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〔別紙1〕平成15年度事業報告書

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平 成 22 年 度

事 業 報 告 書

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社団法人日本動物園水族館協会の組織

(平成23年3月31日現在) 1.総 裁 秋篠宮文仁親王殿下 2.会 員 正 会 員:154名 (動物園88園、水族館66館) 個人会員: 0名 維持会員: 53団体 3.議決機関 総 会:年1回開催、正会員で構成する。 理 事 会:理事17名で構成し、年2~3回開催する。 4.執行機関〔会 長、専務理事、(理事会)〕 事務局:参与(非常勤)、事務局長、職員3名。 動物情報センター:動物園・水族館及び希尐動物保護増殖に関する情報資料 の収集と活用に関する事業を実施する。 地域別会議:各ブロックに代表理事をおき、ブロック内協議会、研修会、研 究会等を開催する。 北海道ブロック 関東東北ブロック 中部ブロック 近畿ブロック 中国四国ブロック 九州沖縄ブロック 運営委員会:担当理事、部長、部員をおき事業計画に基づく専門事項の計画、 執行を担当する。 総 務 部(5名):事業運営、他部に属しない事項に関すること 教 育 部(8名):園館職員の資質の向上並びに一般に対する普 及啓発活動に関すること 安全衛生部(6名):園館職員の安全衛生対策などに関すること 情 報 部(5名):情報ネットワーク事業などに関すること 種保存委員会:会長、委員会事務局長、類別調整者など16名で構成する。 倫理委員会:会長、副会長、ブロック代表理事など8名で構成する。 情報センター運営委員会:会長、副会長、ブロック選出の委員など10名で構 成する。 飼育技師資格認定委員会:会長、委員6名、事務局8名(教育部員が兼務)で 構成する。 飼育ハンドブック編集委員会:会長、教育部担当理事、教育部員などで構成 する。 動物園水族館雑誌編集委員会:会長、動物園・水族館関係者、学識経験者な ど10名で構成する。 野生動物保護募金選考会議:副会長、運営委員会(情報部を除く)及び種保 存委員会の代表など5名で構成する。 5.諮問機関 名誉顧問(1名):特に永年にわたり当協会の運営に特別の功労があった者 で、理事会の総意をもって承認した者。 顧 問(2名):専門知識を有し、理事会が推薦した者。 会 友(85名):園館長歴10年以上、及び特別な功労のあった者で、理事 会が承認した者。 6.監査機関 監 事(2名):動物園から1名、水族館から1名就任。

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事 業 の 総 括 表 事 業 区 分 事 業 細 目 費 用 Ⅰ 公 益 目 的 事 業 第 1 . 調 査 研 究 に 関する事業 1.調査に関する事業 (1) 飼育技術に関する調査(宿題調査) (2) 年報・飼育動物一覧表の発行 (3) 月報の発行 5,150千円 2.研究に関する事業 (1) 研究会の開催 ① 全国研究会 ② ブロック内研究会 (2) 動物園水族館雑誌の発行 (3) 研究成果に関する表彰 (4) 安全衛生対策研究 5,620千円 第 2 . 教 育 活 動 ・ 普 及 啓 発 に 関 す る事業 1.教育活動に関する事業 (1) 研修会の開催 ① 全国研修会 ② ブロック内研修会 (2) 飼育技師認定試験の実施 (3) 新・飼育ハンドブックの発行 (4) 海外研修 14,700千円 2.普及啓発に関する事業 (1) 事業概要の発行 (2) 全国動物園水族館月間 (3) 飼育の日 (4) 動物愛護週間行事の実施 (5) 全国生涯学習フォーラム出展事業 (6) COP10(出展・発表) (7) 情報ネットワーク事業 (8) 広報事業 (9) 震災被災園館への緊急支援 10,910千円

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第 3 . 種 保 存 に 関 する事業 1.種保存計画の推進 (1) 種保存会議・種保存委員会の開催 (2) 環境省との連携事業 (3) 血統登録・繁殖計画 ① 血統の登録、長期繁殖計画策定 ② 血統登録書・繁殖計画書・ハンドブ ックの発行 (4) 個体群管理研修の開催 2,140千円 2.海外団体との協力 2,810千円 3.野生動物保全に関する事業 (1) 鳥インフルエンザ対策国への要望 50千円 4.野生動物保護募金事業 (1) 野生動物保護募金活動 (2) 野生動物保護活動助成事業 (3) 優先種助成事業 (4) 募金箱補修 5,000千円 5.受託保全事業 (1) ワシントン条約関連動物保護事業 (2) 域外保全モデル事業 (3) 鳥インフルエンザ対策調査 2,570千円 公益共通経費 人件費、修繕・委託費、事務所費 26,250千円 公益目的事業 計 75,200千円 Ⅱ 法人の管理 1.会員管理 2.運営管理に関する会議の開催 ①総会、理事会、三役会議等 ②ブロック園館長会議・事務为任者会議 3.各種団体との連携 4.事務費 5.その他 21,160千円 合 計 96,360千円

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Ⅰ 公益目的事業 第1. 調査・研究に関する事業 動物園、水族館に関する調査・研究事業を次のとおり実施した。 一 調査に関する事業 1.飼育技術に関する調査 (1) 調査事項 ①動物園の部 実施せず。 ②水族館の部 「水族館の淡水魚の保全活動に関する調査」 (担当:碧南・琵琶湖・岐阜水) ③海獣の部 「鰭脚類における健康管理について」 (担当:海遊館) (2) 調査方法 技術者研究会の宿題調査研究として実施した。 (3) 発 表 研究会で発表後、動物園水族館雑誌に掲載する。 2.年報・飼育動物一覧表の発行 (1) 年報 ① 発行時期 平成22年8月発行 ② 体 裁 A4 電子組版オフセット印刷 ③ 内 容 ①動物園水族館に関する調査、②入園館料金と将来の予定、③ 年間有料・無料入園館者調、④経費調、⑤おもなる新施設 (動物舎、遊戯施 設) 、⑥おもなる繁殖動物調、⑦長年飼育動物調、⑧原因別死亡動物調 ④ 印刷部数 約450部 ⑤ 配 布 (無償頒布)正会員及び維持会員の一部、その他国会図書館等関 係機関 (有償頒布)1部10,500円 (2) 飼育動物一覧表 PDFファイル化し、非公開ホームページに掲載 2006年~2009年各年集計掲載 3.月報の発行 (1) 発行時期 前月分を翌月末日までに作成 (2) 発行方法 PDFファイルを非公開ホームページに掲載 (3) 内 容 ①事務局報告、②動物園報告〔ア.ニューストピックス、イ.動 物の異動、ウ.新着動物の餌付方法、エ.为なる新施設、オ.催物、カ.入 園者及び飼育動物数、キ.展示生物の交換、ク.臨床剖検記事、ケ.希望連 絡事項〕③水族館報告〔調査内容は②動物園に同じ〕 (4) 配 付 維持会員(協力会員・賛助会員)にメール配信 二 研究に関する事業 (一)研究会の開催 (一の1) 全国研究会の開催

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1.第58回動物園技術者研究会開催 (1)日 時 平成22年10月21日(木)~23日(土) (2)場 所 神戸市立王子動物園・神戸ポートピアホテル (3)出席者 秋篠宮総裁殿下、61園館114名、協力会員1団体3名、副会長1名、研 究会事務局2名 (4)研究発表 1)群れ飼育のニホンザルにおける結核検査―横浜動 2)検疫中 の フ サ オ マ キ ザ ル に 認 め ら れ た 非 定 型 抗 酸 菌 感 染 と そ の 対 応 ― 天 王 寺 3)エーラス・ダンロス症候群の発生とその背景について―釧路 4)ヨー ネ病の発生について―円山 5)ギンギツネにおけるT細胞性リンパ腫発 症例について―とべ 6)海獣類・ペンギン・水鳥に認められた低ナトリ ウム血症―鴨川 7)極東地域の野生シジュウカラガンの羽数回復事業そ の2(2001-2010年)―八木山 8)シロビタイムジオウムの自然繁殖につ いて―埼玉動 9)スバールバルライチョウの種卵輸送及び人工孵化―上 野 10)ヒロハシサギの人工孵化・育雛について―千葉 11)オオミカド バトの人工育雛―横浜動 12)ニシゴリラの繁殖―上野 13)チンパンジ ー双生児の自然哺育による成育例―のいち 14)ホッキョクグマの人工哺 育―南紀 15)インドサイの2回目の繁殖における出産、哺育環境の改善 ―横金沢 16)カバの出産経過報告―王子 17)ハミルトンガメの繁殖― 野毛山 18)動物園動物への経口投薬における苦味マスキング剤の応用― 旭山 19)ミナミコアリクイとニホンアナグマに見られた皮膚真菌感染症 例―上野 20)ニホンコウノトリにおける骨プレートを用いた創外固定に よる嘴骨折治療例―多摩 21)ケヅメリクガメでみられた膀胱内結石の摘 出及び予後について― 岡崎動 22)キリンの常同行動と飼育環境―帯広 23)群れ飼育のチンパンジーの人工哺育と群れに入れる試み―多摩 24) アヌビスヒヒの遺伝的多様性を維持した飼育群管理―モンキ 25)ホッキ ョクグマにおけるエンリッチメントの評価―天王寺 26)生体移動したフ ンボルトペンギンの繁殖参加と死亡率について―下関 27)河川型繁殖水 槽におけるオオサンショウウオ繁殖群の巣穴利用状況と産卵巣穴の占有期 間―安佐 28)その魅力を示し,野生動物との共存を考えるエゾシカの展 示と教育活動について―旭山 29)学術標本を活用した学習プログラムの 開発と実践―モンキ 〔話題提供〕1)宮崎市フェニックス自然動物園における口蹄疫防疫対策の 事例報告―フェニ 2)竹竿を使ったピューマの給餌ガイドについて―と べ 3)動物ふれあい広場・タッチ愛ランドの取り組みについて―熊本 〔ポスター発表〕1)ニホンイヌワシ繁殖未経験ペア(仮親)での孵化・育 雛の試み等について―大森山 2)3歳のアジアゾウが描く絵について― 市原 3)屋内飼育下のホッキョクグマの繁殖行動と糞中の性ステロイド ホルモン動態―南紀 4)中学一年生を対象とした体験学習の受け入れ― 南紀 5)高知県内4園館合同夏休み企画「まるごと土佐いきもの展」の開

