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現代の日本人の「生きる課題」と 学校カリキュラム(試案第1版の1)

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(1)

現代の日本人の「生きる課題」と 学校カリキュラム(試案第1版の1)

佐 藤 年 明

IssuesofLifeforModernJapanese

andTheirSuggestiontoSchooICurriculum(Ver.1‑1)

ToshiakiSATOU

Ⅰ.はじめに

1989年に告示された現行学習指導要領において、小学校では低学年社会科・理科の廃止、

生活科の新設という、戟後教育で初めての教科の改廃が行なわれた。その後、次の改訂では生 活科型の教科が中学年以上にも登場するとか、国語・算数を合わせて「記号科」、音楽・図工 が「芸術科」になるなどの教科統合に関する情報がかなり流れたが、先日の中央教育審議会第 1次答申と、それを受けて発足した教育課程審議会の動向を見ると、生活科に続く小学校教科 の統廃合は、「次の次」の学習指導要領改訂まで持ち越されたようでる。この背景には、「自分 の教科をなくされてはたまらない。」という各教科関係団体からの強いはたらきかけがあると

も聞くが、中教審答申が言うように、民間教育研究団体などを含む各方面の意見を十分に聴取 しながら教科再編成についてじっくりと検討を進めること(1)に筆者も賛成である。

またこれとは別に中教審答申は、既存教科の枠にこだわらない「総合学習」を推奨し、その

学習課題として、国際理解・情報・環境などをあげている(2)。総合学習については日教組教

育制度検討委員会(1974年)・日教組教育課程検討委員会(1976年)の提案や民間教育研究

団体・私立学校等における先駆的実践などがある(3)が、官側においてもようやく注目されば じめたことば評価してよい。しかし、そこで課題例としてあげられているものはまだまだ狭い 範囲にとどまりすぎている。

筆者は、総合学習という形態をとるかどうかは別にして、既存教科の区分にあまりこだわら ずに、現代日本に生きる人間として直面せざるを得ない課題について、学校カリキュラムの中

に位置づけて学習を組織することが必要であると考える。本稿では、現時点(1996年10月) で筆者が設定すべきであると考えている9つの課題領域について、全体的な素描を試みる。こ れは、学習指導要領に代表される既存の学校カリキュラムに対する全面的な対案ではない。現 代人が直面する「生きる課題」という観点だけでは掬い取れない学習課題もまた存在するから である。ただ、こうした、包括的ではないにせよ重要であると考えられる観点を設定して、現 代の学校カリキュラムを全体的に洗い直してみる作業は、疲弊する現代日本の学校教育を活性 化する効果を十分に持っていると考える。

なお、上記の趣旨からすれば、Ⅱにおける9つの課題領域の記述をもっと詳細に行なわなけ

(2)

ればならないのであるが、全体の紙数の制限がある中で筆者の提案と現行学習指導要領(小学 校)との対応関係を示す資料編(Ⅲ)もまた、ぜひとも掲載したかったので、Ⅱの記述は最低 限の簡略なものにとどめざるを得なかった。学習課題の詳述と資料編の追加(中学校・高等学 校学習指導要領)については続報する。

Ⅱ.学校カリキュラムに位置づけるペき現代の日本人の「生きる課題」

以下に提案するのは、筆者が過去数年間にわたって構想してきた、日本の学校カリキュラム に新たに(もしくは改めて)位置づけるべき課題領域である。筆者は、現代の日本人が社会生 活において直面している様々の課題のうち主なものを学校のカリキュラム構成に反映させるべ きであるという基本的見解を持っている。これまでに簡単な構想メモを公表したことばある が(4)、本格的に論じるのは本稿が初めてである。検討が不十分な部分も多々あるので、多く の方の御批判をいただきたい。

1.生と死

人間が生きるということをトータルにとらえる視点が、現代の学校カリキュラムでは弱い。

特に、生の終末点としての死を正面から授業で扱うことは、極めて稀である。せいぜい文学作 品に措かれた死を扱えばいい方であろう。このことの背景には、死を「忌むべきもの」と見な す日本の伝統も関連していよう。また、幼い子どもに死を意識させることは、いたずらに恐怖 JL、をあおることになるのではないかという大人の配慮もはたらいていたのであろう。

社会的に見れば、高齢化社会の到来が言われる中で、ガン告知・脳死・尊厳死などの問題と も関わって、人間らしい死に方とは何かが盛んに議論されている。このうちガン告知問題は、

他の難病とともに、決して高齢者に限らず、子どもたちの中にもそれに直面せざるを得ない人 たちが増えている。学校教育においては、マニアックな死へのこだわりは不要だが、基本的に 死ということをも正面から見据えることによって生きる意味を考えていくという視点で、タブー

にせず取り上げていくべきである。

その際、アメリカ等で相当の蓄積があるdeatheducation(死への準備教育)(5)から学ぶこ とが必要である。

2.食

人間の食生活については、Ⅱで見るように、家庭科教育を中心に蓄積がある。中等教育における

男女共習の実現を契機とした家庭科教育の一層の充実に期待しつつも、食に関する学習を家庭科

における家庭生活の学習の枠内にとどめずに、より広い視野の中に位置づける必要がある。

乳幼児の食習慣の確立の問題から米輸入自由化と食糧自給・食糧安全保障のような国政・外交 上の問題まで幅広く視野に入れ、いくつものレベルの問題を「串刺し」にして食をとらえたい。

3.性

今回の学習指導要領改訂によって、性教育はようやく小学校のカリキュラム上に正式に位置 づけられた。すなわち、5年の理科及び5年の体育(保健分野)においてである(Ⅲ参照)。

しかし本来性教育は、これらの限定された教科学習の中に閉じこめられるべきものではない。

‑132‑

(3)

時期的にも、(子どもの意識・関心を丁寧に把握しながら)小学校低学年から積極的に人間の 性(humansexuality)に関する学習を組織すべきである。

4.生産・消費・廃棄

低学年社会科が「生活科」に変わってから、社会における人間の労働の学習が弱められてい る。社会の存立基盤である人間の労働を豊富な実体験・観察・調査などを伴いながら学習して いくことは重要である。同時に、富を生み出す活動としての労働を、生み出した富を活用する 活動(消費)や、富とともに生み出される不要物を処理する活動(廃棄)、さらに有限な資源 の下で廃棄物を見直し再利用していく活動などとの関連において、包括的に把握することが必 要である。

