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東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震 津波対策に関する専門調査会第 7 回会合 平成 23 年東日本大震災における避難行動等に関する面接調査 ( 住民 ) 分析結果 Ⅰ. 津波避難等に関する調査概要 p1 資料 1 Ⅱ. 調査結果 Ⅱ-1. 地震の揺れがおさまった後の避難行動 Ⅱ-2. 避難行動パタ

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(1)

平成 23 年東日本大震災における 避難行動等に関する面接調査(住民)

分析結果

東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会 第7回会合

資料1

Ⅰ.津波避難等に関する調査概要

p1

Ⅱ.調査結果

Ⅱ-1.地震の揺れがおさまった後の避難行動 p2

Ⅱ-2.避難行動パターンと津波との遭遇の関係 p3

Ⅱ-3.避難したきっかけ p4

Ⅱ-4.避難行動パターンと津波襲来に対する意識の関係 p5

Ⅱ-5.避難行動パターンと津波襲来予想時間の関係 p6

Ⅱ-6.津波襲来予想と避難のきっかけの関係 p7

Ⅱ-7.避難行動パターンとすぐに避難しなかった理由 p8

Ⅱ-8.地震時にいた場所について p9

Ⅱ-9.避難行動パターンと安否確認 p10

Ⅱ-10.津波警報(大津波)を見聞きした人の警報に対する意識 p11

Ⅱ-11.避難情報に対する意識について p12

Ⅱ-12.車を使用した避難について p13

Ⅱ-13.防災教育・訓練等について p14

Ⅱ-14.東日本大震災を経験して住民から出された主な意見 p15

(2)

Ⅰ.津波避難等に関する調査概要

津波避難行動と被害の関係を分析し、今後、必要な避難対策を進める上での資料とするため、避難者の避難 行動等に関する実態調査を実施。(内閣府・消防庁・気象庁共同調査)

1)調査対象者

岩手県、宮城県、福島県の沿岸地域で県内避難を されている被災者の方 870名

(岩手県:391名、宮城県:385名、福島県:94名)

2)調査方法

仮設住宅・避難所を訪問し、面接方式で実施

(調査員が調査票を持参し、調査に同意の得られた方に 一問一答で回答を記録する方式)

3)調査時期

7月上旬から下旬

午前9時~午後6時を基本として、1名につき30分~60分程度

・地震の揺れがおさまった後の避難行動

・避難行動パターンと津波との遭遇の関係

・避難したきっかけ

・避難行動パターンと津波襲来に対する意識の関係

・避難行動パターンと津波襲来予想時間の関係

・津波襲来予想と避難のきっかけの関係

・避難行動パターンとすぐに避難しなかった理由

浸水範囲内人口 約50万人

死者・行方不明者 約2万人以上

(県外避難者)

(県内避難者)

※本調査の対象

避難者 約3万人

1

・地震時にいた場所について

・避難行動パターンと安否確認

・津波警報(大津波)を見聞きした人の警報に対する意識

・避難情報に対する意識について

・車を使用した避難について

・防災教育・訓練等について

・東日本大震災を経験して住民から出された主な意見

(出典) 浸水範囲内人口:総務省統計局「浸水範囲概況にかかる人口・世帯数(平成22年 国勢調査人口速報集計による)」(平成23年4月21日公表),避難者数:内閣府被 災者生活支援チーム「岩手県、宮城県及び福島県における避難所への避難状 況」(平成23年7月21日公表),死者・行方不明者数:緊急災害対策本部資料「平成 23年(2011年)東北地方太平洋沖地震について」平成23年8月9日(17:00)

(3)

Ⅱ-1.地震の揺れがおさまった後の避難行動

地震の揺れがおさまった後の避難行動パターンは、以下のA~Dの4つに分類できる。

A. 揺 れ が お さ ま っ た 直 後 に す ぐ 避 難 し た B. 揺れがおさまった後、すぐには避難せず

な ん ら か の 行 動 を 終 え て 避 難 し た C. 揺れがおさまった後、すぐには避難せず

なんらかの行動をしている最中に津波が迫ってきた D. 避難していない(高台など避難の必要がない場所にいた)