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催について―高知 6)海の中道海浜公園動物の森の口蹄疫防疫対策につ いて―海中動 7)動物園でのPCR 法の応用―京都 8)野生オランウータ ン保護活動(吊り橋プロジェクト)に参加して―東山 (5)宿題調査報告 実施せず (6)懇談事項 1)次期宿題調査について―申し込み0件、協議の結果、今研究会 でテーマを提案し、次期開催ブロック(北海道)が調査を担当し、次期研究 会で発表することとした。テーマは次の4件があげられた。①ペンギンの 繁殖(孵卵温度、孵化率など)について、②糞中のホルモン量測定など特 殊な検査を依頼できる研究機関や大学の調査、③疾患と治療法、④血統登 録種以外の種(クロヒョウ、ジャガー、カバなど)などの飼育情況調査。 2)研究会事務局からの連絡 ①次期開催地について ②研究発表と話題 提供について ③宿題調査について ④その他 3)その他 (7)次期開催地 平成23年度 札幌市円山動物園 平成24年度 宮崎市フェニックス自然動物園 (8)施設見学 神戸市立王子動物園 2.第55回水族館技術者研究会開催 (1)日 時 平成23年2月3日(木)~4日(金) (2)場 所 岐阜県世界淡水魚園水族館・岐阜グランドホテル (3)出席者 秋篠宮総裁殿下、53園館99名、会友1名、副会長1名、研究会事務局2 名 (4)研究発表 1)カブトクラゲの繁殖―新潟水 2)深海の化学合成生態系生物 の餌量条件―新江水 3)山口県日本海側で採集されたヤサガタハダカカ メガイの飼育および卵発生―下関 4)海水性白点病発生状況の数値化― 沖縄水 5)ミイロヤドクガエルの繁殖について―鳥羽 6)アカウミガメ 幼体の適正餌料の検討―沖縄水 7)松島湾産サンゴタツのペアサイズの 差異による繁殖成功度―松島 8)クロマグロ(6 カ月齢魚)の長距離トラ ック輸送とその後の飼育経過―葛西水 9)水槽内におけるキアンコウの 繁殖行動について―名港水 10)ダルマオコゼの繁殖について―城崎 11)水槽飼育下におけるバリアリーフアネモネフィッシュの繁殖と育成― 東海大 12)ハズバンダリートレーニングによるジンベエザメの採血につ いて―海遊館 13)麻酔を用いたジンベエザメの輸送・処置について―沖 縄水 14)ヒメケブカガニの幼生の育成と成長について―大洗 15)ヒメ オコゼと共生するコツブクラゲ属の一種の生活史―新江水 16)ハリヨに おける遺伝的多様性の把握とその回復にむけた検討― 琵琶湖 17)クモハ ゼの繁殖と初期形態―下関 18)キタサンショウウオの繁殖とふ化幼生の 育成について―小樽水 19)コガタブチサンショウウオの飼育下での産卵 例―岐阜水 20)飼育下でのタイマイの繁殖について―名港水 〔話題提供〕1)能登半島で捕獲したジンベエザメの搬入と飼育及び定置網への 入網記録―能登島 2)タートルバンク 23 年のあゆみ―姫路水 3)ジンベ エザメの陸上輸送について―八景島 4)放棄田ビオトープを活用した環

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境教育と自然再生―姫路水 5)展示水槽内でのサツキマスの産卵誘起の 試み―岐阜水 (5)宿題調査報告 「動物園・水族館における淡水魚の飼育実態および希尐種の 保護活動に関する調査」 担当:碧南海浜水族館 次期テーマ 「展示魚類の収集(特に定置網)について 」担当:大阪・海 遊館 (6)懇談事項 1)次期宿題調査について:申し込み1件、協議の結果上記の通り 決定 2)研究会事務局からの連絡 ①研究発表内容について ②その他 3)その他 (7)次期開催地 平成23年度 下関市立しものせき水族館 平成24年度 北海道ブロック (8)施設見学 岐阜県世界淡水魚園水族館 3.第36回海獣技術者研究会開催 (1)日 時 平成21年11月16日(火)~17日(水) (2)場 所 島根県立しまね海洋館・浜田ワシントンホテルプラザ (3)出席者 43園館79名、会友1名、副会長1名、研究会事務局1名、オブザーバー1団 体2名 (4)研究発表 1)ネズミイルカの飼育―鴨川 2)シロイルカ 1 例における授乳行 動、授乳時間および乳成分について―しまね 3)スナメリ死亡個体からの 精子回収の試み―海中水 4)飼育下鯨類のマイクロデータロガーを用いた 心拍数の測定―沖縄水 5)シャチの船舶輸送について―名港水 6)シワハ イルカのシグネチャーホイッスル(個体識別鳴音)について―沖縄水 7) 「アシカとアザラシの違い」を解説する取り組みについて―加茂 8)ペン ギン舎でのイベント開催について―東武 9)巣箱の改良によるニシツノメド リの繁殖例―上野 10)セイウチの繁殖について―小樽水 11)カマイルカ の出産と新生児の育成―名港水 12)ラッコの胎盤剥離について―南紀 13)カマイルカに発生した豚丹毒菌による急性敗血症と疫学調査―浅虫 14)ウミガラスおよびエトピリカにみられたヘモジデローシスの一例―福島 水 15)腸管クロストリジウム症を疑ったバンドウイルカの一例―新潟 16)スナメリの輸血療法における供血個体への影響―下関 17)カリフォル ニアアシカの白内障手術の実施,並びに術前,術後の弁別刺激に対する正解 率の比較について―南知多 18)オタリアの採尿トレーニングについて―新 江水 19)バンドウイルカにおける新たなステイションの姿勢の導入と行動 の多様化について―下関 20)イロワケイルカの出産とその対策例について ―松島 21)バブルリングの発展的トレーニング―しまね (5)宿題調査報告 「鰭脚類の健康管理について」 担当:大阪・海遊館 次期テーマ 「バンドウイルカの繁殖について」 担当:鴨川シーワール ド

