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* 小売企業多角化の軌跡*

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小売企業多角化 の軌跡*

一天満屋 のケースー

目次

は じめに

天満屋 の沿革

Ⅲ 多角化 の経 緯

天満屋 グル ープの事業定義

多角化 の発想

総 合 生活 文化産 業 をめ ざ して

Ⅰ は じめ に

総 合 ス ーパ ‑ ,百貨店 を 中心 と した大規模 小売企業 に よ る多 角 化 が 進 ん で い る. と くに 1980年 代 に入 って以降 ,大規模 小売企 業 の事業領域 は大 き く拡大 し,そ の ス ピー ドもまた速 ま って きた。 こ うした積極 的 な事業展 開 の結 果 ,大規模 小売企業 はす でに物 販 小売業 とい う 産 業 の枠 をは るか に越 え ,あ らゆ る生活 ニーズに グル ー プ全 体 と して対 応 す る複 合 小 売 業

(conglomerchant)1)の姿 を整 えつつ あ る といえ る。 しか し,この よ うな現象面 で の小売企業 多角化 の進 展 に もかかわ らず ,それ を理 論 的 に分析 す る努力 はほ とん どな され ていな いのが 現状 で あ る2)0

本稿 は ,天満屋 の多角化 行動 を ケース と し,そ の分析 を通 じて小売企業 多角化 の論理 を探

*本研究は岡山商科大学附属経営研究所平成4年度研究助成の援助を受けてなされたものであ り,同 研究所に記 して感謝いた します。

1)R.Tillman(1971),"RiseofConglomerchant,"HarvardBusinessReview,Nov.lDec.,pp.

4451.

2)小売企業多角化について議論 した文献 としては,中野安 (1984),巨大小売業のサービス分野への 進出季刊経済研究』第7巻第2,119ページ ;D.KneeandD.Waiters(1985),Strategyin Retailing:Theory and Practice,Philip Allan Publishers(小 西 滋 人 .武 内 成 ・上 埜 進 訳

(1989),『戦略小売経 営』 同文 舘):D.WaltersandD.White(1987),RetailMarketing Management,MacmillanPress.(市川貢 ・来任元朗 ・増田大三監訳 (1992),小売マーケテ ィン グ』中央経済社) ;田村正紀(1987),複合化戦略」,日本経済新聞社編 『新 ・産業論』日本経済新 聞社,370373ページ ;向山雅夫 (1988),総合スーパーの動向と流通多角化マーケティング ・ ジャーナル』第7巻第4,1926ページ ;森彰(1989),小売企業多角化 と業態複合」,流通政策研 究所編 流通新世紀』日本経済新聞社,199214ページ ;中内潤 (1991),小売流通企業の戦略デ ザイン』プレジデン ト社 ;近藤公彦 (1992a),小売企業多角化 と事業定義『岡山商大論叢』第 28巻第 1号,3152ページ ;同(1992b),小売企業多角化の分析視角」岡山商大論叢』第28巻第3 ,2746ページ,などがあげられる。

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ろ うとす るものである。天満屋 をケースの題材 として取 り上げ るのは ,つ ぎの3つの理 由か らである。第 1に,天満屋 グル ープの事業領域が きわめて広範 にわた っていることである。

のちに詳 しくみ る ように ,天満屋 は外食 , レジャー,サー ビス,情報 ,不動産をは じめ とし て多様 な事業 に進 出 してお り,グル ープ企業は19933月現在 で56社に も上 っている。その 事業領域 の広が りは,従来の小売企業 の概念をはるかに越 えるものである。第2に,多角化 事業 の売上高の貢献が本業 である百貨店 のそれを上回 っていることである。仮に グル ープ全 体の売上高に 占め る非百貨店部門の売上高を多角化度 の指標 とす ると,その貢献率はすでに 50%を越 えている。逆 にいえば,グル ープ全体 におけ る百貨店部門の ウェイ トは50%に満た ない。第3に,事業 の広が りを総合生活文化産業 とい うきわめて広範 な事業定義 の もとにお いてい ることである。 この ことは ,天満屋 が中国地方 とい う周辺地域 に あ りなが ら,ダイ エー ・グル ープやセ ゾン ・グル ープとい った全国的小売企業 グル ープに比肩す る事業 の多様 性を有 していることの証左 で もある。その意味で,天満屋 は大規模小売企業 に よる多角化行 動のモデル ・ケース といえるだろ う。

Ⅰ 天満屋 の沿革

天満屋 は1829年 ,岡山県西大寺に小間物商 として創業 され,1989年 に創業160周年 を迎 え た老舗百貨店である。 のちに呉服商を経 て,1912年に岡山市に百貨店を開業す る。1934年の 倉敷 出店をかわ き りに,福 山店 (1947年),広 島店 (1954年),三原店 (1981年 ),新広 島店 (1990年),米子天満屋 (1990年) と多店舗展開をはか り,現在 ,グル ープ全体で中国地方一 円に7店舗 を有 している。1992年度 の売上高でみ ると,全小売業で53位 ,百貨店 では17位 に ランクされ ,地方百貨店 としては最大規模 である3)0