5.環境

環境教育については1990年代に入って多くのことが語られ、教育実践も蓄積されてきてい るので多言はしない。ただここでも、個人の努力によっても一定の改善が可能な身近な生活環 境の整備から地球規模の環境問題までの、様々な次元を区別しながら、それらを「串刺し」に

していくような包括的な環境教育構想を立てることが必要になる。

6.平和

日本の平和教育には戦後50年を越える蓄積がある。しかし、戦争体験者の高齢化によって 体験継承中心の平和教育の限界が近づいていることや、平均的な学校での平和教育が8月6日・

9日などを中JL、とした行事的なものにとどまっていること、冷戦構造崩壊後の国際情勢の下で 平和とは何かについての新たな検討が求められていることなど、多くの課題を抱えていること も事実である。このような状況認識に基づいて、改めて学校行事や社会科の歴史教育の中だけ にとどまらない包括的な平和教育を構想する必要がある。

7.パフォーマンスとコミュニケーション

Ⅲで見るように、小学校では学習指導要領の範囲でも自己表現とコミュニケーションに関し て実に多くの指導課題が設定されている。もちろん量だけでなく質的に撤密な検討が必要だが、

小学校教育では子どもが自分を豊かに表現し、そのことを通じて他者と多様で豊かな結びつき を形成していく機会はたくさんあるのだ。

しかし翻ってわれわれ大学教師が日々接している学生の現状を見ると、初等教育はともかく、

それに続く中等教育の中では、(少なくとも授業のような公の場における)自己表現(パフォー マンス)と他者との交流(コミュニケーション)の力は残念ながら順調に成長してきていない

と見なさざるを得ない。

少年期から青年期への20年近いタイム・スパンの中で、パフォーマンスとコミュニケーショ ンの力を豊かに育てていく構想を立てる必要がある。いくっもの教科領域における学習や教科 外の諸活動の横の連携も求められる。

8.情報とコンピュータ

子どもたちが情報化社会に生きることを余儀なくされている状況の下で、コンピュータによ

(4)

る情報処理の知識・技術の基礎に関する学習を拡充していくことも必要である。しかし、この 分野では当面は有効な知識・技術であってもそれが陳腐化していく速度は極めて速い。

学校教育においては、貝体的にコンピュータに慣れ親しみ、それを使いこなす知識・技術を 習得することも必要ではあるが、そうした対症療法的学習を越えて、コンピュータを利用した 情報処理が人間社会にもたらした変化とその意味を考えたり、人間の生活や活動の中でコンピュー

タによって代替可能な部分とそうでない部分はそれぞれ何なのか(少なくとも現時点で)を学 ぶなど、コンピュータを使いこなしつつそれを相対化できるような人間を育てる教育の構想が 必要である。

9.原初的レベルからの人間的連帯と共感

1995年1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災が日本社会を何をもたらしたの かを、われわれは考え続けなければならない。教育学研究におけるその努力は、極めて不十分 であると言わざるを得ない。

「日本の学校教育は阪神・淡路大震災から何を学ぶべきか」という問いに対して、筆者はま だ明確に整理された見解を持ち得ていないが、少なくとも以下のことば必要だと考えている。

被災地神戸では、現代の高度な科学技術に支えられた文明生活が、一瞬のうちに崩壊してし まった。多くの人命が失われ、生き残った人も水の確保をはじめ生きていくために最低限必要 な物資や手段の確保にゼロから取り組まねばならなかった。こうした極限状況の中から立ち上 がっていった人々の思いや行動や知恵や悲しみやしたたかさや、その他諸々のものからわれわ れが学び取れることば無数にある。

神戸の災厄は他人事ではない。文明国日本のどの町で再び起こっても不思議ではない。全て を破壊された極限状況の下で、それでも生きていくために人間は相互にどのように関わり合う のか、どのように連帯しあい、共感しあうのか。もちろん、どのようにいがみ合い、傷っけ合 い、対立するのかも含めて、きれいごとに終わらず、リアルに極限状況下の人間関係を捉える ことが必要である。

Ⅲ.現行学習指導要領における「生きる課題」に対応する記述(その1・小学校)

小学校学習指導要領(1989年版)の「第2章 各教科」における、各教科各学年の「内容」

の項目から、Ⅱで提起した9つの学習課題領域に関係する項目をすべてピックアップした。

1.生と死

小学校・生活

]1可

(5)動物を飼ったり植物を育てたりして、それらも自分たちと同じように生命をもっている ことに気付き、生き物への親しみをもちそれを大切にすることができるようにする。

(6)入学してから自分でできるようになったことや日常生活での自分の役割が増えたことな どが分かり、意欲的に生活することができるようにする。

2てlミ

(5)野外の自然を観察したり、動物を飼ったり植物を育てたりして、それらの変化や成長の

‑134‑

(5)

様子に関心をもち、また、それらは自分たちと同じように成長していることに気付き、自 然や生き物への親しみをもちそれらを大切にすることができるようにする。

(6)生まれてからの自分の生活や成長には多くの人々の支えがあったことが分かり、それら の人々に感謝の気持ちをもち、意欲的に生活することができるようにする。

小学校・社会

巨司

(2)地域社会において、火災、交通事故、盗難などの災害や事故から人々の安全を守るため、

関係の諸機関が相互に連絡を取り合いながら緊急に対処する体制をとっていることを見学 したり調べたりして、人々の安全を守るための関係機関の働きとそこに従事している人々 の工夫や努力について理解できるようにする。

小学校・理科

「:川ミ】

A

生物とその環境

(3)人の身体を観察したり他の動物と比べたりして、人の体のつくりを調べることができる ようにする。

人の身体には目、耳、皮膚などがあり、それらにはきまった働きがあること。

人が体を動かすことができるのは、骨や筋肉の働きによること。

小学校・体育 5・6年

G

保健

(2)けがの防止について理解できるようにする。

交通事故、学校生括の事故などによるけがの防止には、周囲の危険に気付いて的確な 判断の下に安全に行動することが必要であること。

(3)病気の予防について理解できるようにする。

病原体が主な要因となって起こる病気の予防には、病原体を体に入れないことや病原 体に対する体の抵抗力を高めることが必要であること。

生活行動や環境が主な要因となって起こる病気の予防には、望ましい生活習慣を身に 付けること、住まいや衣服を整えることなどが必要であること。

(4)健康な生活について理解できるようにする。

健康の保持増進には、運動、休養、睡眠及び食事の調和のとれた生活をすることが必 要であること。

健康の保持増進には、良い水、良い空気及び日光が欠くことのできないものであるこ

と。

健康の保持増進には、個人の努力とともに、家庭、学校などの努力も必要であること。

(6)

