• 検索結果がありません。

細 骨材 形 状 の効 果

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "細 骨材 形 状 の効 果"

Copied!
8
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)【第1回 舗 装 工 学 講 演 会 講 演 論 文 集1996年12月. 】. ア ス フ ァル ト混 合 物 特 性 に お け る. 細 骨材 形 状 の効 果. 小 林 正 利1・ 帆 苅 浩 三2・ 久 保 和 幸3 1正会 員. 工修. 福 田道 路(株)技 2正 会 員. 3正 会 員. 工修. 術 研 究 所(〒959 工博. ‑04新 潟 県 西 蒲 原 郡 西 川 町 大 潟 中 之 島2031). 福 田 道 路(株)技. 術研究所. 建 設 省 土 木 研 究 所 道 路 部舗 装 研 究 室(〒305茨. 城 県 つ くば 市 旭1番 地). ア ス フ ァ ル ト混 合物 特 性 にお け る 細 骨 材 形 状 の 効 果 につ いて 検 討 した.細 骨 材形 状 に 対 して,細 骨 材 の 内 部 摩擦 角 とア ス フ ァル トモル タル の 動 的 粘 弾性 は 高 い依 存 性 を示 した.細 骨 材 形状 以外 のパ ラ メ ー タ を 規 格 化 した ア ス フ ァル ト混 合物 に対 す る ホイ ール トラ ッキ ン グ試験 に お い て は,天 然 細 骨 材 を用 い た場 合, 含 有 ア ス フ ァ ル ト量 の増 大 に伴 い動 的 安 定 度 は 低 下 し た.し か し,ス ク リー ニ ン グ ス を混 入 した 場 合,含 有 ア スフ ァル ト量 が増 大す る に も関 わ らず 動 的 安 定度 は著 し く増 大 した.細 骨 材 形状 の画 像 処 理 解 析 結 果 よ り,ス ク リー ニ ン グ ス は高 い針 状 度 を有 し,ク ラス タ ー解 析 よ り天然 細骨 材 と明確 に分 類 され るた め,そ の 特 異 的 形 状 が 耐 流動 性 を 改善 す る こ とが 示 唆 され る.. Key Words :fine aggregates shapes, image prossesing analysis, complexmodulus, dynamic stability. 1.は. じめ に. 性 的 な認 識 に す ぎ ず,そ の 形状 の定 量 的評 価 とア ス フ ァル ト混 合 物 特 性 の 相 関性 に 関す る知 見 はい ま だ. 近 年,日 本 国 内 に お い て,良 質 な天 然 骨 材 の 枯 渇. 得 られ て い な い.. が 憂 慮 さ れ て い る.そ の 一 方 で,舗 装 の 長 寿命 化,. 本 研 究 で は,細 骨 材 形 状 が ア ス フ ァ ル ト混 合 物 特. 高性 能 化 が 望 ま れ て い る.そ の よ うな 状 況 下 に お い. 性 に与 え る影 響 を 明 らか とす る こ とを 目的 として い. て,良 質 な 天 然骨 材 の枯 渇 は舗 装 業 界 にお い て 深 刻. る.本 報 告 で は,種 々 の 細 骨 材 を用 い て,そ の 形 状. な問 題 とな っ て い る.こ の対 策 と して,輸 入骨 材 の. を画 像 処 理解 析 に よ り定 量 的 に評 価 し,そ れ らの 結. 検 討,バ イ ン ダ ー の 高性 能 化,新 しい 工 法 の 開発 等. 果 と細 骨 材 の 内 部 摩 擦 角 の 関係 を評 価 し た.ま た,. の取 り組み が な され て い る.こ れ らの 対 策 の 一 つ と. 簡 易 的 な 細骨 材 形 状 の評 価 方 法 と して,ド ライ ビ ス. して,人 工骨 材 の利 用 が 高 い 関心 を集 め て い る.. コ シテ ィ 試 験 の検 討 を行 っ た.ま た,ア ス フ ァル ト. 人 工 骨 材 を舗 装 用 材 料 と して 適 用す る に あ た り,. 混 合 物 の 流 動 変 形発 生 の 一 要 因 と して,粗 骨 材 間 隙. 骨 材 品 質 の判 断 基 準 と して 粒 度,硬 度,お よび 比 重. 中 に充 填 され る ア ス フ ァ ル トモ ル タル の粘 弾性 に 依. な どの 各 物理 性 状 は規 格 化 され て お り1),2),アス フ ァ. 存 す る と考 え られ る こ とか ら,ア ス フ ァル トモル タ. ル ト混 合 物 に与 え る影 響 に関 す る 多 くの研 究が な さ. ル の動 的 粘 弾 性 の細 骨 材 形 状 依 存 性 を 評 価 した.こ. れ て き た3)4)5),6)な ど.し か し,粗 骨 材 形状 に 関 して は. れ らの 試 験結 果 とア ス フ ァル ト混 合 物 特 性 の 相 関 性. 扁 平 率 と して規 格 化 され て い る が1),2),細骨 材 形 状 に. よ り,細 骨 材 形 状 が ア ス フ ァル ト混 合 物 に 与 え る 影. 関す る規 格 は 現 状 にお い て 定 め られ て お らず,そ の. 響 につ い て検 討 を行 っ た.. 形 状 の 評価 方 法,お よび 細 骨 材 形 状が ア ス フ ァル ト 混 合 物 特 性 に 与 え る 影 響 に 関 す る研 究 例 も少 な い. 2.実. 験概要. 7),8),9),10). 一般 に. ,砕 石 製 造 過程 で 得 られ る ス ク リーニ ン グ ス(以 下Scr)は 砕 石 同様 に 角 張 っ た形 状 を有 す るた. (1)試. 料. 実験 に用 い た試 料 は,産 地 の 異 な る細 砂,粗 砂,. め,舗 装 用 細 骨 材 と して 使 用 した 場合,細 骨 材 の 噛. お よびScrを そ れ ぞ れ5種 類 ず つ を,同 一粒 度 に調 整. み 合 わ せ 効 果 に よ り耐 流 動 性 に優 れ た舗 装 体 を与 え. して使 用 した.ま た,ア ス フ ァル ト混合 物 試 験 に お. る とされ て い る.し か し,こ の定 説 は経 験 的 か っ 定. い て,各 混 合 物 に対 して 同 一 の粗 骨 材,お よび ブ イ. ― 241―.