地震の揺れがおさまった後の避難行動について、避難行動パターン別にみると、3県ともに「A:直後避難」が 最も多いが、「B:用事後避難」「C:切迫避難」のように、すぐには避難せずなんらかの行動をしている人が42%

みられる。

図-1 揺れがおさまった後の避難行動

(高台など避難の必要がない場所にいた)

:直 後 避 難

:用事後避難

496

:切 迫 避 難

267

13

94

※ N=870

(4)

28%

1%

1%

21%

6%

4%

41%

54%

56%

0%

36%

37%

10%

3%

2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

C:

切迫避難

B:

用事後避難

A:

直後避難

Ⅱ-2.避難行動パターンと津波との遭遇の関係

避難のタイミングと津波との遭遇について、避難行動パターン別にみると、「C:切迫避難」

は津波に巻き込まれた割合が高く、避難のタイミングが遅れるほど津波に遭遇している。

図-2 避難行動パターンと津波との遭遇

※ N=857

A+B+C)

安全に避難するには早期避難が重要である 津波に巻き込まれ流された

途中で津波が迫り体がぬれたりした 津波に巻き込まれなかった

津波に遭っていない その他

3

(5)

44%

0%

1%

13%

5%

35%

20%

1%

1%

1%

15%

0%

1%

0%

1%

13%

0%

0% 20% 40% 60%

N=85

40%

7%

0%

19%

9%

23%

19%

4%

2%

2%

9%

0%

4%

3%

2%

21%

3%

0% 20% 40% 60%

N=333 58%

12%

3%

13%

5%

13%

9%

7%

3%

2%

5%

0%

3%

3%

5%

12%

2%

0% 20% 40% 60%

N=345

48%

8%

2%

16%

7%

20%

15%

5%

2%

2%

8%

0%

3%

3%

3%

16%

2%

0% 20% 40% 60%

N=763

Ⅱ-3.避難したきっかけ

(複数回答)

最初に避難しようと思ったきっかけとして、3県ともに「大きな揺れから津波が来ると 思ったから」が最も多く、次いで「家族または近所の人が避難しようといったから」「津波 警報を見聞きしたから」「近所の人が避難していたから」である。

大きな揺れから津波の襲来を察知して避難した人が多いが、地域に おける避難の呼びかけや率先避難が避難を促す要因となる

大きな揺れから津波が来ると思ったから 以前、津波を体験し、津波が来ると思ったから 過去に津波被害を受けた人から、

津波の危険性を聞いていたから 津波警報を見聞きしたから テレビやラジオで津波についての放送を見聞きしたから

会社や同僚が避難しようといったから 役場の人が避難を呼びかけていたから 警察の人が避難を呼びかけていたから 消防の人が避難を呼びかけていたから 津波ハザードマップから避難の必要性を感じたから

覚えていない 海や川の水の引きを見たから 沖合に高い波が見えたから

その他 土煙や水煙が見えたから 近所の人が避難していたから 家族または近所の人が避難しようといったから

岩手県 宮城県 福島県

図-3 避難したきっかけ 全 体

※ N=763

A+B)

(6)

34%

20%

11%

15%

22%

19%

41%

40%

56%

10%

18%

14%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

A:直後避難

B:用事後避難

C:切迫避難

44%

25%

14%

13%

22%

28%

38%

36%

50%

4%

18%

8%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

A:直後避難

B:用事後避難

C:切迫避難

30%

20%

8%

16%

20%

14%

38%

39%

57%

16%

21%

20%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

A:直後避難

B:用事後避難

C:切迫避難

3

0

1 12

8

1

37

16

7 9

0

0 0% 20% 40% 60% 80% 100%

A:直後避難

B:用事後避難

C:切迫避難

地震の後、自身がいた場所に津波が来ると思ったかどうか聞いたところ、「A:直後避 難」の方が「津波が必ず来ると思った」「津波が来るだろうと思った」という回答が多い。