同社 の1992年 度 の売 上 高 は 1,293億 円, グル ープ全体 で は 3,300億 円で あ る。蓑 1にみ ら れ るよ うに ,グル ープ売上高に 占め る天満屋本体 の比率は低下 慎 向にあ り,1985年度 に60.3%

と過半数の ウェイ トを占めてい た ものが,90年度 に50%を 切 ,92年度 には39.2%にまで下 が っている。 この指標 は天満屋 の多角化部門がいかに急速 に拡 大 し,業績を伸 ば しているかを 示す もの として注 目され る。

1 天満屋グループの売上高の推移

(単位 :億 円) 天満屋 グループ 本体比率

1985年度 1,078 1,789 60.3%

86年度 1,103 1,937 56.9%

87年度 1,123 2,102 53.4%

88年度 1,186 2,290 51.8%

89年度 1,254 2,453 51.1%

90年度 1,323 2,786 47.5%

91年度 1,371 3,193 42.9%

92年度 1,293 3,300 39.2%

症 :グループ売上高には,アルパ‑ク天満屋および米子天満 屋の売上高を含む。

出所 :天満巨編 (1992),『NEOPLYMOUTH』に加筆。

Ⅲ 多角化 の経緯

天満屋 は1969年以降 ,既存店舗 の大増築 と新規 出店 に相次 いで着手す る一万,1966年か ら サー ビス業 を中心 とした事業多角化 を進 めて きた。

天満屋 グル ープの形成 は,1960年代には じまった流通革命に代表 され る流通環境の激変 と 大衆消費社会 の到来を契機 とし,これに対処す る方策 として展開 されは じめた。それは,天

3)『日経流通新聞』,1993629日。

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(3)

小売企業多角化の軌跡

酒屋 が企業 と して さらに成長 を遂 げ てい くためには ,本 来 の百 貨 店 と して の企 業 力 を充 実 し,そ の もて る力 を十分発揮す る と同時に ,百貨店 を中心 と した企業 グル ープをつ くり,そ れ らの力を結集 して総合力 を発揮 してい くことが必要 にな って きた ,とい う認識 に もとづ い た ものであ った。 「地方百貨店 の最高峰」 か ら 「日本 の企業」‑ の発展 をめ ざ し,新 しい天 満屋 ・新 しい百貨店」 の創造 を企 図す る第2次長期経営計画 のなか で ,天満屋 グル ープが次 第に形成 されてい く4)0

天満屋 グル ープは ,大 き く3つ の方 向に拡大 して きた。第 1は ,百貨店 以外 の小売業 ,つ ま り量販店部 門‑ の水平 的多角化 である。第2は ,天 満屋 の生産 部 門 (食 品工 場 ,木 工 工 場) お よび食堂 ,厨房部 門を分離 ,独立 させて ,それぞれ関連 の別会社 として発足 させ る方

向であ る。第3は ,天満屋本来 の百貨店事業 とは直接関連 のない分野‑ の進 出であ る5)0 同社 の これ までの多角化 は ,表2に示 され る よ うに ,第1次多角化 ,第2次多角化 ,お よ び第3次多角化 の3つ の期 間に分け られ る。 以下 ,それぞれ の期 間におけ る多角化行動 を概 観 してい くことに しよ う。

1次多角化

天満屋 グル ープの形成 は , ヨ リ正確 にいえば,1960年 に不動産 の管理 ・賃貸 ・保険代理業 を業務 とす る丸 田産業 の設立 には じまる。 同社 はその後 ,天満屋 グル ープのエステ ー ト事業 グル ープの中核企業 に位置づけ られ る よ うにな るが ,天満屋 の本格 的な多角化 は ,昭和40 (1965‑1974年) に展 開 された第1次多角化 において推進 された といえる。

1次多角化 では ,量販店 ,‑ ウジング,外食 ,旅行 ,保 険 ,印刷 ,情報処理 ,縫製 な ど 主 として百貨店 の延長線上に位置づけ られ る小売業関連分野‑ の進 出が行われ ,天満屋 ス ト ア (量販店,1969年),天満屋 ノ、ウ ジ ング (住 宅 建 設 ・イ ンテ リア施 工 ・家 具 製 造 販 売 ,

1966年),天満屋 フーズ (レス トラン,1966年),岡山情報処理 セ ンター (受託計算 ・OA 器坂売,1972年),天満屋 トラベル (旅行代理店,1970年)な どが設立 され てい る。 この期間 は ,のちの天満屋 グル ープの中核 をなす企業 の多 くが設立 された点 に特徴 が あ る。天満屋 ス トアはのちに天満屋百貨店 につ いで リテイル事業 グル ープ第2の企業 に成長 し,天満屋 ‑ ウ