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(6)懇談事項 1)次期宿題調査について―申し込み0件、協議の結果上記のとお り決定 2)研究会事務局からの連絡 ①次期開催地について ②動水誌 への投稿について ③訂正発表要旨について 3)その他 (7)次期開催地 平成23年度 男鹿水族館GAO 平成24年度 中部ブロック (8)施設見学 島根県立しまね海洋館 2.動物園水族館設備会議開催 (1)日 時 平成23年1月17日(月)~18日(火) (2)場 所 エプソン品川アクアスタジアム・品川プリンスホテル (3)出席者 43園館68名、維持会員15団体27名、その他業者等6社8名 (4)研究発表 1)ブラインチラー用密閉式冷却塔のスケーリング―鳥羽水族館 2) 水族館にチタン製熱交換器が採用された経緯―株式会社昭和 3)サンシャ イン国際水族館 蓄養水槽設置工事の3D-CAD施工図―新菱冷熱工業株式会 社,株式会社シスプロ 4)国内外におけるアクリル水槽の施工事例とテッ クライトSVの紹介―株式会社菱晃 5)ショ糖を用いた脱窒装置の実験につ いて―東京都葛西臨海水族園 6)海水量500㎥展示水槽における脱窒システ ム導入の効果について―しながわ水族館 7)飼育水槽における脱窒システ ム実証実験―長岡技術大学 8)水族館における水処理設備について―荏原 エンジニアリングサービス株式会社 9)葛西臨海水族園ペンギンプール羽 根 取 り 器 装 置 に つ い て ― 東 京 都 東 部 公 園 緑 地 事 務 所 10) 韓 国 新 水 族 館 「 Ulsan Whale Central Park( 仮 称 ) 」 の 建 設 構 想 に つ い て ― DAEHAE CENTREA Co.,Ltd (5)宿題調査 「動物園・水族館における動物飼育用の温度調節に関する調査」 担当:新江ノ島水族館 次回宿題調査テーマ 「省エネの現状と課題」 担当:鴨川シーワールド (6)懇談事項 1)次回宿題調査について 2)次期開催地について 3)幹事変更 について(九州沖縄ブロック:海中水・森 徹→大分・平川清道、中部ブロッ ク:碧南・長井健生→碧南・森 徹) 4)会員以外の参加について(会議2ヶ 月前までに関係園館から、各ブロック担当の設備会議幹事へ参加承認申請 を提出。幹事会の承認後、幹事会から協会長へ申請。協会会長の承認をも って参加可とする) (7)次期開催園 平成23年度 南知多ビーチランド 平成23年度 未定 (8)施設見学 エプソン品川アクアスタジアム 5.日本動物園水族館鯨類会議開催 (1)日 時 平成22年7月6日(火) 13:30~17:30 (2)場 所 下関市立しものせき水族館・下関グランドホテル (3)出席者 29園館50名、関係機関7団体9名 (4)議 題 1)第62回国際捕鯨委員会(IWC)年次総会の結果について 2)

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最近の鯨類を取り巻く問題 3)鯨類会議運営要綱案について他 4)水 産庁への要望 5)その他 (5)次期開催地 神戸市立須磨海浜水族園(7月予定) 6.第20回ゾウ会議開催 (1)日 時 平成22年10月13日(水)~14日(木) (2)場 所 京都市動物園・京都市国際交流会館 (3)出席者 47園館80名、ゾウ会議顧問1名、その他4名 (4)研究発表 1)蹄の手入れ開始から3年目の現状(報告)―岡崎動 2)名古屋市 東山動物園におけるアジアゾウの蹄のケアについて―東山 3)アジアゾウ の成長について―市原 4)アジアゾウ・アーシャーの搬入から現在までの 経過報告―豊橋 5)肢ケアーの為の施設改修について―浜松 6)新ゾウ舎 完成後7年の経過報告―天王寺 7)アジアゾウ放飼場拡張について―かみ ね 8)雌ゾウの発情にともなう雄ゾウの行動について―沖縄こ 9)アジア ゾウの夜間行動観察~第二報―京都 10)宮崎市フェニックス自然動物園 で発生した事故1例について―フェニ 11)大型動物の飼育下保全におけ る地域収集計画の重要性―天王寺 (5)アンケート調査結果報告 1)施設について―京都 (6)講 演 「飼育下のアジアゾウにおける1年間の行動パターン」―小山奈穂 (麻布大学) 「ゾウの発情の生理学的特長と犬用排卵期検出キットを用いた排卵日の特 定」―楠田哲士(岐阜大学応用生物科学部) (7)特別講演 「ゾウの性格に関与する遺伝子の探索」―村山美穂(京都大学野生 動物研究センター (8)次期開催地 平成23年度 沖縄こども未来ゾーン (9)施設見学 京都市動物園 (詳細は別途非公開HPに掲載する) (一の2) ブロック内研究会の開催 1.動物園技術者研究会 ブロック別 開催場所 開催年月日 参 加 者 備 考 関東東北 市 川 22. 5 大森山 22. 9 羽 村 23. 1 近 畿 天王寺 九州沖縄 沖縄こ 2.水族館技術者研究会 ブロック別 開催場所 開催年月日 参 加 者 備 考

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関東東北 浅 虫 22. 11. 3. その他のブロック会議 ブロック別 開催場所 開催年月日 参 加 者 備 考 北海道 円 山 22.11.16~17 8園館19名 施設安全管理担当者会議 *動・水飼育係研修会と合同 中 部 越 前 獣医研究会 〃 浜 松 獣医研究会 〃 東 山 獣医研究会 〃 三 津 獣医研究会 近 畿 須 磨 臨床研究会 (二) 動物園水族館雑誌の発行 (1) 発 行 第51巻第3・4号、第51巻別冊 (2) 体 裁 B5 DTPオフセット印刷 各冊約30頁 (3) 内 容 動物園、水族館で日常の飼育業務を通じて得た知見等をとりまと めた投稿を为体に、その他調査研究、短報、各研究会での発表抄録等を掲載。 (4) 編集会議 平成22年6月18日、9月17日、12月7日、平成23年2月21日の計4回 開催し、掲載原稿の審査を行った。 (5) 編集委員 ・編集顧問:正田陽一(東大名誉教授)、林 良博(東京農大教授)、 鈴木克美(東海大名誉教授) ・委員長:山本茂行(会長) ・委 員:樺澤 洋*(油壺)、勝俣悦子*(鴨川)、西田清徳* (海 遊館)、原久美子*(横浜市)、福井大祐*(旭山)、野田 亜矢子*(安佐)、北村専務理事 〔* 印は編集実務担 当〕 (6) 印刷部数 各号 800部 (三) 研究成果に関する表彰 1.技術研究表彰 (1)審査対象論文:動物園水族館雑誌第50巻第2号、第3・4号、第51巻第1・2号の 9論文 (2)平成22年度技術研究表彰論文 1)原著「上野動物園に持ち込まれた傷病鳥類の保護事例分析」(第50巻第2 号) 著者:笠原道子、半澤典子、小宮輝之(東京都恩賜上野動物園) 2)短報「インドゾウにおける市販のエンザイムイムノアッセイキットを用いた 血中プロゲステロン測定による分娩予測」(第50巻第3・4号) 著者:浜 夏樹、山田亜紀子、嶋谷吉彦、石川康司、関 和也、芦田雅尚、 本田純也、大山裕二郎、松尾嘉則(神戸市立王子動物園 ほか) (3) 表 彰 平成22年度通常総会で表彰し、受賞者は記念講演を行った。

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2.繁殖動物表彰 (1) 表彰動物[18園館29件] (2) 表彰時期 平成22年度通常総会日 (3) 賞 動物舎に貼付用の表彰板 No. 園館名 動物名 繁殖区分 6 ヶ月以上 生育数 (表彰対象数) 繁殖年 月 日 1 沖縄こ オリイオオコウモリ 人工 1 2009 5 8 2 井の頭 カイツブリ 自然 2 2009 6 15 3 野毛山 ブロンズトキ 人工 2 2008 7 9 4 多摩 ソデグロヅル 自然 1 2009 5 17 5 上野 オグロヅル 自然 1 2009 7 2 6 埼玉動 ミナミジサイチョウ 自然 1 2009 6 15 7 野毛山 ハミルトンガメ 人工 1 2009 8 5 8 野毛山 ホウシャガメ 人工 2 2009 4 8 9 上野 スベビタイヘラオヤモ リ 自然 2 2009 5 2 10 埼玉動 アルマジロトカゲ 自然 1 2009 1 7 11 上野 チュウゴクワニトカゲ 自然 6 2008 10 10 12 岐阜水 ナガレヒキガエル 自然 151 2009 4 7 13 岐阜水 ヤマアカガエル 自然 12 2009 3 12 14 大洗 バリキャットシャーク 自然 1 2008 10 30 15 大洗 パフアダーシャイシャ ーク 自然 1 2008 6 9 16 須磨 ビュウフォルティア・ クウェイコウエンシス 自然 42 2009 6 4 17 須磨 セウェルリア・リネオ ラータ 自然 10 2009 5 30 18 城崎 ダルマオコゼ 自然 1 2009 9 25 19 小樽水 ホッケ 自然 11 2008 12 14 20 小樽水 ギスカジカ 自然 32 2009 4 5 21 越前 コンペイトウ 自然 120 2008 11 7 22 下関 クロイシモチ 自然 9 2009 8 9 23 東海大 Amphiprion akindynos 自然 11 2009 2 14 24 しまね カザリハゼ 自然 70 2008 11 28 25 下関 ミジンベニハゼ 自然 1 2009 9 12

