番き言葉としての愛媛方言の研究
一方言の活用事例を中心に一
専 攻 教 科 ・ 領 域 教 育 専 攻 コース 言語系コース(国語) 氏 名 萩 森 万 裕 美 1 .研 究 の 居 的 「ことばの力Jをスローガンとして掲げてい る愛媛県では、方言を取り入れた標語が路両電 車に書かれている様子や、商品として売られて いる方言カルタなどを目にする機会がある。こ のような場面を自にすることで、私たちは愛媛 県民としてのJ
共 同 意 識Jや「連帯感j、「地域 色jなどを感じ取ることができるが、一方では、 日常生活で使用されていない トー (ぞ)なもし」 のような表現が土産応の看板に使用されている こともあり 、このような愛媛方言は「作られた 方 言Jのようにも感じられる。 そこで本研究では、愛媛県のタウン誌や看板、 土産品などに見られる「書き言葉としての愛媛 方 言Jを具体的に分析し、以下の3点を明らか にする。 ( 1 ) 書 き 言 葉 と し て の 愛 媛 方 言 は ど の よ う に使用されているか。(
2
) 方言使用の背景にはどのような意図・目 的があるのか。 ( 3 ) 書き言葉としての愛媛方言の「教材とし ての有効性jはどのような点にあるのか。2.
論 文 の 構 戒 第1章 序 論 第2章 方言の性質と言語景観に関する先行研 次 舟 守 7L 指 導 教 員 茂 木 俊 伸 第3章 書き言葉としての愛媛方言 第4章 タウン誌における愛媛方言 第 5章 言語景観における愛媛方言 第6章 愛媛県のゆるキャラと方言 第 7章 結 論 参考文献 資 料3.
論文 の 内 容 本研究ば、以下の7章で構成される。 第 1章では、本研究の目的と方法、構成につ いて述べた。 第2章では、先行研究から方言の性質や「言 語景観」の概念についてまとめ、「書き言葉とし ての愛媛方言Jの研究がどのようなものである かについて示した。 第 3章 で は、先行研究に基づき、「書き言葉 としての方言」を研究する意義について述べた。 第 4章では、愛媛方言が使われている具体的 な媒体として、愛媛県内で発行されているタウ ン誌の調査・分析を行った。 第5章では、愛媛方言が使われている「言語 景 観Jの具体的な媒体として、土産品、ポスタ 一、パンフレットなどの調査・分析を行った。 第 6章では、愛媛県の地域キャラクター(ゆ るキャラ)が用いられている土産品を対象とし、 そとで使用されている愛媛方言の調査 ・分析をf
子った。 -165-第 7章では、本研究によって明らかになった ことと今後の課題について述べた。 4. 本碗究の成果 本研究では、先に