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近畿方言語法研究 : 2, 3の問題

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Academic year: 2021

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(1)2(129) 6θ. 一. 、 三 の問 題 近 畿 方 言 語 法 研 究   一一. 時間 ︵ 年 数 ︶ と距 離. 田. 良. う に﹂ と いう こと があ る が、 実 際 には波 紋 のよう にき れ いな同 心 円 にな る の では なく. 、 ︵ 図 1︶ のよう な等 高 線 型 に. も のと 考 え ら れ る。 即 ち 、 地 図 の等高線 のよう な形 。 方 言 周 圏 論 を 説 明す る場合 、 ﹁池 に石 を 投 げ た と き の波 紋 のよ. 図 1︶ のよう な形 にな る 移 動 す る 。 と いう 原 則 か ら 離 れ るも ので はな いと考 え る。 この原 則 か ら語 法 の分布 図 も、 ︵. 分 布 図 から み る語 形 の移 動 は語 法 の場 合 も 語 の場 合 と同 称、 ① 辺地 ほど古 い形 が残 る。 ② 語 は地 を は う よう にし て. 法 を 使 用 す る地 点 の中 央 か ら の距 離。 そ の地点 と隣接 地 帯 と の関 係 な ど。. 例 え ば 中 央 では約 二百 年 前 に消 え た 語法 が、 現在 のど こそ この地 点 にあ ると いう こと。 中 央 で の年 代 と、 現在 そ の語. 本 稿 では特 に、 史 的 変 遷 のは っき りし て いる語 法 面 で、 中央 で それを 使 わ れ た年 代 と 近 畿 周 辺 分 布 状 況 と の関 係。. つい て の 二、 三 の問 題 を と り あ げ てみた い。. 国 語 史 でみ る京 阪 語 の変 遷 のし 方 と、 近 畿 周 辺部 にお け る方 言 分布 状 況 と の関係 と を み よう と 思 う。 これを み る に. 国 語 史 資 料 の豊 富 な京 阪 語 は、 そ の移 り変 わ り の姿 を か な り は っき り と 見 る こと が でき る。. 鎌.

(2) )6θ I (13θ. ︵ 図1︶. な るも のと 思わ れ る。.  a  a線 方 向 に文 化 的 密 集 地 、 aの線 が短 かく、 b の線 が長 いと いう こと は、.  a線 の果 てる と ころ に 線 上 に都 市 が多 い、 b 線 上 は そう ではな いと いう場合 、. 海 があ る。 あ る いは、 高 い山 があ る のに対 し てb線 は広 い平 野 であ る と いう 場 図2︶   c od線 が ほ ぼ等 し     ︵ 合、  aと b と の違 い い のは、 のよ う な 条 件 が な く 、 ほ  e線 方 向 に延 び き れ ぼ等 質 の条 件 であ る と考 え る。 あ る いは、 な い のは矢 印 のよう に反 対 の言 語勢 力 関 係 が力 強 く 働 いて いる な ど の条件 を 考 え る。 近 畿 方 言 勢 力 が福 井 か ら 富 山 の方 に延 び、 四国 の徳 島 へも 延 び て いる の に、 兵 庫 県 北 部 の但 馬 に延 び な い のは、 鳥 取 な ど の 中 国勢 力 が根 強 いと か 、 古 く か ら の交 通 の問 題 な ど があ ろ う 。 こ のよう な立 場 から 、 近 畿 方 言 語 法 の姿 を 史 的 な面 と、 分 布 図 と の関 係 か ら な がめ て、 そ こにあ る問 題 を み よ う。 国 語 史 資 料 と言 語地 図 と か ら 語 の移 動 に要 す る年 数 を考 え た 図 2︶ も の に次 のよう なも のが あ る。 ︵ ﹁ 言語史入門 ︵﹃日本語の歴史別巻﹄︶ ︵ 平凡社刊︶ ﹂ ﹁ かおり﹂の方言 ﹁ カザ﹂がも っとも新しいことは、国立国語研究所.

