日本化学療法学会雑誌第51巻第4号

新規抗菌薬の開発，または既発売抗菌薬の最新の評価には，

最近分離された臨床株の各種抗菌薬に対する感受性調査（サ

ーベイランス）を行い，それらの抗菌力の現況および経年変

動について解析することが必要である。われわれは，1992

年度から隔年で全国の施設でさまざまな臨床材料から分離さ

れた種々の菌種を収集し，それらに対する抗菌薬感受性サー

ベイランスを行い，発表してきた

_{。今回主に 2000 年に分}

離収集した菌種菌株について，各種抗菌薬の MIC 測定を寒

天平板希釈法で行い，その結果のうち，本報においては，好

気性グラム陽性球菌と嫌気性菌に対する抗菌薬感受性成績つ

いて報告する。

I．

材 料 と 方 法

1． 使用抗菌薬

ペニシリン系薬（PCs）

: benzylpenicillin（PCG，シ

グマ）

，ampicillin

（ABPC，シグマ）

，amoxicillin

（AMPC，

研究所および武田薬品工業）

，cefpirome（CPR，塩野

義 製 薬）

，cefoselis（CFSL，国 立 感 染 症 研 究 所）

，

cefoperazone（CPZ，シ グ マ）

，cefmetazole（CMZ，

シグマ）

，latamoxef（LMOX，塩野義製薬）

，flomoxef

（FMOX，塩 野 義 製 薬）

，cefaclor（CCL，塩 野 義 製 薬）

，

cefdinir（CFDN，国 立 感 染 症 研 究 所）

，cefpodoxime

（CPDX，三 共）

，cefteram（CFTM，富 山 化 学 工 業）

，

cefditoren（CDTR，明治製菓）

，

ceftibuten（CETB，塩

野義製薬）

，cefcapene（CFPN，塩野義製薬）

，S–1090

（塩野義製薬）

。カルバペネム系薬（CBPs）

: imipenem

（IPM，U.S.Pharmacopeia），meropenem（MEPM，

国立感染症研究所および住友製薬）

，panipenem

（PAPM，

国立感染症研究所および三共），doripenem（DRPM（開

発 No.S–4661）

，塩野義製薬）

。ペネム系薬: faropenem

（FRPM，サントリー）

。アミノグリコシド系薬（AGs）

:

【原著・基礎】

各種抗菌薬に対する臨床分離株の感受性サーベイランス

―2000 年分離グラム陽性球菌および嫌気性菌に対する抗菌力―

吉田

勇・木村

美司・東山伊佐夫・杉森

義一・山野

佳則

塩野義製薬株式会社創薬研究所

（平成 15 年 3 月 7 日受付・平成 15 年 3 月 20 日受理）

2000 年に国内各地の 16 施設において，種々の臨床材料から分離された好気性グラム陽性球菌 30 菌

種 1，

126 株，ならびに別途収集株を含む嫌気性菌 23 菌種 166 株について，寒天平板希釈法で各種抗菌

薬の抗菌力を測定した。Methicillin–resistant Staphylococcus aureus（MRSA）は 61.5％，methicillin

–resistant S. epidermidis（MRSE）は 82.0％ と高い分離頻度であった。MRSA および MRSE に対し

優れた抗菌力を示したのは，arbekacin（ABK），quinupristin／dalfopristin（QPR／DPR）と vancomycin

（VCM）であり，MIC90

はいずれも 1.56μg／mL 以下であった。Streptococcus pneumoniae における

penicillin（PC）

–intermediate S. pneumoniae（PISP）

，PC–resistant S. pneumoniae（PRSP）の割

合は，それぞれ 27.3％，30.5％ であった。PRSP に対し，cefpirome，carbapenems（CBPs）

，VCM，

teicoplanin（TEIC）

，および QPR／DPR は，0.78μg／mL 以下の濃度で測定全株の発育を阻止した。

Enterococcus faecalis および Enterococcus faecium に対して優れた抗菌力を示したのは，VCM，TEIC

および linezolid であり，MIC

は 3.13μg／mL 以下であった。MRSA，MRSE および腸球菌属を含め

MIC 測 定 を 行 っ た す べ て の グ ラ ム 陽 性 球 菌（Enterococcus

casseriflavus お よ び Enterococcus

gallinarum を除く）

において，VCM 耐性株は認められなかったが，TEIC では MRSE，Staphylococcus

haemolyticus などで耐性株が検出された。嫌気性菌全般に対しては，CBPs の抗菌力が優れていたが，

Bacteroides fragilis，Prevotella spp．に対する CBPs の抗菌力に低下傾向がみられ，有効な抗菌薬が

少ないことから今後の動向に注意が必要と考えられた。

（表示力価で使用）

）

，tosufloxacin（TFLX，富山化学工

業）

。マクロライド系薬（MLs）

: erythromycin（EM，

塩野義製薬およびシグマ）

，clarithromycin（CAM，U.

S. Pharmacopeia）

，rokitamycin（RKM，国 立 感 染 症

研究所）

，azithromycin（AZM，U. S. Pharmacopeia）

。

グリコペプチド系薬（GPTs）

: vancomycin（VCM，塩

野義製薬）

，teicoplanin（TEIC，アベンティスファー

マ）

。その他: sulbactam（SBT，U. S. Pharmacopeia）

，

minocycline（MINO，シグマ）

，linezolid（LZD，ファ

ル マ シ ア＆ア ッ プ ジ ョ ン（表 示 力 価 で 使 用）

）

，

quinupristin／dalfopristin（QPR／DPR，ロ ー ヌ・プ ー

ラン・ローラー（表示力価で使用）），fosfomycin（FOM，

塩 野 義 製 薬）

，sulfamethoxazol–trimethoprim（ST，

塩 野 義 製 薬）

。一 部 の CZOP，MEPM，PAPM お よ び

LVFX，LZD，QPR／DPR 以外は力価の明らかな原末を

使用し，菌種により適応菌種等を参考に適宜測定抗菌薬

を選択した。

2． 使用菌株

2000 年（一部 2001 年）に日本全国 16 施設の大学病

院などの中央検査室で，種々の臨床材料から分離された

菌株を，施設ごとにほぼ同数収集した好気性グラム陽性

球 菌（30 菌 種 1，

126 株）

，嫌 気 性 菌（23 菌 種 166 株）

を使用した。また，一部の菌種については，収集株数が

少なく抗菌薬間の評価ができないと判断されたため，別

途，東京総合臨床検査センターおよびシオノギバイオメ

ディカル大阪ラボラトリーより分与を受けた菌株を含ん

で使用した。

収集株は，

当研究所で MANUALOFCLINICAL

MICROBIOLOGY（SEVENTH EDITION）

_に準じた

方法で再同定した後，実験に用いた。

3． 抗菌薬感受性試験

日本化学療法学会が定めた最小発育阻止濃度（MIC）

測定法（寒天平板希釈法）

_{に準じ，MIC を測定した。}

MIC 測定における精度管理用菌株として，好気性グラ

ム陽性球菌には Staphylococcus aureus ATCC 29213 株，

Escherichia coli ATCC 25922 株，Enterococcus faecalis

ATCC 29212 株 あ る い は Streptococcus

pneumoniae

ATCC 49619 株 を 用 い，嫌 気 性 菌 に は Bacteroides

fragilis ATCC 25285 株 と Bacteroides

thetaiotaomi-cron ATCC 29741 株を用いた。好気性グラム陽性球菌

の感受性測定用寒天培地には Mueller–Hinton medium

（MHM，Difco）を用いた。ただし，S. pneumoniae で

は，MHM に yeast

extract を 0.5％ および馬脱線維血

液 を 5％ の 割 合 で 添 加 し た 培 地 を 用 い，他 の

streptococci では MHM に馬脱線維血液を 5％ の割合で

た。

II．

結

果

好気性グラム陽性球菌に対する各種抗菌薬の MIC 測

定結果を Tables 1∼22 に示し，嫌気性菌に対する各種

抗菌薬の MIC 測定結果を Tables 23∼28 に示した。

1． Staphylococcus 属

1） S. aureus

測定した S. aureus 218 株のなかで，MPIPC の MIC

が3.13μg／mL以下のmethicillin–susceptible S. aureus

（MSSA）は，84 株（38.5％），MIC が 6.25μg／mL 以

上の methicillin–resistant S. aureus（MRSA）は，134

株（61.5％）であった。MSSA 84 株および MRSA 134

株の 42 抗菌薬に対する感受性分布をそれぞれ Tables 1，

2 に示した。MSSA に対しては，CEPs を含む多くの抗

菌薬は，MIC90

が 1.56μg／mL 以下の強い抗菌力を示し

た が，MLs の EM，CAM お よ び AZM は MIC

が 100

μg／mL 以上と弱い抗菌力であった。MRSA に対し優れ

た抗菌力を示した抗菌薬は，ABK，QPR／DPR，VCM，

TEIC，お よ び ST で，MIC90

は 1.56μg／mL 以 下 で あ

っ た。LZD は MIC

お よ び MIC

で 3.13μg／mL を 示

した。それ以外の抗 菌 薬 の MIC90

は す べ て 25μg／mL

以上を示し抗菌力は弱かった。S. aureus 全菌株におい

て，ABK，QPR／DPR，VCM，TEIC および ST ではす

べての菌株の増殖を 3.13μg／mL 以下で抑えており，耐

性株と考えられる菌株は認められなかったが，LZD で

は MIC が 6.25μg／mL の株が 8 株（3.7％）認められた。

2） S. epidermidis

S. epidermidis 133 株 の な か で，MPIPC の MIC が

0.20μg／mL 以下の methicillin–susceptible S.

epider-midis（MSSE）は，24 株（18.0％），MIC が 0.39μg／

mL 以上の methicillin–resistant S.

