新幹線用ノーズ可動クロッシングのき裂進展特性の一考察
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(2) 土木学会第66回年次学術講演会(平成23年度). Ⅳ‑121. 荷重. 荷重. 未破断箇所. エナメル線 人工傷先端から 70 ㎜の範囲を測定. 15mm. 人工傷 クラックゲージ. 人工傷. 側面図 (a)第2ロッド近傍部. 断面図. き裂. 図5. 荷重. き裂進展試験後の状況(第2ロッド近傍部). 人工傷. ここで第2ロッド近傍部の試験結果を,矩形断面. 荷重. の梁に曲げが作用するときの理論値と比較する.人. 15mm. エナメル線 クラックゲージ. 工傷から長さ 2.5mm(底面からのき裂長さ 17.5mm) のき裂について有効応力拡大係数範囲 ΔKeff を理論. 人工傷 断面図. 上面図 (b)断面変化部. 式(1)1)から求め,既往の研究において示されてい る高マンガン鋳鋼の疲労き裂進展速度と有効応力拡. 図3 き裂進展測定状況. 大係数範囲 ΔKeff の関係 2)を参考にして進展速度を. 定した.また,人工傷の直上には 5mm 幅のクラック. 求めた.. K eff =σ πa F ( ). ゲージを貼り付け,それより頭部側についてはき裂 が進展する方向が不明であるため, エナメル線をレ. (1). ただし, a :き裂長さ. ール長手方向に約 200mm の長さで 8 本貼り付け,ク. σ:底面の曲げ応力. F ( ):き裂長さと梁の断面寸法に依存する係数. ラックゲージを含め人工傷先端から 70mm の範囲の. 計算の結果,ΔKeff は 26.9MPa・m 1/2 となり,き裂. 測定を行った.. 進展速度は 3.0×10-4mm/cycle 程度となった.一方で 本試験のき裂進展速度は 5.6×10-4mm/cycle であり,. 3.2 試験結果 図4に試験結果を示す.また,試験後の第2ロッ. 差異はあるが補正を行うことにより理論式を活用し. ド近傍部の状態を図5に示す.上述の手法によりき. てき裂進展速度を簡易に推定する見通しを得た.. 裂の進展状況を明確に捉えることができた.き裂は どちらも底部から腹部に達すると進展速度が増大す. 4.おわりに. る傾向にあるが,レール高さの半分まで進展しても. ノーズ可動クロッシングのき裂進展試験方法を考. 急速な破断には至らなかった.これは,高マンガン. 案し,今回試験を行った部位については,き裂が進. 鋳鋼が高いじん性と延性を有するためと考えられる.. 展しても急速な破断に至らないことを確認した.ま. 人工傷先端からのき裂長さ(mm). た,き裂進展速度については,今後も試験数を増や 断面変化部. 第2ロッド近傍部. して検討する予定である.最後に,本試験の実施に. 80. あたり多大なる協力を頂いた,西日本旅客鉄道株式 60. 会社の関係各位に感謝の意を表す.. 40. 参考文献 20. 1)S.AOKI 他,STRESS INTENSITY FACTORS HANDBOOK , VOL1, P13(1987). 0. 0. 20. 40. 60. 2)柏谷賢治ほか,高マンガンオーステナイト鋳鋼の疲労き裂. 繰返し載荷回数(×103 ). 進展挙動と X 線フラクトグラフィ,材料,VOL49,. 図4 き裂進展速度. PP722-734(2000). ‑242‑.
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