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26 下関 ハチノジフグ 自然 9 2008 12 13 27 鹿児島 ミナミウミサボテン 自然 5 2008 10 19 28 品プリ イソギンチャクエビ 自然 15 2009 1 9 29 新江水 クラゲモエビ 自然 180 2009 12 27 3.古 賀 賞(繁殖特別表彰) (1) 表彰業績 「アカウミガメの繁殖と保護活動」 (名古屋港水族館飼育展示第1課) (2) 表 彰 平成22年度通常総会で表彰し、受賞者は記念講演を行った。 (四) 安全衛生対策研究 1.事故防止、衛生対策を行った。 ア 事故事例集の作成 イ カエルツボカビ症の検査 ウ 感染症ハンドブックにおける症例集の拡充 2.第22回大型動物麻酔研究会開催 (1)日 時 平成22年11月24日(水)13:00~17:30 (2)場 所 愛媛県立とべ動物園・ふれあいセンター2階視聴覚ホール (3)出席者 大型動物麻酔研究会構成園17園館のうち15園館(円山、盛岡、八木 山、群馬、上野、多摩、千葉、横金沢、富士動、東山、豊橋、南紀、天王 寺、とべ)22名(欠席構成園:釧路、熊本)、安全衛生部1名、その他オブ ザーバー参加:市原1名 (4)研究発表 1)1年間の使用報告(シマウマ、バイソン)および南アフリカでの 研修報告―群馬 2)ハートマンヤマシマウマの麻酔例―上野 3)グレー ビーシマウマの麻酔―多摩 4)ガウルでの使用報告―横金沢 5)1年間の 使用報告(シマウマ、ワピチ)―富士動 6)1年間の使用報告(ソマリノロバ、 バイソン)―東山 7)チャップマンシマウマにおける使用例―南紀 (5)懇談事項 1)研究報告の動水誌への投稿について―平成21年までの使用例に つき、「塩酸エトルフィンによる動物園動物の 不動化について」として投 稿する。投稿料の負担は、17構成園にて負担する 2)要綱の変更―名称 変更、構成園の変更につき、要綱を変更する 3)M99の使用方法のビデオ 映像の配付について―各園館で研修等にて利用し、安全対策とする目的で、 制作者の了解をとった上で、複製し、各園に配付する 4)塩酸エトルフ ィンの購入手続きについて―購入は新日本製薬株式会社が代理店として行 ってくれるので、1本からでも購入可能であるが、原価が高くなったのと 輸入手数料も高額である状況について安全衛生部から報告した 5)代理 店であるイワキ株式会社が、ハンマーケミカル社の麻酔銃の取り扱いを中

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止したことに伴う、今後の各園の対応についての意見交換 (6)次期開催地 平成23年度 盛岡市動物公園 平成24年度 東京都恩賜上野動物園 平成25年度 東京都多摩動物公園 平成26年度 千葉市動物公園 3.安全衛生部会・感染症対策委員会の開催 (1)第1回安全衛生部ならびに感染症対策委員会合同会議開催 1)日 時 平成22年11月17日(水)、18日(木) 2)場 所 大阪市天王寺動植物公園事務所・会議室 3)出席者 安全衛生部:東山・小林担当理事、上野・福田部長、円山・向井、 富士動・片井、鳥羽・長谷川、安佐・南、海中動・高田各部員 感染症対策委員会:上野・橋崎委員長、 (上野・福田、鳥羽・長谷川両 副委員長 )、天王寺・高橋副委員長、東山・中村、新江水・寺沢、 (円 山 ・ 向 井 、 安 佐 ・ 南 、 海 中 動 ・ 高 田 )各 委 員 ( 欠 席 : 三 津 ・ 香 山 委 員) 4)議 題 安全衛生部:①平成22年度事業の進行状況報告について ②平成23 年度事業計画及び予算要望について 感染症対策委員会:①感染症情報の発信(報告) ②カエルツボカビPCR検 査の実施経過について(報告) ③抗マラリア薬の斡旋 ④事例集関連事項 ⑤検討事項 ⑥その他 (2)第2回安全衛生部ならびに感染症対策委員会合同会議開催 1)日 時 平成23年3月14日(月)、15日(火) 2)場 所 東京都恩賜上野動物園・閲覧室 3)出席者 安全衛生部:東山・小林担当理事、上野・福田部長、円山・向井、 富士動・片井、鳥羽・長谷川、安佐・南、海中動・高田各部員 感染症対策委員会:上野・橋崎委員長、 (上野・福田、鳥羽・長谷川両 副 委 員 長 )、 天 王 寺 ・ 高 橋 副 委 員 長 、 東 山 ・ 中 村 、 新 江 水 ・ 寺 沢 、 三 津・香山、(円山・向井、安佐・南、海中動・高田)各委員 4)議 題 ①感染症情報の発信(報告) ②カエルツボカビPCR検査について ③検疫マニュアルの進捗状況について ④小型鯨類に発症した新興真菌 感染症(ロボミコーシス症)について ⑤口蹄疫対策について農林水産 省との意見交換 ⑥検討事項 第2.教育活動・普及啓発に関する事業 動物園・水族館に関する教育活動・普及啓発事業を次のとおり実施した。 一 教育活動に関する事業 (一) 研修会の開催 (一の1) 全国研修会の開催

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1.動物園・教育事業―参加型研修会(ワークショップ)開催 1)日 時 平成23年3月8日(火)、9日(水) 2)場 所 いしかわ動物園・石川県青尐年総合研修センター 3)出席者 14園館17名、教育部1名、 ファシリテーター:環境共育事務所ヤマネコワークス 川村悦子氏、 石川県能美市立和気小学校教諭 﨑田美香氏 4)テーマ 「動物の赤ちゃん」をテーマにした小学校1年生から2年生の児童に 対する教育プログラムを開発し、各園館内や外部講師等で実施するため の教育プログラムの開発を研修する。 2.水族館・教育事業-参加型研修会(ワークショップ)開催 1)日 時 平成23年1月12日(水)、13日(木) 2)場 所 ふくしま海洋科学館 3)出席者 20園館30名、教育部1名、ファシリテーター:伊藤隆治(環境アート デレクター和光大学准教授)、古川健(ふくしま海洋科学館命の教育課 長) 4)テーマ 「きれい」の感覚~展示表現の役割~ (一の2) ブロック内研修会の開催 1.動物園飼育係研修会 ブロック別 開催場所 開催年月日 参 加 者 備 考 北海道 円 山 22.11.16~17 10園館19名 ※水族館と合同 (施設安全管理担当者会議併催) 関東東北 埼玉動 23. 2.28 15園館49名 中 部 須 坂 22. 6.28~29 24園館38名 ※水族館と合同 近 畿 五月山 22. 6.17 9園館19名 中国四国 高 知 23. 1.27~28 9園館26名 九州沖縄 九 州 23. 2.18~19 9園館18名 ※水族館と合同 2.水族館飼育係研修会 ブロック別 開催場所 開催年月日 参 加 者 備 考 北海道 小 樽 22. 5.18~19 10園館18名 ※動物園と合同 関東東北 新 潟 23. 2. 1 11園館26名 中 部 名港水 23. 2.24~25 24園館36名 ※動物園と合同 近 畿 串 本 22. 6.14~15 11園館22名 中国四国 下 関 23. 2.23~24 6園館16名 (二) 飼育技師資格認定試験の実施 1.第39回飼育技師資格認定試験 (1)日 時 平成23年2月15日(火) 13:00~15:00

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(2)場 所 23園館の試験場で全国一斉 (3)受験者 (4)試験結果 (三) 新・飼育ハンドブック 第5集水族館編を発行。 (四) 海外研修 平成22年度は実施しなかった。 (五) 運営委員会教育部会の開催 (1) 平成22年4月12日(月)、13日(火)開催 1)場 所 日動水協事務所 2)出席 者 両 日:長井 担当理 事、植 田、勝俣 、石原 、榊原 各部員、 13日の み:佐藤、生駒各部員(欠席:坂本部長) 3)議 題 ① 飼育技師 認定試 験問題 について ②研 究会・ 研修会に ついて ③海外研修旅行 ④教育部業務軽減案について ⑤繁殖表彰規定の見直 しについて ⑥会員HPデータベースの教育部関係アーカイブーへの登 録 ⑦その他 (2) 平成22年6月14日(月)開催 1)場 所 東京都恩賜上野動物園・会議室 2)出席者 西田担当理事、植田部長、生駒、堀、勝俣、石原、榊原、佐藤各 部員 3)議 題 ①平成22年度事業計画について ②参加型研修会開催要綱の確認 ③宿題調査報告の改善について ④教育部データベースの構築について ④動物名検討委員会について ⑤飼育技師認定試験A)択一式問題の導入 区 分 申込者 当日欠席者 受験者 動物飼育の部 174名 4名 170名 水族飼育の部 111名 1名 110名 計 285名 5名 280名 区 分 動物飼育 水族飼育 計 率 採 点 区 分 70点以上合格 153 106 259 92.5% 69~50点 14 3 17 6.1% 49点以下 3 1 4 1.4% 失格 0 0 0 0.0% 平均点 86.8点 91.7点 88.7点 最高点 100点(4名) 100点(1名) 最低点 19点(1名) 42点(1名)