(3) 田 良 二. 0︶ で明らか であ るが 、カザ が京 都 から 南 は鹿 児島 、北 は能 登半 島 ま で達 す る のに何 百年 かか った であ ろう か 。文 献 の分布 図 ︵ 年報 1. 長享 三年本 ︶V の ﹁ 香 、 カ サ 、臭 、カ サ﹂ であ る 。十 七 世 紀 にな れ で調 べると 、 カザ が はじめて で る のは 、 十 五世 紀 末 の∧ 和玉篇 ︵ ば ∧昨 日は今 日 の物 語V に、 ﹁ 火 のは た に何 ぞく ば り た るか 、あ しき か さす る と い ふ﹂、 Λ 毛吹 草V に ﹁かく し つ つ契 り し中 のあ ら.   ∧ 長享 三年 本 和 玉篇 V の 日付 け 一四八九 年をと れば 、 それ から こん にちま で はれ て蜜 柑 のかざ は ふかきと ころ と で てく る。 いま 、 ﹂ ○ ○○ キ ロ、 そ の 一、○ ○ ○ キ ロを占領 す る のに 五百 年 か か った こと に 約 五百 年 た って いる 。鹿 児島 から 能 登半島 ま で直線 距 離 で 一、 な る。. 二 否 定 の助 動 詞 ﹁セ ンから ヘン ヘ﹂. サ変 動 詞 の ﹁せ﹂ に否定 助 動 詞 ﹁ぬ﹂ の ついた形 から セ ンと な り、 これ が さ ら に ヘンに変 わ る。 ﹁あ り は せ ぬ← ア リ ハセ ン← アリ ャ セ ン← アリ ャ ヘン← ア ラ ヘン﹂. 近 畿 周 辺部 にお け る セ ンか ら ヘン ヘの動 き に ついては、 鏡 味 明 克 氏 の ﹁播 備 国境 言 語地 図論 集 ﹂ があ る。. これ によ る と ﹁書 き はせ ぬ﹂ の ﹁書 き は﹂ の形 を より保 って いる 語 形 に セ ンの つく 形、 カ キ ャ ア セ ン、 カ キ ャ セ ン. と、 ﹁書 き は﹂ の形 がく ず れ て セ ンが独 立 し てし ま って単 に セ ンの ついた 形、 カケ セ ン、 カ カ セ ン。 同 じ よ う に ヘン. に つい ても 、 カ キ ャア ヘン、 カ キ ャ ヘンに対 し て カケ ヘン、 カ カ ヘンでは、 ﹁より 保 っている形 ﹂ が いず れ も 交 通 不 便 な鉄 道 線 路 よ り も離 れ た 辺 地 にあ る。.  ヘンは鉄道 沿線 に多 く、 セ ンは そ れ より も離 れ た地点 に多 い。 こ の こと から ﹁書 き セ ン対 ヘンと いう点 で見 ても 、. と を 知 る。.  ヘンの動 き の時 間的 ︵ 年 代 的 ︶ 間 隔 の短 い こ を 地 図 か ら 判 断 す ると せ いぜ い四、 五キ ロ程 度 であ る こと から、 セ ン、. はせ ぬ﹂ か ら ﹁書 カ セ ン﹂ 型 を 通 って ﹁書 カ ヘン﹂ へと動 いた方 向 を 見 る こと が でき ると同 時 に、 セ ンと ヘンと距 離 (131). 鎌 6θ θ.

(4) (132)599 二 。三の問題 近畿方言法研究. 。 滋 賀 県 に つ い て、 寛 大 城 氏 が ﹁近 畿 方 言 の総 合 的 研 究 ﹂ ︵三省 堂 刊 ︶ に次 のよう な表 を作 ってお ら れ る. ︲ リ ョ ﹁ヨ l  百 U U τ τ 丁 τ o司 引 Ы 百 5 3 ● τ τ 一. 。 表 ︶ の数 字 は 一地 点 一形 を 使 う と し て地 点 での多 い少 な いを 郡部 ご と に百 分 比 で示 し たも の であ る 次頁 の ︵. 大 阪 府 に つい ては、 前 田 勇 氏 の調査 を同 書 に掲 げ て いる。. に ヘンで、 老 年 層 で セ ンと な る。. 注 1 の 口︶ では、伊 香 郡と長 浜市 では 中 学 生 は 完 全 て ヘンにな る。 私 の調査 ︵. こ こでは セ ンと ヘンと が 一地 点 で併存 し て いる こと から 見 ても 、 セ ンは やが. 、 シ ンを ﹁シ﹂ と す る。 く 関 係 が わ か る。 図 では セ ンを ﹁セ﹂. 大 津 や京 都 に近 い南 を文 化 的 と みれば 、 セ ンから シ ンを へて ヒ ンと な って い. り省 いて、 セ ン oシ ン ・ヒ ンの動 き をみ る。 ︵ 図3︶                          ﹁. 図 3 ︶ のよ う にな る。 但 し、 右 の表 で見 る 通 リ ヘン oヤ ヘンは ほ ぼ全 地 点 にあ る の で地 図 か これ を 地 図 で示 せば ︵. ン.

