2005
ディスクロージャー誌
ロンドンをはじめ、ニューヨ
ーク、香港、シンガポールな
ど証券現地法人の海外ネッ
トワークも充実しています
アセアンにおいて邦銀最多の
6カ国で地場通貨をお取り扱
いしています
海外現地での信託業務として、
シンガポールで売掛債権信託
アセアン
中国本土に邦銀最多の5支店を有して
います。また、邦銀としては唯一、北京
支店を含めた全支店で人民元業務を
取り扱っているほか、デリバティブ取引
やキャッシュマネジメントサービス(CMS)
などの多様なお客さまニーズにお応え
しています
中国
中・東欧、ロシアでのビジネス
をウィーン、ワルシャワ、モスク
ワの拠点網からサポートします
中・東欧、ロシア
資源開発などで脚光を浴びる
中近東・アフリカ地域において、
邦銀随一のネットワークと豊富
なノウハウでお手伝いします
中近東・アフリカ
ヨーロッパ
欧州12カ国・19都
市に展 開 する邦 銀
トップの拠点ネット
ワ ークにお 客 さま
から高い 評 価をい
ただいています
邦 銀トップレ ベ ル の 自 社
海外アナリスト体制により、
企業年金など受託財産の
外国株運用を強力にサポ
ートします
新型個人向け総合金融チャネル
(融合型共同店舗)「MTFGプラザ」
17年5月末現在で、8カ所
展開しており、それぞれが
銀行、信託、証券のほか、外
貨両替や不動産に関するご
相談など、特色のある総合
金融サービスを一体的・機
動的にご提供しています
世界水準のサービスを
グローバルに展開する
三菱東京フィナンシャル・グループ
グローバルプレーヤーがしのぎを削る
米国・カナダにおいて邦銀随一のネット
ワークとサービスでお客さまのニーズ
にお応えしています
北米
UNION BANK OF
CALIFORNIA (UBOC)
カリフォルニア州に本店を置く
銀行としては、総資産規模で第2
位にランクされています。また
同州において約310店舗を展
開し、預金量で第4位となってい
ます
アジア・オセアニア
邦銀で唯一進出しているパキ
スタンにおいてもCMSを展開、
アジア・オセアニア地域で邦
銀 随 一 の 1 3 カ 国 2 2 拠 点 に
CMSネットワークを確立して
います
不動産証券化をはじめとする
不動産業務の高度なノウハウ
を活用し、海外からの対日不
動産投資を積極的にサポート
する体制を構築しています
石油・ガス・鉱物を
はじめとする資源
開発にかかわるプ
ロジェクトファイ
ナンスを積極的に
展開しています
中南米
邦銀No.1の海外ネットワークを
活用し、グローバルカストディ、
グロー バルセキュリティーズ・
レンディング機能をご提供して
います
東京、大阪、ロンドンの ほか、邦銀で唯一、
ニューヨーク証券取引所に上場しています
三菱東京フィナンシャル・グループは、世界40カ国以上をカバーする
邦銀No.1のグローバルネットワーク、充実した商品力、グローバル事業
展開力、およびIT投資による強固な基盤により、お客さまの幅広いニーズ
にお応えしていきます。
プロフィール
(連結ベース)
※ 三菱東京フィナンシャル・グループの信託財産額は、三菱信託銀行の計数です。なお、三菱信託銀行の信託財産額は、三菱信託銀行と日本マスター トラスト信託銀行株式会社が職務分担型共同受託方式により受託している信託財産を含んでいます。 ※ 東京三菱銀行および三菱信託銀行の従業員数は、海外の現地採用者を含み、嘱託および臨時従業員等を含んでいません。設立日
平成13年4月2日
本社所在地
東京都千代田区丸の内二丁目4番1号
(丸の内ビルディング)
資本金
1兆3,830億円
従業員数(単体)
550名
上場証券取引所
東京、大阪、ニューヨーク、ロンドン
長期格付
AA(JCR)、A(R
&
I)
(17年6月現在)総資産
110兆2,855億円
信託財産額
57兆1,411億円
貸出金(含む信託勘定)
47兆142億円
預金・譲渡性預金
70兆3,737億円
資本勘定
4兆7,778億円
経常利益
5,932億円
当期純利益
3,384億円
業務純益
8,374億円
自己資本比率
11.76%
設立日
大正8年8月25日(明治13年創業)
本店所在地
東京都千代田区丸の内二丁目7番1号
資本金
9,969億円
店舗網
国内280(本支店251、出張所28、
(17年6月1日現在)代理店1)
海外 73(支店42、出張所15、
駐在員事務所16)
従業員数(単体)
17,516名
長期格付
A1(Moody's)、A(S
&
P)、A−(FITCH)、
(17年6月現在)AA(JCR)、A+(R
&
I)
総資産
93兆6,329億円
貸出金
38兆7,859億円
預金・譲渡性預金
59兆4,568億円
資本勘定
3兆6,440億円
経常利益
4,475億円
当期純利益
2,634億円
業務純益
6,607億円
自己資本比率
11.83%
設立日
昭和2年3月10日
本店所在地
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
資本金
3,242億円
店舗網
国内48(本支店43、出張所5)
(17年6月1日現在)海外 7(支店5、駐在員事務所2)
従業員数(単体)
4,846名
長期格付
A1*(Moody's)、A(S
&
P)、A−(FITCH)、
(17年6月現在)A+(JCR)、A+(R
&
I)
*
は預金格付。総資産
17兆1,280億円
信託財産額
57兆1,411億円
貸出金(銀行勘定)
8兆2,961億円
貸出金(信託勘定)
5,676億円
預金・譲渡性預金
11兆3,927億円
資本勘定
1兆262億円
経常利益
1,470億円
当期純利益
1,096億円
業務純益
1,853億円
自己資本比率
12.72%
株式会社三菱東京フィナンシャル・グループ
Mitsubishi Tokyo Financial Group, Inc.
○○○○○○○○○○○○
○
○
○
○
株式会社東京三菱銀行
The Bank of Tokyo-Mitsubishi, Ltd.