(2) 表‑1材. 料物性一覧. 図‑1画. 像 解 析 パ ラメータ概 念. 表‑2一. 面せ ん断 試験 条件. ラ ー を 使 用 し た.試 料 の 物 性 値 を 表‑1に 示 し た.. (2)細 a)画. 骨材 形状 の評 価 試 験. 図‑2DV試. 像処理解析. b)‑面. 細 骨 材 形 状 の 評 価 は 画 像 処 理 解 析 に よ っ て 行 っ た. 試 料 は 粒 度 の 違 い を 考 慮 し て 各 細 骨 材 を0.3〜 0.6mmに. 単 粒 化 し た も の を 用 い た.計. た り300〜400個 CCDカ. 測 は1試. の 粒 子 を 測 定 した.細. メ ラ に よ り取 り込 ま れ,コ. 料当. 骨 材画像 は. 細骨 材 形状 の違 い に よ る細 骨 材 の 内部摩 擦 角 を 評 処 理解 析 同様 略. 細 骨 材 を0.3〜0.6mmに. 単粒 化 し. た もの を用 い た.試 験 条 件 は表‑2に 示 した.. ン トラ ス ト補 正 を. c)ド. 相 当 す る 画 素 の 集 合 と し て 表 さ れ る.. 粒 子 形 状 は,粒 子 を 構 成 す る 画 素 数,お ジ 画 面 上 の 座 標 に よ り解 析 さ れ る.解 は 式(1)〜(3)に. せ ん断試 験. 価 す る た め に 一 面 せ ん 断 試 験 を行 った.試 料 は画 像. 行 っ た 後,粒 子 形 状 は 二 値 化 処 理 に よ り1dotが8.1 ×10‑6mm2に. 験 器概要. よ びイ メ ー. 析 され た 形 状. 定 義 され る 画 像解 析 パ ラ メ ー タ と し. て 評 価 し た11).画 像 解 析 パ ラ メ ー タ の 概 念 を 図‑1に. ラ イ ビス コ シテ ィ試 験. 細骨 材 形状 の簡 易 的 な 評 価 方 法 と して,ド ライ ビ ス コシ テ ィ試 験(以 下DV試. 験)を 行 った.試 料 は. 画 像処 理解 析 同様 に各 細 骨 材 を0.3〜0.6mmに. 単粒. 化 した もの を用 い た.こ の試 験 は図‑2に 示す 試験 器 を用 い て,一 定 量(500g)の 試 料 が 流 下す る 時 間 よ り,. 示 し た.. 細 骨材 形 状 を評 価 す る もの で あ る. 丸 さ度=ML2π/4A式(1). (3)ア 凹 凸度=L2/4πA式(2). ス ファ ル トモ ル タ ルの 動 的 粘 弾性 試 験. ア ス フ ァル ト混 合 物 の 流 動 変 形 に お い て,粗 骨 材 間 隙 中 の ア スモ ル の 流 動 が そ の 要 因 の 一つ で あ る と. 針状度=ML/MW式(3). 考 え られ る こ とか ら,細 骨 材 形 状 が ア ス モル の粘 弾 性 に与 え る影 響 を明 らか にす る た め に ア ス フ ァル ト モ ル タル の動 的 粘 弾 性 測 定 を行 った.測 定 は ダイ ナ. A:実 面 積L:周 囲 長ML:最 大絶対長 MW:MLに 平 行 な二 直 線 で 挟 ま れ る 幅. ミック シ ェア レオ メー タ(以下DSR)を. ―242―. 用 い て,0.3〜.