(5) 北摂. 河内. ○. ○. ○. 四六 ・二 四 一0七 四〇 ・○. 四二 ・ 一. 六〇 ・○. ヘン. 一六 ・四. ○ 八 ・三 四 ・○. 〇 上ハ. 五 o七. シ ン. 二〇 ・〇    四 oO. 四三 ・六     一 二上 ハ. 一〓二o 一       三〇 o七 八 ・三   四 一・七 四六 oO       一〇 ・○. 三四 。二   一一一・ 一. 二五 ・七    八 。六. ヒ ン           イ ン. セン. ○. 二〇 ・○. ○ 〓一・エ ハ. 三二 ・七. ︵ 小 学 館 ︶ では ﹁ 行 カ セ ン﹂ は明 治 にな ってから 。 と あ る。 約 百年. ど 、南 は 二〇 キ ロと 、先 の ︵ 図 1︶ のよ う な条件 を考 え る の で あ る。 ︵ 大 阪市 と京 都 市 と の間 は 四 二 ・八 キ ロ︶ ﹁日本 国 語大 辞 典 ﹂. 阪 市 から 泉 北 郡ま で、 二〇 ・九 キ ロ。 北 と西 は ず れ も 、 百 キ ロほ. 大 阪 から セ ン地域 ま で の距 離 。 北 へ、大 阪 から彦 根 ま で 一〇 四 ・ 五キ ロ、西 へ、大 阪 か ら 岡 山 県 和気 ま で 一四七 ・九 キ ロ、南 へ、大. これ に、 私 の調 査 を 加 え ると ︵ 図 4︶ のよう にな る。. ︵ 1︶. ン← ヘンの形 が見 ら れ る。. 内 にあ る。 大 阪市 を ヘン専 用 地 域 と す れば 、 南 から セ ン← シ ン← ヒ. この ︵ 表 ︶ によ る と、 まず、 大 阪市 から 遠 い南 の和泉 に セ ンがあ る。 シ ンは和泉 と、 そ の北 の河 内 、 そ の河 内 でも 南 の中 河 内 、 南 河. 五〇 ・○. ×老年 セ ン・若 年 ヘ ン. 六 oO. 0ヘ. 和泉. ︵ 図4 ︶. ● セ ン・ヘ ン併用. 間 の動 き であ る。. △セン. ン. 田 良 二 鎌 598 (133). 泉 泉 南 中 北 三 豊 南 北 島 能 円 周 円 郡 郡 郡 郡 郡 郡 郡.

(6) (134)597 二・ 三の問題 近畿方言法研究. A B A型 分 布. 三. A B A型 は、 A← B が 二 つの原 点 A が あ って それ ぞれ 別 にお こ った 。 あ る いは、 A から 中 間 地点 を 通 り越 し て離 れ た と ころ に別 の原 点 Aを 作 ったと いう こと であ る。. 語 の移 動 と し て常 識 的 に は A B C 型 分 布 、 即 ち、 相 隣 り 合 った地点 で A語形 から B語形 へ、 B語 形 から C 語 形 へと 移 り 変 わ って いく の であ る。. 、 と ころ が、 語法 の移 り 変 わり は、 放 ってお けば 自 然 に同 じ方 向 に変 化 す ると いう こと か ら A← B の変 化 が各 地 で そ れ ぞ れ 別 に起 る こと があ る。. こ こ では、京 都 ま た は 大 阪と東 京 と の 二 つが原 点 と な り 、 それ が近 畿 に影響 し て いる形 。. 図 5︶ で近 代 京 都 方 言 で サ行 イ音 便 が なく な った こと に ついて ﹁関 東 方 言 の 奥 村 三雄 氏 の ﹁サ行 イ音 便﹂ の地 図 ︵. 影 響 と いう 事 を 考 え る可 能 性 は相 当 大 き い﹂ と し て いる。 、 そ し て、 話 シ タが、 関 西 に多 い シ← ヒ の交 替 で、 京 都 方 言 も、 あ る時 期 に い ったん話 ヒ タ の形 にな った のだ が 子. ︵ 3︶. 音 の脱 落 でさら に話 イ タと イ音 便 にな った 。 そ れ が関 東 方 言 の影 響 で京 都 に再 び話 シタ の形 がも ど って来 た と いう の であ る。 話 ヒ タ の形 は 現在 イ音 便 地域 の周 辺 部 にあ る。 図 5︶ の地 図 か ら 次 の よ う な こと が考 え ら れ な いだ ろ う か。 これ に つい て ︵. シ← ヒ の変 化 の傾向 は広 く 一般 的 な も の であ る か ら、 話 ヒタ地 域 は京 都 から の線 、 京 都 を中 心 と し た方 向 によ って. ら い ば か り 考 え るも の では なく 、 関 東 でも シ← ヒの傾向 があ る ので、 静 岡 の方 の ヒは関 東 から来 たも の tと考 え れ な だ.

