文末形式「って」に関する一考察(二〇〇三年度卒業論文要旨集)
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(2) 〇四〇三. 文末形式﹁つて﹂に関する一考察. 日本語学研究室. 阿部. 孝子. 本研究では発話の文末で使用される﹁つて﹂の用法を、﹁つて﹂ で引用される部分が他者によってもたらされたものか、自己が. から待た情報を引用し. もたらしたものかを基準に分類し、各用法の意味・機能を分析 し考察を行った。 話し手が他者︵第三者または聞き手︶ た用法として﹁伝聞情報の転送用法、伝聞情報の確認用法、詳 細引出し用法、真偽問い返し用法、非難用法﹂、また自己の直 前の発話・思考を括りだしたものや自己の過去の発話・思考を 引用した用法として﹁自己主張用法、否定強調用法、説明提示 で発話全体に客観性を持たせる機. 用法﹂を示し合計八つの用法に分類した。特に﹁自己主張用法、 否定強調用法﹂は、﹁つて﹂. の機能には伝聞、問い. 能があり、自己発話に説得力をもたせたり否定を強調したりす ることが可能になる。総じて、﹁つて﹂. 返し以外に、相手の気持ちに配慮したり和らげたりする機能が あり、それは﹁つて﹂で言い終わる暖昧さから生じたものであ ろ、つ。 また、﹁つて﹂で言い終わる発話には言いさし機能を持って いる可能性があることも示した。言いさしと判断した﹁伝聞情 報の転送用法、伝聞情報の確認用法、非難用法、説明提示用法﹂ には、伝聞要素が強いこと、﹁つて﹂に後続する主節の解釈が 聞き手によって幅が広がることが特徴であることも述べた。.
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