(3) 表‑3ア. スファルトモルタルの 動 的 粘 弾 性 試 験 条 件. 表‑4マ. 図‑4細. 骨 材 間 隙 率 と丸 さ度 の 関係. 図‑5細. 骨 材 間 隙 率 と 凹凸 度 の 関係. ーシャル安 定 度 試験 条 件. 表‑5骨. 材 配合 率. 示 した.ま た,混 合 物 合 成粒 度 曲線 を 図‑3に 示 した. b)ホ イ ー ル トラ ッキ ン グ試 験 マ ー シ ャル 安 定 度 試 験 結 果 か ら,共 通 範 囲法 で 得 られ た最 適 ア ス フ ァル ト量 にお ける 配 合 で,舗 装 試 験 法 便 覧11)に 準 拠 した ホイ ール トラ ッキ ン グ試 験 図‑3混. 0.6mmに. を行 った.. 合 物 合 成 粒 度 曲線. 3.結. 単粒 化 した細 砂,粗 砂,お よびScrを そ れ ぞ. れ 用 い た ア ス モル の動 的 粘 弾 性 を測 定 した.試 験 条. (1)細. 件 を表3に 示 した. (4)ア. 単粒 化 した細 骨 材 の 間 隙率 と各 画 像 解 析 パ ラ メ ー タ の関 係 を図‑4〜7に. a)マ ー シ ャル安 定 度 試 験 ア ス フ ァル ト混 合 物 特 性 の 評 価 と して,舗 装 試 験 細 骨 材 は細 砂,細 砂 と粗 砂 を1:1に. それ ぞれ 示 した.い ず れ の 画. 像 解 パ ラ メー タ も細骨 材 の 間 隙 率 に対 して 正 の相 関. 法 便 覧11)に準 拠 したマ ー シ ャル 安 定 度 試 験 を行 った. 混 合 した も の,. 混合 した もの,お よびScr. を各1種 類 を 使 用 した.使 用骨 材 は 全 て 同 一粒 度 に 調整 し,細 骨 材 形 状 以 外 の パ ラ メー タを規 格 化 した. 混 合 物 配 合 は 密 粒 度 混 合 物(13)の 中央 粒 度 と し た. 試 験 条 件 を表‑4に,骨. 骨材 形 状 の評 価. a)画 像 処 理解 析 に よ る細 骨 材 形 状 の 定 量 的 評価. ス フ ァル ト混 合物 試 験. 粗 砂,粗 砂 とScrを1:1に. 果 と考 察. 材 配 合 率 を表‑5に そ れ ぞ れ. を 示 し,形 状 のい び つ さは,細 砂 <粗 砂 <Scrと な る こ とが わ か る.こ の 結 果 よ り,い び つ な 形 状 の粒 子 は排 除体 積 が 大 き いた め,細 骨 材 間 隙 率 が 大 き く な る と考 え られ る.ま た,実 面 積 と各 形 状 因 子 の 関 係 よ り,同 一粒 径 の 分 級 を 行 っ た場 合,粒 子 形 状 の い び つ さ に ともな い粒 子体 積 が 大 き くな る こ とが わ か る.細 骨 材 粒 子 が 球 状 で あ る と仮 定 した場 合,こ こ で得 られ た実 面 積 よ り,Scrは 細 砂 の1.2〜1.8倍 の 体. ― 243―.

