イギリス私的退職年金制度の発展について(二)
その他のタイトル On the Development of Pension Schemes in Britain (II)
著者 川元 英二
雑誌名 關西大學商學論集
巻 7
号 2
ページ 99‑118
発行年 1962‑06‑30
URL http://hdl.handle.net/10112/00021671
イギリス私的退職年金制度の発展について口
︵川
元︶
第 二 次 大 戦 後 の 中
・ 上 級 職 員 を め ぐ る 経 済 的
多数の人々︑特に俸給職員に対して︑第二次世界大戦後のイギリスの経済的諸事情は完全に変化し︑はるかに悪
いものになった︒個人所得税は高率となり︑社会の各層に影響を与えたが︑特に自由職業および管理職階級に租税
他方ある例外は別として賃金所得階層は戦前にまさるよい生活を享受できるようになった︒強大な労働組合のカ
により︑賃金労働者︑殊に不熟練労働者に対しての賃金は︑戦前よりも物価に比較して確かに高くなり︑合理的な
ものになった︒このいわば経済的革新においての被害者である上・中級の職員層は︑五
0
オにもなれば最も心にかかるのは近づいてくる退職である︒その俸給は︑今は日々安楽に暮すのに充分であっても︑そのときどきの税引後
の所得と経費との間に︑老齢にそなえ貯蓄しうる余裕をほとんど残さないものと言えるのであった︒
上述の事情が経営者の同情を呼んだ︒そして経営者は直ちに次のように考えるようになった︒職員の俸給を労務 負担はもっとも重く押しかかった︒
五
ー
事 情 と 退 職 年 金 制 度
︑ 特 に シ ル ク ハ ッ ト 制 閲
JI I
元
イギリス私的退職年金制度の発展についてロ
二九
英
雇用の政策による労働への需要は︑
一般に認められるようになった︒ 員の時間外勤務または出来高を考慮に入れた所得と︑均衡のとれたものとすることができなくとも︑少なくとも予じめ退職年金を積立てることによって︑ある程度の保障を提供することができるというのである︒経営者は︑このような退職年金を払う道徳的責任を持っているということは︑その大多数が認めているようである︒そして従業員にその退職に備える妨げになっている事柄︑すなわち極度に高率な租税そのものが︑雇主をして従業員のため貯蓄するよう踏み切らせたのであった︒通常雇主の退職年金制度に払う保険料全部が課税上利益からの控除金として認められたので︑高税率そのものがそれだけ同制度を実施する正味コストを︑
従業員の必要ということが︑戦後の退職年金制度を急速に発展させた主な原因であるとほいえ︑
を博愛心だけに帰するということは間違っているであろう︒そのときに政府が遂行している完全一雇用またほ超完全
明らかに供給を超えるようにした︒そして退職年金制度を提供している雇主は︑
その競争者に打ち勝つのに有利な条件下にあった︒このことから離れても︑妥当に積立てられている制度は同制度
に対する雇主の思慮深い経理的措置と︑事業の好況を表わすものと︑ より少ないものとしたのである︒
一方雇主の動機
従業員が自ら貯蓄することはだんだん出来なくなったが︑それとともに雇主が従業員のために貯蓄する能力が増
大したので︑退職年金制度について何を強調すべきかが変って来た︒戦前には雇主が退職年金制度のメソバーに配
布する印刷物で懸命に個々人の節約を強調し︑同制度は従業員自身によって行なわれる準備を補なうにすぎず︑こ
れにとって代る意図のものでないことを明らかにしようとしていた︒戦後も同様の意見が多数の雇主によってなお
表明されたが︑退職年金制度は国民保険下の年金取得権利とは別に︑退職時における従業員所得のうちのかなりの
金額が得られるようにとの︑仮定の下に立案された︒このようにして徐々にあらゆる報酬には二つの部分があるも
イギリス私的退職年金制度の発展について口︵川元︶
゜
イギリス私的退職年金制度の発展についてロ
のと考えられるようになった︒
︵川
元︶
︱つは直ちに払われ︑課税され︑そのときどきの支出に充分なような部分であり︑
もう︱つは退職と退職前の死亡に備えた︑課税なしで積立てられた繰延べ支払部分である︒換言すれば退職年金制
度の目的はある人の所得を︑その勤務期間に限る代りに︑その全生涯にわたって払われるようにするにあった︒こ
のようにしてのみその労働の報酬がもっとも有効に享受され得るものと思われるのである︒この観念を認容すると
き自然無醸出制を可とする傾向を生む︒実際上は当時大部分︑おそらく五制度中四つは従業員も負担する醸出制で
あったであろうが︑即時払の報酬の一部が繰延払いされるにすぎないものとした場合︑従業員から掛金を集めると
いうことは明らかに拙策といえるものであった︒すなわち俸給はそのときどきの本来の所得に対して調整されたも
のとし︑退職年金制度のコスト全部は雇主により払われるようにするのが良策といえるのであった︒
この論法の価値は所得税および付加税への課税額が高率となる上級幹部や役員の場合︑特に明らかである︒すな
わちこのような階層では所得のうちのもっとも高い累進率のかかる可能性のある部分は︑雇主掛金のみによる退臓② 年金制度の方法によれば一ボンド当り数シリングにすぎぬ割合になるかもしれないからである︒しかし個人契約に
よる養老保険であれば︑その得ることのできる最高の所得税の免税額は保険料の二
0
形にも足りぬものであり︑また付加税についての免税は何等得ることができないのであった︒明らかにこのような人は即時に支払われるはずの