4)天満屋編 (1979),天満屋百五十年史』天満屋,147ページ。

5)同上。ところで,小売企業の多角化行動はその機能の観点から,機能分裂型,磯能一部抽出型,関連 機能統合型,およびグループ外機能導入型の4つのタイプに分類されることがある。戟能分裂型 と は,企業の内部にインプットされていた 1つの機能が分裂 し,独立の企業となること,機能一部抽 出型 とは,企業機能のなかから有望な機能を中心 として事業内容を再編成 した り,あるいはその磯 能を取 り出して新たな企業を創出する手法,関連機能統合型 とは,分散 していた機能を 1つにまと めることによって,スケールメリットによるシナジー効果を生み出し,ヨリ大きなビジネスチ ャン スを切 り開 くこと,そ してグループ外機能導入塾 とは,グル‑プ内に存在 しなかった機能をグルー プ外からもちこむこと,と定義される。(橋本寿朗(1991),無戦略の漂流から‑多角化の論理」, 上野千鶴子 ・中村達也 ・田村明 ・橋本寿朗 ・三浦雅士 『セゾンの発想』1)プロポー ト,280ページ。) しか し,こうした多角化行動の採型は必ず しも相互背反的ではな く,個々の類型の判別基準はきわ めて唆昧であり類型化の条件を満たしているとはいがたい。(cf.S.D.Hunt(1976),Marketing TheoryI Conceptual Foundations of Research in Marketing, Grid lnc.(阿 部 周 造 訳

(1979),マーケティング理論』千倉書房,208223ページ。)したがって,ここではこうした採型化 はあえて行わない。

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2 天 満 屋 の 多 角 化 の 経 緯

サービス .情報関連 レ ジ ャ ー 関 連 住宅 .製造関連 不 動 産 関 連

第 1次多角化 69天満屋 ス トア 66天満屋 フーズ 7723岡山情報処理セ ンター天満屋みの り会サー ビス 7740天満屋 トラベル津山国際ホテル 667693天満屋ハ ウジングてんまやモー ドア トリエコーセーカン 60丸太産業

2次多角化 88884444テンマヤク レアテンマヤ電器ポム7ン(トレンテ ィーナ(A) A) 82天満屋‑ ピー レス トラン()7.8888885344444山陽警備保障天満屋 カルチ ャー(天満屋 ア ドセ ンター天満屋 テクノサービス天満屋 アメニテ ィサービスモアテ ィーエスケ‑㈹ス) 8182三原国際ホテル総社国際ホテル 78188544丸太 ビル天満屋パーキング福山天満屋パーキング天満屋 ビルサービス

注 1)主要企業についてのみ。

2)(カは天満屋 ス トアに よる設立 ,㈹ は岡山情報処理セ ンターに よる設立をさす。

出所 :内部資料 よ り作成。

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小売企業多角化の軌跡

ジング,天満屋 フーズ ,お よび岡山情報処理 セ ンターはそれぞれ ,‑ ウジング ・デザイ ン事 業 グループ,フーズ事業 グル ープ,イ ンテ リジェンス事業 グル ープを担 う企業に発展 してい る。 また この時期 ,津 山国際ホテルの経営委託に よ りホテル事業を手がけてお り,これがの ちのホテル事業展開の契機 とな る。

2次多角化

2次多角化は ,昭和50年代 (1975‑1984年)に行われ ,第1次多角化 の方 向に加え,百 貨店 内部 あるいは周辺のサー ビス分野 の分社化が推進 された。広告宣伝 ,ビル管理 ,警備 , パーキ ング,デ リバ リー,ク レジ ッ ト,カルチ ャース クールな どの事業 に進 出 している。

2次多角化 におけ る特徴 は,第1に,グループ企業が主体 とな る多角化が行われている ことである。 と くに天満屋 ス トアが活発 な多角化 を進 めて お り,ポ ムア ン (衣料 専 門店 ,

1984年), トレンテ ィーナ (衣料専門店,1984年),天満屋 ‑ ピー レス トラン (レス トラン,

1982年),お よび天満屋 カルチ ャー (スイ ミングス クール ・文化教室 の運営,1983年)を設立 している。 またテ ィーエスケ‑ (コンピュータソフ トの開発 ・販売,1984年) は,岡山情報 処理 セ ンターに よって設立 された企業 である。第2の特徴は ,サ ー ビス ・情報関連‑の多角 化が顕著にみ られ ることである。75年 に山陽警備保障 (現山陽セフテ ィ)‑の出資に よって 同社を グル ープ傘下にお さめているが ,と くに83年か ら84年 にかけて天満屋 カルチ ャー,天 満屋 ア ドセ ンター (広告デザイ ンの企画 ・制作,1984年),天満屋 テ クノサー ビス (ビルの総 合保守管理,1984年),天満屋 アメニテ ィサー ビス (文化教室 の運営,1984年),モア (クレ

ジ ッ ト業,1984年),お よびテ ィーエスケ‑と6社が相次いで設立 されてお り,サー ビス ・情 報分野‑の急速な事業展開がはか られている。第 3に, レジャー関連において三原国際 ホテ ルお よび総社国際 ホテルの2つのホテルが新たに設立 されていることである。 この うち三原 国際ホテルは天満屋 の三原 出店 の さいに駅前再開発事業 の一環 として開業 され ,同社 の街づ

