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IRUCAA@TDC : 象牙芽細胞における機械刺激感受性TRPV4チャネルとpiezo-1チャネルの機能発現検索

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

象牙芽細胞における機械刺激感受性TRPV4チャネルと

piezo-1チャネルの機能発現検索

Author(s)

浅野, 一磨; 佐藤, 正樹; 木村, 麻記; 河野, 恭佑; 澁

川, 義幸; 田﨑, 雅和

Journal

歯科学報, 116(5): 383-383

URL

http://hdl.handle.net/10130/4125

Right

Description

(2)

383 歯科学報 Vol.116,No.5(2016)

№1:象牙芽細胞における機械刺激感受性 TRPV4チャネルと piezo-1チャネルの機能

発現検索

浅野一磨1),佐藤正樹2),木村麻記2),河野恭佑2),澁川義幸2),田﨑雅和2) 1) 2) (東歯大・学生(第4学年))(東歯大・生理) 目的:象牙芽細胞は象牙質形成細胞であると同時に 感覚受容細胞としても働くことが最近の研究で明ら かになった。象牙芽細胞は細胞膜伸展を受容する機 械刺激受容センサータンパク質を発現しているが, そのイオンチャネル機構は不明であった。近年,細 胞膜機械刺激のみならず様々な侵害刺激を受容する 多刺激感受性センサータンパク質である “transient receptor potential(TRP)チャネル”が報告されて いる。我々は TRP チャネルと圧覚受容に関わ る piezo チャネルが象牙芽細胞に発現し,象牙細管内 液の移動によって生じる機械刺激を受容しているの ではないかと考えた。そこで象牙芽細胞を直接機械 刺激することで生じる細胞膜イオン電流を記録し, 象牙芽細胞の機械感受性を検討した。加えて象牙芽 細胞機械刺激によって生じる三叉神経節(trigemi-nal ganglion : TG)ニューロン間での感覚情報伝達 機構を,ニューロン活動を指標として検討した。 方法:実験にはマウス由来の培養象牙芽細胞系細胞

(odontoblast lineage cell : OLC),ラットから急性 単離した象牙芽細胞と TG ニューロンを用いた。機 械刺激は細胞内陽圧刺激とガラス微小管による直 接刺激を用いた。OLC または TG ニューロンの細 胞 膜 に 生 じ る 電 流 と 電 位 変 化 は whole-cell patch clamp 法を用いて記録した。 結果:OLC に50mmHg,75mmHg の細胞内陽圧刺 激を与えると外向き電流振幅が増加し,その増加は 陽圧刺激依存性を示した。TRPV4チャネルまたは piezo-1チャネルの阻害薬は陽圧刺激で誘発される 外向き電流を有意に抑制した。象牙 芽 細 胞-TG ニューロン共培養下で,単一象牙芽細胞に対する直 接機械刺激は,刺激細胞から離れた近傍に存在する TG ニューロンに内向き電流を誘発した。Piezo-1 チャネルの阻害剤は象牙芽細胞への機械刺激で誘発 される TG ニューロンの内向き電流を有意に抑制し た。また象牙芽細胞への機械刺激は TG ニューロン に活動電位を誘発した。 考察:象牙質表面に加えられた刺激は象牙細管内液 の移動を生じる。象牙芽細胞は TRPV4チャネル と piezo-1チャネルでこれを受容し,神経伝達物質 (ATP やグルタミン酸)を放出することで活動電 位が生じ,象牙質痛が発生することが示された。

№2:フッ化物微量拡散法による離乳食含有フッ化物量測定

1) 2) 柳田陵介1),佐藤涼一2),石塚洋一2),杉原直樹2)(東歯大・学生(第4学年))(東歯大・衛生) 目的:我が国では1950年代より,主に成人を対象と してフッ化物摂取基準が推定されてきた。近年,食 形態や食習慣の変化が著しいにもかかわらず,過去 10年以上にわたって再検討は行われていない。よっ て,食品中のフッ化物分析や一日フッ化物摂取量を 再評価する時機に至っていると考えられる。本研究 では成人よりも体内へのフッ化物の取り込みが多く 少量で影響が出やすい乳児期における離乳食からの フッ化物摂取量を検討するため,フッ化物微量拡散 法を用いて市販の離乳食に含有されるフッ化物濃度 の測定を行った。 方法:離乳食は現在,主として月齢が5か月,7か 月,9か月,12か月の乳児を対象としたものが市販 されている。本研究では,各月齢での対象の離乳食 を5種類ずつ,計20品目を用意し,粉砕したものを 試料として用いた。フッ化物微量拡散法の手順とし ては,内部が外室と捕集容器の2つに分かれている 構造のテフロン製の微量拡散装置を用い,外室に50 mg の試料と4ml の HMDS ‐飽和‐5M 過塩素酸, 捕集容器に1ml の0.1M 水酸化ナトリウム水溶液 を入れることにより,試料から溶出したフッ化物イ オンを0.1M 水酸化ナトリウム水溶液に捕集させ た。60℃のウォーターバス中で密閉された微量拡散 装置を1時間恒温後,捕集容器に0.1ml の TISAB Ⅲを加え,イオン電極法によりフッ化物イオン濃度 を測定した。 結果および考察:離乳食含有フッ化物量の平均は 0.05~0.15ppm であり対象月齢や食品によっての 違いは見られなかった。それぞれの離乳食は1食分 の内容量が80~100g であることから,乳児期の毎 食の食品によるフッ化物摂取量は2~12µg である ことが推定された。先行研究では0~5か月の月齢 でのフッ化物摂取上限量は男性が0.66mg/day,女 性が0.61mg/day,6~11か月では男性が0.88 mg/ day,女性が0.82mg/day と報告されており,本研 究の結果は飲水量からの摂取を考慮しても上限量を 大きく下回ることが示唆された。 ― 39 ―

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