俸給・賞与または手数料から︑特定の金額︑すなわち退職年金その他の給付を得るために雇主が保険会社に直接に
払う保険料を減少してもらうことは︑はるかに多くの利益が得られるのであった︒このことはいわゆるシルクハッ③ ト制度(Top•Hat
Sc
he
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)
の生じた一背景である︒なおこの名称はある保険雑誌の一記者の発明した渾名であ
ってその意図は︑同制度を保険会社の時間と注意を費やすに値しない︑単なる税金のがれの仕組と認め︑けなすに
る ︒ ④ 用の停止したときにのみ受取り得るものであり︑
らで
ある
︒
(t ra di ng ex pe ns es )
しかし︑個人課税率が極度にきびしくなって来たとき︑普通一般の市民も課税額を最小限に減少するあらゆる法
律的手段を求めたのである︒このこともシルクハット制度の成生に大きく作用した︒そしてこの欲求に即応するた
めに用いられた制度ほ︑ほとんどつねに特約付養老保険制度であった︒というのはこの種類の制度は特に当時上級
幹部にこの上なく重要である二つの給付を与えることができ︑とりわけ有利な性格をもっていたからである︒
は早期死亡に際して被扶養者に多額の生命保険給付を与えることであり︑
として認められたからであ 年齢に無税の一時金が払われることであった︒当時退職年金制度としての内国歳入当局の認可は︑養老保険に基づく制度に対しては必要でないということもあった︒それは第一に同制度が醸出制の場合︵それは稀である︶には従業員はその掛金について︑個人契約に対するものとしての生命保険料の免税を受けることができ︑第二に雇主掛金の金額が従業員の所得税の課税額に加えられ︑課税されることはあり得なかったからである︒それはその給付が雇 あ
った
︒ イギリス私的退職年金制度の発展についてロ
また従業員の利益
( i n t e r e s t ) 第三には雇主掛金はスケジュールDの通常規則の下での経費 ほただ偶発的性質を持つものだか
る︒このようにして同制度は特に無醸出制において高税率を受ける従業員に魅力ある給付を与えるのに適当であっ
た︒しかしながらこの種類の制度を役員や上級幹部のみに限られたものと看倣すことは全く誤であろう︒今日特約
付養老保険制度のメンバーのなかにはシルトハットとゆかりもないような数十万人の職員および労務員が入ってい
︵川
元︶
︱つは課税される退職年金の代りに退職
一 っ
イ ギ リ ス 私 的 退 職 年 金 制 度 の 発 展 に つ い て ロ
︵川
元︶
しかし課税上の利益は最高の税率が払われている人々の場合もっとも大きかった︒そして大衆の注意は︑少数に
すぎないのであるが︑免税となったすこぶる多額の掛金が上述の方法により積立てられつつあったものに集中した︒
端数のない数字でいえば︑四五オで年二
0
︑000
ポンドを得ている役員がそのうち年五︑
000
ポンドをさこう
と決心したとすれば︑彼の消費し得る所得における正味の減少は戦争直後では︑ただ二五
0
ボンドにすぎないであろう︒そして同役員の会社がこの年五︑
000
ボンドを特約付養老保険制度への保険料として払ったとすれば︑六五オの満期またはそれ以前の死亡に際しての保険金は少なくとも一
00
︑
0
0 0
ポンドとなるであろう︒そして満
期保険金は全額︑退職年齢︵満期年齢と一致している︶で退職の際︑免税の一時金で払われることができるのであ
った︒しかしここで実際勤務期間または俸給に全く不均合いな退職給付その他を約束する契約を与える方法が案出固され︑濫用への可能性を生じたのであった︒
注
(1
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oo
d:
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d . ,
pp .2 4l
協
( 2 )
この場合︑直ぐ次に記されているように︑ほとんどつねに特約付養老保険が採用されたのであるが︑退職制度への雇主 掛金はつねに経費として認められ︑また当時それが個人所得に加えられなかったので︑本文にあるように同制度がそのメ
ンバーに有利となるのである︒︵筆者︶
(3
)
シルクハット制度とは︑役員および上級幹部に対し無醸出制の特約付養老保険制度により︑普通差別的に︑会社の主た
る退職年金制度の補助としてしばしば設けられたものである︒そして多数の場合保険料︵雇主保険料として︶に充当する
ため︑俸給に対する減少が行なわれている︒
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. ,
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.2 16 )
( 4 )
一九四七年前には被用者の将来の給付を保障するために雇用主の行なう隧出金は︑もしその醸出金における被用者の利
益が偶発的性質を持つにすぎない場合には被用者の所得として課税されることはなかった︒一九四七年財政法がはじめて︑
被用者の利益が偶発的にしか生じないところの雇用主の醸出金でも︑会社および特定の団体の被用者に対し︑ある事情の
除外の制度は別とする︶︑
︱つは制度のメンバーが実際の退職時 このうち無税の一時金として払われ得る金額は︑
六
全年金 一人の年金額は勤務各一年
一九
0
九年に行なわれた同上制度の改正ほ1 1 一 九 四 七 年 財 政 法 に よ る 制 限 と そ の 後 の 退 職 年 金 制 度