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について B)試験問題作成について ⑥海外研修旅行について ⑦新・ 飼育ハンドブック第5集について ⑧その他 (3) 平成22年9月1日(月)教育部会開催 1)場 所 富山市ファミリーパーク自然体験センター・研修講義室 2)出席者 西田担当理事、植田部長、生駒、堀、勝俣、石原、榊原、佐藤各 部員 3)議 題 ①平成22年度飼育技師資格認定試験問題について ②平成22年度教 育部各事業について(開催報告ならびに進捗状況) ③教育部事業全般につ いて ④その他 (4) 平成22年9月23日(木)開催 1)場 所 日動水協事務所 2)出席者 植田部長、堀部員、葛西事務局員 3)議 題 ①飼育技師資格認定試験問題集の作成について ②試験問題および 回答用紙の検討について (5) 平成23年2月25日(金)、26日(土)開催 1)場 所 日動水協事務所 2)出席者 教育部:西田担当理事、植田部長、勝俣、石原、佐藤、生駒各部 員(欠席:榊原部員) 採点協力:多摩・永井、千葉・高橋、サンシ・荒幡各協力委員 3)議 題 25日:①各種報告書の日動水・非公開HPへのアップについて ② 各研究会等の報告と進捗状況 ③次年度の事業計画について ④日動 水協の各部事業のヒアリングについて ⑤教育部の活動戦略について ⑥次年度教育部会議の開催について 26日:①飼育技師資格認定試験の採点について ②その他 二 普及啓発に関する事業 1.事業概要の発行 (1) 発行時期 平成22年7月発行 (2) 体 裁 A4 電子組版オフセット印刷 約70頁 (3) 内 容 ①協会の概要 ②事業の総括 ③役員及び専門委員 ④総会及び 理事会 ⑤園館長協議会 ⑥研究発表会等 ⑦各種講習会等 ⑧運営委員会 の活動 ⑨出版活動 ⑩種の保存に関する活動 ⑪飼育技師資格認定試験 ⑫動物愛護週間行事 ⑬各種の表彰 ⑭国際交流 ⑮ワシントン条約関連に よる緊急保護 ⑯動物情報センターの活動 ⑰動物情報センター基金の募集 ⑱野生動物保護募金事業 ⑲動物園水族館活用ネットワーク推進事業 ⑳平 成22年度予算の概要 付録(定款、日本動物園水族館協会倫理要綱、新入会員入会審査要綱、正会 員・維持会員名簿、一般配布刊行物一覧) (4) 印刷部数 600部

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(5) 配 布 先 会員、関係官庁、関係団体、その他普及宣伝用に報道機関等 2.全国動物園水族館月間 (1) 期 間 平成22年7月20日~8月19日 (2) 行 事 各園館において一般を対象に動物園・水族館の役割などについて 講演会・講習会・サマースクール・特別展等を開催し、教育普及事業を推進 した。 3.飼育の日(4月19日) 各園館で飼育に関する各種催事を実施し、動物園水族館事業の普及啓発に努め た。 4.動物愛護週間行事 (1) 動物愛護に関する標語募集 (35回) ① 趣 旨 動物愛護精神の普及啓発を図る。 ② 为催・後援 为催;(社)日本動物園水族館協会 後援;環境省 ③ 募集期間 平成22年7月1日~7月31日 ④ 実施方法 行事参加園館は期間中に募集し、優秀作品5点を中央審査会に提出。 ⑤ 中央審査 朝倉 勇(コピーライター)、中川李枝子(童話作家)、西山理行(環 境省)、会長 ⑥ 応募点数 中央審査63園館298点(全国総応募数7,489点) ⑦ 入選作品 イ.環境大臣賞 1点(さいたま水族館) 「たまたま わたしがにんげんで たまたま あなたがおさかなさん」 ロ.金賞 4点 (豊田、岡崎動、とべ、海中道) ハ.銀賞 15点 (宇都宮、石川、鯖江、浜松、天王寺、王子、池 田、徳島、海中道、長崎バ、男鹿、大洗、サン シ、越前、宍道湖) ⑧ 賞 品 入選者には賞状とメダル、選外者には参加賞(バッジ) ⑨ 表彰式 金賞以上の入選者5名は、動物愛護週間中央行事会場で表彰。 ⑩ ポスター 入選作5点を各1,000枚印刷し、各園館他に配布。 (2) 動物愛護週間中央行事 ① 名 称 動物愛護ふれあいフェスティバル ② 日 時 平成22年9月12日(土)、18日(日) ③ 会 場 東京・上野恩賜公園内(噴水池前広場・恩賜上野動物園・東京国立 博物館平成館) ④ 内 容 標語・ポスター等コンクールの表彰式、愛犬しつけ方教室、聴導犬 演技、ペット写真展、動物ふれあい広場、動物相談コーナー、粘土 コーナー、動物折り紙コーナー、動物フォトスタジオ、動物お絵描 きコーナー、スタンプラリー等

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(※表彰式の一つとして、当協会の動物愛護に関する標語上位受賞者 5名の表彰が行われた。) ⑤ 実行委員会構成団体 環境省、東京都、(財)日本動物愛護協会、(社)日本動 物福祉協会、(公社)日本愛玩動物協会、(社)日本獣医師会、(社)日 本動物園水族館協会、(社)東京都家庭動物愛護協会、(社)日本新 聞協会、(社)日本雑誌協会、(財)東京動物園協会、台東区、上野 観光連盟 等 ⑥ 協会参加者 専務理事、事務局職員 5.全国生涯学習フォーラムへの出展 (1) 名 称 全国生涯学習フォーラム高知大会 (2) 開催期間 平成22年11月20日~22日 (3) 为会場 高知ぢばさんセンター他 (4) 为 催 全国生涯学習フォーラム高知大会実行委員会 (5) 出展概要 ①生物多様性における協会の取組み②高知県の動物園水族館の野 生動物保護の取組み③全国動物園水族館の紹介 6.生物多様性条約第10回締約国会議(COP10) (1) 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が名古屋国際会議場で開催され、 JAZAはWAZAと共同で「生物多様性交流フェア」でのブース展示と国際会議場内 で行われたサイドイベント等に参加し、JAZAの活動を発信した。 ①ブース展示 1)日 時 平成22年10月23日(土)~29日(金) 2)場 所 COP10生物多様性交流フェア(国際会議場隣接白鳥会場) 3)対応体制 全日、中部ブロック1名、臨時職員2名、通訳ボランティア学生1名 4)内 容 WAZA「世界水族館戦略」の紹介やJAZA域外保全事業のパネル展示、 日本産淡水魚展示、トキ映像放映。 5)参加者数 延べ約850名 ②サイドイベント 1)日 時 平成22年10月28日(木) 16:30~18:00 2)場 所 名古屋市国際会議場 2号館 212B会議室 3)内 容 ①WAZAターニング・ザ・タイド:保全と持続性のための世界水族館 戦略(WAZA会長 マーク・ペニング) ②生物多様性保全と持続可能社会 への貢献と、動物園・水族館文化の成熟を目指して-日本の動物園・ 水族館と日本動物園水族館協会の役割- (JAZA会長 山本茂行) ③日本 動物園水族館保全戦略(東山・橋川 央) ④動物園水族館における絶滅 のおそれのある日本産淡水魚の保全(岐阜水・池谷幸樹) ⑤両生類の域 外保全―オオサンショウウオとナゴヤダルマガエル (安佐・桑原一司 ) ⑥トキとコウノトリの域外保全と日本動物園水族館協会(井の頭・成島

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悦雄) 4)参加者 国際会議参加者など60名 ③記者会見(サイドイベント内容発表) 1)日 時 平成22年10月28日(木) 11:30~12:00 2)場 所 名古屋市国際会議場 3号館会議室 3)会見者 WAZA会長 マーク・ペニング、WAZA事務局長 ジェラルド・ディック、 JAZA会長 山本茂行 4)内 容 WAZA会長から昨年制定した「世界水族館戦略」の概要説明、JAZA会 長から国内の動物園・水族館で実施している生息域外保全を中心に概 要発表 (2) 第1回COP10運営委員会担当理事・部長、種保存委員会事務局合同会議開催 1)日 時 平成22年6月14日(月)15:00~17:00 2)場 所 東京文化会館・会議室 3)出席者 山本会長、荒井副会長、小樽水・小田総務部担当理事、群馬・川上 情報部担当理事、上野・田畑総務部長、上野・櫻井情報部長、南知多・長 谷川種保存委員会事務局長、大森山・小松、東山・橋川、安佐・桑原、 井の頭・成島、海中水・岩田各種保存事務局員、北村専務理事、荻須事 務局長(欠席:土居副会長) 4)議 題 生物多様性COP10対策について (3) 第1回COP10実行委員会開催 (1)日 時 平成22年8月5日(木)11:00~15:00 (2)場 所 東京都恩賜上野動物園・会議室 (3)出席者 荒井副会長、上野・田畑総務部長、上野・櫻井情報部長、南知多・長 谷川種保存委員会事務局長、安佐・桑原、井の頭・成島、海中水・岩田 各種保存事務局員、ISIS・西本奏子、北村専務理事、荻須事務局長(欠 席:山本会長、新江水・植田教育部長、大森山・小松、東山・橋川両種 保存事務局員) (4)議 題 ①COP10ブース出展の概要と準備運営体制について ②サイドイベン トの概要と準備運営体制について ③WAZA関係者対応について ④経費 について ⑤その他 7.情報ネットワーク事業 JAZAホームページの作成・更新、リニューアル、データベースの収集と蓄積、 非公開ホームページ掲示板・会議室の運用、利用促進の相談、マニュアルの整備な どネットワークの整備と運用の推進を図った。 (1) 情報ネットワーク運営