(4) 図‑6細. 図‑7細. 図‑8ク. 骨材間隙率 と針 状度 の関係. 図‑9細. 骨 材 間 隙 率 と丸 さ度 の 関係 か ら得 られ た樹 形 図. 図‑10細. 骨 材 間 隙 率 と針 状度 の 関係 か ら得 られ た樹 形 図. 骨 材 間 隙 率 と実 面 積 の関 係. 距 離 は小 さ く,最 終 的 に 形 成 され る 二 つ の ク ラ ス タ ー の有 意 性 が 示 唆 され る .ま た,丸 さ度,お よび 針. ラ ネ タ ー結 合 過 程 に お け る ステ ップ 数. と結合距離. 積 を 有す る こ とに な る. これ らの各 画 像 解 析 パ ラ メ ー タ と細 骨 材 間隙 率 の. 状 度 と細 骨 材 間 隙 率 の 関 係 か ら得 られ た樹 形 図 を 図 ‑9 ,図‑10に それ ぞ れ 示 した.こ れ らの樹 形 図 よ り,. 関係 か ら,形 状 に よ る細 骨 材 の分 類 を 行 うため に 群. 丸 さ度 か ら得 られ る ク ラ ス ス タ ー は逐 次 的 に形 成 さ. 平 均 法 に よ る ク ラ ス タ ー 解 析 を行 っ た.ク ラス タ ー. れ る こ とが わか る.そ れ に対 して,針 状度 に よる 分. 間距 離 は平 方 ユ ー ク リッ ド距 離 を用 い,各 プ ロ ッ ト. 類 で は,細 骨 材 形 状 は 明 確 に二 つ の ク ラス タ ー に 分. にお け る ク ラス ター 間距 離 を基準 化 す るた め に 最 大. 類 され る こ とが わ か る.さ ら に,ク ラス タ ー成 分 は 一 つ の例 外 を除 い て 明確 に 天 然 細骨 材 とScrに 分 類. ク ラス ター 間距 離 を100%と. して,ク ラ ス ター数 と. 結 合 距 離 を 評価 した.. され る.こ れ らの結 果 よ り,Scrは 針 状度 が 著 しく高. 図‑8に ク ラ ス タ ー 結 合過 程 に お け る ス テ ップ 数. い特 徴 を有 し,天 然 細骨 材 と明確 に分 類 され る.. と結 合距 離 の 関係 を示 し た.こ の結 果 よ り,11ス テ ップ ま で は丸 さ度 、 凹 凸 度,お よび針 状 度 は 同様 の ク ラ ス タ ー結 合 過 程 を経 て い るが,12ス なわ ち ク ラ ス ター 数 が4個. テ ップ,す. か ら丸 さ度 と凹凸度 は結. 合 距 離 が 増 大 す る が,針 状 度 は13ス テ ッ プ まで結 合 ― 244―. b)細 骨 材 形 状 と内 部摩 擦 角 の 関係 一 面 せ ん断 試験 よ り得 られ た 内部 摩 擦 角 と各 画 像 解 析 パ ラ メ ー タ の関 係 を 図‑11〜13に 示 した.い ず れ の 場合 に お い て も,形 状 の いび っ さ に伴 い 内 部摩 擦.