くり‑の参画の先駆け とな った。

3次多角化

3次多角化 は1985年か らは じま り現在なお進行中である。第 1次 ,第2次多角化 の方 向 に加 え ,異業種 ・異業態 , さらにそれ らの業 際分野 へ の多角 化 が は か られ て お り, レ ジャー ・リゾー ト,ホテル ,スポーツ,教育 , レンタル ,情報 ソフ t開発 と,その分野 は多 岐にわた っている。

この期間の多角化 の特徴 は , レジャー関連分野‑の進 出が多 くみ られ ることである。 と く に岡山瀬戸 内圏を一大 リゾー トエ リア として総合的に開発す る構想が進め られてお り,複合

リゾー ト施設 の整備 が急がれている。 「日本のエーゲ海」 といわれ る牛窓 の マ リン リゾー ト の核 をなす ホテル ・リマーこ,瀬戸大橋 を一望す る リゾー トホテル ,せ と うち児島ホテル , 玉野市東児 ヶ丘一帯において複合 レジャー施設を設け る東児 ヶ丘 レジャー開発構想な どは, レジャー時代の到来を見越 した瀬戸 内の リゾー トネ ッ トワー クのなか に位 置 づ け られ て い る。 こ うした レジャー関連分野‑ の積極的な多角化は ,マ リン リゾー トをキー コンセプ トと す る計画的な衝づ くりを志 向 した もの といえ,これに加 えて ,今後 の計画 として蒜 山高原を 舞台に した高原 リゾー ト開発が予定 されている。

1960年代半ばか ら推進 されて きた天満屋 の多角化 は,時 とともに重点分野を移 しなが らも 多様 な事業領域に拡大 してお り,19933月現在 でグル ープ企業の数は56社 に上 ってい る。

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(6)

こ うした多角化戦略 の もとで事業化 され てい った企業 は ,表 3に示 され る よ うに ,それ ぞれ の事業分野 ごとに リテイル事業 グル ープ (小売業) を中心 に , レジ ャー事業 グル ープ (ホテ ル ・レジ ャー),サ ー ビス事業 グル ープ (サ ー ビス),フーズ事業 グル ープ (飲 食 業 ),エ ス テー ト事業 グル ープ (ビル ・不動産管理),‑ ウジング ・デザ イ ン事業 グル ー プ (住 宅 ・製 追),イ ンテ リジェンス事業 グル ープ (情報),お よび カルチ ャー事業 グル ープ (教育) の8 つ の事業 グル ープに整理 ・統合 されてい る。

天 満 屋 グ ル ー プ の 事 業 定 義

小売企業 の多角化 は ,それが 自らの事業 を どの よ うに認識す るか とい うことと密接 にかか わ ってい る6)。 と くに物販小売業 の枠 を大 き く越 え多様 な事 業 を推 進 して い る天 満 屋 の場 令 ,グル ープの事業 を どの よ うに定義 してい るかをみ ることは ,その多角化 の論理を探 る う えで重要 な視点で ある。

天満屋 グル ープは,1980年代 は じめ よ り総合生活文 化 産 業 とい う事 業 定 義 を採 用 して い るT)。総合生活文化産業 とは,従来 の流通業 の枠 を越 えて ,人 々のあ らゆ る生活局面 に対応 で きる産業」 と理解 されてお り,ヨ リ具体的には,単 に メーカーが生産 した モ ノを消費者 に 送 り届 け る トランス ミッシ ョンではな く,『自分 のための時間を ど う充実 させ るか』 を最 大 の生活 テ ーマ とす る新 ・生活者 の ウ ォンツをいち早 くキ ャッチ して ,時代 に先がけて提示す ること上 お よび 「衣 ・食 ・住 にかかわ る物 品販売だけでな く,知 ・遊 ・美 ・健 とい った新 し い志 向に も対応す る, ヨ 1)広範 なサ ー ビス活動 を展 開 して い け る こ と」 を さ して い る とい

う8)0

天満屋 グル ープの総合生活文化産業 は きわめて広 い概念 であ り,ここに百貨店業 とい う認 識 はない。それ は ,従来 の物販業 とい う枠組 みを越 えて広 く事業 を手がげ ,顧客 を単な る消 費者 ではな く生活者 と して捉 え ,さまざまな生活 ニーズに グル ープ全体 で対応 し,総合 的な 生活文化 を提案 してい こ うとい う姿勢 を表現 した ものであ る。消費者 ニーズ‑ の対応 を至上 命題 とす るなか で ,天満屋 グル ープの事業 は外食 , レジ ャー,サ ー ビス,情報 ,不動産 な ど 広範 な事業分野 にお よび ,総合生活文化産業 とい う ドメイ ンに事業 の枠阻 みを求めてい る。

逆 にいえば ,天満屋 グル ープの事業 は ,こ うした広範 な ドメイ ンす なわ ち事業定義 を もって しか捉 え られ ないほ ど多岐にわた ってい るのである。

