動と して、「新1年生との交流会」を位置づけた。新1年生においては、来年度 の入学が楽しみになってもらえるようにすること。そして5年生にとっては、 今回の活動でパワフル度をあげ、たのもしい6年生に近づいていきたいから。 話し合いのめあて 話し合いのめあてを大切にし、新1年生との交流会の計画をたてよう。 役割 司会( )副司会( )黒板( )( )ノート( )
児童の活動 教師の指導・助言と留意点 評価の観点 1.はじめのことば ・進行表の作成、リハーサルを行 うことで自信を持たせておく。 2.司会グループの紹介 ・今までの取り組みをまとめた表 ・話し合いの見通しを 3.議題の確認 を使用することで、提案理由の 持ち、意欲を持つこと 4.提案理由の説明 根拠を明らかにするとともに話 ができている。 し合いの意欲付けを図る。 (感・意・態) 5.話し合いのめあてと柱のたし ・めあてに向かって取り組むこと ・議題、提案理由、話 かめ ができるよう確認をさせる。 し合いのめあてを理解 することができている。 6.話し合い ・3つの提案内容は、アンケート (知識・理解) 原案の説明をする(計画委員会) に書かれた種目をもとに計画委 柱①種目の決定をしよう 員会で決定した。 ・それぞれの種目のよさ・改善す ・話合いの観点に沿っ べき点(さらに工夫すべき点) た意見が出せている。 を事前にまとめておく。 (技・表) ・ネームプレートを黒板にはる。 ・自分の考えを明らかにさせるた めに、ネームプレートを自分の 賛成種目の下にはらせる。 ・賛成意見と反対意見を出し合 ・自分の経験、調べたこと、聞い ・友だちの考えのよさ う。 たことをおりまぜて、説得力の を認めたり、よさを取 ある意見を出させる。 り入れたりして話し合 ・友だちの考えをもとに、自分の ・話合いの観点を司会者に説明さ いを進めているか。 考えを決め、ネームプレートの せ、確認する。 (思・判) 移動をする。 ・自分の立場を明確にするために ・自分のがんばりや友 ・全員の意見をもとに集団決定を ネームプレートの移動をさせる。 だちのよさを見つける 行う。 ・小数意見の子どもたちに再度意 ことができる。 柱②工夫すべきことを考えよう。 見をいう機会を設定する。 (知・理) (改善すべきこと) 7.きまったことの発表 ・決定種目の中の改善すべき点を クリアしていく方法を出させる。 ・ノート記録に決まったことをみ 8.ふりかえり んなに分かりやすく簡潔に発表 できるように支援する。 9.先生の話 ・プリントに自己評価と感想を書 ・自分のがんばりや友 かせる。 だちのよさを見つける 10.終わりのことば ・児童のがんばりを賞賛し、今後 ことができる。 の実践意欲が高まるようにする。 (知・理) (3)事後「発揮する」活動 児童の活動 教師の指導と助言 日時 (1)「交流会」の準備をする。 ・道具の確認、準備をする。 11月27日(木) (2)「新1年生との交流会」をする。 ・協力し合えるように助言。 12月 (3)活動のふりかえりをする。 ・今後に生かすようにする。 12月