高齢者大腿骨骨折患者に対する周術期専門的口腔ケアの効果
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(2) 日本有病者歯科医療学会雑誌. 10. Apr. 2015. は口腔衛生状態を再評価し,歯科衛生士が必要時に介入 し 1 週間程度見守りをした.非介入群では術前術後とも に,明らかに自己にて口腔清掃が困難な患者のみ看護師 により介助が行われたが,それ以外は患者本人に任され ていた. 両群とも食事は手術翌日より経口摂取が開始され,術 後のリハビリテーションは術後 1, 2 日目より上体を起こ し,漸次座位を取らせ 1 ~ 2 週間後より起立歩行訓練が 開始された.術前後の抗菌薬,鎮痛剤の投与も両群でほ ぼ同様に行われた. 術後 1 か月間の患者の状態を評価し,両群において以. 写真 1 術前の大腿骨骨折患者の様子 牽引固定されている.. 下の 4 項目につき検討を行った. 1)術後発熱 術後 2 日目以降~ 1 か月間のうち 37.5℃以上の発熱を 1 日でも認めたもの.. 表 1 対象一覧 対 象. 男/女. 平均 手術方法 年齢 ORIF UHR. 平均出血量 (mL). 平均手術 時間(分). 介 入 群 11/68. 81.9. 46. 33. 236.3±282.4. 77±47. 非介入群 13/73. 81.7. 46. 40. 219.5±235.9. 73±33. 2)術後持続する発熱 術後 2 日目以降~ 1 か月間のうち 37.5℃以上の発熱が 3 日以上続いたもの. 3)術後肺炎の発症の有無 肺炎の発症は本院内科医が,臨床症状,胸部エックス 線写真をもとに診断を行った. 4)術後創部感染の有無 本院整形外科医が創部を観察し膿汁貯留により消炎処 置を必要としたもの. 両 群 間 の 統 計 学 的 有 意 差 の 検 討 は,Fisher’s exact probability test を用い p < 0.05 を有意差有りと判定し た.. 結 果(表 2) 1)術後発熱について 術後 1 日以上の発熱を生じたのは介入群,非介入群と 写真 2 口腔ケア前の口腔内の様子 食渣や歯垢が停滞している.. ともに 40%程度であり,両群間に差はみられなかった. 単発的な発熱の大多数は,はっきりとした原因は不明で あった. 2)術後持続する発熱について 3 日以上持続する発熱を生じたのは全体の 13.9% で あった.介入群が 8 例(10.1%)であったのに対し,非 介入群では 15 例(17.4%)であった.両群間に有意差 は認めないものの介入群の方が持続発熱を生じたものは 少なかった.持続発熱の原因としては,肺炎,尿路感染 が多く,その他は偽痛風,脱水,腸炎などがあり原因不 明の場合もあった. 3)術後肺炎の発症について(表 3) 術後肺炎の発症は全患者 165 名のうち 8 例(4.9%)に 認められた.介入群では 1 例(1.3%)であったのに対し, 非介入群では 7 例(8.1%)に認められ統計学的に有意. 写真 3 口腔ケア前の義歯 義歯内面にも汚染を認める.. に介入群での発症は少なかった. 肺炎の発症時期は術後 3 日以内に発症したものが介入.