下では課税することにした︒︵生命保険文化研究所﹁前掲﹂
I‑
︱
1頁 ︶ 0
( 5 )
同じような事柄を述べた次のような一文献がある︒
﹁勤務を中絶した際に明白に超過給付である金額を︑しばしば一時金の形で与えるような仕組が考案された︒このよう
な金額は雇主が免税される方法の下に積立てられた︒そしてその給付の支払われるとき退職従業員もまた税金をのがれた︒
記録に残っている︱つのケースでは︑ある一幹部が課税される年俸がただ二
000ボンドなのに︑ニカ年半の勤務で︑ニ0︑000
ボンドの退職一時金を受取った︒その一時金は経費
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として免税を受けているのに︑その
幹部はなんら課税されなかった︒﹂
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︾p .
3 52 )
一九四七年の財政法にはこのような濫用を防ぎ国庫を保護する規定が含まれていた︒この法律では退職年金制度
に別になんら新しい免税についての拡大が行なわれず︑次のように規定することによって退職年金制度の給付の金
額および性質に制限がおかれた︒すなわちこのような給付の金額および性質の制限内に入らぬものは︵後述の適用
従業員のために雇主が払った如何なる掛金についても従業員は課税されるというのであ
る︒そして新しい法律上の実際上の狙いは︑私的退職年金制度を︵ある種類のものを除く︶国家公務員退職年金制
度と給付の金額および性質の上で相等しくする︑ということであった︒
いまや明らかに重要性を持つものであった︒ここで行なわれた改正の概要を述べれば︑
に対し俸給の
1 ‑ 6 0
︑その最高合計額は
4 0 ‑ 6 0
に限
られ
︑
のうちの
1‑ 4
までというのであった︒これに対し二つの例外がおかれた︒
イギリス私的退職年金制度の発展について口︵川元︶
四
イ ギ リ ス 私 的 退 職 年 金 制 度 の 発 展 に つ い て ロ
︵川
元︶
⑮︱九ニ︱年財政法の下での完全または一部認可の基金︒ ⑱公務員退職年金制度︒︵これは当然である︒︶ ができるというものであり︑が一時金として払われることができるというものであった︒
一 五
メンバーとし ︵当時このような制度の多数は広範囲の にその平均寿命が著しく害されるほど重い病気に罹っているときには︑彼の年金全部が一時金として払われること
また︱つは退職年金の金額が僅少︵通常週一五シリング以下︶である場合︑その全額
さらにある種類の制度が同法の適用から除外された︒これを個条書にすれば︑
c一九四七年四月六日前に設置されている保険式制度であって︑その全部または顕著な部分が役員または年二
00
0
ポンドを超える所得のある高給従業員により占められていない制度︒従業員に開かれていた︒ここに注目すべきことは上記の時日後に加入した従業員でも︑同制度が当初の基準によ
り継続している限りでは︑このような制度の租税特典に与かる資格を持っていたことである︒︶
⑪一九四四年四月六日前に実施されていた制度であって︑その支給の主要な給付が終身年金であるもの︒
@特別プロビデント基金
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と称せられる制度︒
給付は死亡または退職に際して無税の一時金で払われることができる︒ 旧いプロビデント基金から発展した
ものであるが︑あるきびしい制限を満足させる必要がある︒その報酬︵スケジュールEの下の所得税の定義によ
るあらゆる報酬を含む︶が年二
000
ボンドを超える従業員はメソバーになることもできないし︑
て継続してゆくこともできない︒i屈主の払う保険料は如何なる個々の従業員の場合でも︑その俸給の一
0%
︵ 最
高年
一
00
ボンドまで︶を超えることができない︒これらの要件が満足されるならば特別プロビデント基金下の
税により低廉となるようになっている︒ いま一九四七年法の通過直後にその従業員の退職に備えようとする層主が︑利用することのできる退職年金制度の主な種類を︑その特徴とともに概要を記してみよう︒③ 田一九ニ︱年財政法下で認可の自家管理退職年金甚金
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) ︒保険
で認可された制度︒保険されたもの︒給付は死亡一時金と完全課税の退職年金である︒④固③一九四七年財政法下で認可された団体保険年金制度︒保険されたもの︒給付の課税は図と同じ︒法律によってあ
る程度の年金の一時金支払が許されているとはいえ︑同契約の性質上その含まれることは稀である︒m 山一九四七年財政法下に認可された特約付養老保険制閲
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︒保険されたもの︒
死亡一時金と退職時一時金および退職の場合の年金︒
固一九四七年財政法下で免税
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の特別プロビデント基金
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︒通常必らず
しもつねに保険されるものではない︒給付としては死亡または退職に際して払われる一時金がある︒
上記の場合のあるものには︑さらに種々の変った種類も存在する︒例えば自家管理基金における一部認可のもの
. .