2.食

小学校・社会

5叫

(1)我が国の農業や水産業の現状に触れ、それらの産業に従事している人々が生産を高める 工夫をしていることを理解できるようにするとともに、国民生活を支える食料生産の意味

について考えることができるようにする。

我が国の農業について、主な生産物とその分布、土地利用の特色などを地図や資料な どで調べて、我が国の農業は自然環境と深いかかわりをもって営まれていることや国民 の食料の確保の上で農産物の生産が大切であることなどを理解するとともに、農業の盛 んな地域の具体的事例を調べて、農業に従事している人々の工夫や努力に気付くこと。

我が国の水産業について、主な漁港や漁場、漁獲高などを地図や資料などで調べて、

我が国の水産業の特色や国民の食生活の上で水産資源が大切であることなどを理解する とともに、水産業の盛んな地域の具体的事例を調べて、水産業に従事している人々の工 夫や努力に気付くこと。

小学校・理科

せ̲乍!ミ弓

A

生物とその環境

(3)人の身体を他の動物や植物と比較したり関係付けたりして、人としての特徴や環境との かかわりを調べることができるようにする。

人は、食べ物、水、空気などを通して、他の動物、植物及び周囲の環境とかかわって 生きていること。

小学校・家庭

[享司

B

食物

(1)体に必要な栄養素とその働き及びそれらの栄養素を含む食品の種類が分かり、食品を組 み合わせてとる必要があることを理解できるようにする。

(2)野菜や卵を用いて簡単な料理ができるようにする。

調理に必要な材料の選び方や計量の仕方が分かること。

食品の洗い方、切り方、加熱の仕方、味の付け方及び盛り付け方が分かること。

野菜を切ったりいためたりできること。また、卵をゆでたり焼いたりできること。

ェ 調理に必要な用具や食器の安全で衛生的な取扱い方及び燃料やこんろの安全な取扱い ができること。

(3)簡単な間食を整え、食べ方やすすめ方を工夫し、団らんの場を楽しくすることができる ようにする。

6隼

B

食物

(1)栄養を考えた食物のとり方が分かり、1食分の献立を作ることができるようにする。

(2)日常よく使用される食品を用いて簡単な料理ができるようにする。

‑136‑

(7)

米飯、みそ汁、じゃがいも料理、魚や肉の加工品を使った料理、サンドイッチ、飲み 物などの調理ができること。

調理に必要な材料の分量が分かり、計画を立て手順よく調理ができること。

盛り付けや配膳を工夫し、望ましい食事の仕方が分かること。

(3)家庭生活における会食の意義を理解し、計画を立てて楽しい会食ができるようにする。

3.性

小学校・理科 :5咋

A

生物とその環境

(3)人と他の動物を比較したり資料を活用したりして、人の発生や成長などを調べることが できるようにする。

人は、男女によって体のつくりなどに特徴があること。

人は、母体内で成長して生まれること。

小学校・体育 5・6年

G

保健

(1)身体の発育と心の発達について理解できるようにする。

体は、年齢に伴って変化すること。また、思春期になると、体っきが変わり、初経、

精通などが起こって次第に大人の体に近づくこと。

イJL、は、いろいろな生活経験を通して、年齢とともに発達すること。また、思春期にな ると異性への関心、が芽生えること。

4.生産・消費・廃棄

小学校・生活

[画

(2)家庭生活を支えている家族の仕事や家族の一員として自分でしなければならないことが 分かり、自分の役割を積極的に果たすとともに、健康に気を付けて生活することができる ようにする。

巨画

(1)自分たちの生活は近所の人や店の人など多くの人々とかかわっていることが分かり、日 常生活に必要な買い物や使いをしたり、手紙や電話などで必要なことを伝えたりするとと もに、人々と適切に応対することができるようにする。

(2)乗り物や駅などの公共物の働きやそこで働いている人々の様子が分かり、安全に気を付 けてみんなで正しく利用することができるようにする。

(4)身の回りにある自然の材料などを用いて遊びや生活に使うものを作り、みんなで遊びな どを工夫することができるようにする。

(8)

小学校・社会

:川ミ」

(3)自分たちの市(区、町、村)を中心にした地域の商店や商店街の様子について調べて、

地域の人々は品質や価格などを考えて購入していることや、商店や商店街などでは販売に っいて工夫していることを理解できるようにするとともに、自分たちの地域は消費生活を 通して広く国内の他地域などとかかわりがあることに気付くようにする。

(4)自分たちの市(区、町、村)を中心とした地域の重要な生産活動は、自然環境を生かし ながら営まれていること及び原料の入手や生産品の販売などの面で工夫がなされているこ

とについて調べて、地域の生産活動の特色と工夫について理解できるようにするとともに、

自分たちの地域は生産活動を通して広く国内の他地域などとかかわりがあることに気付く ようにする。

[亘司

(1)地域の人々の生活にとって必要な飲料水、電気、ガスなどの確保及び廃棄物の処理につ いての対策や事業が計画的、協力的に進められていることを見学したり調べたりして、こ れらの対策や事業は地域の健康な生活の維持と向上に役立っていることを理解できるよう

にする。

(4)地域の文化や開発などに尽くした先人の貝体的な事例を調べて、先人の働きや苦心を当 時の人々の生活の様子や考え方、技術や道具などの面から理解できるようにするとともに、

現在にあっても地域の人々の生活の向上と安定のためにいろいろな努力がなされているこ とに気付くようにする。

巨司

(1)(「2.食」の項参照)

(2)我が国の工業生産の現状に触れ、工業に従事している人々が生産を高める工夫をしてい ることを理解できるようにするとともに、国民生活を支える工業生産の意味について考え ることができるようにする。

