10−1
1 はじめに
1. 1 研究の背景と目的
近年、経済の急速な発展に伴い、中国の教育ニーズ
はさらに高まり、大学生数は毎年増加している。2001
年に教育部が「全国高校後勤改革会議」を開催して以
来、 学 生 宿 舎 の 建 設 は 急 激 に 増 加 し た。 現 在、「 中 長
期教育改革と発展計画」を背景として、新時代の大学
キャンパス計画の方向性が模索されている。学生の生
活水準の向上に伴い、学生宿舎は宿所と し て の 機 能 だ
けでなく、学習、食事、交流空間を有する環境が求め
られている。
本研究は、中国における大学教育及び施設に関する
施策の変化に伴う大学生数の増加と学生生活を支える
学生宿舎建設の変容を示し、現在の学生宿舎が抱える
特徴を明らかにすることを目的とする。
1. 2 研究の方法
まず、中国の大学教育体制、宿舎建設に関する施策
の変化と全国の大学生数、学生宿舎面積の変遷につい
て考察する。次に、大学キャンパスの宿舎と各エリア
の 空 間 配 置 の 関 係 及 び 生 活 区 域 の 整 備 状 況 を 調 査 し、
宿舎建設の現況を示す。最後に、宿舎の利用状況と評
価に関するアンケート調査を行い、学生宿舎の評価に
影響する要素に関する考察を加える ( 図 1)。
1. 3. 既往の研究
中国の大学キャンパス計画に関して、劉学 1)
らの
大学キャンパスの長期開発計画を国際的に比較分析し
た研究、平輝 2)
らの中国の大学キャンパスにおける
オープンスペースの変遷に関する研究がある。キャン
パスの宿舎計画に関する研究には、孫専菲 3)
の宿舎
建築の廊下、居住空間ブロック空間の組合わせについ
て検討した研究、羅瑩英 4)
の学生心理、行為の視点
から宿舎の設計を検討した研究、大学生宿舎の生活
面における、信頼性と有効性を分析した張占広 5)
の
研究がある。また、葉安福 6)
の公共交流空間の要素、
心理的ニーズ、存在する問題点を把握し、交流空間設
計の方法を明らかにした研究がある。しかしながら、
中国教育施策と大学の発展をふまえ、大学キャンパス
における学生宿舎の利用評価を明らかにした研究は見
られない。
中国の大学キャンパスの宿舎計画に関する研究
沈 成龍
2 中国の教育体制と中国大学建設の現状
2.1 中国の教育施策の沿革
中 華 人 民 共 和 国 が 誕 生 し て 以 来、「 中 国 教 育 改 革 と
発展概要」、「科学教育と発展概要」などの重要な政策
を実施した。建国後、大学の宿舎建設に影響を与ぼし
た政策は2001年に実施した「社会化改革会議」である。
「教育統計データ」 8)
中国教育部から大学生数を見ると、
1999年 の413.4万 人 で あ っ た が、2016年 の2695.8万
人に増加している(表1、表2)。
2.2 全国大学の施設の増加
多 額 の 資 金 が 学 生 宿 舎 の 建 設 に 注 ぎ 込 ま れ、1999
年 か ら2000年 末 ま で は、 全 国 の 新 築 大 学 生 宿 舎 面 積
は3800万m 2
で あ り、 建 設 量 は1949年 か ら1999年 の
50年 の 建 設 量 を 超 え て い る。 学 生 数 が 増 加 す る の に
伴い、校舎面積も増加しているが、学生一人当たり面
積は減少している。しかしながら、学生宿舎の面積は、
大学生数の増加とともに、キャンパス全体の床面積に
対する学生宿舎面積は増加している。
表 1 中国教育施策の沿革
図 1 研究のフロー
・研究課題の背景と目的 ・研究の方法
一章 はじめに
二章 中国教育体制と中国大学建設の現状
三章 中国大学キャンパスにおける宿舎の現状
四章 アンケート調査
五章 まとめ
・中国教育施策との沿革を把握
・全国大学の施設の増加と法規の沿革を把握
・対象地選定
・施設配置の現状の把握
・宿舎から各施設までの距離を把握
10−2
2.3 宿舎建設に関する法規の沿革
2009年 の 校 舎 面 積 に 対 す る 学 生 宿 舎 面 積 の 割 合 は
