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論 文 内 容 の 要 旨

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Academic year: 2021

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様式第5 号(第 9 条関係)

論 文 内 容 の 要 旨

報告番号 氏 名 春 田 祥 治

Sequential screening ot ctdipre symptomatic pulmonary

thromboembolism refta ogiccolgyne surgery ni NaraJapan

婦人科手術術後の症候性肺血栓塞栓症予防スクリーニング、の 有用性についての検討

論文内容の要旨

【背景】静脈血栓塞栓症(VTE) は婦人科疾患周術期の致死的合併症のひとつとして重要な疾患である。深 部静脈血栓症(DVT) の検出において、下肢静脈超音波検査は簡便で、再現性がありかっ正確で、あるため汎 用されている。また、血衆D-dimer 検査はVTE の早期検出法として確立している。 10 年以上前から奈良県立 医科大学では、婦人科疾患手術症例に対してProgramme rof VTE gnnierecS udySt ta Nara]apan(PRO

VEN) と称した、術前血柴D-dimer 値測定検査と下肢静脈超音波検査からなる術前VTE のスクリ}ニングを行 ってきた。

【目的】PROVEN が、術前無症候性DVT と婦人科手術術後における症候性PTE 発症を予測するために有効

か否かを検討する。

【対象と方法]20044月1日から201321 月31 日までの聞に奈良県立医科大学附属病院産科婦人科外来 で婦人科手術適応があると判定された成人女性02( 歳以上)を対象とし、術前に血柴 D-dimer (DD) 値を測定 した。超音波検査施行のためのDDffo-tuc 値を1. 0μg/mL と定め、DD 孟1. 0μg/mL で、あった症例に対してl 週間以内に下肢静脈超音波検査を行い、一方でDD< .10μg/mL の症例には超音波検査を施行しなかった

。術中および術後はすべての患者に対して、本邦における静脈血栓症予防ガイドラインで推奨されているVT E予防を施行した。VTE と診断された症例に対しては、術前から抗凝固薬による治療を行った主要評価項目 を、婦人科手術後の症候性PTE 発症患者数とした。

【結果】1729 例が登録され、悪性疾患795)%0.64( 、良性疾患934(54.0%) で、あった。全症例の平均DD

(mean+SD) は1. 7+3.3μg/mL で、あった。 DD が陽性であった症例は470(27.2%) で、これらの症例に対

して下肢超音波検査を施行し、 470 例中94)%0.02( すなわち、全登録症例1729 例中945( .4%)の術前 無症候性DVT 症例が検出された。悪性疾患では795 例中56)%2.8( 、良性疾患では934 例中29)%1.3(

あった。 DVT を認めた94 例の平均DD 値は7.8+12.8μg/mLDVT を認めなかった症例(1, 635 例)は1. 1+.18

μg/mL で、 DVT を認めた症例の方が有意に高値で、あった(p< 000. )1 0 1729 例中60( .4%)で術後症候性 P

TE の発症を認めた。このうち2例で、術前にDVT を検出され抗凝固療法を行っていたが、術後PTE が発症し た。また4例は、術前DD が陽性で、下肢超音波検査を施行され術前DVT を認めなかった症例で、あった。術前D D11ffo-tuc 直未満で、あった1925 例から症候性PTE の発症はなかった。

【結論】術前DD 値が高値であることが、婦人科患者における術前無症候性DVT の存在と関連していた。また

、術前DD が陰性である場合、術後PTE 発症を除外できた。しかしながら、 PROVEN は、術後症候性PTE 発 症 の予防に対しては有効ではなかった。そのため、更なる研究により、VTE の進展あるいは再発と抗凝固療法 の期間決定に影響を与える因子を確立することが必要である。

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