我が国の工業について、工業地域の分布や各種の工業生産の特色などを地図や資料な どで調べて、原料を輸入し製品を輸出している我が国の工業の特色や国民生活の上で工 業生産が大切であることなどを理解するとともに、工業の盛んな地域の具体的事例を調 べて、工業に従事している人々の工夫や努力に気付き、また、各種の公害から国民の健 康や生活環境を守ることが大切であることを考えること。

我が国の伝統的な技術を生かした工業について、それが盛んな地域や生産物を地図や 資料などで調べて、原料や土地の条件、技術などを生かして生産していることを理解す るとともに、伝統的な技術を生かした工業製品のもつ意味について考えること。

(3)我が国の運輸、通信などの産業の現状に触れ、それに従事している人々の工夫や努力に っいて理解できるようにするとともに、国民生活を支えるこれらの産業の意味について考 えることができるようにする。

我が国の陸上、海上、航空などの運輸業や主な貿易相手国と輸出入の品目などについ て、地図や地球儀、資料などで調べて、我が国の運輸業の働きや貿易の特色について理 解するとともに、これらの産業に従事している人々の工夫や努力に気付くこと。

(「8.情報とコンピュータ」の項参照)

‑138‑

(9)

小学校・家庭科

3てlミ⊇

A

被服

(1)被服の働きが分かり、目的に応じて日常着を着ることができるようにする。

(2)日常着の整理・整とんやボタンなどを付けることができるようにする。

(3)簡単な小物及び袋を制作することができるようにする。

使用目的に応じた形や大きさ及び材料の選び方が分かり、採寸や裁断ができること。

手縫いによるなみ縫い、返し縫い、玉結び、玉どめなどができること。また、ミシン を用いて直線縫いができること。

簡単な装飾ができること。

エ 制作に必要な用具の種類や扱い方が分かり、その安全な取扱いができること。

B

食物(「2.食」の項参照)

C

家族の生活と住居

(1)家庭における家族の仕事や役割が分かり、家族の一員として家族の仕事に協力できるよ うにする。

家族の仕事や役割が分かり、自分の立場や役割について考えること。

自分の分担する仕事を工夫してできること。

(3)(「5.環境」の項参照)

(;てf1‑

A

被服

(1)日常着の適切な選び方が分かり、被服の整え方を工夫することができるようにする。

(2)日常着の手入れの仕方が分かり、洗たく及びほころび直しができるようにする。

(3)簡単なエプロンやカバー類を工夫して製作できるようにする。

使用目的に応じた形や大きさの決め方が分かり、材料を選ぶことができること。

採寸や裁断が工夫してできること。

手縫いやミシン縫いにより、目的に応じて縫うことができる。

B

食物(「2.食」の項参照)

C

家庭の生活と住居

(1)団らんや仕事など生活時間の有効な使い方を工夫し、家庭生活に協力できるようにする。

(2)買物の仕方や金銭の使い方などが分かり、計画的に生活する必要があることを理解でき るようにする。

物の選び方や買い方を考えて、適切に購入することができること。

金銭の使い方と記録の仕方を工夫すること。

(4)家族の生活に役立っ簡単な物を布などを用いて製作し、活用できるようにする。

5.環境

小学校・生活

[享司

(1)学校の施設の様子及び先生など学校生活を支えている人々や友達のことが分かり、学校 において楽しく遊びや生活ができるようにするとともに、通学路の様子などについて調べ、

(10)

安全な登下校ができるようにする。

(3)近所の公園などの公共施設はみんなのものであることが分かり、それを大切に利用する ことができるようにするとともに、身近な自然を観察し季節の変化に気付き、それに合わ せて生活することができるようにする。

[亘司

(3)季節や地域の行事にかかわる活動を行い、四季の変化や地域の生活に関心をもち、また、

季節や天候などによって生活の様子が変わることに気付き、自分たちの生活を工夫したり 楽しくしたりすることができるようにする。

小学校・社会

3隼

(1)自分たちの地域の人々が、公民館、図書館などの公共施設を利用している様子及び地域 の清掃や交通安全などの活動に参加している様子を観察したり調べたりして、地域の人々 は協力して生活の向上や住みよい環境づくりに努力していることに気付くようにするとと

もに、自分も地域社会の一員として協力できるようにする。

(2)自分たちの市(区、町、村)の特徴ある地形、土地利用の様子や集落の分布、交通の様 子などについて観察したり地図に表したりして、地域の人々の生活は自然環境と深い関係 があることや場所によって人々の生活には違いがあることを理解できるようにする。

し里子

(5)地図その他の資料を活用して国土の位置、地形、気候などの概要を調べて、それらの特 色を理解できるようにするとともに、自然条件からみて国内の特色ある地域を取り上げ、

人々が自然環境に適応しながら生活している様子に関JL、をもつようにする。

5イ1ミ≡

(4)我が国の国土の様子について、土地利用、人口分布、資源の分布、交通網、自然災害な どを地図や資料などで調べて、これらが国内各地の人々の生活や産業と密接な関連をもっ ていることを理解できるようにするとともに、国土の保全や水資源の滴養などのために森 林資源が大切であることに気付くようにする。

小学校・理科

l̲̲・埜

A

生物とその環境

(1)身近な植物を探したり育てたりして、植物の運動や成長と環境とのかかわりを調べるこ とができるようにする。

植物の運動や成長は、天気や時刻などによって違いがあること。

植物の成長は、暖かい季節、寒い季節などによって違いがあること。

(2)身近な動物を探したり育てたりして、動物の活動と環境とのかかわりを調べることがで きるようにする。

動物の活動は、天気や時刻などによって違いがあること。

動物の活動は、暖かい季節、寒い季節などによって違いがあること。

(3)人と他の動物の活動を観察したり比較したりして、人の活動と環境とのかかわりを調べ

ー140‑

(11)

ることができるようにする。

人の脈拍や体温は、運動などによって変化するが、安静時にははぼ一定に保たれてい

ること。

人の活動は、時刻や季節などによって違いがあること。

i(う.tl三

A

生物とその環境 (3)イ(「2.食」の項参照)

小学校・家庭

[享司

C

家族の生活と住居

(2)身の回りの整理・整とんや清掃の適切な仕方が分かり、気持ちよく住むことができるこ

と。

収納の仕方を工夫し、自分の持ち物の整理・整とんができること。

材質や汚れに応じて適切な清掃ができること。

(3)身の回りの品物について活用の仕方が分かり、不用品やごみを適切に処理できるように する。

「6叫

C

家族の生活と住居

(3)住居の働きが分かり、快適で安全な住まい方を工夫することができるようにする。

気候の変化に対する住居や住まい方の工夫が分かり、換気をしたり暖房用具を安全に 扱ったりすることができること。

採光のための工夫や照明の仕方が分かること。

近隣の人々の生活を考え、環境を清潔にしたり騒音を防止したりする必要性が分かる

こと。

小学校・体育 5・6年

G

保健

(2)けがの防止について理解できるようにする。

交通事故、学校生活の事故などによるけがの防止には、環境を安全に整えることが必 要であること。

6.平和

小学校・社会

「t川ミ!