7 8
もある︒この場合にはある限られた金額ながら︑退職時に無税の一時金が支給され︑それに対するコストも通例免︐ いまここで一九四七年の法律の結果として支配役員
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・パートナー
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および自営業者が直面している諸問題に若干言及したい︒支配役員とは法律に 図団体保険年金制度
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されないもの︒給付は完全に課税される︒
イギリス私的退職年金制度の発展について口︵川元︶
プロプ 給付のうち退職年金の部分は一九ニ︱年財政法の下
一 六
イギリス私的退職年金制度の発展についてロ
︵川
元︶
よれば次のようなある会社における普通株資本金の五形以上を自ら所有しまたは支配している者である︒そしてこ
の場合の会社は全役員が支配的株式
( i n t e r e s t )
すなわち全役員が︑合計して投票権に関係ある全株式の五
0
形を超過するものを所有し︑これを支配している会社である︒このような支配役員は既述の他の種類の人々と同様に︑
一九四七年後おそらく特別プロビデ・ント基金以外の退職金制度から普通如何なる価値ある給付も得ることができな
かった︒そして如何なる場合でも同基金では︑所得は最高二
000
ボンドの制限があるので︑大多数の人がそれを
利用するのを阻まれるのであった︒
支配役員に対する差別待遇は一部分彼等それぞれの持株についての曖味さに帰されるべきものであり︑
彼等を代表している少数の人々からなるグループのとった誤った
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政策に︑また一部分は政治的宜伝に帰すべき
ものであった︒これ等の事柄は︑支配役員とはモンテカルロの贅訳なョットから︑
的な乗取り策を行なう大実業家である︑との幻想を与えていた︒しかし実際上の支配役員とはいまや三代目になっ
ていて︑古ぼけた工場や老齢の従業員を抱え︑極度の重税と相次ぐ相続税でがたがたになっている一族の事業を︑
懸命に維持しようと努力している︑むしろ苦慮悽悩の人というべく︑支配役員の一般的なイメージとはおよそ異っ
たものとなりつつあるのである︒
自由職業の人の苦境もひとしくひどいものである︒例えば会計士事務所︵日
r m )
七
シガーをくわらしながら︑旋風
における︒ハートナーは︑戦前に
ほ退職に際し困却するということは少しもなかった︒退職のときが来ても彼のパートナーシップの持分を売却して
一時金を得ることができたからであった︒しかし戦後は適当な購入者は見付けにくくなった︒それは不確実な自家
営業よりも高給と退職年金を与える企業におけるボストを択ぶ人が︑多くなったからである︒この問題を解決する
一部
分は
( 3 )
注
( 1 ) ( 2 )
ために種々な方法が考え出され︑なかには成功したものもあるが︑
一九
五
0
年八
月︑
しかし如何なる場合でも︒ハートナーが退職年金
制度に加入できないという事実が残っていた︒さらに支配役員は大多数の場合︑もし希望すれば少なくともその持
株
(s ha re ho ld in g)
を減少することができるが︑自由職業の人は自ら実務にたずさわり得なくなった場合︑その事
務所を有限責任会社に変え︑この問題を解決することができないのであった︒
Si r J
am es i M ll ar d T uc ke r
を委員長とする委員会が政府により設置された︒それは︱つに
はこの分野に明らかに存在していた沢山の不公平への解決策を見出すためであり︑
置の全般的諸問題を検討するためであった︒委員会の報告者は一九五四年二月白書として公表された︒その最初の
部分では各種退職年金制度を取扱い︑将来のあらゆる制度の内国歳入当局認可に必要な諸条件の単純化と合理化と
を勧告したのであるが︑この部分では同問題を明確に把握し︑またそこに含まれている技術的諸問題の大部分を︑
よく理解していることが示されている︒同報告書の第二の部分では支配役員・パートナーおよび自営業者を取扱っ
ているが︑前者ほどよい出来映えとはいえない︒不幸にして委員会はこの問題について意見の一致をみなかった︒
また多数意見も少数意見もこれをよく分るように記述されたものといえなかった︒
P i l c h a nd Wo od : ib i d . ,
pp .