epidermidis（MR-SE）は，109 株（82.0％）であった。MSSE 24 株およ

び MRSE 109 株の 42 抗菌薬に対する感受性分布をそ

れぞれ Tables 3，4 に示した。ほとんどのβ–lactam 系

薬は，MSSE に対しては，MIC90

で 1.56μg／mL 以下と

優れた抗菌力を示したが，MRSE に対しては MIC90

で

12.5μg／mL 以上と弱い抗菌力であった。MRSE に対し

て強い抗菌力を示した抗菌薬は，QPR／DPR，ABK，

MINO，VCM および LZD であり，MIC90

で 3.13μg／mL

以下であった。TEIC は MIC 12.5μg／mL 以上を示す低

感 受 性 を 含 む 耐 性 株 が 16 株 14.7％ 認 め ら れ た が，

QPR／DPR，ABK，VCM および LZD ではすべての 菌

株の増殖を 3.13μg／mL 以下で抑えており，特に QPR／

DPR はすべての菌株の増殖を 0.39μg／mL 以下で抑え

Table 1． Susceptibility distribution of 84 clinical isolates of MSSA＊ Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC SBT／ABPC MPIPC 6 1 19 21 10 4 6 67 4 7 6 16 17 1 21 30 13 2 1 1．56 1．56 0．39 6．25 3．13 0．39 CEZ CTM CTRX CAZ CZOP CPR CFSL SBT／CPZ 41 5 1 11 1 41 77 35 72 45 2 2 1 48 1 38 1 53 1 52 30 29 31 54 0．78 0．78 3．13 12．5 1．56 0．78 0．78 3．13 0．78 0．78 6．25 12．5 1．56 0．78 1．56 6．25 CMZ 1 8 75 1．56 1．56 FMOX 1 81 2 0．39 0．39 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S–1090 8 10 62 4 2 68 10 14 70 25 6 53 8 7 10 57 19 70 58 2 5 19 1 1．56 0．39 3．13 3．13 0．78 1．56 0．39 3．13 0．78 3．13 6．25 1．56 1．56 0．39 FRPM 25 59 0．20 0．20 IPM MEPM PAPM DRPM 5 75 76 10 4 8 66 51 8 33 0．025 0．10 0．025 0．05 0．025 0．20 0．025 0．05 TOB ABK 2 54 27 15 49 3 6 2 6 1 2 1 0．20 0．39 12．5 0．39 OFLX CPFX LVFX TFLX 1 18 40 2 12 3 5 35 6 42 29 31 26 34 9 6 7 1 2 2 5 1 1 4 5 2 1 1 1 3 1 0．39 0．78 0．39 0．05 1．56 3．13 0．78 0．20 EM CAM RKM AZM 3 42 65 27 4 1 1 51 62 1 21 6 2 1 1 1 1 2 1 1 1 1 11 11 6 12 0．78 0．39 1．56 1．56 ＞100 ＞100 3．13 ＞100 MINO 6 67 8 1 2 0．20 0．39 VCM TEIC 14 84 57 13 0．78 0．78 0．78 1．56 LZD 80 4 3．13 3．13 QPR／DPR 7 73 4 0．39 0．39 ST 36 47 1 1．56 1．56 FOM 1 4 24 34 13 3 1 4 12．5 25

＊_{Methicillin–susceptible Staphylococcus aureus（MPIPC MIC: ≦3．13μg／mL）}

Table 2． Susceptibility distribution of 134 clinical isolates of MRSA＊ Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC SBT／ABPC MPIPC 1 1 1 1 1 1 6 8 1 61 102 2 65 21 4 9 117 25 25 ＞100 50 50 ＞100 CEZ CTM CTRX CAZ CZOP CPR CFSL SBT／CPZ 1 1 1 1 1 2 1 2 1 1 2 4 1 1 1 6 2 46 1 2 1 34 12 77 3 5 1 78 96 4 6 10 14 2 8 7 17 2 15 120 110 130 124 4 5 109 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 50 50 25 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 50 100 25 ＞100 CMZ 1 3 5 33 67 23 2 50 100 FMOX 1 1 3 4 6 14 60 41 4 50 100 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S–1090 4 1 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 8 3 4 26 2 1 1 24 79 9 8 1 89 1 16 122 113 133 131 15 131 2 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 100 ＞100 50 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 100 FRPM 3 1 2 3 3 1 3 7 9 102 ＞100 ＞100 IPM MEPM PAPM DRPM 1 1 1 1 1 2 1 2 1 3 2 2 2 2 2 3 2 2 2 4 1 6 6 6 4 7 20 3 25 45 72 55 78 53 29 51 21 12 5 25 25 12．5 12．5 50 50 25 25 TOB ABK 1 8 13 75 36 7 2 3 9 4 47 63 100 0．39 ＞100 0．78 OFLX CPFX LVFX TFLX 3 1 1 3 1 4 3 1 4 1 4 4 1 4 1 4 8 46 7 1 44 23 41 16 28 7 35 40 13 7 11 17 11 37＊＊ 7 13 2 24 39 19 25 50 12．5 6．25 ＞100 ＞100 ＞100 ＞25 EM CAM RKM AZM 1 1 7 2 1 2 133 133 123 133 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 MINO 1 25 9 8 3 5 8 68 7 25 25 VCM TEIC 7 2 101 65 26 56 7 4 0．78 0．78 1．56 1．56 LZD 13 117 4 3．13 3．13 QPR／DPR 18 116 0．78 0．78 ST 75 58 1 0．78 1．56 FOM 2 1 13 4 3 111 ＞100 ＞100 ＊

Methicillin–resistant Staphylococcus aureus（MPIPC MIC: ≧6．25μg／mL） ＊＊

MIC＞25μg／mL

Table 3． Susceptibility distribution of 24 clinical isolates of MSSE＊ Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC SBT／ABPC MPIPC 1 7 4 1 5 2 11 7 22 4 7 1 0．20 0．20 0．20 0．39 0．39 0．20 CEZ CTM CTRX CAZ CZOP CPR CFSL SBT／CPZ 1 3 2 1 12 2 2 14 13 9 15 4 14 8 9 1 7 10 8 5 10 2 14 14 4 8 0．20 0．39 0．78 3．13 0．39 0．20 0．20 1．56 0．39 0．78 1．56 6．25 0．78 0．39 0．39 3．13 CMZ 2 9 11 2 1．56 1．56 FMOX 1 5 9 9 0．39 0．78 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S–1090 1 3 11 1 1 3 9 1 6 5 15 1 1 1 11 10 6 9 8 2 6 8 13 12 14 1 2 7 0．78 0．05 0．78 0．78 0．20 0．20 0．10 0．78 0．10 0．78 1．56 0．39 0．39 0．20 FRPM 5 19 0．10 0．10 IPM MEPM PAPM DRPM 1 18 10 3 5 1 13 16 10 1 5 13 0．013 0．10 0．025 0．025 0．025 0．10 0．025 0．05 TOB ABK 1 3 1 11 9 5 10 1 3 2 2 0．10 0．20 25 0．78 OFLX CPFX LVFX TFLX 6 12 4 8 1 10 12 11 9 3 1 2 2 1 2 2 2 2 1＊＊ 1 1 2 1 0．78 0．39 0．39 0．10 25 100 12．5 25 EM CAM RKM AZM 1 3 10 11 10 1 2 7 16 11 4 8 1 3 3 2 3 0．39 0．39 0．78 0．78 ＞100 ＞100 12．5 ＞100 MINO 7 12 1 1 3 0．20 25 VCM TEIC 1 1 23 10 12 1 1．56 3．13 1．56 3．13 LZD 7 17 3．13 3．13 QPR／DPR 1 18 5 0．20 0．39 ST 9 6 6 1 2 1．56 100 FOM 1 4 4 5 1 4 3 2 6．25 50 ＊

Methicillin–susceptible Staphylococcus epidermidis（MPIPC MIC: ≦0．20μg／mL） ＊＊

MIC＞25μg／mL

Table 4． Susceptibility distribution of 109 clinical isolates of MRSE＊ Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．1 0．2 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC SBT／ABPC MPIPC 1 1 2 3 3 4 5 10 10 10 21 20 17 21 13 23 15 9 21 12 9 24 25 2 3 2 1 4 36 6．25 3．13 6．25 25 25 ＞100 CEZ CTM CAZ CTRX CZOP CPR CFSL SBT／CPZ 3 2 3 1 5 4 20 7 2 13 18 18 26 54 2 44 27 28 4 25 22 6 27 21 28 23 3 5 10 14 4 10 11 51 5 13 37 21 6 3 16 11 2 5 28 21 14 8 4 7 3 10 13 17 8 9 10 4 4 11 14 26 1 3．13 1．56 25 25 1．56 3．13 3．13 6．25 ＞100 12．5 ＞100 ＞100 25 50 12．5 50 CMZ 4 10 28 24 13 13 17 12．5 100 FMOX 3 5 10 24 18 13 10 10 16 6．25 100 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S–1090 4 5 3 3 4 1 6 4 2 6 4 4 5 3 9 5 13 1 7 3 1 12 14 16 14 6 10 9 13 12 7 22 6 17 14 7 17 5 22 8 9 14 11 15 12 18 5 13 6 8 11 7 10 2 6 13 14 4 17 18 2 2 6 26 1 22 54 44 43 2 24 12．5 100 25 50 12．5 12．5 12．5 100 ＞100 ＞100 ＞100 100 ＞100 100 FRPM 11 18 18 7 3 2 1 3 3 2 2 39 1．56 ＞100 IPM MEPM PAPM DRPM 1 5 4 1 6 3 10 4 11 14 19 11 8 8 10 9 3 17 6 15 5 11 6 5 3 8 5 6 1 7 5 14 10 12 4 13 8 19 17 31 19 23 22 1 16 3．13 6．25 1．56 6．25 100 50 50 25 TOB ABK 7 16 19 4 19 18 10 1 40 4 3 5 17 14 7 2 32 25 0．39 ＞100 1．56 OFLX CPFX LVFX TFLX 11 17 5 9 2 12 23 19 18 2 1 2 2 4 15 14 15 17 37 20 35 19 22 9 23 5 2 22 2 14 3 10＊＊ 3 9 1 11 1 12．5 12．5 6．25 6．25 25 ＞100 12．5 25 EM CAM RKM AZM 1 4 12 28 1 20 2 40 15 1 11 18 1 2 2 5 9 1 11 8 1 59 58 52 74 ＞100 ＞100 25 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 MINO 4 22 10 57 8 1 7 0．78 1．56 VCM TEIC 7 104 18 5 41 27 8 7 1 1．56 3．13 1．56 12．5 LZD 13 96 3．13 3．13 QPR／DPR 67 42 0．20 0．39 ST 4 26 25 3 1 11 39 3．13 ＞100 FOM 4 12 8 7 7 5 66 ＞100 ＞100 ＊