三菱信託銀行株式会社
The Mitsubishi Trust and Banking Corporation
○○○○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○
○○○○○○○
リ
ス
ク
管
理
ごあいさつ
4
三菱UFJフィナンシャル・グループについて
6
業績サマリー
(連結)
21
不良債権の状況
24
トピックス
26
三菱東京フィナンシャル・グループ
26
リテール事業
28
法人事業
30
受託財産事業
32
グローバル事業
34
UNBC
35
三菱証券
36
三菱東京フィナンシャル・グループの株式について
37
経営理念
38
コーポレート・ガバナンス
39
リスク管理/コンプライアンス/内部監査
40
企業の社会的責任
(CSR)
経営への取り組み
50
資料編
53
コーポレートデータ
三菱東京フィナンシャル・グループ
54
東京三菱銀行
78
三菱信託銀行
89
財務データ
三菱東京フィナンシャル・グループ
97
東京三菱銀行
132
三菱信託銀行
192
開示項目一覧
261
目次
三
菱
東
京
フ
ィ
ナ
ン
シ
ャ
ル
・
グ
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プ
取締役社長
畔柳 信雄
(東京三菱銀行 頭取)
取締役会長
上原 治也
(三菱信託銀行 社長)
ごあいさつ
皆さまには、平素より私ども三菱東京フィナンシャル・グループをお引き立ていただきまして誠にありが
とうございます。
このたび、当社は第4期の決算を迎えました。本ディスクロージャー誌では、平成16年度の当社グループ
の業績、UFJグループとの経営統合などをご紹介いたします。本誌を通じて皆さまの私どもに対するご理解
を一層深めていただけましたら幸いです。
平成16年度の業績について
グループ連結戦略を推進し、前年度に続き、連結業務純益は増益となりました
当社グループは、「3年以内に、グローバルな金融機関の時価総額ランキングで、トップ10入りする」と
いう到達目標を掲げ、グループ連結戦略を積極的に推進いたしました。この結果、平成16年度の連結決算
業績は、当期純利益3,384億円となりました。
グループ連結戦略として具体的には、リテール・法人・受託財産(資産運用・管理)を「主要3事業」と位
置づけ、16年4月から「連結事業本部制度」を導入いたしました。併せて、収益構造をこの3事業からの収
益を中核としたものに転換することといたしました。この連結事業本部が立案したマーケット別戦略をもと
に、グループの銀行・信託・証券各社が緊密に連携し、それぞれの専門機能を融合し、お客さまのニーズに
合ったさまざまな商品・サービスをグループ一体となってご提供しております。
3連結事業本部が期待どおりの収益増加を実現したのみならず、トレジャリー収益の落ち込みをカバーし、
連結業務純益で、前年度に引き続き増益を確保することができました。
UFJグループとの経営統合について
新グループでは、グローバルトップ5入りをめざします
当社グループは、上記の到達目標の早期実現をめざし、より一層これらの戦略を推進するため、UFJグ
ループと経営統合することとし、17年6月開催の第4期定時株主総会におきまして、株主の皆さまに合併契
ご
あ
い
さ
つ
三
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東
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このUFJグループとの経営統合につきましては、16年8月に基本合意し、16年9月には、「平成20年度
までに、グローバルな金融機関の時価総額ランキングでトップ5入りする」という新しい到達目標を掲げた
経営統合に関する基本方針を策定いたしました。さらに、17年2月に、統合後の新グループでの持株会社・
普通銀行・信託銀行・証券会社の商号や合併比率を定め、その内容を公表し、17年4月には、合併会社の新
商号や合併比率その他の主要条件を定めた合併契約書をそれぞれ締結いたしました。
新グループは、国内外に広範かつバランスのとれたネットワークと幅広いお客さま層をもつとともに、傘
下に普通銀行、信託銀行、証券会社に加え、トップクラスのカード会社や消費者金融会社、投信会社、リー
ス会社、米国銀行(UBOC)などを擁する本格的な総合金融グループとなります。
経営戦略について
新グループでも、連結事業本部制度のもとグループ連結戦略を推進します
新グループでは、その強みを最大限に生かしていくため、現在の当社グループで運営されている連結事業
本部制度を一段と強化し、傘下の子会社が「お客さまのニーズ」にさらに迅速かつ十分にお応えできる体制
を整備してまいります。また、新グループのシステム統合や業務の統合を着実に進めることで、経費の削減
など効率化効果の早期実現をめざすとともに、グループ内の資源配分、資金の運用・調達の最適化を図り、
グループ連結での効率性を追求してまいります。
リテール事業においては、グローバルな戦略的業務提携を通じた商品開発などにより、投資商品、ロー
ン、コンシューマーファイナンス、相続・不動産業務といった分野で、世界トップ水準の商品・サービスを
提供し、最高レベルのお客さま満足度の実現をめざします。法人事業では、銀行・信託・証券といったフル
ラインの機能を最大限活用し、お客さまのニーズにお応えする最高品質のサービスと革新的な商品を提供し
ていきます。受託財産事業では、資産運用・管理の両面において、商品ラインナップの充実を図り、あらゆ
るお客さまのニーズにお応えできるフルラインサービスを、規模の利益を生かした効率的な体制のもとで提
供してまいります。
また、新グループにおいても、広く社会から信頼・信用される金融グループ、良き企業市民をめざし、透
明性、実効性の高いコーポレート・ガバナンス態勢の構築、リスク管理・内部統制の高度化を図るととも
に、社会貢献活動、業務を通じた環境への配慮を行うなど、企業の社会的責任(CSR:Corporate Social
Responsibility)経営を実践してまいります。
おわりに
グローバルな競争を勝ち抜く「世界屈指の総合金融グループ」を創り上げてまいります
当社グループは、UFJグループとの経営統合により、お客さまから強い支持をいただける、グローバルな
競争に勝ち抜く「世界屈指の総合金融グループ」を創り上げてまいりますので、今後とも一層のご支援を賜
りますようお願い申し上げます。
平成17年7月
取締役会長
取締役社長
ご
あ
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さ
つ
三
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三菱東京フィナンシャル・グループと UFJ グループは、関係当局の許認可等を前提として 17
年 10 月に経営統合し、新しく三菱 UFJ フィナンシャル・グループとしてスタートします。新グ
ループは、
「お客さま本位」の考え方を徹底し、お客さまから強く支持される「世界屈指の総合金
融グループ」をめざします。
MTFGグループとUFJグループの持株会社および傘下の普通銀行、信託銀行、証券会社が17年6月に開催した各社の
株主総会で、10月の経営統合についてご承認いただきました。
経営統合の概要
普通銀行・信託銀行・証券会社に加え、トップクラスのカード会社や
消費者金融会社、投信会社、リース会社、
米国銀行(UBOC)などが集結
世界屈指の総合金融グル ープ
三菱東京UFJ銀行
新普通銀行
新信託銀行
三菱UFJ信託銀行
新証券会社
三菱UFJ証券
三菱UFJフィナンシャル・グループ
新持株会社
三菱 UFJ フィナンシャル・グループについて
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■ 新持株会社
商 号
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ (英文名称:Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.)