28
│3
1
原文には︑その普通の掛金のほかに観念的掛金
( n o t i o n a l c o n t r i b u t i o n s )
というものも同様に課税の対象となる旨併
記されている︒それは準備金があらかじめ租立てられることなくして従業員が退職年金を受けることになっている場合生
ずるもので︑実際上毎年扉主掛金が払われないけれども毎年の掛金が観念的に計算され︑課算されることになっているも
ので
ある
︒ ( H o s k i n g : i b i d . , p. 19 0)
これ
は一
九︱
︱一
年財
政法
第一
︱
‑ 1 一条(‑九五二年所得税法第一二七九条︶による制度であって︑二の注
(5
)に認可の種類︑
イギリス私的退職年金制度の発展について口︵川元︶
︱つには職域年金制度の課税措
八
イ ギ リ ス 私 的 退 職 年 金 制 度 の 発 展 に つ い て ロ
(6 )
︵川
元︶
九
条件︑免税につき簡単に概要を記した︒︵筆者︶
なお現行の上記第一1一七九条による給付制限につき略記すれば︑年金額は最終俸給の
2‑ 3
を起えないこと︒ただし無醸
出制の場合には最高金額に制限がないけれども︑従業員も醜出する場合には最高︱︱
0‑
00
磋と(‑九六0年奉までは二000膀︶なっている︒
(H
os
ki
ng
:
i bi d
. ,
p.
16
0)
(4 )
これは一九四七年財政法第ニ一条(‑九五二年所得税法第三八八条︶のことである︒同条について概略を述べれば︑こ
の場合麗主掛金は保険式でも非保険式でも免税されるが︑従業員掛金は保険式では生命保険料としての免税であり︑非保
険式ではなんら免税がない︒それで実際上非保険式では実施がみられていない︒第三八八第で認可を得るためには退職時
一時金は全退職給付の
1‑ 4
なること︑離職給付は従業員掛金︵利息付︶以下のこと︑死亡給付は第三七九条一部認可と
同様︑同条完全認可の最高額とされている積立金よりも大きくすることができる︒
(H
os
ki
ng
:
i bi d
. ,
p .
7576) なお生命保険料の所得税特典について現行(‑九五二年所得税第ニ︱九条による︶のものをここに略記すれば︵沿革的
な説明は一の注
1 2 参照︶︑契約者自身またはその妻の生命に対する保険または据置年金について課税所得額︵付加税には
特典なし︶から︑その生命保険料の次の割合を控除しうるたものとなっている︒
適格保険料額が二五膀以上のとき⁝⁝⁝⁝⁝⁝⁝⁝保険料の
2l 5
IIが二五榜と一〇謗との間……·………••II-0榜
I I
が一〇膀未満のとき⁝⁝⁝⁝⁝⁝⁝
・: II
全額
適格保険料額
( a l l o w a b l e pr em iu m)
とは課税所得額の
1‑ 6
以下であって︑保険金額︵死亡の際支払われる︶の七%
以下であり︑据置年金保険料は一年一
00
膀以下の保険料のこと︵従業員退職年金制度加入の場合のみ︑ただしこの点は
一九五六年財政法にて自家営業者その他は除外となる︶︒︵
Ho
sk
in
g:
i bi d
. ,
pp . 17 51
76 ) (5 )
一九五二年所得税法第三八八条下の認可と第三七九条下の一部認可との間の差は︑簡単に概要を述べた前注
(4
)と︑ニ
の注
(5
)との比較でも知られるように︑その認可条件がすこぷる類似し︑ただ免税の点で違って来るので︑実際上採用の
際いずれにすべきかについては細心の注意を要するよしで︑ホスキングの著書でもこれにつき五つの例を設け説明を加え
てい
る︒
(H
os
ki
ng
:
i bi d
. ,
pp . 18 91
92 )
四の注
(4
)を参照されたい︒もちろんこの場合は一九四七年財政法第ニ︱条(‑九五二年所得税法第三八八条︶が適用
七
山
一 九 五 六 年 財 政 法 の 成 立 と そ の 影 響
される︒︵筆者︶
( 7 )
これによってみれば本文の②③④および⑤の一時金はみな無税であろう︒︵筆者︶
(8 )
このような一時金の無税となる根処につきクッカー報告書の一節を要約して紹介しよう︒﹁いくつかの判例によると︑
死亡によるとその他の原因によるとを問わず︑雇用の終結に際して支払われる一時金は︑もし層用条件として︑被用者が 如何なる場合にも支払に対する絶対的権利を有する旨記されているならば︑報酬として課税されるぺきであるということ が︑確認されている︒勤務に対する特定の報酬以上の付加的なものであり︑かつ一定の勤務年数を完了し︑もしくは一定 年齢に達したという条件の下に︑退職の際支払われる一時金が課税されるかどうかは︑個々の事実によってきまるであろ う︒通常みられる一時金の支払は︑退職年金の代りにまたはその補充として支払われるものであり︑かつ上記のような条 件付の性格のものである︒ある特定の事例において例外的な事情が認められるのでない限り︑歳入庁はこの種の一時金が