Ⅴ 多角化の発想

天満屋 グル ープはその事業 を総合生活文化産業 と定義 してい るが ,一見す ると総花的 とも 思われ る こ うした事業 の多様性 は どの よ うに して生 まれ て きた の で あ ろ うか。 い いか えれ ば ,天満屋 の多角化 は どの よ うな発想に よって支 え られ て きた のであろ うか。

多角化 を含 む天満屋 の これ までの事業 展 開 は ,波 及 力 ,結束 力 ,お よび展 開力 の3つ の

6)近藤公彦 (1992a),前掲論文 ;同(1992b),前掲論文。

7)天満屋グループの総合生活文化産業は,セゾン ・グループの生活総合産業やダイェ一 ・グループの 総合生活文化情報提案企業集団に煩似 した事業定義である. というよりもむしろ,これらはきわめ て多様な事業分野に進出している大規模小売企業に共通 した認識であるかもしれない。セゾン ・ク ループの生活総合産業の行動基準は,市場志向,変化‑の対応,およびシステム的発想であるとさ れるが,こうした特徴はのちに述べるように天満屋グループにもみられるものである。(セゾンコー ポレーション編 (1992),生活総合産業論』 リブロポー ト,28ト286ページ。)

8)天満屋編 (1991),『TENMAYAWILL

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3 天満屋グループの構成

リテイル事業 グル ープ レジ ャー事業 グル ープ サ ービス事業 グル ープ フーズ事業 グル ープ エステー ト事業 グル ープ 事業 グル ープ 事業 グル ープ カルチ ャー事業 グループ

・天満屋 ・天満屋 トラベル ・山陽セフテ ィ ・天満屋 7‑ズ ・丸太産業 ・天満屋 ハ ウジング ・岡山情報処理 セ ンター ・天満昆

総合小売業 総合旅行企画 と 防犯 .防災警備 .緒掃受託 総合外食産業 不動産 の管理 .賃貸 . 住宅建設 .イ ンテ リア 受託計算.

総A小売業アルパク天満屋 ・せ と うち児島ホテルその受託販売 ・天満屋 テクノサ ービスビルの総A保守倫理 ・び‑る亭ビヤホ‑ルの運一 ・丸太 ビル 保険代理業 ・てんまやホーム施行 .家具製造販売 ・テ ィーエスケ‑OA機器の販売

・米子天満屋総合小売業 ・津山国際 ホテルリゾー トホテル経営 ・天満屋 ・天満屋 ‑ ど‑ レス トランレス トラン.喫茶 一ホテル ・天満屋パ ーキ ングビルの管理 .運営 ・コ一七イ カンツーバイフ ォーシステムハ ウス販売 .施工 ・天満屋 開発 .販売

・天満屋 ス トアスーパ ース トア (ハ ピー ・三原国際 ホテルホテル経営ホテル経営 ・天満屋 ブランシール総合運輸 .荷役業きもの ク リーニ ング ・ウィーン天満屋日本食 レス トラ./の運営の運営 ・福山天満屋パ ーキ ングパスステーシ ョン .駐車場の運営 ・天満屋 ア ドセ ンター総合印刷業 ◆‑人材派過 .教育代行モアキ ャ リアプランニング タウン .ス トア) の経 呂

・天満屋 ‑ ピーマー ト ・天満屋 ビルサ ービス 駐車場の運営管理 宣伝 .広告デザイ ンの企画 .制作 ク レジ ッ ト業の運営

注 :主要企業についてのみ.

出所 :天満屋漏 (1991),『TENMAYA WILL』 お よび天満屋漏 (1992),『NEOPLYMOUTH』 よ り作成。

・J,47ft8

(8)

キー ワー ドか ら説明 され る9)

波及力

波及力 とは,優良商品の販売を通 じて地域社会 の生活文化 の向上に寄 与す る」 とい う同 社 の基本的な指針 ・考 え方を さしてお り,天満屋 の事業展開を支 える経営理念であ りつづけ て きた ものである。波及力の発想は ,天満屋が量販店‑の多角化 を決定 した経緯を述べたつ ぎの よ うな表現に端的に示 されている10)0

今後 の百貨店が この新 しい勢力 (量販店 ‑筆者) に対抗 して繁栄を続けてい くた めには,時代環境 の変化 を洞察 し,量販店が成長す る背景 とその経営観を客観的に とらえ,百貨店 の もつ強みを最高度に発揮す ることが必要である。 これがため従来 の概念 での百貨店 とい う営業形態に よって吸収す ることがで きない非能率な分野の 消費需要に対 しては ,超高級品専門店 ,あるいは量販店 として機能 の多角化が行わ れ ,百貨店 としての既成概念 を破 る新 しい複合企業が誕生す るもの と思われ る。 あ らゆ る機能 を完備 した大百貨店 を都心に設け ,それを中核 として都市周辺にパ ーキ ングを有す る中型百貨店 ,または大型量販店 を環状 に散 開 した輪 形 陣構成 を もっ て ,地域顧客のすべての需要を吸収 し,欲望を満足す る体制 ,これ こそ大衆消費社 会に適応 し発展す る百貨店 の新典型であろ う。