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①システム運用サーバーの保管・保守 ・ JAZAホームページの更新、リニューアル ・ データベースのメンテナンス (2) 各種情報・資料の収集調査 ① 希尐動物保護増殖技術に関する情報・資料の収集調査 ② 国際種情報機構(ISIS)との連携 ③ 動物園水族館に関する情報・資料の収集整理 (3) 内外文献資料の収集と整理及びその翻訳 ① 内外動物園水族館に関する情報・資料の収集整理 ② 海外文献資料の翻訳および日本の動物園水族館資料の海外への紹介 8. 広報事業 (1) パンフレットの発行 平成22年度は、当協会の英語版パンフレットを作成し、海外を含め広く協会の 活動を紹介した。 (2) 協会情報誌、加盟園館情報誌発行の監修 (株)百瀬製作所と提携し、百瀬製作所が編集・発行する当協会の情報誌を監修 した。 ① 協会情報誌「どうぶつえんとすいぞくかん」 8頁/夏創刊号、以降季刊発行/各10万部/配布先:加盟園館ほか ② 加盟園館情報誌「どうぶつのくに」 12頁/月刊発行/各10万部/配布先:加盟園館ほか 9. 東日本大震災(23.3.11)被災園館への緊急支援 平成23年3月11日に発災した東北地方太平洋沖地震に対する対応として、 (1) 被害状況の把握、(2)被災した動物園・水族館の要望に応える緊急支援活動と して、①飼料の緊急輸送、②被災動物の保護移送を行い、併せて(3)義援金の 募金活動を開始した。これらの情報は、随時ホームページに掲載した。 (1) 被害状況・運営状況の把握(3/11から) 1) 電話、メールによる把握 2) Face book利用(3/12から) (2) 緊急支援活動 1) 緊急動物飼料輸送 ① 飼料業者から調達した飼料を東北被災動物園へ輸送 (3/18~3/20)(緊急 輸送ルート活用) ・届け先:●仙台市八木山動物園(3/18)(協力:神戸市王子動物園) ●仙台市八木山動物園(3/18、19)、盛岡市動物公園(3/19)、秋 田市大森山動物園(3/18)(協力:㈲ライノ、東京都恩賜上野 動物園)

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・为な飼料:乾草、水禽類及び草食動物用固形飼料 ② 全 国 加 盟 動 物 園 水 族 館 か ら 提 供 さ れ た 飼 料 を 東 北 被 災 動 物 園 へ 輸 送 (3/22~4/4) ・届け先:●日立市かみね動物園(3/22)(協力:宇都宮動物園) ● 日 立 市 か み ね 動 物 園 (3/23 、 28) 、 仙 台 市 八 木 山 動 物 園 (3/26)、盛岡市動物公園(3/29) (協力:輸送=ライノ、集約 基地=群馬サファリパーク、埼玉県こども動物自然公園) ●仙台市八木山動物園 (3/25~26)(協力:JAL、札幌市円山動 物園)(20大都市災害時相互応援協定を活用した空輸) ● 仙 台 市 八 木 山 動 物 園 (3/26) 、 マ リ ン ピ ア 松 島 水 族 館 (3/26)( 協 力 : 新 潟 市 マ リ ン ピ ア 日 本 海 、 越 前 松 島 水 族 館)(冷凍車活用) ●仙台市八木山動物園(3/29)、盛岡市動物園(3/29)(協力:集 約・輸送=那須どうぶつ王国、近畿地区集約=京都市動物園) ●仙台市八木山動物園(4/4) (協力:輸送=ライノ、集約基地= 群馬サファリパーク、那須どうぶつ王国) ・提供園館33園館(提供申出園館47園館) ・为な飼料:固形飼料、肉、魚、野菜果物 2) 緊急動物移送 ① ふくしま海洋科学館から被災動物の移送(3/16~17)(協力:輸送=鴨川シ ーワールド) ・为な動物:海獣類、海鳥等 ・最終保護先:鴨川シーワールド、東京都恩賜上野動物園、東京都葛西 臨海水族園、伊豆・三津シーパラダイス、新江ノ島水族館 ② ふくしま海洋科学館から被災動物の移送(3/29、4/1)(輸送=ふくしま海 洋科学館) ・为な動物:魚貝類、両生類等 ・移送先:東京都葛西臨海水族園(3/39)、井の頭自然文化園(3/29)、新 潟市水族館マリンピア日本海(4/1) (3) 義援金集約状況(3月31日現在) 1) 件数 日本 381件 7,352,738円 海外 9件 5,465,924円 計 390件 12,818,662円 第3.種保存に関する事業 種の保存に関する事業を次のとおり実施した。 一 種保存計画の推進 1.種保存諸会議 (1)平成22年度種保存委員会合同類別会議および種保存委員会開催 1)日 時 平成22年11月10日(水)10:30~17:00

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2)場 所 東京都多摩動物公園・ウォッチングセンター 3)出席者 秋篠宮総裁殿下、会長(委員長)、副会長2名、類別・技術委員および種 別調整者等70園館129名、学識経験者(環境省)4名、専務理事、その他関係2 団体2名、事務局長 4)議 題 内容については経過報告を非公開HPに掲載する。 (2)平成22年度第1回種保存委員会開催 1)日 時 平成22年8月4日(水) 11:00~17:00 2)場 所 東京都恩賜上野動物園・会議室 3)出席者 山本委員長、土居、荒井両副会長、長谷川種保存事務局長、小松、 橋川、桑原、成島、岩田各種保存事務局員、(橋川)、永井、林、勝俣、 大津、坂本、高見、高木、(桑原)、池谷各類別委員、竹田技術委員、北 村専務理事、荻須事務局長 (欠席:坂東委員) 4)議 題 ①類別及び技術部会報告 ②合同類別会議について ③種保存委 員会の方向性、今後の展望について A)戦略の明文化 B)対象種の見直し について ④COP10について A)サイドイベント B)ブース展示 ⑤環 境省連絡会議報告 ⑥その他 A)個体群管理研修 B)A-Arkワークショッ プ (3)第1回種保存委員会事務局会議開催 1)日 時 平成22年6月14日(月)11:00~15:00 2)場 所 東京文化会館・会議室 3)出席者 南知多・長谷川種保存委員会事務局長、大森山・小松、東山・橋 川、安佐・桑原、井の頭・成島、海中水・岩田各事務局員、北村専務理 事、荻須事務局長 4)議 題 ①種保存委員会議題について ②合同類別会議開催について ③ 種保存事務局の担当業務について ④生物多様性COP10について ⑤そ の他 (4)第2回種保存委員会事務局会議 1)日 時 平成22年8月3日(火) 10:00~14:50 2)場 所 日動水協事務所 3)出席者 南知多・長谷川種保存委員会事務局長、大森山・小松、多摩・成 島、東山・橋川、安佐・桑原、海中水・岩田各事務局員、北村専務理事、 荻須事務局長 山本委員長、荒井両副会長、北村専務理事、荻須事務局長 4)議 題 ①種保存委員会議事について ②環境省との連絡会議内容につい て A)傷病鳥獣の動物園での活用方法について B)保護増殖事業の今後の 展望について ③その他 (5)種保存委員会事務局ならびに環境省との連絡会議開催 1)日 時 平成22年8月3日(火) 15:30~18:00