(3)今日、我が国は経済や文化の交流などで世界の国々と深いっながりをもっていることを 理解できるようにするとともに、平和を願う日本人として世界の国々と協調していくこと

が大切であることを自覚できるようにする。

我が国と経済や文化などの面でつながりが深い国があることを調べて、それらの国の

(12)

人々の生活の様子などを理解し、他国との協調を図るためには正しい国際理解が必要で あることを考えること。

スボーッや文化などの国際交流、平和な国際社会の実現に努力している国際連合の動 きについて調べて、世界平和の大切さと我が国が世界において重要な役割を果たしてい ることを理解すること。

7.パフォーマンスとコミュニケーション 小学校・国語

[主要

A

表現

(1)国語による表現力を育てるため、次の事項について指導する。

尋ねられた事に答えたり、自分から進んで話したりすること。

経験した事の順序を考えて話すこと。

B

理解

(1)国語による理解力を育てるため、次の事項について指導する。

話し手を見ながら聞き、内容を聞き取ること。

話の内容の大体を聞き取ること。

語や文としてのまとまりを考えながら音読すること。

[言語事項]

(1)国語による表現力及び理解力の基礎を養うため、「A表現」及び「B理解」の指導を通し て、次の言語に関する事項について指導する。

発音及び発声に関する事項 (ア)はっきりした発音で話すこと。

(イ)姿勢、口形などに注意して発声すること。

(ウ)声の大きさに気を付けて話すこと。

言葉遣いに関する事項

(イ)丁寧な言葉と普通の言葉のあることに注意して話すようにすること。

ゴ中

A

表現

(1)国語による表現力を育てるため、次の事項について指導する。

相手の話の内容を受けて話したり、自分から進んで話したりすること。

事柄の順序を考え整理して話すこと。

B

理解

(1)国語による理解力を育てるため、次の事項について指導する。

話を最後まで聞き、内容を正しく聞き取ること。

話の順序を考えながら、内容を聞き取ること。

文章の内容を考えながら音読すること。

[言語事項]

(1)国語による表現力及び理解力の基礎を養うため、「A表現」及び「B理解」の指導を通し て、次の言語に関する事項について指導する。

‑142一

(13)

発音及び発声に関する事項

(ア)発音に注意して、はっきりと話すこと。

(イ)姿勢、口形などに注意して発声すること。

(ウ)声の大きさや速さに気を付けて話すこと。

言葉遣いに関する事項

(イ)丁寧な言葉と普通の言葉の使い方の違いを理解すること。

[亘司

A

表現

(1)国語による表現力を育てるため、次の事項について指導する。

相手の話の内容を受けて話題に合わせて話すこと。

話の要点が分かるように、区切りを考えて話すこと。

聞いたり読んだりした内容から素材を見付け、その素材を使って表現してみること。

B

理解

(1)国語による理解力を育てるため、次の事項について指導する。

分からないところは聞き返して、話の内容を正確に聞き取ること。

話の要点を聞き取り、自分の立場からまとめてみること。

文章の内容が表されるように工夫して音読すること。

聞いたり読んだりした内容について、感想をまとめたり自分たちならどうするかなど について考えたりすること。

[言語事項]

(1)国語による表現力及び理解力の基礎を養うため、「A表現」及び「B理解」の指導を通し て、次の言語に関する事項について指導する。

発音及び発声に関する事項

(ア)発音のなまりや癖を直すようにして話すこと。

(イ)その場の状況に応じて適切な声の大きさや速さを考えて話すこと。

言葉遣いに関する事項

(イ)相手やその場の状況に応じて丁寧な言葉を使うようにすること。

け■し

A

表現

(1)国語による表現力を育てるため、次の事項について指導する。

相手や場に応じて内容の軽重を考えて話すこと。

話の中心点が分かるように、筋道を立てて話すこと。

自分の考えをはっきりさせたりまとめたりしてから表現すること。

聞いたり読んだりした内容から素材を選び、その表現の仕方を参考にして自分の表現 に生かすこと。

B

理解

(1)国語による理解力を育てるため、次の事項について指導する。

話の要点や中心点を書きとめながら話の内容を正確に聞き取ること。

話の中心点を聞き取り、自分の感想をまとめてみること。

事柄の意味、場面の様子、人物の気持ちの変化などが、聞き手にもよく伝わるように

(14)

音読すること。

聞いたり読んだりした内容に対して、1人1人の感じ方に違いのあることに気付くこ

と。

[言語事項]

(1)国語による表現力及び理解力の基礎を養うため、「A表現」及び「B理解」の指導を通し て、次の言語に関する事項について指導する。

発音及び発声に関する事項

(ア)なまりや癖のない正しい発音で話すこと。

(イ)目的に応じた適切な音量や速さで話すこと。

言葉遣いに関する事項

(イ)必要に応じて丁寧な言葉を正しく使うこと。

(ウ)共通語と方言とでは違いがあることを理解し、また、必要に応じて共通語で話すよ うにすること。

5隼

A

表現

(1)国語による表現力を育てるため、次の事項について指導する。

相手や場に応じて適切な言葉を使い、それらの状況を考えて話すこと。

意図をはっきりさせて椴拠を明らかにしながら話すこと。

エ 自分の考えを明確にし、表現することによって更に考えを確かにすること。

コ 聞いたり読んだりした内容から素材を選び、構成や叙述などの優れている点を参考に して表現すること。

B

理解

(1)国語による理解力を育てるため、次の事項について指導する。

細かい点にも注意して話の内容を正確に聞き取ること。

話し手の意図を理解し、自分の感想や意見をまとめること。

聞いたり読んだりした内容について、自分の立場から再構成して表現するようにする

こと。

[言語事項]