28.9%で あ る。 近 年、 校 舎 面 積 の 増 減 は1m 2
以 下 で 安
定 し、2010年 に 政 府 が 描 け た2020年 の 学 生 数3,300
万 人 と い う 数 量 の 目 標 12)
を 達 成 し つ つ あ る が、 教 育
環 境 の 質 の 改 善 が 課 題 と な っ て い る。 ま た、2001年
か ら2009年 の 宿 舎 面 積 は8m 2
/人 で あ り、 こ れ は 学 生
宿舎の一人当たり面積法規の最低限ではなく、最大限
に合わせて設計されている 9)
。「学生宿舎面積指標」 10)
の学部生の一人当たり面積は、1992 年の 7m 2
から 2008
年 の8m 2
に 増 加 し て い る。 ま た、 博 士 の 一 人 当 た り 面
積は 10.5m 2
から 25m 2
に増加している ( 図 2、3、表 3、4)。
3 大学キャンパスにおける学生宿舎の現状
3.1 調査対象地の選定
2009年の中国の大学生一人当たりの宿舎面積は8㎡
で あ る が、 調 査 対 象 と し て、 こ の 平 均 値 に 近 い 広 さ の
学 生 宿 舎 を 有 す る 南 京 林 業 大 学 新 庄 キ ャ ン パ ス を 選 定
し た。 ま た、 比 較 対 象 と し て、 在 学 生 数 は 同 じ で あ る
が、2倍 の 敷 地 面 積 を 有 し、 と 一 人 当 た り 宿 舎 面 積 も
約2倍の湖南科技大学キャンパスを選定した(表5)。
3.2 南京林業大学新庄キャンパスの現状
(1) 施設の配置
南京林業大学の学生宿舎はキャンパスの北側に集中
している。学生宿舎エリアから250m範囲に食堂4件、
利便施設が9件を配置してる。湖南科技大学の学生宿
舎はキャンパスの周辺部に配置し、利便施設は宿舎エ
リ ア に 近 い 位 置 に あ り、 学 生 宿 舎 エ リ ア か ら250m範
囲に食堂7件、利便施設が9件が配置されている。こ
れ は、 学 生 宿 舎 か ら250m以 内 に 建 設 す る と い う「 宿
舎建設設計規範」 9)
の規定に基づいている ( 図 4、図 5)。
(2) 教学施設、図書館、食堂、ゲートとのの距離
南京林業大学及び湖南科技大学の宿舎からの最も近
い教学施設、図書館、食堂、ゲートの多くは、学生宿
舎 か ら 直 線 で 約700m距 離 以 内 に 多 く 配 置 さ れ て い る
(図6)。
表 3 学生宿舎における面積指標
表 4 学生宿舎における設計規範
図 2 校舎面積、宿舎面積、校舎面積に対する宿舎面積の割合
図 3 中国大学一人当たり校舎面積、一人当たり校舎面積 表 2 大学教育の発展と宿舎建設の発展
( 万m 2)
図 4 南京林業大学の施設の配置 表 5 調査対象の概要
(m2)
0 10000 20000 30000 40000 50000 60000 70000
0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0%
1998 1999 2000 2001 2004 2005 2006 2007 2008 2009
大学校舍面積 学生宿舍面積 校舎面積に対する宿舍面積の割合
法規 実施年 博士宿舎一人当たり面積修士宿舎一人当たり面積学部生宿舎一人当たり面積①学部生宿舎一人当たり面積②学部生宿舎一人当たり面積③
ワンルーム2人 ワンルーム3~4人ワンルーム6人~8人
ワンルーム1人 ワンルーム2人 ワンルーム3~4人 ワンルーム6人/8人
ワンルーム1人 ワンルーム2人 ワンルーム3~4人 ワンルーム6人 ワンルーム8人以上 宿舎建築
規範
1987
2006
2017
-
-16㎡以上 8㎡以上 6㎡以上 5㎡以上 4㎡以上 3㎡〜4㎡以上
5㎡以上 8㎡以上
16㎡以上
6㎡以上 4㎡以上 3㎡/2.6㎡以上
敷地面積 校舎面積 学生宿舎面積 在学生数 宿舎在居学生数 南京林業大学 83.8ha 621707.2㎡ 250813.6㎡ 32,170人 26,002人 湖南科技大学 160.8ha 1007746.3㎡ 412805.9㎡ 30,114人 30,114人