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2)場 所 経済産業省庁舎・会議室 3)出席者 山本委員長、土居、荒井両副会長、南知多・長谷川種保存委員会 事務局長、大森山・小松、多摩・成島、東山・橋川、安佐・桑原、海中 水・岩田各事務局員、 環境省自然保護局(野生生物課 塚本課長ほか、計11名)、北村専務理事、 荻須事務局長 4)議 題 日動水協からの話題提供:①傷病鳥獣の動物園での活用方法につ いて ②保護増殖事業の今後の展望について 環境省からの話題提供:①トキの最近の動きについて ②シママングー スの特定外来生物への指定について ③COP10における外来種に係る議 題内容について ④動物愛護管理法の見直しについて (2)第3回種保存委員会事務局会議開催 1)日 時 平成22年11月9日(火)13:00~17:00、10日(水)9:00~10:00 2)場 所 東京都多摩動物公園・会議室 3)出席者 長谷川種保存事務局長、小松、橋川、桑原、成島、岩田各種保存 事務局員、北村専務理事、荻須事務局長、開催担当園2名 4)議 題 ①合同類別会議開催準備について ②その他 2.希尐動物等血統登録及び長期繁殖計画の推進 (1) 飼育下での累代繁殖による近親交配を避け、遺伝子の多様性を維持するため、 希尐動物種別調整対象種について血統登録を行い、繁殖計画をたてる(ただし、 魚類に関しては血統登録・個体登録をしない)など長期繁殖計画を推進した。 平成22年度は次の147種を対象種として実施した(*:血統登録書の作成実 施)。 有袋類・その他:(1)コアラ(東山) * (2)ウォンバット(茶臼山)* (3)フサオネズミ カンガルー(上野)* (4)パルマワラビー(シャボ)* (5)オオカンガルー(横金沢)* (6)オオアリクイ(日本平)* 霊長類: (7)ニシゴリラ(上野) * (8)ボルネオオランウータン(東山) * (9)スマトラオ ランウータン(東山)*(10)チンパンジー(多摩) * (11)ボウシテナガザル(とべ) * (12) シシオザル(天王寺) * (13)フランソワルトン(浜松) * (14)マンドリル(豊橋) * (15) ダイアナモンキー(円山) * (16)クロキツネザル(モンキ) * (17)エリマキキツネザル( モンキ) * マーモセット科《(18)ピグミーマーモセット* (19)ワタボウシパンシェ*》 (千葉) (20)スローロリス(上野) * 食肉類:(21)ホッキョクグマ(旭山) * (22)マレーグマ(のいち) * トラ希尐亜種《(23) アムールトラ(王子)* (24)ベンガルトラ(王子)* (25)スマトラトラ(八木山)*》(26)ユ キヒョウ(多摩) * (27)チーター(南紀) (28)ウンピョウ(横浜動) ヒョウ希尐亜種《 (29)アムールヒョウ* (30)ペルシャヒョウ*》(福山) (31)シセンレッサーパンダ(日本 平)* (32)ネパールレッサーパンダ(日本平) * (33)カナダカワウソ(のいち)* (34)ユ

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ーラシアカワウソ(のいち)* (35)コツメカワウソ(のいち)* (36)ツナメシカワウソ(の いち) * (37)ツシマヤマネコ(福岡) 海獣類:(38)ラッコ(鳥 羽)* (39)カリフォルニ アアシカ (油壺)* (40)ト ド(小樽水)* (41)オタリア(油壺)*(42)ゴマフアザラシ(新江水)*(43)ゼニガタアザラシ(小樽水) * (44) セイウチ(鴨川) * (45)バンドウイルカ(鴨川) * (46)イロワケイルカ(松島) * (47)スナメリ(宮島) * (48)カマイルカ(沖縄水) * 有蹄類: (49)クロサイ(安佐) * (50)ミナミシロサイ(富士動) * (51)インドサイ(横金 沢) * バク科全種《(52)マレーバク* (53)ブラジルバク* (54)チュウベイバク*》(横 浜動) (55)グレビーシマウマ(京都) * (56)ハートマンヤマシマウマ(夢見) * (57)モ ウコノウマ(多摩) * (58)アジアゾウ(上野) * (59)アフリカゾウ(群馬)* (60)カバ( 富士動) (61)※ニホンカモシカ(富山) * (62)キリン(多摩)* (63)シロオリックス( 盛岡)(64)アラビアオリックス(横金沢) * 猛禽類: (65)コンドル(徳島) 日本産猛禽類希尐種《(66)オジロワシ(帯広) * (67)オ オワシ(円山) * (68)ニホンイヌワシ(大森山) * (69)シマフクロウ(釧路) (70)カラフ トワシミミズク(旭山)》(71)オオタカ(富山)* (72)クマタカ(豊橋)* ペンギン類:(73)フンボルトペンギン(葛西水) * (74)ケープペンギン(サンシ) * (75) マゼランペンギン(品川水) * (76)イワトビペンギン(油壺) * (77)マカロニペンギン( 下関) * (78)ジェンツーペンギン(名港水) * (79)オウサマペンギン(南紀) * (80)ア デリーペンギン(名港水) * (81)ヒゲペンギン(名港水) * (82)コガタペンギン(葛西水 ) * コウノトリ・キジ・ツル類: (83)※ニホンコウノトリ(多摩) * (84)ホオアカトキ( 横浜動) * (85) ※タンチョウ(多摩) * (86) ※マナヅル(埼玉動) (87)※ナベヅル(平 川)[国際登録担当・天王寺*] (88)ソデグロヅル(多摩) (89)オグロヅル(上野) * (90) ホ オ カ ザ リ ヅ ル ( 千 葉 ) * (91)ハ ゴ ロ モ ヅ ル (安 佐 ) * (92) ヤ ン バ ル ク イ ナ ( 名 護 ) (93)シジュウカラガン(八木山) * (94)コサンケイ(千葉) * (95)ヤマドリ全亜種(井の 頭) * 小型鳥類: カンムリバト属《(96)カンムリバト (97)ムネアカカンムリバト (98)オウ ギバト》(熊本) (99)オオバタン(埼玉動) (100)タイハクオウム(海中動) (101)シロビ タイムジオウム(江戸川) (102)アカコンゴウインコ(埼玉動) (103)スミレコンゴウイ ンコ(到津) (104)ヒワコンゴウインコ(埼玉動) (105)ミドリコンゴウインコ(シャボ) (106)オオサイチョウ(とべ) (107)サイチョウ(とべ) (108)カササギサイチョウ(とべ) (109)カンムリシロムク(横浜動) (110)ルリカケス(上野) * 両生・爬虫類: (109)オオサンショウウオ(安佐) * (110)ホクリクサンショウウオ(石 川) (111)ハクバサンショウウオ(新潟) * (112)イシカワガエル(天王寺) (113)イボイ モリ(名護) (114)アルダブラゾウガメ(平川) * (115)ホウシャガメ(京都) * (116)ハ ミルトンガメ(野毛山) * (117)インドセタカガメ(野毛山) * (118)ヨウスコウワニ(天 王寺) * (119)ニシアフリカコガタワニ(安佐) * (120)インドガビアル(熱川) * (121) ガビアルモドキ(熱川) * (122)リュウキュウヤマガメ(名護) (123)クロイワトカゲモ ドキ(名護) 魚類: 日本産希尐淡水魚《(124)ミヤコタナゴ(井の頭) (125)ハリヨ(岐阜水) (126)ニ

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ッポンバラタナゴ(琵琶湖) (127)イタセンパラ(記念館) (128)イチモンジタナゴ(宮津 ) (129)スイゲンゼニタナゴ(姫路水) (130)ヒナモロコ(海中水) (131)ウシモツゴ(碧 南 ) (132)ア ユ モ ド キ (琵琶 湖 ) (133)ネ コ ギ ギ (志摩 ) (134)ム サ シ ト ミ ヨ (埼 玉 水 ) (135)ゼ ニ タ ナ ゴ (福 島 水) (136)タ ナ ゴ モ ド キ (沖縄 水 ) (137)シ ナ イ モ ツゴ (新 潟 ) (138)アカメ(お魚館) (139)エゾトミヨ(小樽水) (140)カワバタモロコ(碧南) (141)ホ トケドジョウ(琵琶湖) (142)オヤニラミ(宮島)》 外国産希尐淡水魚《(143)アジアア ロワナ(岐阜水) (144)ピラルク(鹿児島) (145)オーストラリアハイギョ(上野)》 (2) 希尐動物飼育ハンドブックの作成 キリン種別繁殖検討委員会が中心となり、キリンEAZA飼育ハンドブックの翻訳 ・発行を行った。 3.個体群管理研修 (1)個体群管理研修開催 1)日 時 平成22年10月23日(土)10:00~17:00 2)場 所 神戸市立王子動物園・動物科学館会議室 3)出席者 6園館7名、講師1名 4)内 容 ①SPARKSの入力についての質疑 ②PM2000を使ったデータ解析及 び、個体群管理目標の立て方 (2)個体群管理ガイダンス開催 1)日 時 平成22年10月23日(土)13:00~15:00 2)場 所 神戸市立王子動物園・動物科学館動物園ホール 3)出席者 9園館14名、講師1名 4)内 容 ①個体群管理の進め方 ②血統登録の重要性 ③種保存委員会の 組織 (3)個体群管理研修(初級編)開催 1 ) 日 時 平 成 22 年 11 月 9 日 ( 火 )10:00 ~ 17:00( 前 半 ) 、 11 日 ( 水 )10:00 ~ 15:00(後半) 2)場 所 東京都東部公園緑地事務所(前半)、東京都上野動物園会議室 (後 半) 3)出席者 13園館17名(後半11園館15名)、講師3名(後半2名)、事務局1名 4)内 容 ①血統登録の意義 ②SPARKSの登録方法 ③PM2000を用いたデータ 解析及び個体群管理目標の立て方 ④その他 (4)個体群管理研修(中級編)開催 1)日 時 平成22年11月11日(水)10:00~16:00 2)場 所 東京都東部公園緑地事務所 3)出席者 16園館24名、講師2名 4)内 容 ①SPARKSおよびPM2000を用いたデータ解析 ②その他 二 海外団体との協力 (1) 保全繁殖専門家集団(CBSG)との提携