(1)国語による表現力及び理解力の基礎を養うため、「A表現」及び「B理解」の指導を通し て、次の言語に関する事項について指導する。

発音及び発声に関する事項 (ア)正しい発音で話すこと。

(イ)言葉の抑揚、強弱などに注意して話すこと。

言葉遣いに関する事項

(イ)日常よく使われる敬語を正しく使うこと。

(ウ)必要な場合には、共通語で話すこと。

[亘司

A

表現

(1)国語による表現力を育てるため、次の事項について指導する。

目的に応じて時間や話題の順序などを考え、計画的に話すこと。

‑144‑

(15)

目的や意図に応じて適切に話すこと。

聞き手にも内容がよく味わえるように朗読すること。

エ 主題や意図をはっきりさせ、表現することによって更に自分の考えを深めること。

コ 文章や話の内容、事柄などを要約したり敷桁したりして表現すること。

B

理解

(1)国語による理解力を育てるため、次の事項について指導する。

事象と感想、意見の関係を考えながら、話の内容を正確に聞き取ること。

話の内容と自分の生活や意見を比べながら聞くこと。

話し手や書き手のものの見方、考え方、感じ方などについて、自分の考えをはっきり させながら理解すること。

聞いたり読んだりした内容について、目的に応じて再構成して表現すること。

[言語事項]

(1)国語による表現力及び理解力の基礎を養うため、「A表現」及び「B理解」の指導を通し て、次の言語に関する事項について指導する。

発音及び発声に関する事項 (ア)正しい発音で話すこと。

(イ)言葉の抑揚、強弱などに注意して話すこと。

言葉遣いに関する事項

(イ)日常よく使われる敬語の使い方に慣れること。

(ウ)必要な場合には、共通語で話すこと。

小学校・音楽

巾二.

A

表現

(2)楽曲の気分や音楽を特徴付けている要素を感じ取って、工夫して表現できるようにする。

歌詞の表す情景や気持ちを想像して表現すること。

拍の流れやフレーズを感じ取って、演奏したり身体表現をしたりすること。

伴奏の響きを聴いて演奏すること。

エ 互いに歌声や楽器の音を聴き合って演奏すること。

(4)音楽をっくって表現できるようにする。

簡単なリズムや旋律をっくって表現すること。

i川ニー

A

表現

即興的に音を探して表現すること。

(2)楽曲の気分や音楽を特徴付けている要素を感じ取って、工夫して表現できるようにする。

歌詞の表す情景や気持ちを想像して表現すること。

拍の流れやフレーズを感じ取って、演奏したり身体表現をしたりすること。

伴奏の響きを聴いて演奏すること。

エ 互いに歌声や楽器の音を聴き合って演奏すること。

(4)音楽をっくって表現できるようにする。

(16)

簡単なリズムや旋律をっくって表現すること。

即興的に音を探して表現すること。

l:亘

A

表現

(2)曲想や吉葉を特徴付けている要素を感じ取って、工夫して表現できるようにする。

歌詞の内容を理解して表現の仕方を工夫すること。

拍の流れやフレーズを感じ取って、演奏したり身体表現をしたりすること。

音の重なりを感じ取って合唱や合奏をすること。

(4)音楽をつくって表現できるようにする。

旋律や音の組み合わせを工夫して表現すること。

即興的に音を選んで表現すること。

[画

A

表現

(2)曲想や音楽を特徴付けている要素を感じ取って、工夫して表現できるようにする。

歌詞の内容を理解して表現の仕方を工夫すること。

拍の流れやフレーズを感じ取って、演奏したり身体表現をしたりすること。

昔の重なりを感じ取って合唱や合奏をすること。

(4)音楽をつくって表現できるようにする。

旋律や音の組み合わせを工夫して表現すること。

即興的に音を選んで表現すること。

5隼.

A

表現

(2)曲想や音楽を特徴付けている要素を感じ取って、工夫して表現できるようにする。

歌詞の内容及び楽曲の仕組みを理解して、それらを生かした表現の仕方を工夫するこ

と。

拍の流れやフレーズを感じ取って、強弱や速度の変化に応じた演奏をしたり、身体表 現をしたりすること。

音の重なりや和声の響きを味わって合唱や合奏をすること。

(4)音楽をつくって表現できるようにする。

音の重なりや曲の構成を工夫して表現すること。

自由な発想で即興的に表現すること。

[亘司

A

表現

(2)曲想や音楽を特徴付けている要素を感じ取って、工夫して表現できるようにする0

歌詞の内容及び菜曲の仕組みを理解して、それらを生かした表現の仕方を工夫するこ

と。

拍の流れやフレーズを感じ取って、強弱や速度の変化に応じた演奏をしたり、身体表 現をしたりすること。

音の重なりや和声の響きを味わって合唱や合奏をすること。

(4)音楽をっくって表現できるようにする。

‑146‑

(17)

音の重なりや曲の構成を工夫して表現すること。

自由な発想で即興的に表現すること。

小学校・図画工作

l呵

A

表現

(1)材料をもとにして、楽しく造形活動ができるようにする。

砂、土、粘土などの材料に親しみ、それらをもとに体全体を使う造形遊びをすること。

身近な自然物や人工の材料の形や色などに関心、をもち、それらを並べる、積む、版に して写すなどの思い付いた造形遊びをすること。

(2)感じたことや思ったことを絵や立体に表すことができるようにする。

クレヨン、パスなどの好きな色を使って、思いのままに絵に表すこと。

粘土に親しみながら、手を働かせて思いのままに立体に表すこと。

(3)生活を楽しくするものや飾るもの、想像したものをっくることができるようにする。

つくりたいものの形や色、つくり方などを考えながらつくること。

紙などの身近な扱いやすい材料、はさみやのりなどを使い、手を十分に働かせてつく

ること。

[亘司

A

表現

(1)材料をもとにして、楽しく造形活動ができるようにする。

身近な自然物や人工の材料の形や色などから思い付いた体全体を使う造形遊びを工夫 すること。

身近な自然物や人工の材料の形や色などに関心をもち、それらを並べる、積む、組む などの思い付いた造形遊びを工夫すること。

(2)感じたことや思ったことを絵や立体に表すことができるようにする。

形や色などに関心をもち、クレヨン、パスなどの好きな色を使って思いのままに絵に 表したり、平易な版をっくって表したりすること。

粘土に親しみながら、形などを考え、手を十分に働かせて思いのままに立体に表すこ

と。

(3)生活を発しくするものや飾るもの、想像したものをっくることができるようにする。

つくりたいものの形や色、つくり方などを考えて、工夫しながらつくること。

厚紙、簡単な小刀類などや前学年までに経験した材料や用具を使い、手を十分に働か せてつくるとともに、それらの適切な扱いに関」L、をもっこと。

i:川]

