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アルフアルファ・オーチヤードグラス混播草地における競合K関する研究

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Academic year: 2021

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(1)

北海道草地研究会報 22:105-107 (1988)

ア ル フ ア ル フ ァ ・ オ ー チ ヤ ー ド グ ラ ス

混 播 草 地 に

j

o

"

け る 競 合 に 関 ナ る 研 究

1

ア ル フ ア ル フ ァ ・ オ ー チ ヤ ー ド グ ラ ス

混 生 時 の 密 度 と 個 体 の 大 き さ の 分 布

前 田 善 夫 ( 中 央 農 試 )

混播草地に関する研究は古くから行われており、草地の造成から維持管理に至るまで数多くの報告がみ られる。しかし,生産に供されている草地をみると、その多くは造成時に期待した植生とは異ったものと なっている場合が多七時間の経過とともにその傾向は更に大きくなっている。その原因について,多く は草地管理上の要因が構成草種の競合力の発現に作用しF 特定の草種への偏りあるいは播種された草種の 衰退へと進んでいると考えられる。草種聞の競合は播種直後から始っているがF 造成初期の段階の草種の 動態について調査している例は少ない。ここでは、群落を構成している個々の個体の動態を把握するため, アノレファノレファ(品種:キタワカノち A Lと略記)とオーチヤードグラス(品種:キタミドリ, O Gと略 記)をペーパーポットで育苗しF 各々が隣会わないように当間隔に移植し,約

2

か月後に個体毎の大きさ を調べた。 試験方法 ペーパーポット(ビート用1号)にA LおよびO Gの種子を1粒ずつ播種し (6月3日),約1か月後 ALは2""'4葉期" O Gは1.,.,.3葉期のものを各々の草種が隣会わないように当間隔で

1

m2内に井形に移 植した

(7

月6日""'12日)。移植した間隔は

1

0

7cm

および

5c

m

-C:, 各々の密度(本数

/ m

2) 100 196,400とした。 A LとO Gの比率は1: 1とした。移植後約2か月自に個体毎に草丈,茎数および地 上部を

5cm

の高さで、刈取った乾物重を調べた。移植時に

N

- P 2

O

2

-K

2

0

1

m2 当り

4-15-4

fJ施用した。 同様の試験区をA L単一でも造成し, A LとO Gを混生させた場合との比較を行った。なおA LとO Gを 混生させた区は

2

反復, A L単一の区は反復なしで行った。 結果および考察 刈取り時の乾物重および生育状況を表

1

に示した。

1

m2当りの乾物重は混播およびA L単播とも密度が 高くなるにともない多くなり,

5

c

m

区では

1

0

c

m

区の約1.

5

倍の重量であった。

1

個体の平均乾物重は密度 が高くなるにともない低下し

l

Oc

m

区に比べ

5

侃区ではA Lは約1/3,OGは1/2であった。 A Lは混播区 と単播区で異なり, A Lの単位面積当たりの個体数が同数となる

1

0

c

m

区の単播と

7cm

区の混播および7侃 区の単播と

5cm

区の混播がほぼ同程度の乾物重であった。草丈も単播のA Lを除き密度が高くなるにとも ない低くなった。移植後定着したものの刈取時までに消失した個体数を失株率で示した。 O Gは

1

0

c

m

区12 %から

5cm

区24%と密度が高くなるにともない高くなった。 A Lの欠株率は

7cm

区の混播を除き2 %であ 105

(2)

-J. Hokkaido Grassl.Sci.22: 105-107 (1988) あったQ 混播区でのA Lの重量比は78""74%で区聞に大きな差はなかった@ 表

1

刈取時の乾物量および生育状況 乾 物 重 (9/区) 個体重(9メ本) 草丈

(

c

m)

A L, O G A L, O G A L, O G 1併協区 混 244 69 5.0

1

.

6 51 54 単 293 3.0 37

7

c

m

区 混 263 76 2.8 0.9 49 53 単 388 2.0 44

5

c

m

区 混 342 122

1

.

7 0.8 46 45 単 416 1

.

1

43 (本/m') 個体重を0.59を1単位として区分した場合の個体重 40 の分布を図 1,..,3に示した。 O Gは各区とも小さな個体 個 30 の多いL字型の分布を示しF その傾向は密度が高くなる 体 にともない強まった。 A Lは

7

c

m

区および

5

c

m

区でL字 数 型の分布となった。 O GはA Lに比べて小さな個体の割 合が多く, 1 f}以下の・個体の割合が

1

0

c

m

区22%,7

c

m

区 67%および

5

c

m

区76%であった。 A Lは各々10%,21 % および44%であった。単播区のA Lの個体重の分布は混 橋区のA Lの分布よりL字型の傾向が強まり,

1

f}以下 の個体の割合も各々22%,42%および530/0であった。平 均個体重と同様に,単位面積当りのA Lの個体数が同じ個 場合に分布の様式も近似した。 体 各個体閣の相互の関係をみるためP 区の中心部の48個 数 体についてその個体の乾物重を移植した位置関係のまま 図4...6に示した。各区とも

1

2

の例外はあるものの, ~ 19 図4 10侃区(混播)の個体別乾物重 20 10 ~0.5 図1 (本/m') 70 60 50 40 30 20 10 ~0.5 図

2

(本/m') 100 伺 80 { 本 60 数 40 20 欠株率(%) A L, O G 2 12 2 5 18 2 2 24 2 マメ科率(%) ( % )

78

78 74

w

2

l

AL

00 倒 体 重

1

0

c

m

区(混播)における個体重の分布 ~2.5 ~5.0 ~7.5

w

2

l

AL

00 ~IO.O (g)

7

c

m

区(混播)におげる個体重の分布

w

2

l

AL

00 (A :アノレファノレフア, 0:オーチヤードグラス, 各々の草種が隣会わないように移植した) ~0.5 ~2.5 ~5.0 ~7.5 ~10.0 (g) 個 体 重 -106- 図

3 5

c

m

区(混播)における個体重の分布

(3)

北海道草地研究会報 22:105-107 (1988) O Gは隣会っているA Lより小さかった。 A Lは密度が 高まるにともない個体の大きさのバラツキが大きくなっ た,, 10侃区ではA LとA Lの聞に小さいO Gが存在して いたカち

5cm

では大きなA LとA Lの聞にO Gと小さな A Lが存在する形態を示した.単播区でのA Lの個体聞 の関係をみると,大きなA LとA Lの聞に小さなA Lが 狭まれて存在しておりy 密度が高まるにともないその傾 向は強まった@ 単位面積当りのA Lの個体数は単播区のlQcm区と混播 区の

7

侃区が同数となる.同様に

7cm

区と

5cm

区が同数 となるQ A Lの平均個体重と 1fj以下の個体数の割合は 単位面積当りの個体数が同じ区で同様の値となりF また 個体聞の相互の関係でも同様の傾向が認められた。この ことは, A Lの競合力はO Gに対して著しく強いことを 示していると考えられる"A LはO Gの存在に関係なく A L相互間で競い合っているといえる。 -107ー

1

1

19 図

5 7

側区(混播)の個体別乾物重 (A :アノレファノレファ, 0:ォ ー チ ヤ ー ド グ ラスp 各々の草種が隣合わないように移植 したF 空白部は欠株を示す)

~

19 図

6 5cm

区(混播)の個体別乾物重 (A :アノレファノレファ, 0:オ ー チ ヤ ー ド グ ラスF 各々の草種が隣会わないようにF 空 白部は欠株を示す)

参照

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