(3) Vol. 24 No. 1. 高齢者大腿骨骨折患者に対する口腔ケア. 11. 表 2 結果一覧 術後発熱 症例数(%). 術後持続発熱 症例数(%). 術後肺炎 発症例数(%). 術後創部感染 症例数(%). 全患者(165 名). 68(41.2). 23 (13.9). (4.9) 8. (0.6) 1. 介入群(79 名). 33(41.8). (10.1) 8. (1.3) 1. (0) 0. 非介入群(86 名). 35(40.7). 15 (17.4). (8.1) 7. (1.2) 1. P 値(*有意差あり). p=0.507. p=0.129. p=0.042<0.05 *. p=0.521. 表 3 術後肺炎を生じた症例 患者. 年齢. 性別. 大腿骨 骨折部位. 手術方法. 周術期 口腔ケア. 手術時間 (分). 出血量 (mL). 既往歴. 術後から肺炎 発症までの日数. 1. 81. 女. 頸部. UHR. 有. 49. 230. 慢性閉塞性肺疾患, 心肥大. 3. 2. 82. 女. 頸部. UHR. 無. 74. 250. 関節リウマチ. 11. 3. 75. 女. 骨幹部. ORIF. 無. 210. 880. 関節リウマチ, 難聴,舌癌術後. 6. 4. 90. 女. 転子間. ORIF. 無. 89. 50. 認知症,不整脈. 2. 5. 96. 女. 転子間. ORIF. 無. 56. 60. 胆石. 16. 6. 100. 男. 転子間. ORIF. 無. 86. 150. 高血圧,心房細動, 喘息. 10. 7. 96. 女. 頸部. UHR. 無. 72. 270. 認知症. 2. 8. 82. 女. 頸部. UHR. 無. 115. 200. 高血圧,腸ヘルニア. 28. 平均. 87.8. 93. 261.3. 9.8. 群,非介入群で各 1 例,術後 4 日以降 1 週間以内に発症. くない.小林ら 13)は 317 例中 18 例(5.7%)に術前に肺. したものが非介入群 2 例,術後 2 週間前後に発症したも. 炎を発症したと報告している.市村 14)は 65 歳以上の高. のが非介入群で 3 例,術後 4 週に発症したものが非介入. 齢者大腿骨骨折の術後合併疾患について報告し,221 例. 群で 1 例あった.術後 3 日以内に肺炎を発症したものは. 中 16 例(7.2%)に術後肺炎が生じたと報告している.. いずれも術前にも肺炎を発症していた.肺炎発症例の年. 奥寺ら 10)は 90 歳以上の超高齢者の大腿骨骨折において. 齢は 75 歳~ 100 歳(男性 1 名,女性 7 名)で平均 87.8. は 46 例中 5 例(11.0%)に術後肺炎を合併したと報告. 歳であり,全対象患者と比較して高齢であった.このう. している.いずれも,肺炎は最も頻度の高い術後合併症. ち死亡に至ったのは 2 例であった.. であった.. 4)創部感染について. 高齢者の大腿骨骨折が他の骨折と性格を異にするの. 介入群では創部感染はなく,非介入群に 1 例創部感染. は,本骨折が,患者の生命予後に重大な影響を及ぼす点. を認めた.その感染部位より Staphylococcus 群が検出. にある 15).大長ら 16)は大腿骨頸部骨折患者で術後 3 か. され,口腔内細菌は検出されなかった.. 月以内に死亡した症例につき検討し死亡原因の 1 位は肺 炎であり 43.7%を占めており,第 2 位の心不全 18.7%よ. 考 察 超高齢化社会を迎え大腿骨骨折の発生率は増加してい る. 10). .自宅での転倒などの軽微な損傷で容易におこる.. り圧倒的に多かったと報告している.また前田ら 11)も 高齢者大腿骨骨折術後症例の生命予後について報告し, 術後 1 年生存率は 84%であり,死亡原因として肺炎が 最も多かったとしている.術後肺炎をいかに予防するか. 一旦大腿骨骨折が生じると ADL が低下し,たちまち口. が,患者の予後を左右する.. 腔内環境は悪化する.入院時にすでに肺炎に罹患してい. 術後肺炎が発症するメカニズムは①口腔内や鼻咽腔内. る場合や入院後手術待機中に肺炎を発症することも少な. の分泌物に含まれる微生物の気道内侵入②患者の感染防.