合 併 期 日
平成17年10月1日(合併登記日:平成17年10月3日予定)
主な経営陣
会長:玉越 良介 副会長:上原 治也 社長:畔柳 信雄
本店所在地
東京都千代田区丸の内二丁目7番1号(現東京三菱銀行本店)
上場証券取引所
東京、大阪、名古屋、ニューヨーク、ロンドン
合 併 比 率
普通株式 三菱東京フィナンシャル・グループ:UFJホールディングス = 1:0.62
■ 新普通銀行
商 号
株式会社三菱東京UFJ銀行 (英文名称:The Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ, Ltd.)
合 併 期 日
平成17年10月1日(合併登記日:平成17年10月3日予定)
主な経営陣
会長:三木 繁光 副会長:玉越 良介 頭取:畔柳 信雄
本店所在地
東京都千代田区丸の内二丁目7番1号(現東京三菱銀行本店)
合 併 比 率
普通株式 東京三菱銀行:UFJ銀行 = 1:0.62
■ 新信託銀行
商 号
三菱UFJ信託銀行株式会社 (英文名称:Mitsubishi UFJ Trust and Banking Corporation)
合 併 期 日
平成17年10月1日(合併登記日:平成17年10月3日予定)
主な経営陣
会長:内海 暎郎 社長:上原 治也
本店所在地
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号(現三菱信託銀行本店)
合 併 比 率
普通株式 三菱信託銀行:UFJ信託銀行 = 1:0.62
■ 新証券会社
商 号
三菱UFJ証券株式会社 (英文名称:Mitsubishi UFJ Securities Co., Ltd.)
合 併 期 日
平成17年10月1日(合併登記日:平成17年10月3日予定)
三
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CI(シンボルマーク、ロゴタイプ)
指の総合金融グループ」をめざすにあたり、共通のシン
ボルマークを使用していきます。
● シンボルマークは、円形をモチーフに、それらを重ね
合わせることで、新グループがめざす
「グループの総
力を結集して生み出す新しい総合金融サービス」と
「お客さまと一体感のある親しみやすいサービス」を
表しています。
また、中央の円は「新しいグループ」を、外側の交叉
する円は国内外への広がりを意味し、
「あらゆる場所
で、あらゆる分野で最高水準のサービスをご提供す
る『世界屈指の総合金融グル−プ』を創造していく」
という、グループの意志を表現しています。
● コーポレートカラーは、
「MUFGレッド」とし、シンボ
ルマークにも用いていきます。
「MUFGレッド」は、
常に最高レベルのサービスを追求し、これからの金融
サービスをダイナミックに変えていく活力と、お客
さまとの結びつきを大切に、お客さま一人ひとりに向
き合っていく情熱を表しています。
● ロゴタイプ(社名・行名書体)は、新グループのもつ
確固たるプレゼンスとさらなる発展性をイメージし
て、しっかりした直線と伸びやかなカーブで構成さ
れる「ゴシック体」の書体としています。
グループ経営理念
営の意思決定のよりどころとし、また、全役職員の精神
的支柱として、諸活動の基本方針とします。
新グループの持株会社、普通銀行、信託銀行および証
券会社は、このグループ経営理念を各社の経営理念とし
て採用し、グループ全体で遵守していきます。
新グループのめざす姿を実現していくために、以下の
グループ経営理念を制定します。このグループ経営理念
は、新グループが経営活動を遂行するにあたっての最も
基本的な姿勢を示した価値観であり、すべての活動の指
針とするものです。経営戦略や経営計画の策定など、経
新グループ各社のロゴタイプ
シンボルマーク
新グループは、傘下の普通銀行・信託銀行・証券会社
が緊密に連携しながら、一体となってお客さまのあらゆ
る金融ニーズに総合的かつ機動的にお応えする「世界屈
1.
お客さまの信頼と信用を旨とし、国内はもとよりグローバルに
お客さまの多様なニーズに対し、的確かつ迅速にお応えする。
2.
新分野の開拓と新技術の開発に積極的に取組み、
革新的かつ高品質な金融サービスを提供する。
3.
法令やルールを厳格に遵守し、公明正大で透明性の高い経営を行い、
広く社会からの信頼と信用を得る。
4.
たゆまぬ事業の発展と適切なリスク管理により、企業価値の向上を実現すると共に、
適時・適切な企業情報の開示を行い、株主の信頼に応える。
5.
地域の発展に寄与すると共に、環境に配慮した企業活動を通じ、
持続可能な社会の実現に貢献する。
6.
