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型枠の開発

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Academic year: 2021

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(1)

西松建設根季長〉OL.8   抄録  

2.装置  

三次元曲面コンクリート構造物を施工する為の作業足   場及び型枠は,両者を組合わせた型枠システムとして考  

えることが望ましい。一般にこのような型枠方式には,  

①スライドフォーム方式 ②ジャンプアップ方式 ③大   形型枠方式 が用いられている。   

今回開発したシステムは,当社と川鉄機材工業㈱とで   共同開発,当社に於いて施工実績があるジンポール式ジ   ャンプアップ方式(参考文献1,2)を改良し,作業足  

場及び型枠を組合わせた自動上昇型枠システムで(Fig.  

2及びFig・3),前記方式のうち②に類するものである。  

ジンポール式ジャンプアップ卵形  

型枠の開発  

宮崎 啓一*  

Keiichi Miyazaki 

西   保ホ*  

Tamotsu Nishi   

三次元的に曲率を持つコンクリート構造物(例えば卵   形タンク)を施tする為,曲率に対応可能な自動上昇装   置,作業足場および型枠を組合わせた型枠システムを川   鉄線杵Ⅰ二業㈱と共同開発し,実大実験によりその適用性  

について検討した。   型枠面板   タテバタ  

1.開発目的  

近年,構造物の多様化および機能性の追求等により三  

次元的に曲率を持つコンクリート構造物が見られるよう  

になった。例えば,汚泥処理について見ると,日本では   従来,Ilj筒形の側壁を持つ消化タンクが主体であったが,  

消化効率が優れていることなどの理由からヨーロツぺ   特に西ドイツを中心に発展してきた卵形形状のPC構   造消化タンクが口本でも採用され始めている(Fig.  

1)。しかし,このような構造物を従来の型枠及び作業足   場で施工することは,その形状の複雑さの為,かなり困   難を伴うと考えられる。   

ここに報告する型枠システムは,上記のような状況の   下で,卵形タンクに代表される三次元曲面の施工に対応   することをH的とし,開発したものである。開発に当っ   ては対象として卵形消化タンクを想定したが,必らずし  

も曲血形状は卵形に限るものではなく,一般の三次元曲   向にも対応可能である。  

し1)   (2)   (3)  

Hamburg−Koh]brandh6rt D山sseldorLS房d GroBlappen  

I=計足場堕   

Fig・2ジンポール式ジャンプアップ型枠(平面図)  

Ⅴ=12.36i荒   24.600¢  

8,000m2    12、000m2   6,500m2   Fig.1卵形消化タンクの形状例(参考文献3)  

Fig,3 ジンポール式ジャンプアップ型枠(断面図)   

*技術研究部土木技術課   日枝術研究部土木技術課係長  

ld8  

(2)

西松建設根報VO」.8   抄録  

手, 

を  型枠七′ト後A部コンクリート   

枠を所定の位置にセットする   めフレームをはく札する。   

Fig.4 作業手順  

打設し,施工方法及び施工精度の確認実験を行う予定で   ある。  

この型枠システムは,①型枠部 ②作業足場フレーム   部 ③ジンボール部から構成され,そのメカニズムは次  

のとおりである。型枠および足場の上昇は既設コンクリ   ートに設けたアンカーで型枠又はイ慄足場の一方を固定  

し,ジンポールを介して他方を上昇させる。一方,曲面   の形成は鉛直方向にはPPジャッキにより鉛直角を調   整し,円周方向には型枠面板に若干の可換性を持たせ,  

型枠面板およびヨコバタ材をラップさせることにより円   周長および径の変化に追随可能とした。  

3.作業手順   

この型枠システムの作業手順はFig.4に示したよう   に,コンクリート打設後,養生期間内に次のリフトの配  

筋及びPC鋼材の配置等の作業を行い,コンクリートが  

必要強度に達した時点でジンボール部及び作業足場フレ  

ーム部の上昇作業を行う。引き続いて型枠部の上昇作業  

を行い,型枠を所定の位置にセットしてコンクリートを   打設する。また,プレストレスの導入等の作業は,上記  

手順内でのラップ作業として処理できる。  

Photol実大実験状況  

参考文献  

1)杉田幸一,桑原資孝,佐藤粂次,「76m橋脚コンクリ   ート型枠の急速施工法」,西松建設技弧 Vol・6,  

p.156〜157,1983  

2)杉田幸一,大矢低宮崎啓一,「ジンポール式ジャン   プアップ型枠工法」,西松建設技報,Vol・7,  

p.111〜118,1984  

3)吉田作治「卵形消化タンクをめぐる話題」月刊下   水道,Vol.7,No.5,p.55〜58   

4.美大実験  

実験は川鉄機材工業㈱松戸工場にて,型枠システム製   作,組立から始め,上昇機構及び断面寸法変化に対する   適応性の検討を中心に行った(Pohottl)。   

実験により,更に使用性に関して改良ふべき点等が見   出されたが,現状のままでも型枠システムとしての実用   性は充分あるとの結果を得た。今後,この型枠システム  

を更に改良し,三次元曲面の一部を実際にコンクリート  

ld9  

参照

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