迅速に避難した人は、津波襲来に対する意識が高い

岩手県 宮城県 福島県

Ⅱ-4.避難行動パターンと津波襲来に対する意識の関係

図-4 避難行動パターンと津波襲来に対する意識 全 体

※ N=857

A+B+C)

N=496

N=267

N=94

N=227

N=118

N=36

N=208

N=125

N=49

N=61

N=24

N=9

5

(7)

34%

20%

11%

15%

22%

19%

41%

40%

56%

10%

18%

14%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

A:直後避難

B:用事後避難

C:切迫避難

全 体

N=496

N=267

N=94

地震の後、自分のいた場所に津波が来ると思った人に対して、どのくらいの時間で来 ると思ったか聞いたところ、 「A:直後避難」は46%が20分以内と回答している。

迅速に避難した人は、津波の早期襲来を意識している

Ⅱ-5.避難行動パターンと津波襲来予想時間の関係

図-5 避難行動パターンと津波襲来に対する意識

A:

直後避難

B:用事後避難

C:

切迫避難 図-6 避難行動パターンと津波襲来予想時間の関係

※ N=857 ( A+B+C)

※ N=355

(ABのうち津波が来ると思った人

)

A:直後避難 N=242

B:用事後避難 N=113

25%

10%

21%

13%

34%

46%

9%

15%

2%

5%

9%

11%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

(8)

34%

20%

11%

15%

22%

19%

41%

40%

56%

10%

18%

14%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

A:直後避難

B:用事後避難

C:切迫避難

「A:直後避難」のうち、津波が必ず来ると思った人の避難のきっかけは「揺れ」「津波警報」「声か け」によるものが多く、津波は来ないだろうと思った人の避難のきっかけは、「揺れ」「声かけ」「率先 避難」によるものが多い。

津波襲来に対する意識が低くても、声かけ等により避難行動をとる傾向にある

Ⅱ-6.津波襲来予想と避難のきっかけの関係

図-8 津波が必ず来ると思った人の避難のきっかけ(A:直後避難)

N=167

(Aのうち必ず津波が来ると思った人)

図-9 津波は来ないだろうと思った人の避難のきっかけ(A:直後避難)

全 体

N=496

N=267

N=94

図-7 避難行動パターンと 津波襲来に対する意識

※ N=857 ( A+B+C)

2 0 0

2 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0

1 0

0 1 2 3 4 5

過去に津波被害を受けた人から、津波の危険性を聞いていたから 津波警報を見聞きしたから 大きな揺れから津波が来ると思ったから 以前、津波を体験し、津波が来ると思ったから

テレビやラジオで津波についての放送を見聞きしたから

会社や同僚が避難しようといったから 役場の人が避難を呼びかけていたから 警察の人が避難を呼びかけていたから 消防の人が避難を呼びかけていたから 津波ハザードマップから避難の必要性を感じたから

覚えていない 海や川の水の引きを見たから 沖合に高い波が見えたから その他 土煙や水煙が見えたから 近所の人が避難していたから 家族または近所の人が避難しようといったから

77%

22%

4%

18%

8%

14%

9%

5%

2%

1%

5%

1%

4%

4%

5%

10%

2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

N=167

80%

26%

5%

13%

7%

17%

6%

5%

3%

1%

4%

0%

5%

4%

7%

4%

2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

N=101

73%

16%

2%

24%

10%

10%

14%

5%

2%

2%

6%

2%

3%

5%

2%

17%

2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

N=63

宮城県 福島県

全 体 岩手県

過去に津波被害を受けた人から、津波の危険性を聞いていたから 津波警報を見聞きしたから 大きな揺れから津波が来ると思ったから 以前、津波を体験し、津波が来ると思ったから

テレビやラジオで津波についての放送を見聞きしたから

会社や同僚が避難しようといったから 役場の人が避難を呼びかけていたから 警察の人が避難を呼びかけていたから 消防の人が避難を呼びかけていたから 津波ハザードマップから避難の必要性を感じたから

覚えていない 海や川の水の引きを見たから 沖合に高い波が見えたから その他 土煙や水煙が見えたから 近所の人が避難していたから 家族または近所の人が避難しようといったから