グループ社員が専門性を更に高め、
その能力を発揮することができる、機会と職場を提供していく。
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グ ル ー プ
経 営 理 念
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お客さま本位の経営∼お客さまから選んでいただける金融グループとなるために
新グループでは、お客さま本位の経営を徹底し、お客
さまから強い支持をいただける総合金融グループをめざ
しています。その実現にあたって、以下の5つの方針を掲
げるとともに、事業運営体制の整備や新たな経営手法の
導入、グループとして一体感のある人事運営などを実施
していきます。
新グループでは、お客さまのさまざまな金融ニーズに
的確にお応えするため、既存の業態の枠を超え、グルー
プ一体となって付加価値の高い金融商品・サービスをタ
イムリーにご提供する「グループ融合型の組織体制」を
構築していきます。具体的には、グループ各社が緊密な
連携のもと、一元的に戦略を定め、グループが一体と
なって事業を推進する「連結事業本部制度」を導入しま
す。新持株会社に、リテール・法人・受託財産の主要3
事業について連結事業本部を設置し、お客さまのニーズ
にスピーディー、かつきめ細かく対応していきます。
さらに、地域に密着した業務運営を行い、それぞれの
地域のお客さまのニーズにしっかりとお応えしていくた
め、新普通銀行において、東日本地区、中部地区、西日
本地区ごとに業務推進責任を負う担当役員を配置するほ
か、サービス提供機能や審査機能も各地域に備え、地域
事業運営体制
特性を重視した機動的な金融サービスの提供に努めてい
きます。
新証券会社
新普通銀行
新信託銀行
リテール連結事業本部
法人連結事業本部
受託財産連結事業本部
連結事業
本部との
緊密な
連携
連結事業本部制度
新グループの事業運営体制
連結事業本部制度および地域密着型の業務運営体制の導入
お客さま本位の経営を実現・徹底していくための5つの方針
1. お客さまのあらゆる金融ニーズにスピーディーかつ徹底してお応えします
お客さま一人ひとり、一社一社の金融ニーズにそれぞれの地域の特性も踏まえ、しっかりと焦点を当て、新グループのさまざま
な機能をフルに活用し、お客さまのあらゆる金融ニーズにスピーディーかつ徹底してお応えします。
2. お客さまに価値ある革新的な新商品、新サービスを次々とお届けします
R&D(商品開発)機能の強化、マーケティング力の高度化を図り、先進的なIT(情報技術)や金融技術を商品開発に積極的に活用す
ることで、新時代をリードする革新的な新商品、新サービスを次々とお客さまにご提供していきます。
3. お客さまの多様なニーズにお応えし、
「いつでも」
「どこでも」
アクセスできる利便性の高い店舗・ATMネットワーク、ダ
イレクトチャネルを整備します
充実した国内外の店舗ネットワークを維持・拡大するとともに、新しいタイプの店舗を積極的に出店していきます。また、ATM
やダイレクトチャネルの機能強化を図り、「いつでも」
「どこでも」アクセスでき、豊富なサービスが受けられる利便性の高いサー
ビスネットワークを構築していきます。
4. お客さまの視点で、金融商品・サービスの品質を継続的・持続的に高めます
常にお客さまから支持される金融商品・サービスをご提供するとともに、その品質をお客さまの視点で不断に見直し、現場起点
のたゆまぬ改善、継続的な品質向上を図っていきます。
5. お客さまに安心してお取引いただける信頼の経営、また、企業市民として社会的責任
(CSR)
をしっかり果たす社会的責任
経営を実践します
いつも安心してお取引をいただける信頼経営を徹底します。また、新グループは企業市民としての責務をしっかりと認識し、社
会との共存共栄により豊かな社会の実現に貢献していくため、社会的責任(CSR)経営に積極的に取り組んでいきます。
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到達目標(アスピレーション) ∼「グローバルトップ5」
い支持をいただける総合金融グループをめざします。ま
た、同時にグループの収益力を飛躍的に強化してグロー
バルな競争を勝ち抜く「世界屈指の総合金融グループ」を
創造し、「平成20年度までに、グローバルな金融機関の
時価総額ランキングでトップ5入りする」ことを到達目標
(アスピレーション)としています。
新グループは、国内外に広範かつバランスのとれた
ネットワークと幅広いお客さま層をもつとともに、傘下
に普通銀行・信託銀行・証券会社に加えてトップクラス
のカード会社・消費者金融会社・投信会社・リース会
社・米国銀行(UBOC)などを擁する本格的な総合金融グ
ループとなります。こうした強みを活かし、お客さまに
最高水準の商品・サービスをご提供し、お客さまから強
財務目標
(平成20年度)
新グループの事業計画
新グループは、主要3事業
(リテール・法人・受託財産)
を一層強化していき、平成20年度には、主要3事業の連
結営業純益比率
(連結営業純益全体に占める割合)
を85%
∼90%に引き上げることをめざします。特に、今後も成
長が見込めるリテール事業の営業純益比率を35%以上と
することをめざし、高い収益安定性をもつバランスのと
れた事業ポートフォリオを構築していきます。
新グループの事業ポートフォリオ
(連結営業純益ベース)
平成16年度実績*
1平成20年度目標
連結営業純益
*
2約1兆7,100億円
約2兆5,000億円
連結経費率
約50%
40%台前半
連結当期利益
△2,161億円
約1兆1,000億円
連結ROE
△4.8%程度
17%程度
平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度
3カ月Tibor(期中平均)
0.13%
0.29%
0.41%
0.46%
10年国債(期中平均)
1.81%
2.22%
2.29%
2.29%
ドル円(期末値)
105円
105円
105円
105円
実質GDP成長率(年率)
1.1%
1.9%
1.0%
1.8%
新グループは、「平成20年度までに、グローバルな金
融機関の時価総額ランキングでトップ5入りする」ための
具体的な財務目標を以下のとおり掲げています。
*1 両グループの単純合算ベース *2 連結業務純益の内部取引消去等、連結調整前の計数(管理ベース。ただし、子会社から の配当収入のみ消去) ○上記財務目標の前提となるマクロ経済シナリオは下表のとおりです。 平成16年度 実績 平成20年度 目標連結営業純益目標
約1兆7,100億円 約2兆5,000億円 その他 (トレジャリー・ UNBCなど) リテール 法人 受託財産 約1% 約56% 約27% 10% 程度 35%以上 50%程度 約16% リテール 法人 受託財産 その他(トレジャリー・UNBCなど)新グループの事業ポートフォリオの状況