A

表現

(1)材料をもとにして、造形活動を工夫することができるようにする。

身近な材料を形や色などの特徴に開化、を持って集め、その特徴の生かし方を試しなが ら思い付いた造形遊びを工夫すること。

木切れなどの身近な材料の形や色などの特徴を考え、切ったり組み合わせたりして新 しい形をっくるとともに、その形から発想してつくるなどの造形遊びをすること。

(18)

(2)見たこと、感じたこと、想像したことを絵や立体に表すことができるようにする。

ものの位置、形や色などを考えて、水彩絵の具などを使って絵に表したり、紙版など で表したりすること。

表したい感じをいろいろな角度から見て、粘土などで立体に表すこと。

(3)生活を楽しくするもの、飾るもの、伝え合うものをっくることができるようにする。

つくりたいものの用途や美しさなどを考えて、形や色、材料などを選んで使い、それ らの感じなどに関心を持ってつくること。

つくりたいものを簡単な絵や図にかくなどして、形や丈夫な組立て方、動く面白さの 生かし方などを考えて計画を立て、工夫しながらつくること。

つくりたいものに合わせて、板切れ、小刀、使いやすいのこぎりなどや前学年までに 経験した材料や用貝を使ってつくるとともに、それらの適切な扱いができるようにする

こと。

l 十隼

A

表現

(1)材料をもとにして、造形活動を工夫することができるようにする。

身近な材料の形や色、活動の場所の特徴などから思い付いたり、みんなで発想したり した造形遊びを工夫すること。

木切れなどの身近な材料の形や色などの特徴を生かし、切ったり、組み合わせたり、

結合させたりしてして新しい形をつくるとともに、その形から発想して楽しい形をっく るなどの造形遊びをすること。

(2)見たこと、感じたこと、想像したことを絵や立体に表すことができるようにする。

ものの位置、形や色などを考えて、水彩絵の具などの使い方を工夫して絵に表したり、

平易な木版などで表したりすること。

表したい感じをいろいろな角度から見て、粘土などの特性を生かし、用具なども使っ て立体に表すこと。

(3)生活を楽しくするもの、飾るもの、伝え合うものをつくることができるようにする。

つくりたいものの用途や美しさなどを考えて、形や色、材料などを選んで工夫して使 い、形の対称、繰り返し、リズムなどの感じ、色の暖かい寒い、明るい暗いなどの感じ 及び材料の感じに関心を持ってつくること。

つくりたいものを簡単な絵や図にかくなどして、形や丈夫な組立て方、動く面白さの 生かし方などを考えて計画を立て、工夫しながらつくること。

つくりたいものに合わせて、板材や前学年までに経験した材料や用具などを適切に使 うとともに、それらの扱いに慣れること。

[享司

A

表現

(1)見たこと、感じたこと、想像したことを絵に表すことができるようにする。

表したいことがよく表れるように、形や色などの特徴や美しさをとらえ、画面の構成 など表し方の構想を練って絵に表したり、版などで表したりすること。

表したい感じが表れるように、水彩絵の具などの特性を考えて表したり、木版などに よる表現の特徴を考えて表したりすること。

‑148‑

(19)

(2)見たこと、感じたこと、想像したことを立体に表すことができるようにする。

表したいことがよく表れるように、立体としての特徴や美しさをとらえ、表し方の構 想を練って立体に表すこと。

表したい感じがよく表れるように、粘土や身近な材料の特性を考えて表したり、材料 の特徴から発想したことを立体に表したりすること。

(3)生活を菜しく豊かにするものをっくったり、身近な環境などを造形的に構成したり、伝 え合うものをっくったりすることができるようにする。

つくるものの用途や美しさ、禁しさを考えて、形による動きの感じ、色の強い弱いの 感じ、材料の感じなどに関心を持ってつくること。

つくるものを絵や図にかいたり、必要に応じて試作したりするなどして、形や丈夫な 組立て方、動く面白さの生かし方などの構想を練り、計画的につくったり、材料の特徴 から発想してつくったりすること。

つくるものに合わせて、焼成に適した粘土、糸のこぎりや前学年までに経験した材料 や用具などから適切なものを選んで使うとともに、それらの扱いに慣れること。

[亘画

A

表現

(1)見たこと、感じたこと、想像したことを絵に表すことができるようにする。

表したいことがよく表れるように、形や色などの特徴や美しさをとらえ、画面の構成 など表し方の構想を練って絵に表したり、版などで表したりすること。

表したい感じが表れるように、水彩絵の具などの特性を生かして表したり、木版など による表現の特徴を生かして表したりすること。

(2)見たこと、感じたこと、想像したことを立体に表すことができるようにする。

表したいことがよく表れるように、立体としての特徴や美しさをとらえ、表し方の構 想を練って立体に表すこと。

表したい感じが表れるように、粘土や身近な材料の特性を生かして表したり、材料の 特徴から発想したことを立体に表したりすること。

(3)生活を楽しく豊かにするものをつくったり、身近な環境などを造形的に構成したり、伝 え合うものをっくったりすることができるようにする。

つくるものの用途や美しさ、楽しさを考えて、形や色、材料などの特徴を総合的に生 かしてつくること。

つくるものを絵や図にかいたり、必要に応じて試作したりするなどして、形や構造、

動く面白さの生かし方などの構想を練り、計画的につくったり、材料の特徴から発想し てつくったりすること。

つくるものに合わせて前学年までに経験した材料や用具などから適切なものを選び、

工作の技法を総合的に生かしながら使うこと。

小学校・体育 3・4年

E

表現運動

(1)身近な生活の中から題材を選んで、その主な特徴をとらえて簡単な動きで表現したり、

(20)