15 0

0 2 1

14 12 0

1 0

8 0

1 0

1 2 0

0 5 10 15

N=37 38%

1%

0%

17%

12%

33%

27%

4%

3%

1%

9%

0%

3%

4%

0%

19%

4%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

N=78 44%

3%

0%

10%

7%

26%

22%

5%

3%

1%

10%

0%

3%

1%

1%

15%

3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

8

51%

7%

1%

7%

6%

14%

13%

9%

3%

1%

6%

0%

3%

0%

1%

15%

3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

N=87

N=202

(Aのうち津波は来ないだろうと思った人)

7

N=3

N=202

(複数回答)

(複数回答)

(9)

11%

2%

0%

2%

1%

3%

4%

9%

13%

2%

21%

10%

1%

3%

1%

4%

9%

7%

22%

9%

31%

0% 10% 20% 30% 40%

さ…

っ…

合…

N=361

7%

1%

0%

1%

1%

3%

3%

9%

14%

1%

24%

9%

0%

3%

3%

7%

7%

24%

9%

32%

0% 10% 20% 30% 40%

N=267

22%

6%

1%

5%

0%

4%

9%

10%

10%

3%

12%

13%

3%

4%

6%

15%

5%

16%

10%

28%

0% 10% 20% 30% 40%

N=94

行動パターン「B:用事後避難」「C:切迫避難」の方に対して、すぐに避難しなかった理由を調査した 結果、 「B:用事後避難」 の人は、「家族を探しにいったり、迎えにいったりしたから」「自宅に戻ったか ら」という理由が多い。一方、 「C:切迫避難」の人は「過去の地震でも津波が来なかったから」、「津波 のことは考えつかなかったから」といった津波への意識が薄いと考えられる理由が多い。

「家族を探す」、「自宅へ戻る」といった行動が、迅速な避難行動を妨げる要因になっている この要因を減ずることが被害軽減に結びつく

Ⅱ-7.避難行動パターンとすぐに避難しなかった理由

図-

10

すぐに避難しなかった理由

最初に観測された津波の高さが 数十cmと小さかったから 過去の地震でも津波が来なかったから 津波警報の津波の予想高さが高くなかったから

防潮堤など津波を防ぐ施設で防げると思ったから 家族または近所の人が大丈夫だと言ったから 海から離れた場所にいたから 津波の恐れのない高台にいると思ったから 様子を見てからでも大丈夫だと思ったから 家族の安否を確認していたから 同僚などの安否を確認していたから 家族を探しにいったり、迎えにいったりしたから 地震で散乱した物の片付けをしていたから

停電などで津波情報が得られなかったから 津波のことは考えつかなかったから 避難誘導を行っていたから 自宅に戻ったから 仕事があったので その他 体が不自由な家族がいて、

すぐ避難できなかったから

(複数回答)

B:用事後避難 C:切迫避難

合計(B+C)

※ N=361

B+C)

※その他(身内や知人等の世話をしていた、会社や家族の指示で待機していた、避難の準備をしていた など)

体が不自由で、すぐに避難できなかったから 高台や高層の建物が近い場所にあるので 間に合うと思っていたから

(10)

Ⅱ-8.地震時にいた場所について

自宅に戻るといった行動が迅速な避難行動を妨げる要因となった「B:用事後避難」は、

地震発生時に自宅にいた人が少ない。

「B:用事後避難」の人が、自宅に戻らずに直接避難行動に移ることが必要である

図-11 避難行動パターンと地震発生時にいた場所の関係

自宅 会社 学校

自宅・会社・学校以外の建物 屋外で過ごしたり、歩いたり、

自転車などに乗っていた 車・バイクを運転中だった 電車やバスなどに乗っていた 船に乗って沖に出ていた 津波の危険がない、屋外の高台 津波の危険がない、内陸部 その他

※ N=857

A+B+C)

61%

36%

70%

18%

28%

11%

0%

0%

1%

9%

13%

8%

4%

9%

3%

4%

8%

4%

1%

0%

0%

1%

1%

0%

1%

3%

1%

1%

2%

2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

C:切迫避難

(N=94)