現在課税されるべきものと主張し得ることは考えていないものと︑われわれは諒解している︒﹂︵生命保険文化研究所訳﹁
前掲
﹂
I‑
︱︱
︱頁
︶
(9
)p
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とは
pa
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の社員である︒・ハートナーツップとは二人以上の者が︑それぞれ金銭・資産・労務・技術
等を出資し︑営利を目的として業務を遂行する湯合の︑その数人間の関係または契約のことをいう︒その特色の一っは各 社員は組合の債務について無限責任を負うことである︒ただし
li
mi
te
d
pa
rt
ne
rs
hi
p
(合資会社︶は有限責任である︒
︵高柳・末延﹁英米法辞典﹂︶
( 1 0 ) プロプライクーとはほとんど
ow
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と同義語である︒︵高柳・末延﹁前掲﹂︶
一九五二年所得税法は従来の法律を整理給合し︑これを再制定したものであるが︑
ラード・クッカー勧告を実際に法律とし︑次のような画期的事柄を定めたものである︒もっとも法律化したのは同
イギリス私的退職年金制度の発展について口︵川元︶
一九五六年財政法は前述のミ 四〇
イギリス私的退職年金制度の発展についてロ
ていたのである︒
︵川
元︶
o f f
四 a n
n u i t y
保険 第一に支配役員︒ハートナー・プロプライクー・自営業者が自己および被扶養者に退職年金を与えることにしている契約ー保険されたものもあり︑ある制限条件に従うが保険されないものもあるーに投入した支出金は︑所得のある割合までは完全免税を受けることになった︒もっともそれは上記のような契約の退職年金に対してだけである︒給付を受ける適格者の側におけるその後の反応は貧弱であるが︑許された契約の極度に限定された性格をみれば︑驚ろくに足らないといわれている︒第二にこの法律により保険会社の投資収益についての所得税が免除された︒も
一九五二年所得税法の第三七九条︵一九ニ︱年財政法の第三二条︶下
で認可の退職年金制度に関する限り︑然りとするのである︒他の保険式制度にはこの特典は拡張されていない︒︐当
局の説明によれば︑上記の新契約や第三七九条下に認可された保険式退職年金制度と自家甚金との間には︑基本的
管理
基金
と︑
な類似性が存在し︑後者は一九ニ︱年以来投資収益の免税措置を享受して来たからというのであった︒しかし自家
より以上同じ立場に立って競争できるようにする立法に対して︑保険会社から圧力のあったことは疑
を入れない︒保険会社では︑自家基金の投資収益が免税となっているのに︑彼等の取扱う退職年金制度の投資収益
が︑課税されるのに不満であった︒明らかに一ボンド当り七シリング六ペンスの税率が︑保険会社基金に適用され
もっともある規定に従がい収入から年金支給額を差引く
( s e t t i n g
p a y m e n t s a g a i n s t i n c o m e )
ことができ︑このようにして実際上祖税の税率をより低くすることができたのであるが︒
会社はこれに対して自家管理基金と比較して︑課税上不公平に取扱われているものとした︒そしてついに何もない
よりはと︑上記のように第三七九条下に認可された制度だけながら︑これを受けることに譲歩したのであった︒ っともこれは自営業者その他への新契約と︑ 勧告の全部ではなく︑その一部だけであった︒
このことはまた︱つの有り難くない問題をもたらした︒何等正確な数字があるわけではないが︑
税の第三八八条下に認可された団体保険年金制度︵前掲概要中の一九四七年財政法下に認可された種類︶は︑第三
七九条に較べ約二対一 一九五二年所得
︵おそらくさらに多い︶割合で多きを占めているものと推定されている︒そして従来両制度
下に与えられる給付はほとんど同じようであった︒上記のような法律の結果いまやこれ等制度の
1‑ 3
は︑その他
のものより著しく有利な租税特典を受けられるようになった︒両制度の間に存在する差異はただ技術的なものにす
ぎないものであったから︑その結果不可避的に第三八八条下に認可された団体保険制度を設けている雇主はほとん
どすべて︑第三七九条の認可を得るよう︑変更を希望したのであった︒これは決して簡単な仕事ではなかった︒と
いうのは信託証書
(d
ee
d)
の作成と記名調印を含み︑それはあらゆる書類を再調整することを必要とするからであ
る︒そして保険会社と国民経済が関係する限りでは︑それは全部まことに非生産的な仕事である︒同分野における
主要会社の︱つが推定したところによれば︑同会社の第三八八条制度を全部第三七九条制度に変更するには︑五ヵ