42.7 40.1
35.4 34.2 32.2 30.9 31.0 28.8 27.6 27.7
7.0 6.8 6.6 7.2 8.6 8.6 8.8 8.1 7.9 8.0 0.0
10.0 20.0 30.0 40.0 50.0
1998 1999 2000 2001 2004 2005 2006 2007 2008 2009 一人当たり校舎面積 一人あたり宿舎面積
法規 実施年博士宿舎一人当たり面積修士宿舎一人当たり面積学部生宿舎一人当たり面積
1992
大学院生10.5㎡以下 管理職研修生19㎡以下
大学院生10.5㎡以下 管理職研修生19㎡以下
学部生7.5㎡以下 研修生10.5㎡以下 他の学生6.5㎡以下
2008 24㎡ 12㎡以上 8㎡以上
普通高等学校建 築計画面積指標
1978-1985 1985-1993 1993-1999 1999-2003
2003-¦ÜÕ¸ßÊUà )yÉÄ';?J>;6ÈÏ 4³ø
Øk¦Üi6ÞNÐÛ¯¦ Ü6m¦ÜYi6¤ü4³ø
ÊUOØzÕ¸)D98;@6 ¤ü6·.4³ø
Óé¦Ü6aûĪ ¦Ü)é&ñ6aûÄ( ¤s4³ø
ËÄ'Ã6Æ¢¢ 6y#¦Ü)é&ñ&¦ Ü)b²6ä4³ø
教育事業の 内容と特徴
¦Ü(4ãåBFE>D 7J@)õQ³2aûÄ( ¦Ü&ÊUÃ)ô[6Ú 4
¥2¦Ü+) è6|0K )«dN¥0vn¥2)¦ Ü( è4èòækÕhÅ)|j 13ÿ&,!uÀT§wç Â6|0&
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宿舎特徴 教育事業発
展段階
Ý*O(¼¿6Zø~NM)79=;©6Z ÝKïTGKT!3XûÍI
Ýrë)×m
ÙÎóS¶Îóc)GS¶ÎöGcÔ-p5 )¤s
ïÀ ÝKï TGKT!3XûÍI÷ÀKT!3XûÍI 宿舎環境
¦ÜR¯)Ã(V`À§|^)À Ý*À)X AJ<6ºê%''"!
10−3
調査場所 調査期間 配布 回収有効枚数 回収率 調査対象 調査エリア
1 南京林業大学 11月7日〜10日 400 258 64.5% 在学大学生、大学院生 図書館周辺、図書館の自習室、宿舎エリア、食堂前、各講義室棟前
2 湖南科技大学 11月13日〜18日 400 297 74.3% 在学大学生、大学院生 図書館周辺、図書館の自習室、宿舎エリア、食堂前、各講義室棟前
図 5 湖南科技大学の施設の配置
図 6 宿舎から各施設までの距離
(m)
表 5 アンケート調査の概要
図 7 日平均施設の滞留時間、日平均施設の利用頻度
図 8 宿舎の利用パタン
(h) (回)
(h) (回)
南京林業大学
湖南科技大学
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0
宿舎 図書館 講義室 運動施設 食堂 研究室 キャンパス 入り口
その他
日平均施設滞留時間(平日) 日平均施設滞留時間(土日)
日平均施設利用頻度(平日) 日平均施設利用頻度(土日)
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0
宿舎 図書館 講義室 運動施設 食堂 研究室 外部 その他
日平均施設滞留時間(平日) 日平均施設滞留時間(土日) 日平均施設利用頻度(平日) 施設利用頻度(土日)
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0
宿舎 図書館 講義室 運動施設 食堂 研究室 キャンパス 入り口
その他
日平均施設滞留時間(平日) 日平均施設滞留時間(土日)
日平均施設利用頻度(平日) 日平均施設利用頻度(土日)
宿舎エリア番号 湖南科技大学
南京林業大学
( )
( )
( )
( )
( )
図書館 図書館
4. アンケート調査
4.1 調査の方法
宿舎の利用実態や利用意識に影響する要素を把握す
る た め、 南 京 林 業 大 学 と 湖 南 科 技 大 学 の 図 書 館 周 辺、