B:用事後避難

(N=267)

A:直後避難

(N=496)

9

(11)

21%

23%

14%

26%

34%

41%

53%

43%

45%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

A:直後避難

(N=496)

B:用事後避難

(N=267)

C:切迫避難

(N=94)

16%

15%

8%

26%

36%

39%

58%

49%

53%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

A:直後避難

(N=496)

B:用事後避難

(N=267)

C:切迫避難

(N=94)

26%

31%

16%

26%

29%

43%

48%

40%

41%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

A:直後避難

(N=208)

B:用事後避難

(N=125)

C:切迫避難

(N=49)

13

5

2 16

12

4 32

7

3 0% 20% 40% 60% 80% 100%

A:直後避難

(N=61)

B:用事後避難

(N=24)

C:切迫避難

(N=9)

Ⅱ-9.避難行動パターンと安否確認

地震発生直後、もしくは揺れがおさまってから津波が来るまでの間の家族や知人に 対する安否確認について聞いたところ、各県ともに、「A:直後避難」に比べて「B:用事 後避難」「C:切迫避難」の方が、安否の確認をした人が多い。

安否の確認行動が迅速な避難を妨げる要因になっている 迅速かつ確実に安否確認が行える方法・手段が必要である

※ N=857

A+B+C)

宮城県 福島県

図-

12

家族の安否確認行動の有無 全 体 岩手県

(12)

42%

45%

42%

35%

58%

55%

58%

65%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体

(N=870)

岩手県

(N=391)

宮城県

(N=385)

福島県

(N=94)

Ⅱ-10.津波警報(大津波)を見聞きした人の警報に対する意識

津波警報(大津波)を見聞きした人は約35~45%であるが、そのうち約80%の人が避 難の必要性を感じている。

津波警報を確実に伝達する必要がある

※ N=857

A+B+C)

11

大津波警報を 見聞きしなかった人

N=501

全調査対象者 870名

図-

14

津波警報(大津波)を見聞きした人の割合

※N=870(A+B+C+D)

図-15 津波警報(大津波)の避難判断への影響

※N=369(大津波警報を見聞きした人)

大津波の 津波警報を 見聞きした人

N=369

避難の 呼びかけを 見聞きした人

N=201 両方を

見聞きした人

(N=150)

79%

76%

82%

85%

17%

21%

14%

9%

4%

3%

4%

6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体

N=369 )

岩手県

N=175 )

宮城県

(N=161)

福島県

N=33 )

図-13 津波警報(大津波)を見聞きした人

(13)

56%

59%

58%

20%

25%

17%

6%

11%

3%

18%

5%

22%

11 

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体

(N=201)

岩手県

N=93)

宮城県

(N=90)

福島県

N=18)

Ⅱ-11.避難情報に対する意識について

避難の呼びかけを聞いた人のうち、防災行政無線からはっきりと聞きとることが出来 た人は岩手県、宮城県では約半数であり、そのうち約70~80%の人が避難の必要性 を感じている。

避難情報をはっきりと確実に伝達することが重要である。

図-18 避難の呼びかけの避難判断への影響

避難の呼びかけを 見聞きしなかった人 N=669

全調査対象者 870名

図-

17

防災行政無線の聞き取り状況

※N=201

(避難の呼びかけを 見聞きした人)

※N=112(はっきりと聞き取ることができた人)

大津波の 津波警報を 見聞きした人

N=369 77%

71%

83%

9%

9%

8%

12%

16%

9%

2%

4%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(N=112)

岩手県(N=55)

宮城県(N=52)

福島県(N=5) 避難の呼びかけ

を見聞きした人 N=201

図-

16

避難の呼びかけを見聞きした人

両方を 見聞きした人

(N=150)

(14)