(5) 図‑11内. 部 摩 擦 角 と丸 さ度 の関 係. 図‑12内. 部 摩 擦 角 と凹 凸度 の関 係. 図‑13内. 部 摩 擦 角 と針 状 度 の関 係. 角 は増 大 し,高 い 相 関が 得 られ た.吉 村 らに よれ ば,. 図‑14DV試. 験 結 果 と丸 さ度 の 関係. 図‑15DV試. 験 結 果 と凹 凸度 の関 係. 図‑16DV試. 験 結 果 と針 状 度 の 関係. い相 関 関 係 が得 ら れ た.一 方,針 状 度 と流 下 時 間 の. せ ん断 中 の粒 子 破 壊 が 無 視 で き る よ うな 応 力 レベ ル. 関係 にお い て は,同 様 の 傾 向 を示 す も の の相 関 性 は. にお い て は,砂 の よ うな 粒 状 体 の 内部 摩 擦 角 は粒 子. 低 い結 果 とな っ た.DV試. 寸法,粒 度 分 布,お よび 材 質 にほ とん ど影 響 を受 け ず,粒 子 形 状 の 影 響 が 大 き い と して い る13).こ れ ら. 流 下 時 間 に よ り評 価 す る も の で あ る が,こ の 場 合, 一 面 せ ん 断試 験 と異 な り細 骨 材 の回 転 モー メ ン トの. の こ とか ら,い び つ な 形 状 を 有 す るScrを ア ス フ ァ. 影 響 が 大 き い た め,丸 さ度 が 有効 な パ ラ メー タ と な. ル ト混 合 物 に適 用 した と き 高 い せ ん 断 強度 が得 られ. る と考 え られ る.こ れ らの こ とか ら,DV試. る こ とが 予 測 され る.. 細 骨 材 形 状 の 相対 的 な評 価 は 可能 で あ るが,Scr形 状. 験 は細 骨 材 の 内部 摩 擦 力 を. 験に よ り. の特 異 性 を表 す こ とはで き な い と考 え られ る. c)DV試 DV試. 験 に よ る細 骨 材 形 状 の 評価 験 よ り得 られ た 細 骨 材 流 下 時 間 と各画 像 解. (2)ア ス フ ァル トモ ル タル の動 的 粘 弾 性. 析 パ ラ メ ー タ の関 係 を図‑14〜16に そ れ ぞれ 示 した. 丸 さ度,お よび 凹凸度 と流 下 時 間 の 関 係 に お いて は, 細骨 材 形 状 の い び っ さ に伴 い 流 下 時 間 は増 大 し,高. a)複 素 弾 性 率 の ア ス フ ァル ト量 依 存 性 各 細 骨 材 を用 い た ア ス フ ァル トモ ル タル の周 波 数. ―245―.