年を必要とするであろうというのである︒
信じ得べからざることのように思われるかも知れないが︑確かに起るだろうと思われるこの結果ほ︑忠告する人
がなかったのであろうか︑当時政府によって予期されなかったのである︒保険会社のこの方面の仕事に堪能な人々
のう
ち︑
かなり多数の人がなお第三八八条の制度を第三七九条の制度に変える事務に忙殺され︑新しい制度を設定
するという本来の仕事に従事できずにいるのである︒︵一九六
0
年初
頃現
在︶
︒
もう︱つの種類の退職年金制度である特約付養老保険制度は一九五六年法により若干違った形で影響を受けてい
る︒同制度は第三七九条によって認可されることは不可能なので︑その基金は免税積立の資格を得ることができな
イギリス私的退職年金制度の発展について口︵川元︶
四
イギリス私的退職年金制度の発展について口︵川元︶
四
一九五六年財政法の他の条 いとはいえ︑同制度では全給付の
1‑ 4
が退職に際して免税で与えられるという利点を持っていた︒また実際上団
体保険年金制度よりも融通性のある種類であり︑またそのために絶えず変化する法律および経済事情の衝撃に︑よ
りよく耐えることができるようにできている︒第三八八条によって認可された団体保険年金は︑据置年金契約のき
びしい形態が入っているので︑その不利な点をすべて備え︑また新法による第三七九条下の制度に与えられた免税
特典に何等与からないものであった︒しかし特約付養老保険制度はほとんど偶然的に︑
文によりある利益を与えられた︒
ある人が保険会社に保険料を払い︑自己の生命に個人年金を購入したとき︑以前にはその支給年金全部が所得と
して課税されるものであった︒事実上その支給年金の一部が受給者自身の保険料の返還分であろうと︑そしてただ③ 一部がそれへの利息であろうと︑然りとするのであった︒このことの不公正なことは久しく論議され︑またある海
外の国々では法律上の認識を受けたのである︒いまやこのような年金はただ︑その利息の部分についてだけ︑課税
されるべきであると定められたのである︒退職年金制度における支給年金は︑同制度への払込保険料については課
税上特典が与えられるので︑この規定から除外されている︒しかし明らかに特約付養老保険制度で支払われた一時
金︵特約による年金全部の
1‑ 4
までは無税︶により購入された年金には︑このような除外を行なうことはできな
い︒このようにして大部分の場合において︑特約付養老保険制度のメンバーがその退職に際して︑給付の
1‑ 4を 一
時金として支給を受けることを択び︑それからこれをさらに自分の年金の購入に用いたとすれば︑税引後の正味年③ 金額は同法の通過前に受けたものより大きくなるのである︒
特約付養老保険制度の雇主は一九五六年法の結果として︑その制度を変更する決心をしたものはほとんどなかっ
う゜ ある︒ のを欲しないことは充分に推察できるわけである︒ た︒この研究の結果︑退職養老制度 ④ 下の認可とそれによって生ずる租税特典に与かる資格を持ち得る新種類の契約がないものかと︑真剣に考えはじめ たとはいえ︑主にこの種類の制度に関心をもっている人々は養老保険の方法の利点を保持しながらも︑第三七九条
( R e t i r e m e n t En do wm en t S c h e m e )
として知られている新しい一種類を案
出した︒その種類は養老保険と結合したとき明らかに現在の法律の下で雇主に多くの利益を与えるものである︒し
かし現在のこの契約にほ極度に限られた市場が存在するにすぎない︒それはこの契約の準備のできているのはただ
少数の進歩的な保険会社にすぎないからである︒他の会社の躊踏している理由は一部は事実上その契約の条件が雇
主にあまりに有利であると考えているからであり︑また一部は退職養老制度が一般に普及したときには︑あらゆる
現在の団体保険年金制度を新種類に変更するという︑利益のない仕事に直面することを恐れているからのようでも
ある︒このことは彼等が一九五六年財政法の影響から回復したばかりであるという事実をみるとき︑これを行なう
以上イギリスにおける職域退職年金制度の種類の成生とその発展を特に租税特典の変遷にその背景を求めながら
述べてきたが︑相次ぐ法律ですでに複雑化した問題がさらに複雑化したといわれていることが︑首肯されるわけで
イギリスの私的退職年金制度の発展の跡を如実に示す数字については︑簡単ながら若干﹁はしがき﹂に示しその
現在の外貌を知るよすがとしたが︑最後に保険式制度の割合詳細な統計資料が幸い得られたので︑ここに付記しよ
イギリス私的退職年金制度の発展についてロ
︵川
元︶
四四
第1‑1表保険式職域退職年金制度 (注5)
( イ
) 新契約 イギリス私的退職年金制度の発展について
年度
1953 1954 1955 1956 1957 1958 1959 1960