41%

21%

41%

15%

6%

4%

3%

0%

8%

40%

22%

0%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

N=79 37%

17%

29%

11%

6%

6%

3%

4%

22%

14%

23%

0%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

N=242 27%

23%

33%

25%

9%

8%

5%

3%

22%

27%

25%

0%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

N=165 34%

20%

32%

16%

7%

6%

4%

3%

20%

23%

23%

0%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

N=485

Ⅱ-12.車を使用した避難について

車を使用した理由について、3県ともに「車で避難しないと間に合わないと思ったか ら」「家族で避難しようと思った」という理由が多い。

車での避難が必要だと考えて車避難した人が多い。

一方、全体では約1/3の人が渋滞に巻き込まれている。

13

14%

40%

35%

34%

86%

60%

65%

66%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

福島県

N=79) 宮城県

(N=242) 岩手県

(N=164) 全 体

N=485全 体

(N=485)

84%

63%

43%

57%

16%

37%

57%

43%

0% 25% 50% 75% 100%

岩手県

(N=381)

図-

19

避難時の車の使用率

※ N=857

A+B+C)

(N=857)

宮城県

(N=382)

福島県

(N=94)

車を使った 車を使わなかった

(複数回答)

図-

20

避難時に車を使用した理由

全 体 岩手県 宮城県 福島県

図-

21

車で避難して渋滞に遭った割合

渋滞に遭った 渋滞に遭わなかった

N=485

(車を使用した人)

N=485

(車を使用した人)

N=164

(15)

10%

23%

67%

福島県 N=79

30%

31%

39% 宮城県 N=295

40%

29%

31%

岩手県 N=369

33%

29%

38%

全体 N=743

過去の津波経験の多い地域では、訓練や研修の実施率が高く、参加率も高い傾向にある。

Ⅱ-13.防災教育・訓練等について

全 体 岩手県 宮城県 福島県

全 体

図-

23

住んでいた地区での津波防災の取り組み

69%

5%

3%

23%

3%

36%

13%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

N=39 78%

14%

2%

52%

10%

18%

16%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

N=242 85%

14%

2%

62%

31%

9%

20%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

N=305 81%

13%

2%

55%

20%

14%

18%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

N=586 大きな津波が来る前には必ず海の水が大きく引く

海の水が引かずにいきなり津波が来ることがある 地震のあと、大きな津波は1 回しか来ない 津波は、川をさかのぼる 津波てんでんこ この場所は過去、津波が来たことがない その他

7%

10%

4%

51%

16%

16%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

N=94 9%

46%

6%

26%

5%

23%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

N=385 34%

82%

16%

5%

3%

6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

N=391 20%

58%

10%

19%

5%

15%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

N=870

図-

22

津波に関する避難教訓や研修への参加経験

岩手県 宮城県 福島県

岩手県 宮城県 福島県

全 体

図-

24

津波の教訓や知恵について子供の頃聞いた話

小学生・中学生が津波避難訓練を行っていた 自治会や地区で津波避難訓練を行っていた 地震や津波に関する勉強会や研修会を行っていた 地震・防災訓練は行っていたが、津波は行っていない その他 分からない

(複数回答)

(複数回答)

ほとんど参加していた

参加したことがある

参加したことがない

(16)

Ⅱ-14.東日本大震災を経験して住民から出された主な意見

15

大きな揺れを感じたら、すぐに避難する。

ここなら津波は来ないだろうと思い込むのは危険である。

過去の津波経験がマイナスに働くことがあり、経験にとらわれないことも重要である。

緊急時に持って行く物を事前に準備しておくことが重要である。

高いところへ逃げる。忘れ物をしても、絶対に取りに帰らない。

車で避難した時、渋滞や周りの状況が把握しにくい時には、車から降りて逃げろ。

安全な場所を自分で判断できるようにしておく。

高台への避難路を整備してほしい。

今回の経験を経て、得られた教訓や後世に伝えたいことについて、住民からは以下 のような主な意見があった。(自由回答)

津波警報が発表されたら、すぐに避難する。

停電になっても使用できるラジオや、携帯電話などの連絡手段を確保しておく。

被害に遭わないようにするためには、避難時にも地震や津波の状況を知ることが重要である。

避難指示は、もっと緊急性を持って伝えるべきである。

これまでの形式的な避難訓練ではなく、もっと現実的な訓練内容を考えるべきである。

参照

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