(6) 図‑17複. 素 弾 性 率 とアスファルト量 の 関 係 (周 波 数=12.0rad/s,歪. 図‑18損. 図‑19マ. ーシヤル供 試 体 密 度. 図‑20マ. ーシヤル供 試 体 空 隙 率. み 量=10.0%). 失 正 接 と アスファルト 量 の 関係 (周 波 数=12.0rad/s,歪. み 量=10.0%). 掃 引試 験結 果 か ら,一 定 周 波 数(12.0rad/s)に お け る. ピー ク値 を示 す ア ス フ ァ ル ト量 か ら著 しく損 失正 接. 複 素 弾 性 率 を よみ と り,ア ス フ ァル トモ ル タル の 複. は増 大 し た.こ の 結 果 よ り,細 骨 材 間 隙 中 を ア ス フ. 素 弾 性 率 の ア ス フ ァル ト量 依 存 性 を評 価 した.複 素. ァル トが 飽 和 す る まで,細 骨 材 間 隙 中 を流 動 す る ア. 弾 性 率 とア ス フ ァル ト量 の 関係 を 図‑17に 示 した.各. ス フ ァル トの粘 性 と細 骨 材 間 の 内 部摩 擦 力 に ア ス フ. 細 骨 材 と もに,複 素 弾 性 率 は 同様 のア ス フ ァル ト量. ァル トモ ル タル の 動 的 粘 弾 性 は依 存す る と考 え られ,. 依 存 性 を示 し た.各 ア ス フ ァル トモ ル タル ともに そ. い びつ な 形 状 な も の,す な わ ち,細 骨 材 間 隙率 の 高. れ ぞ れ 固有 の ピー ク値 を 示 し,複 素 弾 性 率 の ア ス フ. い もの ほ ど細 骨 材 の 内 部 摩 擦 力 に依 存 す る領 域 が 広. ァル ト量 依 存 性 はScr< 粗 砂 < 細 砂 の 順 に 顕著 に な. い と思 わ れ る.こ れ に 対 し,ア ス フ ァル ト量 が 細 骨. る こ とが わ か る.ま た,複 素 弾 性 率 の ピー ク 値 もScr. 材 間隙 の飽 和 量 を越 え た 過剰 な状 態 で は,細 骨 材 粒. <粗 砂 <細 砂 の順 に高 く な り,各 細骨 材 の 間 隙 を 飽. 子 はア ス フ ァ ル ト中に浮 遊 した状 態 で あ り,ア ス フ. 和 す るア ス フ ァル ト量 近 傍(細 砂 ≒20%,粗. 砂 ≒23%,. ァル ト量 の増 大 に伴 い細 骨 材 粒 子 同士 の接 触確 率 は. ピー ク値 を 示 した.す な わ ち,ア ス フ. 低 下 し,ア ス フ ァル ト単 体 の粘 弾 性 挙 動 に 近 づ く と. Scr≒27%)で. ァル トが 細骨 材 間 隙 を ほ ぼ 飽 和す る 状態 で ア ス フ ァ ル トモ ル タ ル の粘 弾 性 は 卓越 した状 態 にな る と考 え られ る,. 考 え られ る. (3)ア. b)損 失 正接 の ア ス ファ ル ト量 依 存 性. a)細. 図‑17に 示 した 試験 結 果 に お け る損 失 正 接 とア ス フ ァル ト量 の 関係 を 図‑18に 示 した.い ず れ の細 骨 材. ス フ ァ ル ト混 合 物 特 性. 骨 材 の違 い に よ る マ ー シ ャル 特 性. 異な る細 骨 材 を用 い た マ ー シ ャル 安 定度 試験 結 果 を 図‑19〜24に. 示 した.マ. ー シ ャ ル 供 試 体密 度 は細 砂. を用 い た場 合 に お い て も,低 ア ス フ ァ ル ト量 領 域 で. >細 砂+粗. は同程 度 の損 失正 接 を示 して い るが,複 素 弾 性 率 が. の 充 填 性 に 従 う結 果 と な っ た.マ. ― 246―. 砂 > 粗 砂 > 粗 砂+Scr>Scrと. な り,細 骨 材. ー シ ャル 安 定 度 は.