大衆消費社会 をむかえ従来 の百貨店では吸収 しきれない消費者 ニーズに対 して,量販店事 業を 自ら手がけ ることに よって ,そのニーズをグル ープ内で充足 してい く。 こ うした多角化 の発想は量販店‑の参入においてのみみ られ るわけではな く,消費者 ニーズの変化 とともに 時間を越 えて受けつがれてい く.消費者 ニーズの変化 のなかに事業機会を発見 し,それに対 応 してい った結果が今 日の広範 な事業展開に結 びつ いた。それは多角化 のための多角化では な く,判断基準はお客様 ‑生活者」 とい う考 え方 の もとで時代 ・時代 の要請 に応 えた もの であった ,と理解 されている11)。その意味でいえば,天満屋 の多角化は消費者 ニーズ の変 化 を動 因 としなが ら,それへの具体的な対応を事業展開 につ なげ て い った結果 といえ るだ ろ う。天満屋 の多角化 は,こ うした消費者 ニーズ充足 のための事業展開 とい う遠心的な波及力 に支 え られ12),また総合生活文化産業 とい う広が りを もった ドメイ ンのなかに位 置 づ 汁 られ ている。

結束力

消費者 ニーズ‑の対応 とい う波及力の もとに遠心的に展開 されて きた事業は ,一方で総合 生活文化産業 として求心的に統合 され るが ,他方で グル ープ全体 の総合力を高めるためには それぞれ の事業基盤が確立 されていなければな らない。それが天満屋 の多角化を特徴づけ る

9)天満巨編 (1992),『NEOPLYMOUTH

10)天満屋編 (1979),天満屋百五十年史』天満屋,147148ページ。

ll)社内資料およびインタビューによる。

12)したがって天満屋の場合,大規模小売店舗法による出店規制は多角化の動因とは認識されていない。

大規模小売店舗法による出店規制と小売企業多角化との関連については,田村正妃(1987),前掲論 文 ;近藤公彦(1992b),前掲論文,を参照せよ。

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(9)

小売企業多角化の軌跡 2のキー ワー ド,結束力 であ る。

結束力は天満屋 グル ープが取 り観 むべ き 5つ の戦略方 向で示 され る13)。す なわ ち ,(1)大店 法 の再 改正 ,消費者 の価値観変容 を受 けて ,母体事業 ‑百 貨 店 の再 構 築 と拡 大 を はか る戦 ,(2)天満屋 とな らんで小売事業 の柱 をなす天満屋 ス トアを,1,000億 円企 業 ‑ 向け て株 式 上場 と既存店舗 の増床 をめ ざす拡大戦略 ,(3)これ までの急速 な事業展 開か ら内部 の充実 をは か るための関連企業 の育成 ・強化 ,(4)ホテルを中心 と した リゾー ト ・ネ ッ トワーク戦略 の も とで ,グル ープ第 3の柱 と位置づけ られ る リゾー ト ・レジ ャー事業 に ヒ ト,モ ノ,カネの経 営資源を重点的 に投 入 し,その積極展 開をはか る こと,そ して(5)総合生活文化産業 をめ ざ し た新規業態 開発 の継続推進 である. この うち ,(1)は天満屋 グル ープの中核 である百貨店部 門 の経営基盤 の強化 を打 ち出 した ものであ るが ,ここで注 目しなければな らないのは,(2)以下 の天満屋 の グル ープ戦略 で ある。(2)は積極的な多店舗展 開で急速 に業績 を伸 ば し,今や天満 屋 につ ぐ企業 に成長 した天満屋 ス トアの企業力を さらに高め よ うとす る戦略 であ る。百貨店 部門の構造 的な低収益性 の改善 が課題 とされ るなか ,天満屋 ス トアは多角化事業 に経営資源 を投 入 しうる新 たな醇化器 とな りつつ あるO(3)は ,これ までの遠心 的な多角化 の もとで形成 され て きた多様 な事業 を グル ープ全体 と して どの よ うに求心力を もたせ るべ く強化す るかに かかわ ってい る。(4)は ,今後 の多角化 の重点が リゾー ト ・レジ ャー事業 であ り,そ こに経営 資源 を傾斜 的に配分 しよ うとす る姿勢 を反映 した ものであ る。 さらに(5)では ,総合生活文化 産業 にむけて潜在的な消費者 ニーズの充足 を意 図 した新規事業 の創 出が掲げ られてい る。