Methicillin–resistant Staphylococcus epidermidis（MPIPC MIC: ≧0．39μg／mL） ＊＊

MIC＞25μg／mL

Table 5．Susceptibility distribution of 49 clinical isolates of Staphylococcus haemolyticus Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC SBT／ABPC MPIPC 1 2 2 1 1 3 1 2 7 5 3 5 2 4 5 6 11 4 4 8 1 7 10 3 11 3 3 5 5 1 4 6 11 12．5 6．25 6．25 50 50 ＞100 CEZ CTM CAZ CTRX CZOP CPR CFSL SBT／CPZ 2 2 1 5 2 7 6 9 12 5 13 19 14 10 15 4 11 2 14 6 14 2 4 3 2 5 1 6 5 6 3 1 8 8 1 2 2 19 4 1 13 14 3 5 8 3 7 5 1 3 1 7 1 3 10 4 4 4 8 3 9 11 1 1 7 3．13 1．56 50 25 3．13 1．56 3．13 12．5 ＞100 100 ＞100 ＞100 100 100 25 ＞100 CMZ 7 2 15 13 4 2 6 12．5 100 FMOX 1 7 16 8 9 5 2 1 6．25 25 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S–1090 4 3 2 5 4 4 5 4 9 3 1 4 4 3 4 6 5 5 4 4 11 2 4 5 7 8 8 6 12 4 6 4 4 4 6 5 4 10 3 5 2 6 6 7 6 1 3 6 4 3 8 4 3 5 2 4 4 15 18 16 6 9 4 12．5 12．5 25 50 6．25 12．5 3．13 100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 100 FRPM 1 12 7 4 8 3 3 1 2 8 1．56 ＞100 IPM MEPM PAPM DRPM 11 8 1 7 6 2 8 1 9 9 2 6 5 2 4 6 3 6 5 6 7 7 2 6 1 4 6 7 6 3 4 2 2 2 2 2 2 4 2 6 4 2 4 2 0．10 1．56 0．20 0．78 100 50 50 50 TOB ABK 3 10 7 6 16 1 4 10 1 12 1 3 3 7 12 2 3．13 0．20 25 0．78 OFLX CPFX LVFX TFLX 2 8 1 2 4 4 5 9 1 10 6 3 2 1 1 1 8 4 6 3 3 17 3 6 21 13 21 2 4 23 2 50 100 12．5 12．5 50 100 25 25 EM CAM RKM AZM 1 1 17 16 7 1 28 11 15 3 1 4 9 7 5 1 6 1 9 1 5 2 13 13 5 14 12．5 6．25 0．78 25 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 MINO 3 8 10 14 5 1 4 3 1 0．39 6．25 VCM TEIC 12 33 6 4 21 9 2 9 1 1 1．56 3．13 1．56 25 LZD 5 42 2 1．56 1．56 QPR／DPR 20 28 1 0．39 0．39 ST 7 25 9 3 1 4 3．13 100 FOM 3 15 12 1 18 25 ＞100

Table 6． Susceptibility distribution of 30 clinical isolates of Staphylococcus saprophyticus Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC SBT／ABPC MPIPC 6 21 25 2 9 18 1 1 3 1 1 2 0．39 0．39 1．56 0．39 0．78 1．56 CEZ CTM CAZ CTRX CZOP CPR CFSL SBT／CPZ 3 11 8 2 27 24 16 19 24 1 8 13 2 4 19 2 3 14 1 23 1 2 1 2 2 1 3 3 1 1．56 1．56 25 12．5 1．56 0．78 0．78 12．5 1．56 1．56 25 12．5 3．13 0．78 0．78 12．5 CMZ 13 14 1 2 3．13 3．13 FMOX 2 25 1 1 1 0．78 0．78 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S–1090 9 15 7 3 8 9 20 12 2 19 16 15 11 8 2 12 17 2 2 3 2 2 1 1 3 3 3 1 2 3．13 0．39 6．25 6．25 1．56 1．56 0．78 3．13 0．78 12．5 12．5 1．56 3．13 0．78 FRPM 26 1 2 1 0．39 0．78 IPM MEPM PAPM DRPM 10 5 17 22 7 20 2 27 2 1 1 2 1 1 2 0．05 0．20 0．05 0．10 0．05 0．20 0．05 0．10 TOB ABK 2 15 15 12 12 3 1 0．025 0．025 0．05 0．05 OFLX CPFX LVFX TFLX 15 15 12 4 13 17 25 15 1 1 2 1．56 0．78 0．78 0．10 1．56 0．78 0．78 0．20 EM CAM RKM AZM 1 8 14 18 11 12 5 14 25 1 1 2 1 1 2 1 1 2 0．78 0．39 3．13 1．56 50 12．5 3．13 100 MINO 13 17 0．39 0．39 VCM TEIC 11 19 14 16 1．56 3．13 1．56 3．13 LZD 30 3．13 3．13 QPR／DPR 6 23 1 0．78 0．78 ST 14 16 1．56 1．56 FOM 8 16 3 3 25 50

Table 7． Susceptibility distribution of 21 clinical isolates of Staphylococus lugdunensis Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC SBT／ABPC MPIPC 13 2 5 16 1 1 1 18 2 2 2 0．20 0．39 0．78 0．78 0．78 0．78 CEZ CTM CAZ CTRX CZOP CPR CFSL SBT／CPZ 16 3 19 18 19 19 1 9 19 10 2 19 1 2 2 1 2 2 2 2 0．39 0．78 12．5 6．25 0．78 0．78 0．78 3．13 0．78 0．78 12．5 6．25 1．56 0．78 0．78 3．13 CMZ 1 18 1 1 1．56 1．56 FMOX 15 4 2 0．39 0．78 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S–1090 2 15 6 2 1 13 18 17 4 4 1 1 15 15 15 4 2 2 2 2 2 2 2 3．13 0．20 3．13 3．13 0．78 0．78 0．39 3．13 0．39 3．13 6．25 1．56 1．56 0．39 FRPM 19 2 0．20 0．20 IPM MEPM PAPM DRPM 15 15 4 4 18 18 1 1 2 2 2 2 0．025 0．20 0．025 0．10 0．05 0．39 0．05 0．20 TOB ABK 9 1 10 20 2 0．20 0．20 0．20 0．20 OFLX CPFX LVFX TFLX 7 12 11 10 12 8 9 2 7 1 2 2 1 0．39 0．20 0．39 0．10 0．78 0．39 0．39 0．10 EM CAM RKM AZM 1 3 9 15 8 9 10 9 8 1 3 3 2 3 0．39 0．20 1．56 0．78 ＞100 ＞100 3．13 ＞100 MINO 1 20 0．20 0．20 VCM TEIC 11 20 10 1 0．78 0．39 0．78 0．78 LZD 1 20 3．13 3．13 QPR／DPR 21 0．20 0．20 ST 7 9 5 3．13 6．25 FOM 2 9 10 6．25 12．5

Table 8． Susceptibility distribution of 39 clinical isolates of Staphylococcus warneri Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC SBT／ABPC＊ MPIPC 1 1 11 4 7 14 12 23 10 18 1 10 1 0．39 0．78 0．39 0．78 1．56 0．39 CEZ CTM CAZ CTRX CZOP CPR CFSL SBT／CPZ 7 2 5 30 13 5 31 29 1 24 3 32 5 4 1 1 2 26 2 1 1 20 9 16 32 2 6 1 1 0．39 0．78 6．25 1．56 0．78 0．39 0．39 1．56 0．39 0．78 12．5 3．13 0．78 0．78 0．78 3．13 CMZ 32 6 1 0．78 1．56 FMOX 5 32 1 1 0．39 0．39 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S–1090 2 12 22 2 11 1 9 8 26 1 1 4 2 28 24 1 9 1 18 9 1 3 1 28 14 24 1 1 1 2 3 1 1 1 1．56 0．10 0．78 1．56 0．39 0．39 0．20 1．56 0．10 1．56 3．13 0．39 0．78 0．20 FRPM 20 18 1 0．10 0．20 IPM MEPM PAPM DRPM 14 24 27 10 1 10 11 27 27 1 2 2 0．025 0．10 0．025 0．05 0．025 0．10 0．05 0．05 TOB ABK 1 1 17 4 11 23 2 8 1 3 4 2 1 0．10 0．10 6．25 0．20 OFLX CPFX LVFX TFLX 6 31 7 6 2 14 28 30 23 3 3 2 1 0．78 0．39 0．39 0．10 0．78 0．78 0．39 0．10 EM CAM RKM AZM 1 2 3 7 19 20 5 6 1 33 18 5 5 2 2 7 6 5 1 2 1 5 0．39 0．20 0．78 0．78 100 100 1．56 ＞100 MINO 11 25 3 0．20 0．20 VCM TEIC 4 10 9 28 20 1 5 1 1．56 1．56 1．56 3．13 LZD 1 13 25 3．13 3．13 QPR／DPR 3 30 6 0．39 0．78 ST 1 12 22 2 2 0．78 1．56 FOM 5 13 6 2 5 8 25 ＞100 ＊_{SBT／ABPC: 35 strains}

Table 9． Susceptibility distribution of 25 clinical isolates of Staphylococcus capitis Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC SBT／ABPC MPIPC 1 3 2 2 2 3 1 3 2 4 4 1 2 6 3 5 3 3 6 6 3 1 9 12．5 6．25 12．5 50 25 ＞100 CEZ CTM CAZ CTRX CZOP CPR CFSL SBT／CPZ 3 1 2 3 2 3 3 3 3 4 4 1 2 4 3 1 3 4 3 3 4 3 1 5 7 1 1 3 1 7 5 6 5 9 5 2 3 1 1 3 4 3 1 1 2 3 2 8 3 7 4 5 2 4 1 2 2 1 5 10 2 3．13 3．13 50 50 6．25 6．25 3．13 25 100 12．5 ＞100 ＞100 25 50 12．5 100 CMZ 1 3 5 3 6 1 6 25 100 FMOX 2 2 5 1 5 2 4 4 12．5 100 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S–1090 2 2 1 1 4 3 1 1 3 2 5 1 1 1 4 2 1 3 1 2 5 5 4 5 1 2 1 7 2 2 4 4 3 1 3 5 4 3 2 3 2 1 4 4 5 16 10 15 4 7 12．5 ＞100 50 ＞100 25 50 12．5 50 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 100 FRPM 1 1 6 2 1 1 1 2 2 8 1．56 ＞100 IPM MEPM PAPM DRPM 2 1 4 3 1 3 1 5 3 2 4 4 1 2 1 1 4 5 1 1 1 6 1 6 1 3 2 2 2 2 3 6 4 5 4 3 0．78 6．25 0．78 6．25 100 50 50 25 TOB ABK 7 3 2 8 3 5 6 5 11 12．5 0．20 ＞100 0．78 OFLX CPFX LVFX TFLX 1 9 4 1 6 8 10 1 4 1 4 4 4 6 4 6 5 1 2 1 1 4 2 4 1 2＊ 2 2 6．25 6．25 3．13 0．78 50 100 25 25 EM CAM RKM AZM 2 5 7 1 5 3 4 2 2 7 6 4 13 13 13 13 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 MINO 14 3 4 2 2 0．20 1．56 VCM TEIC 4 6 12 18 8 1 1 1．56 0．78 1．56 1．56 LZD 1 18 6 1．56 3．13 QPR／DPR 3 15 5 2 0．39 0．78 ST 18 3 1 3 0．78 6．25 FOM 1 1 6 2 1 14 ＞100 ＞100 ＊_{MIC＞25μg／mL}