(7) 「. ). │. 多. ︵ 図5 ︶. 1・. lli. }ヽ. W= = = =. EEmサ 行ィ音 f更 稀 。 話 シ タ形 の 他 、 話 ヒ タ等 の 形 を 含 む c. り K. 〃コ. 襲iF. ろ う か。. あ る いは静 岡 の方 の ヒは関 西 から のも のと し ても、 広 島 の ヒも. そう であ る かどう か。 この場 合 、 まず、 京 都 に い つ頃 に ヒ の形 が. あ った か、 ま た、 山 口な ど の西 か ら広 島 への ことば の 一般 的 な 移. 動 があ る かど う かを考 え る こと が大 切 であ る が、 こ のよう に特 に. 語法 の場 合、 二 つ、 三 つの原 点 があ り、 そ こから の変 化 と いう こ. とも あ り 得 ると考 え てお か ねば な ら な いだ ろう。. 和 歌 山 県 には ﹁ ︵ 人 が︶ ア ル﹂ の言 い方 があ る。 新 宮市 の小 学. 校 を訪 ね た時 に、 春 休 み中 だ った が、 ﹁先 生 ア ルよ﹂ と言 って教. 員 室 に案 内 し てく れ た子 が いた。   コ 日、 男 あ り け り﹂ と か、  コ日 々、 お じ いさ んと おば あ さ ん と があ り ま し た﹂式 で、 古 く は生 物. でも ア ルであ った が、 現在 の近 畿 では オ ルにな って いる。 ﹁日本. 言 語 地 図 ﹂ でみ ると、 ア ルは 和 歌 山 県 だ け で、 近 畿 の大部 分 は オ ′ ノ″ 。一 鶴 ≫ ″ ∼ く     ルであ る。大 阪 府、 滋 賀 県 o福 井 県 には イ ルが多 く、 兵 庫 県 は 尼. … %37砕 ぶ. 形 を 含 むc. │. ーー ーー ー骸 ノー ー ーー 冠 ゛ つ. メリ洲. サ行ニ イ音便分布図. ﹁近 畿 のイ ルは、 オ ルと の併 用地点 で、 オ ルが古 いとす る注 記 が見 ら れ た し 、 も し、 イ ル に∧新 し い ・上 品 ・ま れ ∨ な ど の注 記 があ れ ば 、 こ の地 図 では併 用 と せず、 イ ルを除 いてオ ルの単 用 と し てあ る。 し た が って、 この近 畿 の. これ に つい て ﹁言 語 地 図 ﹂ の ﹁解 説﹂ では次 のよ う に記 し て いる。. 崎 市 に、 奈 良 県奈 良 市 にも イ ルがあ る。 イ ル地 域 は大 き く 言 って都 会 地 であ る と 言 え よ う。. ロ. (関 西 :弁 的 特 徴 「 サ行 ィ 音 f更 著 しぃ 、 ア形 の 他 、 ハ ネ ァー タ等 の ξ 舌イタ. 二 良 田 鎌 (135) 59σ.

(8) (136)595 二 0三 の問題 近畿方言法研究. 、 、 。 イ ルは、 標 準 語 の影 響 によ って拡 が った 新 し い分 布 と 見 ら れ る   一方 静 岡西 部 の イ ル ・オ ルの併 存 地帯 では 併 用. 、 、 の際 、 オ ルが新 し い、 上 品 と いう 注 記 が多 く あ った。 この地 域 では逆 に オ ルが 力 を保 って いる よう であ る﹂. 、 東 京 の イ ルが大 阪 に移 って大 阪 を中 心 と し てそれ が 比較 的 人 口 の多 い都 会地 あ る いは平 地 を 通 って滋 賀 ・福 井 へ. c と 行 った こと にな る。 京 都 は古 い ことば を 残 す と いう こと があ ってか、 イ ルは なく オ ルであ る 新 し い語を受 け 入 れ る のは 大 阪 であ る。. 大 阪 が イ ルにな った のは新 し い こと と 思 う が、 オ ルをも と にし た存 続 態、結 果 態 をあ ら わす ﹁書 キ ヨル﹂ ﹁書 イ ト ル﹂ は や は リ イ ル地 域 には な く な って いる よう であ る。. 、 塁m地 図 ﹂ の ﹁助 詞 ﹁を﹂ を省 東 京 語 が大 阪 に直 接 入 り、 そ れ が近畿 一円 に広 ま り かけ て いる こと に ついて は   コ 一 く か ﹂ と いう こと に つい て の ﹁解 説 ﹂ にも 次 のよ う にあ る。. ﹁古 く は 全 国的 に助 詞 を 用 いな か った が後 に中 央 か ら助 詞 の ﹁を﹂ が発 展し、 そ の後 近 畿 で助 詞 を使 わな い い い方. が勢 力 を 得 て周囲 に広 ま り か け たら し い。 そ し て現在 ま た標 準 語 的 な い い方 と し て、 東 京 など から助 詞 ﹁を﹂ を 使 う い い方 が広 ま り、 近 畿 地 方 の中 心部 にも 押 し よ せ て いる﹂ 四 下 二段 活 用 は な ぜ根 強 いか。 先 の ア ル地 域 の近 く 和 歌 山 県 に 二段活 用 動 詞 があ る。 二段 活 用 動 詞 の残 存 は 和 歌 山 県中 部 地 区 、 日高 郡 を中 心 と す る地 域 であ る。. 、 ﹁近 畿 方 言 の総 合 的 研 究 ﹂ によれば、 日高 郡、 西牟 婁 郡 に多 く 、 北 の有 田郡 ・海 草 郡 ・伊 都 郡 の 一部 であ って 南 の東 牟 婁 郡 そ の他 には残 存 し な いと いう こと であ る。.

