近年,食生活の欧米化や高齢化により,冠危 険因子である肥満,糖代謝異常,脂質異常症を 有する患者数が増加し,心筋梗塞発症のリスク 増大が懸念される.しかし,その一方で,心筋 梗塞急性期治療である再灌流療法が普及し,急 性心筋梗塞患者の短期予後は著明に改善した.
日本では夜間休日を問わず,24時間体制で冠動 脈インターベンション(percutaneous coronary intervention:PCI)施行可能な施設が多く,急 性心筋梗塞患者の多くがprimary PCIを施行さ れている.しかし,急性心筋梗塞患者では梗塞 責任病変に対し,PCI治療を施行しても,残存す る不安定冠動脈プラークや新規冠動脈病変に起 因する新たな冠動脈イベントを生じるリスクが 高い.また,短期予後の改善に比べ,依然とし て長期予後の改善がみられない一因として,心 不全患者の増加が挙げられている.心筋梗塞患 者の長期予後改善のためには,生活習慣の是正 や薬物治療による冠危険因子の厳格なコント ロールを中心とした二次予防が必須である.
日本人は欧米人に比べ,冠攣縮の合併が多 く,また,急性期治療として多くの例でprimary PCIにより再灌流が得られており,一般的に予後 は良好である.このため,ガイドラインの作成 にあたり,欧米のエビデンスをそのまま流用す ることは適さないと考えられた.しかし,最近 では,日本からもJAMIS(Japanese Antiplatelets Myocardial Infarction Study),JBCMI(Japanese Beta-blockers, Calcium Antagonists Myocardial Infarction),JACSS(Japanese Acute Coronary Syndrome Study),JCAD(Japanese Coronary Artery Disease),HIJAMI(Heart Institute of Japan Acute Myocardial Infarction)などの臨床研究が 次々に発表されている.日本循環器学会「心筋 梗塞二次予防に関するガイドライン(2011年改 訂版)」1)では,日本で行われたこれらの臨床試 験から得られた新たな臨床データを積極的に取
心筋梗塞二次予防に 関するガイドライン
Key words
心筋梗塞,二次予防,一般療法,薬物治療,
侵襲的治療
〔日内会誌 106:568~573,2017〕
小菅 雅美,木村 一雄
横浜市立大学附属市民総合医療センター心臓血管センター内科 Masami Kosuge and Kazuo Kimura
Division of Cardiology, Yokohama City University Medical Cen- ter, Japan.
り入れており,本稿では本ガイドラインの中 で,特に日常の外来診療で問題となる一般療法 と薬物治療でクラスIの項目について概説する
(クラスIのない項目ではクラスIIaを記載した).
1.ガイドライン解説
1)一般療法
一般療法は,生活習慣を是正し,冠危険因子 をコントロールすることで,高血圧や糖尿病な どの合併症を治療することを目的とする.一般 療法は二次予防の根幹をなすものであり,全て の心筋梗塞患者に励行すべきである.生活習慣 に関わる重要な因子である食餌,運動,喫煙,
飲酒について患者が正しく理解し,健康的な生 活を習慣づけていく必要がある.
(1)食餌療法
①血圧管理
●減塩 1 日 6 g未満とする.
●1日純アルコール摂取量を30 ml未満とする.
●毎日 30 分以上の定期的な中等度の運動が 高血圧の治療と予防に有用である.
血圧は 130/80 mmHg未満を目標とする.血 圧管理では減塩,節酒,適度な運動が重要であ るが,1日食塩6 g未満の減塩はかなりの努力と 工夫を必要とする.
②脂質管理
●体重を適正(標準体重=身長(m)×身長
(m)×22)に保つ.
●脂肪の摂取量を総エネルギーの 25%以下 に制限する.
●飽和脂肪酸の摂取量を総エネルギーの 7%
以下に制限する.
●多価不飽和脂肪酸,特にn-3 系多価不飽和 脂肪酸の摂取量を増やす.
●コレステロール摂取量を1日300 mg以下に 制限する.
飽和脂肪酸およびコレステロールの摂取量を
減らし,LDL(low-density lipoprotein)コレス テロール値を低下させ,HDL(high-density lipo- protein)コレステロール値を高くする食生活を 中心にする.n-3 系多価不飽和脂肪酸は心筋梗 塞の予防効果があり,これを多く含む食品(魚 介類)の摂取が勧められる.
③体重の管理(クラスIIa)
●body mass index(BMI,kg/m2) を 18.5~
24.9 kg/m2の範囲に保つようにカロリー摂取と エネルギー消費のバランスを考慮し,指導する.
日本では,ウエスト周囲径よりもBMIの変化 の方がメタボリックシンドロームの構成要素の 変化により連動するとされている.減量中は筋 肉量を減らさないように有酸素運動を併用す る.
