九州大学学術情報リポジトリ
Kyushu University Institutional Repository
[27]Bungaku Kenkyu (Studies in Literature)
http://hdl.handle.net/2324/2556617
出版情報:文學研究. 27, 1940-07-25. The Kyushu Literary Society バージョン:
権利関係:
, 一 である鮎に於て亜大な意義を有すると思ふ・幽語國字の問題が日 契機とする日本文化の海外進出と密接に聯關して促進されたもの 外来文化の移入に接して提起せられたものではなく︑支那辨愛を これに閥する議論が俄に盛になって來た事は︑それが從來の様に 剛語國字の問題は剛民にとっては永遠の課題である︒たぼ城近 l﹁東亜に於ける日本語﹂と﹁閏語問題と英語科問題﹂l
最︾近の國語問題
一本剛家發展の上から緊急の問題として取上げられざるを得ぬ郡態
には注目に価するものがあるのである︒妓近發表された此の方面
の著述や論誕は疵に移しいものであるが︑その巾に﹃文學﹄四月
雛﹁特榊・束亜に於ける日本語﹂と藤村作仰士薪﹁國語問題と英
語科問題﹂とがある︒
一一
砦波番店發行の雑誌﹃文學﹄は本年︵昭和十五年︶四月號を﹁特
枇・束亜に於ける日本語﹂と銘うって剛語剛字問題に開する諸家の 論説︑研究︑随想を集録した︒内容は︑﹁所洲剛語問題の蹄趨・山
川孝雄﹂﹁進出の形態と方策・安藤正次﹂﹁東亜に於ける日本舗・小
林好日﹂﹁剛語の盤理とは何のことかO脚保格﹂﹁日本橘の再認識﹂
以下總数十七氏の寄猫であるが︑本特韓雛の特色は一方に於て武
雑録
4雑録
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際鐙鹸者によって國語図宇が東亜に於ける共通語として如何に苦
凶
悩の状態にあるかが如変に語られると同時に他方に於て斯迩の老
大家の意見が改めて提出された事にある︒本特輯説が如何なる程
度に於て此の問題に解決乃至示唆を與へ得たかは別として極めて
時宜を得たものであると思はれる・・
一一一
日本語は昭和十三年︵艤徳五年︶から滿洲鯉の國語にもなった︒
支那では滿洲鞭愛の前あたりから日本語を中等學校で教へてゐた
が︑支那郡愛になってからわが皇軍の占蝶地域ではその秩序の恢
復と共に學校に於て日本語を課するもの多く︑一般民衆の日本語
學習熟も非常に高められるに至り︑且つ一方タイ︑濠洲.その他
海外諸剛においても︑近年日本語學習の氣迩がある︒これに應じ
に︑汲近わが剛では日本語の普及進出の問題が活溌に論議されて
ゐるが︑文部省に於ても︑日本語の菩及をもって東亜新秩序建設
の根基とし︑日本語を東亜の共通語たらしめることを期して︑そ
の方錐を立てるためにへ昭和十四年六月以來︑協議に調在に漉全
の方策を稚くしてゐるのであるが︑しか$東亜に於ける日本語は
外幽人に對する外國語として赤裸々な検討に直面し外國人を相手
とする疫際教授を通じてその内に蔵する不便と困難とを早くも暴
露してしまったやうである・
・外剛人祁手の剛濡教科書一冊を作るにしてもすでに問題が多い
四民教育のための國定剛語領本が日常の日本語そのものを奎然知
らない異民族に對する日本語教科書として迩術なものであり得な
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一 勝手に庇行して剛家の教育を跿岫し閏語の純正を溝剛した爲に生じたものである︒かやうな課であるからして︑その統制せらる響へく︑整那せらるべきは倒語論者自身の上に存するのである︒﹈
五〃
大峠に於ける日本託の杵及は熱心な日本人によって献身的に行はれて満々とその功をおさめてゐるのである︒この方面の疵壯を語るものとして﹁大陸に於ける日本語の教宝・西尼疵﹂﹁愈話と問答・畏沼施兄﹂﹁おりろ!・各務虎雄一﹁日本締の教室・一芥済昭﹂等があみ︒此の方而の焚緬が狩來を期待せしめるのである︒一ハ
さて膝村作博士の﹁國語問題と英柵科問題﹂は妓近發表の諭丈
を集殿したものである︒はじめに自序があり︑次に叫祇問題とし
て﹁日支邪愛と剛柵政紫︑図諦問題﹂﹁漢字問題﹂﹁字普假塙遥問
題﹂﹁剛諦の岬正統一について﹂﹁皇室祁悔に側する丈の敬諦法﹂
﹁剛柵愛とその疵践﹂一日本禰の外地杵及とその教科抑﹂﹁談本の 丈唯﹂の各攻日︑次に英語科問題として﹁英諦科此分の急務﹂﹁英
折科腹止の論争に就いて﹂﹁中畢英語科金脹諭﹂の各攻側がある︒
英研科川越は近年仰士が大いに力説されるところであるがここで
は鯛れぬことにする︒國語問題に關する二三の示唆を拾ってみよ
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七
先づ雄一に漢字制限の問題が.ある︒漢学制限は永い間の懸案で
ありて竹て國家が所柵附川漢学たるものを制定した邪があったが
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録
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その結果は成功とはいへなかった︒或人は亜要な勅語中の字が欠
羽
けてゐるからいけないといひ︑或人は逝法小の何の字が脱けてゐ
るからよろしくないとい︑竜又或人は岐阜脾の早︑艇崎縣の崎等
は常川漢字の中に入れるがよいともいひ談論紛々であった︒藤村
博士は術川漢字の持つか坐る欠鮎を除くために漢字を必要の程度
に唯じて三称類と定めよといはれるのである︒雄一和は誠むこと
も番くことも必要なもの︑第二称は第一種に風せぬものの中新聞
雑誌等る説む上からはその必要を感ぜられるもの︑節三税は特殊
ではあるが︑勅語︑態法︑年號等の文字として図民として必談を要
するものである︒この提案も果して十分なものであるか否かは問
題である︒竹て術川漢字制定の嬢準に疑義があった事はこの藤村
博士の三繩の漢学の分緬の際にも耕然起り得る郡である︒しかし
ともかくも考臘に他する意見であると恩はれる︒︵二八i三六頁︶
第二に字形盤迎の問題がある︒本届の縦の棒をはねるはねぬの
やかましいことを請ったり勅月脇の三純の匝別をやかましくいひ
かういふ釧細なことに注意がむけられ︑肝腎なことが忘れ勝ちな
つことも叫字問題の一つである・確村博士の説は要するに錐鰯魁と
して行杵笹を韮準とするにある︒漢字使川上の不便と學禰上の困
難はこれを活手と縦蹴字とに分けて考へて見ねばならないのであ
るが︑その不便刷批は多く錐鰯字とにある︒この縦鰯宇をすべて
行番化することとしこれに統一と簡易化とを輿へて漢字字形のも
つ不便肘難を救ふくしといふのである︒この郡は階盤でかくこと
を以て公式とする考を一蹄し外叫宇の添字髄に封する縦鰯髄の如
一三五︵一三一二五︶
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