(9) 二 良 田 鎌 594 (137). そ し て、 ﹁ど う いう 動 詞 が 二段 活 用形 を と って いる か に つい ては各 地区 共 通 化 し な い。 つまり、 あ る動 詞 が、 あ る. 地 区 で強 く 二段 活 用 形 を と る の に、他 の地 区 で は それ が 五段 活 用化 し て いると い った具 合 であ る。 た だ傾 向 と し て言. え る こと は、 いわ ゆ る共 通 語 にな いよう な ことば 、 方 言 動 詞 は、 二段活 用 が よく 用 いら れ て いる と いう こと であ る﹂ とあ る。. 奥 村 三雄 氏 は ﹁所 謂 二段 活 用 動 詞 の 一般 化 に つ い て﹂ 翁近 代 語 研 究第 二集 ﹂ ︶ に、 ﹁動 詞 一般 と し て、 上 二段 活 用 の 一段 化 は、 下 三段 活 用 の場 合 より早か った だ ろ う。  一般 に、 音 節数 の少 な い動 詞 は、   一段 化 が早 か った の で あ ろ う﹂ と し て いる。. ま た、 九 州 方 言学 会 の ﹁九 州 方 言 の基礎 的 研 究 ﹂ の中 の ﹁九 州方 言 の総 括 的 解 説 ・文 法 ﹂ の項 によ ると、 二段 活 用 の中 でも 下 三段 活 用 が著 しく 、 九 州 のほ ぼ全 域 で見 ら れ る。 上 二段 活 用 は西南 部 では上 一段 化 し ており、 少年 ではさ ら に、 五段 型 活 用 ︵ 見 ラ ン ・見 レ ・起 キ ラ ン o起 キ レ︶ と な ってき て いる。 が、 北 九 州 では、 上 二段 活 用 が下 三段 型 活用 ︵ 起 ケ ン o起 ケ タ ・落 テ ン ・落 テタ︶ と な る と 記 し てあ る。. 奥 村 氏 の説 と、 九 州 で の現 状 か ら、下 三段 活 用 は根 強 い。 北 九 州 の上 二段 化 は、 下 三段 が強 いた め の類推 によ るも のかと 思 う。. これ に対 し て、 和 歌 山 県 で語 が 一定し て いな いと いう こと は、   一般 に 二段 活 用 がく ず れ て いる と いう こ と に な ろ う。 し か し、 な ぜ、 下 三段 活 用 が根 強 く残 る の であ ろ う か。 これ に つい て次 のよう に考 え てみ ては ど う だ ろ う か。. 下 三段 活 用 の受 ク ル o捨 ツ ルな ど語幹 にU のく るも のが、 饉だ﹂ど あ 二 ご と、 ︱ロー﹂ と U の続 く 形 であ る為 に、 音 韻 の関 係 で残 り やす い の であ る と。.