Table 10． Susceptibility distribution of 14 clinical isolates of miscellaneous coagulase–negative staphylococci* Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC SBT／ABPC MPIPC 1 1 2 4 2 8 2 4 2 2 1 1 1 2 2 1 2 2 2 0．39 0．39 0．20 25 12．5 ＞100 CEZ CTM CTRX CAZ CZOP CPR CFSL SBT／CPZ 1 7 5 7 7 7 4 5 1 2 4 4 2 2 1 1 2 7 3 1 4 5 2 1 4 2 2 2 1 2 1 1 2 2 1 1 2 2 2 0．39 0．39 3．13 6．25 0．39 0．20 0．39 1．56 100 6．25 ＞100 100 6．25 25 6．25 25 CMZ 1 1 7 1 1 1 2 1．56 50 FMOX 1 3 6 2 2 0．78 50 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S–1090 6 1 6 1 2 5 5 1 1 6 4 3 3 8 1 1 8 1 2 1 2 1 1 1 1 2 2 1 1 1 2 1 2 2 2 2 2 2 2 2 0．78 0．10 0．78 0．78 0．39 0．39 0．20 50 ＞100 ＞100 ＞100 50 ＞100 50 FRPM 7 2 2 1 2 0．10 ＞100 IPM MEPM PAPM DRPM 3 3 3 4 3 1 1 4 1 7 1 1 1 2 2 1 1 1 2 1 1 2 2 2 2 1 1 1 1 0．05 0．10 0．025 0．05 25 25 12．5 12．5 TOB ABK 6 1 1 6 1 2 4 4 1 2 0．10 0．10 ＞100 0．78 OFLX CPFX LVFX TFLX 1 1 9 1 1 1 6 9 8 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 3 1 1 2 0．78 0．39 0．39 0．10 25 100 25 25 EM CAM RKM AZM 1 1 1 2 5 3 1 4 5 5 1 1 1 1 1 2 1 2 5 5 3 5 25 3．13 1．56 12．5 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 MINO 2 6 6 0．20 0．39 VCM TEIC 1 1 5 9 4 4 4 0．78 0．78 1．56 1．56 LZD 4 10 3．13 3．13 QPR／DPR 5 5 4 0．39 0．78 ST 7 2 2 2 1 0．78 6．25 FOM 1 1 3 1 1 4 3 50 ＞100

*S. caprae 8 strains, S. hominis 2 strains, 1 strain each of S. cohnii, S. hyicus, S. schleiferi, and S. simulans

菌力は弱かった。優れた抗菌力を示したのは，QPR／DPR，

S. saprophyticus 30 株の 42 抗菌薬に対する感受性分

Table 11． Susceptibility distribution of 60 clinical isolates of Streptococcus pyogenes Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC AMPC SBT／ABPC 3 6 54 1 54 3 44 15 0．025 0．013 0．025 0．025 0．013 0．05 CEZ CTM CTRX CAZ CPZ CZOP CPR CFSL 1 57 50 11 25 3 10 48 35 1 51 17 3 51 9 43 46 8 11 0．10 0．05 0．025 0．10 0．10 0．025 ≦0．006 ≦0．006 0．20 0．10 0．025 0．10 0．20 0．025 ≦0．006 0．013 CMZ 29 31 0．78 0．78 FMOX 44 16 0．20 0．39 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S–1090 19 7 60 60 60 13 41 53 47 11 46 3 0．10 0．013 0．013 ≦0．006 ≦0．006 ≦0．006 0．013 0．10 0．013 0．013 ≦0．006 ≦0．006 ≦0．006 0．013 FRPM 7 16 37 0．025 0．025 IPM MEPM PAPM DRPM 60 60 60 60 ≦0．006 ≦0．006 ≦0．006 ≦0．006 ≦0．006 ≦0．006 ≦0．006 ≦0．006 OFLX CPFX LVFX TFLX 5 41 8 1 9 1 44 44 2 46 3 11 3 8 4 4 5 1 0．78 0．39 0．39 0．10 1．56 0．78 0．78 0．20 EM CAM AZM 2 20 26 37 29 31 26 3 3 2 1 0．025 0．013 0．025 0．025 0．013 0．05 MINO 2 15 24 2 4 6 5 1 1 0．10 3．13 VCM TEIC 1 2 17 40 2 58 0．39 0．05 0．39 0．05 LZD 6 54 0．78 0．78 QPR／DPR 24 32 4 0．39 0．39 ST 2 7 31 19 1 0．78 1．56

ABPC: ampicillin, AMPC: amoxicillin, SBT／ABPC: sulbactam／ampicillin, CEZ: cefazolin, CTM: cefotiam, CTRX: ceftriaxone, CAZ: ceftazidime, CPZ: cefoperazone, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, CMZ: cefmetazole, FMOX: flomoxef, CCL: cefaclor, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CFTM: cefteram, CDTR: cefditoren, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem, DRPM: doripenem, OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX: tosufloxacin, EM: erythromycin, CAM: clarithromycin, AZM: azithromycin, MINO: minocycline, VCM: vancomycin, TEIC: teicoplanin, LZD: linezolid, QPR／DPR: quinupristin／dalfopristin, ST: sulfamethoxazole–trimethoprim

5） S. lugdunensis

性株が認められた。

Table 12．Susceptibility distribution of 69 clinical isolates of Streptococcus agalactiae Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC AMPC SBT／ABPC 2 1 2 18 5 58 49 51 9 12 0．10 0．10 0．10 0．20 0．10 0．20 CEZ CTM CTRX CAZ CPZ CZOP CPR CFSL 1 17 5 17 44 1 62 1 3 51 7 24 2 16 64 44 10 10 52 2 58 55 1 1 4 0．20 0．39 0．05 0．39 0．20 0．10 0．05 0．025 0．20 0．39 0．05 0．39 0．20 0．10 0．05 0．05 CMZ 4 55 9 1 1．56 3．13 FMOX 45 23 1 0．39 0．78 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S−1090 4 6 2 13 21 8 62 59 32 52 47 61 3 4 35 4 1 1 28 40 1．56 0．05 0．05 0．025 0．025 0．05 0．025 1．56 0．05 0．05 0．025 0．025 0．05 0．025 FRPM 3 61 5 0．025 0．025 IPM MEPM PAPM DRPM 5 5 61 51 4 3 12 13 59 57 6 0．013 0．05 0．013 0．025 0．013 0．05 0．025 0．025 OFLX CPFX LVFX TFLX 60 38 13 3 12 25 50 4 51 3 4 4 1 2 2 2 2 1．56 0．39 0．78 0．20 1．56 0．78 0．78 0．39 EM CAM AZM 19 14 40 5 42 10 28 13 36 0．025 0．013 0．05 0．05 0．025 0．05 MINO 2 10 39 1 1 2 1 2 4 7 0．10 12．5 VCM TEIC 3 19 46 1 1 68 0．39 0．10 0．39 0．10 LZD 6 63 0．78 0．78 QPR／DPR 46 23 0．39 0．78 ST 3 57 9 1．56 3．13

ABPC: ampicillin, AMPC: amoxicillin, SBT／ABPC: sulbactam／ampicillin, CEZ: cefazolin, CTM: cefotiam, CTRX: ceftriaxone, CAZ: ceftazidime, CPZ: cefoperazone, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, CMZ: cefmetazole, FMOX: flomoxef, CCL: cefaclor, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CFTM: cefteram, CDTR: cefditoren, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem, DRPM: doripenem, OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX: tosufloxacin, EM: erythromycin, CAM: clarithromycin, AZM: azithromycin, MINO: minocycline, VCM: vancomycin, TEIC: teicoplanin, LZD: linezolid, QPR／DPR: quinupristin／dalfopristin, ST: sulfamethoxazole−trimethoprim

25μg／mL 以上を示す耐性株も認められなかった。ただ

し，TEIC で は 1 株 MIC 25μg／mL を示す菌株が 検 出

された。

6） S. capitis

S. capitis 25 株 の 42 抗 菌 薬 に 対 す る 感 受 性 分 布 を

Table 9 に示した。有効な抗菌薬は少なく，MIC90

値で

1.56μg／mL 以下を示した抗菌薬は，ABK，QPR／DPR，

MINO，TEIC，VCM であり，続いて LZD の 3.13μg／

mL，ST の 6.25μg／mL であった。他の抗菌薬は，すべ

て 12.5μg／mL 以上の MIC

値であった。

7） Other coagulase–negative Staphylococci

S. caprae 8 株，S. hominis 2 株，S. cohnii 1 株，S.

hyicus 1 株，S. schleiferi 1 株，S. simulans 1 株，以

上 6 菌種 14 株をまとめて 42 抗菌薬に対する感受性分

布を Table 10 に示した。これらの株に対して優れた抗

菌力を 示 し た の は，MINO，ABK，QPR／DPR，VCM，

TEIC で MIC90

は 1.56μg／mL 以下であった。すべての

β–lactam 系薬，MLs および FOM に感受性の低下した

S. caprae 2 株 が 検 出 さ れ た。S. simulans 1 株 は，す

べ て の CBPs，NQs お よ び RKM を 除 く MLs に MIC

12.5μg／mL 以上の耐性であり，他の抗菌薬には感性で

あった。

2． Streptococcus 属

1） S. pyogenes

S. pyogenes 60 株の 38 抗菌薬に対する感受性分布を

Table 11 に示した。ほとんどの測定抗菌薬の抗菌力は

優れていた。特に CBPs，CFTM，CDTR，CFPN，CPR

の抗菌力はきわめて強く，MIC90

は 0.006μg／mL 以下

であった。次 い で，AMPC，CFSL，CFDN，CPDX，

S–1090 お よ び CAM が 強 く，MIC90

は，0.013μg／mL

であった。低感受性を含む耐性株が，MLs

（MIC: ≧0.78

μg／mL）で 3 株（5.0％）認め ら れ，MINO（MIC: ≧

6.25μg／mL）でも 2 株（3.3％）認められた。

2） S. agalactiae

S. agalactiae 69 株の 38 抗菌薬に対する感受性分布

を Table 12 に示した。MINO 以外の抗菌薬は優れた抗

菌力を示し，ほとんどの抗菌薬の MIC

は，1.56μg／mL

以下であった。耐性株が，NQs（MIC: ≧6.25μg／mL）

で 2 株（2.9％）認めら れ，MINO で は 11 株（15.9％）

認められた。

3） S. pneumoniae

S. pneumoniae 128 株のなかで，PCG の MIC が 0.05

μg／mL 以下の penicillin（PC）–susceptible S.

