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漏12回 東京医科大学脈管研究会

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Academic year: 2021

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一 77 一

東医大誌 60(1):77〜79,2002

漏12回 東京医科大学脈管研究会

日  時:平成13年9月ll日(火)

時  間:午後6時00分〜

場所:東京医科大学病院      教育棟5階講堂 当番教室:解剖学第二講座

2.ヒト肺微小血管内皮細胞からの肝細胞増殖因子産生に おけるInterleukin−1βの影響

(霞ヶ浦病院・内科)森迫隆弘、高橋君子、岸 厚次,

小林克行、柳生久永、大石修司,中村博幸、松岡 健 肝細胞増殖因子(以下HGF)は肝細胞に対する増殖因子とし て発見され、血管内皮細胞に対しても増殖能を持つことが 報告されている。

Interleukin−1β(以下IL−1 B)は線維芽細胞からのHGF産生 を促すことが知られているが、ヒト肺微小血管内皮細胞(以下 HLMEC)における影響は不明である。急性肺障害における HGFの影響を調べるためHUVECを対照にIL1β刺激後の HLMECからのHGF産生を検討した。 II!1βを添加し、12時 間培養した後に培養上清中および細胞表面のHGFをELISA 法で測定した。またHGFmRNAおよび。−metmRNAをRT−

PCR法を用いて検討した。 HLMECにおいて培養上清、細 胞表面ともにIL−1βを添加することにより用量依存性に HGF産生量は増加を示したのに対しHUVECは不変であっ た。HGFmRNA、 c−metmRNAともにHLMECで確認できた がHUVECでは認めなかりた。

以上よりHLMECにおいてHGFはparacrine的に作用し急性 肺障害後のremodelingに関与している可能性が考えられた。

1.老齢マウス脾臓辺縁帯の赤血球通過について

(解剖学第二)清水 澄、山田仁三

3.成人体肢皮静脈弁の分布について

(解剖学第一)飯村 彰、中村陽市、松山永久,伊藤正裕

マウス脾臓では、中心動脈から分岐した細動脈に由来する 毛細血管は白脾髄、辺縁帯を通過し赤脾髄の静脈へつなが る。一方、中心動脈は、白脾髄を通過し、筆毛動脈を経て 脾索内に注ぐ。加齢によってアミロイドが赤脾髄に沈着す る。赤血球の辺縁帯通行に対するアミロイドの影響につい て検討した。

7〜23月齢の雄IVCS系マウスを用い、脾臓のパラフィン切 片を作成し、ヘマトキシリンーエオジン、ピクロシリウス レッド、ベルリン青の各染色を施した。

12月齢以後の脾臓では、アミロイドが赤脾髄に沈着し、そ の間隙を赤血球が通過していた。担鉄細胞は、7月齢では、

白、赤丁丁に分布しているが、12月齢以後では白脾髄のみ に分布していた。

以上の結果は、辺縁帯にアミロイドが沈着した脾臓では、

担鉄細胞が赤脾髄から消失することから、脆弱化した赤血 球は、食細胞ではなく辺縁帯を通過の際の物理的圧力に破 壊されていると考えられた。

【目的】四肢の皮静脈は自家移植グラフトとして活用されるよ うになり、その弁の分布の特異1生が注目されてきている。従来、

幹静脈における弁の分布に関する肉眼解剖学的研究において

(1)弁間距離はほぼ一定である、(2)静脈根の遠位近傍に弁 が存在するとの2説の検証が主になされてきた。しかし、四肢 の皮静脈弁に関する詳細な報告はまだ少ない。そこで、四肢 の皮静脈弁の分布様式を観察し上記2説の再評価を行った。

【材料と方法】解剖学実習に供された遺体33例(男性23例、

女性10例)を用いた。擁二皮静脈、尺側皮静脈と大伏在静 脈を肢端の静脈網から近位の深部静脈に流注するまでと、

これらに連絡する根静脈を含めて剖出・摘出した。実体顕 微鏡下で静脈を長軸方向に切開し、弁間距離および弁とそ の近傍の静脈根開口部との距離をノギスを用いて計測した。

【結果】弁間距離は幹静脈の種類によって異なり、かつ同 一幹静脈においても局所によって異なっていた。また各静 脈の弁の大多数が根静脈の開口部の遠位近傍に位置してい た。肘関節部では隣接する部位に比較して弁数の減少が見

られたが、膝関節では認められなかった。

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