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① CBSG年次総会(10/14~10/17 ドイツ・ケルン)への参加 出席者 荒井副会長 ② CBSG IMPワークショップ(12/6〜9 アメリカ・サンディエゴ)への参加 出席者 天王寺・高見一利 (2) 国際種情報機構(ISIS)との連携 理事会(10/16 ドイツ・ケルン)への参加 出席者 北村専務理事 (3) 海外の動物園・水族館諸組織との連携 ①WAZA年次総会(10/17~10/21 ドイツ・ケルン) への参加 出席者 山本会長、北村専務理事 ②SEAZA年次総会(11/3〜7 インドネシア・バリ)への参加 出席者 川上情報部担当理事 ③IUCN日本委員会(IUCN-J)総会への参加 出席者 北村専務理事 (4) 世界保全戦略に関すること 世界水族館保全戦略(ターニング・ザ・タイド)を翻訳し、印刷及びホームペー ジへの掲載を行った。 (5) 情報部会開催 1)日 時 平成23年3月9日(水)11:00~17:00 2)場 所 日動水協事務 所 3)出席者 群馬・川上情報部担当理事、上野・櫻井同部長、千葉・高橋、上 野・廣田、井の頭・冨田、名港水・栗田、天王寺・高見同部員 4)議 題 ①平成22年度事業報告 ②平成23年度事業計画 ③JAZAホームペ ージおよびネットワーク委員会について ④その他 三 野生動物保全に関する事業 1. 鳥インフルエンザ対策について国への要望 平成22年12月に高岡古城公園動物園で死亡したコブハクチョウが高病原性鳥イ ンフルエンザに感染していたことを契機に、動物園・水族館の飼育動物を守る仕 組みづくりのため、1月24日に環境省へ2つの要望をおこなった。 (1) 環境省が動物園水族館事業の所管官庁となり、担当部署設置の要望 動物園動物対策を包括的に取り組み指導・支援する官庁がない現在、動物園 水族館事業を円滑に進めていくため、生物多様性を所管する環境省が所管官庁 となり、関係省庁の調整や立法措置等の整備を行う担当部署の設置を要望した。 (2) 感染症発生時における動物園水族館動物の取扱い方針の策定の要望 伝染病拡大を的確、確実に防ぐ一方で、生物多様性保全のため希尐野生動物 も希尐在来家畜・家禽も等しく保護するため、環境省に希尐野生鳥類の事例を 参考として、感染症発生時における動物園水族館動物の取扱い方針の策定を要 望した。

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四 野生動物保護募金事業 野生動物保護募金は、野生動物の保護活動に資するため平成12年に当協会が独自 に創設した募金制度で、広く入園館者などからいただいた寄付金をもとに、野生動 物の保護繁殖に寄与する活動に対し積極的に支援する助成事業を行った。 1.募金事業 (1) 事業の概要 ①募金の名称 野生動物保護募金 ②募金箱設置 日動水協会員園館 総数 137園館、155個 (2011.3末現在) ③募金の状況 10,371,062円(募金箱以外からの寄付を含む。) 2.助成事業 助成対象 ①会員園館が行う野生動物保護事業 番 号 助成額 件 名 ・ 事業内容 申請者(推薦者) 1 300,000 ゾウの繁殖促進にむけた排卵期予測 法の確立に繋げる準備研究(2) アフリカゾウ種別調整者 群馬サファリパーク 園 長 川上 茂久 2 300,000 ホッキョクグマの国内飼育下での繁 殖季節と繁殖生理に関する調査研究 食肉類類別調整者 林 輝 昭 (アドベンチャーワールド) 3 300,000 唾液及び糞由来のDNA分析によるキ リン飼育個体の亜種判別 有蹄類類別調整者 大津晴男 (広島市安佐動物公園) 4 300,000 野生シジュウカラガンの羽数回復事 業 仙台市八木山動物園 園長 遠藤 源一郎 5 300,000 伊勢のウシモツゴPseudorasbora pumila subsp.生息地の保護活動 伊勢のウシモツゴを守る会 会長 薮谷 茂 6 300,000 スマトラトラのGSMP会議出席 食肉目類別調整者 林 輝昭 7 300,000 両生類の方舟 A-Ark日本ワークショップin広島 両生爬虫類類別調整者 桑原 一司

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②当協会運営委員会各部が行う野生動物保護事業 ③当協会種保存委員会が行う種保存事業 ④会員園館の事業と関係する団体が行う野生動物保護活動事業 ⑤非常災害時の野生動物救護活動 3.優先種等助成事業 決定額 優 先 種 申請者(推薦者) 内 容 500,000 スローロリス 霊長類類別委員成島 悦雄 DNA分析による飼育個体 の種同定 100,000 フンボルトペン ギン ペンギン類類別委員 坂本 和弘 国内で飼育されているフン ボルトペンギンの遺伝的な 近縁関係の解明のために、 飼 育 個 体 か ら 採 血 し 、 DNA 解析を行う。その調査に協 力いただく大学に対して、 必要な試薬等の経費を一部 負担し、調査を円滑に進め る。 400,000 イタセンパラ 産卵母貝 魚類類別委員 長井健生 (1)文献収集 (2)小型の閉鎖的な水槽で の飼育試験 (3)市販珪藻を餌料とする 飼育試験 助成対象 種保存対象種の中から決定した優先種及び技術部会事業 五 受託保全事業 1.ワシントン条約に基づき任意放棄され、取得した生きた動物に係る保護及び飼育 の寄託管理 (1) 寄 託 者 経済産業省貿易経済協力局貿易管理部貿易審査課 (2) 実施時期 平成22年4月1日から平成23年3月31日まで(継続) (3) 受託内容 ・経済産業省はワシントン条約に基づき任意放棄され取得した生き た動物の保護及び飼育を日動水協に寄託する。 ・日動水協は委託動物の飼育管理を適切な会員園館に依頼する。 ・経済産業省は日動水協に対し21,756,619円(平成22年度)の限度内 において寄託動物の保護飼育に必要な経費を負担する。 (4) 実施結果 平成21年度中に新たに経済産業省から寄託された動物は次のとお り。

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No. 動物名 数量 到着地 収容年月日 収容園館名 1 イシサンゴ 1 成田空港 2010年 8月26日 葛西水 2 スローロリス 1 関西空港 2010年 9月 7日 天王寺 3 ホウシャガメ 5 外国郵便局 2010年10月22日 埼玉動 4 パラオクサビライシ 2 関西空港 2010年11月18日 海遊館 5 コチョウザメ 5 関西空港 2011年 1月28日 鳥 羽 6 オリエンタルラットスネーク 1 成田空港 2011年 3月26日 足立区 15 (5) 合計 (収容園館数) (種数) (点数) 平成21年度より引継いだ受託動物 72 119 1,015 平成22年度中に発生した受託動物 6 6 15 平成22年度中に死亡した受託動物 41 38 103 平成23年度に引継いだ受託動物 71 113 927 * 点数の内訳:哺乳類 88. 鳥類 63. 爬虫類 752. 両生類 1. 魚類等 23. 2.生息域外保全モデル事業(動物)実施業務 平成21年度に引き続き、平成22年度も財団法人自然環境研究センターから受託し、 野生復帰を念頭に置いた絶滅の恐れのある野生動物種の生息域外保全各種動物モデ ル事業を実施した。 ① 対象種 ハリヨ、イチモンジタナゴ ② 実施施設 滋賀県立琵琶湖博物館 3.平成 22 年度動物園等における鳥インフルエンザ対策調査業務 環境省から受託し、国内及び外国の特に動物園における鳥インフルエンザ対策の 実施状況や事例を収集した。 ① 日本動物園水族館協会加盟動物園に対する、鳥インフルエンザ対策の実施 状況や対策マニュアルの整備状況の調査 ② 世界の为要国・地域における鳥インフルエンザ対策状況調査 ③ 国際獣疫事務局(OIE)で規定している鳥インフルエンザ対策の国際基準調 査 Ⅱ 法人の管理 第1.新入会員の調査 (1) 新入会員調査 九州沖縄ブロックで、別府ラクテンチを調査した。 第2.運営管理に関する会議

参照

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