pneumo-niae（PSSP）は，54 株（42.2％），MIC が 0.10μg／mL

15 に 示 し た。PSSP に お け るβ–lactam 系 薬 の MIC90

は，CAZ，CCL 以外はすべて 0.78μg／mL 以下であり，

特に CBPs は，MIC90

が 0.025μg／mL 以下と優れた抗

菌力を示した。CBPs の MIC

は，PISP に対して 0.05

∼0.20μg／mL，PRSP に 対 し て 0.10∼0.39μg／mL で

あり，優れた抗菌力を示した。しかし，β–lactam 系薬

すべての抗菌薬において，MIC90

は PSSP に比較すると

PISP は 4∼16 倍，PRSP ではさらに 2∼4 倍 大 き く な

っており，これらの抗菌薬の抗菌力の低下が認められた。

TEIC，VCM，QPR／DPR お よ び LZD は PSSP，PISP，

PRSP の区別なく同一の MIC90

を示し，感受性の低下

した株も認められなかった。NQs も，PSSP から PRSP

まで感受性分布に大きな差はなかったが，PRSP で 1 株

OFLX で 25μg／mL の MIC を示す高度耐性株が検出さ

れた。MLs では，PSSP にも高度耐性株が認められ，

PSSP から PRSP まで，ともに幅広い感受性分布を示し，

PSSP から PISP あるいは PRSP になるにつれて MIC50，

MIC90

ともに上昇していた。

4） S. mitis group＋S. sanguis group

S. mitis group＋S. sanguis group 44 株の 37 抗菌薬

に対する感受性分布を Table 16 に示した。一部の抗菌

薬においては，試験時に S. mitis 1 株が増殖しなかった

た め に 43 株 の 成 績 を 示 し て い る。CBPs を 含 むβ–

lactam 系薬すべて，MLs，MINO および ST に対して，

感受性領域の広い分布を示した。優れた抗菌力を示した

の は，TEIC，PAPM，TFLX，VCM，QPR／DPR で，

MIC90

は 0.78μg／mL 以下であった。

5） S. anginosus group

S. anginosus group 53 株の 37 抗菌薬に対する測定

結果を Table 17 に示した。測定抗菌薬の多くは優れた

抗菌力を示し，多くのβ–lactam 系薬では，0.78μg／mL

以下の MIC90

であり，なかでも CBPs の PAPM は 0.025

μg／mL のきわめて優れた抗菌力を示した。MLs にお

いては，3 峰性の感受性分布を示し，高度耐性株も認め

られた。

3．

Enterococcus 属

1） E. faecalis

E. faecalis 123 株の 21 抗菌薬に対する感受性分布を

Table 18 に示した。良好な抗菌力を示した抗菌薬は，

ABPC，VCM，TEIC，LZD で MIC90

は そ れ ぞ れ 3.13，

3.13，0.78，3.13μg／mL であった。次いで IPM，PAPM

が続き，MIC90

はともに 6.25μg／mL であった。NQs，

MLs においては，25μg／mL 以上の MIC を示す高度耐

性株 が そ れ ぞ れ 40 株（32.5％）

，67 株（54.5％）認 め

Table 13．Susceptibility distribution of 54 clinical isolates of penicillin–susceptible Streptococcus pneumoniae（PSSP）＊ Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ PCG ABPC SBT／ABPC AMPC 4 8 17 13 4 34 33 29 24 12 12 26 0．05 0．05 0．05 0．025 0．05 0．10 0．10 0．05 CEZ CTM CTRX CAZ CPZ CZOP CPR CFSL 2 1 6 11 7 13 2 5 9 12 2 1 1 26 14 2 3 31 15 13 5 24 4 20 19 18 33 18 15 21 7 8 3 2 2 2 2 6 3 4 2 1 3 4 1 18 5 6 0．10 0．20 0．10 1．56 0．05 0．20 0．10 0．10 0．20 0．20 0．20 6．25 0．10 0．39 0．20 0．20 CMZ 4 37 13 0．39 0．78 FMOX 14 39 1 0．20 0．20 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S–1090 1 2 3 1 16 14 16 1 1 14 3 4 1 18 16 5 2 3 3 3 3 2 16 22 9 29 28 8 9 7 16 1 12 4 17 6 2 5 2 36 2 5 1 1 5 1 1 1 0．78 0．20 0．20 0．10 0．10 0．10 0．10 1．56 0．39 0．78 0．39 0．20 0．39 0．10 FRPM 4 43 6 1 0．013 0．025 IPM MEPM PAPM DRPM 49 9 54 30 5 36 24 9 ≦0．006 0．013 ≦0．006 ≦0．006 ≦0．006 0．025 ≦0．006 0．013 OFLX CPFX LVFX TFLX 1 4 1 39 1 1 10 11 14 26 31 38 24 10 1 3 1 1．56 1．56 1．56 0．20 3．13 3．13 1．56 0．39 EM CAM RKM AZM 3 2 5 1 7 13 2 12 1 5 1 1 14 1 2 4 1 2 10 27 1 8 5 11 4 6 5 7 3 4 2 2 2 2 3 4 3 1 1 6 1 1 1 2 3 2 4 1 3 2 2 0．78 0．39 0．39 0．78 25 6．25 1．56 50 MINO 3 14 1 1 1 12 21 1 6．25 12．5 VCM TEIC 2 25 26 3 1 49 2 0．39 0．05 0．39 0．10 LZD 2 23 14 15 0．78 1．56 QPR／DPR 4 44 6 0．39 0．78 ST 8 15 16 7 8 3．13 12．5 ＊_{PCG MIC: ≦0．05μg／mL}

PCG: benzylpenicillin, ABPC: ampicillin, SBT／ABPC: sulbactam／ampicillin, AMPC: amoxicillin, CEZ: cefazolin, CTM: cefotiam, CTRX: ceftriaxone, CAZ: ceftazidime, CPZ: cefoperazone, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, CMZ: cefmetazole, FMOX: flomoxef, CCL: cefaclor, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CFTM: cefteram, CDTR: cefditoren, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem,

Table 14． Susceptibility distribution of 35 clinical isolates of penicillin–intermediate Streptococcus pneumoniae（PISP）＊ Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ PCG ABPC SBT／ABPC AMPC 2 2 9 11 9 9 2 7 5 5 14 9 13 11 3 8 1 4 4 4 4 1 1 2 0．20 0．39 0．39 0．20 0．78 1．56 1．56 0．78 CEZ CTM CTRX CAZ CPZ CZOP CPR CFSL 3 3 5 3 1 1 6 4 5 5 6 8 7 5 6 6 6 8 6 12 3 2 6 17 14 11 6 10 2 12 13 2 6 7 8 1 3 5 6 1 3 4 1 9 2 2 12 5 1 0．78 0．78 0．39 6．25 0．78 0．78 0．39 0．39 1．56 3．13 0．78 12．5 1．56 1．56 0．39 0．78 CMZ 14 6 8 4 3 1．56 6．25 FMOX 10 11 4 6 4 0．39 3．13 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S–1090 2 4 1 4 3 2 2 5 6 6 6 7 5 3 6 3 5 5 5 5 11 12 7 2 4 5 12 8 8 11 6 8 9 4 1 1 3 7 6 7 1 1 4 3 2 1 4 6 6 6．25 0．78 1．56 0．78 0．39 0．39 0．39 50 3．13 3．13 1．56 0．78 0．78 0．78 FRPM 3 7 8 9 6 2 0．05 0．20 IPM MEPM PAPM DRPM 7 13 1 8 1 11 8 9 9 5 8 5 10 6 9 5 6 2 1 6 6 3 1 0．025 0．05 0．013 0．05 0．10 0．20 0．05 0．20 OFLX CPFX LVFX TFLX 4 26 5 13 20 23 17 15 12 5 1．56 1．56 0．78 0．20 3．13 3．13 1．56 0．39 EM CAM RKM AZM 7 6 1 1 2 1 5 1 1 3 1 2 18 2 5 2 2 7 3 5 3 4 3 3 6 2 1 1 1 1 1 1 1 1 8 1 2 9 2 2 12 1．56 1．56 0．39 3．13 ＞100 100 25 ＞100 MINO 7 2 12 8 6 6．25 25 VCM TEIC 18 17 34 1 0．39 0．05 0．39 0．10 LZD 5 19 11 0．78 1．56 QPR／DPR 4 21 10 0．39 0．78 ST 2 10 4 12 7 12．5 25 ＊ PCG MIC: 0．1–0．78μg／mL

PCG: benzylpenicillin, ABPC: ampicillin, SBT／ABPC: sulbactam／ampicillin, AMPC: amoxicillin, CEZ: cefazolin, CTM: cefotiam, CTRX: ceftriaxone, CAZ: ceftazidime, CPZ: cefoperazone, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, CMZ: cefmetazole, FMOX: flomoxef, CCL: cefaclor, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CFTM: cefteram, CDTR: cefditoren, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem,