2%∼4%平成
16年度
実績
平成
20年度
目標
三
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ル
・
グ
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■ 収益増加面での統合効果
平成20年度において業務粗利益を年間約400億円純
増させることをめざします。法人のお客さまとのお取引
が一部重複することから、経営統合後1∼2年は、融資
シェアの調整などによる収益の減少が収益増加面での統
合効果を上回る見込みです。しかしながら、総合カード
や運用商品の拡販、MTFGグループの強みであるグロー
バルネットワークや、UFJ グループの強みである国内決
済機能を相互活用することなどにより、お客さまへの
サービスを向上させ、グループとしての収益力を高めて
いきます。これにより、統合による収益面でのプラス効
果(ネット)を早期に実現させていきます。
統合効果
■ 経費削減面での統合効果
平成20年度において経費削減面で年間約2,400億円
(ネットで約1,800億円。一時的統合費用勘案後)の統合
効果を実現することをめざします(ただし、経営統合後
1∼2年は一時的な統合費用が経費削減効果を上回る見込
みです)。
具体的には、人員については、本部組織を中心とした
間接部門の簡素化などを通じて、グループ全体で1万人
程度の削減・再配置を実施する予定です。平成20年度ま
でに、そのうち約6,000人の人員削減をめざす一方、約
4,000人を戦略分野に再配置します。
システムは、市場系・海外等のシステムを原則として
統合日に統合する一方、国内勘定系・情報系システムな
どは、平成19年度末までに本格統合を完了する予定です
(システム統合に関しては19ページをご覧ください)。
店舗については、平成20年度までに、国内においては
リテール店舗で約170、法人拠点で約100、海外におい
ては約30拠点の統廃合を進めます。
このほか、本部経費などの削減に鋭意努めていき
ます。
約400億円
(平成20年度に発生するネット統合効果による年間業務粗利益純増目標額)
運用商品販売、
住宅ローン、
コンシューマーファイナンス
など
期待される
主な
業務分野
中小企業取引、
決済ビジネス、
海外業務
など
商品開発力強化、
アウトソースビジネス(地方銀行
などからの管理受注)
など
リテール
法 人
受託財産
収益増加面での統合効果
約2,400億円
(平成20年度年間経費削減目標額)
主な内訳
*
経費削減面での統合効果
人 件 費
システム
店舗統廃合
本部経費ほか
子会社関連
約400億円
約800∼900
億円
約200億円
約600億円
約300億円
*「子会社関連」以外の項目は、銀行・信託・証券の単体合算一時的な統合費用
平成21年度までの5年間については、システム統合や
店舗統廃合などにかかわる一時的な統合費用として、年
間平均約600億円を想定しています。また、一時的な統
合費用以外に、統合初年度である平成17年度には、シス
テム関連除却損、貸出債権の自己査定基準や引当率の統
一などによる臨時損失・特別損失が約3,600億円発生す
る見込みです。
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資産運用
(年金保険・株式投信・外貨預金など)
マニュライフ、AIG、アクサ、ミレアをはじめ世界の
トップクラスの企業との戦略的提携を通じ、先進的な商
品・サービスを開発していくとともに、現状、約2,500
人いるお客さま担当者を1,000人規模で戦略的に増員し
ていきます。また、
「リテールアカデミー*」
を活用して担
当者への徹底した教育を行い、コンサルティング能力の
向上やコンプライアンスの徹底を図ります。こうした取
り組みにより運用商品収益の拡大を図り、平成20年度
の運用商品販売額を平成16年度に比べ約80%増加させ
ることをめざします。
* MTFGグループですでに実施してきたもので、幅広い知識の体系的な習 得などにより、総合的でグローバルな視点を備えたお客さま担当者の育成 をめざす仕組み■ リテール事業
お客さまの口座数が約4,000万口座、個人預金残高も
約60兆円*となるリテール事業では、世界トップクラス
の企業との戦略的提携を通じた運用商品の開発などによ
り、お客さまに一層ご満足いただける資産運用商品をご
提供していくほか、住宅ローン、コンシューマーファイ
ナンス、相続・不動産関連の分野においても両グループ
の強みを生かした価値ある商品・サービスをお届けして
いきます。
* 普通銀行、信託銀行の単体合算(16年9月末)新グループでは、平成20年度の財務目標を達成すると同時に、お客さまから強い支持をいただける金融グループとな
るために、リテール、法人、受託財産の主要3事業で以下の戦略を実行していきます。
事業戦略
投資型年金保険
「プレミエール」
東京三菱銀行とマニュライフ生命保険が共同開発し
た投資型年金保険
「プレミエール」は、日本で初めて年
金原資110%保証を実現した商品です。16年4月の
販売開始以来、順調に実績を伸ばしており、MTFGグ
ループ全体での販売累計額は、1年間で2,200億円を
超えました。
16年12月には、UFJ銀行においても同商品の取り
扱いを開始しています。
住宅ローン
新グループの強みである住宅販売会社向け営業力と、
キャンペーン商品開発力をさらに強化し、お客さまの住
宅ローンに対するニーズにこれまで以上に的確にお応え
していきます。新グループでは、商品開発力の一層の強
化や三大都市圏以外の市場の新たな開拓などにより、平
成 20 年度の住宅ローン新規貸出額を平成 16 年度実績
(約 3.2 兆円)に比べ約 6,000 億円増加させることをめ
ざします。
平成16年度実績 (両グループ単純合算ベース) 平成20年度目標リテール部門営業純益目標
(イメージ) 約2,700億円 平成16年度対比 2.5倍以上をめざす (金利上昇効果を除く) 金利上昇効果 統合効果 子会社連結要因 既存業務の成長 平成16年度実績 (両グループ単純合算ベース) 平成20年度目標住宅ローン新規貸出額目標
(イメージ) 3.2兆円 約6,000億円増加 3.8兆円三
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相続・不動産関連業務
信託代理店制度や
「プラザ*」
などを最大限に活用するこ
とにより、普通銀行における富裕層のお客さまをはじめ
とする幅広いお客さまの信託ニーズにお応えしていき
ネットワーク
新グループでは、「いつでも」
「どこでも」アクセスでき
る利便性の高い店舗・ATMネットワーク、ダイレクト
チャネルを整備していきます。具体的には、
「UFJ24」
の
サービスを新グループで発展的に展開していくほか、コ
ンビニエンスストアに設置しているATMやダイレクトバ
ンキングの一層の機能充実を図っていきます。
