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ミナト神戸に宗教多元主義を探る<海のシルクロード>の文化と宗教的共生 : RCC 研究プロジェクト

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Academic year: 2021

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著者

神田 健次

雑誌名

関西学院大学キリスト教と文化研究 = Kwansei

Gakuin University journal of studies on

Christianity and culture

13

ページ

225-228

発行年

2012-03-31

(2)

225

神田 健次(神学部教授)

山本 俊正(商学部教授)

畠山 保男(キリスト教と文化研究センター教授)

栗林 輝夫(法学部教授)

クリスチャン・ヘアマンセン(法学部教授)

村瀬 義史(総合政策学部専任講師)

オムリ・ブージッド(総合政策学部講師)

徐  亦猛(学外・神戸中華教会牧師)

RCC研究プロジェクト

ミナト神戸に宗教多元主義を探る

—<海のシルクロード>の文化と宗教的共生—」

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227  一昨年の4月より発足した共同研究のプジェクト「ミナト神戸に宗教多元主義 を探るー<海のシルクロード>の文化と宗教的共生」の研究員は、山本俊正、 栗林輝夫、畠山保男、クリスチャン・ヘアマンセン、村瀬義史、オムリ・ブージッ ド、徐亦猛、そして神田健次である。  ミナト神戸には、古くから神道の神社や仏教の寺院が存在していたが、特に 近代の開港以降、ミナト神戸は海外交易の重要な拠点として大きく発展する中で、 キリスト教、イスラーム、ユダヤ教、ジャイナ教などの多彩な宗教施設が設立 されてきた。共同研究では、このようなミナト神戸における宗教の多元的状況、 及びその背景にある多文化的コミュニテイの歴史的展開を探りつつ、これまで フィールドワークを中心として共同研究を推進してきた。  今年度は、今までに三回のフィールドワークを行ったが、第一回は、5月3日 に北野神社で開催された「第31回北野国際まつり2011」における「ピースセレ モニー」に参加した。北野国際まつりは、1981年7月に、ユダヤ教のJ.グラッ ク氏の提唱によって北野神社で始まり、それ以降、30年以上の取り組みの歴史 があるが、多様な宗教者による共同の平和の祈り「ピースセレモニー」は、注 目すべき宗教間対話の試みである。今回は特に、東日本大震災の犠牲者への追 悼と被災地の復興のために他の宗教の代表と共同の祈りを捧げた。  第二回のフィールドワークは、9月5日にカトリック鷹取教会、生田神社、日 本基督教団神戸教会を訪れた。特に、カトリック鷹取教会で、小田武彦司祭よ り、阪神大震災後、教会が敷地内に鷹取コミュニティセンターを設け、多くの NGO、NPO、地域の方々が集まり、多文化共生を目指して、幅広い活動を展開 している話をうかがい、話し合った。また生田神社では、加藤隆久宮司より、 1800年以上の歴史について、阪神・淡路大震災での被災と再建について、国際 的な宗教間対話の取り組みなどの話をうかがい、討議の時をもった。  第三回のフィールドワークは、11月24日に行われ、賀川記念館、立正佼成会 神戸教会を訪れた。賀川記念館では、上内鏡子牧師より、1909年に賀川豊彦が 創始して以降の歴史と働きについて、さらに戦後におけるイエス団の多彩な保 育園や老人福祉施設などの憐保事業について話をうかがい、語り合った。また

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義な討論の時をもった。  その他、大学では、12月22日(木)に、神戸中華同文学校名誉校長の愛新翼 氏の発題「華僑社会と宗教」を中心に研究会を開催し、神戸の華僑社会におけ る宗教の多様な在り方、また神戸中華同文学校における教育の具体的な取り組 みについて、多くの示唆に富む話をうかがい、活発な討議が交わされた。さらに、 6月と10月には、共同研究の方向性や出版計画をめぐって協議した。 (神田 健次)

参照

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