④糖尿病管理(クラスIIa)
●糖尿病を合併する患者ではHbA1c(hemo- globin A1c)7.0%( 国 際 標 準 値,JDS(Japan Diabetes Society)値では 6.6%)未満を目標に,
体格や身体活動量などを考慮して適切なエネル ギー摂取量を決定し,管理する.
糖尿病は心筋梗塞再発の大きな危険因子であ る.糖尿病管理では食餌療法が重要であり,適 切なエネルギー摂取とバランスのとれた食品構 成の指導を行う.
(2)運動療法(心臓リハビリテーション)
●運動負荷試験に基づき,1 回最低 30 分,週 3~4 回(できれば毎日),歩行・走行・サイク リング等の有酸素運動を行う.
●日常生活の中の身体活動(通勤時の歩行,
家庭内外の仕事等)を増す.
● 10~15 RM(repetition maximum,最大反 復数)程度のリズミカルな抵抗運動を有酸素運 動とほぼ同頻度に行う.
●中等度ないし高リスク患者は施設における 運動療法が推奨される.
近年,包括的心臓リハビリテーションは運動療 法だけでなく,生活スタイルや冠危険因子の是 正など一般療法全てを含めるようになっている.
診療ガイドライン at a glance
●喫煙歴があれば,弊害を説明し,禁煙指導,
支援を図る.受動喫煙の弊害も説明し,生活,
行動療法も指導する.
日本人の冠動脈疾患の特徴として喫煙の寄与 が大きいことが挙げられている.禁煙により,
冠動脈疾患の発症リスクは 2 年未満で低下し,
それ以降,非喫煙者と同じレベルになる.
(4)陽圧呼吸療法
●心筋梗塞後の睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS)には持続陽圧呼吸療法
(continuous positive airway pressure:CPAP)が 有効である.
心筋梗塞後の心不全や睡眠時無呼吸の合併は 予後を悪化させる.心筋梗塞後患者にはpoly- somnographyなどを用いてSASの有無を調べ,呼 吸指数あるいは無呼吸低呼吸指数(apnea-hypo- pnea index:AHI)が 20 以上の場合にはCPAPを 開始する.陽圧呼吸療法は,一般療法としての重 要性から,今回,新たに項目として追加された.
(5)飲酒管理
●多量飲酒を控える.
多量飲酒は飲酒 60 g以上であり(日本酒 1 合 が 20 gに相当),男性は中等度以下,女性は軽 度までにとどめることが推奨される.
(6)うつ,不安症,不眠症への対策
●心筋梗塞後の患者のうつ,不安症,不眠症 へのカウンセリング,社会・家庭環境等の評価 を行う.
心筋梗塞後の患者では高率にうつ症状が観察 され,うつ状態は他のリスクとは独立して予後 不良と関連する.うつ,不安症,不眠症を評価 し,適切な対処を行うことが大切である.
(7)患者教育
●心筋梗塞患者は,退院までに生活習慣の修 正,服薬方法等の再発予防のための知識につい ての教育をしっかりと受ける必要がある.
●患者本人およびその家族は,心筋梗塞・狭
がある.
家族を含む患者教育は回復期初期から開始す る.優れたプログラムによる患者教育は患者の 知識を増し,行動を変える.
2)薬物療法
薬物療法は,アスピリン,
β
遮断薬,スタチ ン,ニコランジル,アンジオテンシン変換酵素(angiotensin-converting enzyme:ACE)阻害薬・
アンジオテンシンII受容体拮抗薬(angiotensin II receptor blocker:ARB)など心血管系事故の予 防効果がある薬物と,発作時のニトログリセリ ン舌下・噴霧や硝酸薬,ニコランジル,カルシ ウム拮抗薬,
β
遮断薬などの狭心症発作を寛解・予防する薬剤に分類される.本ガイドラインで は,レニン・アンジオテンシン・アルドステロ ン系阻害薬として,従来のACE阻害薬とARBに加 え,心不全合併例に対するアルドステロン阻害 薬が追加記載された.また,強心薬の位置づけ を示し,新たにインフルエンザワクチンの項目 が設けられた.EBM(evidence-based medicine)
の重要性が強調されているが,ガイドライン作 成の根拠となるエビデンスは,その対象患者の 登録基準に留意することが重要である.薬物選 択はエビデンスだけでなく,個々の患者の病態 を考慮したうえで行うことが必要である.
(1)抗血小板・抗凝血薬
● 禁 忌 が な い 場 合, ア ス ピ リ ン(81~
162 mg)を永続的に投与する.
● ア ス ピ リ ン が 禁 忌 の 場 合, ト ラ ピ ジ ル
(300 mg)を投与する.