Table 15． Susceptibility distribution of 39 clinical isolates of penicillin–resistant Streptococcus pneumoniae（PRSP）＊ Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ PCG ABPC SBT／ABPC AMPC 1 2 10 9 3 19 29 17 17 9 10 11 11 1 1 6 1．56 1．56 1．56 0．78 3．13 3．13 6．25 1．56 CEZ CTM CTRX CAZ CPZ CZOP CPR CFSL 1 1 2 11 4 31 22 2 22 24 7 14 2 3 4 18 9 1 30 21 1 5 17 2 7 11 25 4 2 8 1 3．13 3．13 0．78 6．25 3．13 0．78 0．39 0．39 6．25 6．25 1．56 12．5 6．25 1．56 0．78 0．78 CMZ 1 1 11 18 8 12．5 25 FMOX 1 5 24 9 3．13 6．25 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S–1090 1 1 2 22 21 2 2 23 15 15 23 3 23 11 1 1 12 20 11 3 2 15 2 1 1 1 1 13 16 9 100 3．13 1．56 0．78 0．39 0．39 0．78 ＞100 6．25 3．13 1．56 0．78 0．78 1．56 FRPM 1 5 24 9 0．39 0．78 IPM MEPM PAPM DRPM 1 1 24 1 20 1 14 16 12 25 2 24 12 2 1 0．10 0．39 0．05 0．20 0．20 0．39 0．10 0．39 OFLX CPFX LVFX TFLX 5 23 9 8 10 1 17 19 25 20 11 3 1 1 1 1 1 3．13 1．56 1．56 0．20 3．13 3．13 3．13 0．39 EM CAM RKM AZM 1 1 3 1 2 1 1 1 3 1 2 2 1 19 1 4 12 10 16 9 2 12 2 1 9 1 1 1 1 1 1 2 3 1 1 2 2 4 8 4 6 1．56 1．56 0．39 3．13 ＞100 ＞100 25 ＞100 MINO 1 1 1 18 15 3 6．25 12．5 VCM TEIC 20 18 1 39 0．39 0．05 0．39 0．10 LZD 2 21 16 0．78 1．56 QPR／DPR 3 27 9 0．39 0．78 ST 1 2 2 29 3 2 12．5 25 ＊ PCG MIC: ≧1．56μg／mL

PCG: benzylpenicillin, ABPC: ampicillin, SBT／ABPC: sulbactam／ampicillin, AMPC: amoxicillin, CEZ: cefazolin, CTM: cefotiam, CTRX: ceftriaxone, CAZ: ceftazidime, CPZ: cefoperazone, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, CMZ: cefmetazole, FMOX: flomoxef, CCL: cefaclor, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CFTM: cefteram, CDTR: cefditoren, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem,

Table 16． Susceptibility distribution of 44 clinical isolates of the Streptococcus mitis group＋Streptococcus sanguis group＊＊ Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC SBT／ABPC 3 1 11 7 6 12 3 2 3 3 1 3 4 3 2 2 1 8 6 2 4 1 0．20 0．20 12．5 25 CEZ CTM CTRX CAZ CPZ CZOP＊ CPR＊ CFSL 1 1 3 5 3 6 2 6 1 3 12 9 7 1 11 2 1 6 9 9 12 5 5 3 3 13 2 4 3 14 5 5 10 5 3 4 7 5 1 8 7 2 4 1 2 6 1 9 7 2 3 6 1 1 3 3 3 4 2 2 1 1 5 1 1 2 1 3 3 3 2 3 1 2 2 1 6 2 1 4 4 2 5 2 2 2 3 1 0．39 0．78 0．10 1．56 0．78 0．20 0．10 0．10 50 50 6．25 25 50 6．25 1．56 3．13 CMZ 1 4 15 3 5 5 1 2 4 4 1．56 100 FMOX 1 4 15 2 6 5 2 3 5 0．78 50 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S–1090 1 3 4 4 2 2 5 4 4 4 6 5 2 6 12 7 5 3 6 12 8 11 10 1 13 12 4 2 4 6 3 4 5 2 1 2 6 3 3 2 2 1 15 1 1 2 1 2 1 2 2 3 2 3 3 3 2 2 4 3 2 2 3 1 3 1 2 4 2 5 6 2 1 2 1 1 1 2 2 11 1．56 0．20 0．20 0．10 0．10 0．10 0．10 ＞100 25 25 12．5 6．25 6．25 12．5 FRPM 1 6 12 4 8 1 2 6 2 2 0．10 1．56 IPM＊ MEPM＊ PAPM＊ DRPM＊ 3 6 5 6 7 14 5 13 9 5 11 5 7 6 3 4 5 2 5 2 3 3 4 2 2 3 1 4 3 1 2 5 1 5 2 5 3 0．025 0．05 0．025 0．05 0．78 3．13 0．39 1．56 OFLX CPFX LVFX TFLX 1 3 20 18 4 12 1 15 15 30 1 27 18 2 2 6 1 3．13 3．13 1．56 0．20 3．13 6．25 1．56 0．39 EM CAM AZM 5 1 3 6 2 8 8 10 7 1 5 2 4 2 2 4 3 4 4 6 5 6 6 1 3 3 2 5 2 2 1 1 1 1 1 1 2 1 1 0．20 0．10 0．39 3．13 3．13 6．25 MINO 3 19 4 2 1 4 3 1 4 2 1 0．10 25 VCM TEIC 4 8 15 13 1 3 34 1 9 0．39 0．05 0．78 0．10 LZD 4 25 15 0．78 1．56 QPR／DPR 1 9 26 8 0．39 0．78 ST 1 2 13 14 8 2 3 1 6．25 25 ＊_{43 strains}

＊＊_{S. mitis 24 strains, S. oralis 17 strains, 1 strain each of S. sanguis, S. parasanguis, and S. gordonii}

ABPC: ampicillin, SBT／ABPC: sulbactam／ampicillin, CEZ: cefazolin, CTM: cefotiam, CTRX: ceftriaxone, CAZ: ceftazidime, CPZ: cefoperazone, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, CMZ: cefmetazole, FMOX: flomoxef, CCL: cefaclor, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CFTM: cefteram, CDTR: cefditoren, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem, DRPM: doripenem, OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX: tosufloxacin, EM: erythromycin, CAM: clarithromycin, AZM: azithromycin, MINO: minocycline, VCM: vancomycin, TEIC: teicoplanin, LZD: linezolid, QPR／DPR: quinupristin／dalfopristin, ST: sulfamethoxazole–trimethoprim

Table 17． Susceptibility distribution of 53 clinical isolates of the Streptococcus anginosus group＊ Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC SBT／ABPC 1 1 11 9 32 32 9 10 1 0．20 0．20 0．39 0．39 CEZ CTM CTRX CAZ CPZ CZOP CPR CFSL 2 1 2 4 7 2 3 2 3 37 27 12 27 4 3 10 19 33 5 20 1 14 32 5 23 1 4 33 15 23 9 2 27 12 0．39 0．78 0．20 3．13 0．78 0．39 0．10 0．10 0．39 1．56 0．39 6．25 0．78 0．78 0．20 0．20 CMZ 1 19 33 1．56 1．56 FMOX 7 30 16 0．78 1．56 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CFPN S–1090 6 6 4 4 3 3 21 35 28 13 5 7 25 12 21 36 3 27 36 1 12 18 6 28 1 10 1．56 0．39 0．39 0．10 0．10 0．10 0．20 3．13 0．78 0．78 0．20 0．20 0．20 0．20 FRPM 2 28 23 0．05 0．10 IPM MEPM PAPM DRPM 2 2 4 27 1 28 3 24 10 18 19 26 1 19 14 12 2 0．025 0．10 0．013 0．05 0．05 0．20 0．025 0．10 OFLX CPFX LVFX TFLX 1 2 14 2 16 1 5 6 12 12 25 26 8 20 9 14 20 12 7 1．56 0．78 0．78 0．20 3．13 3．13 3．13 0．78 EM CAM AZM 3 5 13 1 5 15 12 20 15 14 16 15 4 2 3 2 2 1 2 1 1 2 2 3 0．05 0．025 0．05 1．56 0．78 1．56 MINO 5 33 5 1 2 3 4 0．10 12．5 VCM TEIC 3 25 22 1 3 7 45 0．78 0．05 0．78 0．10 LZD 16 34 3 1．56 1．56 QPR／DPR 14 37 2 0．39 0．39 ST 4 17 13 14 4 1 0．20 0．39 ＊

S. anginosus 21 strains, S. constellatus 25 strains, S. intermedius 7 strains

ABPC: ampicillin, SBT／ABPC: sulbactam／ampicillin, CEZ: cefazolin, CTM: cefotiam, CTRX: ceftriaxone, CAZ: ceftazidime, CPZ: cefoperazone, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, CMZ: cefmetazole, FMOX: flomoxef, CCL: cefaclor, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CFTM: cefteram, CDTR: cefditoren, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem, DRPM: doripenem, OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX: tosufloxacin, EM: erythromycin, CAM: clarithromycin, AZM: azithromycin, MINO: minocycline, VCM: vancomycin, TEIC: teicoplanin, LZD: linezolid, QPR／DPR: quinupristin／dalfopristin, ST: sulfamethoxazole–trimethoprim

Table 18． Susceptibility distribution of 123 clinical isolates of Enterococcus faecalis Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC 1 6 79 27 7 3 1．56 3．13 CZOP CPR CFSL 1 1 1 1 13 6 51 30 24 32 11 20 5 23 33 117 25 50 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 FRPM 1 11 57 27 12 11 3 1 1．56 12．5 IPM MEPM PAPM DRPM 1 1 1 1 11 5 76 75 21 24 24 10 45 14 69 3 51 3 18 1 20 1 8 5 3 1 1．56 12．5 1．56 6．25 6．25 25 6．25 12．5 OFLX CPFX LVFX TFLX 11 38 21 6 32 20 46 47 2 45 15 30 15 1 2 3 3 10 2 13 20 30＊ 15 16 13 24 8 4 3．13 1．56 3．13 0．78 ＞100 100 100 ＞25 EM CAM AZM 1 1 1 1 2 1 4 7 2 10 14 1 23 31 7 16 1 11 27 7 67 67 67 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 VCM TEIC 1 28 1 81 38 12 55 1 29 1．56 0．39 3．13 0．78 LZD 2 113 8 3．13 3．13 QPR／DPR 2 3 79 34 5 6．25 12．5 ST 19 46 36 7 1 1 4 9 0．78 25 ＊_{MIC＞25μg／mL}

ABPC: ampicillin, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, FRPM: faropenem, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem, DRPM: doripenem, OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX: tosufloxacin, EM: erythromycin, CAM: clarithromycin, AZM: azithromycin, VCM: vancomycin, TEIC: teicoplanin, LZD: linezolid, QPR／DPR: quinupristin ／dalfopristin, ST: sulfamethoxazole–trimethoprim