また、お客さまのニーズに合わせた店舗を展開するこ
とを検討しています。具体的には、融合型店舗である
「MTFGプラザ型店舗」を100カ店以上展開するほか、相
談特化型店舗や
「Plus型店舗*」
など、お客さまにとって利
便性の高い店舗ネットワークを構築していきます。
* UFJグループが展開してきた「UFJ Plus(プラス)」と同様、決済サービ スなどに特化した利便性の高い店舗コンシューマーファイナンス
新グループがもつノウハウ、インフラを最大限に活用
して、幅広いお客さま層のさまざまなニーズにお応えし
ていきます。
セキュリティの高いスーパーI C
カード「東京三菱-VISA」やNICOS・UFJカード・DCカードといったクレ
ジットカード、さらにはアコムとの提携商品など商品ラ
インナップを充実させ、お客さまの多様化するニーズに
きめ細かく対応していきます。
スーパー I Cカード「東京三菱-VISA」
東京三菱銀行が16年10月に取り扱いを開始したスー
パーICカード「東京三菱-VISA」は、手のひら静脈認証機
能の導入によりキャッシュカード
のセキュリティを抜本的に強化
するとともに、キャッシュカード
にリボルビング機能付クレジット
カードおよび電子マネーなどの
機能を 加 え た 多 機 能 I Cカード
です。
UFJニコスの誕生
U F J カードと日本信販は、1 7 年1 0 月に統合し、
「UFJニコス株式会社」となる予定です。UFJニコスは、
カード会員数約2,000万人、カード取り扱い高約4兆円
の国内最大のカード会社となります。今後、ディーシー
カードとともに、グループカードビジネスの強化に努め
ていきます。
ます。
* MTFGグループで展開してきた「MTFGプラザ」と同様、付加価値の高い 銀行・信託・証券の総合金融サービスを一体的・機動的にワンストップで ご提供する融合型店舗UFJ24
UFJ銀行がお客さまの利便性の飛躍的向上をめざして
15年9月にスタートさせたチャネル戦略プロジェクトで
す。ATMの24時間稼働をはじめとした「第1ステージ」
に始まり、店舗の改善や応対の向上をめざした「第2ス
テージ」
を経て、現在は、ご入金やお
振替、通帳記入・繰越等の24時間
お取り扱い、キャッシュカードの即
時発行などを中心とした「第3ステー
ジ」を展開しています。また「UFJ
プラス」
は、窓口の営業時間を大幅に
拡大した新型店舗です。
MTFGプラザ
MTFGグループが創設した、お客さまに最善の商品・
サービスを、より迅速かつ快適にお届けする新型個人向
け総合金融チャネル(融合型共同店舗)です。
17年5月末現在で、8カ
所の
「MTFGプラザ」
を展開
しており、それぞれのプラ
ザが、銀行、信託、証券の
ほか、外貨両替や不動産に
関するご相談など、特色の
ある総合金融サービスを一
体的・機動的にご提供して
います。
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決済ビジネス
新グループの強みを最大限発揮し、圧倒的な地位を確
立していきます。
国内決済の分野においては、大企業のお客さま向けに
オーダーメード型サービスをご提供していくほか、中
堅・中小企業のお客さまにインターネットやコールセン
ターを活用した利便性の高い決済サービスをご提供して
投資銀行業務
金融技術の高度化およびお客さまのニーズの多様化が
進むなか、新グループの経営資源を投資銀行業務に積極
的に投入していきます。特にデリバティブ、シンジケート
ローン、アセット・ファイナンス、ストラクチャード・
ファイナンスなどの成長分野へ戦略的に人材を投入して
中小企業のお客さまへのサービス
より多くの中小企業のお客さまとお取り引きさせてい
ただくことをめざして、お客さまとの接点の飛躍的拡充
と商品ラインナップの充実に努めていきます。具体的に
は、既存拠点に専門担当部署を設置していくほか、両グ
ループの拠点のない地域に中小企業のお客さま向け専門
拠点を展開していきます。また、税理士・公認会計士団
体であるTKC全国会などとの連携も強化していきます。
いきます。
また、外国為替の分野においては、邦銀No.1の海外
ネットワークを活用し、お客さま層を拡大していくほ
か、それぞれのお客さまのニーズに合った貿易金融商品
やIT商品の拡充により、本邦最高水準の外国為替サービ
スを提供していきます。
ビジネスカード「BIZWAY」
UFJ銀行では、小規模法人や個人事業者のお客さまを
対象に、クレジットカード機能とカードローン機能を一
体にした新型ビジネスカード「BIZWAY」の販売を17年
5月に開始しました。
「無担保・第三者保証不要」
「最大極度額 500 万円(ク
レジット・カードローン枠合算)」に加えて、決算書なし
でのお申し込みが可能、お申し込
みを含めたお取引の大半をイン
ターネットでご利用いただけるな
ど、利便性の高い商品です。
大幅に強化を図っていくほか、市場誘導業務、証券仲介業
務などの新規業務に積極的に取り組んでいきます。
こうした取り組みにより、平成20年度の投資銀行業務
収益
(粗利益ベース)
を平成16年度に比べ25∼30%増加
させることをめざします。
さらに、利便性の高い無担保ビジネスローンを提供し
ていくほか、小規模法人向けビジネスカードの提供によ
り、多様化するお客さまのニーズにお応えしていきます。
こうした取り組みにより、中小企業向け貸出の増強を
図り、資金収益を平成20年度には平成16年度に比べ
40%以上増加させることをめざします。
大同生命保険との業務提携
17年5月、東京三菱銀行は、
大同生命保険と中小企業向け融
資について業務提携を行いまし
た。これにより、東京三菱銀行
の貸付代理店となった大同生命
保険の全国57拠点で、「TKC戦
略経営者ローン」の契約手続き
が可能となったほか、新商品
「T K C 戦略経営者ローン(企業
防衛)」の取り扱いも開始しま
した。
平成16年度実績 (両グループ単純合算ベース) 平成20年度目標法人部門営業純益目標
(イメージ) 約9,500億円 平成16年度対比 30∼40%増加をめざす 金利上昇効果 統合効果 既存業務の成長三
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■ 法人事業
法人のお客さまの数が20数万社、貸出金残高も約67
兆円*となる法人事業では、銀行・信託・証券・グローバ
ルといったフルラインの機能を最大限活用し、最高品質の
サービスと革新的な商品を提供していきます。これによ
り、国内外の日系企業取引において、
“圧倒的No.1”の地
位を確立することをめざします。
* 両グループの連結貸出金から消費者ローン残高を控除(銀行勘定+信託勘定、16 年9月末)三
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■
受託財産事業
年金分野においては、経営統合により圧倒的な存在感
を獲得するなか、特化型運用を戦略領域と位置づけ、新