(10) (138)593 二 0三 の問題 近畿方言法研究. 、 全 地域 に は 九 州 方 ﹂ の え る ﹁ す 灸︶ をす え る﹂ と ﹁数 え る﹂ と を く ら べてみる と ﹁日本 言 語 地 図 ﹂ の ﹁き ゅう ︵ 、  熊 本 に く>パC と ス ユルとが併存 す る︶ があ る の に対 し て ﹁数 え L ヽ 長 崎 に く>パC、 鹿 児島 に ∽ L喘 ス ユルの形 ︵ 。   ︱ローロ 型 のも ので な い為 か、 カゾ ュ ルは 大 分 県 南 部 ・宮 崎 県 の海岸部 ・熊 本 県 の 一部 にあ るだ け であ る ま る﹂ は、 。 、 た、 ス ユルの方 は 和 歌 山 県 にも あ る が カゾ ュ ルの方 は 和歌 山 県 には なく ョムであ る 五. サ変 から サ行 上 一段 活 用 ヘ 。 ﹁漢 語 のサ変 動 詞 のう ち、 ﹃通 じ る﹂ ﹁感 じ 土 井 忠生 ・森 田 武著 ﹁新 訂 国 語 史 要 説 ﹂ に次 の よ う に記 し てあ る. 、 ﹃ す な ど と サ行 四段 に活 用 さ せ たり す る こ 解 ﹂ す ﹄ ﹁ 愛 ﹂ 訳 す ﹁ る﹂ ﹁信 じ る ﹂ な ど と ザ行 上 一段 に活 用 さ せ た り 。 このよう に 、 と は近世 に は じ ま り、 明治 以 後 も ひき つづ い て盛 ん であ って 今 日 では近畿 から東 に広 く 行 わ れ て いる 、 、 、 ・感 ・ 転 じ た のは、 漢 字 一字 で書 か れ る漢 語 を 語幹 とす る も の に多 く こと に ザ行 上 一段 活 用 に転 じた のは ﹁信 、 ﹁通 。高 ・封 ﹄ など のよ う に オ段 や ウ段 の長 音 に終 るも の 論 ・演 ・転 ・弁 ﹂ な ど のよ う に末 尾 に攪音 を も つも のや. に多 い﹂ 、 ﹁信 、 っ っ これを 近 畿 一般 に調 査 し た と ころ、 近畿 一般 に は ﹁信 ジ ル﹂ ﹁通 ジ ル﹂ であ ると い てよ いが は き り と 、 中 学 生 ︶ であると答 え た の は、 兵 庫 県 美 方 郡浜坂 町 ズ ル﹂ ﹁通 ズ ル﹂ が老 人 で、 ﹁信 ジ ル﹂ ﹁通 ジ ル﹂ が若 い人 ︵ 、 、 、 、 山 町、 鳥 取 県米 和 歌 山 県 橋 本 市 柏 原、 石 川 県 金 沢 市 高 岡 町 能 美 寺 井 町 富 山 県 永 県 市 朝 日町 飯 久 保 町 新 川 郡立. 。 子 市 愛 宕 町 、 岡 山 県 新 見市 草 間 o久 米 郡中 央 町 であ った 。 中 学 生 で 一ク ラ ス中 の人 数 によ る調査 では次 の 通 り であ る 奈 良 県宇 陀 郡大 宇 陀町︶ ・ 兵 庫 県 相 生 市 野 瀬 ︶ ・大 宇 陀 中 学 ︵ 京 都 府 綴 喜 郡 八幡 町︶ o相 生 中 学 ︵ 男山 第 二中 学 ︵.

(11) 良 二 田 鎌. 592(139). 相 生 中 学 34/36 1 2/36. 33/361 3/36. 大宇陀中学 31/1)51 4/35. 29/351 6/35. 入 善 中 学 43/441 1/44. 44/441 0/44. ﹁但馬 には、 シズ カ ナと いう 終 止 形 があ り、 シズ カ ナ サ ァナ ︵ 静 か だ そう だ︶ な ど と使 う 。 そし て、 シズ カ ナカ ラ. ﹁近 畿 方 言 の総 合 的 研 究 ﹂ の ﹁兵庫 ﹂ では次 のよ う に記 し てあ る。. 江 戸 語 では、 終 止 形 は ﹁な﹂ の代 り に、 ﹁であ る﹂ か ら変 化 し た ﹁だ﹂ が用 いら れ る﹂ と あ る。. 江 戸時 代 ︶ 前 期 の上方方 言 では終 止 形 o連 体 形 とも ﹁なり﹂ から 変 化 し た ﹁な﹂ が用 いら れ た が、 ﹁形 容動 詞 は ︵. 佐 藤 喜 代 治 氏 の ﹁国 語 史 ﹂ ︵ 桜 楓社 刊︶ に、 形 容 動 詞 終 止 形 ﹁な﹂ に ついて。. ル﹂ ﹁信 ズ ル﹂ であ ると いう こと であ る が 、数 の上 では 調 べて いな い。. 中 学 生 に ﹁通 ズ ル﹂ ﹁ 信 ズ ル﹂ があ り 、 これ ら の地 点 での老 年 層 では ﹁通 ズ. 近 畿 周 辺 部 ま たは山 間 部 の中 学 校 の状 況 が右 の通 り であ る。 僅 かな がら も. ジ ル﹂ 男 山 中 学 で四 十 七名 中 、 四十 五名 が使 用 の意 ︶. ︲ 入 善 中 学 ︵富 山 県 下 新 川 郡 入 善 町 ︶ 、 こ れ ら 、 い ず れ も 上 一段 活 用 に な って い る と 言 って よ い だ ろ う 。 ︵上 記 、 ﹁通. 信ズ ル 信ジ ル 通ズ ル. 45/471 2/47. エ ハ. 2/47. 男 山 中 学 45/47. 形容 動 詞終 止 形 ﹁な ﹂. 通 ジ ル.

