熊本大学エ学部附属ものづくり創造融合エ学教育センター平成20年度年次報告書
建築展2008「ふつう」
建築学科3年唐沢文茜担当教員:田中智之
1.プロジェクト趣旨
例年、11月の熊粋祭期間中、熊本大学建築学科3 年生が主体となって「建築展」というものを開催して いる。
今年の建築展は例年のように自分たちの建築の提案 をするというよりは、建築を考えたり、つくったりす る元となる日常に目を向けた。日常にある「ふつう」
なものは、特に変わっていない、自然でとてもピュア なものでそれがなぜ「ふつう」になったのかを調べ、
考え、想像し、手でつくる。また、自分たちで新しく 創造する。そしてそれを人にわかりやすく、楽しく伝
える。これにより、日頃からものを考えられるように なり、設計に活かせるだけでなく、仲間とのコミュニ ケーション、他人とのコミュニケーションの大事さ、
楽しさを学ぶ。
2企画内容
「ふつう」というテーマをもとに「モデュールの壁」、
「ぼくとひみつきち」、「世界一周旅行」、「これからの ふつうコンペティション」、「アートポリス」の5つの ブースをつくった。
「モデュールの壁」では建築の重要な要素のひとつ である「寸法」をテーマとして取り上げ、日本と外国 建築の寸法の違いや、ユニバーサルデザインの寸法を 実寸で作り、体験してもらった。
ひみつきち」、来場者が自由に絵を書く「窓の部屋」、
私たちで考えた「ふとんの部屋」、そして次のブースへ とつなぐ通路として「ペットボトルスペース」があっ た。
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ふとんの部屋
ひみつきちから出ると「世界一周旅行」となる。こ こでは地域別に存在する「ふつう」に着目し、いくつ かの国の街を模型でつくり展示したり、l/lの模型と して東京青山にある「塔の家」や幻想的な「ラピュタ」、
そして廃材を使って作ったツリーハウスが会場を賑わ せた。また、建築展の宣伝媒体として民族住居である ティピとバハイ・クボの原寸大模型をつくり、校門入
口に展示した。
モデウロールの壁
「ぼくとひみつきち」はひみつきちを通して、子供 と私達学生、そして来場して頂いた大人の方々のふつ うという概念の違いをかたちにしたものである。この 中では幼稚園児のひみつきちの絵を飾った「こどもの
「世界一周旅行」全体様子
「これからのふつうコンペティション」は「これか らのふつう」というお題に対して4つの班に分かれて
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自分たちのアイディアをかたちにした。建築展の際は 回遊館という展示ブースをつくり、研究室紹介のパネ ルと共に4つの案を展示した。
4.建築展を終えて
学生だけで企画から運営まで行うことは、なかなか思 い通りに行かず、意見が食い違って進まないことも度々 あった。テーマを決める議論では、それぞれの主張があ る中、まとめていくことが難しく、候補だけでも100以 上の提案があった。その中から決まった今回のテーマで ある「ふつう」は大変難しい問いかけであった。これを どのように捉えて、どのようにしてかたちにしていくか 非常に苦労した。しかしプロジェクトが進み、考えがか たちになっていくにつれ、今までの苦労が報われ、大き な充実感に変わっていくのを感じた。みんなで協力し合 い、企画から本番までを成し遂げたことは大きな収穫だ った。このテーマで私達は様々なことを考えたが、私達 の価値観は無限大で、日々変わっていくものであり、今 後も考えていかなければならない。この新しい視点を得 たことも私達にとって大きな財産になるだろう。自分た ちが興味のある自由なテーマでかたちを作り、それに没 頭できたことは非常に良い経験となった。この経験を糧 としてこれから様々なことに挑戦していきたい。協力し て頂いた方々には深く感謝したい。
鱗i灘!!
::鱸
邸
灘
鯵
鰯
j\都含韓圷
鴬 I鱗!
回遊館
最後に会場の出口に「アートポリス」を展示した。
これは一般の方々にアートポリスの存在を知ってもら い、もっと建築に興味をもってほしいという目的で、
自分たちで撮って来た写真を展示したものである。来 場者には、そこで展示を見てもらいながら、アンケー
トの記入をお願いした。
建築展は3日間を通して、1000人近い来場があり、ア ンケートは602枚回答があった。来場者からは楽しかっ た声とそうでないもの、提案など色々な意見を頂いた。
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鑿
糠;i蕊溌 建築展看板アートボリスの展示
a予算について
総務2890大工班131813広報班9863lぼくとひみつ きち班53934世界一周建築旅行班113008モデユール の壁班10572これからのふつうコンペテイション班 28648計439496(:単位はすべて円)という振り分けで 使用した。主に木材や模型材料、ペンキなどが中心だ
った。
ベハイ・クボ
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