グループのノウハウを結集して商品ラインナップの充実
を図っていきます。また、成長性の高い投資信託分野で
は、新グループのもつ幅広い個人のお客さま層とのお取
引を通じ、銀行系トップの運用規模をさらに拡大してい
きます。
年金業務
企業年金市場において、お客さまのニーズを先取りした
特化アクティブ、オルタナティブ、エンハンスト・パッシブ
などの多様な商品の提供を通じて収益の拡大を図っていき
ます。また、パッシブ運用や年金特金は、規模のメリット
を生かしたサービスの提供により、一層の拡大につなげて
いきます。なお、年金受託残高を平成16年度の約20兆
円から平成20年度には30兆円以上へ、同シェアを平成
16年度の30%から平成20年度には35%程度まで拡大
させることをめざします。
投信業務/運用
17年10月に合併を予定している*三菱投信とUFJパー
トナーズ投信の両投信会社の強みを結集して商品開発力
を大幅に強化すると同時に、グループの販売チャネルへ
のサポート体制を拡充することで、製造・販売の一体化
を行い、効果的な販売体制構築を図ります。また、戦略
分野である地方銀行向けサポート、銀行窓口販売チャネ
ルへの対応強化も進めていきます。今後、成長が予想さ
日本マスタートラスト信託銀行
12年5月、三菱信託銀行、東洋信託銀行(現UFJ
信託銀行)、日本生命保険、明治生命保険(現明治安
田生命保険)およびドイツ銀行の共同出資により発
足しました。三菱信託銀行とUFJ信託銀行の受託資
産の資産管理業務などを行っています。
れる投資信託市場において、平成20年度には残高シェア
10%超をめざすとともに、投資信託運用業務の収益を平
成16年度から平成20年度に向けて倍増させていく予定
です。
* 三菱投信とUFJパートナーズ投信は、平成17年10月1日付で合併し、 「三菱UFJ投信株式会社」となる予定です。投信業務/管理
管理機能の強化とともに、日本マスタートラスト信託
銀行
(MTBJ)
と一体となって、新商品・新スキームに積極
的に取り組んでいきます。トップシェアを誇る株式投信
管理業務の維持・拡大を図り、業界におけるデファクト
スタンダードの地位の確立をめざします。
平成16年度実績 (両グループ単純合算ベース) 平成20年度目標受託財産部門営業純益目標
(イメージ) 約200億円 平成16年度対比 約3倍をめざす 既存業務の成長 統合効果国内の広範かつバランスのとれた店舗ネットワークを
■
チャネル戦略
「いつでも」
「どこでも」アクセスでき、利便性の高いサービスネットワークを構築していきます。
業活動をサポートする邦銀No.1のグローバルネットワー
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海外業務・アジアでの業務
世界40カ国以上408拠点に広がる邦銀No.1の海外
ネットワークを活用して、お客さまに付加価値の高い
サービスを提供していきます。特に成長著しいアジア地
区を重要エリアと位置づけ、日系企業の中国等への進出
を積極的にサポートしていきます。これにより、日系企業
取引における圧倒的シェアを維持・拡大するほか、欧米
のグローバル企業や地場の有力企業との取引深耕を強力
に推進していきます。
なお、平成2 0年度のアジアにおける収益(営業純益
ベース)を平成16年度に比べ2倍以上に増加させること
をめざします。
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経営手法
新グループは、お客さまに提供するサービス品質のたゆまぬ改善と株主価値の着実な向上を達成するため、有力米銀
などにおいて幅広く活用されている以下の経営管理プラットフォームを導入します。
世界中
どこでも
24時間
いつでも
アジア・オセアニア: 55拠点 欧州・中近東等 : 26拠点 米州 : 26拠点 UBOC : 301拠点 大企業取引 専門拠点の設置 コンビニATM 約16,000カ所 拠点がない地域 への中小企業 専門拠点の展開 相談特化店舗や Plus型店舗の展開 コンビニATMの 一層の充実 国 内 海 外新グループの店舗チャネルネットワーク
「UFJ24」の 発展的展開 中部 リテール:170店舗 法人 : 75拠点 東日本 リテール:475店舗 法人 :185拠点 店舗外ATM 約2,100カ所 うち首都圏 リテール:450店舗 法人 :170拠点 西日本 リテール:267店舗 法人 :123拠点 (平成16年9月末) 重複拠点は原則とし て統合日をもって統 合する予定です 首都圏などを中心と してごく近接する重 複拠点を対象に、統 廃合を検討中です (海外拠点数は、両グループの普通銀行・信託銀行・UBOCの合算) (国内店舗数・拠点数は、両グループの普通銀行・信託銀行・証券会社の合算) ITを活用した ダイレクトチャネルの 一層の充実 40カ国以上、408拠点 (うちUBOC:301拠点) * ** * ** 用語解説BSC
バランストスコアカード(BSC)は、90年代初頭に米国にて考案さ れた経営管理手法です。「戦略マップ」と「スコアカード」で構成されま す。「戦略マップ」は、多様な戦略を「財務」「顧客・社会」「内部プロセ ス」「人材と経営インフラ」の4つの視点から整理し、これらを目に見え る形でマップ化したもので、さまざまな戦略の相互連関・因果関係を 明示的に把握できることが特徴です。「スコアカード」は、戦略マップ 上に示された戦略目標に成果指標(K P I :K e y P e r f o r m a n c e Indicator)を設定し、KPIの目標値と実績値、および施策・アクショ ンプランを1枚の用紙で把握できるようにしたものです。このスコア カードを使用して各組織の業績を評価していきます。 用語解説ISO
ISOとは、国際標準化機構(International Organization for Standardization)の略で、1947年に製品やサービスの国際取引のた めに科学技術や経済活動の標準化を行うことを目的として設立された 民間の組織です。本部はスイスのジュネーブにあり、2003年11月 現在では146カ国が加盟しています。ISOの規格には、工業製品とな らび、お客さま本位の経営の仕組みに関するISO9001(品質マネジ メント規格)や環境に関するISO14001といったマネジメントシステ ムの規格もあります。新グループが経営品質向上の面で認証取得を展 望する規格はISO9001です。
■
バランストスコアカード
(BSC)
*の導入
BSCは1990年代に米国で考案された経営管理手法
で、これをさらに新グループの実情に合う形で発展させ、
グループ共通の経営ツールとして活用していきます。
BSCの導入により
① 新グループとして整合的、かつバランスのとれた経営目標
の設定
② 全グループ構成員への戦略の浸透、戦略理解の促進
③ 組織、個人の役割明確化とそれにリンクした公正・公平な
評価