図 書 館 の 自 習 室、 宿 舎 エ リ ア、 食 堂、 各 講 義 室 棟 を
利用していた学生555人を対象とし、宿舎の利用意識
をアンケート調査シートに記入してもらった。調査を
行 っ た 項 目 は(1)属 性、(2)居 住 情 報、(3)キ ャ ン パ
ス内の移動手段、(4)1 日のキャンパス施設の利用、(5)
宿 舎 内 部 空 間 の 満 足 度、(6)宿 舎 か ら 施 設 ま で の 距 離
満 足 度、(7)宿 舎 周 辺 環 境 の 満 足 度、(8)宿 舎 周 辺 に
必 要 と 思 う 施 設、(9)宿 舎 利 用 の 利 便 性 の 評 価 と 改 善
課題の9項目である。
4.2 アンケート調査による利用現状と意識の把握
(1) 宿舎の利用実態
宿舎の1日の利用パタンを統計したところ宿舎利用
において、平日の回答が多い宿舎の利用パタンは昼休
みに宿舎に一度帰るパタンが多くを占め、宿舎を睡眠
をとる場所として利用するパタンと昼と夕方に一度帰
るパタンが多い。土日では1日中宿舎に滞留するパタ
ンも多く見れらる。南京林業大学新庄キャンパスにお
ける大学生の1日の平均滞留時間は学生宿舎が最も長
く、平均滞留時間は平日では13時間、土日は16.5時
間 で あ る。 湖 南 科 技 大 学 キ ャ ン パ ス 宿 舎 に お け る 大
学生の1日中の平均滞留時間を見ると、宿舎が最も長
く、平均滞留時間は平日は12.3時間、土日は14.7時
間である。両大学とも土日は講義室の利用頻度が下が
り、図書館の頻度が高くなる。キャンパスを出る頻度
は 南 京 林 業 大 学 で は「 週 に1〜2回 」 の 割 合 が54.7%
で 最 も 高 く、「 ほ ど ん ど 出 な い 」 学 生 が25.2%を 占 め
る。湖南科技大学ではキャンパスを出る頻度は「週に
1〜2回 」 の 割 合 が43.3%で 最 も 高 く、「 ほ ど ん ど 出
ない」学生が17%を占める。湖南科技大学の宿舎周辺
の公園や広場の利用頻度は「週に1〜2回」 の 割 合 が
最も高く54.2% であり、湖南科技大学では「週に3〜
5回 」 利 用 し て い る 学 生 の 割 合 が58.7%と 最 も 高 い。
公 園 や 広 場 の 利 用 の 目 的 は 両 大 学 と も、「 散 歩 」 の 割
合が36.7%、35.9%と最も高い(図 7、8)。
(2) 宿舎の利用意識
学生宿舎に満足している理由を見ると、南京林業大
宿舎エリア番号 湖南科技大学
南京林業大学
( )
( )
) (
( )
( )
図書館 図書館
0 500 700 1000 1500 2000 2500
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5
宿舎エリア番号
10−4
図 10 宿舎位置の満足度と施設までの距離分布
図 9 学生宿舎から施設の距離の満足度
南京林業大学
学は「食堂に近い」(26.5%) が高く、不便の理由として、
「 講 義 室 が 遠 い 」(27.8%)、「 ゲ ー ト が 遠 い 」(22.2%) と
いう理由が多い。湖南科技大学は便利と思う理由とし
て、「 食 堂 に 近 い 」(39.7%) が と 最 も 高 く、 不 便 と 思 う
理 由 と し て、「 講 義 室 が 遠 い 」(48.9%) が 多 い。 宿 舎 内
部空間については、両大学共「宿舎の利用空間が狭い」
と い う 不 満 が 多 く、 南 京 林 業 大 学 は 68.8%、 湖 南 科 技
大学は 46.3% を占めている ( 図 9)。
4.3 宿舎の満足度と各施設の距離の特徴
宿舎位置に対する満足度と各施設の距離の関係を明
らかにするため、満足度と施設までの距離についてみ
た と こ ろ、 満 足 度 の 平 均 が 3.0 よ り 大 き く、 満 足 と や
や満足の合計の割合が不満、やや不満、普通の合計の
割合より高い場合、学生宿舎からの距離が講義室まで