(4) 日本有病者歯科医療学会雑誌. 12. Apr. 2015. 御機構の破綻③周術期の侵襲と周術期の管理,の 3 つか. 早くリハビリテーションを開始し,早期離床を勧めてい. ら構成されている 17).また加齢に伴い,嚥下機能の低. る.しかしながら超高齢者や,重篤な基礎疾患がある場. 下や咳反射の低下により,誤嚥の機会が増え,免疫能の. 合および認知症がひどい場合などはなかなか指示どおり. 低下も加わり肺炎の頻度や重篤度が増加すると考えられ. にリハビリテーションが進まないことがある.術後のリ. る. 18). ハビリテーションは回復のためには必須であるが術後肺. . 19). は大腿骨骨折患者において肺炎を起こした. 炎を併発してしまっては回復が遅れ入院期間が長引き自. 症例は高齢で痴呆の程度が重かったと報告している.今. 己歩行不可,ねたきりへとつながりかねない.そのため. 回の検討で認知症に罹患していたのは介入群 13 例,非. には術前の患者および家族へ口腔衛生に対する動機づけ. 介入群 11 例であったがその内,肺炎に罹患したのは 2. が必要である.. 例であった.しかしながら肺炎発症患者の平均年齢は母. これまで,周術期口腔ケアの必要性についての報告は,. 集団の平均年齢より高齢であり,高齢であることが最大. 消化器がん,頭頸部腫瘍,心臓血管疾患,移植時等に関. の肺炎併発のリスク因子であると考えられる.高齢者の. して多数報告 1 〜 9) され,周術期における口腔ケアの重. なかには術前診断されていない認知症患者が多数存在す. 要性についての認識は高まりつつある.しかしながら,. ることにも注意を払う必要がある.. われわれの渉猟し得た限り整形外科疾患に対する周術期. 気管挿管患者の肺炎は気管挿管による気道防御の侵. 口腔ケアに関する報告はわずかである 12).これは,大. 害,咳反射の障害,気管チューブのカフ上に貯留する細. 腿骨骨折を除く多くの整形外科疾患が,基礎疾患がなけ. 青木ら. 20 〜 22). .原. ればコミュニケーションもとりやすく,口腔清掃も自己. 因となる細菌は口腔・咽頭部の細菌からなるバイオフィ. にて行える場合が多いため,整形外科医の周術期口腔管. 菌を多く含む分泌物の誤嚥と考えられてきた 5). ルム形成が大きく影響している .また術後 6 日以内に. 理の必要性に対する認識は高くはないからであろう.し. 生じる肺炎は,手術の前から下気道に侵入していた細菌. かしながら実際,大腿骨骨折の患者の大部分は高齢者で. により生じていると Valencia23) らは報告している.す. あり,脳梗塞,認知症などの基礎疾患を有する場合も多. なわち術前に細菌を減少させることが術後肺炎の予防に. く,普段から自己にて十分な口腔清掃が行えていない場. 効果的と言える.. 合も多い.このことを医師および看護師にも知ってもら. 術後肺炎と類似する病態として,高齢者誤嚥性肺炎が. えるよう啓蒙活動が必要である.. あり,大脳基底核の不顕性脳梗塞が原因と考えられてい. 一方,人工関節置換術後の術後感染は重篤な合併症で. る.大脳基底核の梗塞によりドパミン作動性神経系の機. あり,その原因の 1 つに口腔内細菌による遅延性血行感. 能低下を生じ,これに連なる迷走神経知覚枝の機能低下. 染があげられる 25).Témoin ら 26) は感染を生じた関節. からサブスタンス P の遊離・放出の低下をきたし,誤. 部の滑液中の細菌 DNA を調べ歯垢中の細菌と同じ細菌. 嚥と気管支・肺内の細菌増殖が誘発され,肺炎が惹起さ. DNA が検出されたと報告している.La Porte ら 27) は. れると説明されている 24).今回の検討では,術後早期. 歯科治療後には,特に 30 分以内の菌血症が生じると報. に肺炎を生じるものもあれば,術後しばらくたってから. 告している.炎症病巣のある歯肉をブラッシングやス. 発症するものもあり,術後肺炎と高齢者誤嚥性肺炎が混. ケーリング等を行うと,血行性感染により人工関節など. 在していると考える.どちらの場合においても細菌の侵. の異物留置部の感染を引き起こす可能性があると考えら. 入を可及的に減少させるのが肺炎予防へとつながる.. れているが,本院においては口腔細菌が原因となるよう. 本検討において,術前より肺炎を発症していた症例は,. な感染は認めなかった.われわれは菌血症による感染に. 肺炎が軽快してから手術が行われているが,それらの術. 留意し,手術直前の口腔ケアではなく,手術前日または. 後肺炎は術前より存在した下気道の細菌叢が原因となっ. 当日早朝に口腔ケアを行っている.菌血症を生じやすい. て発症したと考えられる.介入群においても術後肺炎が. 歯肉縁下のスケーリング,ルートプレーニング,抜歯な. 生じた症例は術前にも肺炎を生じていたが,口腔ケアは. どは極力必要なければ行わないようにしている.また,. 依頼のあった手術前日からのみ行われた.すなわち口腔. 術直前には必ず抗菌薬の点滴を行っており,周術期専門. ケアは気道感染予防には成り得るが,一旦感染が生じて. 的口腔ケアが創部感染を引き起こすことはほとんどない. しまったものに対しては感染制御するほどの効力はない. と考えられる.本検討における創部術後感染症例は,細. と考えられ,気道感染が生じる前に開始するべきである. 菌種より口腔細菌の関与は否定的である.しかしながら,. といえる.受傷後すぐに何らかの理由で手術ができない. 人工関節置換などが行われる整形外科手術においては,. ときには,できるだけ早期に口腔ケアを開始するのが望. まれではあるが口腔内細菌による血行感染の可能性も考. ましいと考える.. 慮し,感染予防を目的に入院時または入院前に口腔内診. さらに術前に肺炎を合併している例では,骨折に対す. 査を行うほうがよいと考える.. る積極的手術による体位ドレナージの促進,早期離床が. 以上より,高齢,特に 75 歳以上でなおかつ ADL 低. 重要である. 13). .本院においても術翌日よりできるだけ. 下傾向にある患者であれば,術前の口腔内診査,ケアは.