被保険者 千人 414 408 471
523
534 573 552 615
年払・一時払 保険料収入
千蒟 19,300 21,600 25,500 28,100 32,700 41,600 39,300 47,000
将来支払う 年金額
千膀 55,600 61,900 74,000 91,900 100,000 118,000 112,000 120,000
退職前の死 亡給付金
千磋 240,000 284,000 358,000 440,000 500,000 621,000 585,000 715,000
コ
(口) 保有契約(年度末)︵川
元︶ 年度
1953 1954 1955 1956 1957 1958 1959 1960
被保険者 千人 2,067 2,205 2,475 2,701 3,011 3,302 3,493 3,769
年払保険料 将来支払う
年金額
千膀 千膀
96,100 264,000 109,000
128,000 141,00̲0 155,000 171,000 185,000 204,000
295,000 344,000 403,000 464,000 533,000 582,000 643,000
退職前の死 亡給付金
千膀 1,101,000 1,269,000 1,537,000 1,820,000 2,180,000 2,570,000 2,880,000 3,260,000
支払中の 年金額
千謗 5,648 6,530 7,790 9,220 1
.
0,600 12,900 15,600 18,400 備考1. (イ)(口)両表には団体契約(一枚のマスクー証券で多数の被保険者を契約する)と 個人契約(各従業員毎に別々の契約を行なう)の両種契約を含む。
塁 2. 新契約の数字中には現在契約における増加分を含む。
3. 「将来支払う年金額」はそのときどきの給料に基づく予定総年金額 (thefull expected pensions based on current salaries) を示しているが,なお年金払 特約付の場合にはその保険金額による推定年金額をも含む。
4. 二制度以上に加入の者はできるだけ一回計上を期したが,若干重複もある。
5. 寡婦・遣児給付を与える制度も入っている。
Life Offices'Association and Associated Scottish
Life Offices: British Life Assurance Statistics, 195660 p.6 年金保険懇話会「年金保険」 31頁
116
第1‑2表 自営業者,,退職年金契約
(イ) 新 契 約
保 険 料 イ
年 度 契 約 件 数
年 払 一 時 払 据 置 年 金 生 残 者 年 金 ギ リ
件 千 榜 千 榜 千 膀 千 磋 ス
1956* 22,400 3,280 87 7,700 95 私 1957 49,400 6,270 2,400 16,500 481 的退 1958 26,800 2,690 3,710 7,940 164 塁
1959 21.400 2,030 3,660 6,080 108
I
1960 21,200 2,080 4,090 6,220 109
の 発 展
(口) 保 有 契 約 に
つ 支 払 中 の "
年 度 契 約 件 数 年 払 保 険 料 据 置 年 金 生 残 者 年 金 年 金 額 て
件 千 膀 千 謗 千 謗 千 謗 仁
1957 71,000 9,400 23,900 571
^
1958 96,700 11,700 31,100 687 JII
元 1959 117,000 13,200 36,300 787 42 ‘—”
1960 137,000 14,500 41,100 875 76
*この数字は1956年度の新契約であって年度の後半のみについてのもの。・
L.O.A. and A.S.L.O.: ibid., p.7
第2表 団体保険年金制度統計表(再保険を除く) §
(Group Life and Pension Scheme)
年 度 被 保 険 者 団 体 生 命 保 険 現 在 高 年 保 険 料 収 入 団 体 保 険 退 職 年 金
千 人 千 膀 千 膀 千 謗
1934 120 17,060 197 1,083 1939 366 57,310 661 4,395 1944 500 93,680 1,234 7,846 1949 709 216,860 2,702 18,818
四六
§再保険とは信託基金が投資の形で生命年金を保険会社から購入したもの。(筆者)
"G.W Pingstone: Group Life and Pension Schemes," J.I.A. 1951 Vol. 77 p.336