は 500m 以 下、 ゲ ー ト ま で は 300m 以 下 で 満 足 す る 傾 向
がある ( 図 10)。
縦軸: 1:0~99m 2:100~199m 3:200~299m 4:300~399m 5:499~499m 6:500~599m 7:600~699m 8:700~799m 9:800~899m 10:900~999m 11:1000~1099m 12:1100~1199m 13:1200~1299m 14:1300~1399m 15:1400~1499m 16:1400~1599m 17:1500~1699m 18:1700~1799m 19:1800~1899m 20:1900~1999m 21:2000~2099m
横軸: 1:不満 2:やや不満 3:普通 4:やや満足 5:満足
湖南科技大学
遠い 近い
不満の理由 満足の理由
運動施設
利便施設
講義室
食堂
ゲート
5 おわりに
本研究では、中国の大学キャンパスにおいて学生宿
舎の立地と評価に関して以下のことを明らかにした。
(1) 大 学 キ ャ ン パ ス に お け る 学 生 宿 舎 の 延 床 面 積 は 毎
年 増 加 し、2009 年 に は 28.9% と な り、 学 生 宿 舎 は 大 学
キャンパス計画において重要な位置を占めている。「社
会 化 改 革 会 議」の 実 施 に よ り、 多 額 の 資 金 が 導 入 さ れ、
宿舎の建設に大きな影響を与えた。
(2) 宿 舎 を 含 む 生 活 エ リ ア は 教 学 エ リ ア か ら 独 立 す る
ように計画されており、食堂、利便施設が宿舎エリア
毎に充実している。
(3) 宿 舎 利 用 の 評 価 で は、 食 堂 と の 距 離 が 近 い こ と、
及 び 講 義 室 ま で の 距 離 が 500m 以 内 に あ る こ と が 学 生
宿舎の満足度を高める要因となっている。また、利用
空間が狭いという不満が多いなど、基準が今の学生の
生活水準に適用できてないことが考えられる。
湖南科技大学 南京林業大学
52% 48%
63% 37%
69% 31%
60%
40%
67% 33%
【参考文献】
1) 劉 学 , 坂 井 猛 , 有 馬 隆 文 , 趙 世 晨 , 鶴 崎 直 樹「 中 国 の 大 学 キ ャ ン パ ス 計 画 に
関 す る 基 礎 的 研 究 : 長 期 開 発 計 画 を 対 象 と し て 」日 本 建 築 学 会 学 術 講 演 梗 概
集 ,pp.687-688.2005
2) 平輝 , 傅藝博 , 安田幸一 ,「敷地環境との関係からみた中国の大学キャンパス
におけるオープンスペースの変遷」日本建築学会計画系論文集
82(736),pp.1425-1433.2017
3) 孫専菲「現代大学学生宿舎計画に関する研究」 東華大学修士卒業論文 . 2010
4) 羅瑩英「大学生心理的行為に着目した大学宿舎設計に関する研究」華南理工大
学修士卒業論文 . 2013
5) 張占広「広州大学町大学学生宿舎過渡空間に研究関する研究」広州大学修士卒
業論文 . 2013
6) 叶安福「西安地区大学学生宿舎交流空間設計に関する研究」長安大学修士卒業
論文 . 2015
7) 鶴崎直樹 , 坂井 猛 ,「米国等の大学キャンパス・マスタープランの構成に関
する比較分析 : 大学キャンパス・マスタープランに関する研究」日本建築学会計
画系論文集 ,pp.155-161,2005
8) 中国教育部「教育統計データ」 2017
9) 中国建築標準設計研究所 , 中国建設部 , 中国住宅と城郷建設部「宿舎建築設計
規範」JGJ 36-87.1987, JGJ 36-2005. 2006, JGJ 36-2016.2017
10) 中国建設部 , 中国教育部「宿舎建設標準」[192]245 号 .1992,2008
11) 中国教育部「全国教育事業発展統計広報」 2017
12) 中 国 教 育 部「 中 長 期 教 育 改 革 と 発 展 計 画 大 綱 」 360A01-02-2010-0268-1