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Ni 微粒子触媒を用いたカーボンナノチューブの合成 150086

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Academic year: 2021

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2015/02/16 卒業論文要旨 システム工学群(電子・光エレ)

Ni微粒子触媒を用いたカーボンナノチューブの合成 150086 竹谷 昇子 (八田・古田研)

1. はじめに

ナノ構造炭素材料であるカーボンナ ノチューブ:Carbon Nanotubes (CNTs)の は電気伝導性、表面積の大きさなど優 れた特徴をもち、様々な電子デバイス 応用を期待されている。本研究室では、

量子ドットをソーラーセルに用いて、

太陽光発電の発電効率の向上を目的と した研究が行われている[1]。このとき、

多量の量子ドットをソーラーセルに吸 着させる媒体として、結晶性が高く高 密度なCNTが有効である。そこで、本 研究ではNi微粒子触媒を用いて、CNT 合成時の温度依存性に着目し、結晶性 が高く高密度な CNT の合成を目的と した。

2. 実験条件

CNT合成には、熱酸化Si基板上に間 欠スパッタリング法により堆積させた Ni微粒子触媒を用いた。間欠スパッタ リング法とは、放電の ON,OFF を繰り 返して断続的にスパッタリング堆積を 行う方法のことで微粒子形成に有効で あ る[2]。 そ し て 、 熱 CVD 法 に よ り 680℃,690,…,780℃と温度条件を変 えてC2H2の流量を 10sccm流しチャン バー内圧力を 54Pa に保ち、10 分間合 成を行った。

3. 結果と考察

1は反射率の温度依存性を示す。

276nm,226nm CNTの光吸収の波長 である。276nmでは750℃が、226nm

では740℃が最小の反射率を示した。

合成したCNT750℃付近で最も多く

光吸収を起こしている。光吸収はCNT の合成量に比例していると考えられる ので、750℃付近で最も多くのCNT 合成された。

2CNTのラマンスペクトルG/D 比の温度依存性を示す。一般に、G/D 比が高いほど結晶性が良いとされる。

合成される。CNTの量と結晶性の温度 依存性は温度によって触媒金属の凝集、

拡散の仕方が変化し触媒状態が温度に よって異なったためだと考えられる。

1反射率 温度依存性

2結晶性 温度依存性 4. まとめ

熱酸化基板上 Ni 微粒子触媒を用い て最も合成量が多く結晶性の良いCNT 合成条件は750℃であると結論した。

[1]J.Udorn,K.Sekiya,H.Furuta,and A.Hatta,FNTG2014,(Sep.3.2014,Nagoya Univ.,Nagoya).

[2]Y.Kusumoto et al., J. Vac. Sci. Tech. A 32(3). (2014)031502-1

参照

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