(12) ︵図 6 ︶. 七. 0な 糸冬」L. △ マイ. 、 シズカ ナカ ッタ ︵ 、 シズ カ ナ ケ ェ ァ ︵ 静 かだ ろ う︶ 静 か だ った︶. 静 かだ ろう︶ な ど と発 展す る。 播 磨 も 同様 でゲ ンキ ナヤ ロ ︵ ︵ 元 気 だ ろう︶ と使 う ﹂. 私 の調 査 では、 ﹁な終 止形﹂ は、 二重 県、 滋 賀 県 の方 には見 当. ら ず 、 京 都府 、 奈 良 県 の山 間部 にあ り 、 多 いのは、 岡山 県 や兵 庫. 県 西 部 であ る。 ︵ 図 6︶ の通 り であ る が、 地 点名 を 記 す と次 の通 り であ る。. 京 都府 舞 鶴 市 ︵ 老 ︶、綴 喜 郡 八幡 町 、 兵 庫 県相 生市 、 赤 穂市 、. 美 方 郡浜 坂 町 、 奈 良 県 天理市、 和 歌 山 県 東牟 婁 郡本 宮 町、 福 井 県. 鯖 江 市 、 遠敷 郡上 中 町、 足羽 郡 美 山 町 、 石 川 県能 美 郡寺 井 町、 鳥. 取 県米 子 市 、 岡 山 県 岡山市 、津 山 市 、 高 梁市 、 新 見市 、 備前市 、. 笠 岡 市 、 和 気 郡 日生 町、 邑久 郡虫 明、 浅 口郡寄 島 町、 小 田 郡矢 掛.  阿哲 郡大佐 町 、  上 房 郡北 房 町、 町、  真 庭 郡勝山 町、  英 田郡美 作. 町 、 久 米 郡中 央 町、 徳島 県小松 島 市 、 那 賀 郡羽浦 町、 三好 郡 三野. 町 、 香 川 県 三豊 郡仁 尾町、仲多 度 郡 琴 平 町. 吉 田金彦者 ﹁現代語助動詞 の史的研究﹂ に戯 曲 の会 話 におけ る ﹁う ・よう oだ ろう ・ま い﹂ の用法 が記 さ れ て い. 打消意志 ﹁マイ﹂. マ イ両 方 あ り IL・. ● な終. )591 (14θ. 二 0三 の問題 近畿方言法研究.

(13) 59θ. (141). ι皐属奪第暮房晶暇重 慮_ で 査 は イ ・ コ 和. ` は` で 極 は め 見 マ ͡ て ヤ イ 図 不 マ 6安 イ` が V定 ミ. :,[こ. ヨ オ が 担 当 す. 総 マ 合 二 イ` 的 五 研 年 見 究 福 L田 ヨ マ の 恒. う1至. 「!言. 1. る 打 消. い て こ 表 と 現. 三 と つ も の い 形 え が な 行 く. に す な る る の ° が け 近 れ 畿. 形 に な る °. わ な れ る゛ て い い る ず. ど 的 も` で あ 三 る ° 重. て. 1. ,. :. 3奎. 票. ,:員. I. 2. と 同 じ よ う な. L:. (. を 言 重 翌 冥 華期 i '. あ の. 塁百 a2 易. V乙 い. 四. る 作 ° 品° ͡ 各 昭 作 和 品 は と 昭 も 和 三 〇 ぺ. 1保. 二 年 久. ジ 田 分 V太万 郎 ¬ 大. 夏三天基 ' ;覇 泉. 屋 染 物 店. L. ま で の 四 作 品° 大 正 は 大 正 三. 一. 死 ︵八〇 % ︶. マ イ の. カ 看 ミ老. │. 2 三%︶. の 図. 場 の イ 兄 弟 リ ヒ か ら. _. ︵ 八%︶. L. 雄. ]奎. 3:21[ゴ. ζ. か. し 彩 る° て` の も そ 次 と れ の で に. う. L正. 明 治 は 明. よう. 年 久 米. だ ろう. 寺 学 校. まい. 場 合` ¬ ¬ マ 近 推 イ 畿 量 は 方. 良 二. ︵  ︶. た り で は 行. 田. 合計. も` こ こ の れ マ ͡ も イ 図 私 の. 鎌. 期. 合. 代. Ъ藻 の. か 使 わ れ な い 傾 向 が あ る よ う だ ヒ. 確 立 以 後 は` 司 ま い. L. は 方 言 的 と 色.

