有明海沿岸低平地域における完新統の摩擦性に関する
2
0
0
全文
(2) III‑033. 土木学会西部支部研究発表会 (2015.3). 400. 300. 200. (σa'-σr')/2. τ(kN/m2). 300. 200 φ'=24°. sin(φ')=0.7,φ'=34.6° 1 sin(φ')=0.53,φ'=27.8° 1. 100. φ=11°. 100 c=23.5 c'=17.5. 0 0. 100. 200. 300. 0 0. 400. 2. σ(kN/m ) 図-3(a). 100. 200. 300. (σa'+σr')/2. モール・クーロンの破壊包絡線の場合のφ’. 図-3(b) 3. 照らせば,有明海沿岸低平地域における完新統の摩擦性 は高鋭敏性・高圧縮性を有するにも関わらず高い. 3). 有効応力経路の場合のφ’. こと. が再認識される. 4.. 限界状態の応力比Μに関する検討. 柴は,カムクレ. イモデルの降伏関数・塑性ポテンシャル関数における内 3). .す. なわち,(σ’a+σ’r)/2~(σ’a-σ’r)/2 関係におい て,内部摩擦角が小さく評価される場合(Μcamq)から大 きく評価される場合(Μcam0)にかけてせん断ひずみおよ. Mcam. 部摩擦角の影響について次のように指摘している. 2. 1. ●:Mcamq ▲:Mcam0. び体積ひずみの比が小さくなる.結果として,沈下量の 予測に際し,前者は後者に比べて側方変位を過大評価す る.図-3(a),(b)に,本検討に供した粘性土から得られた モール・クーロンの破壊基準および有効応力経路の一例. 0 0. 1. を示す.図-4 に,各Μを比較した結果を示す.同図より, Μcamq とΜmor は,理論上は 1:1 の関係にあると考えられ. 図-4. Mmor. 2. 3. 限界状態の応力比Μの比較. るが,実際には 1.2:1 と前者の値が後者に比べて若干高 く得られている傾向がうかがえる.同様に,Μcam0 との間については 1.5:1 の関係が得られることから,内部摩擦 角の求め方次第で異なる値が得られることに注意が必要になると考えられる. 5.. おわりに. 本報で得られた知見を要約すると,次のとおりである:1) sinφ’と塑性指数 Ip の関係から,有明海. 沿岸低平地域の完新統は高鋭敏性・高圧縮性を有するにも関わらず,高摩擦性であることが再認識された;2) 有 効応力経路およびモール・クーロンの破壊基準から求められる内部摩擦角の値は異なり,さらに有効応力経路に 基づく内部摩擦角の求め方の違いによっても同値は異なる.本報における検討では,前者の場合 1.2:1,後者の 場合 1.5:1 の関係を得た. 謝辞:本報の検討に際し,国土交通省九州地方整備局佐賀国道事務所からデータを提供していただいた.記して感謝の意を表 します. 参考文献:1) 柴:軟弱地盤,軟弱地盤研究会,No.11,pp.57-62,2014. ;2) Kenney, T. C. : Discussion, Proceedings of the ASCE, Vol.85, No.SM3, pp.67-79, 1959.;3) 三浦ら:佐賀大学理工学部集報,第 19 巻,第 1 号,pp.65-74,1990.;4) 中里ら:平成 26 年度土 木学会西部支部研究発表会講演概要集,2015(投稿中).. ‑318‑.
(3)
関連したドキュメント
まず, Int.V の低い A-Line が形成される要因について検.
周面摩擦力度を発現していると考えられる。さらに、下 部の砂質土層の周面摩擦力度は 100~200kN/m 2 を示して おり、極限状態には達していない。この区間の周面摩擦
現行の設計においては,弾性限界荷重は摩擦係数 0.6 として算出する 2) .ここで,図-2 から推定した弾性限
態でせん断した.図−2左に各せん断試験の限界状 態を e~logp’平面で示す.飽和土と同様に不飽和土に おいても正規圧密曲線と平行な限界状態線が得られ
5.3 地域 地域 地域 地域における における における における建設業 建設業 建設業の 建設業 の の必要性 の 必要性 必要性 必要性. 公共工事の減少に伴い,建設業就業者数は
6割以上と大きく低減されていることが分かる。 図-10 に5時間 32 分後の圧力水頭増分の平面分布を示す。図 より、透水トレンチ工法の堤内地盤における圧力水頭
空気供試体に比べ, CO 2 供試体の方が間隙比の増加 量が小さくなっているが,密な供試体における関係 2) とは異なる.また, CO 2 供試体の 40
日本の多くの地域と同じように、この地域でも少子高齢化が進行して