(5) Vol. 24 No. 1. 高齢者大腿骨骨折患者に対する口腔ケア. 必須となってくるのではないかと考える.. 結 語 本検討において,周術期専門的口腔ケアによって高齢 者大腿骨骨折患者の術後肺炎の発症を予防できる可能性 が示唆された.しかしながらいったん肺炎が発症した場 合は口腔ケアだけでは不十分であり適切な抗菌薬選択を 行い,患者の救命につなげることが重要である. 本論文に関して,開示すべき利益相反状態はない.. 引用文献 1)上嶋伸介,坂井謙介,他:食道癌手術患者に対する 専 門 的 口 腔 ケ ア 施 行 の 効 果. 日 外 感 染 症 会 誌 6: 183-188, 2009. 2)片岡奈々美,佐藤みやこ,他:造血幹細胞移植患者 への専門的口腔ケアと肺炎発症についての臨床的検 討.熊本医療センター医学雑誌 9: 14-21, 2009. 3)野村綾子:消化器がん周術期患者に対する口腔ケア の免疫学的検討.日摂食嚥下リハ会誌 16: 50-56, 2012. 4)角 保徳:心臓血管疾患と口腔ケア.医学のあゆみ 243: 680-683, 2012. 5)上野尚雄,大田洋二郎:周術期における口腔ケアの 重要性.麻酔 61: 276-281, 2012. 6)大田洋二郎:口腔ケア介入は頭頚部進行癌における 再建手術の術後合併症を減少させる―静岡県立静岡 がんセンターにおける挑戦―.歯界展望 106: 766772, 2005. 7)古土井春吾,元村昌平,他:血管柄付き遊離皮弁を 用いた口腔癌即時再建症例の術後感染に対する口腔 ケアの効果.日本口腔感染症学会雑誌 14: 19-26, 2007. 8)足立忠文,三木仁美,他:食道癌周術期における術 後肺炎に対する口腔ケアの効用について.日本摂食・ 嚥下リハビリテーション学会雑誌 12: 40-48, 2008. 9)片岡智子,梅田正博,他:口腔癌手術後肺炎に対す る口腔ケアの予防効果について.日本口腔診断学会 誌 21: 1-6, 2008. 10)奥 寺良弥,末網 太,他:90 歳以上の超高齢者の 大腿骨近位部骨折の治療成績.東日本整災会誌 22: 588-592, 2010. 11)前田周吾,末網 太,他:高齢者大腿骨頚部・転子 部骨折手術の生命予後.東日本整災会誌 20: 15-18, 2008. 12)鳥居栄里子,岩瀬敏樹,他:大腿骨近位部骨折患者. 13. における誤嚥性肺炎予防.県西部浜松医療センター 学術誌 2: 106-108, 2008. 13)小林康正,小野 豊,他:高齢者大腿骨頚部骨折に おける周術期管理の問題点―全身合併症からみた生 命予後の検討―.骨・関節・靭帯 15: 113-119, 2002. 14)市村和徳:高齢者大腿骨転子部骨折の医療に影響す る術後合併疾患.骨折 29: 761-763, 2007. 15)加藤 淳,岩崎康平,他:高齢者大腿骨頚部骨折患 者における周術期合併症の検討.中部整災誌 39: 833-834, 1996. 16)大長省博,鈴木裕彦,他:高齢者の大腿骨頚部骨折 における術後早期死亡例の検討.整形外科と災害外 科 52: 4406-4410, 2003. 17)吉田祐一:術後肺炎の発症のメカニズム.日本外科 感染症学会雑誌 7: 319-326, 2010. 18)深田伸二:無症候高齢者の周術期.ICU と CCU 36: 515-520, 2012. 19)青木昭子,佐藤貴子,他:大腿骨頚部骨折患者にお ける入院後合併症の検討 とくに肺炎の合併が臨床 経過に及ぼす影響について.日老医雑誌 40: 615619, 2003. 20)Gorge DL, Falk PS, et al: Epidemiology of ventilator-acquired pneumonia based on protected bronchoscopic sampling. Am J Respir Crit Care Med 158: 1839-1847, 1998. 21)Neuhauser MM, Weinstein RA, et al: Antibiotic resistance among gram-negative bacilli in US intensive care unit: Implications for fluoroquinolone use. JAMA 289: 885-888, 2003. 22)Robert R, Grollir G, et al: Colonization of lower respiratory tract with anaerobic bacteria in mechanically ventilated patients. Intensive Care Med 20: 1062-1068, 2003. 23)Valencia M, Ferrer M, et al: Automatic control of tracheal tube cuff pressure in ventilated patients in semirecumbent position: a randomized trial. Crit Care Med 35: 1543-1549, 2007: 24)Yamaya M, Yanai M, et al: Interventions to prevent pneumonia among older adults. J Am Geriatr Soc 49: 85-90, 2001. 25)萩尾佳介,西尾 進,他:抜歯と血行感染,その予 防.MB Orthop 21: 13-19, 2008. 26)Témoin S, Chakaki A, et al: Identification of oral bacterial DNA in synovial fluid of patients with arthritis with native and failed prosthetic joints. J Clin Rheumatol 18: 117-121, 2012. 27)LaPorte, DM, Waldman BJ, et al: Infections associated with dental procedures in total hip arthroplasty. J Bone Joint Surg Br 81: 56-59, 1999..