(7) 図‑21マ. ーシャル供 試 体 飽 和 度. 図‑22マ. 図‑23フ. ーシヤル安 定 度. ロ ー値. 図‑24マ. ーシャルスチフネス. ア ス フ ァル ト量 の増 大 に 伴 い低 下す る傾 向 を示 した. しか し,Scrを 用 い た もの は ア ス フ ァル ト量 依 存 性 が 低 く,全 ア ス フ ァル ト量 領 域 で 高 い マ ー シ ャル 安 定 度 を示 した.ま た,全 ア ス ファ ル ト量 領 域 で,マ ー シ ャル スチ フ ネ ス は,細 骨 材 形 状 が い び つ にな る に 従 い,高 い 値 を 示す 傾 向 に あ る.こ. こで は細 骨 材 形. 状 以 外 の パ ラ メー タ を 排 除 して い る た め,こ の結 果 はScrに 形状 に 依 存す る効 果 と考 え られ る.前 節 で 示 した よ うに,Scrは 内 部摩 擦 力 に依 存 す るア ス フ ァ ル ト量 領 域 が 広 い こ とか ら,ア ス フ ァ ル ト混 合 物 特 性 と して もア ス フ ァ ル ト量 変 化 に鈍 感 な 性 状 を示 す と考 え られ る.ま た,こ れ らの 結 果 よ り,共 通 範 囲 法 で 得 られ た 最適 ア ス フ ァル ト量 は細 骨 材 形 状 の い びつ さ に伴 い増 加 した.. 図‑25最. 適 アスファルト 量 と動 的 安 定 度. を用 い た 場 合,細 砂 >細 砂+粗 砂 >粗砂 の 順 に含 有 ア ス フ ァ ル ト量 の 増 大 に 伴 い 低 下 した.こ れ は,ア. b)細 骨 材 の 違 い に よ る耐 流 動 特 性. ス フ ァル トモ ル タル の 動 的 粘 弾 性 試 験結 果 に お け る. 共 通 範 囲 法 で 得 られ た 最 適 ア ス フ ァ ル ト量,お よ. 複 素弾 性 率 の ピー ク値 の 細 骨 材 依 存 性 に 一 致 して い. び ホイ ー ル トラ ッキ ング 試 験 結 果 よ り得 られ た 動 的. る.一 方,Scrを. 安定 度 を図‑25に 示 した.最 適 ア ス フ ァル ト量 は細 砂. 増 大 す る に も 関 わ らず,動 的 安定 度 は 著 し く増 大 し. <細 砂+粗 砂 <粗 砂 < 細砂+Scr<Scrの. た.こ の結 果 か ら,Scrは 天然 細骨 材 と異 な る形 状 特. 順 に細 骨 材. 間 隙率 に伴 い 増 大 した.動 的 安定 度 は,天 然 細 骨 材. 混 入 した 場 合,含 有 ア ス フ ァル トが. 性 を持 ち,そ の効 果 はア ス フ ァル ト混 合 物 の耐 流 動. ― 247―.