こ うした グル ープ全体 にわた る戦略 を統合 的に方 向づけ るためには ,個 々の企業 がそれぞ れバ ラバ ラに戦略 を策定す るのではな く,全 グル ープ的な戦略決定 を行 う必要 が あ る14)。 天 満屋 グル ープは ,そ うした グル ープ戦略 を本社組織 において決定 してい る。天満屋 グル ープ では本社役員 が同時に関連企業 の役職 を兼務す るか ,あるいはそ うでない場合 には ,グル ー プ戦略 にかかわ る事業分野 の関連企業 の トップマネ ジメン トが グル ープ戦略 に関与す る こと に よ り,グル ープお よび個 々の事業 分野 の戦略 が本社 阻 織 に お い て集 権 的 に策 定 され て い る15)。 と くに グル ープにおけ る ヒ ト,モ ノ,カネ等 の経営資源 の配分につ いては ,本社組織 の 集権的管理 の もとにおかれ てお り,この点 に限 っていえば ,天満屋 グル ープの資源配分 は効 果的かつ効率的 な組織機構 の もとに遂行 され てい るといえ るだ ろ う。

展開力

波及力 と結束力が個 々の事業 を有機 的に阻 み合わせ ,事業相互 間の シナ ジーを総合生活文 化産業 と して発揮す るための基礎 と位置づけ られ るのに対 し,天満屋 の多角化 の発想を特徴

13)天満屋編 (1992),前掲パンフレット。

14)近藤公彦 (1992b),前掲論文。

15)したがって天満屋グループにおける戦略的決定は,グループ全体の統一的な方向と効率的な資源配 分を重視する行動 コン トロールのもとにおかれているといえる。(cf.W.G.Ouchi(1977),"The Relationship between Organizational Structure and Organization Control,"Administrative ScienceQuarterly,Vol.22,No.4,pp.95‑113;近藤公彦 (1992b),前掲論文。) また遠藤

(1988)は,グループ戦略統括磯関の役割 として,企業グループ全体 としての トップ ・マネジメン ト,統合 ・参謀本部,持株会社,不動産管理会社,人材開発センター,金融機能,製品 ・技術開発, 情報センター,管理間接業務の一括代行処理 ,お よび購買 ・物流管理をあげている。(遠藤泰弘

(1988),『分社経営の実際』 日本経済新聞社,120‑131ページ。)

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(10)

づけ る第3のキ‑ ワー ド,展開力は真の総合生活文化産業をめざ した グル ープ全体の方 向性 を示す ものである。

多彩 な生活 シーンにわた るさまざまな消費者 ニーズを充足す るために ,個 々のニーズに対 応 した業種 ・業態を配 し,グル ープ内で可能なか ぎ りのニーズを吸収す る総合生活文化産業 の発想は,展開力に よっては じめてダイナ ミックな もの とな る。現代 の消費者 の生活 シーン を空間軸 と時間軸のなかで探 り,潜在的な消費者 ニーズを求め るなかで,いかに して事業 と の接点を追求 してい くかが課題 とな っている。 この点について天満屋 では,小売業 をベ ー ス としなが らもこれを拡大 させ ,いかに して素敵な トキを過 ご していただ くか ,心 はず む シーンを もっていただ くか とい った視点が求め られ るようにな って きた16)」,と説 明す る。 ト キあるいはシーンを も視野にいれなが ら事業を展開す るには ,時間的に も空間的に もきわめ てダイナ ミックな発想が必要 であ り,天満屋 の展 開力は生活 シーンとの接点に創造的に事業 を構築 してい こ うとす る姿勢を反映 した ものであるといえる。

Ⅵ 総合生活文化産業をめざ して

天満屋 の多角化行動 を跡づけてみ ると,そ こに一貫 して流れているのは消費者 ニーズ‑の 対応である。実際 ,同社 の多角化 は,いつの時代に も 『判断基準はお客様 ‑生活者』とい う 考 え方 の もと,優良商品の販売を通 じて地域社会 の生活文化 の向上に寄 与す る』 とい う経 営理念 に沿 って時代 ・時代の企業行動が起 こされ ,それを結果 としてみ ると積極的な多角化 とな った。 これは ,まさに企業 グル ープの 『サバイバル戦略』で もあ った17)上 と認識 されて いる。

消費者 ニーズを追求 してい くなかで さまざまな事業が起 こされ ,それが結果 として多様 な 事業分野‑の多角化 につなが ってい った とい う。 この ことの意味は重要 である。天満屋 の多 角化 は ,当初か ら現在 の事業定義 である総合生活文化産業 のあ り方を求め る過程 で推進 され て きたわけではない。む しろ,さきに述べた よ うに総合生活文化産業の コンセプ トが考案 さ れたのは1980年代は じめであ り,当時 までに主要な多角化事業 は着手 されていた。 この こと は,総合生活文化産業 とい う天満屋 グル ープの事業定義が事後的な ものであることを示 して いる。 いいかえれば,消費者 ニーズ‑の対応を 目的に多様な事業を展開す るなかで,結果的 に ドメイ ンが拡大 してい った。あるいは,事業多角化が,単に小売流通企業の対象 とす る顧 客の生活領域を拡大 した とい うことだけでな く,消費市場 を生活 システムとして とらえる‑