●左室,左房内血栓を有する心筋梗塞,重症 心不全,左室瘤,発作性および慢性心房細動,
肺動脈血栓塞栓症を合併する症例,人工弁の症 例に対し,ワルファリンを併用する.
●冠動脈ステントを留置された場合の低用量 アスピリンとチエノピリジン系抗血小板薬を併
用する.
日本では,急性心筋梗塞患者の多くがprimary PCIを施行されており,冠動脈ステント留置術後 の抗血栓療法は重要である.アスピリンとクロ ピドグレルの併用が一般的となっているが,二 剤併用抗血小板療法の期間は,ステント血栓症 だけでなく,出血リスク,心血管イベントリス クなども含めて症例ごとに検討する必要がある.
(2)
β
遮断薬●低リスク以外で禁忌のない患者に
β
遮断薬 を投与する.(低リスク:再灌流療法に成功し,左心機能が 正常かほぼ正常で,重篤な心室性不整脈のない もの)
●中等度ないし高度の左心機能低下のある患 者に,徐々に増量しながら
β
遮断薬を投与する.
β
遮断薬の有効性を示した報告の多くは,再 灌流療法以前,あるいは血栓溶解療法施行例の ものであり,急性心筋梗塞発症早期に血行再建 術に成功した低リスク例におけるβ
遮断薬の予 後改善効果は十分に検討されていない.しか し,心筋梗塞の予後を規定する虚血イベント,致死性不整脈,心不全の全て因子に対し,
β
遮断 薬は有効である.心不全の既往のある例や心機 能低下例では,通常量の1/8~1/4程度のごく少 量のβ
遮断薬から導入し,慎重に増量する.(3)脂質代謝異常改善薬
●高LDLコレステロール血症にはスタチンを 投与する.
●高LDLコレステロール血症にはスタチンに 加え高純度EPA(eicosapentaenoic acid)製剤も 考慮する.
心筋梗塞二次予防におけるスタチンを用いた LDL-C低下治療による予後改善効果は確立され ている.LDL-C値の管理目標値は100 mg/dl未満 であるが,より強力にLDL-C値を低下させるこ とで,さらなるイベント抑制効果が期待できる ことが示されており,高リスク例ではより積極 的な脂質管理を考慮する.
(4)糖尿病治療薬
●糖尿病治療に際して高血圧,脂質異常を包 括的に改善することを目指す.
糖尿病患者の心筋梗塞予防では,血糖値のみ を厳密に管理するのではなく,合併する高血圧 および脂質異常も含めた包括的な管理が重要で ある.
(5)硝酸薬
●狭心症発作寛解のために,速効性のニトロ グリセリンや硝酸薬の舌下投与(スプレー式の 場合は噴霧,注射の場合はone-shot静注等)を 行う.
心筋梗塞慢性期の二次予防としての硝酸薬長 期投与の有効性について十分な根拠となる大規 模無作為化比較試験はないが,最近の報告では 硝酸薬の長期投与が予後を悪化させるという成 績は示されていない.
(6)ニコランジル
●安定狭心症を伴う陳旧性心筋梗塞患者に対 して長期間投与する.
●梗塞後狭心症の症状改善,心筋虚血の改善 目的に投与する.
ニコランジルは,前回のガイドラインでは硝 酸薬の項に含まれていたが,今回から独立して 項目が設けられた.ニコランジルは硝酸薬と比 べ,血圧低下や反射性頻脈が起こりにくく,ま た,硝酸薬にみられる薬剤耐性が生じにくいと いう点で使用しやすい.
(7)カルシウム拮抗薬
●冠攣縮性狭心症を合併,あるいは冠攣縮が 原因で発症したことが明確な心筋梗塞患者に対 し,虚血発作予防目的で長時間作用型カルシウ ム拮抗薬を投与する.
冠攣縮が原因と考えられる心筋梗塞患者で は,カルシウム拮抗薬による冠攣縮性虚血発作 予防が二次予防につながると推測される.
診療ガイドライン at a glance
①ACE阻害薬
●左心機能低下(左室駆出率が40%未満)や 心不全を有するリスクの高い急性心筋梗塞患者 に対し,発症 24 時間以内に投与する.
●心筋梗塞後の左心機能低下例に対し,投与 する.
●左心機能低下はないが,高血圧や糖尿病の 合併,あるいは心血管事故の発生リスクが中等度 から高度である心筋梗塞患者に対し,投与する.
心筋梗塞二次予防におけるACE阻害薬による 予後改善効果は明らかであり,全ての急性心筋 梗塞患者にACE阻害薬の早期投与を考慮すべき である.特に左心機能低下例では,低血圧などの 禁忌がない限り,積極的に早期投与を検討する.
②ARB
●ACE阻害薬に不耐例で,心不全徴候を有す るか左心室駆出分画が 40%以下の心筋梗塞例 に急性期から投与する.