Table 19． Susceptibility distribution of 79 clinical isolates of Enterococcus faecium Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC 1 2 5 5 3 1 4 34 24 100 ＞100 IPM MEPM PAPM DRPM 1 1 1 1 2 7 5 5 5 3 2 5 2 9 2 6 2 2 2 2 3 1 1 59 65 61 61 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 OFLX CPFX LVFX TFLX 2 2 2 1 2 3 3 10 8 5 9 12 12 10 10 12 8 11 13 6 17 10 10 1 12 36＊ 6 5 8 28 30 12 50 25 25 25 ＞100 ＞100 ＞100 ＞25 VCM TEIC 7 5 69 45 1 29 2 0．78 0．78 0．78 1．56 LZD 1 78 3．13 3．13 QPR／DPR 32 27 10 10 0．78 3．13

する 14 抗菌薬に対する測定結果を Table 22 に示した。

E. casseriflavus に対しては，ほとんどの測定抗菌薬は

に対しては，3.13∼12.5μg／mL の MIC を示した。

4． 嫌気性菌

Table 20．Susceptibility distribution of 20 clinical isolates of Enterococcus avium Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC 6 3 1 2 5 3 6．25 50 IPM MEPM PAPM DRPM 1 7 6 4 3 1 6 1 6 3 4 1 1 3 3 1 2 2 2 4 2 7 2 4 1 1 1 1 1．56 12．5 1．56 12．5 100 100 100 100 OFLX CPFX LVFX TFLX 1 4 1 2 1 10 14 4 3 5 2 11 9 2 3 2 2 1 1 1 1 6．25 1．56 3．13 0．78 12．5 3．13 6．25 1．56 VCM TEIC 1 1 8 16 11 3 0．78 0．78 1．56 0．78 LZD 20 3．13 3．13 QPR／DPR 10 10 1．56 3．13 ST 1 3 3 6 6 1 0．39 0．78

ABPC: ampicillin, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem, DRPM: doripenem, OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX: tosufloxacin, VCM: vancomycin, TEIC: teicoplanin, LZD: linezolid, QPR／DPR: quinupristin／dalfopristin, ST: sulfamethoxazole–trimethoprim

Table 21． Susceptibility distribution of 29 clinical isolates of Enterococcus raffinosus Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC 2 2 3 1 11 10 25 50 IPM MEPM PAPM DRPM 1 2 1 1 5 4 1 2 1 2 5 2 3 2 4 2 4 3 7 11 12 13 9 9 4 6 100 100 100 100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 OFLX CPFX LVFX TFLX 5 1 13 10 1 5 2 12 18 18 3 4 3 3 3 3 1 2 1 2 1 1＊ 1 2 1 3．13 1．56 1．56 0．39 50 50 25 25 VCM TEIC 14 22 14 7 1 0．78 0．78 1．56 0．78 LZD 29 3．13 3．13 QPR／DPR 1 9 16 3 3．13 6．25 ST 3 16 8 2 0．20 0．39 ＊_{MIC＞25μg／mL}

ABPC: ampicillin, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem, DRPM: doripenem, OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX: tosufloxacin, VCM: vancomycin, TEIC: teicoplanin, LZD: linezolid, QPR／DPR: quinupristin／dalfopristin, ST: sulfamethoxazole–trimethoprim

23 に示した。Peptostreptococcus spp．の抗菌薬感受性

分布領域は広く，優れた抗菌力を示したのは，VCM で

MIC90

は 0.78μg／mL であった。次いで，CFPN が 3.13

μg／mL の MIC

で続いた。CCL，CETB 以外の CEPs

C. difficile 15 株 の 7 抗 菌 薬 に 対 す る 感 受 性 分 布 を

Table 24 に示した。C. difficile に対して強い抗菌力を

示す抗菌薬は少なく，優れた抗菌力を示したのは，VCM

（MIC90: 1.56μg／mL）であり，次いで PCG（MIC

Table 22． Susceptibility distribution of chinical isolates of Enterococcus casseliflavus and Enterococcus gallinarum

E. casseliflavus 11 strains Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC 6 5 0．78 1．56 IPM MEPM PAPM DRPM 1 2 6 8 4 3 1 2 7 9 1 0．78 3．13 0．39 1．56 0．78 3．13 0．78 1．56 OFLX CPFX LVFX TFLX 1 2 4 5 1 3 1 1 6 1 7 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 6．25 1．56 3．13 1．56 50 25 25 6．25 VCM TEIC 3 8 6 5 3．13 1．56 6．25 1．56 LZD 11 6．25 6．25 QPR／DPR 6 5 1．56 3．13 ST 1 4 2 2 1 1 0．39 1．56 E. gallinarum 8 strains Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ ABPC 7 1 1．56 12．5 IPM MEPM PAPM DRPM 5 7 2 4 7 3 1 1 1 1 1．56 6．25 0．78 3．13 50 50 25 50 OFLX CPFX LVFX TFLX 5 1 2 5 4 5 2 2 2 1 1 1 1 3．13 1．56 1．56 0．39 12．5 12．5 12．5 6．25 VCM TEIC 1 7 7 1 6．25 1．56 12．5 1．56 LZD 8 3．13 3．13 QPR／DPR 6 2 1．56 3．13 ST 5 2 1 0．39 ＞100

ABPC: ampicillin, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem, DRPM: doripenem, OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX: tosufloxacin, VCM: vancomycin, TEIC: teicoplanin, LZD: linezolid, QPR／DPR: quinupristin／dalfopristin, ST: sulfamethoxazole–trimethoprim

0.025μg／mL であった。他の抗菌薬もすべて，1.56μg／

mL 以下の抗菌薬濃度で全株の発育を阻止していた。

4） B. fragilis

B. fragilis 41 株の 18 抗菌薬に対する感受 性 分 布 を

5） Other B. fragilis group

B. thetaiotaomicron 15 株，B. distasonis 4 株，B.

uniformis 3 株，B. vulgatus 2 株，以 上 5 菌 種 24 株 の

18 抗 菌 薬 に 対 す る 感 受 性 分 布 を Other B. fragilis

Table 23． Susceptibility distribution of 31 clinical isolates of Peptostreptococcus spp.＊ Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ CAZ CZOP CPR CFSL 1 1 1 2 3 3 2 4 2 2 3 4 5 6 4 4 5 5 2 1 3 1 2 3 1 3 6 5 3 4 1 4 4 4 1 3 5 1 1 2 1 1 4 1 3．13 1．56 0．39 0．39 25 ＞100 6．25 12．5 CMZ 1 3 3 9 4 2 3 3 3 0．20 12．5 LMOX FMOX 2 6 1 4 5 1 3 7 5 4 2 1 4 4 2 1 4 1 5 0．78 0．20 ＞100 12．5 CCL CFDN CPDX CDTR CETB CFPN S–1090 3 2 1 4 2 2 3 5 1 3 3 3 2 1 4 3 7 1 6 1 2 4 5 3 2 6 2 2 5 6 2 7 2 3 6 3 2 1 1 4 2 4 1 3 2 5 3 1 5 3 2 5 3 4 1 1 2 2 5 1 2 4 2 4 4 1 3 5 3 1 1 1 6 3．13 0．78 0．78 0．39 12．5 0．10 0．20 25 12．5 50 6．25 ＞100 3．13 12．5 FRPM 2 4 5 8 2 2 2 1 2 3 0．10 12．5 IPM MEPM PAPM DRPM 1 1 5 1 8 3 7 5 6 10 6 5 3 2 6 3 1 3 2 1 3 2 4 4 4 3 2 1 1 1 4 3 3 4 1 1 1 1 1 1 0．20 0．10 0．10 0．05 6．25 6．25 6．25 6．25 VCM 2 3 17 8 1 0．39 0．78

*P. anaerobius, 10 strains, P. micros 7 strains, 4 strains each of P. magnus, and P. asaccharolyticus, P. hydrogenalis 3 strains, 1 strain each of P. vaginalis, P. bamesae, and P. ivorii

CAZ: ceftazidime, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, CMZ: cefmetazole, LMOX: latamoxef, FMOX: flomoxef, CCL: cefaclor, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CDTR: cefditoren, CETB: ceftibuten, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem, DRPM: doripenem, VCM: vancomycin

Table 24．Susceptibility distribution of 15 clinical isolates of Clostridium difficile Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ PCG 3 5 3 4 1．56 6．25 FMOX 4 2 8 1 12．5 12．5 IPM MEPM PAPM DRPM 11 11 4 3 8 1 14 6 1 1 50 6．25 25 6．25 50 12．5 50 12．5 VCM 6 7 2 1．56 3．13

P. bivia 16 株，P. melaninogenica 8 株，P. intermedia

6 株，P. oralis 2 株，P. loesheii 2 株，P. buccae 1 株，

P. corporis 1 株，P. oris 1 株，以上 8 菌種 37 株の 9 抗

菌薬に対する感受性分布を Table 28 に示した。CBPs

の IPM，MEPM，DRPM の抗菌力は強く，MIC90

は 0.39

III．

考

察

われわれは，1992 年から 1998 年まで隔年で全国の

ほとんど同一の施設で分離された各種臨床菌株の各種抗

菌薬に対する抗菌薬感受性を測定し，その結果を報告

してきた。今回 2000 年臨床分離株の好気性グラム陽性

Table 25．Susceptibility distribution of 18 clinical isolates of Propionibacterium acnes Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ CTM 1 4 10 2 1 0．10 0．20 FMOX 4 7 4 3 0．025 0．10 CCL CFDN CPDX CFTM CDTR CETB CFPN S–1090 1 2 13 7 3 3 6 5 2 7 7 4 4 3 2 3 5 1 5 1 5 1 7 3 1 3 3 3 2 6 1 3 8 9 1 4 0．39 0．025 0．025 0．10 0．025 0．78 0．025 ≦0．006 0．78 0．05 0．20 0．20 0．10 1．56 0．10 0．025 VCM 2 16 0．78 0．78

CTM:cefotiam, FMOX:flomoxef, CCL:cefaclor, CFDN:cefdinir, CPDX:cefpodoxime, CFTM: cefteram, CDTR:cefditoren, CETB:ceftibuten, CFPN: cefcapene, VCM:vancomycin