(6) 14. Apr. 2015. Efficacy of professional perioperative oral care for elderly patients with femur fractures Senoo Hitomi 1)・Nakano Yuko 2)・Tokumiya Mototomi 3)・Otani Masataka 1) 1)Department of oral and maxillofacial surgery, Yukioka Hospital (Chief: Dr. Senoo Hitomi) 2)Tomi Dental Clinic(Chief: Dr. Okuda Yoshihiko) 3)Department of oral and maxillofacial surgery, Osaka Rosai Hospital (Chief: Dr. Yoshioka Hideo). Abstract: In today’s rapidly aging society, the number of patients with femur fractures has been increasing. Femur fractures in the elderly occur readily in minor accidents, such as falls at home. A Patient’s mobility is decreased after suffering a femoral fracture, and their oral hygiene worsens quickly as they are unable to care for their teeth and mouth. The most common postoperative complication in these patients is pneumonia. The purpose of this study is to evaluate the effectiveness of perioperative oral care in the prevention of postoperative complications in elderly patients with femur fractures. The research was conducted on 165 patients aged over 70 years, with femur fractures. The patients were classified into a group of 79 people that were given perioperative oral care(care group)and a group of 86 people that did not receive perioperative oral care(non-care group). For one month after surgery, the following conditions were monitored in the patients: the presence of high fever, high fever that lasted for 3 days, the onset of pneumonia, and wound infection. The frequency of high fevers that lasted for 3 days after surgery was higher in the non-care group than in the care group. However there were no statistically significant differences. The onset of pneumonia, however, was observed in only one case in the care group, compared to seven cases in the non-care group. Therefore the prevention of pneumonia in the care group was more successful statistically. Postoperative wound infection was only found in one case: in the non-care group. The results therefore show that perioperative oral care is useful for the prevention of post-operative pneumonia in elderly patients with femur fractures. Key words: Femur fracture,perioperative oral care,post-operative pneumonia.
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