そ して ,従来か らの店舗小売事業を含めて,小売流通企業が展開す る様 々な事業 フ ォーマ ッ トを顧客 の トータルな生活 システムのなかに位置づけ る一 『生活産業』 としての明示的な 自 己認識 を促 した18)」 ともいえる。 もちろん,天満屋 の多角化 が この事業定義 の も とに加速 化 してい った ことは事実であ り,この点は強調 されて よい。 しか し,天満屋 の多角化 は まず

消費者 ニーズあ りき」 であ り,そのニーズをいかに充足す るか とい う発想の もとで事業展 開がな されてい った と理解すべ きである.天満屋 を含め小売企業多角化 の源泉 とな っている のほ ,こ うした発想に もとづ く小売市場 の深耕性か もしれない。そ して この ことは ,小売市 場 とは何かをあ らためて検討す る必要があることを示唆 しているように思われ る。

天満屋 グル ープの事業領域 は ,消費者 ニーズの充足を追求 してい くなかで総合生活文化産

16)社内資料およびインタビューによる。

17)社内資料およびインタビューによる。

18)中内潤 (1991),前掲書,103ページ。

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小売企業多角化の軌跡

業 を標 傍 す るに まで拡 大 し,物 販 ・サ ー ビスを含 め広 く多 方 面 の 生 活 シ ー ンに お よん で い る。 しか し,真 の総 合 生活文化産 業 の具体 的 な モデル は な い。 ダ イ エ ー ・グル ー プや セ ゾ ン ・グル ープを は じめ と して ,多 くの小売企業 がそ の答 えを求 めて模索 をつ づけ てい る段 階 で あ り19㌧ 天満屋 もまた独 自の総 合 生活文化産 業 の あ り方 を探 って い る。 どの よ うな 消 費 者 の どの よ うな生活 ニ ーズに どの よ うな事業 を もって対応 してい くか を探 る過程 で ,天満屋 グ ル ープは今後 も変容 しっづ け て い くで あろ う。

*

本稿 を執筆 す るに さい して ,㈱ 天満屋 本社営業 推進 本部営業企 画担 当部長 ・内田‑敏 氏 , お よび同経 営企 画担 当課長 ・田中三 郎氏 か らは ,多忙 な時 間を割 いて イ ンタ ビューに応 じて いただ くとともに ,貴重 な資料 を提供 して いただ きま した。 ここに記 して感謝 いた します。

参考 文献

〔1〕遠藤泰弘 (1988),分社経営の実際』 日本経済新聞社。

〔2〕橋本寿朗 (1991),「無戦略の漂流か ら一多角化の論理」,上野千鶴子 ・中村達也 ・田村明 ・橋本 寿朗 ・三浦雅士 『セゾンの発想』 リブロポー ト,275338ページ。

〔3〕Hunt,S.D.(1976),MarketingTheory:ConceptualFoundationsofResearchinMarketing, Gridlnc.(阿部周造訳 (1979),『マーケティング理論』千倉書房。)

〔4〕Knee,D.andD.Walters(1985),StrategyinRetailing/TheoryandPractice,PhilipAllan Publishers.(小西滋人 ・武内成 ・上埜進訳 (1989),戦略小売経営』同文舘。)

〔5〕近藤公彦 (1992a),「小売企業多角化 と事業定義岡山商大論叢』第28巻第 1号,3152ページ。

〔6〕 (1992b),「小売企業多角化の分析視角岡山商大論叢』第28巻第3号,2746ページ。

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〔8〕向山雅夫 (1988),「総合スーパーの動向と流通多角化『マーケティング ・ジャーナル』第7巻第 4号,1926ページ。

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17〕 (1991),『TENMAYAWILL』。

19)小売企業の総合生活産業化‑の動きについては,日経流通新聞編(1989),小売業 攻めの時代』日 本経済新聞社,を参照せ よ。

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(12)

18〕‑ (1992),『NEO PLYMOUTH』。

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表 2 天 満 屋 の 多 角 化 の 経 緯 小 売 関 連 外 食 産 業 サービス .情報関連 レ ジ ャ ー 関 連 住宅 .製造関連 不 動 産 関 連 第 1次多角化 6 9 天満屋 ス トア 6 6 天満屋 フーズ 77 23 岡山情報処理セ ンター 天満屋みの り会サー ビス 77 4 0 天満屋 トラベル津山国際ホテル 667 693 天満屋ハ ウジング てんまやモー ドア トリエコーセーカン 6 0 丸太産業 第 2 次多角化 8888 4444 テンマヤク レアテンマヤ電器ポム7ン(
表 3 天満屋グループの構成 リテイル事業 グル ープ レジ ャー事業 グル ープ サ ービス事業 グル ープ フーズ事業 グル ープ エステー ト事業 グル ープ 事業 グル ープ 事業 グル ープ カルチ ャー事業 グループ ・天満屋 ・天満屋 トラベル ・山陽セフテ ィ ・天満屋 7‑ズ ・丸太産業 ・天満屋 ハ ウジング ・岡山情報処理 セ ンター ・天満昆 総合小売業 総合旅行企画 と 防犯

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