Table 26．Susceptibility distribution of 41 clinical isolates of Bacteroides fragilis Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ CAZ CZOP CPR CFSL SBT／CPZ 1 1 1 1 1 1 27 11 6 12 9 14 7 3 11 6 10 13 2 5 2 5 8 1 2 4 3 2 10 8 8 10 25 12．5 25 25 3．13 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 12．5 CMZ 1 12 18 6 2 2 6．25 12．5 LMOX FMOX 1 1 2 13 17 12 7 2 6 4 1 6 3 1 1 1 2 1 1 0．78 0．78 6．25 6．25 CFDN CPDX CDTR CFPN S–1090 2 2 2 12 4 8 2 10 13 14 3 4 4 6 3 16 13 2 4 3 9 7 3 2 2 4 4 4 3 4 3 2 3 6 4 6 9 1 1 1 25 25 3．13 6．25 3．13 ＞100 ＞100 50 100 100 FRPM 1 19 8 4 3 2 3 1 0．10 0．78 IPM MEPM PAPM DRPM 3 26 1 1 17 8 6 34 14 3 16 2 4 1 13 2 1 2 3 1 2 1 1 1 1 1．56 0．39 1．56 0．78 3．13 1．56 6．25 1．56 CAZ: ceftazidime, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, SBT／CPZ: sulbactam／cefoperazone, CMZ: cefmetazole, LMOX: latamoxef, FMOX: flomoxef, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CDTR: cefditoren, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem, DRPM: doripenem

Enterococci（VRE）のみであるが，好気性グラム陽性

菌全部について測定した。LZD については，National

Committee for Clinical Laboratory

Standards（NC-CLS）

による基準では MIC 8μg／mL 以上が耐性であ

faecium については Johnson ら

が報告しており，今

後使用されるにつれて報告が多くなると考えられる。

QPR／DPR については，NCCLS の基準では MIC 4μg／

mL 以上が耐性であるが，今回われわれの成績では，海

Table 28．Susceptibility distribution of 37 clinical isolates of Prevotella spp．＊ Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ CAZ CZOP CPR CFSL 1 1 4 5 6 2 3 1 1 1 1 1 6 2 3 3 1 1 1 2 1 2 1 4 1 4 6 8 2 4 2 2 6 3 7 7 7 6 5 2 6 6 2 3 2 1 2 12．5 25 12．5 6．25 100 100 100 100 FMOX 6 2 2 10 8 2 4 2 1 0．78 6．25 IPM MEPM PAPM DRPM 1 2 3 4 8 11 3 10 9 12 9 3 16 10 13 19 2 8 1 3 1 0．20 0．20 0．39 0．39 0．39 0．39 1．56 0．39 *P. bivia 16 strains, P. melaninogenica 8 strains, P. intermedia 6 strains, 2 strains each of P. oralis, and P. loescheii, 1 strain each of P.

buccae, P. corporis, and P. oris

CAZ: ceftazidime, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, FMOX: flomoxef, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem, DRPM: doripenem

Table 27．Susceptibility distribution of 24 clinical isolates of miscellaneous members of the Bacteroides fragilis group* Antibacterial agent MIC（μg／mL） ≦0．006 0．013 0．025 0．05 0．10 0．20 0．39 0．78 1．56 3．13 6．25 12．5 25 50 100 ＞100 50％ 90％ CAZ CZOP CPR CFSL SBT／CPZ 1 1 1 8 1 12 2 1 3 1 3 22 22 22 20 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 25 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 50 CMZ 1 2 8 12 1 50 50 LMOX FMOX 1 5 11 12 3 3 2 5 2 2 2 6．25 6．25 100 50 CFDN CPDX CDTR CFPN S–1090 1 1 1 1 1 1 2 3 4 10 4 3 7 8 5 2 4 1 2 3 7 3 2 3 9 11 6 8 7 50 100 50 25 12．5 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 ＞100 FRPM 3 11 5 2 1 1 1 0．39 3．13 IPM MEPM PAPM DRPM 1 13 6 5 8 14 13 16 3 2 3 3 1 1 3 1 1 1 1 3．13 0．78 3．13 1．56 12．5 6．25 12．5 3．13 *B. thetaiotaomicron 15 strains, B. distasonis 4 strains, B. uniformis 3 strains, B. vulgatus 2 strains

CAZ: ceftazidime, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, SBT／CPZ: sulbactam／cefoperazone, CMZ: cefmetazole, LMOX: latamoxef, FMOX: flomoxef, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CDTR: cefditoren, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem, DRPM: doripenem

764 株 中 21 株 あ る こ と を，Sanches ら

_{は MRSA，}

MRSE，methicillin–resistant S. haemolyticus（MRSH）

，

other methicillin–resistant coagulase–negative

Stap-hylococci（MRCNS）で 1∼5％ の感受性の低下したあ

るいは耐性の株があることを報告している。抗 MRSA

薬の VCM と TEIC について比較すると，NCCLS の基

準において低感受性を含む耐性については TEIC は 16

μg／mL 以上，VCM は 8μg／mL 以上となっている。こ

の基準に準じて耐性株の検出状況を調べてみると，

TEIC

12.5μg／mL 以上の MIC を示す菌株は，MRSE で 109

株中 16 株，S. haemolyticus で 49 株中 13 株，S.

war-neri で 39 株 中 1 株 検 出 さ れ た が，VCM 6.25μg／mL

以上の MIC を示す菌株は，vanC 遺伝子をもつ自然耐

性菌である E. casseriflavus と E. gallinarum で検出さ

れたに過ぎない。Sanches ら

_{による全世界レベルで収}

集した Staphylococcus 属に対する成績でも，TEIC は

MRSE で 4.5％，MRSH では 48.2％ の菌株が耐性であ

る こ と を，VCM に つ い て は ト ー タ ル 3,514 株 の

Staphylococcus 属のなかで 1 株のみ感受性の低下した

株があったことを報告している。したがって，耐性株の

分離頻度の点からは，VCM は耐性株が分離さ れ ず，

TEIC は菌種により耐性株の分離頻度が高いことから

VCM の方が優れていると考える。しかし，2002 年に

米国ではじめて VCM 耐性遺伝子である vanA 遺伝子を

もった MRSA 2 例の速報（Morbidity and Mortality

Weekly Report（MMWR）51（26）

: 565∼567，2002，

MMWR 51（40）

: 902，2002）が Centers for Disease

Control and Prevention（CDC）よりなされ，今後の状

況に十分注意を払う必要がある。

S. aureus における MRSA の占める比率は，1992 年

58.0％，1994 年 50.4％，1996 年 60.4％，1998 年 51.7

％，2000 年 61.5％ と変動はあるものの 50％ 以上の高

率で推移しており，2000 年はもっとも高い率であった。

MRSA の分離率を過去のデータと比較すると，入院患

者由来で 163 株中 114 株 69.9％ であり，年度による変

動はあるが上昇傾向は認められなかったが，外来患者由

来 で は 55 株 中 20 株 36.4％ で あ り，1994 年 30.3％，

1996 年 28.3％，1998 年 27.1％ から考えると，2000 年

は高率になっており，MRSA が市中にさらに蔓延して

きているのではないかと考えられた。MRSA に対して

優れた抗菌力を示した抗菌薬は，ABK，QPR／DPR，VCM

および ST で，これらの抗菌薬はすべての株の増殖を

3.13μg／mL 以下で阻止していたが，ABK に関しては

熊 本 ら

が MIC 16μg／mL 以 上 の 株 を 1998 年，1999

以降は 80％ を越えており，ほとんどの分離株が MRSE

となっている。S. epidermidis を含む

Coagulase–nega-tive

staphylococci（CNS）に対して，強い抗菌力を示

した抗菌薬は，ABK，VCM，LZD，QPR／DPR であっ

た。一方，TEIC に関しては，われわれの成績でも耐性

株 が 分 離 さ れ て お り，特 に MRSE と S. haemolyticus

で多く分離され，TEIC についての同様な報告

_は多

くされている。現在のところ耐性株の報告がない抗菌薬

は VCM のみであるが，S. aureus と同様に出現してく

る可能性はあり，注意深く見守る必要がある。

S. pyogenes に対して，β–lactam 系薬は，いぜんと

して強い抗菌力を維持し，耐性を示す株は認められず，

1992 年より同様の傾向を維持していた。S. pyogenes の

MLs 耐性株は，前報

_{で，それまで認められなかったの}

が 1998 年臨床分離株では 10.2％ 認められたことを記

載したが，2000 年にも 60 株中 3 株 5％ 認めら れ た。

Farrell ら

_{によると，MLs 耐性株の分離頻度はヨーロ}

ッパでは約 5∼16％，カナダで 4.6％ とわれわれの成績

と同様であるが，台湾では 63.2％ と報告しており，今

後の動向には注意が必要と考える。

S. pneumoniae について，われわれの前回までの報

告

_{と今回の結果から，ペニシリン耐性菌（PISP＋}

PRSP）

の分離動向を，PISP

（PCG の MIC が 0.10∼0.78

μg／mL）と PRSP（PCG の MIC が 1.56μg／mL 以 上）

の分離比率とともにみると，1992 年 37.0％（17.4％，

19.6％）

，1994 年 43.4％

（22.6％，20.8％）

，1996 年 38.6

％（28.1％，10.5％）

，1998 年 46.8％（41.8％，5.0％）

，

今回 2000 年 57.8％（27.3％，30.5％）と推移していた。

PISP＋PRSP の比率は，年度で変動はあるものの，増

加傾向を示していると考えられた。また，PISP＋PRSP

の分離率を入院あるいは外来由来株別に見ると，1994

年の報告

_{では入院 41％，外来 44％，1996 年では入院}

55％，外来 29％，1998 年では入院 54％，外来 36％ で

あったのが，2000 年は，入院 65％，外来 49％ に達し

ており，入院のほうが多い傾向は変わらず，入院，外来

ともに過去最高の分離頻度であり，PISP＋PRSP が市

中に定着しているのが示唆された。PRSP の分離頻度に

関して，島田ら

_，阿部ら

_{，Felmingham ら}

_，Adam

_，

Doern ら

_{，Low ら}

_{，Perez–Trallero ら}

_{の多くの報}

告 に よ る と，日 本 で は 10.9％，15.1％，44.5％，香 港

では 57.1％，55.5％，韓国では 71.5％，アメリカでは

21.5％，32.6％，18.6％，カ ナ ダ で は 10.6％，5.8％，

スペインでは 42.1％，21.7％ などの報告があり，報告

により大きな差が認められるが全世界的には上昇してい