ARBは「咳の少ないACE阻害薬」とも考えられ がちであるが,ACE阻害薬とは似て非なる薬剤 である.本ガイドライン作成時点でのエビデン スからクラスIの適応として「ARBの使用はACE 阻害薬に対する認容性がない場合に限られる」
とした.
③アルドステロン阻害薬(クラスIIa)
●中等度~高度の心不全,低用量で腎機能障 害や高カリウム血症がない.
心筋梗塞例に対する抗アルドステロン薬の直 接の二次予防効果は示されていないが,腎機能 低下や高カリウム血症がなければ心不全を伴っ た心筋梗塞例への抗アルドステロン薬の投与が 推奨される.
(9)抗不整脈療法
①上室性不整脈
●心不全合併のない心房細動症例に対する
β
遮断薬,非ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗 薬,ジゴキシンの単独または併用により心拍数症例に対し,
β
遮断薬単独またはジゴキシンと 併用し,心拍数をコントロールする.●収縮不全による心不全を合併した心房細動 症例で
β
遮断薬が使用できない場合に,アミオ ダロンを用いて心拍数をコントロールする.心房細動を合併した心筋梗塞例は予後不良で ある.収縮不全による心不全を合併した例には
β
遮断薬単独またはジギタリス併用で用い,非 ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬(ワソラ ンⓇ,ヘルベッサーⓇ)は使用しない.②心室性不整脈
●心室期外収縮,非持続性心室頻拍,持続性 心室頻拍,心室細動に対し,
β
遮断薬を投与する(禁忌例を除いてできる限り積極的に投与す る).
I群薬による生命予後の悪化が示され,心筋梗 塞後の心室性不整脈に対するI群薬抗不整脈薬 投与は適応とはならない.
β
遮断薬は心筋梗塞 後の突然死予防に対してクラスIと考えられ,致 死的不整脈予防効果も報告されている.(10)ジギタリス
●頻脈性心房細動を伴う心不全を有する例に 対してジギタリスを投与する.
(11)フォスフォジエステラーゼ(PDE)阻害薬 ●なし
(12)インフルエンザワクチン(クラスIIa)
●心筋梗塞後の患者に対し,インフルエンザ 不活化ワクチン接種を行う.
心血管疾患患者の心血管死に対するインフル エンザワクチン接種の有用性を示すいくつかの コホート研究や無作為化試験の結果から,2006 年 ACC/AHA(American College of Cardiology/
American Heart Association)の冠疾患およびア テローム性血管疾患患者の二次予防に関するガ イドラインで心血管疾患患者に対するインフル エンザワクチン接種が推奨された.しかし,日 本人の心筋梗塞患者に対するインフルエンザワ
クチンの有効性を検討した試験はなく,本ガイ ドラインではクラスIIaとした.
3)侵襲的治療法
侵襲的治療法については,PCIおよび冠動脈バ イパス術の冠血行再建術に加え,新たに不整脈 に対する非薬物治療が取り上げられた.難治性 心室性不整脈や心不全を合併した場合,症例に 応じてカテーテルアブレーションや植込み型除 細動器,心臓再同期療法を考慮する必要があ る.侵襲的治療については専門医へのコンサル トが必要であり,詳細は他の診療ガイドライ
ン2~6)を参照していただきたい.
おわりに
診療ガイドラインは科学的根拠に基づいた診 断と治療の標準的指針であるが,医療の進歩ま た個々の症例の病態に応じて柔軟に対応される べきである.
著者のCOI(conflicts of interest)開示:本論文発表内容 に関連して特に申告なし
文 献
1) 日本循環器学会学術委員会ガイドライン:心筋梗塞二次予防に関するガイドライン(2011年改訂版).http://www.
j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2011_ogawah_h.pdf
2) 日本循環器学会学術委員会ガイドライン:ST上昇型急性心筋梗塞の診療に関するガイドライン(2013 年改訂版).
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2013_kimura_h.pdf
3) 日本循環器学会学術委員会ガイドライン:非ST上昇型急性冠症候群の診療に関するガイドライン(2012年改訂版).
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2012_kimura_h.pdf
4) 日本循環器学会学術委員会ガイドライン:安定冠動脈疾患における待機的PCIのガイドライン(2011 年改訂版).
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2011_fujiwara_h.pdf
5) 日本循環器学会学術委員会ガイドライン:カテーテルアブレーションの適応と手技に関するガイドライン.http://
www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2012_okumura_h.pdf
6) 日本循環器学会学術委員会ガイドライン:不整脈の非薬物治療ガイドライン(2011 年改訂版).http://www.j-circ.
or.jp/guideline/pdf/JCS2011_okumura_h.pdf
診療ガイドライン at a glance