フォークダンスの踊り方を身に付けたりして、踊りを楽しむことができるようにする。ま た、友達や他のグループの踊りを見て、そのよさが分かるようにする。

(2)互いに協力して練習や発表ができるようにする。

5・6年

E

表現運動

(1)身近な生活の中から題材を選んで、表したい感じをとらえ、動きに変化をつけて表現し たり、フォークダンスの踊り方を身に付けたりして、踊りを菜しむことができるようにす

る。また、友達や他のグループの踊りを見て、そのよさが見分けられるようにする。

(2)グループの目標を決め、互いに協力して、計画的に練習や発表ができるようにする0

8.情報とコンピュータ

小学校・社会

巨司

(3)

我が国の放送、新聞、電信電話などの産業について、見学したり資料で調べたりして、

これらの産業は国民の日常生活と深いかかわりがあることや国民の生活に大きな影響を 及ぼしていることを理解するとともに、これらの産業に従事している人々が工夫や努力

をしていることやこれからの生活において情報の有効な活用が大切であることに気付く

こと。

小学校・算数

【̲(;吋

D

数量関係

(3)簡単な場合について資料の散らばり具合を調べるなど、統計的に考察したり表現したり する能力を伸ばす。

度数分布を表す表やグラフについて知ること。

ー部の資料から求められる割合などによって全体についての傾向の分かることがある ことを知ること。

表やグラフを目的に応じて適切に選んだり、便利なものを工夫して作ったりすること○

(4)簡単な事柄について、起こりうる場合を順序よく整理して調べることが漸次できるよう にする。

9.原初的レベルからの人間的連帯と共感

(該当項目なし)

(1)中央教育審議会第一次答申『21世紀を展望した我が国の教育の在り方について一子供に吐きる力〕

と〔ゆとり〕を‑』第2部第1章(1)「⑥教科の再編・統合を含めた将来の教科等の構成の在り方」

の全文を以下に紹介する。

‑150‑

(21)

「学校の教科等の構成の在り方については、学校教育に対する新たな社会的要請、学校教育を取り 巻く環境の変化、教育課程に関する最新の学問成果等を勘案し、不断に見直していく必要があるが、

この問題は、理論的な検討とともに学校現場での研究実践の積み重ねを行うほか、教員養成等、教科 等の見直しに伴う種々の条件整備も考慮した総合的な検討を要する問題である。

このような考えの下に、教科の再編・統合を含めた将来の教科等の構成の在り方について、早急に

検討に着手する必要がある。そして、この間題の特質にかんがみ、検討の場として、教育課程審議会

に、教科の再編・統合を含めた教科等の構成の在り方について継続的に調査審議する常設の委員会を

設けるとともに、その審議の成果を施策に反映することが適当である。この調査研究に当たっては、

国立教育研究所、大学、各都道府県の教育センターや民間教育研究団体等の研究者の研究成果、国立 大学の附属学校や研究開発学校の実践研究などの様々な研究成果を適切に反映するようにする必要が

あり、また、その際は、大学等の研究者等によるカリキュラムに関する研究を一層推進するための積

極的な支援措置を講じることが必要である。

なお、今後の教育課程審議会の発足に当たっては、学校関係者や教科の専門家の意見を尊重するこ とはもとよりであるが、幅広い各界の人々や保護者など広く国民の声を反映するような配慮を望んで

おきたい。」

(2)中央教育審議会第一次答申『21世紀を展望した我が国の教育の在り方について一子供に〔生きる力〕

と〔ゆとり〕を‑』第2部第1章(1)「⑤横断的・総合的な学習の推進」の全文を以下に紹介する。

「子供たちに[生きる力]をはぐくんでいくためには、言うまでもなく、各教科、道徳、特別活動 などのそれぞれの指導に当たって様々な工夫をこらした活動を展開したり、各教科等の間の連携を図っ

た指導を行うなど様々な試みをすすめることが重要であるが、[生きる力]が全人格的な力であると

いうことを踏まえると、横断的・総合的な指導を一層推進し得るような新たな手だてを講じて、豊か に学習活動を展開していくことが極めて有効であると考えられる。

今日、国際理解教育、情報教育、環境教育などを行う社会的要請が強まってきているが、これらは いずれの教科等にもかかわる内容を持った教育であり、そうした観点からも、桟断的・総合的な指導

を推進していく必要性は高まっていると言える。

このため、上記の②の視点から各教科の教育内容を厳選することにより時間を生み出し、一定のま とまった時間(以下、『総合的な学習の時間』と称する。)を設けて横断的・総合的な指導を行うこ

とを提言したい。

この時間における学習活動としては、国際理解、情報、環境のはか、ボランティア、自然体験など についての総合的な学習等が考えられるが、その具体的な扱いについては、子供たちの発達段階や学 校段階、学校や地域の実態等に応じて、各学校の判断により、その創意工夫を生かして展開される必 要がある。

また、このような時間を設定する趣旨からいって、『総合的な学習の時間』における学習につい ては、子供たちが積極的に学習活動に取り組むといった長所の面を取り上げて評価することば大切で あるとしても、この時間の学習そのものを試験の成績によって数値的に評価するような考え方を採ら ないことが適当であると考えられる。さらに、これらの学習活動においては、学校や地域の実態によっ

ては、年間にわたって継続的に行うことが適当な場合もあるし、ある時期に集中的に行った方が効果 的な場合も考えられるので、学習指導要領の改訂に当たっては、そのような『総合的な学習の時

間』の設定の仕方について弾力的な取扱いができるようにする必要がある。」

(3)これらについては、梅根悟・海老原治善・丸木政臣編『総合学習の探究』(勤草書房1977年)を

参照のこと。

(4)拙稿「同時代的インパクトを感じない(12月号特集「子どもの学びと教育課程」を読んで)」教育科

学研究会編集『教育』No.584(国土社1995年2月)P.128 ここでは「現代に生きる子ども・青

年に身につけてほしい教養の課題領域」として、「①労働、②平和、③性、④生と死、⑤環境、⑥パ

フォーマンスとコミュニケーション」の6つをあげていた。本稿ではその一部を修正し、さらに新た

に3つの領域を追加している。

(22)

(5)deatheducationについては、以下のものをはじめ多数の文献がある。

アルフォンス・デーケン/メデカルフレンド杜編集部編集『死の準備教育』第1〜3巻

メヂカル

フレンド社1986年

若林一美『デス・スタディ 死別の悲しみとともに生きるとき』 日本看護協会出版会1989年

‑152‑

参照

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