(8) 3). 性 改 善 に寄 与 す る と考 え られ る.細 骨 材 形 状 の評 価 にお いて,針 状 度 はScrと 天 然 細 骨 材 の形 状 を を 明. 路 面 の す べ りを考 慮 し VoL.13‑10, pp.494〜. 501, 1971年10月. 確 に分 類す る 因子 で あ り,Scrは 高 い 内部 摩 擦 角 を示 4). す こ とを 明 らか と した.す なわ ち,高 い針 状 度 を 有. 川 島 義 昭, 松 田 健 治: 関 す る 試験,. す る細 骨 材 は,ア ス フ ァ ル ト混 合 物 に 高 いせ ん 断 強 5). (財)高. ア ス フ ァ ル ト混 合 物 の は く 離 に. 日本 道 路 公 団 試 験 所 報 告 書. 度, pp.176〜182,. 度 を与 え,耐 流 動 特 性 を改 善 す る と考 え られ る. 4.結. 南 雲 貞 夫, 小 島 逸 平, 内 川 彬: た 骨 材 の 選 定, 土 木 技 術 資 料,. 速 道 路 調 査 会: 高 速 道 路 の 舗 装 補 修 基 準 に 関. す る 調 査 報 告 書, 1973年2月. 論. 6). 小 島 逸 平, 加 藤 朝 男:. 実 際 路 面 にお け る骨 材 の 磨 耗 性. 状, 土 木 技 術 資 料, Vol.19‑3, pp.14〜19,. Scrは 人 工 的 破 砕 に よ り,天 然 細 骨 材 と著 しく 異 な る形 状 を持 つ.特. 7). に針 状 度 にお い てScrは 高 い 値. を示 し,天 然 細 骨 材 と明 確 に区 別 され る.よ ん断 強 度 を与 え,耐 流 動 性 を高 め る.舗. り高 い. 小 川 孝 雄: ア ス フ ァ ル ト混 合 物 特 性 に 及 ぼ す 細 骨 材 の. 度, pp.181〜187, 8). 装 の高 性 能 9). 化,お よび 骨 材 資 源 状 況 の観 点 か ら,Scrを ア ス フ ァ. 10). 1983年6月. 坂 田 耕 一, 高 木 幸 男;. マ ス チ ック系 合 材 に対 す る 細骨 日 本 道 路 会 議 一 般 論 文 集,. 1973年11月. 七 五 三 野 茂, 神 谷 恵 三, 竹 田 豪 文:. ア ス フ ァ ル ト混 合. 物 用 細 骨 材 の粒 形 評 価 手 法 に 関 す る研 究. 路 部 舗 装研 究 室 室 長 池 田 拓 哉 氏 よ り貴 重 な ご助 言,. ト,Vol.39, No.188,. た実 験 に 際 して,建 設 省 土 木 研 11). 究 所 道 路 部 舗 装 研 究 室 小 森 谷 一 志 氏 の 協 力 を得 た.. 12) 13). 参考文献. pp.42〜51,. (社)日. 像 解 析ROMパ. 1.00, pp.68〜70,. 本 道 路 協 会:. 吉 村 優 冶, 小 川 正 二:. ア ス フ ァル. 1996年7月. 株 式 会 社 ネ ク サ ス: nexus68546画 ク 取 扱 説 明 書REV.. こ こ に記 して,深 く感 謝 の意 を表 す る.. 2). ア ス フ ァ ル ト混 合 物 用 細 骨 材 の 試. 験 法, 舗 装, pp.3〜10,. pp.209〜210,. 謝 辞:本 研 究 の 遂 行 に あ た り,建 設 省 土 木 研 究 所 道. 昭 和49年. 1975年. 飯 島 尚, 小 島 逸 平:. 材 粒 子 の 評 価, 第11回. ル ト混 合 物 に用 い る こ とは 有効 で あ る.. 御 指 導 を賜 った.ま. 1977年3月. 影 響 に つ い て, 日本 道 路 公 団 試 験 所 報 告. 針 状 度 を持 つ 細 骨 材 はア ス フ ァル ト混 合 物 に高 い せ. 1). 昭 和50年. 1976年. ッ. 1991年. 舗 装 試 験 法 便 覧, 1988年 粒 状 体 の 間 隙 比 お よび せ ん断 特. 性 に 及 ぼ す 一 次 性 質 の 影 響, 土 木 学 会 論 文 集, No.478/. (社)日 本 道 路 協 会: ア ス フ ァル ト舗 装 要 綱, 1992年. III‑26, pp.99〜108,. 1994年3月. 日本 道 路 公 団: 設 計 要 領 第1集, 1983年. EFFECTS. OF FINE. AGGREGATE. SHAPES. OF ASPHALT Masatoshi This paper investigates of fine aggregates,. KOBAYASHI,. Kozo. ON CHARACTERISTICS. MIXTURES HOKARI. and Kazuyuki. effects of fine aggregate shapes on characteristics. the complex modulus of asphalt. mixtures were depended on fine aggregate shapes. when O.A. C. increased in accordance increased in spite of higher O. A. C. shapes. The degree of needle-like. mortals. KUBO. of asphalt mixtures.. and the optimum asphalt. contents. The internal. In case of natural sands, the dynamic stabilities. with viscoelasticity The image processing. of asphalt analysis. mortars.. friction. (O.A.C.) of asphalt (D. S.) decreased. In case of screenings. (Scr), D. S.. showed that Scr had high degree of needle-like. shapes showed difference between natural sands and Scr through cluster analysis.. These results are considered that the specific shape of Scr improve the plastic flow resistance. ―248―. of asphalt mixture..

(9)

参照

関連したドキュメント

Key words: local area polishing, pressure-controlled, repulsive magnetic force, surface profile, pad shape.. の形状 を崩 さな

、 のパターンによって群化の効果が異なっていた。 すなわち、 パターン においては 条件の 間の距離の下限閾値が 条件より大きく、 条件で

これらの研究では、いずれも傾向干渉が形成された後の解除試行で、検索時に弁別的な検索手

リスト問の項目の弁別が試行とともに困難になるので、再生は低下し傾向抑制が形成される。 ②

目的:近年,インプラント治療において,治療期間

KEY WORDS RAW264.7 cell , Differentiation of osteoclast , Bone resorption , Nuclear factor of activated T ︱ cells , cytoplasmic 1 ( NFATc1 ), Receptor activator of

卒業研究発表会 メタバースアバタの属性が パーソナルスペースの形状に及ぼす効果分析 大阪工業大学 情報科学部 ヒューマンインタフェース研究室

Siglec–15抗体は,マウス骨髄細胞培養系に RANKL と M–CSF を添加し 3