④ Plan-Do-Check-Act(PDCA)サイクルを通じた
パフォーマンスの持続的向上
が可能となり、グループ戦略の共有、営業・管理、長
期・短期等のバランスのとれた経営の推進、統合に伴う融
和促進などを図るうえで大きな効果を上げるものと考え
ます。
■ ISO*などを活用した経営改善手法の導入
新グループとしてお客さま本位の経営を徹底し、常に
お客さまから支持される金融商品・サービスをご提供す
るとともに、商品・サービスの内容や質を継続的に高め
ていくために、ISOなどを活用した経営品質改善手法を
導入します。
PDCAのサイクルを通じた組織学習を進めることで、
取り組みの実効性を高め、サービスの持続的な改善を実
現します。また、サービス改善に向けた経営の取り組み
を第三者の検証・評価を通じて表していくため、ISOな
どの認証取得も展望しています。
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新持株会社のコーポレート・ガバナンス態勢
新持株会社では、監査役と取締役を併せ置く制度のも
と、「社外の視点」と任意の委員会制度の導入により、安
定的で実効性の高いコーポレート・ガバナンス態勢を構
築します。
具体的には、経営の透明性を高めるとともに、株主の
皆さまへの説明責任をより的確かつ十分に果たすため、
以下の3つの「社外の視点」を導入します。
社外の視点1
社外取締役の積極的な任用および任意の
委員会設置
社外取締役を積極的に任用するとともに、取締役会傘
下の機関として、社外取締役を委員長とし社外委員を主
体とする任意の監査委員会、指名委員会、報酬委員会を
設置し、社外の人材による経営監督機能を高めていき
ます。
このうち、監査委員会は、内部監査部門から直接報告
を受け、内部監査やコンプライアンスなどにかかわる重
要事項を審議し必要な改善事項を取締役会に提言する機
能を担います。これにより、内部監査部門の業務執行か
らの必要十分な独立性を確保します。また、監査委員会
を通じ、監査役と内部監査部門が機動的に連携すること
で、監査役監査の実効性向上や内部監査機能の継続的な
改善を図っていきます。
社外の視点2
監査役会における社外監査役数を過半数に
監査役会の過半数を社外監査役(3名)が占めることと
し、社外取締役と合わせて取締役会出席者の3割以上を
社外の人材とします。
社外の視点3
アドバイザリーボードの設置
社外有識者から構成されるアドバイザリーボードは、
事業戦略や業務計画などの経営上の重要な課題につい
て、独立した立場から経営会議にアドバイスを行い
ます。
コーポレート・ガバナンス態勢
PDCAサイクルを通じた パフォーマンスの持続的向上 戦略目標の策定と 組織への徹底 成果指標・戦略の 妥当性の検証 戦略の遂行・実績確認 戦略の継続・見直しPlan
Check
Act
Do
●バランスのとれた経営目標の設定 ●全グループ構成員への戦略の浸透、戦略理解の促進 ●組織・個人の役割明確化と役割にリンクした公正・ 公平な評価 BSCによる経営戦略を基点とした経営管理 ISO認証プロセスを通じた点検・検証 さらなる経営の質の改善へ お客さまの声お客さま本位の持続的な
サービス品質と業務改善の推進
∼お客さま・現場起点のPDCAサイクル∼お客さま満足度と株主価値の持続的向上のための経営管理手法 →「BSCの導入」と「ISOの活用」
新グループの経営管理プラットフォーム
ISOなどを活用した経営の質の改善 お客さま・現場からのフィード バックと改善プロセスをBSC の戦略と施策に反映 BSCの成果指標の達成状況 をモニタリング さらなる経営の質の改善へ三
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新普通銀行、新信託銀行のガバナンス態勢
アンス体制・情報セキュリティ管理体制の構築および関
連事案への適時適切な対応を目的に、監査委員会の専門
部会として、コンプライアンス専門部会ならびに情報セ
キュリティ専門部会を設置し、各分野にかかわる事項を
重点的に審議します。
新グループ傘下の普通銀行、信託銀行においても、社
外委員が過半数を占める監査委員会を設置し、内部監
査・コンプライアンスなどに関する事項について審議す
ることにより、経営の透明性向上を図ります。
さらに、普通銀行においては、より高度なコンプライ
新持株会社は、グループ全体のガバナンスについて
化を図り、
「世界屈指の総合金融グループ」にふさわしい
グループ全体のガバナンス態勢
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世界最大の資産規模と多様なグループ企業を擁する総
合金融グループとして、的確・適正な業務運営を確保
し、お客さまや株主の皆さま、社会からの新グループへ
の信頼・信用を揺るぎないものとしていくため、COSO*
フレームワークに基づき、ニューヨーク証券取引所上場
企業として米国企業改革法・SEC基準や新BIS規制など
に準拠した高度な内部管理体制・リスク管理体制を確
立、整備します。
組織的にもリスク管理統括部署、コンプライアンス統
括部署、内部監査部署の強化を図ります。
内部管理態勢
株主 取締役会 株主総会 経営会議 監査役/監査役会 (社外監査役:3名) 監査委員会 指名委員会 報酬委員会 連結 事業本部 コーポレート リスクマネジメント 内部監査 部門 社長 会長 リスク管理委員会等 監査役会事務局 コーポレート スタッフ 監査 報告 取締役会 株主総会 経営会議 監査役/監査役会 監査委員会 コンプライアンス専門部会 情報セキュリティ専門部会 業務執行 部門 コーポレート リスクマネジメント 内部監査 部門 頭取 リスク管理委員会等 監査役会事務局 コーポレート スタッフ 報告 取締役会 株主総会 経営会議 監査役/監査役会 監査委員会 社長 各種委員会等 投融資審議会等 監査役室 報告 報告 報告 報告 助言 報告 ・ 提言 … 社外のメンバーがいる機関新持株会社、新普通銀行、新信託銀行のコーポレート・ガバナンス態勢
新持株会社 新信託銀行 新普通銀行 監査 業務執行部門 コーポレート リスクマネジメント 内部監査 部門 コーポレート スタッフ 監査 ア ド バ イ ザ リ ー ボ ー ド 会長 会長 用語解説COSO
COSOとは、1985年にアメリカ公認会計士協会等を母体に設立さ れたトレッドウェイ委員会組織委員会(Committee of Sponsoring Organizations of Treadway Commission)の略称です。同委員会 の提示した内部管理(統制)のフレームワークそのものを表す言葉とし ても用いられ、標準的な枠組みとして、各国監督官庁の金融検査の手 法などに多大な影響を与えています。2004年9月、COSOは内部統 制(1992年公表)の構成要素を拡張し、洗練させたCOSO ERM (COSO Enterprise Risk Management)というフレームワークを発表しています。