(14) (142)589 二 0三 の問題 近畿方言法研究. な お、 使 用地 点 は 次 の通 り であ る。. 二重 県 一志 郡 一志 町、 兵 庫 県 赤 穂 市 、 美 方 郡浜 坂 町、 朝 来 郡山 東 町、 神 崎 郡福崎 町、 和 歌 山 県 橋 本 市 、 福 井 県 鯖 江. 市 、 遠 敷 郡上 中 町 、 石 川 県 金 沢市 、 石 川 郡美 川 町、 富 山 県 新 湊 市 、 氷 見 市 、 碩波市 、西 硬 波 郡 福 光 町、 岡 山 県 岡 山. 市 、 津 山 市 、 総 社 市 、 高 梁 市 、 新 見 市 、 笠 岡市 、 邑久 郡虫 明 町、 浅 口郡寄 島 町、上 房 郡北 房 町 、 真 庭 郡勝 山 町、 英 田. 郡 美 作 町、 久 米 郡中 央 町、 徳 島 県 小 松 島 市 、 香 川 県 観 音 寺 市 、 三豊 郡仁 尾 町、 仲多 度 郡 琴 平 町 。. これ に よ る と、 先 の ﹁形 容 動 詞 な終 止 形 ﹂ と ﹁マイ﹂ と は、 とも に、 二重、 滋賀、 京 都 な ど 東 側 にはご く少 く、 北. 陸 と、 兵 庫 県 西 北 部 にあ り、 近 畿 方 言 圏 から は や が て姿 を 消 し て いく も の であ ろう。 し か し、 両 方 と も 岡 山 県 には根 強 く 残 って いる。 ○. 先 の ﹁か お り ﹂ の図 や、 ﹁サ行 イ音 便 ﹂ の図 のよう に全 国 的 な 図 の場 合 は、京 都 ・大 阪 から の距 離 を は かり 、京 都. ・大 阪 では、 約 二百 年 前 にな く った形 が 現在 ○ ○ キ ロ離 れ た地 点 にあ る と いう こと が言 え る だ ろ う。. し か し 、 ﹁近 畿 地 方 ﹂ と 限 って地 図 を 描 いた場 合 、 京 都 ・大 阪 から の距 離を 地 図 上 の直 線 距 離 で測 ってよ いも のか 不 安 であ る。. 同 じ 距 離 であ っても 鉄 道 沿線 の場 合 と 、 山 を へだ て た場 合 と では違 う だ ろう し、 同 じ平 地 であ っても 人 口 の状 態 に よ っても 違 う だろ う か ら 。︱︱ 本 稿 ︵一︶ ︵二︶. 京 都 ・大 阪 語 が中 間 地 点 を 飛 ん で直 接 、東 京 に影響 を 及 ぼし て いる こと とも に、東 京 語 が京 都 ・大 阪 に飛 火 し、 そ. れ が関 西 で燃 え ひろ が って いる状 態 を も 見 な け れば な ら な い。 そ のひろ がり方 、移 動 のし方 、 方 向 。. そ れ と とも に、 静 岡 西 部 のよう に従 来 から東 西 方 言 の接 す る地 点 で の これら の形 の状 態 と いう 点 にも 問 題 が あ ろ う 。︱ ︱ 本 稿 ︵三 ︶.

(15) 二 良 田 鎌 588 (143). 。. 通 勤 圏 な ど ︶ が は な は だ し い こ と と も に年 令 層 に よ る 相 違 と 、 変 化 に要 す る 年 数 近 畿 方 言 圏 内 の交 通 状 況 の変 化 ︵ な ど も 考 え る こと が 大 切 で あ る 。. 本 稿 は 、 た だ 、 以 上 の問 題 点 を 提 起 し た に す ぎ ず 、 今 後 、 こ れ ら に つ い て 調 査 研 究 し て み た いと 思 う の で あ る. 注 甲南国文第 一三号﹂昭四 一・ 一︶及び、昭四〇年頃 の臨 近畿 ・中国両方 言境界地帯における否定 ・不可能表 現﹂ ︵﹁ ︵1︶ n拙稿 ﹁ > 口その後 、昭五〇年ま での同様 の調査と学生 の調査報告 。 地調査と知人 への問 い合 せ 、通信調査などを含む。< 言語生活第 二〇 二号﹂昭四三 o七 ︶ 関西弁 の地理的範 囲﹂ ︵﹁ ︵2︶ ﹁ 近畿方言叢書﹂ ﹁NH 国 語国文第 二七巻 一号﹂昭四三 ・ 一︶によれば、話 ヒタの形は、 ﹁ ︵3︶ 奥村 三雄氏 ﹁サ行 イ音便 の消長﹂ ︵ K資料 ﹂から愛知県南 設楽 郡 ・海部郡 o静岡県安倍郡等各地 に、かなり広く認められるが、その辺から東 には存 しな い。 甲南女子大学研究紀要第 四号﹂昭四三 ・三︶岡山県各地 拙稿 ﹁サ行五段活 用動詞 のイ音便 ︱︱西 日本方言に ついて︱︱ ﹂ ︵﹁ 流 ヒテ﹂などとなる。 起 ヒテ﹂ ﹁ 浮 ヒテ﹂ ﹁ 出 ヒテ﹂ ﹁ 傘サ ヒテ﹂ ﹁ 傘 セ ェテ﹂などがあり 、広島 県福山市本郷 では ﹁ で﹁.

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